JPH0899084A - 浮遊物回収装置 - Google Patents

浮遊物回収装置

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JPH0899084A
JPH0899084A JP23543794A JP23543794A JPH0899084A JP H0899084 A JPH0899084 A JP H0899084A JP 23543794 A JP23543794 A JP 23543794A JP 23543794 A JP23543794 A JP 23543794A JP H0899084 A JPH0899084 A JP H0899084A
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liquid surface
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JP23543794A
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Tokio Mimura
時夫 三村
Katsutoshi Maeda
勝利 前田
Kunio Kakizuka
邦男 柿塚
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SEIHO SANGYO KK
Honda Motor Co Ltd
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SEIHO SANGYO KK
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば洗浄液の液面に浮遊する油
等の浮遊物を効率的且つ強力に回収する装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 液面を検知するフロートスイッチ18a、1
8bの検知信号にてリニタモータ15を制御し、昇降ガ
イド部材14のネジシャフト16に螺合する昇降プレー
ト17を昇降させて吸込み管1の吸込み口1aを液面か
ら一定の位置に保持する。またバキュームポンプによっ
て吸込み口1aから吸込んだ液面上の浮遊物をバキュー
ムタンク4内に吸引し、スカムスキマー11、分離槽1
2に送り込んで処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばガス浸炭処理の前
洗浄液の液面に浮遊する膜状の油または浮滓のような浮
遊物を回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば使用済みの処理液の液面に
浮遊する浮遊物を回収する装置として、特公昭63−7
836号公報に記載されるような浮遊物除去装置が知ら
れている。この装置は浮遊物を回収する回収筒にフロー
トを設け、回収筒の上縁の一部を液面上に出して残部を
液中に浸漬させるとともに、回収筒の周側壁面の上縁か
ら液面下方に対応する部分にかけて円周等間隔に流入口
を設け、この流入口から液面附近の処理液を筒内に流入
させ得るようにするとともに、この流入口の壁面を半径
方向内外に喰い違わせることで流入液に螺旋流を起こす
ようにしている。そして、この螺旋流によって液面付近
の膜状の浮遊物を剪断しながら回収するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術の場
合は浮遊物を回収するため処理液も同時に取込んでしま
い、回収効率が良くないという問題がある。また、周壁
に流入口を形成した回収筒をフロートにて単に浮かせて
いるだけであるため、流入口からの引き込み力が弱いと
いう難点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明は、バキュームポンプによって液面上の浮遊物
を吸い込む吸込み口を設け、この吸込み口を液面追随機
構によって液面から所定の高さに自動調整するようにし
た。そして、この液面追随機構として、フロートスイッ
チの検知信号にて吸込み口の昇降を駆動する昇降駆動手
段と、この吸込み口の昇降をガイドする昇降ガイド部材
を設け、この昇降ガイド部材を液体の外部に配設した。
【0005】
【作用】液面調整機構によって吸込み口を液面に追随さ
せることで、液の取込みを避け浮遊物を主体に回収を図
る。また、バキュームポンプによって積極的に吸い込む
ことで浮遊物の回収効率を高め確実に回収する。また、
昇降ガイド部材を液体の外部に配設すれば、昇降ガイド
部材に浮遊物等の異物が付着して昇降動の円滑さが妨げ
られるような不具合がない。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について添付した図面に基づ
き説明する。ここで、図1は本発明に係る浮遊物回収装
置の構成概要図、図2、図3は図1の部分拡大図で図2
はバキュームタンク周辺、図3は液面追随機構周辺の各
構成図、図4は図3のA視方向図である。
【0007】本発明に係る浮遊物回収装置は、例えばガ
ス浸炭熱処理の前洗浄工程の処理液の寿命を向上させる
方策の一環として採用され、ガス浸炭処理時の浸炭ムラ
及び表面変色等を防止するため、例えば歯切加工から持
出されたワークの表面を水で洗浄し、表面に付着する切
削油、微細切粉等を水で洗い流した後、洗浄液の表面に
浮遊する膜状の油等を回収する装置として構成されてい
る。
【0008】そしてこの装置は、図1に示すように、下
端に吸込み口1aを備えた吸込み管1と、この吸込み管
1を昇降駆動する液面追随機構2と、前記吸込み管1に
吸引ホース3を介して接続するバキュームポンプを内蔵
したバキュームタンク4を備え、図2にも示すように、
このバキュームタンク4の上部にはタンク4内に空気を
導入することができる大気導入部5を設けるとともに、
開閉弁6にて開閉制御できるようにしている。また、タ
ンク4内には液面検知スイッチ7を設け、更にタンク4
下方にはエアシリンダ8の作動によって進退自在なシャ
ッター部材10を設けている。そして、このエアシリン
ダ8は前記液面検知スイッチ7の検知信号にて作動する
ようにしている。
【0009】このバキュームタンク4の下方にはスカム
スキマー11を設けている。そしてこのスカムスキマー
11の隣にはシュート11aから送られる一次処理液を
受ける分離槽12を設け、分離槽12によって二次処理
するようにしている。そしてスカムスキマー11と分離
槽12によって微細固形物と油を分離させ、最終的に分
離された油を排油ボックス13に送り込む。
【0010】前記液面追随機構2は、図3及び図4に示
すように、昇降ガイド部材14に取り付けられたリニヤ
モータ15と、昇降ガイド部材14によって回転自在に
軸受けされ且つリニヤモータ15の回転によって垂直軸
まわりに回動自在なネジシャフト16と、このネジシャ
フト16に螺合し且つ不図示の回転防止機構によってネ
ジシャフト16が回転しても連れ回りすることなく昇降
する昇降プレート17と、この昇降プレート17に取り
付けられた一対のフロートスイッチ18を備え、この昇
降プレート17には前記吸込み管1が取り付けられてい
る。
【0011】そして、一対のフロートスイッチ18a、
18bのうち、実施例では一方側のフロートスイッチ1
8aの検知部が他方側のフロートスイッチ18bの検知
部より低位置に設けられており、それぞれのフロートス
イッチ18a、18bの検知信号の組合わせによって前
記リニヤモータ15を各態様で駆動制御する。即ち、両
方のフロートスイッチ18a、18bがオフであれば昇
降プレート17を下降させるべくリニヤモータ15を駆
動し、両方のフロートスイッチ18a、18bがオンで
あれば昇降プレート17を上昇させるべく駆動し、低位
置のフロートスイッチ18aがオンで高位置のフロート
スイッチ18bがオフの時にリニヤモータ15の作動を
停止させる。
【0012】そして、このような制御によって昇降プレ
ート17と一体の前記吸込み管1を昇降制御し、吸込み
口1aの位置を常に液面から同一の高さに調整する。ま
た、この吸込み口1aと、各フロートスイッチ18a、
18bの検知部の高さの組合わせを調整することで、液
面に対する吸込み口1aの高さ、及びその時の高さ調整
クリアランスを変更することができる。尚、実施例では
吸込み口1aの開口面を液面に対して斜めに傾斜させて
おり、例えば傾斜下端部が液面に接するように調整す
る。また、実施例では昇降プレート17の上限、下限位
置を規制するため、図1に示すような一対の近接スイッ
チ20a、20bを設けている。
【0013】以上のように構成した浮遊物回収装置の作
用について述べる。ガス浸炭の熱処理を行うに先立ち、
加工したワークを水洗槽に投入して表面に付着した切削
油等を洗い流す。このため、この水洗槽の水の液面上に
は使用回数が増えるに従って徐々に油及びスラッジ等の
浮遊物が増加してくる。このため、本装置を水洗槽にセ
ットし、定期的に液面上の浮遊物を回収して洗浄水の延
命化を図る。すなわち、液面追随機構2によって吸込み
口1aを液面から所定の位置にセットし、バキュームポ
ンプを作動させて浮遊物を吸込みバキュームタンク4内
に導入する。この際、吸込み口1aは常に液面から一定
の位置に調整されることから、水の取込みを抑えつつ浮
遊物を主体に効率的に回収できる。
【0014】また、液面追随機構2の昇降ガイド部材1
4とかネジシャフト16等が液面より上部の液外にある
ため、いくら浮遊物等が発生しても昇降プレート17の
昇降機能に影響を与えない。そして、バキュームタンク
4内に吸引した汚濁液が液面検知スイッチ7のレベルに
達したら、エアシリンダ8が作動してシャッター部材1
0が開かれ、タンク4内の汚濁液はスカムスキマー11
に送り込まれて一次処理される。そして、この一次処理
した処理液をシュート11aから分離槽12に送り込ん
で二次処理し、回収された油を排油ボックス13に送り
込む。
【0015】尚、本案の回収装置を使用することで、従
来であれば1週間に1回程度洗浄液の交換を行っていた
ものが、2ヵ月に1回程度の交換で済むようになり、し
かもワークの洗浄効果も高まることが実証された。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の浮遊物回収装置
は、吸込み口を液面から所定の高さに調整しながら回収
するようにしたため、液面に浮遊する油等の浮遊物を主
体に効率的に回収することができる。また、バキューム
ポンプにて強制的に吸込むようにしたため、途中でスラ
ッジ等の異物が詰るような不具合が殆どなく、確実に回
収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浮遊物回収装置の構成概要図
【図2】図1の部分拡大図でバキュームタンク周辺の構
成図
【図3】図1の部分拡大図で液面追随機構周辺の構成図
【図4】図3のA視方向図
【符号の説明】
1a…吸込み口、2…液面追随機構、4…バキュームタ
ンク、14…昇降ガイド部材、15…リニヤモータ、1
8…フロートスイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 前田 勝利 熊本県菊池郡大津町大字平川1500番地 本 田技研工業株式会社熊本製作所内 (72)発明者 柿塚 邦男 熊本県熊本市龍田町陣内字建山1500−336 有限会社 誠邦産業内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バキュームポンプによって液面上の浮遊
    物を吸い込む吸込み口と、この吸込み口を液面から所定
    の高さに自動調整する液面追随機構を備えたことを特徴
    とする浮遊物回収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の浮遊物回収装置におい
    て、前記液面追随機構は、フロートスイッチの検知信号
    にて前記吸込み口の昇降を駆動する昇降駆動手段と、こ
    の吸込み口の昇降をガイドする昇降ガイド部材を備え、
    この昇降ガイド部材を液体の外部に配設したことを特徴
    とする浮遊物回収装置。
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