JPH0898944A - 遊技場用データ集計装置 - Google Patents

遊技場用データ集計装置

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JPH0898944A
JPH0898944A JP24946495A JP24946495A JPH0898944A JP H0898944 A JPH0898944 A JP H0898944A JP 24946495 A JP24946495 A JP 24946495A JP 24946495 A JP24946495 A JP 24946495A JP H0898944 A JPH0898944 A JP H0898944A
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Daikoku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコゲーム機においてボーナスモードが
発生した各期間における遊技データについての履歴デー
タを自動的に得ることにより、その履歴データをパチン
コゲーム機の釘調整に有効利用できるようにすること。 【解決手段】 呼出ランプユニット9は、パチンコゲー
ム機におけるアウト玉数、セーフ玉数及びルーレットの
スタート回数をそれぞれ示す数値データNa、Nb、N
c、並びにパチンコゲーム機が特賞状態にあること及び
ボーナスモードにあることをそれぞれ示す特賞中信号S
T及びボーナスモード中信号SBを集中管理装置28へ
順次送信する動作を行う。集中管理装置28内のデータ
集計手段40は、数値データNa、Nb、Ncに基づい
たパチンコゲーム機のデータ集計を、特賞中信号ST及
びボーナスモード中信号SBの入力状態に基づいて、パ
チンコゲーム機が特賞状態にある期間、ボーナスモード
にある期間及び通常状態にある期間にそれぞれ区分した
状態で集計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場内に設けら
れた複数台のパチンコゲーム機或いは他の遊技機に関す
る遊技データを各パチンコゲーム機或いは遊技機毎に集
計するようにした遊技場用データ集計装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、パチンコホー
ルにおいては、良く知られているように、複数台のパチ
ンコゲーム機個々のアウト玉数(打込パチンコ玉数)、
セーフ玉数(賞球として放出されたパチンコ玉数)、そ
れらの差玉数、出玉率などの遊技データを、パチンコゲ
ーム機の管理用データとして順次集計演算する集中管理
コンピュータがデータ集計装置として設けられている。
斯かるデータ集計装置は、各パチンコゲーム機から出力
されるアウト玉数信号及びセーフ玉数に基づいて上記の
ような遊技データの集計演算を行う共に、その遊技デー
タをプリンタなどを通じて選択的に出力できるようにな
っており、斯様に出力された遊技データをパチンコゲー
ム機の釘調整などに利用している。
【0003】近年においては、遊技に伴い所定の条件が
成立したときに入賞率を極端に高めた特賞状態を呈する
と共に、その特賞状態の終了後には、次回の特賞状態の
発生確率を高めたボーナスモード、つまり遊技客側にと
って遊技条件が通常状態よりも有利なボーナスモード
を、所定期間(例えば特賞状態が連続して発生するまで
の期間)だけ保持するパチンコゲーム機が普及しつつあ
る。
【0004】ところが、斯様なパチンコゲーム機にあっ
ては、出玉状態の変動が従来のパチンコゲーム機に比べ
て激しいものになるという事情がある。このため、上記
のようなパチンコゲーム機に関する前述のような遊技デ
ータを釘調整に利用するためには、パチンコゲーム機に
おいてボーナスモードが発生した各期間における遊技デ
ータの履歴を逐一把握できることが望ましい。しかしな
がら、従来では、パチンコゲーム機においてボーナスモ
ードが発生した各期間における遊技データの履歴を、逐
一把握することができる遊技場用データ集計装置は存在
せず、この点の改善が待望されていた。
【0005】また、パチンコゲーム機以外の遊技機であ
る例えばスロットルマシンを備えた遊技場においても、
そのスロットルマシンに関する遊技データを、スロット
ルマシンの大当たり状態と定常状態とに区分して得るよ
うにしている。ところが、スロットルマシンにおいて
も、遊技に伴い予め設定された条件が成立したときに当
たり率を高めたボーナスモードを所定期間だけ保持する
ものが普及しつつあり、このようなスロットルマシンに
関する遊技データを得る場合においても、上記ボーナス
モードが発生した各期間における遊技データの履歴を逐
一把握することが、そのスロットルマシンの当たり確率
の調整を行う上で望ましい。
【0006】そこで、本発明は、遊技に伴い所定の条件
が成立したときに入賞率を極端に高めた特賞状態を呈す
ると共に、特賞状態の終了後には、遊技客側にとって遊
技条件が通常状態よりも有利なボーナスモードを所定期
間だけ保持する複数台のパチンコゲーム機、或いは、遊
技に伴い所定の条件が成立したときに入賞率を極端に高
めた特賞状態を呈すると共に、成立した条件が予め定め
た特定の条件であった場合には特賞状態の終了後に遊技
客側にとって遊技条件が通常状態よりも有利なボーナス
モードを所定期間だけ保持するパチンコゲーム機、若し
くは、遊技に伴い所定の確率で大当たり状態を呈すると
共に予め設定された条件が成立したときに当たり率を高
めたボーナスモードを所定期間だけ保持する複数台の遊
技機をデータ集計対象としたものでありながら、上記の
ような問題点を解決できる遊技場用データ集計装置を提
供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遊技に伴い所定の条件が成立したときに入
賞率を極端に高めた特賞状態を呈すると共に特賞状態の
終了後には遊技客側にとって遊技条件が通常状態よりも
有利なボーナスモードを所定期間だけ保持する複数台の
パチンコゲーム機をデータ集計対象とした遊技場用デー
タ集計装置において、パチンコゲーム機が前記ボーナス
モードにある状態を判定する遊技状態判定手段と、この
遊技状態判定手段によりボーナスモードにある旨の判定
が行われたパチンコゲーム機が発生する毎に、これがボ
ーナスモードにある期間中におけるアウト玉数、セーフ
玉数、差玉数及び出玉率に係る遊技データのうちの一つ
以上を、そのボーナスモード期間毎の履歴データとして
順次集計するデータ集計手段と、このデータ集計手段の
集計結果を出力する出力手段とを備えた構成としたもの
である。
【0008】この構成によれば、パチンコゲーム機が、
特賞状態の終了後において遊技客側にとって遊技条件が
通常状態よりも有利なボーナスモードとなったときに
は、その旨が遊技状態判定手段によって判定される。デ
ータ集計手段は、このような判定が行われたパチンコゲ
ーム機が発生する毎に、そのパチンコゲーム機がボーナ
スモードにある期間中におけるアウト玉数、セーフ玉
数、差玉数及び出玉率に係る遊技データのうちの一つ以
上を、そのボーナスモード期間毎の履歴データとして逐
一集計するようになり、その集計結果が出力手段により
出力されるようになる。この結果、出力手段からは、パ
チンコゲーム機においてボーナスモードが発生した各期
間における遊技データについての履歴データが出力され
るものであり、その履歴データをパチンコゲーム機の釘
調整などに有効利用できるようになる(請求項1)。
【0009】この場合、盤面に設けられたスタート入賞
孔への入賞に応じて特賞状態を所定の確率で発生させる
ための特賞用役物を備えたパチンコゲーム機をデータ集
計対象とした上で、前記データ集計手段を、前記履歴デ
ータ中に、パチンコゲーム機がボーナスモードにある期
間における前記スタート入賞孔への入賞回数を示すスタ
ート数データを含むように構成することもできる。
【0010】この構成によれば、履歴データ中には、前
記遊技データの他に、パチンコゲーム機がボーナスモー
ドにある期間中においてスタート入賞孔へ入賞した回数
(特賞用役物の動作回数)を示すスタート数データが含
まれるようになるから、そのデータに基づいて、パチン
コゲーム機の釘調整、特にはスタート入賞孔に係る釘調
整を緻密に行うことが可能になる(請求項2)。
【0011】また、前記遊技状態判定手段によりボーナ
スモードにある旨の判定が行われたパチンコゲーム機が
発生する毎に、これがボーナスモードにある期間中にお
けるアウト玉数、セーフ玉数、差玉数及び出玉率に係る
遊技データのうちの一つ以上を順次累積した結果を累計
データとして記憶する補助データ集計手段を設ける構成
とすることもできる。
【0012】この構成によれば、パチンコゲーム機に係
る遊技データを、ボーナスモードにある期間中を通じて
累積した状態の累積データが得られるようになるから、
その累積データに基づいて、パチンコゲーム機の釘調整
をより一層緻密に行い得るようになる(請求項3)。
【0013】この場合、盤面に設けられたスタート入賞
孔への入賞に応じて特賞状態を所定の確率で発生させる
ための特賞用役物を備えたパチンコゲーム機をデータ集
計対象とした上で、前記補助データ集計手段を、前記累
積データ中に、パチンコゲーム機がボーナスモードにあ
る期間における前記スタート入賞孔への入賞回数を示す
スタート数データを順次累積したデータを含むように構
成することもできる。
【0014】この構成によれば、累積データ中に、パチ
ンコゲーム機がボーナスモードにある期間におけるスタ
ート入賞孔への入賞回数(特賞用役物の動作回数)を示
すデータが含まれるようになるから、その累積データに
基づいて、上記スタート入賞孔に係る釘調整を的確に行
うことが可能になる(請求項4)。
【0015】上記のような各構成とする場合、遊技に伴
い所定の条件が成立したときに入賞率を極端に高めた特
賞状態を呈すると共に、成立した条件が予め定めた特定
の条件であった場合には特賞状態の終了後に遊技客側に
とって遊技条件が通常状態よりも有利なボーナスモード
を所定期間だけ保持するパチンコゲーム機をデータ集計
対象とすることもできる(請求項5)。
【0016】さらに、遊技に伴い所定の確率で大当たり
状態を呈すると共に予め設定された条件が成立したとき
に当たり率を高めたボーナスモードを所定期間だけ保持
する複数台の遊技機をデータ集計対象とした遊技場用デ
ータ集計装置において、遊技機が前記ボーナスモードに
ある状態を判定する遊技状態判定手段と、この遊技状態
判定手段によりボーナスモードにある旨の判定が行われ
た遊技機が発生する毎に、これがボーナスモードにある
期間中における遊技データを、そのボーナスモード期間
毎の履歴データとして順次集計するデータ集計手段と、
このデータ集計手段の集計結果を出力する出力手段とを
備えた構成とすることもできる。
【0017】この構成によれば、遊技機が、当たり率を
高めたボーナスモードとなったときには、その旨が遊技
状態判定手段によって判定される。データ集計手段は、
このような判定が行われた遊技機が発生する毎に、その
遊技機がボーナスモードにある期間中における遊技デー
タを、そのボーナスモード期間毎の履歴データとして集
計するようになり、その集計結果が出力手段により出力
されるようになる。この結果、出力手段からは、遊技機
においてボーナスモードが発生した各期間における遊技
データについての履歴データが出力されるものであり、
その履歴データを遊技機の当たり確率の調整などに有効
利用できるようになる(請求項6)。
【0018】この場合、前記遊技状態判定手段によりボ
ーナスモードにある旨の判定が行われた遊技機が発生す
る毎に、これがボーナスモードにある期間中における遊
技データを順次累積した累計データとして記憶する補助
データ集計手段を設ける構成とすることもできる。
【0019】この構成によれば、遊技機に係る遊技デー
タを、ボーナスモードにある期間中を通じて累積した状
態の累積データが得られるようになるから、その累積デ
ータに基づいて、遊技機の当たり各率の調整をより一層
緻密に行い得るようになる(請求項7)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図7において、パチンコ
ゲーム機1は、その上皿2内のパチンコ玉を電動式発射
機構3を通じて盤面4へ発射する構成となっている。盤
面4には、7セグメントLEDにより3桁の数字列を表
示可能に構成された特賞用役物としてのルーレット5、
複数個の通常入賞孔6、電気役物7aを備えた特賞用入
賞孔7、スタート入賞孔8が設けられている。
【0021】この場合、ルーレット5は、スタート入賞
孔8にパチンコ玉が入賞するのに応じて動作開始される
と共に、この後に所定時間が経過したときに動作停止さ
れるものであり、その動作停止時に所定の条件が成立し
たとき、具体的には、動作停止時における各桁の数字が
「111」、「222」、…のように揃ったときに特賞
状態を呈する構成となっている。斯かる特賞状態では、
電気役物7aが例えば所定時間ずつ複数回だけ動作され
て特賞入賞孔7を開放するものであり、これに伴いパチ
ンコゲーム機1の入賞率が極端に高くなる。
【0022】また、上記のような特賞発生時において、
成立した条件が予め定めた特定の条件であった場合、具
体的には、ルーレット5の各桁の数字が奇数で揃ってい
た場合(「111」、「333」のような特定の組み合
わせの場合)には、パチンコゲーム機1は、当該特賞状
態の終了後にルーレット5の各桁の数字が揃う確率を大
幅に高める構成となっており、これにより次回の特賞発
生確率を高めるという遊技客にとって遊技条件が通常状
態よりも有利なボーナスモードを呈するようになってい
る。
【0023】尚、このボーナスモードは、所定期間、例
えば次回の特賞が発生するまでの間だけ保持されるもの
であり、このようなボーナスモードにおいては、ルーレ
ット5の数字が奇数で揃ったとしても、新たなボーナス
モードには移行しないようになっている。
【0024】パチンコゲーム機1の上方部には、これと
1対1で対応するようにして遊技状態判定手段としての
呼出ランプユニット9が設けられている。この呼出ラン
プユニット9に対しては、パチンコゲーム機1から、ア
ウト玉数を示すパルス状のアウト玉数信号Sa、セーフ
玉数を示すパルス状のセーフ玉数信号Sb、特賞状態に
あることを示す特賞信号Sc、ボーナスモードにあるこ
とを示すボーナス信号Sd、ルーレット5が動作開始さ
れたことを示すパルス状のスタート信号Seが与えられ
るようになっている。
【0025】また、呼出ランプユニット9からパチンコ
ゲーム機1に対しては、打止信号Szが与えられるよう
になっており、パチンコゲーム機1は打止信号Szを受
けた状態では、例えば電動式発射機構3の電源を遮断す
ることにより遊技不能な打止状態を呈する構成となって
いる。尚、上記特賞信号Sc及びボーナス信号Sdも、
実際には繰返しパルス状となっている。
【0026】呼出ランプユニット9は、図8にも示すよ
うに、矩形状の本体ケース10の前面に、自動復帰形の
押しボタンスイッチより成る呼出ボタン11、対応する
パチンコゲーム機1が打止状態にあることを表示する打
止表示ランプ12、同パチンコゲーム機1が前述したボ
ーナスモードにあることを表示するためのモード表示ラ
ンプ13を配設すると共に、本体ケース10の上部に、
対応するパチンコゲーム機1が特賞中であることを表示
する特賞表示ランプ14、前記呼出ボタン11の操作に
応じて点灯する呼出ランプ15が段積み状に設けられて
いる。
【0027】図9には、呼出ランプユニット9の電気的
構成の要部が関連構成と共に示されており、以下これに
ついて説明する。即ち、図9において、フリップフロッ
プ回路16は呼出ボタン11が押圧操作される毎にトリ
ガされて出力を反転させるものであり、その非反転出力
端子Qからの出力信号を制御部17の入力端子Q1に与
える。
【0028】アウト玉数信号入力回路18は、パチンコ
ゲーム機1からのアウト玉数信号Saを計数すると共
に、その計数結果を示す数値をアウト玉数レジスタ19
に記憶させるようになっており、このアウト玉数レジス
タ19は、記憶数値データNaを制御部17の入力端子
Q2に与えると共に、制御部17からの指令によりリセ
ットされる構成となっている。
【0029】セーフ玉数信号入力回路20は、パチンコ
ゲーム機1からのセーフ玉数信号Sbを計数すると共
に、その計数結果を示す数値をセーフ玉数レジスタ21
に記憶させるものであり、このセーフ玉数レジスタ21
は、記憶数値データNbを制御部17の入力端子Q3に
与えると共に、制御部17からの指令によりリセットさ
れる構成となっている。
【0030】特賞信号入力回路22は、パチンコゲーム
機1からの繰返しパルス状の特賞信号Scを連続的なレ
ベル信号に変換して制御部17の入力端子Q4に与え
る。また、ボーナス信号入力回路23は、パチンコゲー
ム機1からの繰返しパルス状のボーナス信号Sdを連続
的なレベル信号に変換して制御部17の入力端子Q5に
与える。スタート信号入力回路24は、パチンコゲーム
機1からのスタート信号Seを計数すると共に、その計
数結果を示す数値をスタート数レジスタ25に記憶させ
るものであり、このスタート数レジスタ25は、記憶数
値データNcを制御部17の入力端子Q6に与えると共
に、制御部17からの指令によりリセットされる構成と
なっている。
【0031】制御部17は、マイクロコンピュータを含
んで構成されたもので、前記打止信号Szを打止信号出
力回路26を通じてパチンコゲーム機1に与える動作、
前記打止表示ランプ12、モード表示ランプ13、特賞
表示ランプ14及び呼出ランプ15の点灯状態をドライ
バ27を介して制御する動作、パチンコホール内の管理
室に設置された後述する集中管理装置(図1に符号28
を付して示す)に対し、データ送受信回路29及び多重
通信ラインL1を介して信号及びデータを送信する動作
を、上述のような入力端子Q1〜Q6に対する各入力信
号、入力端子Q7に対して集中管理装置28から多重通
信ラインL2及びデータ送受信回路29を介して与えら
れる信号、並びに予め記憶したプログラムに基づいて制
御するものであり、以下においてはその制御内容につい
て図10、図11を参照しながら説明する。
【0032】即ち、図10、図11において、制御部1
7は、入力端子Q4に対する特賞信号Scの入力状態を
判断するステップA1、特賞表示ランプ14の点灯状態
を判断するステップA2、入力端子Q5に対するボーナ
ス信号Sdの入力状態を判断するステップS3、モード
表示ランプ13の点灯状態を判断するステップA4、入
力端子Q1の入力信号レベルを判断するステップA5、
呼出ランプ15の点灯状態の判断ステップA6、入力端
子Q7に対し集中管理装置28からパチンコゲーム機1
の打止を指令するために与えられる打止指令信号Δzの
有無を判断するステップA7、打止表示ランプ12の点
灯状態を判断するステップA8を順次実行すると共に、
レジスタ更新処理ルーチンA9を実行する。
【0033】このレジスタ更新処理ルーチンA9では、
アウト玉数レジスタ19、セーフ玉数レジスタ21及び
スタート数レジスタ25の各記憶数値データNa、Nb
及びNcを読み込むと共に、それらレジスタ19、21
及び25を初期化するものであり、さらに上記読み込み
数値データNa、Nb及びNcをデータ送受信回路29
及び多重通信ラインL1を介して集中管理装置28へ送
信する制御を行う。
【0034】入力端子Q4に特賞信号Scが入力された
状態(ステップA1で「YES」)において、特賞表示
ランプ14が点灯されていなかった場合には、その表示
ランプ14を点灯させると共に、特賞中信号STを集中
管理装置28へ送信開始し(ステップA10、A11、
A12)、この後にステップA3へ移行する。また、上
記のようなステップA10の実行時において、特賞表示
ランプ14が点灯されていた場合にもステップA3へ移
行する。
【0035】特賞信号Scの非入力状態で特賞表示ラン
プ14が点灯されていた場合(ステップA2で「YE
S」)には、その表示ランプ14を消灯させると共に、
特賞中信号STの集中管理装置28への送信を停止し
(ステップA13、A14)、この後にステップA3へ
移行する。
【0036】入力端子Q5にボーナス信号Sdが入力さ
れた状態(ステップA3で「YES」)において、モー
ド表示ランプ13が点灯されていなかった場合には、そ
の表示ランプ13を点灯させると共に、ボーナスモード
中信号SBを集中管理装置28へ送信開始し(ステップ
A15、A16、A17)、この後にステップA5へ移
行する。また、上記のようなステップA15の実行時に
おいて、モード表示ランプ13が点灯されていた場合に
もステップA5へ移行する。
【0037】ボーナス信号Sdの非入力状態でモード表
示ランプ13が点灯されていた場合(ステップA4で
「YES」)には、その表示ランプ13を消灯させると
共に、ボーナスモード中信号SBの集中管理装置28へ
の送信を停止し(ステップA18、A19)、この後に
ステップA5へ移行する。
【0038】入力端子Q1の入力信号レベルが「H」で
あった場合(ステップA5で「YES」)、つまり呼出
ボタン11の押圧操作に応じてフリップフロップ回路1
6の非反転出力端子Qの出力が「H」レベルに反転され
た場合において、呼出ランプ15が点灯されていなかっ
た場合には、その呼出ランプ15を点灯させ(ステップ
A20、A21)、この後に図11に示すステップA7
へ移行する。また、ステップA20の実行時において呼
出ランプ15が点灯されていた場合にもステップA7へ
移行する。
【0039】入力端子Q1の入力信号レベルが「L」の
状態(フリップフロップ回路16の出力が「L」レベル
に反転されている状態)において、呼出ランプ15が点
灯されていた場合(ステップA6で「YES」)には、
その呼出ランプ15を消灯させ(ステップA22)、こ
の後にステップA7へ移行する。
【0040】入力端子Q7に集中管理装置28からの打
止指令信号Δzが与えられた場合(図11に示すステッ
プA7で「YES」)において、打止表示ランプ12が
点灯されていなかった場合には、その表示ランプ12を
点灯させると共に、パチンコゲーム機1に対し打止信号
出力回路26から打止信号Szを与え(ステップA2
3、A24、A25)、以てそのパチンコゲーム機1を
遊技不能な打止状態に切換えた後にレジスタ更新処理ル
ーチンA9へ移行する。また、上記のようなステップA
23の実行時において、打止表示ランプ12が点灯され
ていた場合にもレジスタ更新処理ルーチンA9へ移行す
る。
【0041】入力端子Q7に打止指令信号Δzが与えら
れていない状態で打止表示ランプ12が点灯されていた
場合(ステップA8で「YES」)には、その表示ラン
プ12を消灯させると共に、パチンコゲーム機1に対す
る打止信号Szの出力を停止し(ステップA26、A1
7)、この後にレジスタ更新処理ルーチンA9へ移行す
る。
【0042】以上要するに、呼出ランプユニット9は、
打止表示ランプ12、モード表示ランプ13、特賞表示
ランプ14、呼出ランプ15の点灯制御並びにパチンコ
ゲーム機1の打止制御を、パチンコゲーム機1及び集中
管理装置28からの信号に基づいて所定に行うと共に、
パチンコゲーム機1が、特賞状態、ボーナスモード、或
いは通常状態の何れの状態にあるのかを判定して特賞中
信号ST及びボーナスモード中信号SBを選択的に出力
するものであり、それらの信号ST及びSB、並びにパ
チンコゲーム機1におけるアウト玉数、セーフ玉数及び
ルーレット5のスタート回数を示す数値データNa、N
b、Ncを、集中管理装置28へ順次送信する動作を行
うものである。
【0043】さて、以下においては、集中管理装置28
の構成及び機能について図1〜図6を参照しながら説明
する。図1には、集中管理装置28の構成のうち本発明
の要旨に関係した部分の構成が機能ブロックの組み合わ
せにて概略的に示されている。但し、この図1において
は、説明の便宜上1つの呼出ランプユニット9に対応し
た状態を示しているが、実際にはパチンコホール内の全
呼出ランプユニット9に対応した状態となっていること
は勿論である。
【0044】図1において、集中管理装置28は、呼出
ランプユニット9側から多重通信ラインL1を介して送
信されてくる数値データNa、Nb、Nc、特賞中信号
ST、ボーナスモード中信号SBを、信号入力部30を
介して受けるようになっており、この信号入力部30
は、入力信号をデコードしてそれぞれ異なる信号ライン
に振り分けるようになっている。
【0045】アウト玉数累計部31は、入力された数値
データNaを累計し、その累計結果をアウト玉数データ
Daとして出力する動作をリアルタイムで行うようにな
っており、そのリセット端子Rに対する入力が立ち上が
ったときに累計内容を初期化する構成となっている。
【0046】セーフ玉数累計部32は、入力された数値
データNbを累計し、その累計結果をセーフ玉数データ
Dbとして出力する動作をリアルタイムで行うようにな
っており、そのリセット端子Rに対する入力が立ち上が
ったときに累計内容を初期化する構成となっている。
【0047】スタート数計数部33は、入力された数値
データNcを累計し、その累計結果をスタート数データ
Deとして出力する動作をリアルタイムで行うようにな
っており、そのリセット端子Rに対する入力が立ち上が
ったときに累計内容を初期化する構成となっている。
【0048】差玉数演算部34は、アウト玉数データD
aにより示される数値からセーフ玉数データDbにより
示される数値を差し引く演算を行い、その演算結果をパ
チンコゲーム機1における差玉数を示す差玉数データD
cとして出力する構成となっている。
【0049】出玉率演算部35は、セーフ玉数データD
bにより示される数値をアウト玉数データDaにより示
される数値により除算する演算を行い、その演算結果を
パチンコゲーム機1における出玉率を示す出玉率データ
Ddとして出力する構成となっている。
【0050】立ち上がりトリガタイプの単安定マルチバ
イブレータ36及び立ち下がりトリガタイプの単安定マ
ルチバイブレータ37は、トリガ入力として前記特賞中
信号STを受けるようになっていると共に、比較的短い
時定数に設定されており、これら単安定マルチバイブレ
ータ36及び37の出力はOR回路38に与えられるよ
うになっている。従って、OR回路38からは、特賞中
信号STの出力開始時点及び出力停止時点でそれぞれパ
ルス信号が出力されるものであり、そのパルス信号は遅
延回路39により若干時間だけ遅延された後に、前記ア
ウト玉数累計部31、セーフ玉数累計部32及びスター
ト数累計部33の各リセット端子Rに与えられる構成と
なっている。
【0051】しかして、上記のように出力されるアウト
玉数データDa、セーフ玉数データDb、差玉数データ
Dc、出玉率データDd、スタート数データDe、並び
に呼出ランプユニット9から与えられる特賞中信号S
T、ボーナスモード中信号SBは、履歴情報作成部40
(本発明でいうデータ集計手段に相当)及び累積情報作
成部41(本発明でいう補助データ集計手段に相当)に
入力されるようになっており、以下、これら情報作成部
40及び41について説明する。
【0052】尚、履歴情報作成部40及び累積情報作成
部41の機能は、実際には集中管理装置28における一
連のメインプログラムにより実現されるものであるが、
ここでは各機能毎に区分した状態で表している。また、
履歴情報作成部40により後述のように作成される履歴
情報、並びに累積情報作成部41により後述のように作
成される累積情報は、プリンタ或いはCRTディスプレ
イなどの出力手段42を通じて出力可能な構成となって
おり、その出力内容の種類は出力指定手段43によって
任意に選択できる構成となっている。
【0053】図2には、履歴情報作成部40の制御内容
に対応したサブルーチンが示されている。この図2にお
いて、履歴情報作成部40は、特賞中信号STが立ち上
がるか若しくは立ち下がるまで待機し(ステップB1、
B2)、特賞中信号STが立ち上がった場合、つまりパ
チンコゲーム機1での特賞状態が開始された場合には、
履歴データ記憶処理ルーチンB3を実行する。
【0054】この履歴データ記憶処理ルーチンB3で
は、その開始時点でのアウト玉数データDa、セーフ玉
数データDb、差玉数データDc、出玉率データDd、
スタート数データDeを、一組の履歴データHDとして
内部メモリに記憶する制御を行う。この場合、図3に示
すように、内部メモリには、上記履歴データHDを記憶
するための記憶エリアM2〜M6と後述する種別データ
SD1〜SD3の何れかを記憶するための記憶エリアM
1とを1組とした記憶エリア群を、各パチンコゲーム機
1の台番号を示す各アドレス毎に多数群有するものであ
り、特に履歴データ記憶処理ルーチンB3が実行された
ときには、その実行毎に新たな履歴データHDが種別デ
ータSD1、SD2の何れかと対応付けられた状態で記
憶されるようになる。
【0055】上記履歴データ記憶ルーチンB3の実行後
には、モードフラグAFが「1」か否かを判断する(ス
テップB4)。ここで、モードフラグAFは、後述の説
明にて明らかとなるように、パチンコゲーム機1での特
賞状態終了後に当該パチンコゲーム機1がボーナスモー
ドを呈していた場合に「1」となるものであり、これ以
外の状態(パチンコホールの営業開始当初も含む)では
「0」となる。
【0056】モードフラグAFが「0」であった場合、
つまりパチンコゲーム機1が特賞状態となる以前におい
て当該パチンコゲーム機1が通常の状態にあった場合に
は、前記内部メモリの記憶エリアのうち、直前の履歴デ
ータ記憶処理ルーチンB3で記憶した履歴データHDに
対応した記憶エリアM1に対し、当該履歴データHD
が、パチンコゲーム機1が通常の状態にある期間のデー
タであることを示す種別データSD1を記憶し(ステッ
プB5)、この後にリターンする。
【0057】これに対して、モードフラグAFが「1」
であった場合、つまりパチンコゲーム機1が特賞状態と
なる以前において当該パチンコゲーム機1がボーナスモ
ードにあった場合には、前記内部メモリの記憶エリアの
うち、直前の履歴データ記憶処理ルーチンB3で記憶し
た履歴データHDに対応した記憶エリアM1に対し、当
該履歴データHDが、パチンコゲーム機1がボーナスモ
ードにある期間のデータであることを示す種別データS
D2を記憶し(ステップB6)、この後にモードフラグ
AFを初期化するステップB7を実行してリターンす
る。
【0058】一方、特賞中信号STが立ち下がった場合
(ステップB2で「YES」)、つまりパチンコゲーム
機1での特賞状態が終了した場合には、履歴データ記憶
処理ルーチンB8を実行する。この履歴データ記憶処理
ルーチンB8では、その開始時点でのアウト玉数データ
Da、セーフ玉数データDb、差玉数データDc、出玉
率データDdを、一組の履歴データHD′(スタート数
データDeは含まれない)として内部メモリに記憶する
制御を行う。
【0059】履歴データ記憶ルーチンB8の実行後に
は、前記内部メモリの記憶エリアのうち、直前の履歴デ
ータ記憶処理ルーチンB8で記憶した履歴データHD′
に対応した記憶エリアM1に対し、当該履歴データH
D′が、パチンコゲーム機1が特賞状態にある期間のデ
ータであることを示す種別データSD3を記憶し(ステ
ップB9)、この後に内部タイマのタイマ動作を開始さ
せる(ステップB10)。尚、この内部タイマの機能は
プログラムにより実現されるもので、そのタイマ時間は
呼出ランプユニット9側からボーナスモード中信号SB
が送信されてくるまでの遅れ時間より若干時間だけ長く
なるように設定されている。
【0060】この後には、ボーナスモード中信号SDの
入力状態を上記内部タイマがタイムアップするまで判断
し(ステップB11、B12)、その間にボーナスモー
ド中信号SBが入力されたときには、モードフラグAF
を「1」にセットするステップB13、内部タイマを初
期化するステップB14を実行した後にリターンする。
また、ボーナスモード中信号SBが入力されることなく
内部タイマがタイムアップしたときには、上記内部タイ
マ初期化ステップB14のみを実行した後にリターンす
る。
【0061】つまり、履歴情報作成部40においては、
パチンコゲーム機1での特賞状態の発生タイミングにお
いて、当該パチンコゲーム機1でのアウト玉数データD
a、セーフ玉数データDb、差玉数データDc、出玉率
データDd及びスタート数データDeを示す履歴データ
HDを、上記特賞状態が発生するまでの間のパチンコゲ
ーム機1の状態(通常の状態とボーナスモード状態)に
区分した遊技データとして順次記憶すると共に、パチン
コゲーム機1での特賞状態の終了タイミングにおいて、
当該パチンコゲーム機1でのアウト玉数データDa、セ
ーフ玉数データDb、差玉数データDc及び出玉率デー
タDdを示す履歴データHD′を、上記特賞状態にある
期間におけるパチンコゲーム機1の遊技データとして順
次記憶するものである。
【0062】図4には、累積情報作成部41の制御内容
に対応したサブルーチンが示されている。この図4にお
いて、累積情報作成部41は、特賞中信号STが立ち上
がるか若しくは立ち下がるまで待機し(ステップC1、
C2)、特賞中信号STが立ち上がった場合、つまりパ
チンコゲーム機1での特賞状態が開始された場合には、
累計データ作成処理ルーチンC3を実行する。
【0063】この累計データ作成処理ルーチンC3で
は、その開始時点でのアウト玉数データDa、セーフ玉
数データDb、差玉数データDc、出玉率データDd、
スタート数データDeを、図5(a)に示すような一組
の累計データRDとして一時記憶用内部メモリに更新記
憶する制御を行う。
【0064】斯かる累計データ記憶ルーチンC3の実行
後には、モードフラグBFが「1」か否かを判断する
(ステップC4)。ここで、モードフラグBFは、後述
の説明にて明らかとなるように、パチンコゲーム機1で
の特賞状態終了後に当該パチンコゲーム機1がボーナス
モードを呈していた場合に「1」となるものであり、こ
れ以外の状態(パチンコホールの営業開始当初も含む)
では「0」となる。
【0065】モードフラグBFが「0」であった場合、
つまりパチンコゲーム機1が特賞状態となる以前におい
て当該パチンコゲーム機1が通常の状態にあった場合に
は、累計データ記憶処理ルーチンC5を実行した後にリ
ターンする。
【0066】ここで、図6に示すように、内部メモリに
は、第1の累計メモリΣ1、第2の累計メモリΣ2、第
3の累計メモリΣ3が、パチンコゲーム機1の台番号毎
に対応して設けられている。第1の累計メモリΣ1は、
前記アウト玉数データDa、セーフ玉数データDb、差
玉数データDc、出玉率データDd、スタート数データ
Deを累積して得られる累積データΣDa、ΣDb、Σ
Dc、ΣDd、ΣDeを記憶するための5個の記憶エリ
アm1〜m5により構成され、第2の累計メモリΣ2
は、上記記憶エリアm1〜m5と、ボーナスモードの発
生回数を示すボーナス回数データN1を記憶するための
記憶エリアm6とにより構成され、第3の累計メモリΣ
3は、上記記憶エリアm1〜m4と、特賞状態の発生回
数を示す特賞回数データN2を記憶するための記憶エリ
アm7により構成されている。
【0067】しかして、前記累計データ記憶処理ルーチ
ンC5では、累計データ作成処理ルーチンC3で記憶し
た累計データRD、つまりアウト玉数データDa、セー
フ玉数データDb、差玉数データDc、出玉率データD
d、スタート数データDeを、第1の累計メモリΣ1の
記憶エリアm1〜m5に対しそれぞれ累積することによ
り、新たな累積データΣDa、ΣDb、ΣDc、ΣD
d、ΣDeを記憶するものである。
【0068】これに対して、モードフラグBFが「1」
であった場合、つまりパチンコゲーム機1が特賞状態と
なる以前において当該パチンコゲーム機1がボーナスモ
ードにあった場合には、前記ボーナス回数データN1を
計数するために設けたボーナス回数用内部カウンタを
「1」だけインクリメントし(ステップC6)、この後
に累計データ記憶処理ルーチンC7を実行する。
【0069】この累計データ記憶処理ルーチンC7で
は、直前の累計データ作成処理ルーチンC3で記憶した
累計データRDであるアウト玉数データDa、セーフ玉
数データDb、差玉数データDc、出玉率データDd、
スタート数データDeを、第2の累計メモリΣ2の記憶
エリアm1〜m5に対しそれぞれ累積することにより、
新たな累積データΣDa、ΣDb、ΣDc、ΣDd、Σ
Deを記憶すると共に、その第2の累計メモリΣ2の記
憶エリアm6に対し、前記ボーナス回数用内部カウンタ
の計数値をボーナス回数データN1として更新記憶する
ものである。そして、累計データ記憶処理ルーチンC7
の実行後には、モードフラグBFを初期化するステップ
C8を実行してリターンする。
【0070】一方、特賞中信号STが立ち下がった場合
(ステップC2で「YES」)、つまりパチンコゲーム
機1での特賞状態が終了した場合には、累計データ作成
処理ルーチンC9を実行する。この処理ルーチンC9で
は、その開始時点でのアウト玉数データDa、セーフ玉
数データDb、差玉数データDc、出玉率データDd
を、図5(b)に示すような一組の累計データRD′
(スタート数データDeは含まれない)として一時記憶
用内部メモリに記憶する制御を行う。
【0071】累計データ作成処理ルーチンC9の実行後
には、前記特賞回数データN2を計数するために設けた
特賞回数用内部カウンタを「1」だけインクリメントし
(ステップC10)、この後に累計データ記憶処理ルー
チンC11を実行する。
【0072】この累計データ記憶処理ルーチンC11で
は、直前の累計データ作成処理ルーチンC9で記憶した
累計データRD′であるアウト玉数データDa、セーフ
玉数データDb、差玉数データDc、出玉率データDd
を、第3の累計メモリΣ3の記憶エリアm1〜m4に対
しそれぞれ累積することにより、新たな累積データΣD
a、ΣDb、ΣDc、ΣDdを記憶すると共に、その第
3の累計メモリΣ3の記憶エリアm7に対し、前記特賞
回数用内部カウンタの計数値を特賞回数データN2とし
て更新記憶するものである。
【0073】この後には、内部タイマのタイマ動作を開
始させる(ステップC12)。この内部タイマの機能は
プログラムにより実現されるもので、そのタイマ時間は
呼出ランプユニット9側からボーナスモード中信号SB
が送信されてくるまでの遅れ時間より若干時間だけ長く
なるように設定されている。
【0074】次いで、ボーナスモード中信号SDの入力
状態を上記内部タイマがタイムアップするまで判断し
(ステップC13、C14)、その間にボーナスモード
中信号SBが入力されたときには、モードフラグBFを
「1」にセットするステップC15、内部タイマを初期
化するステップC16を実行した後にリターンする。ま
た、ボーナスモード中信号SBが入力されることなく内
部タイマがタイムアップしたときには、上記内部タイマ
初期化ステップC16のみを実行した後にリターンす
る。
【0075】つまり、累積情報作成部41においては、
パチンコゲーム機1での特賞状態の発生タイミングにお
いて、当該パチンコゲーム機1でのアウト玉数データD
a、セーフ玉数データDb、差玉数データDc、出玉率
データDd及びスタート数データDeを示す累計データ
RDを、上記特賞状態が発生するまでの間のパチンコゲ
ーム機1の状態(通常の状態とボーナスモード状態)に
区分した累積データΣDa、ΣDb、ΣDc、ΣDd、
ΣDeとして順次累積記憶する。この場合、特に、パチ
ンコゲーム機1がボーナスモード状態にあるときの累積
データΣDa、ΣDb、ΣDc、ΣDd、ΣDeに対応
付けた状態で、ボーナスモードの発生回数を示すボーナ
ス回数データN1が記憶されるものである。
【0076】また、パチンコゲーム機1での特賞状態の
終了タイミングにおいて、当該パチンコゲーム機1での
アウト玉数データDa、セーフ玉数データDb、差玉数
データDc及び出玉率データDdを示す累計データR
D′を、上記特賞状態にある期間における累積データΣ
Da、ΣDb、ΣDc、ΣDdとして順次累積記憶する
と共に、それら累積データΣDa、ΣDb、ΣDc、Σ
Ddと対応付けた状態で、特賞状態の発生回数を示す特
賞回数データN2が記憶されるものである。
【0077】要するに、上記した本実施例によれば以下
のような効果を奏するものである。即ち、履歴情報作成
部40は、遊技条件が通常状態よりも有利なボーナスモ
ードを呈したパチンコゲーム機1が発生する毎に、その
パチンコゲーム機1がボーナスモードにある期間中にお
けるアウト玉数、セーフ玉数、差玉数及び出玉率に係る
遊技データを、そのボーナスモード期間毎の履歴データ
として逐一集計するようになると共に、出力手段42
が、その集計結果を出力するようになる。
【0078】具体的には、出力手段42からは、パチン
コゲーム機1が特賞状態を呈した各期間毎に区分した履
歴データHDの他に、パチンコゲーム機1がボーナスモ
ードにある各期間及び通常状態にある各期間毎にそれぞ
れ区分した状態の履歴データHDが出力されることにな
るから、その履歴データHD′及びHDをパチンコゲー
ム機1の釘調整などに有効利用できるようになる。
【0079】この場合、パチンコゲーム機1におけるボ
ーナスモード及び通常状態の各動作状態の継続期間毎に
区分した状態で記憶される前記履歴データRD中には、
盤面に設けられたスタート入賞孔8への入賞回数を示す
スタート数データDeが含まれるようになるから、その
スタート数データDeに基づいて、パチンコゲーム機1
が特賞状態以外にある期間におけるスタート入賞孔8へ
の入賞回数、つまりルーレット5の動作回数を容易に把
握できるようにる。従って、スタート数データDeを含
む履歴データRDに基づいて、パチンコゲーム機1の釘
調整、特にはスタート入賞孔8に係る釘調整を緻密に行
い得るようになる。
【0080】また、ボーナスモードとなったパチンコゲ
ーム機1が発生する毎に、当該パチンコゲーム機1がボ
ーナスモードにある期間中における遊技データを累積し
た状態の累積データ(アウト玉数についての累積データ
ΣDa、セーフ玉数についての累積データΣDb、差玉
数についての累積データΣDc、出玉率についての累積
データΣDd、スタート数についての累積データΣD
e)が得られるようになるから、それらの累積データに
基づいて、パチンコゲーム機1の釘調整をより一層緻密
に行い得るようになる。
【0081】この場合、上記した累積データ中には、パ
チンコゲーム機1がボーナスモードにある期間における
スタート入賞孔8への入賞回数を示すスタート回数デー
タDeを累積した累積データΣDeが含まれるようにな
るから、その累積データに基づいて、上記スタート入賞
孔8に係る釘調整を的確に行い得るようになる。
【0082】尚、上記実施例では、パチンコゲーム機1
と対応するように設置された呼出ランプユニット9を遊
技状態判定手段として設ける構成したが、これに限らな
いことは勿論であり、例えば、パチンコゲーム機1に同
様の機能を備えた遊技状態判定手段を内蔵させる構成と
しても良いものである。
【0083】また、パチンコゲーム機に代えて、遊技に
伴い所定の確率で大当たり状態を呈すると共に予め設定
された条件が成立したときに当たり率を高めたボーナス
モードを所定期間だけ保持する例えばスロットルマシン
のような遊技機をデータ集計対象とする場合には、遊技
機が前記ボーナスモードにある状態を判定する遊技状態
判定手段と、この遊技状態判定手段によりボーナスモー
ドにある旨の判定が行われた遊技機が発生する毎に、こ
れがボーナスモードにある期間中における遊技データ
を、そのボーナスモード期間毎の履歴データとして順次
集計するデータ集計手段と、このデータ集計手段の集計
結果を出力する出力手段とを設ける構成とすれば、出力
手段からは、遊技機においてボーナスモードが発生した
各期間における遊技データについての履歴データが出力
されるようになるから、遊技機の当たり確率の調整を行
う上できわめて有益なデータが得られるようになる。
【0084】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明による遊技場用データ集計装置によれば、遊技に伴
い所定の条件が成立したときに入賞率を極端に高めた特
賞状態を呈すると共に特賞状態の終了後には遊技客側に
とって遊技条件が通常状態よりも有利なボーナスモード
を所定期間だけ保持する複数台のパチンコゲーム機、或
いは、遊技に伴い所定の条件が成立したときに入賞率を
極端に高めた特賞状態を呈すると共に、成立した条件が
予め定めた特定の条件であった場合には特賞状態の終了
後に遊技客側にとって遊技条件が通常状態よりも有利な
ボーナスモードを所定期間だけ保持するパチンコゲーム
機をデータ集計対象としたものでありながら、パチンコ
ゲーム機においてボーナスモードが発生した各期間にお
ける遊技データについての履歴データを自動的に得るこ
とができて、その履歴データをパチンコゲーム機の釘調
整に有効利用できるなどの有益な効果を奏するものであ
り、また、遊技に伴い所定の確率で大当たり状態を呈す
ると共に予め設定された条件が成立したときに当たり率
を高めたボーナスモードを所定期間だけ保持する複数台
の遊技機をデータ集計対象とする場合でも、遊技機にお
いてボーナスモードが発生した各期間における遊技デー
タについての履歴データを自動的に得ることができて、
その履歴データを遊技機の当たり確率の調整に有効利用
できるなどの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における集中管理装置の電気
的構成を示す機能ブロック図
【図2】集中管理装置内の履歴情報作成部の制御内容を
示すフローチャート
【図3】履歴情報作成部に関連したメモリのマップを示
す図
【図4】集中管理装置内の累積情報作成部の制御内容を
示すフローチャート
【図5】累計データの内容を摸式的に示す図
【図6】累積情報作成部に関連したメモリのマップを示
す図
【図7】パチンコゲーム機及び呼出ランプユニットの正
面図
【図8】呼出ランプユニットの斜視図
【図9】呼出ランプユニットの電気的構成を示す機能ブ
ロック図
【図10】呼出ランプユニットの制御内容を示すフロー
チャートその1
【図11】呼出ランプユニットの制御内容を示すフロー
チャートその2
【符号の説明】
図面中、1はパチンコゲーム機、5はルーレット(特賞
用役物)、8はスタート入賞孔、9は呼出ランプユニッ
ト(遊技状態判定手段)、28は集中管理装置、31は
アウト玉累計部、32はセーフ玉累計部、33はスター
ト数計数部、34は差玉数演算部、35は出玉率演算
部、40は履歴情報作成部(データ集計手段)、41は
累積情報作成部(補助データ集計手段)、42は出力手
段を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に伴い所定の条件が成立したときに
    入賞率を極端に高めた特賞状態を呈すると共に特賞状態
    の終了後には遊技客側にとって遊技条件が通常状態より
    も有利なボーナスモードを所定期間だけ保持する複数台
    のパチンコゲーム機をデータ集計対象とした遊技場用デ
    ータ集計装置において、 パチンコゲーム機が前記ボーナスモードにある状態を判
    定する遊技状態判定手段と、 この遊技状態判定手段によりボーナスモードにある旨の
    判定が行われたパチンコゲーム機が発生する毎に、これ
    がボーナスモードにある期間中におけるアウト玉数、セ
    ーフ玉数、差玉数及び出玉率に係る遊技データのうちの
    一つ以上を、そのボーナスモード期間毎の履歴データと
    して順次集計するデータ集計手段と、 このデータ集計手段の集計結果を出力する出力手段とを
    備えたことを特徴とする遊技場用データ集計装置。
  2. 【請求項2】 盤面に設けられたスタート入賞孔への入
    賞に応じて特賞状態を所定の確率で発生させるための特
    賞用役物を備えたパチンコゲーム機をデータ集計対象と
    した上で、 前記データ集計手段は、前記履歴データ中に、パチンコ
    ゲーム機がボーナスモードにある期間における前記スタ
    ート入賞孔への入賞回数を示すスタート数データを含む
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    遊技場用データ集計装置。
  3. 【請求項3】 前記遊技状態判定手段によりボーナスモ
    ードにある旨の判定が行われたパチンコゲーム機が発生
    する毎に、これがボーナスモードにある期間中における
    アウト玉数、セーフ玉数、差玉数及び出玉率に係る遊技
    データのうちの一つ以上を順次累積した結果を累計デー
    タとして記憶する補助データ集計手段を備えたことを特
    徴とする請求項1または2記載の遊技場用データ集計装
    置。
  4. 【請求項4】 盤面に設けられたスタート入賞孔への入
    賞に応じて特賞状態を所定の確率で発生させるための特
    賞用役物を備えたパチンコゲーム機をデータ集計対象と
    した上で、 前記補助データ集計手段は、前記累積データ中に、パチ
    ンコゲーム機がボーナスモードにある期間における前記
    スタート入賞孔への入賞回数を示すスタート数データを
    順次累積したデータを含むように構成されていることを
    特徴とする請求項3記載の遊技場用データ集計装置。
  5. 【請求項5】 遊技に伴い所定の条件が成立したときに
    入賞率を極端に高めた特賞状態を呈すると共に、成立し
    た条件が予め定めた特定の条件であった場合には特賞状
    態の終了後に遊技客側にとって遊技条件が通常状態より
    も有利なボーナスモードを所定期間だけ保持するパチン
    コゲーム機をデータ集計対象としたことを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載の遊技場用データ集計装置。
  6. 【請求項6】 遊技に伴い所定の確率で大当たり状態を
    呈すると共に予め設定された条件が成立したときに当た
    り率を高めたボーナスモードを所定期間だけ保持する複
    数台の遊技機をデータ集計対象とした遊技場用データ集
    計装置において、 遊技機が前記ボーナスモードにある状態を判定する遊技
    状態判定手段と、 この遊技状態判定手段によりボーナスモードにある旨の
    判定が行われた遊技機が発生する毎に、これがボーナス
    モードにある期間中における遊技データを、そのボーナ
    スモード期間毎の履歴データとして順次集計するデータ
    集計手段と、 このデータ集計手段の集計結果を出力する出力手段とを
    備えたことを特徴とする遊技場用データ集計装置。
  7. 【請求項7】 前記遊技状態判定手段によりボーナスモ
    ードにある旨の判定が行われた遊技機が発生する毎に、
    これがボーナスモードにある期間中における遊技データ
    を順次累積した累計データとして記憶する補助データ集
    計手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の遊技場
    用データ集計装置。
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