JPH0898553A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH0898553A
JPH0898553A JP6231915A JP23191594A JPH0898553A JP H0898553 A JPH0898553 A JP H0898553A JP 6231915 A JP6231915 A JP 6231915A JP 23191594 A JP23191594 A JP 23191594A JP H0898553 A JPH0898553 A JP H0898553A
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inductor
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Masanori Mishima
正徳 三嶋
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】平滑用のコンデンサの出力電圧が低くても、交
流電源からの入力電流の力率を改善でき、また、昇圧チ
ョッパー部に用いるインダクタを1個とし、かつ、チョ
ッパー部とインバータ部のスイッチング素子を兼用し
て、回路構成を簡単化したインバータ装置を提供する。 【構成】交流電源Vsを分圧するコンデンサC1、C2
の接続点と、交流電源Vsを整流する整流器DBの出力
に平滑用のコンデンサC3と共に接続されるスイッチン
グ素子Q1、Q2の接続点との間に、正負両半周期で共
用される1個のインダクタL1を接続し、各スイッチン
グ素子Q1、Q2にそれぞれダイオードD5、D6を逆
並列接続し、スイッチング素子Q1、Q2の接続点に負
荷回路の一端を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を整流平滑し
た直流電圧を高周波に変換して負荷に供給するインバー
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のインバータ装置(平成5年
電気学会産業応用部門全国大会96)の回路図である。
以下、その回路構成について説明する。直列接続された
2個のコンデンサC1、C2が商用交流電源Vsと並列
に接続されており、そのコンデンサC1、C2と交流電
源Vsとのそれぞれの接続点は全波整流器DBの交流入
力端子へと接続されている。全波整流器DBの直流出力
端子にはインダクタL3、交互にオン、オフされる第
1、第2のスイッチング素子(トランジスタQ1、Q
2)、及びインダクタL4の直列回路が接続されてい
る。インダクタL3とスイッチング素子Q1の接続点
と、インダクタL4とスイッチング素子Q2の接続点に
は、平滑コンデンサC3が接続されている。コンデンサ
C1、C2の接続点とスイッチング素子Q1、Q2の接
続点は接続されている。平滑コンデンサC3には負荷R
が並列的に接続されており、スイッチング素子Q1、Q
2にはダイオードD5、D6がそれぞれ逆並列接続され
ている。
【0003】以下、この従来例の動作について簡単に説
明する。商用交流電源VsはコンデンサC1、C2によ
り分圧されている。交流電源Vsが正の半周期におい
て、スイッチング素子Q1がオンすると、交流電源Vs
を2分の1に分圧しているコンデンサC1より、ダイオ
ードD1、インダクタL3、スイッチング素子Q1、コ
ンデンサC1の経路で電流が流れ、インダクタL3にエ
ネルギーが蓄えられる。次に、スイッチング素子Q1が
オフすると、インダクタL3に蓄えられていたエネルギ
ーは、インダクタL3、コンデンサC3、ダイオードD
6、コンデンサC1、ダイオードD1、インダクタL3
の経路で放出されて、コンデンサC3を昇圧する。次
に、スイッチング素子Q2がオンすると、コンデンサC
1と同じように交流電源Vsを2分の1に分圧している
コンデンサC2より、スイッチング素子Q2、インダク
タL4、ダイオードD4、コンデンサC2の経路で電流
が流れ、インダクタL4にエネルギーが蓄えられる。次
に、スイッチング素子Q2がオフすると、インダクタL
4に蓄えられていたエネルギーは、インダクタL4、ダ
イオードD4、コンデンサC2、ダイオードD5、コン
デンサC3、インダクタL4の経路で放出されて、コン
デンサC3を昇圧する。なお、負荷RにはコンデンサC
3より一定の電流が流れ続ける。以上のような動作の結
果、スイッチング素子Q1、Q2を交互にオン・オフす
る簡単な制御によって、インダクタL1、L2が交互に
昇圧チョッパー動作を行い、入力電流が連続した正弦波
状となる。また、交流電源Vsを2分の1に分圧した電
圧を昇圧チョッパーの電源としているため、コンデンサ
C3に現れる直流電圧は、交流電源Vsを昇圧する場合
の2分の1と低い電圧に抑えることができる。
【0004】図8は従来の他のインバータ装置(特開平
2−211065号)の回路図である。以下、その回路
構成について説明する。インダクタL0とコンデンサC
0の直列回路(低域通過フィルタLPF)が交流電源V
sと並列に接続されており、インダクタL0とコンデン
サC0の接続点にはインダクンタL1の一端が接続され
ている。インダクタL1の他端は、平滑コンデンサC3
と並列に接続されたダイオードD1、D2の直列回路の
中点に接続されている。コンデンサC0の両端子のう
ち、インダクタL0と接続していない方の端子は平滑コ
ンデンサC3と並列に接続されたスイッチング素子Q
1、Q2の直列回路の中点に接続されている。平滑コン
デンサC3には小容量のコンデンサC4、C5の直列回
路が並列的に接続されており、スイッチング素子Q1、
Q2にはダイオードD5、D6がそれぞれ逆並列接続さ
れている。スイッチング素子Q1、Q2の接続点とコン
デンサC4、C5の接続点の間には、インダクタL2を
介して放電灯1が接続されている。放電灯1のフィラメ
ントの非電源側端子間には、コンデンサC6が並列接続
されている。インダクタL2とコンデンサC6は直列共
振回路を構成しており、コンデンサC6の両端に得られ
る共振電圧が放電灯1に印加される。
【0005】以下、この回路の動作について簡単に説明
する。交流電源Vsが正の半周期においてスイッチング
素子Q1がオンすると、交流電源Vsより、低域通過フ
ィルタLPF、インダクタL1、ダイオードD1、スイ
ッチング素子Q1、低域通過フィルタLPF、交流電源
Vsの経路で電流が流れ、インダクタL1にエネルギー
を蓄える。このとき、同時にコンデンサC3より、スイ
ッチング素子Q1、インダクタL2、放電灯1、コンデ
ンサC5、コンデンサC3の経路で負荷である放電灯1
に電流を流す。次に、スイッチング素子Q1がオフする
と、インダクタL1に蓄えられていたエネルギーは、イ
ンダクタL1、ダイオードD1、コンデンサC3、ダイ
オードD6、低域通過フィルタLPF、インダクタL1
の経路で放出されて、コンデンサC3を昇圧する。ま
た、インダクタL2に蓄えられていたエネルギーは、イ
ンダクタL2、放電灯1、コンデンサC5、ダイオード
D6、インダクタL2の経路で放電される。次に、スイ
ッチング素子Q2がオンすると、コンデンサC3より、
コンデンサC4、放電灯1、インダクタL2、スイッチ
ング素子Q2、コンデンサC3の経路で負荷である放電
灯1に電流を流す。次に、スイッチング素子Q2がオフ
すると、インダクタL2に蓄えられていたエネルギーは
インダクタL2、ダイオードD5、コンデンサC4、放
電灯1、インダクタL2の経路で放電される。次に、交
流電源Vsが負の半周期では、インダクタL1、スイッ
チング素子Q2、ダイオードD2で構成される昇圧チョ
ッパー部により同様な動作が繰り返される。
【0006】以上の動作により交流電源Vsが正の半周
期では、スイッチング素子Q1がチョッパーとインバー
タのスイッチング素子の働きを兼用し、負の半周期で
は、スイッチング素子Q2がチョッパーとインバータの
スイッチング素子の働きを兼用することになる。したが
って、この回路では、インバータ用のスイッチング素子
がチョッパー用のスイッチング素子を兼用し、且つ少な
い素子数で構成されており、回路構成が簡単になるとい
う特徴を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1の従来例の
場合、インダクタL3、L4をそれぞれ独立した昇圧チ
ョッパーに使用しているため、チョッパー部だけでイン
ダクタを2個用いることになり、回路構成の簡略化とい
う点で不十分である。また、上述の第2の従来例の場
合、チョッパー部のインダクタとしては、インダクタL
1の1個で済み、回路構成の簡単化という点では優れて
いるものの、入力電流を力率1に近づけるためには、コ
ンデンサC3の電圧が高くなり、また、スイッチング素
子の電流も大きくなるという問題があった。さらに、こ
の従来例の場合、スイッチング素子Q1、Q2のオン時
間を上下で非対称にすると動作が不安定になるという問
題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、交流電源VsをコンデンサC1、C2に
より分圧して、昇圧チョッパー部に用いるインダクタL
1を1個とし、かつ、チョッパー部とインバータ部のス
イッチング素子Q1、Q2を兼用する回路構成としたも
のであり、例えば、図1に示すように、交流電源Vsを
分圧する第1及び第2のコンデンサC1、C2の直列回
路と、交流電源Vsを整流する整流器DBと、この整流
器DBの出力を平滑する第3のコンデンサC3と、整流
器DBの出力に並列に接続される第1及び第2のスイッ
チング素子Q1、Q2の直列回路と、第1及び第2のコ
ンデンサC1、C2の接続点と第1及び第2のスイッチ
ング素子Q1、Q2の接続点の間に接続されるインダク
タL1と、第1及び第2のスイッチング素子Q1、Q2
にそれぞれ逆並列接続される第1及び第2のダイオード
D5、D6と、第1及び第2のスイッチング素子Q1、
Q2の接続点に一端を接続されて第1及び第2のスイッ
チング素子Q1、Q2が交互にオン・オフ動作すること
により交流電力を供給される負荷回路とから構成される
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、商用交流電源Vsをコンデン
サC1、C2により分圧したので、コンデンサC3の電
圧が低くても、入力電流の力率を改善することができ、
また、チョッパー部のインダクタL1を1個とすること
ができ、小型・軽量化が可能となる。さらにまた、チョ
ッパー部とインバータ部のスイッチング素子Q1、Q2
を兼用できることにより、回路構成が簡単化されるもの
である。本発明のさらに詳しい構成及び作用について
は、以下に述べる実施例の説明において一層明らかとさ
れる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路図である。
以下、その回路構成について説明する。直列接続された
2個のコンデンサC1、C2が交流電源Vsと並列に接
続されており、そのコンデンサC1、C2と交流電源V
sとの接続点は全波整流器DBの交流入力端子へと接続
されている。全波整流器DBの直流出力端子には交互に
オン、オフされる第1及び第2のスイッチング素子(ト
ランジスタQ1、Q2)の直列回路が平滑コンデンサC
3と並列に接続されている。コンデンサC1、C2の接
続点とスイッチング素子Q1、Q2の接続点はインダク
タL1を介して接続されている。平滑コンデンサC3に
は、小容量のコンデンサC4、C5の直列回路が並列的
に接続されており、スイッチング素子Q1、Q2にはダ
イオードD5、D6がそれぞれ逆並列接続されている。
スイッチング素子Q1、Q2の接続点とコンデンサC
4、C5の接続点の間には、インダクタL2を介して放
電灯1が接続されている。放電灯1のフィラメントの非
電源側端子間には、コンデンサC6が並列接続されてい
る。インダクタL2とコンデンサC6は直列共振回路を
構成しており、コンデンサC6の両端に得られる共振電
圧が放電灯1に印加される。
【0011】以下、この回路の動作について説明する。
商用交流電源VsはコンデンサC1、C2により分圧さ
れている。交流電源Vsが正の半周期において、スイッ
チング素子Q1がオンすると、図2に示すように、交流
電源Vsを2分の1に分圧しているコンデンサC1よ
り、ダイオードD1、スイッチング素子Q1、インダク
タL1、コンデンサC1の経路で電流が流れ、インダク
タL1にエネルギーが蓄えられる。このとき、同時にコ
ンデンサC3より、スイッチング素子Q1、インダクタ
L2、放電灯1、コンデンサC5、コンデンサC3の経
路で負荷である放電灯1に電流を流す。次に、スイッチ
ング素子Q1がオフすると、図3に示すように、インダ
クタL1に蓄えられていたエネルギーは、インダクタL
1、コンデンサC1、ダイオードD1、コンデンサC
3、ダイオードD6、インダクタL1の経路で放出され
て、コンデンサC3を昇圧する。また、インダクタL2
に蓄えられていたエネルギーは、インダクタL2、放電
灯1、コンデンサC5、ダイオードD6、インダクタL
2の経路で放電される。次に、スイッチング素子Q2が
オンすると、コンデンサC1と同じように、交流電源V
sを2分の1に分圧しているコンデンサC2より、図4
に示すように、インダクタL1、スイッチング素子Q
2、ダイオードD4、コンデンサC2の経路で電流が流
れ、インダクタL1にエネルギーを蓄える。このとき、
同時にコンデンサC3よりコンデンサC4、放電灯1、
インダクタL2、スイッチング素子Q2、コンデンサC
3の経路で負荷である放電灯1に電流を流す。次に、ス
イッチング素子Q2がオフすると、図5に示すように、
インダクタL1に蓄えられていたエネルギーは、インダ
クタL1、ダイオードD5、コンデンサC3、ダイオー
ドD4、コンデンサC2、インダクタL1の経路で放出
されて、コンデンサC3を昇圧する。また、インダクタ
L2に蓄えられていたエネルギーは、インダクタL2、
ダイオードD5、コンデンサC4、放電灯1、インダク
タL2の経路で放電される。
【0012】以上のような動作の結果、スイッチング素
子Q1、Q2を交互にオン・オフする簡単な制御によっ
て、インダクタL1が交流的に昇圧チョッパー動作を行
い、入力電流が連続した正弦波状となる。また、交流電
源Vsを2分の1に分圧した値を昇圧チョッパー電源と
しているため、コンデンサC3に現れる直流電圧は、交
流電源Vsを一定周波数で昇圧する場合の2分の1と低
い電圧に抑えることができる。これは、例えば、入力の
商用交流電源Vsが100Vのとき、一定周波数で動作
させる昇圧チョッパーの場合は、コンデンサC3の電圧
を約282V以上にしないと、入力電流の力率を1にす
ることはできないが、図1に示す本回路の場合であれ
ば、コンデンサC3の電圧を最低で約141Vとしても
入力電流の力率を1とすることができることを示してい
る。また、従来の昇圧チョッパーの場合でも、インダク
タの電流を検出して、インダクタの電流の不連続期間を
作らないように周波数を変化させれば、100Vの入力
時にコンデンサC3の電圧が約141Vでも入力電流の
力率を1にすることはできるが、回路構成や制御の複雑
さを比べると、本回路は、インダクタの電流を検出する
ことなく、一定周波数で動作させるだけで同等の機能を
満たすため有利であると言える。したがって、本回路
は、例えば電源が200Vや277Vといった高い電圧
において、昇圧チョッパーを一定周波数で動作させた
り、あるいは、昇圧チョッパーとインバータのスイッチ
ング素子を共用させて一定周波数で動作させるときなど
に有効となる。また、図6に示すように、駆動回路によ
り、スイッチング素子Q1とQ2のオン時間を非対称と
しても、インダクタL1に流れる電流の立上がりと立ち
下がりの傾きが変化するのみで、入力電流が上下で非対
称となることはないため、例えば調光のような機能を持
たせることができる。なお、図1ではスイッチング素子
にトランジスタを用いているが、オン・オフを切り替え
ることのできる手段であれば、これに限ったものではな
く、例えばFETやIGBTなどであってもよい。これ
らの素子を用いると、逆並列ダイオードD5、D6を省
略でき、回路がさらに簡単になる。
【0013】図9は本発明の第2の実施例である。図1
の実施例に比べると、コンデンサC5を省略してあるた
め、回路を構成する部品点数が少なく済むという利点が
ある。なお、昇圧チョッパー部としての働きは図1の回
路と全く同じであり、インバータ部もほぼ同じ動作によ
り点灯する。
【0014】図10は本発明の第3の実施例である。図
1の実施例に比べると、コンデンサC4、C5がスイッ
チング素子Q3、Q4とこれらに逆並列接続されたダイ
オードD7、D8に置き替わり、インバータ部がフルブ
リッジ構成となっている。昇圧チョッパーとしての働き
は図1の回路と全く同じであり、インバータ部はフルブ
リッジ構成であるため、図1の回路に比べると、スイッ
チング素子の耐圧を減らすことができる。なお、図1の
説明と同様、スイッチング素子Q3、Q4もトランジス
タに限ったものではなく、例えば、FETやIGBTな
どであっても良い。この場合にも、ダイオードD7、D
8を省略することができ、回路がさらに簡単になる。
【0015】図11は本発明の第4の実施例である。図
1の実施例に比べると、負荷の出力がトランスTrを用
いた構成となっているため、出力が絶縁されており、よ
り安全な構成となる。回路動作については図1の回路と
同様である。なお、図11では2次側負荷の放電灯を1
本としているが、この本数に限ったものではなく、2本
以上であっても良い。また、コンデンサC4とC5のう
ち、一方は省略しても良い。
【0016】図12は本発明の第5の実施例である。図
1の実施例に比べると、インダクタL2、放電灯1、コ
ンデンサC6からなる直列共振回路と、インダクタL
5、放電灯3、コンデンサC7からなる直列共振回路を
並列配置した構成となっている。これにより、2本目以
降の放電灯3を点灯させる際、インダクタL5、コンデ
ンサC7とからなる直列共振回路さえ付加すれば良く、
それ以外の素子は共用できるため、回路を構成する部品
点数を減らすことができる。なお、直列共振回路は2つ
に限ったものではなく、3つ以上あっても良い。
【0017】図13は本発明の第6の実施例である。本
実施例では、インダクタL1に流れる電流を検出してス
イッチング素子Q1、Q2の駆動信号を作成するように
してある。その他の動作については、第1の実施例と同
様である。
【0018】図14は本発明の第7の実施例である。電
源側の動作は図1の実施例と同様である。図1の実施例
に比べると、負荷である放電灯1を直流で点灯する点が
異なり、インダクタL2、コンデンサC4、C5、C6
が省略でき、回路構成がさらに簡単になるという効果が
ある。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、交流電源をコンデンサ
によって分圧し、その分圧した電源を用いて昇圧チョッ
パー動作させるため、電源を直接昇圧した場合に比べる
と、コンデンサに現れる電圧を2分の1にできるという
利点がある。また、2つの昇圧チョッパー回路のインダ
クタを交流的に用いることにより、1個で済ませている
ため、回路構成が簡単になるという効果がある。さら
に、2つのスイッチング素子のオン時間を非対称として
も回路動作が確実に行えるので、調光などの機能を付加
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の第1の動作説明のための
回路図である。
【図3】本発明の第1実施例の第2の動作説明のための
回路図である。
【図4】本発明の第1実施例の第3の動作説明のための
回路図である。
【図5】本発明の第1実施例の第4の動作説明のための
回路図である。
【図6】本発明の第1実施例の非対称動作を説明するた
めの回路図である。
【図7】第1の従来例の回路図である。
【図8】第2の従来例の回路図である。
【図9】本発明の第2実施例の回路図である。
【図10】本発明の第3実施例の回路図である。
【図11】本発明の第4実施例の回路図である。
【図12】本発明の第5実施例の回路図である。
【図13】本発明の第6実施例の回路図である。
【図14】本発明の第7実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 放電灯 C1 コンデンサ C2 コンデンサ L1 インダクタ Vs 交流電源 Q1 スイッチング素子 Q2 スイッチング素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 41/24 L 41/29 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を分圧する第1及び第2のコ
    ンデンサの直列回路と、交流電源を整流する整流器と、
    この整流器の出力を平滑する第3のコンデンサと、整流
    器の出力に並列に接続される第1及び第2のスイッチン
    グ素子の直列回路と、第1及び第2のコンデンサの接続
    点と第1及び第2のスイッチング素子の接続点の間に接
    続されるインダクタと、第1及び第2のスイッチング素
    子にそれぞれ逆並列接続される第1及び第2のダイオー
    ドと、第1及び第2のスイッチング素子の接続点に一端
    を接続されて第1及び第2のスイッチング素子が交互に
    オン・オフ動作することにより交流電力を供給される負
    荷回路とから構成されることを特徴とするインバータ装
    置。
  2. 【請求項2】 第3のコンデンサと並列に第4及び第
    5のコンデンサの直列回路を接続し、第1及び第2のス
    イッチング素子の接続点と第4及び第5のコンデンサの
    接続点の間に、第2のインダクタと第6のコンデンサの
    直列共振回路を接続し、第6のコンデンサと並列に負荷
    を接続したことを特徴とする請求項1記載のインバータ
    装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のスイッチング素子に与
    える駆動信号の幅を非対称とする駆動回路を有すること
    を特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のスイッチング素子のい
    ずれか一方と並列に、直流カット用のコンデンサを介し
    て、インダクタとコンデンサの直列共振回路を接続し、
    この直列共振回路を構成するコンデンサと並列に負荷を
    接続したことを特徴とする請求項1記載のインバータ装
    置。
  5. 【請求項5】 第3のコンデンサと並列に第3及び第
    4のスイッチング素子の直列回路を接続し、第3及び第
    4のスイッチング素子にそれぞれ第3及び第4のダイオ
    ードを逆並列接続し、第1及び第2のスイッチング素子
    の接続点と第3及び第4のスイッチング素子の接続点の
    間に、インダクタとコンデンサの直列共振回路を接続
    し、この直列共振用のコンデンサと並列に負荷を接続し
    たことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 第3のコンデンサと並列に第4及び第
    5のコンデンサの直列回路を接続し、第1及び第2のス
    イッチング素子の接続点と第4及び第5のコンデンサの
    接続点の間に、第2のインダクタを介してトランスの1
    次巻線を接続し、前記トランスの2次巻線と並列に負荷
    を接続し、前記トランスの1次巻線と2次巻線のうち、
    少なくとも一方と並列に第6のコンデンサを接続したこ
    とを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 第1及び第2のスイッチング素子のい
    ずれか一方と並列に、第2のインダクタを介してトラン
    スの1次巻線を接続し、前記トランスの2次巻線と並列
    に負荷を接続し、前記トランスの1次巻線と2次巻線の
    うち、少なくとも一方と並列に共振用のコンデンサを接
    続したことを特徴とする請求項1記載のインバータ装
    置。
  8. 【請求項8】 第3のコンデンサと並列に第3及び第
    4のスイッチング素子の直列回路を接続し、第3及び第
    4のスイッチング素子にそれぞれ第3及び第4のダイオ
    ードを逆並列接続し、第1及び第2のスイッチング素子
    の接続点と第3及び第4のスイッチング素子の接続点の
    間に、第2のインダクタを介してトランスの1次巻線を
    接続し、前記トランスの2次巻線と並列に負荷を接続
    し、前記トランスの1次巻線と2次巻線のうち、少なく
    とも一方と並列に共振用のコンデンサを接続したことを
    特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  9. 【請求項9】 第3のコンデンサと並列に第4及び第
    5のコンデンサの直列回路を接続し、第1及び第2のス
    イッチング素子の接続点と第4及び第5のコンデンサの
    接続点の間に、コンデンサと負荷の並列回路にインダク
    タを直列接続して成る共振回路を複数個接続したことを
    特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  10. 【請求項10】 交流電源を分圧する第1及び第2の
    コンデンサの接続点と、第1及び第2のスイッチング素
    子の接続点との間に接続されたインダクタに流れる電流
    を検出して、その検出値に応じて第1及び第2のスイッ
    チング素子を駆動する駆動回路を有することを特徴とす
    る請求項2記載のインバータ装置。
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