JPH0898488A - 3相ブラシレスモータ - Google Patents
3相ブラシレスモータInfo
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- JPH0898488A JPH0898488A JP6228128A JP22812894A JPH0898488A JP H0898488 A JPH0898488 A JP H0898488A JP 6228128 A JP6228128 A JP 6228128A JP 22812894 A JP22812894 A JP 22812894A JP H0898488 A JPH0898488 A JP H0898488A
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- JP
- Japan
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- phase
- exciting
- permanent magnet
- torque
- rotor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】3相ブラシレスモータに発生するトルクの最大
値及び最小値の差を小さくできるようにする。 【構成】ロータを構成する永久磁石5の各磁極の周方向
中心位置に、軸方向に長い断面半円形の凹溝5aを形成
し、これにより各磁極の周方向中心位置を低磁束密度領
域とする。つまり、S極及びN極の境界である点a1 か
らそれぞれ電気角で90度ずれた位置の磁束密度を、凹
溝5aを形成していない通常の永久磁石に比べて低くす
る。また、3相の励磁コイルを駆動する駆動回路を、3
相の励磁コイルの全てに常に励磁電流を供給する3相励
磁駆動回路とする。
値及び最小値の差を小さくできるようにする。 【構成】ロータを構成する永久磁石5の各磁極の周方向
中心位置に、軸方向に長い断面半円形の凹溝5aを形成
し、これにより各磁極の周方向中心位置を低磁束密度領
域とする。つまり、S極及びN極の境界である点a1 か
らそれぞれ電気角で90度ずれた位置の磁束密度を、凹
溝5aを形成していない通常の永久磁石に比べて低くす
る。また、3相の励磁コイルを駆動する駆動回路を、3
相の励磁コイルの全てに常に励磁電流を供給する3相励
磁駆動回路とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、3相ブラシレスモー
タの改良に関し、特に、回転位置に対する出力トルクの
変動を極力小さくできるようにしたものである。
タの改良に関し、特に、回転位置に対する出力トルクの
変動を極力小さくできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】外周面にS極及びN極が周方向に交互に
且つ等間隔に着磁されたロータの周囲を3相の励磁コイ
ルで包囲した3相ブラシレスモータは、他のブラシレス
モータに比べて安定した出力トルクが得られるため、種
々の分野への応答が期待されている。そして、従来の3
相ブラシレスモータのロータを構成する永久磁石の磁束
密度分布は、図10(a)に示すように正弦波的、若し
くは着磁を工夫することにより図10(b)に示すよう
に台形波的になっていた。
且つ等間隔に着磁されたロータの周囲を3相の励磁コイ
ルで包囲した3相ブラシレスモータは、他のブラシレス
モータに比べて安定した出力トルクが得られるため、種
々の分野への応答が期待されている。そして、従来の3
相ブラシレスモータのロータを構成する永久磁石の磁束
密度分布は、図10(a)に示すように正弦波的、若し
くは着磁を工夫することにより図10(b)に示すよう
に台形波的になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来の3相ブ
ラシレスモータにおいて、3相の励磁コイルa,b及び
cをY字形にスター結線し、各コイルa〜cに図11に
示すような励磁電流を供給する(つまり、電気角で60
度毎に通電状態を切り換える2相励磁方式で駆動する)
と、各コイルに生じるトルクは、ロータの永久磁石の磁
束密度分布が図10(a)の正弦波的であるとき、図1
2の下部に示すように、ロータの回転位置によって変化
する山形の波形を描くようになる。そして、それら各コ
イルに生じるトルクの和がモータに生じるトルクとなる
から、モータのトルクは、図12の上部に示すように、
ロータの回転位置によって変化してしまう。この場合、
トルクリップル(トルクの最大値Tmax と最小値Tmin
との変動差ΔT=Tmax −T min )は、平均トルク(=
(Tmax +Tmin )/2)に対して約15%程度とな
る。
ラシレスモータにおいて、3相の励磁コイルa,b及び
cをY字形にスター結線し、各コイルa〜cに図11に
示すような励磁電流を供給する(つまり、電気角で60
度毎に通電状態を切り換える2相励磁方式で駆動する)
と、各コイルに生じるトルクは、ロータの永久磁石の磁
束密度分布が図10(a)の正弦波的であるとき、図1
2の下部に示すように、ロータの回転位置によって変化
する山形の波形を描くようになる。そして、それら各コ
イルに生じるトルクの和がモータに生じるトルクとなる
から、モータのトルクは、図12の上部に示すように、
ロータの回転位置によって変化してしまう。この場合、
トルクリップル(トルクの最大値Tmax と最小値Tmin
との変動差ΔT=Tmax −T min )は、平均トルク(=
(Tmax +Tmin )/2)に対して約15%程度とな
る。
【0004】この程度のトルクリップルは、他の形式の
ブラシレスモータに比べれば小さいともいえるが、例え
ば自動車のパワーステアリング装置の駆動源に利用する
ことを考えると、操舵系のトルク変動は運転者の操舵感
覚に違和感を与えるため極力小さいことが好ましく、1
5%程度のトルクリップルでは違和感が大き過ぎ、更な
るトルクリップルの低減が望まれていた。
ブラシレスモータに比べれば小さいともいえるが、例え
ば自動車のパワーステアリング装置の駆動源に利用する
ことを考えると、操舵系のトルク変動は運転者の操舵感
覚に違和感を与えるため極力小さいことが好ましく、1
5%程度のトルクリップルでは違和感が大き過ぎ、更な
るトルクリップルの低減が望まれていた。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、トルク
リップルが極力小さくなる3相ブラシレスモータを提供
することを目的としている。
未解決の課題に着目してなされたものであって、トルク
リップルが極力小さくなる3相ブラシレスモータを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外周面にS極及びN極が周方向に交互に
且つ等間隔に着磁された回転自在のロータと、スター結
線され且つ前記ロータの外周面を包囲するように配設さ
れた3相の励磁コイルと、これら3相の励磁コイルに励
磁電流を供給する駆動回路と、を備えた3相ブラシレス
モータにおいて、前記駆動回路は、前記3相の励磁コイ
ル全てに常になんらかの励磁電流を供給する3相励磁駆
動回路であり、前記ロータの各磁極の周方向中心位置
に、低磁束密度領域を形成した。
に、本発明は、外周面にS極及びN極が周方向に交互に
且つ等間隔に着磁された回転自在のロータと、スター結
線され且つ前記ロータの外周面を包囲するように配設さ
れた3相の励磁コイルと、これら3相の励磁コイルに励
磁電流を供給する駆動回路と、を備えた3相ブラシレス
モータにおいて、前記駆動回路は、前記3相の励磁コイ
ル全てに常になんらかの励磁電流を供給する3相励磁駆
動回路であり、前記ロータの各磁極の周方向中心位置
に、低磁束密度領域を形成した。
【0007】
【作用】本発明の3相ブラシレスモータにあっては、駆
動回路が3相励磁駆動回路であるため、2相励磁とは異
なり、3相の励磁コイルの全てに常になんらかの励磁電
流が供給される。従って、一つの励磁コイルの位相を切
り換える時でも他の二つの励磁コイルを通じて励磁電流
が流れるから、位相切り換え時にモータの出力トルクが
落ち込まないで済み、滑らかな切り換えが行われる。
動回路が3相励磁駆動回路であるため、2相励磁とは異
なり、3相の励磁コイルの全てに常になんらかの励磁電
流が供給される。従って、一つの励磁コイルの位相を切
り換える時でも他の二つの励磁コイルを通じて励磁電流
が流れるから、位相切り換え時にモータの出力トルクが
落ち込まないで済み、滑らかな切り換えが行われる。
【0008】そして、3相励磁駆動の場合、各コイルに
発生するトルクの和であるモータのトルクが最大となる
位置は、S極及びN極に着磁された領域の周方向中心位
置(S極とN極との境界から、電気角で90度の位置)
にコイルが対向した位置であるが、その周方向中心位置
に低磁束密度領域が形成されているため、その分、モー
タのトルクの最大値は小さくなり、トルクリップルが低
減される。
発生するトルクの和であるモータのトルクが最大となる
位置は、S極及びN極に着磁された領域の周方向中心位
置(S極とN極との境界から、電気角で90度の位置)
にコイルが対向した位置であるが、その周方向中心位置
に低磁束密度領域が形成されているため、その分、モー
タのトルクの最大値は小さくなり、トルクリップルが低
減される。
【0009】なお、低磁束密度領域の形成方法は特に限
定されるものではなく、例えば着磁を工夫することによ
っても可能であるし、或いは永久磁石の周方向中心位置
に凹部や空隙等を適宜形成することによっても可能であ
る。
定されるものではなく、例えば着磁を工夫することによ
っても可能であるし、或いは永久磁石の周方向中心位置
に凹部や空隙等を適宜形成することによっても可能であ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の第1実施例における3相ブラシ
レスモータ1の構成を示す正断面図である。即ち、この
3相ブラシレスモータ1は、円筒形のハウジング2と、
このハウジング2の軸心に沿って配設され軸受3a,3
bによって回転自在の回転軸4と、この回転軸4に固定
されたモータ駆動用の永久磁石5と、この永久磁石5を
包囲するようにハウジング2内周面に固定され且つ3相
の励磁コイル6a,6b及び6cが巻き付けられたステ
ータ6とから構成されていて、回転軸4及び永久磁石5
によって回転自在のロータ7が形成されている。
明する。図1は本発明の第1実施例における3相ブラシ
レスモータ1の構成を示す正断面図である。即ち、この
3相ブラシレスモータ1は、円筒形のハウジング2と、
このハウジング2の軸心に沿って配設され軸受3a,3
bによって回転自在の回転軸4と、この回転軸4に固定
されたモータ駆動用の永久磁石5と、この永久磁石5を
包囲するようにハウジング2内周面に固定され且つ3相
の励磁コイル6a,6b及び6cが巻き付けられたステ
ータ6とから構成されていて、回転軸4及び永久磁石5
によって回転自在のロータ7が形成されている。
【0011】また、ロータ7には、回転軸4の一方の端
部には近接してリング状の位相検出用の永久磁石8が固
定されていて、かかる永久磁石8には、S極及びN極が
周方向に且つ等間隔に交互に着磁されている。これに対
し、ハウジング2の軸受3bが配設された側の内端面に
は、ステー9を介してリング状の薄板からなる支持基板
10がその内側の絶縁部分が永久磁石8に対向するよう
に配設され、かかる支持基板10の永久磁石8側を向く
面には、永久磁石8に対向するように、例えばホール素
子等からなる位相検出素子11が固定されている。な
お、実際には位相検出素子11は励磁コイル6a〜6b
の駆動タイミングに対応して周方向に適宜離隔して3個
設けられているが、図1は断面図であるため、その内の
一つのみを示している。
部には近接してリング状の位相検出用の永久磁石8が固
定されていて、かかる永久磁石8には、S極及びN極が
周方向に且つ等間隔に交互に着磁されている。これに対
し、ハウジング2の軸受3bが配設された側の内端面に
は、ステー9を介してリング状の薄板からなる支持基板
10がその内側の絶縁部分が永久磁石8に対向するよう
に配設され、かかる支持基板10の永久磁石8側を向く
面には、永久磁石8に対向するように、例えばホール素
子等からなる位相検出素子11が固定されている。な
お、実際には位相検出素子11は励磁コイル6a〜6b
の駆動タイミングに対応して周方向に適宜離隔して3個
設けられているが、図1は断面図であるため、その内の
一つのみを示している。
【0012】そして、各位相検出素子11の出力がこれ
に対向する永久磁石8の磁極によって変化することを利
用してロータ7の回転位置を認識し、それに応じて後述
する駆動回路が各励磁コイル6a〜6cに供給する励磁
電流を切り換えて、ロータ7を適宜回転駆動させるので
ある。一方、ロータ7を構成する永久磁石5は、その着
磁の状態を表す平面図である図2に示すように、S極及
びN極が周方向に三つずつ交互に且つ等間隔に着磁され
ている。
に対向する永久磁石8の磁極によって変化することを利
用してロータ7の回転位置を認識し、それに応じて後述
する駆動回路が各励磁コイル6a〜6cに供給する励磁
電流を切り換えて、ロータ7を適宜回転駆動させるので
ある。一方、ロータ7を構成する永久磁石5は、その着
磁の状態を表す平面図である図2に示すように、S極及
びN極が周方向に三つずつ交互に且つ等間隔に着磁され
ている。
【0013】ただし、本実施例の永久磁石5の各磁極の
周方向中心位置には、軸方向に長い断面半円形の凹溝5
aが形成されていて、これにより各磁極の周方向中心位
置が低磁束密度領域となっている。つまり、S極及びN
極の境界である点a1 からそれぞれ電気角で90度ずれ
た位置の磁束密度が、凹溝5aを形成していない通常の
永久磁石に比べて低くなっているのであり、電気角で0
〜360度の範囲における磁束密度分布は、図3に実線
で示すように、正弦波的に変化する破線で示す通常の磁
束密度分布に比べて、電気角で90度及び270度の位
置で凹むような分布となる。
周方向中心位置には、軸方向に長い断面半円形の凹溝5
aが形成されていて、これにより各磁極の周方向中心位
置が低磁束密度領域となっている。つまり、S極及びN
極の境界である点a1 からそれぞれ電気角で90度ずれ
た位置の磁束密度が、凹溝5aを形成していない通常の
永久磁石に比べて低くなっているのであり、電気角で0
〜360度の範囲における磁束密度分布は、図3に実線
で示すように、正弦波的に変化する破線で示す通常の磁
束密度分布に比べて、電気角で90度及び270度の位
置で凹むような分布となる。
【0014】一方、3相の励磁コイル6a〜6cは、図
4に示すようにY字形にスター結線されて、ロータ7の
外周面を120度離隔した三方から取り囲むように配設
されている。そして、それら励磁コイル6a〜6cに励
磁電流を供給する駆動回路15は、図4に示すように、
六つのトランジスタ(電界効果トランジスタ)Tu ,T
v ,Tw 、Tu ' ,Tv ' ,Tw ' から構成されてい
る。
4に示すようにY字形にスター結線されて、ロータ7の
外周面を120度離隔した三方から取り囲むように配設
されている。そして、それら励磁コイル6a〜6cに励
磁電流を供給する駆動回路15は、図4に示すように、
六つのトランジスタ(電界効果トランジスタ)Tu ,T
v ,Tw 、Tu ' ,Tv ' ,Tw ' から構成されてい
る。
【0015】具体的には、直列関係にあるトランジスタ
Tu −Tu ' ,トランジスタTv −Tv ' ,トランジス
タTw −Tw ' のそれぞれを電源の両端子間に並列に配
設するとともに、各トランジスタTu −Tu ' ,トラン
ジスタTv −Tv ' ,トランジスタTw −Tw ' の接続
部分を、各励磁コイル6a,6b,6cの外端(スター
結線の中心側とは逆側)に導通させている。
Tu −Tu ' ,トランジスタTv −Tv ' ,トランジス
タTw −Tw ' のそれぞれを電源の両端子間に並列に配
設するとともに、各トランジスタTu −Tu ' ,トラン
ジスタTv −Tv ' ,トランジスタTw −Tw ' の接続
部分を、各励磁コイル6a,6b,6cの外端(スター
結線の中心側とは逆側)に導通させている。
【0016】そして、各トランジスタTu 〜Tw ' のゲ
ート電圧が、上述した位相検出素子11の出力によって
制御されるようになっている。ここで、本実施例の駆動
回路15は、3相の励磁コイル6a〜6cの全てに常に
励磁電流を供給してこの3相ブラシレスモータ1を駆動
する3相励磁駆動回路となっている。各励磁コイル6a
〜6cへの励磁電流の方向及び大きさは、具体的には、
図5に示すようになり、3相励磁駆動回路としての各ト
ランジスタTu〜Tw ' のオン/オフのタイミングは、
下記の表1のようになる。ただし、表1中、“1”がオ
ン、“0”がオフを表す。
ート電圧が、上述した位相検出素子11の出力によって
制御されるようになっている。ここで、本実施例の駆動
回路15は、3相の励磁コイル6a〜6cの全てに常に
励磁電流を供給してこの3相ブラシレスモータ1を駆動
する3相励磁駆動回路となっている。各励磁コイル6a
〜6cへの励磁電流の方向及び大きさは、具体的には、
図5に示すようになり、3相励磁駆動回路としての各ト
ランジスタTu〜Tw ' のオン/オフのタイミングは、
下記の表1のようになる。ただし、表1中、“1”がオ
ン、“0”がオフを表す。
【0017】
【表1】
【0018】例えば、図5のdの位置にあるとすると、
表1の区間に該当するから、上段のトランジスタ
Tu ,Tw 及び下段のトランジスタTv ' がオンとな
り、それら以外のトランジスタはオフとなるから、励磁
コイル6a及び6cには外端側からそれぞれI/2の大
きさの電流が流れ、励磁コイル6cには結線側からIの
大きさ電流が流れる。他の区間〜についても、各ト
ランジスタのオン/オフに従って、各励磁コイル6a〜
6cにはI又はI/2の大きさの電流が流れることにな
る。
表1の区間に該当するから、上段のトランジスタ
Tu ,Tw 及び下段のトランジスタTv ' がオンとな
り、それら以外のトランジスタはオフとなるから、励磁
コイル6a及び6cには外端側からそれぞれI/2の大
きさの電流が流れ、励磁コイル6cには結線側からIの
大きさ電流が流れる。他の区間〜についても、各ト
ランジスタのオン/オフに従って、各励磁コイル6a〜
6cにはI又はI/2の大きさの電流が流れることにな
る。
【0019】そして、このような3相励磁駆動であれ
ば、位相切り換え時であっても、少なくとも二つのコイ
ルを通じて上段から下段に電流が流れ続けるため、電流
が遮断されることがない。これに対し、2相励磁駆動で
は、図11に示したように、位相を切り換える時に、上
段と下段が一瞬途切れ、瞬間的であるが電流が全く流れ
ない時間があるため、コイルのインダクタンスの分、電
流の立ち上がりが遅れモータの出力が落ち込み、滑らか
な切り換えが行われなかったのである。
ば、位相切り換え時であっても、少なくとも二つのコイ
ルを通じて上段から下段に電流が流れ続けるため、電流
が遮断されることがない。これに対し、2相励磁駆動で
は、図11に示したように、位相を切り換える時に、上
段と下段が一瞬途切れ、瞬間的であるが電流が全く流れ
ない時間があるため、コイルのインダクタンスの分、電
流の立ち上がりが遅れモータの出力が落ち込み、滑らか
な切り換えが行われなかったのである。
【0020】つまり、本実施例のように3相励磁駆動を
採用すれば、励磁コイル6a〜6cに発生するトルクが
瞬間的に落ち込むことが防止できるから、それら励磁コ
イル6a〜6cに発生するトルクの和であるモータトル
クの最小値Tmin が落ち込むことが防止できるのであ
る。そして、永久磁石5の磁束密度分布が図3に示すよ
うになり、励磁コイル6a〜6cに流れる電流の大きさ
が図5に示すようになれば、各励磁コイル6a〜6cに
発生するトルクは、各励磁コイル6a〜6cに直交する
磁束の量と、各励磁コイル6a〜6cに流れる励磁電流
との積に比例することから、図6の下部に実線,一点鎖
線及び破線で示すようになる。
採用すれば、励磁コイル6a〜6cに発生するトルクが
瞬間的に落ち込むことが防止できるから、それら励磁コ
イル6a〜6cに発生するトルクの和であるモータトル
クの最小値Tmin が落ち込むことが防止できるのであ
る。そして、永久磁石5の磁束密度分布が図3に示すよ
うになり、励磁コイル6a〜6cに流れる電流の大きさ
が図5に示すようになれば、各励磁コイル6a〜6cに
発生するトルクは、各励磁コイル6a〜6cに直交する
磁束の量と、各励磁コイル6a〜6cに流れる励磁電流
との積に比例することから、図6の下部に実線,一点鎖
線及び破線で示すようになる。
【0021】例えば、コイル6aについてみれば、電気
角で0度から60度に到る間は電流の大きさがI/2で
あるため、発生するトルクは徐々に大きくなるが、60
度を過ぎると電流の大きさがIになるので、発生するト
ルクは瞬間的に二倍になり、そこから再び徐々に大きく
なろうとする。しかし、90度を中心にその周辺の磁束
密度分布が凹んでいるため、コイル6aに発生するトル
クは一旦小さくなり、90度を過ぎた後に徐々に上昇
し、120度の手前で若干下降する。そして、120度
に到ると電流の大きさがI/2に戻るため、発生するト
ルクの大きさは瞬間的に1/2となり、そこから徐々に
小さくなって180度で一旦零になるが、180度を過
ぎれば励磁コイル6aには逆方向の電流が流れるから、
発生するトルクは再び徐々に上昇する。なお、励磁コイ
ル6aの180〜360度の間のトルクの変化は、0〜
180度の間のトルク変化と同じであり、また、励磁コ
イル6bのトルク変化は、励磁コイル6aのトルク変化
と120度遅れていることを除いては全く同じである。
同様に、励磁コイル6cのトルク変化は、励磁コイル6
aのトルク変化と240度遅れていることを除いては全
く同じである。
角で0度から60度に到る間は電流の大きさがI/2で
あるため、発生するトルクは徐々に大きくなるが、60
度を過ぎると電流の大きさがIになるので、発生するト
ルクは瞬間的に二倍になり、そこから再び徐々に大きく
なろうとする。しかし、90度を中心にその周辺の磁束
密度分布が凹んでいるため、コイル6aに発生するトル
クは一旦小さくなり、90度を過ぎた後に徐々に上昇
し、120度の手前で若干下降する。そして、120度
に到ると電流の大きさがI/2に戻るため、発生するト
ルクの大きさは瞬間的に1/2となり、そこから徐々に
小さくなって180度で一旦零になるが、180度を過
ぎれば励磁コイル6aには逆方向の電流が流れるから、
発生するトルクは再び徐々に上昇する。なお、励磁コイ
ル6aの180〜360度の間のトルクの変化は、0〜
180度の間のトルク変化と同じであり、また、励磁コ
イル6bのトルク変化は、励磁コイル6aのトルク変化
と120度遅れていることを除いては全く同じである。
同様に、励磁コイル6cのトルク変化は、励磁コイル6
aのトルク変化と240度遅れていることを除いては全
く同じである。
【0022】そして、この3相ブラシレスモータ1に発
生するトルクは、各励磁コイル6a〜6cに発生するト
ルクの和であるから、図6の上部に実線で示すような波
形になる。ここで、本来ならば、磁束密度は永久磁石5
の各磁極の周方向中心位置で最も高くなることから、各
励磁コイル6a〜6cに発生するトルクもそれに対応し
た位置で最も大きくなり、3相ブラシレスモータ1に発
生するトルクも励磁コイル6a〜6cに発生するトルク
と同様の位置で最大となるはずである。
生するトルクは、各励磁コイル6a〜6cに発生するト
ルクの和であるから、図6の上部に実線で示すような波
形になる。ここで、本来ならば、磁束密度は永久磁石5
の各磁極の周方向中心位置で最も高くなることから、各
励磁コイル6a〜6cに発生するトルクもそれに対応し
た位置で最も大きくなり、3相ブラシレスモータ1に発
生するトルクも励磁コイル6a〜6cに発生するトルク
と同様の位置で最大となるはずである。
【0023】しかし、本実施例では、その最大トルクが
発生する位置に凹溝5aを形成しているため、モータト
ルクの最大値Tmax が小さくなるのである。このよう
に、本実施例の構成であれば、モータトルクの最小値T
min が落ち込むことが防止されるとともに、モータトル
クの最大値Tmax を小さくすることができるから、それ
らの差で決まるトルクリップルが抑えられるようにな
る。ちなみに、本発明者が、永久磁石5の電気角で90
度及び270度付近の磁束密度を20%程度小さくした
3相ブラシレスモータ1のトルクを実測してみたとこ
ろ、トルクリップルは約5%程度となり、従来の約1/
3程度に低減することが確認された。従って、本実施例
のような3相ブラシレスモータは、例えば自動車の電動
パワーステアリング装置の駆動源として好適である。
発生する位置に凹溝5aを形成しているため、モータト
ルクの最大値Tmax が小さくなるのである。このよう
に、本実施例の構成であれば、モータトルクの最小値T
min が落ち込むことが防止されるとともに、モータトル
クの最大値Tmax を小さくすることができるから、それ
らの差で決まるトルクリップルが抑えられるようにな
る。ちなみに、本発明者が、永久磁石5の電気角で90
度及び270度付近の磁束密度を20%程度小さくした
3相ブラシレスモータ1のトルクを実測してみたとこ
ろ、トルクリップルは約5%程度となり、従来の約1/
3程度に低減することが確認された。従って、本実施例
のような3相ブラシレスモータは、例えば自動車の電動
パワーステアリング装置の駆動源として好適である。
【0024】図7は本発明の第2実施例を示す図であっ
て、上記第1実施例の図2と同様に永久磁石5の平面図
である。なお、その他の構成は上記第1実施例と同様で
あるため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施
例では、周方向にS極及びN極が並んだ平断面扇形の同
形の六つの永久磁石5A〜5Fを、回転軸4(図1参
照)を包囲するように並べて上記第1実施例と同等の永
久磁石5を構成している。ただし、隣り合った永久磁石
5A〜5Fでは、同極同士が接するようになっている。
て、上記第1実施例の図2と同様に永久磁石5の平面図
である。なお、その他の構成は上記第1実施例と同様で
あるため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施
例では、周方向にS極及びN極が並んだ平断面扇形の同
形の六つの永久磁石5A〜5Fを、回転軸4(図1参
照)を包囲するように並べて上記第1実施例と同等の永
久磁石5を構成している。ただし、隣り合った永久磁石
5A〜5Fでは、同極同士が接するようになっている。
【0025】そして、各永久磁石5A〜5Fの外周面側
端部に面取り5bを形成している。従って、各永久磁石
5A〜5Fを図7のように組み合わせると、隣り合った
永久磁石5A〜5Fの面取り5b同士によって、S極及
びN極の境界から電気角で90度の位置に、低磁束密度
領域が形成されるようになる。このため、本実施例の構
成であっても、上記第1実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。しかも、各永久磁石5A〜5Fの角の部
分を平らに削ることにより低磁束密度領域を形成するこ
とができるから、溝加工が必要な上記第1実施例の構成
に比べて製造コストを低減できるという利点がある。な
お、低磁束密度領域は、各永久磁石5A〜5Fの角の部
分を削るのではなく、最初から金型成型により所望の形
状を作るようにしてもよい。
端部に面取り5bを形成している。従って、各永久磁石
5A〜5Fを図7のように組み合わせると、隣り合った
永久磁石5A〜5Fの面取り5b同士によって、S極及
びN極の境界から電気角で90度の位置に、低磁束密度
領域が形成されるようになる。このため、本実施例の構
成であっても、上記第1実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。しかも、各永久磁石5A〜5Fの角の部
分を平らに削ることにより低磁束密度領域を形成するこ
とができるから、溝加工が必要な上記第1実施例の構成
に比べて製造コストを低減できるという利点がある。な
お、低磁束密度領域は、各永久磁石5A〜5Fの角の部
分を削るのではなく、最初から金型成型により所望の形
状を作るようにしてもよい。
【0026】図8は本発明の第3実施例を示す図であっ
て、上記第1実施例の図2と同様に永久磁石5の平面図
である。なお、その他の構成は上記第1実施例と同様で
あるため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施
例では、上記第2実施例と同様に、周方向にS極及びN
極が並んだ平断面扇形の同形の六つの永久磁石5A〜5
Fを、回転軸4(図1参照)を包囲するように並べて上
記第1実施例と同等の永久磁石5を構成している。
て、上記第1実施例の図2と同様に永久磁石5の平面図
である。なお、その他の構成は上記第1実施例と同様で
あるため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施
例では、上記第2実施例と同様に、周方向にS極及びN
極が並んだ平断面扇形の同形の六つの永久磁石5A〜5
Fを、回転軸4(図1参照)を包囲するように並べて上
記第1実施例と同等の永久磁石5を構成している。
【0027】ただし、本実施例では、各永久磁石5A〜
5F間に僅かな隙間5cが形成されるように、永久磁石
5A〜5Fの周方向の寸法を、上記第1実施例における
永久磁石5の周方向寸法の1/6よりも若干小さくして
いる。また、本実施例でも、隣り合った永久磁石5A〜
5Fでは、同極同士が対向するようになっている。従っ
て、各永久磁石5A〜5Fを図8のように組み合わせる
と、隙間5cによって、S極及びN極の境界から電気角
で90度の位置に、低磁束密度領域が形成されるように
なる。このため、本実施例の構成であっても、上記第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。しかも、
各永久磁石5A〜5Fの面取りも不要であるから、上記
第2実施例よりも更に製造コストを低減できるという利
点がある。
5F間に僅かな隙間5cが形成されるように、永久磁石
5A〜5Fの周方向の寸法を、上記第1実施例における
永久磁石5の周方向寸法の1/6よりも若干小さくして
いる。また、本実施例でも、隣り合った永久磁石5A〜
5Fでは、同極同士が対向するようになっている。従っ
て、各永久磁石5A〜5Fを図8のように組み合わせる
と、隙間5cによって、S極及びN極の境界から電気角
で90度の位置に、低磁束密度領域が形成されるように
なる。このため、本実施例の構成であっても、上記第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。しかも、
各永久磁石5A〜5Fの面取りも不要であるから、上記
第2実施例よりも更に製造コストを低減できるという利
点がある。
【0028】図9は本発明の第4実施例を示す図であっ
て、上記第1実施例の図2と同様に永久磁石5の平面図
である。なお、その他の構成は上記第1実施例と同様で
あるため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施
例では、上記第1実施例と同様の永久磁石5の各磁極の
周方向の中心位置で外周面に近接した部分に、軸方向に
長い円孔5dを形成し、これにより、S極及びN極の境
界から電気角で90度の位置に、低磁束密度領域が形成
されるようになる。このため、本実施例の構成であって
も、上記第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
て、上記第1実施例の図2と同様に永久磁石5の平面図
である。なお、その他の構成は上記第1実施例と同様で
あるため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施
例では、上記第1実施例と同様の永久磁石5の各磁極の
周方向の中心位置で外周面に近接した部分に、軸方向に
長い円孔5dを形成し、これにより、S極及びN極の境
界から電気角で90度の位置に、低磁束密度領域が形成
されるようになる。このため、本実施例の構成であって
も、上記第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0029】なお、上記各実施例では、永久磁石5の形
状を適宜工夫することにより、S極及びN極の境界から
電気角で90度の位置に低磁束密度領域を形成するよう
にしているが、永久磁石5を加工しなくても、例えば着
磁を工夫することにより、低磁束密度領域を形成するよ
うにしてもよい。また、上記各実施例の構成において、
加工された永久磁石5の耐衝撃性を保つために、永久磁
石5の周囲を円筒形のカバーで覆うようにしてもよい。
状を適宜工夫することにより、S極及びN極の境界から
電気角で90度の位置に低磁束密度領域を形成するよう
にしているが、永久磁石5を加工しなくても、例えば着
磁を工夫することにより、低磁束密度領域を形成するよ
うにしてもよい。また、上記各実施例の構成において、
加工された永久磁石5の耐衝撃性を保つために、永久磁
石5の周囲を円筒形のカバーで覆うようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
3相ブラシレスモータにおいて、駆動回路を3相励磁駆
動回路とし、ロータの各磁極の周方向の中心位置に低磁
束密度領域を形成したため、位相切り換え時にモータに
発生するトルクの最小値が落ち込むことを防止できると
ともに、トルクの最大値を小さくできるから、トルクリ
ップルを抑えることができるという効果がある。
3相ブラシレスモータにおいて、駆動回路を3相励磁駆
動回路とし、ロータの各磁極の周方向の中心位置に低磁
束密度領域を形成したため、位相切り換え時にモータに
発生するトルクの最小値が落ち込むことを防止できると
ともに、トルクの最大値を小さくできるから、トルクリ
ップルを抑えることができるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の3相ブラシレスモータの
正断面図である。
正断面図である。
【図2】第1実施例の永久磁石の平面図である。
【図3】第1実施例の磁束密度の分布図である。
【図4】励磁コイルの結線状態及び駆動回路を示す回路
図である。
図である。
【図5】励磁電流の波形図である。
【図6】各励磁コイル及びモータに発生するトルクの波
形図である。
形図である。
【図7】第2実施例の永久磁石の平面図である。
【図8】第3実施例の永久磁石の平面図である。
【図9】第4実施例の永久磁石の平面図である。
【図10】従来の磁束密度の分布図である。
【図11】従来の励磁電流の波形図である。
【図12】従来の各励磁コイル及びモータに発生するト
ルクの波形図である。
ルクの波形図である。
1 3相ブラシレスモータ 4 回転軸 5 永久磁石 5A〜5F 永久磁石 5a 凹溝 5b 面取り 5c 隙間 5d 円孔 6a〜6c 励磁コイル 7 ロータ 15 駆動回路
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面にS極及びN極が周方向に交互に
且つ等間隔に着磁された回転自在のロータと、スター結
線され且つ前記ロータの外周面を包囲するように配設さ
れた3相の励磁コイルと、これら3相の励磁コイルに励
磁電流を供給する駆動回路と、を備えた3相ブラシレス
モータにおいて、 前記駆動回路は、前記3相の励磁コイル全てに常になん
らかの励磁電流を供給する3相励磁駆動回路であり、前
記ロータの各磁極の周方向中心位置に、低磁束密度領域
を形成したことを特徴とする3相ブラシレスモータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228128A JPH0898488A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 3相ブラシレスモータ |
US08/374,871 US5682072A (en) | 1994-01-20 | 1995-01-19 | Three-phase brushless motor |
DE69500852T DE69500852T2 (de) | 1994-01-20 | 1995-01-20 | Dreiphasiger bürstenloser Motor |
EP95100774A EP0664600B1 (en) | 1994-01-20 | 1995-01-20 | Three-phase brushless motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228128A JPH0898488A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 3相ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898488A true JPH0898488A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16871660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6228128A Pending JPH0898488A (ja) | 1994-01-20 | 1994-09-22 | 3相ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0898488A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6528920B2 (en) | 1997-09-29 | 2003-03-04 | Hitachi, Ltd. | Permanent magnet rotary machine and electric vehicle using the same |
JP2006250857A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Nikon Corp | 位置検出装置及びブレ補正装置 |
JP2010051103A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Ihi Aerospace Co Ltd | ブラシレスモータ及びその電流制御方法 |
JP2010268588A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Tokyo Parts Ind Co Ltd | 小型モータ |
JP2012161186A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Nidec Techno Motor Corp | ブラシレスdcモータ |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6228128A patent/JPH0898488A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6528920B2 (en) | 1997-09-29 | 2003-03-04 | Hitachi, Ltd. | Permanent magnet rotary machine and electric vehicle using the same |
JP2006250857A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Nikon Corp | 位置検出装置及びブレ補正装置 |
JP4655701B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-03-23 | 株式会社ニコン | 位置検出装置、ブレ補正装置及びレンズ鏡筒 |
JP2010051103A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Ihi Aerospace Co Ltd | ブラシレスモータ及びその電流制御方法 |
JP2010268588A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Tokyo Parts Ind Co Ltd | 小型モータ |
JP2012161186A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Nidec Techno Motor Corp | ブラシレスdcモータ |
US9130441B2 (en) | 2011-02-01 | 2015-09-08 | Nidec Techno Motor Holdings Corporation | Brushless DC motor |
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