JP2006250857A - 位置検出装置及びブレ補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出誤差を低減した位置検出装置等を提供する。
【解決手段】 磁気検出部110と、磁気検出部110と対向して設けられ、この磁気検出部110に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部120とを備える位置検出装置100において、相対移動部120は、N極及びS極が前記相対移動方向に配列され、N極及びS極それぞれの磁化領域121,122は、相対移動方向と略直交する方向に離間して複数配置され、複数の磁化領域121,122の間に、相対移動方向に延在する無磁化領域124を配置した構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の対象物の変位を検出する位置検出装置、及び、このような位置検出装置を備えたブレ補正装置に関するものである。
カメラの撮影用光学系等に用いられるブレ補正装置は、光学系の一部に含まれるブレ補正光学系を、光軸と略直交方向に変位させることによって、その結像面における被写体像のブレ(像ブレ)を低減するものである。
ブレ補正装置は、通常撮影時におけるカメラの縦振れ(ピッチング)及び横振れ(ヨーイング)に対する補正を行うことが一般的であり、この場合、ブレ補正光学系は、各方向のブレに対応して、直交2軸方向にそれぞれ平行移動する。
ブレ補正装置は、その補正精度を確保するため、ブレ補正光学系の位置を正確に検出することが求められる。
従来、ブレ補正装置は、ブレ補正光学系の位置を検出するために、ホール素子等の磁気検出素子を利用した位置検出装置を用いることが知られている(例えば、特許文献1)。
このような位置検出装置は、磁気検出素子とマグネットとを備え、この一方をブレ補正光学系に追従して移動するようにし、他方をレンズ鏡筒側に固定したものであって、これらが相対移動する際に磁気検出素子が検出する磁場強度の変化に基づいて位置検出を行うものである。
上述した位置検出装置は、通常、磁気検出素子に対するマグネットの磁化方向(N極とS極との配列方向)における位置を検出するものであるが、ブレ補正光学系は、直交2軸方向にそれぞれ移動するために、位置検出装置の磁気検出素子とマグネットとは、本来の検出方向とは異なる方向にも相対移動することになる。
位置検出装置は、磁気検出素子とマグネットとが、マグネットの磁化方向と直交する方向に相対移動した場合であっても、磁気検出素子が検出する磁場強度が変化するから、本来の検出方向における位置検出において誤差が生じてしまう。
特開2002−229090号公報
本発明の課題は、検出誤差を低減した位置検出装置、及び、このような位置検出装置を備えたブレ補正装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、磁気検出部(110)と、前記磁気検出部(110)と対向して設けられ、この磁気検出部(110)に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部(120)とを備える位置検出装置(100)において、前記相対移動部(120)は、N極及びS極が前記相対移動方向(X)に配列され、前記N極及びS極それぞれの磁化領域(121,122)は、前記相対移動方向(X)と略直交する方向(Y)に離間して複数配置され、複数の前記磁化領域(121,122)の間に、前記相対移動方向(X)に延在する無磁化領域(124)をそれぞれ配置したことを特徴とする位置検出装置(100)である。
請求項2の発明は、磁気検出部(110)と、前記磁気検出部(110)と対向して設けられ、この磁気検出部(110)に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部(320)とを備える位置検出装置(300)において、前記相対移動部(320)は、前記相対移動方向(X)に配置されたN極及びS極を有し、前記N極、S極の少なくとも一方は、前記相対移動方向(X)と略直交する方向(Y)における中間部にその両側の領域(121,122)よりも磁束密度が低い低磁化領域(325)を配置したことを特徴とする位置検出装置(300)である。
請求項3の発明は、磁気検出部(110)と、前記磁気検出部(110)と対向して設けられ、この磁気検出部(110)に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部(420)とを備える位置検出装置(400)において、前記相対移動部(420)は、前記相対移動方向(X)に配置されたN極及びS極を有し、前記N極、S極がそれぞれ前記磁気検出部(110)に対向する面部の少なくとも一方の前記相対移動方向(X)と略直交する方向(Y)における中間部に凹部(426)を形成したことを特徴とする位置検出装置(400)である。
請求項4の発明は、ブレ補正光学系(2)と、前記ブレ補正光学系を、その光軸に直交する平面に略沿って移動可能に支持するブレ補正光学系支持部と、前記ブレ補正光学系を前記ブレ補正光学系支持部に対してその光軸と略直交する方向に駆動する駆動部(4,5)と、前記ブレ補正光学系(2)及び前記ブレ補正光学系支持部の一方に固定された磁気検出部(110)及び他方に固定された相対移動部(120)を有する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の位置検出装置(100)とを備えるブレ補正装置(1)である。
本発明によれば、相対移動部の表面部に対向する領域において、N極とS極との配列方向(検出方向)と略直交する方向(非検出方向)の磁場強度分布を均一化することができるから、相対移動部が磁気検出部に対して非検出方向に移動した場合の磁気検出部の出力変化を低減することができ、本来の検出方向における位置検出誤差を低減することができる。
本発明は、検出誤差を低減した位置検出装置等を提供するという課題を、ホール素子に対して平行移動するマグネットに、検出方向に配列されたN極及びS極をそれぞれ有する磁化領域を、検出方向と直交する非検出方向に離間して複数設け、その間隔に無磁化領域を配置することによって解決する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげてさらに詳しく説明する。
図1は、本発明を適用した位置検出装置の実施例1を有するブレ補正装置の構成を示す概略図であって、このブレ補正装置の光軸方向から見た状態を示す図である。
なお、図1(a)は、ブレ補正光学系の光軸がレンズ鏡筒の光軸Iと一致した状態を示し、図1(b)は、ブレ補正光学系が他の光学系に対して下方にシフトした状態を示す図である。(なお、特記ない限り、「光軸I」は、レンズ鏡筒に含まれるブレ補正レンズ群以外のレンズ群の光軸を指すものとする。)
ブレ補正装置1は、ブレ補正レンズ群2と、可動レンズ枠3と、X方向アクチュエータ4と、Y方向アクチュエータ5と、X方向位置検出装置100と、Y方向位置検出装置200とを備えている。
ブレ補正装置1は、例えば図示しないカメラのレンズ鏡筒に備えられ、図示しない振動ジャイロセンサが検出した振動に基づいて、X方向アクチュエータ4及びY方向アクチュエータ5を駆動し、ブレ補正レンズ群2を変位させることによって撮像面における像ブレを低減するものである。
ブレ補正レンズ群2は、全体は図示しない撮影用レンズ群の一部を構成するレンズ群であって、光軸Iと直交する方向へ移動することによって結像面における像ブレを改善するものである。
可動レンズ枠3は、その内径側にブレ補正レンズ群2が固定されるレンズ支持枠であって、図示しない可動レンズ群支持機構部によってレンズ鏡筒に対して光軸Iと直交する平面に沿って移動可能に支持されている。
X方向アクチュエータ4及びY方向アクチュエータ5は、それぞれボイスコイルモータを備え、可動レンズ枠3をそれぞれ対応する方向に駆動するものである。
なお、X方向、Y方向は、それぞれ通常撮影時におけるヨーイング及びピッチングに対するブレ補正時のブレ補正レンズ2の移動方向をいうものとし、X方向は、通常撮影時における上下方向を指し、Y方向は、水平方向を指すものとする。
X方向アクチュエータ4及びY方向アクチュエータ5は、それぞれ可動レンズ枠3の外周部であって、ブレ補正レンズ群2の光軸に対して水平方向に沿った位置、及び、ブレ補正レンズ群2の光軸に対して下側の位置にそのコイル部が固定されている。
X方向位置検出装置100及びY方向位置検出装置200は、可動レンズ枠3のX方向、Y方向における位置をそれぞれ検出するものであって、それぞれX方向アクチュエータ4及びY方向アクチュエータ5に対してブレ補正レンズ群2の光軸を挟んだ反対側に配置されている。
X方向位置検出装置100及びY方向位置検出装置200は、それぞれ磁気検出部110,210、及び、マグネット120,220を備えている。
磁気検出部110,210は、レンズ鏡筒の図示しない鏡胴側に固定され、その検出部の磁束密度に応じた出力電圧を発生するホール素子を有する磁場強度センサを備えている。この磁場強度センサは、これと対向するマグネット120,220の表面の法線方向の磁場を検出するものである。
マグネット120,220は、例えば鉄系金属等の磁性体に着磁(磁化)処理を施したものであって、可動レンズ枠3の外周部にそれぞれ固定され、可動レンズ枠3の変位に追従して、対応する磁気検出部110,210に対して、光軸Iと直交する平面に沿って相対移動する相対移動部である。
なお、X方向位置検出装置100とY方向位置検出装置200とは、その検出方向を略直交させて配置されているから、例えば、図1(b)に示すように、可動レンズ枠3がY方向に変位した場合は、X方向位置検出装置100のマグネット120は、磁気検出部110に対して非検出方向に移動することになる。
図2は、X方向位置検出装置100の拡大図である。図2(a)は、図1のII部拡大図であり、図2(b)は、図2(a)のb−b部矢視図である。なお、図2(a)において、水平方向が検出方向であるX方向を示し、垂直方向が非検出方向であるY方向を示している。
図2(a)に示すように、マグネット120は、その光軸I方向から見た平面形状を、各辺の方向をX方向、Y方向とそれぞれ略平行に配置された矩形に形成されている。また、図2(b)に示すように、マグネット120は、その磁気検出部110と対向する側の面部及びその反対側の面部が略平面に形成されている。このマグネット120の磁気検出部110と対向する面部は、X方向及びY方向とそれぞれ平行に配置され、これによって可動レンズ枠3の移動に追従してマグネット120が移動する際に、これと磁気検出部110との間隔が略一定となるようになっている。
マグネット120は、X方向に離間して配置されたN極及びS極をそれぞれ有する1対の磁化領域121,122が、Y方向に離間して平行に配置されている。
各磁化領域121,122は、そのN極、S極の配列方向(磁化方向)が統一され、また、各磁化領域121,122は、それぞれN極とS極との間に挟まれて配置され、残留磁束密度が無視できる程度に低い無磁化領域123が形成されている。
また、マグネット120は、磁化領域121,122の間に設けられ、X方向に沿って帯状に延在し、かつ、その残留磁束密度が無視できる程度に低い無磁化領域124が形成されている。残留磁束密度とは、外部磁場をなくした場合にも磁性体の材料自体に残存する磁束密度をいう。
そして、磁気検出部110は、ブレ補正レンズ群2の光軸がレンズ鏡筒の光軸Iと一致した状態(センタリングされた状態)において、マグネット120に対して、Y方向においては無磁化領域124の中央部であり、かつ、X方向においては、無磁化領域123の中央部に相当する領域に対向するように配置されている。
なお、Y方向位置検出装置200は、その検出対象方向の違いに対応した装置の向きの違いを除くと、X方向位置検出装置100と同様の構成を備えている。
次に、上述した実施例1の効果を、以下説明する比較例と対比して説明する。
図3は、本発明の比較例における位置検出装置の構成を示す図である。なお、上述した実施例1のX方向位置検出装置100と同様の部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
比較例の位置検出装置500のマグネット520は、X方向に離間した1対のN極及びS極を備えており、これらのN極及びS極は、それぞれマグネット520のY方向における中央部に設けられている。そして、磁気検出部110は、ブレ補正レンズ群2の光軸がレンズ鏡筒の光軸Iと一致した状態において、マグネット520のN極とS極との中間部に対向するように配置されている。
図4は、実施例1のX方向位置検出装置100におけるマグネット120のX方向(検出方向)の位置に対する磁気検出部110の出力例を示すグラフである。図4において、横軸はブレ補正レンズ群2がセンタリングされた状態を基準としたマグネット120の相対位置を示し、縦軸は磁気検出部110の出力を示している。
磁気検出部110の出力は、マグネット120がセンタリングされた状態のときに0となり、ここからの変位量が大きくなるにつれて増大し、その極性は変位の方向に応じて反転するから、この出力の低下に基づいて、磁気検出部110に対するマグネット120の変位を検出することができる。
また、このような傾向は、比較例の位置検出装置500においても共通するものである。
一方、図5は、実施例1のX方向位置検出装置100、及び、比較例の位置検出装置500におけるマグネット120,520の磁気検出部110に対するY方向(非検出方向)の位置に対する磁気検出部110の出力例を示すグラフである。図5において、横軸はブレ補正レンズ群2がY方向についてセンタリングされ、X方向については(+)の出力のある状態を基準としたマグネット120、520の相対位置を示し、縦軸は磁気検出部110の出力を示している。なお、図中、実施例1を実線、比較例を破線で示している。
この場合、磁気検出部110の出力は、マグネット120,520が変位していないときに最大となり、ここからの変位量が大きくなるにつれて徐々に低下する。
このように、マグネット120,520が、磁気検出部110に対して非検出方向に変位した場合にも磁気検出部110の出力は変化するから、検出方向における位置検出に誤差が生じることになるが、実施例1は、比較例よりも非検出方向の変位に対する磁気検出部110の出力変化が少なくなっている。この点について、以下詳しく説明する。
図6は、実施例1のX方向位置検出装置100、及び、比較例の位置検出装置500におけるマグネット120,520の磁気検出部110に対するY方向(非検出方向)の位置に応じた磁気検出部110における磁場強度のシミュレーション結果を示すグラフである。図6において、横軸はブレ補正レンズ群2がY方向についてセンタリングされた状態からのマグネット120、520の変位を示し、縦軸は規格化された磁場強度を示している。
このシミュレーションの前提条件は、以下の通りである。
(1)マグネット120,520のレンズ鏡筒の光軸I方向の厚さ:1.0mm
(2)マグネット120,520のX方向の長さ:1.65mm
(3)マグネット120,520のY方向の長さ:3.0mm
(4)X方向におけるN極とS極との間隔:1.0mm
(5)マグネット120,520と磁気検出部110との間隔:1.0mm
(6)Y方向における無磁化領域124の幅:0.2mm(実施例1のみ)
図6に示すように、比較例は、ブレ補正用レンズ群2がY方向についてセンタリングされた状態から、マグネット520が非検出方向(Y方向)に0.6mm移動した場合は、磁気検出部110における磁場強度は約6%低下し、これによって位置検出に誤差が生じる。
これに対し、実施例1は、同様にマグネット120が移動した場合であっても、磁場強度の低下は約1.5%に抑えられるから、位置検出誤差を低減することができる。
以上のように、実施例1によれば、磁化領域121,122の間に、検出方向(X方向)に沿って延在する無磁化領域124を配置しているから、非検出方向(Y方向)における磁場強度分布が平準化され、マグネット120が磁気検出部110に対してY方向に変位した場合における磁気検出部110の出力の変化を抑制することができる。これによって、位置検出装置の検出精度を確保することができる。
次に、本発明を適用した位置検出装置の実施例2について説明する。なお、以下説明する各実施例において、上述した実施例1と同様の部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図7は、実施例2のX方向位置検出装置300の構成を示す図である。図7(a)は、光軸I側から見た状態を示す図であり、図7(b)は、図7(a)のb−b部矢視図である。
X方向位置検出装置300のマグネット320は、実施例1のマグネット120における無磁化領域124に代えて、低磁化領域325を備えている。
低磁化領域325は、磁化領域121,122のN極間、S極間にそれぞれ挟まれて配置されたN極及びS極を有し、これらのN極、S極はその磁束密度が隣接する磁化領域121,122のN極、S極よりも小さくされている。
なお、X方向位置検出装置300は、ブレ補正レンズ群2がセンタリングされた状態において、磁気検出部110が低磁化領域325のX方向における中央部に対向するように配置される。
以上説明した実施例2によれば、上述した実施例1と同様の効果に加え、低磁化領域325の磁束密度の設定により、非検出方向における磁気強度分布の調整の自由度を向上できる。
図8は、実施例3のX方向位置検出装置400の構成を示す図である。図8(a)は、光軸I側から見た状態を示す図であり、図7(b)、図7(c)は、それぞれ図7(a)のb−b部矢視図、c−c部矢視図である。
X方向位置検出装置400のマグネット420は、X方向に離間して配置された1対のN極及びS極を備えている。これらのN極及びS極は、マグネット420のY方向における中央部に設けられている。また、マグネット420は、その磁気検出部110と対向する面部を凹ませて形成された溝部426が備えられている。
溝部426は、X方向に略直線状に延在し、Y方向においてはマグネット420の略中央部に配置されている。上述したN極及びS極は、それぞれこの溝部426の溝底面部に配置されている。溝部426の横断面は、例えば矩形に形成され、溝部426に長手方向にわたって略一定である。
なお、X方向位置検出装置400は、ブレ補正レンズ群2がセンタリングされた状態において、磁気検出部110がマグネット420のN極とS極との略中央部に対向するように配置される。
以上説明した実施例3によれば、上述した実施例1、実施例2と同様の効果に加え、着磁箇所を低減することができるから、製造が容易となる効果がある。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例1、実施例2は、複数の磁化領域の間に無磁化領域、低磁化領域のいずれか一方をそれぞれ配置しているが、これに限らず、無磁化領域と低磁化領域とを組み合わせて配置してもよい。また、無磁化領域、低磁化領域は、相対移動部のN極側、S極側の少なくとも一方に備えてもよい。
(2)実施例1、実施例2のような無磁化領域、低磁化領域を有する相対移動部は、その両側の磁化領域と一体に形成された磁性体を用いて、局所的に着磁の有無、程度を異ならせて形成してもよいが、別体に形成されそれぞれ着磁の有無、程度を異ならせた磁性体を組み合わせたり、無磁化領域に相当する部分を非磁性体によって形成してもよい。
(3)実施例3は、凹部として検出方向に延在する矩形断面の溝部を備えるが、凹部の形状はこれに限らず他の形状であってもよく、また、N極側、S極側の一方にのみ凹部を形成してもよい。
(4)実施例1、実施例2のように、無磁化領域、低磁化領域が形成された相対移動部に、実施例3のような溝部等の凹部を形成してもよい。
本発明を適用した位置検出装置の実施例1を備えたブレ補正装置の構成を示す概略図である。 図1のブレ補正装置におけるX方向位置検出装置の拡大図である。 本発明の比較例における位置検出装置の構成を示す図である。 実施例1の位置検出装置におけるマグネットの磁気検出部に対する検出方向の位置に応じた磁気検出部の出力例を示すグラフである。 実施例1及び比較例の位置検出装置におけるマグネットの磁気検出部に対する非検出方向の位置に応じた磁気検出部の出力例を示すグラフである。 実施例1及び比較例の位置検出装置におけるマグネットの磁気検出部に対する非検出方向の位置に応じた磁場強度のシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明を適用した実施例2の位置検出装置の構成を示す図である。 本発明を適用した実施例3の位置検出装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 ブレ補正装置
2 ブレ補正レンズ群
3 可動レンズ枠
4 X方向アクチュエータ
5 Y方向アクチュエータ
100 X方向位置検出装置
110 磁気検出部
120 マグネット
121,122 磁化領域
124 無磁化領域


Claims (4)

  1. 磁気検出部と、
    前記磁気検出部と対向して設けられ、この磁気検出部に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部とを備える位置検出装置において、
    前記相対移動部は、
    N極及びS極が前記相対移動方向に配列され、前記N極及びS極それぞれの磁化領域は、前記相対移動方向と略直交する方向に離間して複数配置され、
    複数の前記磁化領域の間に、前記相対移動方向に延在する無磁化領域をそれぞれ配置したこと
    を特徴とする位置検出装置。
  2. 磁気検出部と、
    前記磁気検出部と対向して設けられ、この磁気検出部に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部とを備える位置検出装置において、
    前記相対移動部は、
    前記相対移動方向に配置されたN極及びS極を有し、
    前記N極、S極の少なくとも一方は、前記相対移動方向と略直交する方向における中間部にその両側の領域よりも磁束密度が低い低磁化領域を配置したこと
    を特徴とする位置検出装置。
  3. 磁気検出部と、
    前記磁気検出部と対向して設けられ、この磁気検出部に対して所定の平面に沿って平行に相対移動する相対移動部とを備える位置検出装置において、
    前記相対移動部は、
    前記相対移動方向に配置されたN極及びS極を有し、
    前記N極、S極がそれぞれ前記磁気検出部に対向する面部の少なくとも一方の前記相対移動方向と略直交する方向における中間部に凹部を形成したこと
    を特徴とする位置検出装置。
  4. ブレ補正光学系と、
    前記ブレ補正光学系を、その光軸に直交する平面に略沿って移動可能に支持するブレ補正光学系支持部と、
    前記ブレ補正光学系を前記ブレ補正光学系支持部に対してその光軸と略直交する方向に駆動する駆動部と、
    前記ブレ補正光学系及び前記ブレ補正光学系支持部の一方に固定された磁気検出部及び他方に固定された相対移動部を有する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の位置検出装置と
    を備えるブレ補正装置。

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