JPH08983U - キッチンラック - Google Patents
キッチンラックInfo
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- JPH08983U JPH08983U JP1425095U JP1425095U JPH08983U JP H08983 U JPH08983 U JP H08983U JP 1425095 U JP1425095 U JP 1425095U JP 1425095 U JP1425095 U JP 1425095U JP H08983 U JPH08983 U JP H08983U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々の用途をユーザーにおいて選択すること
ができ、使い勝手の向上を図ることのできるキッチンラ
ックを提供する。 【構成】 一対の側板60を、互いに平行な複数本のパ
イプ61等で連結して構成され、壁面に取り付けられて
使用されるラック本体と、このラック本体のパイプ61
等の少なくとも2本にまたがって支持される付属品67
等とを備えている。付属品は、パイプに対しその軸線方
向において2箇所で吊り下げらるようにすることもでき
るし、ロッドに対しその軸線方向において長い引っ掛け
幅を有して吊り下げらるようにすることもできる。
ができ、使い勝手の向上を図ることのできるキッチンラ
ックを提供する。 【構成】 一対の側板60を、互いに平行な複数本のパ
イプ61等で連結して構成され、壁面に取り付けられて
使用されるラック本体と、このラック本体のパイプ61
等の少なくとも2本にまたがって支持される付属品67
等とを備えている。付属品は、パイプに対しその軸線方
向において2箇所で吊り下げらるようにすることもでき
るし、ロッドに対しその軸線方向において長い引っ掛け
幅を有して吊り下げらるようにすることもできる。
Description
【0001】
本考案は、キッチンラックに関する。
【0002】 例えば、台所の流し台等に設置して、スポンジや洗剤容器を収納するのに用い るキッチンラックに関するものである。
【0003】
従来、この種のキッチンラックとしては、例えば図13に示すようなものがあ る。
【0004】 同図のキッチンラックは、1つの枠状針金1と、この枠状針金1の長手方向に 架設した複数本の針金2と、前記枠状針金1の短手方向に架設した複数本の針金 3とからなり、各針金1,2,3は互いに固着されている。
【0005】 4は吸盤であり、枠状針金1に形成された取り付け部1aと係脱するようにな っている。
【0006】 以上のようなキッチンラックは、図14にも示すように、流し台の壁面5に吸 盤4を用いて固定し、洗剤容器6等を載置することができる。
【0007】
上述した従来のキッチンラックは、これに装着されるトレイ等の付属品を備え てはいなかったので、用途が限られており、必ずしも使い勝手が良くはないとい う問題を有していた。
【0008】 本考案の目的は以上のような従来のキッチンラックにおける問題点を解決し、 種々の用途をユーザーにおいて選択することができ、使い勝手の向上を図ること のできるキッチンラックを提供することにある。
【0009】
上記目的を達成するために請求項1記載のキッチンラックは、一対の側板の下 部を、互いに平行な長手方向にのみ走る少なくとも2本のパイプまたはロッドで 連結するとともに、前記一対の側板の上部を、互いに平行な長手方向にのみ走る 2本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付けられて使用され るラック本体と、このラック本体に装着されるトレイとを備え、このトレイは、 その前後縁に沿って形成されたフック部を、前記側板の上部を連結している2本 のパイプまたはロッドにまたがってスライド可能に係合させることにより、ラッ ク本体にスライド可能に装着されることを特徴とする。
【0010】 請求項2記載のキッチンラックは、一対の側板の下部を、互いに平行な長手方 向にのみ走る少なくとも2本のパイプまたはロッドで連結するとともに、前記一 対の側板の上部を、互いに平行な長手方向にのみ走る2本のパイプまたはロッド で連結して構成され、壁面に取り付けられて使用されるラック本体と、このラッ ク本体に装着される、上部に開口を有する箱体とを備え、この箱体は、前記側板 の下部を連結しているパイプまたはロッドと上部を連結しているパイプまたはロ ッドとの高さ方向の間隔よりも大きな高さを有しており、その底部が、前記側板 の下部を連結しているパイプまたはロッドで支持されるとともに、前記側板の上 部を連結しているパイプまたはロッドをガイド体としてスライド可能にラック本 体に装着されることを特徴とする。
【0011】 請求項3記載のキッチンラックは、請求項2記載のキッチンラックにおいて、 前記箱体の開口は、箱体がラック本体に装着された状態で、ラック本体の壁面へ の取付面側から手前側に向かって下り傾斜状に開口していることを特徴とする。
【0012】 請求項4記載のキッチンラックは、一対の側板を、互いに平行な長手方向にの み走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付けられて 使用されるラック本体と、このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下げられ る吊り体とを備え、前記ラック本体は、前記壁面への取付側に対して手前側にお いて、上下に配置された2本のパイプまたはロッドを有し、前記吊り体は、前記 パイプまたはロッドに掛けられる掛け腕を有し、この掛け腕は、前記上下に配置 された2本のパイプまたはロッド同士の間隔よりも長く形成されていることを特 徴とする。
【0013】 請求項5記載のキッチンラックは、一対の側板を、互いに平行な長手方向にの み走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付けられて 使用されるラック本体と、このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下げられ る箸トレイとを備え、この箸トレイは、前記パイプまたはロッドの長手方向に延 びる箸受け部と、この箸受け部の中央部において、手前から底部に亙って形成さ れた切欠部とを有していることを特徴とする。
【0014】 請求項6記載のキッチンラックは、一対の側板を、互いに平行な長手方向にの み走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付けられて 使用されるラック本体と、このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下げられ るレードルホルダとを備え、このレードルホルダは、パイプまたはロッドに対し 、その軸線方向において2箇所で吊り下げることができるように、2つのフック 部を有しており、これらフック部の間において、かつ前記パイプまたはロッドと の間でレードルを保持することを特徴とする。
【0015】 請求項7記載のキッチンラックは、請求項1,2,3,4,5,または6記載 のキッチンラックにおいて、前記ラック本体は、一対の側板の壁面側を連結する 互いに平行な2本のパイプまたはロッドと、これらパイプまたはロッドの間にお いて前記一対の側板からそれぞれ長手方向内側に向かって設けられた、ラック本 体を前記壁面に対して着脱可能に取り付けるための取り付け部とを備えているこ とを特徴とする。
【0016】
請求項1記載のキッチンラックによれば、一対の側板の下部を、互いに平行な 長手方向にのみ走る少なくとも2本のパイプまたはロッドで連結するとともに、 前記一対の側板の上部を、互いに平行な長手方向にのみ走る2本のパイプまたは ロッドで連結して構成され、壁面に取り付けられて使用されるラック本体と、こ のラック本体に装着されるトレイとを備え、このトレイは、その前後縁に沿って 形成されたフック部を、前記側板の上部を連結している2本のパイプまたはロッ ドにまたがってスライド可能に係合させることにより、ラック本体にスライド可 能に装着されているので、トレイをパイプまたはロッドに沿ってスライドさせて 、使用者の望む位置にセットし、小物等を載置することができる。したがって、 使い勝手が向上するという効果が得られる。
【0017】 しかも、トレイは、ラック本体の側板の上部を連結している2本のパイプまた はロッドにまたがってスライド可能に装着されるので、このトレイに小物を置く 際あるいは取り上げる際に、パイプ等が邪魔にならない。
【0018】 また、ラック本体は、その側板同士が長手方向にのみ走るパイプまたはロッド で連結されているので、従来のキッチンラックにあったような短手部材との交差 部がなくなり、従ってここに汚れが付着するということもなく衛生的であるとい う効果もある。
【0019】 請求項2記載のキッチンラックによれば、一対の側板の下部を、互いに平行な 長手方向にのみ走る少なくとも2本のパイプまたはロッドで連結するとともに、 前記一対の側板の上部を、互いに平行な長手方向にのみ走る2本のパイプまたは ロッドで連結して構成され、壁面に取り付けられて使用されるラック本体と、こ のラック本体に装着される、上部に開口を有する箱体とを備え、この箱体は、前 記側板の下部を連結しているパイプまたはロッドと上部を連結しているパイプま たはロッドとの高さ方向の間隔よりも大きな高さを有しており、その底部が、前 記側板の下部を連結しているパイプまたはロッドで支持されるとともに、前記側 板の上部を連結しているパイプまたはロッドをガイド体としてスライド可能にラ ック本体に装着されるので、箱体をパイプまたはロッドに沿ってスライドさせて 、使用者の望む位置にセットし、小物等を収容することができる。したがって、 使い勝手が向上するという効果が得られる。
【0020】 しかも、箱体は、ラック本体の側板の下部を連結しているパイプまたはロッド と上部を連結しているパイプまたはロッドとの高さ方向の間隔よりも大きな高さ を有しているので、この箱体に小物を入れる際あるいは取り出す際に、パイプ等 が邪魔にならない。
【0021】 また、ラック本体は、その側板同士が長手方向にのみ走るパイプまたはロッド で連結されているので、従来のキッチンラックにあったような短手部材との交差 部がなくなり、従ってここに汚れが付着するということもなく衛生的であるとい う効果もある。
【0022】 請求項3記載のキッチンラックによれば、請求項2記載のキッチンラックにお いて、前記箱体の開口は、箱体がラック本体に装着された状態で、ラック本体の 壁面への取付面側から手前側に向かって下り傾斜状に開口しているので、小物の 出し入れが一層行ない易くなり、さらに使い勝手が向上する。
【0023】 請求項4記載のキッチンラックによれば、一対の側板を、互いに平行な長手方 向にのみ走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付け られて使用されるラック本体と、このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下 げられる吊り体とを備えているので、吊り体に小物等を載置することができる。 したがって、使い勝手が向上するという効果が得られる。
【0024】 しかも、ラック本体は、前記壁面への取付側に対して手前側において、上下に 配置された2本のパイプまたはロッドを有し、前記吊り体は、前記パイプまたは ロッドに掛けられる掛け腕を有し、この掛け腕は、前記上下に配置された2本の パイプまたはロッド同士の間隔よりも長く形成されているので、掛け腕を上下に 配置された2本のパイプまたはロッドのうち上方のパイプまたはロッドに掛ける と、下方のパイプまたはロッドに掛け腕が当接する状態となる。
【0025】 したがって、吊り体が安定した状態となり、使い勝手が一層向上するという効 果が得られる。
【0026】 また、ラック本体は、その側板同士が長手方向にのみ走るパイプまたはロッド で連結されているので、従来のキッチンラックにあったような短手部材との交差 部がなくなり、従ってここに汚れが付着するということもなく衛生的であるとい う効果もある。
【0027】 請求項5記載のキッチンラックによれば、一対の側板を、互いに平行な長手方 向にのみ走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付け られて使用されるラック本体と、このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下 げられる箸トレイとを備え、この箸トレイは、前記パイプまたはロッドの長手方 向に延びる箸受け部と、この箸受け部の中央部において、手前から底部に亙って 形成された切欠部とを有しているので、洗った箸等を箸受け部に一時的に置くこ とができるとともに、切欠部から指等を入れて箸等を容易に取り出すことができ る。
【0028】 請求項6記載のキッチンラックによれば、一対の側板を、互いに平行な長手方 向にのみ走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成され、壁面に取り付け られて使用されるラック本体と、このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下 げられるレードルホルダとを備え、このレードルホルダは、パイプまたはロッド に対し、その軸線方向において2箇所で吊り下げることができるように、2つの フック部を有しており、これらフック部の間において、かつ前記パイプまたはロ ッドとの間でレードルを保持するので、調理中のお玉をレードルホルダとパイプ との間で保持することができ、使い勝手が向上するという効果が得られる。
【0029】 請求項7記載のキッチンラックによれば、請求項1,2,3,4,5,または 6記載のキッチンラックにおいて、前記ラック本体は、一対の側板の壁面側を連 結する互いに平行な2本のパイプまたはロッドと、これらパイプまたはロッドの 間において前記一対の側板からそれぞれ長手方向内側に向かって設けられた、ラ ック本体を前記壁面に対して着脱可能に取り付けるための取り付け部とを備えて いるので、次のような作用効果が得られる。
【0030】 すなわち、図13,図14に示した従来のキッチンラックの場合には、吸盤4 の首部に、枠状針金1の取り付け部1aを懸けることにより、固定するようにな っていたので、キッチンラックを取り外す際には、枠状針金1を持ち上げること により吸盤4の頭部と取り付け部1aとの係合を解くことにより取り外すことが できるようになっていたが、枠状針金1を持ち上げる際、流し台の壁面にある返 し部8が邪魔になってうまく取り外すことができないことがあった。
【0031】 これに対し、請求項7記載のキッチンラックによれば、壁面に対して着脱可能 に取り付けるための取り付け部は、前記一対の側板の壁面側を連結する互いに平 行な2本のパイプまたはロッドの間において一対の側板からそれぞれ長手方向内 側に向かって設けられているので、壁面への取り付け、取り外し操作は2本の連 結部材の間において行なうことができ、従って容易に壁面に対して取り付け取り 外しすることができる。特に、例えば第14図に示した壁面の返し部8等がある 場合でも、これが邪魔にならず、容易に取り外すことができる。
【0032】 すなわち請求項7記載のものによれば、壁面に対して容易に着脱可能で、使い 勝手の良いキッチンラックが得られる。
【0033】
以下、図示の実施例について説明する。
【0034】 先ず、ラック本体の構成について説明する。
【0035】 図1はラック本体を示す部分省略斜視図、図2は側板を内側から見た側面図で ある。
【0036】 これらの図面に示すように、ラック本体は、一対の側板10,10を、これら 側板10,10の間を長手方向にのみ走る連結部材20で連結することにより構 成してある。
【0037】 連結部材20は、3本の比較的太いパイプ21,22,23と、4本の比較的 細いロッド24,25,26,27とからなり、これらパイプおよびロッドが、 側板10,10に形成した嵌合口11・・・,12・・・に嵌合されて固着され ている。
【0038】 パイプ21,22は両側板10,10の壁面側を連結しており、パイプ23は 両側板の手前側を連結している。そして、手前側のパイプ23は、図2に示すよ うに、前記壁面側の2つのパイプ21,22のうち上方に位置するパイプ21よ りも下方に位置している。
【0039】 また、このラック本体では、ロッド24,25,26,27を予めユニット化 することにより、組み立て工数の簡易化を図っている。すなわち、28はロッド 24,25,26,27をユニット化するための連結片であり、図3に示すよう に、この連結片28に前述したロッドの嵌合口12が形成されている。ロッド2 4,25,26,27は、その両端が連結片28の嵌合口12に嵌合されて固定 されることによりユニット化されている。そして、連結片28が、側板10,1 0に形成した長穴状嵌合口13に嵌合されて固着されることにより、ロッド24 ,25,26,27が側板10,10に装着されている。
【0040】 側板10には、その後部に取り付け部14が形成されている。
【0041】 取り付け部14は、側板10,10の壁面側を連結する互いに平行な2つのパ イプ21,22の間において両側板10,10からそれぞれ長手方向内側に向か って形成された舌片15と、この舌片15に装着された固定手段である吸盤16 とからなる。
【0042】 図4(a)(b)はそれぞれ取り付け部の背面図、第5図(a)(b)は取り 付け部の分解背面図、同図(c)は吸盤の平面図である。
【0043】 これらの図に示すように、舌片15には、その背面に吸盤16との嵌合部17 が形成されており、この嵌合部17と吸盤16の頭部16aとが係脱するように なっている。
【0044】 本実施例では、吸盤16の首部16bに位置決め用凸部16cを形成する一方 、嵌合部17にはこの凸部16cと嵌合する凹部17aを形成し、かつ吸盤の表 側であって前記凸部16cの反対側につまみ16dを形成してある。
【0045】 このように構成してあるので、吸盤16と、嵌合部17とが正しく嵌合する( すなわち吸盤の凸部16cと嵌合部の凹部17aとが嵌合する)と、図1に示す ように、常に吸盤16のつまみ16dが舌片15の長手方向内側よりに突出する こととなる。
【0046】 以上のようなラック本体は、予め吸盤16を舌片15に装着しておき、吸盤1 6を流し台の壁面に押し付けて固着させることによって固定し、洗剤容器等を載 置することができる。
【0047】 そして、このようなラック本体は、一対の側板10,10と、これら側板の間 を長手方向にのみ走る連結部材20とで構成されているので、従来のキッチンラ ックにあったような短手部材との交差部がなくなり、従ってここに汚れが付着す るということもなく衛生的であるという効果がある。
【0048】 また、吸盤16のつまみ16dが舌片15の内側よりに突出しているので、流 し台の壁面から取り外す際には、このつまみ16dを引くことにより、容易に取 り外すことができる。
【0049】 すなわち、図13,図14に示した従来のキッチンラックの場合には、吸盤4 の首部に、枠状針金1の取り付け部1aを懸けることにより、固定するようにな っていたので、キッチンラックを取り外す際には、枠状針金1を持ち上げること により吸盤4の頭部と取り付け部1aとの係合を解くことにより取り外すことが できるようになっていたが、枠状針金1を持ち上げる際、流し台の壁面にある返 し部8が邪魔になってうまく取り外すことができないことがあった。
【0050】 これに対し、本実施例のキッチンラックは、流し台の壁面に返し部があったと しても、吸盤16のつまみ16dを引くことにより、容易に取り外すことができ るというメリットがある。
【0051】 次に、ラック本体と、付属品とを組み合わせた実施例について説明する。
【0052】 <実施例1> 図6は本考案に係るキッチンラックの第1実施例を示す斜視図である。
【0053】 本実施例におけるラック本体の側板60,60は、略コ字型に形成してあり、 連結部材は、4本の比較的太いパイプ61,62,63,64と、比較的細いロ ッド65,66とで構成してある。パイプ61,64は両側板60,60の壁面 側を連結しており、パイプ62,63は両側板60,60の手前側を連結してい る。そして、手前側のパイプ62,63は、壁面側のパイプ61,64と同じ高 さに位置している。
【0054】 そして、図示のキッチンラックでは、トレイとしてソープトレイ67が取り付 けてあり、箱体としてマルチポケット68が取り付けてある。
【0055】 ソープトレイ67は、その前後縁にフック部67a,67aが形成されており 、このフック部67aを、側板60,60の上部を連結している2本のロッド6 1,62にまたがって係合させることによりラック本体に対してスライド可能に 装着されている。
【0056】 このようなソープトレイ67は、ロッド61,62に沿ってスライドさせて、 使用者の望む位置にセットし、石鹸を置くことができる。
【0057】 そして、ソープトレイ67は、ラック本体の側板60,60の上部を連結して いる2本のパイプ61,62にまたがってスライド可能に装着されるので、この トレイ67に石鹸を置く際あるいは取り上げる際に、パイプ61,62が邪魔に ならない。
【0058】 マルチポケット68は、側板60,60の下部を連結しているパイプ63,6 4と上部を連結しているパイプ61,62との高さ方向の間隔よりも大きな高さ を有しており、その底部が下方の2本のパイプ63,64にまたがって支持され 、さらにその前後面が上方のパイプ61,62をガイド体として案内されること により、ラック本体内にスライド可能に載置されている。マルチポケット68の 開口は、図示のようにラック本体に装着された状態で、ラック本体の壁面への取 付面側から手前側に向かって下り傾斜状に開口している。68aは、ポケット6 8の仕切り板である。
【0059】 このようなマルチポケット68は、パイプ61,62に沿ってスライドさせて 、使用者の望む位置にセットし、箸等を入れることができる。
【0060】 そして、マルチポケット68は、ラック本体の側板60,60の下部を連結し ているパイプ63,64と上部を連結しているパイプ61,62との高さ方向の 間隔よりも大きな高さを有しているので、箸等を入れる際あるいは取り出す際に 、パイプが邪魔にならない。
【0061】 また、開口は、ラック本体の壁面への取付面側から手前側に向かって下り傾斜 状に開口しているので、箸等の出し入れが一層行ない易い。
【0062】 なお、これらソープトレイ67、マルチポケット68は、必要に応じ、キッチ ンラックから取り外して単独でも使用することができる。
【0063】 <実施例2> 図7は本考案に係るキッチンラックの第2実施例を示す斜視図である。
【0064】 本実施例では、吊り体として、まな板ホルダ69を取り付けてある。
【0065】 まな板ホルダ69は、フック部69aが形成された掛け腕69cを有している 。このまな板ホルダ69は、パイプ62に対しその軸線方向において長い引っ掛 け幅を有している前記フック部69aをパイプ62に懸けることによりラックに 取り付けることができ、屈曲部69bにまな板を載せることができるようになっ ている。この場合、掛け腕69cは、上下に配置された2本のパイプ62,63 同士の間隔よりも長く形成されているので、その背面は、パイプ63によっても 支持されることとなり、まな板は安定した状態で保持される。
【0066】 なお、70はサイドポケットである。
【0067】 サイドポケット70は、その側面に凸部71が形成されていて、この凸部71 を側板60の凹部60aに嵌合させることによりラックに取り付けることができ る。そして、収納部72に、ラックには収容することのできない大きさの洗剤容 器等を載置することができるようになっている。
【0068】 <実施例3> 図8は本考案に係るキッチンラックの第3実施例を示す斜視図である。
【0069】 本実施例では、ラック本体に、箸トレイ73を取り付けてある。
【0070】 箸トレイ73は、パイプ62に対し、その軸線方向において2箇所で吊り下げ ることができるように2つのフック部73aを有しており、そのフック部73a をパイプ62に懸けることによりラックに取り付けられている。
【0071】 この箸トレイ73は、前記パイプの長手方向に延びる箸受け部(屈曲部)73 bと、この箸受け部73bの中央部において、手前から底部に亙って形成された 切欠部73cとを有しており、箸受け部73bに、洗った箸等を一時的に置くこ とができるとともに、切欠部73cから指等を入れて箸等を容易に取り出すこと ができる。
【0072】 なお、74はコップスタンド、75は輪ゴムフックである。
【0073】 コップスタンド74は、パイプ61を屈曲することにより形成されており、コ ップや軽量カップを懸けることができるようになっている。
【0074】 輪ゴムフック75は、側板60に固定されており、輪ゴムを懸けておくことが できるようになっている。
【0075】 <実施例4> 図9は本考案に係るキッチンラックの第4実施例を示す斜視図である。
【0076】 本実施例では、吊り体として、ワイドバスケット79を取り付けてある。
【0077】 ワイドバスケット79は、パイプ62に対し、その軸線方向において2箇所で 吊り下げることができるように2つの掛け腕79bを有しており、その上端に設 けられたフック部79aをパイプ62に懸けて使用し、従来の三角コーナーの代 わりとして利用することができるようになている。
【0078】 なお、80はレードルホルダである。
【0079】 レードルホルダ80は、側板60に固定されており、調理中のお玉やコップ洗 い等を一時的に懸けておくことができるようになっている。
【0080】 <実施例5> 図10は本考案に係るキッチンラックの第5実施例を示す斜視図である。
【0081】 本実施例では、ラック本体に対して、レードルホルダ81と、吊り体としての 小物トレイ82を取り付けてある。
【0082】 レードルホルダ81、小物トレイ82は、パイプ63あるいは62に対し、そ の軸線方向において2箇所で吊り下げることができるように、それぞれ2つのフ ック部81a,82aを有しており、このフック部をパイプ62又は63に懸け て使用するようになっている。
【0083】 レードルホルダ81はパイプ63との間で調理中のお玉を保持することができ 、小物トレイ82には、スポンジやソープ、キッチン小物を置くことができる。
【0084】 小物トレイ82の掛け腕82bは、上下に配置された2本のパイプ62,63 同士の間隔よりも長く形成されているので、図示のように上方のパイプ62に掛 けた場合には、下方のパイプ63によっても支持されることとなり、小物を安定 して保持することができる。
【0085】 <実施例6> 図11(a)(b)は本考案に係るキッチンラックの第6実施例の要部を示す 部分省略正面図と横断面図、図12は分解斜視図である。
【0086】 本実施例が、前述した実施例と異なる点は、ラック本体の取り付け部の構造で あり、その他の点に変わりはない。
【0087】 本実施例の取り付け部50は、ラック本体の内方に向けて形成された舌片51 と、この舌片51を固定するための固定手段である固定部材52と、この固定部 材52と舌片51とを係脱させるための挿入片53とからなる。
【0088】 舌片51には、その背面に固定部材52の頭部52aを受け入れる収容部51 aが形成されている。
【0089】 51bは頭部52aを出し入れするための切欠である。切欠52bの幅W1は 頭部52aの径dよりも多少大きく形成してある。
【0090】 挿入片53は、その一端にフォーク53a,53aが形成され、他端につまみ 部53bが形成されている。そして、フォーク53a,53aの間隔W2は、固 定部材52の首部52bの径よりは大きく、頭部52aの径dよりは小さく形成 してある。つまみ部53bは、図11に示すように、舌片51よりさらに長手方 向内側に位置する。
【0091】 このような取り付け部50を用いてキッチンラックを流し台の壁面に取り付け るには、予め固定部材52を適宜の手段(接着剤、両面テープ等)で流し台の壁 面に固着しておき、その頭部52aが舌片51の収容部51aに入るようにラッ クをセットする。その後、挿入片53を側方から収容部51a内に差し込むと、 挿入片53のフォーク53a,53aが頭部52aの内側と係合して頭部52a を収容部内に保持する。このようにしてラックが流し台の壁面に取り付けられる 。
【0092】 また、キッチンラックを取り外す際には、挿入片53のつまみ部53bをもっ て挿入片53を側方に引き抜くことにより、容易に取り外すことができる。
【0093】 以上本考案の実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定されるも のではなく、本考案の要旨の範囲内で適宜変形実施可能である。
【0094】 例えば、 側板の形状は、上記実施例のものに限らず、適宜の形状を採用し得る。
【0095】 取り付け部の構造は、上記実施例のものに限らず、適宜の構造を採用し得る 。
【0096】 その他、上記実施例を適宜組み合わせることも可能である。
【0097】
【図1】本考案に係るキッチンラックのラック本体の一
実施例を示す部分省略斜視図。
実施例を示す部分省略斜視図。
【図2】同上側板を内側から見た側面図。
【図3】同じく(a)(b)はロッドをユニット化する
ための連結片を示す部分省略平面図と正面図。
ための連結片を示す部分省略平面図と正面図。
【図4】同じく(a)(b)はそれぞれ取り付け部の背
面図。
面図。
【図5】同じく(a)(b)は取り付け部の分解背面
図、(c)は吸盤の平面図。
図、(c)は吸盤の平面図。
【図6】本考案に係るキッチンラックの第1実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図7】本考案に係るキッチンラックの第2実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図8】本考案に係るキッチンラックの第3実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図9】本考案に係るキッチンラックの第4実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図10】本考案に係るキッチンラックの第5実施例を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図11】(a)(b)は本考案に係るキッチンラック
の第6実施例の要部を示す部分省略正面図と横断面図。
の第6実施例の要部を示す部分省略正面図と横断面図。
【図12】同上分解斜視図。
【図13】従来キッチンラックの斜視図。
【図14】従来キッチンラックの断面図。
10,60 側板 21,61 パイプ 67 トレイ 68 マルチポケット(箱体) 69 吊り体 69c 掛け腕 73 箸トレイ 81 レードルホルダ
Claims (7)
- 【請求項1】 一対の側板の下部を、互いに平行な長手
方向にのみ走る少なくとも2本のパイプまたはロッドで
連結するとともに、前記一対の側板の上部を、互いに平
行な長手方向にのみ走る2本のパイプまたはロッドで連
結して構成され、壁面に取り付けられて使用されるラッ
ク本体と、 このラック本体に装着されるトレイとを備え、 このトレイは、その前後縁に沿って形成されたフック部
を、前記側板の上部を連結している2本のパイプまたは
ロッドにまたがってスライド可能に係合させることによ
り、ラック本体にスライド可能に装着されることを特徴
とするキッチンラック。 - 【請求項2】 一対の側板の下部を、互いに平行な長手
方向にのみ走る少なくとも2本のパイプまたはロッドで
連結するとともに、前記一対の側板の上部を、互いに平
行な長手方向にのみ走る2本のパイプまたはロッドで連
結して構成され、壁面に取り付けられて使用されるラッ
ク本体と、 このラック本体に装着される、上部に開口を有する箱体
とを備え、 この箱体は、前記側板の下部を連結しているパイプまた
はロッドと上部を連結しているパイプまたはロッドとの
高さ方向の間隔よりも大きな高さを有しており、その底
部が、前記側板の下部を連結しているパイプまたはロッ
ドで支持されるとともに、前記側板の上部を連結してい
るパイプまたはロッドをガイド体としてスライド可能に
ラック本体に装着されることを特徴とするキッチンラッ
ク。 - 【請求項3】 前記箱体の開口は、箱体がラック本体に
装着された状態で、ラック本体の壁面への取付面側から
手前側に向かって下り傾斜状に開口していることを特徴
とする請求項2記載のキッチンラック。 - 【請求項4】 一対の側板を、互いに平行な長手方向に
のみ走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成さ
れ、壁面に取り付けられて使用されるラック本体と、こ
のラック本体のパイプまたはロッドに吊り下げられる吊
り体とを備え、 前記ラック本体は、前記壁面への取付側に対して手前側
において、上下に配置された2本のパイプまたはロッド
を有し、 前記吊り体は、前記パイプまたはロッドに掛けられる掛
け腕を有し、この掛け腕は、前記上下に配置された2本
のパイプまたはロッド同士の間隔よりも長く形成されて
いることを特徴とするキッチンラック。 - 【請求項5】 一対の側板を、互いに平行な長手方向に
のみ走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成さ
れ、壁面に取り付けられて使用されるラック本体と、 このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下げられる
箸トレイとを備え、 この箸トレイは、前記パイプまたはロッドの長手方向に
延びる箸受け部と、この箸受け部の中央部において、手
前から底部に亙って形成された切欠部とを有しているこ
とを特徴とするキッチンラック。 - 【請求項6】 一対の側板を、互いに平行な長手方向に
のみ走る複数本のパイプまたはロッドで連結して構成さ
れ、壁面に取り付けられて使用されるラック本体と、 このラック本体のパイプまたはロッドに吊り下げられる
レードルホルダとを備え、 このレードルホルダは、パイプまたはロッドに対し、そ
の軸線方向において2箇所で吊り下げることができるよ
うに、2つのフック部を有しており、これらフック部の
間において、かつ前記パイプまたはロッドとの間でレー
ドルを保持することを特徴とするキッチンラック。 - 【請求項7】 前記ラック本体は、一対の側板の壁面側
を連結する互いに平行な2本のパイプまたはロッドと、
これらパイプまたはロッドの間において前記一対の側板
からそれぞれ長手方向内側に向かって設けられた、ラッ
ク本体を前記壁面に対して着脱可能に取り付けるための
取り付け部とを備えていることを特徴とする請求項1,
2,3,4,5,または6記載のキッチンラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1425095U JP2540050Y2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | キッチンラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1425095U JP2540050Y2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | キッチンラック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08983U true JPH08983U (ja) | 1996-06-21 |
JP2540050Y2 JP2540050Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=11855851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1425095U Expired - Lifetime JP2540050Y2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | キッチンラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540050Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003056024A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 水栓におけるトレイ装着構造 |
JP2004121807A (ja) * | 2002-07-30 | 2004-04-22 | Richell Corp | 流し台用小物入れ |
JP2008253319A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Cleanup Corp | システムキッチン |
KR101614836B1 (ko) * | 2015-01-19 | 2016-04-29 | 주식회사 리노 | 주방용 식기 건조대 |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP1425095U patent/JP2540050Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003056024A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 水栓におけるトレイ装着構造 |
JP4647151B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-03-09 | 株式会社三栄水栓製作所 | 水栓におけるトレイ装着構造 |
JP2004121807A (ja) * | 2002-07-30 | 2004-04-22 | Richell Corp | 流し台用小物入れ |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2540050Y2 (ja) | 1997-07-02 |
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