JPH0898277A - 端子台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置 - Google Patents
端子台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置Info
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- JPH0898277A JPH0898277A JP6235565A JP23556594A JPH0898277A JP H0898277 A JPH0898277 A JP H0898277A JP 6235565 A JP6235565 A JP 6235565A JP 23556594 A JP23556594 A JP 23556594A JP H0898277 A JPH0898277 A JP H0898277A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力線搬送通信による伝送信号送出による遠
隔制御システムを構築する上で、伝送信号の周波数成分
に対してインピーダンス低下を伴い得る制御負荷対象等
に改良・変更を要せず、伝送信号の減衰を抑制できるよ
うにすること。 【構成】 電力入力端子１１ａと、この電力入力端子１
１ａに接続されて電力入力端子側からみた伝送信号の周
波数成分のインピーダンスを高くするためのインピーダ
ンスアッパ１２と、このインピーダンスアッパ１２を介
して電力入力端子１１ａに接続された第１端子１１ｃ
と、電力入力端子１１ａに直接接続された第２端子１１
ｄとを備えた電力線搬送通信用の端子台１２とすること
により、第１端子１１ｃ側に伝送信号の周波数成分でイ
ンピーダンスアッパ低下を招く制御対象負荷２を接続
し、第２端子１１ｄ側に電力線搬送端末器３を接続する
だけで、伝送信号の減衰を抑制できるようにした。
隔制御システムを構築する上で、伝送信号の周波数成分
に対してインピーダンス低下を伴い得る制御負荷対象等
に改良・変更を要せず、伝送信号の減衰を抑制できるよ
うにすること。 【構成】 電力入力端子１１ａと、この電力入力端子１
１ａに接続されて電力入力端子側からみた伝送信号の周
波数成分のインピーダンスを高くするためのインピーダ
ンスアッパ１２と、このインピーダンスアッパ１２を介
して電力入力端子１１ａに接続された第１端子１１ｃ
と、電力入力端子１１ａに直接接続された第２端子１１
ｄとを備えた電力線搬送通信用の端子台１２とすること
により、第１端子１１ｃ側に伝送信号の周波数成分でイ
ンピーダンスアッパ低下を招く制御対象負荷２を接続
し、第２端子１１ｄ側に電力線搬送端末器３を接続する
だけで、伝送信号の減衰を抑制できるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電力線を信号伝送路と
して制御対象物を遠隔制御するシステムに適した端子
台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置に
関する。
して制御対象物を遠隔制御するシステムに適した端子
台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、照明制御システムとしては、電力
線搬送通信を利用した遠隔制御システムがある。図５は
その概要を示し、商用の電力線１に対して複数の電子安
定器（インバータ点灯装置）２が並列に接続され、これ
らの電子安定器２に並列に電力線搬送端末器３が接続さ
れている。そして、電力線１に接続された制御盤（図示
せず）から点灯／消灯信号或いは調光信号なる伝送信号
を発して、電力線１上を重畳させて伝送し、この伝送信
号を電力線搬送端末器３において受信検出し、対応する
電子安定器２に動作制御信号を与えることで、その電子
安定器２に接続されている放電灯等の照明負荷４の点灯
状態を遠隔制御するものである。
線搬送通信を利用した遠隔制御システムがある。図５は
その概要を示し、商用の電力線１に対して複数の電子安
定器（インバータ点灯装置）２が並列に接続され、これ
らの電子安定器２に並列に電力線搬送端末器３が接続さ
れている。そして、電力線１に接続された制御盤（図示
せず）から点灯／消灯信号或いは調光信号なる伝送信号
を発して、電力線１上を重畳させて伝送し、この伝送信
号を電力線搬送端末器３において受信検出し、対応する
電子安定器２に動作制御信号を与えることで、その電子
安定器２に接続されている放電灯等の照明負荷４の点灯
状態を遠隔制御するものである。
【０００３】図６に、例えば、１つの電子安定器２と電
力線搬送端末器３との組を抽出して示す。まず、電子安
定器２は高周波発振動作を行なうインバータ点灯回路５
を主体とするもので、その電力入力部には雑音電圧を減
少させる等の目的からフィルタ回路６が設けられてお
り、コンデンサＣ1 ，Ｃ2 やバリスタＢ1 を有する構成
とされている。７はインバータ点灯回路５に直流電圧を
供給する全波整流回路である。一方、電力線搬送端末器
３は、伝送信号を受信検出して前記インバータ点灯回路
５に動作制御信号を出力する受信回路８を主体とするも
ので、その入力段には電力線１上から電源電圧を除去し
伝送信号を取り出すための結合回路９が設けられてお
り、直流カット用のコンデンサＣ3 と結合トランスＴと
を有する構成とされている。
力線搬送端末器３との組を抽出して示す。まず、電子安
定器２は高周波発振動作を行なうインバータ点灯回路５
を主体とするもので、その電力入力部には雑音電圧を減
少させる等の目的からフィルタ回路６が設けられてお
り、コンデンサＣ1 ，Ｃ2 やバリスタＢ1 を有する構成
とされている。７はインバータ点灯回路５に直流電圧を
供給する全波整流回路である。一方、電力線搬送端末器
３は、伝送信号を受信検出して前記インバータ点灯回路
５に動作制御信号を出力する受信回路８を主体とするも
ので、その入力段には電力線１上から電源電圧を除去し
伝送信号を取り出すための結合回路９が設けられてお
り、直流カット用のコンデンサＣ3 と結合トランスＴと
を有する構成とされている。
【０００４】図６に示すような構成において、電力線搬
送通信によってインバータ点灯回路５（照明負荷４）を
遠隔制御しようとする場合、電力線１に接続されたフィ
ルタ回路６中のコンデンサＣ1 ，Ｃ2 やバリスタＢ1 の
容量により、伝送信号の周波数成分（例えば、１２５ｋ
Ｈｚ）の線路インピーダンスが低下してしまう。この結
果、電力線搬送端末器３側に搬送されるべき伝送信号の
減衰量が増加し、伝送誤りを発生するおそれがあり、遠
隔制御を正常に行なえないケースを生ずる。
送通信によってインバータ点灯回路５（照明負荷４）を
遠隔制御しようとする場合、電力線１に接続されたフィ
ルタ回路６中のコンデンサＣ1 ，Ｃ2 やバリスタＢ1 の
容量により、伝送信号の周波数成分（例えば、１２５ｋ
Ｈｚ）の線路インピーダンスが低下してしまう。この結
果、電力線搬送端末器３側に搬送されるべき伝送信号の
減衰量が増加し、伝送誤りを発生するおそれがあり、遠
隔制御を正常に行なえないケースを生ずる。
【０００５】そこで、特公平３−７９９１７号公報によ
れば、線路インピーダンスの低下を招く被制御機器（上
例であれば、電子安定器に相当する）と電力線との間
に、ＬＣ並列共振回路よりなるインピーダンスアッパを
介在させることで、伝送信号の減衰を抑えるようにした
点が示されている。インダクタは高周波になる程インピ
ーダンスが高くなるため、被制御機器側の伝送信号に対
するインピーダンス低下が防止される。ここに、ＬＣ並
列共振回路は伝送信号の周波数（例えば、１２５ｋＨ
ｚ）に共振するように設定されており、インダクタ１個
によりインピーダンスアッパを形成する場合よりもイン
ピーダンスを高くし得るとともに、負荷の影響を受けに
くい利点を持つ。
れば、線路インピーダンスの低下を招く被制御機器（上
例であれば、電子安定器に相当する）と電力線との間
に、ＬＣ並列共振回路よりなるインピーダンスアッパを
介在させることで、伝送信号の減衰を抑えるようにした
点が示されている。インダクタは高周波になる程インピ
ーダンスが高くなるため、被制御機器側の伝送信号に対
するインピーダンス低下が防止される。ここに、ＬＣ並
列共振回路は伝送信号の周波数（例えば、１２５ｋＨ
ｚ）に共振するように設定されており、インダクタ１個
によりインピーダンスアッパを形成する場合よりもイン
ピーダンスを高くし得るとともに、負荷の影響を受けに
くい利点を持つ。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特公平
３−７９９１７号公報によれば、インピーダンスアッパ
が送受信装置に内蔵されている。これは、図６に示した
例で考えれば、電子安定器２に対して電力線搬送端末器
３とインピーダンスアッパとが一体で組み込まれて実装
された電力線搬送通信用の専用品構造に相当する。つま
り、既存の電子安定器をそのまま用いることはできず、
インピーダンスアッパ等を一体化した専用品を用意し、
又は、変更しなければならない。よって、電力線搬送通
信システムを構築する場合、コスト高となる。
３−７９９１７号公報によれば、インピーダンスアッパ
が送受信装置に内蔵されている。これは、図６に示した
例で考えれば、電子安定器２に対して電力線搬送端末器
３とインピーダンスアッパとが一体で組み込まれて実装
された電力線搬送通信用の専用品構造に相当する。つま
り、既存の電子安定器をそのまま用いることはできず、
インピーダンスアッパ等を一体化した専用品を用意し、
又は、変更しなければならない。よって、電力線搬送通
信システムを構築する場合、コスト高となる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、電力入力端子と、この電力入力端子に接続されて電
力入力端子側からみた伝送信号の周波数成分のインピー
ダンスを高くするためのインピーダンスアッパと、この
インピーダンスアッパを介して前記電力入力端子に接続
された第１端子と、前記電力入力端子に直接接続された
第２端子とを備えた電力線搬送通信用の端子台を構成し
た。
は、電力入力端子と、この電力入力端子に接続されて電
力入力端子側からみた伝送信号の周波数成分のインピー
ダンスを高くするためのインピーダンスアッパと、この
インピーダンスアッパを介して前記電力入力端子に接続
された第１端子と、前記電力入力端子に直接接続された
第２端子とを備えた電力線搬送通信用の端子台を構成し
た。
【０００８】請求項２記載の発明では、伝送信号が重畳
される電力線に電力入力端子が接続される請求項１記載
の端子台と、この端子台の第１端子に接続されたインピ
ーダンス低下を招く制御対象負荷と、前記端子台の第２
端子に接続されて前記制御対象負荷を制御するための電
力線搬送端末器とを備えた電力線搬送通信装置を構成し
た。
される電力線に電力入力端子が接続される請求項１記載
の端子台と、この端子台の第１端子に接続されたインピ
ーダンス低下を招く制御対象負荷と、前記端子台の第２
端子に接続されて前記制御対象負荷を制御するための電
力線搬送端末器とを備えた電力線搬送通信装置を構成し
た。
【０００９】請求項３記載の発明では、伝送信号が重畳
される電力線に電力入力端子が接続される請求項１記載
の端子台と、フィルタ回路を有してこの端子台の第１端
子に接続された電子安定器と、前記端子台の第２端子に
接続されて前記電子安定器を制御するための受信回路を
含む電力線搬送端末器とを備えた電力線搬送照明制御装
置を構成した。
される電力線に電力入力端子が接続される請求項１記載
の端子台と、フィルタ回路を有してこの端子台の第１端
子に接続された電子安定器と、前記端子台の第２端子に
接続されて前記電子安定器を制御するための受信回路を
含む電力線搬送端末器とを備えた電力線搬送照明制御装
置を構成した。
【００１０】請求項４記載の発明では、請求項３記載の
電力線搬送照明制御装置中のインピーダンスアッパを、
ＬＣ共振回路により形成した。
電力線搬送照明制御装置中のインピーダンスアッパを、
ＬＣ共振回路により形成した。
【００１１】請求項５記載の発明では、入力段にフィル
タ回路を有する電子安定器と、前記フィルタ回路に直列
接続された結合回路を入力段に有する電力線搬送端末器
とを備えた電力線搬送照明制御装置を構成した。
タ回路を有する電子安定器と、前記フィルタ回路に直列
接続された結合回路を入力段に有する電力線搬送端末器
とを備えた電力線搬送照明制御装置を構成した。
【００１２】請求項６記載の発明では、請求項５記載の
電力線搬送照明制御装置において、フィルタ回路中のコ
ンデンサと結合回路中の結合トランスのインダクタンス
とによるＬＣフィルタによりインピーダンスアッパを形
成した。
電力線搬送照明制御装置において、フィルタ回路中のコ
ンデンサと結合回路中の結合トランスのインダクタンス
とによるＬＣフィルタによりインピーダンスアッパを形
成した。
【００１３】
【作用】請求項１記載の発明の電力線搬送通信用の端子
台においては、電力入力端子に対してインピーダンスア
ッパを介在させた第１端子とインピーダンスアッパを介
在させない第２端子とを有するので、第１端子側に伝送
信号の周波数成分でインピーダンスアッパ低下を招く制
御対象負荷を接続し、第２端子側に電力線搬送端末器を
接続することにより、伝送信号の減衰を抑制できる電力
線搬送通信システムを構築できる。即ち、端子台を変更
するだけで、制御対象負荷等には変更を要せず、既存の
汎用品を用いることができる。
台においては、電力入力端子に対してインピーダンスア
ッパを介在させた第１端子とインピーダンスアッパを介
在させない第２端子とを有するので、第１端子側に伝送
信号の周波数成分でインピーダンスアッパ低下を招く制
御対象負荷を接続し、第２端子側に電力線搬送端末器を
接続することにより、伝送信号の減衰を抑制できる電力
線搬送通信システムを構築できる。即ち、端子台を変更
するだけで、制御対象負荷等には変更を要せず、既存の
汎用品を用いることができる。
【００１４】よって、請求項２記載の発明の電力線搬送
通信装置においては、制御対象負荷や電力線搬送端末に
は一切変更を要せず、既存の汎用品を用いながら伝送信
号の減衰を抑制できる。
通信装置においては、制御対象負荷や電力線搬送端末に
は一切変更を要せず、既存の汎用品を用いながら伝送信
号の減衰を抑制できる。
【００１５】より具体的に、請求項３記載の発明の電力
線搬送照明制御装置においては、照明負荷を点灯させる
ための電子安定器やこの電子安定器を制御するための電
力線搬送端末器には一切変更を要せず、既存の汎用品を
用いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正
に遠隔制御できる。
線搬送照明制御装置においては、照明負荷を点灯させる
ための電子安定器やこの電子安定器を制御するための電
力線搬送端末器には一切変更を要せず、既存の汎用品を
用いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正
に遠隔制御できる。
【００１６】この場合、請求項４記載の発明の電力線搬
送照明制御装置においては、端子台中のインピーダンス
アッパをＬＣ共振回路により形成しているので、調光信
号等の伝送信号の周波数に対して効果的にインピーダン
スを増加させることができ、安定した照明制御を行なえ
る。
送照明制御装置においては、端子台中のインピーダンス
アッパをＬＣ共振回路により形成しているので、調光信
号等の伝送信号の周波数に対して効果的にインピーダン
スを増加させることができ、安定した照明制御を行なえ
る。
【００１７】一方、請求項５記載の発明の電力線搬送照
明制御装置においては、電子安定器の入力段のフィルタ
回路と、電力線搬送端末器の入力段の結合回路とを直列
接続しているので、この直列接続だけで実質的にインピ
ーダンスアッパを形成でき、電子安定器や電力線搬送端
末器には特別な追加・変更を要せず、既存の汎用品を用
いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正に
遠隔制御できる。
明制御装置においては、電子安定器の入力段のフィルタ
回路と、電力線搬送端末器の入力段の結合回路とを直列
接続しているので、この直列接続だけで実質的にインピ
ーダンスアッパを形成でき、電子安定器や電力線搬送端
末器には特別な追加・変更を要せず、既存の汎用品を用
いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正に
遠隔制御できる。
【００１８】より具体的に、請求項６記載の発明の電力
線搬送照明制御装置においては、フィルタ回路と結合回
路とを直列接続するだけで、フィルタ回路中のコンデン
サと結合回路中の結合トランスのインダクタンスとによ
るＬＣフィルタによりインピーダンスアッパを形成して
いるので、電子安定器や電力線搬送端末器、さらには、
端子台にも特別な追加・変更を要せず、既存の汎用品を
用いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正
に遠隔制御できる。
線搬送照明制御装置においては、フィルタ回路と結合回
路とを直列接続するだけで、フィルタ回路中のコンデン
サと結合回路中の結合トランスのインダクタンスとによ
るＬＣフィルタによりインピーダンスアッパを形成して
いるので、電子安定器や電力線搬送端末器、さらには、
端子台にも特別な追加・変更を要せず、既存の汎用品を
用いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正
に遠隔制御できる。
【００１９】
【実施例】本発明の第一の実施例を図１ないし図３に基
づいて説明する。図５及び図６で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、その詳細は省略する（次の実
施例でも同様とする）。本実施例は、図５に示したよう
な電力線搬送通信を利用して照明負荷４を遠隔制御する
電力線搬送照明制御装置に適用したもので、図６との対
比では、電力線１と、電子安定器２及び電力線搬送端末
器３との間に、端子台１０が介在されている。この端子
台１０には、図１に示すように、電力線１から電力を取
り込むための電力入力端子１１ａと、電力線１自身を他
部に送るための送り出し端子１１ｂとが設けられてい
る。また、端子台１０内において、前記電力入力端子１
１ａにはインピーダンスアッパ１２が接続されている。
このインピーダンスアッパ１２はインダクタＬ1 とコン
デンサＣ4 とのＬＣ共振回路として形成されており、電
力入力端子１１ａ（電力線１）側からみた伝送信号の周
波数成分（例えば、１２５ｋＨｚ）に対してのみインピ
ーダンスを増加させるように定数が設定されている。こ
のインピーダンスアッパ１２の出力側（コンデンサＣ4
の両端）からは、第１端子１１ｃが引き出されている。
また、この第１端子１１ｃとは別の第２端子１１ｄが前
記電力入力端子１１ａから直接引き出されている。前記
第１端子１１ｃには前記電子安定器２が接続され、前記
第２端子１１ｄには前記電力線搬送端末器３が接続され
ている。
づいて説明する。図５及び図６で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、その詳細は省略する（次の実
施例でも同様とする）。本実施例は、図５に示したよう
な電力線搬送通信を利用して照明負荷４を遠隔制御する
電力線搬送照明制御装置に適用したもので、図６との対
比では、電力線１と、電子安定器２及び電力線搬送端末
器３との間に、端子台１０が介在されている。この端子
台１０には、図１に示すように、電力線１から電力を取
り込むための電力入力端子１１ａと、電力線１自身を他
部に送るための送り出し端子１１ｂとが設けられてい
る。また、端子台１０内において、前記電力入力端子１
１ａにはインピーダンスアッパ１２が接続されている。
このインピーダンスアッパ１２はインダクタＬ1 とコン
デンサＣ4 とのＬＣ共振回路として形成されており、電
力入力端子１１ａ（電力線１）側からみた伝送信号の周
波数成分（例えば、１２５ｋＨｚ）に対してのみインピ
ーダンスを増加させるように定数が設定されている。こ
のインピーダンスアッパ１２の出力側（コンデンサＣ4
の両端）からは、第１端子１１ｃが引き出されている。
また、この第１端子１１ｃとは別の第２端子１１ｄが前
記電力入力端子１１ａから直接引き出されている。前記
第１端子１１ｃには前記電子安定器２が接続され、前記
第２端子１１ｄには前記電力線搬送端末器３が接続され
ている。
【００２０】図２に、このような端子台１０における端
子１１ａ〜１１ｄの配置例の外観を概略的に示す。な
お、各端子１１ａ〜１１ｄに関して３個ずつ図示する
が、１つは各々アース端子である。
子１１ａ〜１１ｄの配置例の外観を概略的に示す。な
お、各端子１１ａ〜１１ｄに関して３個ずつ図示する
が、１つは各々アース端子である。
【００２１】また、図１に示したような電力線搬送照明
制御装置の天井１３面への実装例の概要を図３に示す。
端子台１０は電子安定器２や電力線搬送端末器３ととも
に、照明負荷４を保持して天井１３面に取り付けられる
照明器具本体１４内に配設されて天井１３面に実装され
る。
制御装置の天井１３面への実装例の概要を図３に示す。
端子台１０は電子安定器２や電力線搬送端末器３ととも
に、照明負荷４を保持して天井１３面に取り付けられる
照明器具本体１４内に配設されて天井１３面に実装され
る。
【００２２】このような構成において、５０／６０Ｈｚ
なる電源周波数の電力が電力線１上を供給される。同時
に、制御盤から点灯／消灯信号或いは調光信号なる伝送
信号を例えば１２５ｋＨｚの周波数成分を持たせて発
し、電力線１上に重畳させて伝送させる。電力線１上を
伝送される伝送信号を結合回路９を介して受信回路８で
受信検出し、その伝送信号に応じた動作制御信号をイン
バータ点灯回路５に与えることにより、照明負荷４の点
灯状態（点灯／消灯或いは調光）が制御される。
なる電源周波数の電力が電力線１上を供給される。同時
に、制御盤から点灯／消灯信号或いは調光信号なる伝送
信号を例えば１２５ｋＨｚの周波数成分を持たせて発
し、電力線１上に重畳させて伝送させる。電力線１上を
伝送される伝送信号を結合回路９を介して受信回路８で
受信検出し、その伝送信号に応じた動作制御信号をイン
バータ点灯回路５に与えることにより、照明負荷４の点
灯状態（点灯／消灯或いは調光）が制御される。
【００２３】このような動作において、コンデンサＣ4
のインピーダンスをＺC 、インダクタＬ1 のインピーダ
ンスをＺL とすると、電源周波数成分においてはＺC ≫
ＺLとなり、伝送信号の周波数成分においては逆にＺC
≪ＺL となる。よって、電子安定器２においてその入力
段に伝送信号の周波数成分でインピーダンス低下を招く
フィルタ回路６を有するが、電力線１側からみた伝送信
号の周波数成分でのインピーダンスがインピーダンスア
ッパ１２によって高く維持される。この結果、伝送信号
は減衰することなく、電力線搬送端末器３側に伝送さ
れ、その伝送信号成分のみが結合回路９を介して受信回
路８で受信検出され、インバータ点灯回路５の動作制御
に供される。
のインピーダンスをＺC 、インダクタＬ1 のインピーダ
ンスをＺL とすると、電源周波数成分においてはＺC ≫
ＺLとなり、伝送信号の周波数成分においては逆にＺC
≪ＺL となる。よって、電子安定器２においてその入力
段に伝送信号の周波数成分でインピーダンス低下を招く
フィルタ回路６を有するが、電力線１側からみた伝送信
号の周波数成分でのインピーダンスがインピーダンスア
ッパ１２によって高く維持される。この結果、伝送信号
は減衰することなく、電力線搬送端末器３側に伝送さ
れ、その伝送信号成分のみが結合回路９を介して受信回
路８で受信検出され、インバータ点灯回路５の動作制御
に供される。
【００２４】本実施例によれば、インピーダンスアッパ
１２を内蔵した端子台１０を用いるだけで、既存の電子
安定器２や電力線搬送端末器３には一切改良・変更を要
せず、汎用性が高くて安価な装置構成で済むことにな
る。また、インピーダンスアッパ１２がＬＣ共振回路と
して形成されているので、伝送信号の周波数成分に対し
てのみ確実にインピーダンスを高めることができ、遠隔
制御による照明制御を確実に行なうことができる。
１２を内蔵した端子台１０を用いるだけで、既存の電子
安定器２や電力線搬送端末器３には一切改良・変更を要
せず、汎用性が高くて安価な装置構成で済むことにな
る。また、インピーダンスアッパ１２がＬＣ共振回路と
して形成されているので、伝送信号の周波数成分に対し
てのみ確実にインピーダンスを高めることができ、遠隔
制御による照明制御を確実に行なうことができる。
【００２５】なお、本実施例では、端子台１０の第１端
子１１ｃに電子安定器２を接続し、第２端子１１ｄに電
力線搬送端末器３を接続した電力線搬送照明制御装置へ
の適用例で説明したが、一般論として、端子台１０の第
１端子１１ｃに伝送信号の周波数成分に対してインピー
ダンス低下を招く制御対象負荷を接続し、端子台１０の
第２端子１１ｄにはこの制御対象負荷を制御するための
電力線搬送端末器を接続してなる電力線搬送通信装置に
適用し得ることは容易に理解できる。例えば、照明の遠
隔制御に限らず、エアコンの遠隔制御等に適用し得る。
子１１ｃに電子安定器２を接続し、第２端子１１ｄに電
力線搬送端末器３を接続した電力線搬送照明制御装置へ
の適用例で説明したが、一般論として、端子台１０の第
１端子１１ｃに伝送信号の周波数成分に対してインピー
ダンス低下を招く制御対象負荷を接続し、端子台１０の
第２端子１１ｄにはこの制御対象負荷を制御するための
電力線搬送端末器を接続してなる電力線搬送通信装置に
適用し得ることは容易に理解できる。例えば、照明の遠
隔制御に限らず、エアコンの遠隔制御等に適用し得る。
【００２６】つづいて、本発明の第二の実施例を図４に
基づいて説明する。本実施例も、図５に示したような電
力線搬送通信を利用して照明負荷４を遠隔制御する電力
線搬送照明制御装置に適用したもので、結合回路９中の
コンデンサＣ3 が省略され、電子安定器２のフィルタ回
路６と電力線搬送端末器３の結合回路９とが直列に接続
されている。より詳細には、フィルタ回路６中のコンデ
ンサＣ1 と結合回路９中の結合トランスＴの１次巻線Ｎ
1 とが直列に接続され、このコンデンサＣ1 と１次巻線
Ｎ1 との直列回路の両端が電力線１に接続されている。
これらのコンデンサＣ1 と１次巻線Ｎ1 のインダクタン
ス成分とはインピーダンスアッパ１５となるＬＣフィル
タを形成している。また、本実施例の端子台１６として
は、電力入力端子１７ａ、送り出し端子１７ｂととも
に、第１，２端子１７ｃ，１７ｄが用意され、第１，２
端子１７ｃ，１７ｄの片側同士は短絡されて直列状態と
されている。もっとも、この短絡部分に関して、コンデ
ンサＣ1 と１次巻線Ｎ1 とで直に直結されている場合に
は、第１，２端子１７ｃ，１７ｄの外側端子部分のみ設
けたものでもよい。
基づいて説明する。本実施例も、図５に示したような電
力線搬送通信を利用して照明負荷４を遠隔制御する電力
線搬送照明制御装置に適用したもので、結合回路９中の
コンデンサＣ3 が省略され、電子安定器２のフィルタ回
路６と電力線搬送端末器３の結合回路９とが直列に接続
されている。より詳細には、フィルタ回路６中のコンデ
ンサＣ1 と結合回路９中の結合トランスＴの１次巻線Ｎ
1 とが直列に接続され、このコンデンサＣ1 と１次巻線
Ｎ1 との直列回路の両端が電力線１に接続されている。
これらのコンデンサＣ1 と１次巻線Ｎ1 のインダクタン
ス成分とはインピーダンスアッパ１５となるＬＣフィル
タを形成している。また、本実施例の端子台１６として
は、電力入力端子１７ａ、送り出し端子１７ｂととも
に、第１，２端子１７ｃ，１７ｄが用意され、第１，２
端子１７ｃ，１７ｄの片側同士は短絡されて直列状態と
されている。もっとも、この短絡部分に関して、コンデ
ンサＣ1 と１次巻線Ｎ1 とで直に直結されている場合に
は、第１，２端子１７ｃ，１７ｄの外側端子部分のみ設
けたものでもよい。
【００２７】このような構成において、低周波数成分に
対して高いインピーダンスを示す電子安定器２のコンデ
ンサＣ1 には電源周波数成分の電源電圧のみかかり、全
波整流回路７等を介してインバータ点灯回路５に電力が
供給される。一方、高周波成分に対して高いインピーダ
ンスを示す結合トランスＴには電力線１上を伝送される
高周波の伝送信号成分のみがかかり、受信回路８により
受信検出される。このような動作において、電力線１か
ら負荷側をみたインピーダンスは、コンデンサＣ1 と１
次巻線Ｎ1 のインダクタンス成分との直列接続によるＬ
Ｃフィルタ分であり、そのインダクタンス成分により伝
送信号の周波数成分に対してインピーダンスアッパ１５
となっており、伝送信号の減衰を生じない。
対して高いインピーダンスを示す電子安定器２のコンデ
ンサＣ1 には電源周波数成分の電源電圧のみかかり、全
波整流回路７等を介してインバータ点灯回路５に電力が
供給される。一方、高周波成分に対して高いインピーダ
ンスを示す結合トランスＴには電力線１上を伝送される
高周波の伝送信号成分のみがかかり、受信回路８により
受信検出される。このような動作において、電力線１か
ら負荷側をみたインピーダンスは、コンデンサＣ1 と１
次巻線Ｎ1 のインダクタンス成分との直列接続によるＬ
Ｃフィルタ分であり、そのインダクタンス成分により伝
送信号の周波数成分に対してインピーダンスアッパ１５
となっており、伝送信号の減衰を生じない。
【００２８】本実施例によれば、電力線搬送端末器３中
のコンデンサＣ3 を省略して、電子安定器２の入力段と
電力線搬送端末器３の入力段とを接続するだけで、伝送
信号の減衰のない遠隔制御機能を実現できるので、実質
的に、既存の電子安定器２や電力線搬送端末器３に部品
追加等の改良・変更を要せず、汎用性が高くて安価な装
置構成で済むことになる。さらには、端子台１６に関し
ても、インピーダンスアッパ等を内蔵させる必要なく、
既存の端子台を用いることもできる。
のコンデンサＣ3 を省略して、電子安定器２の入力段と
電力線搬送端末器３の入力段とを接続するだけで、伝送
信号の減衰のない遠隔制御機能を実現できるので、実質
的に、既存の電子安定器２や電力線搬送端末器３に部品
追加等の改良・変更を要せず、汎用性が高くて安価な装
置構成で済むことになる。さらには、端子台１６に関し
ても、インピーダンスアッパ等を内蔵させる必要なく、
既存の端子台を用いることもできる。
【００２９】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、電力入力
端子と、この電力入力端子に接続されて電力入力端子側
からみた伝送信号の周波数成分のインピーダンスを高く
するためのインピーダンスアッパと、このインピーダン
スアッパを介して前記電力入力端子に接続された第１端
子と、前記電力入力端子に直接接続された第２端子とを
備えた電力線搬送通信用の端子台を構成したので、第１
端子側に伝送信号の周波数成分でインピーダンスアッパ
低下を招く制御対象負荷を接続し、第２端子側に電力線
搬送端末器を接続するだけで、伝送信号の減衰を抑制で
きる電力線搬送通信システムを構築でき、よって、端子
台を変更するだけで、制御対象負荷等には変更を要せ
ず、既存の汎用品を用いることができる。
端子と、この電力入力端子に接続されて電力入力端子側
からみた伝送信号の周波数成分のインピーダンスを高く
するためのインピーダンスアッパと、このインピーダン
スアッパを介して前記電力入力端子に接続された第１端
子と、前記電力入力端子に直接接続された第２端子とを
備えた電力線搬送通信用の端子台を構成したので、第１
端子側に伝送信号の周波数成分でインピーダンスアッパ
低下を招く制御対象負荷を接続し、第２端子側に電力線
搬送端末器を接続するだけで、伝送信号の減衰を抑制で
きる電力線搬送通信システムを構築でき、よって、端子
台を変更するだけで、制御対象負荷等には変更を要せ
ず、既存の汎用品を用いることができる。
【００３０】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明の適用例として、伝送信号が重畳される電力線
に電力入力端子が接続される請求項１記載の端子台と、
この端子台の第１端子に接続されたインピーダンス低下
を招く制御対象負荷と、前記端子台の第２端子に接続さ
れて前記制御対象負荷を制御するための電力線搬送端末
器とを備えた電力線搬送通信装置を構成したので、制御
対象負荷や電力線搬送端末には一切変更を要せず、既存
の汎用品を用いながら伝送信号の減衰を抑制できる電力
線搬送通信装置を提供できる。
載の発明の適用例として、伝送信号が重畳される電力線
に電力入力端子が接続される請求項１記載の端子台と、
この端子台の第１端子に接続されたインピーダンス低下
を招く制御対象負荷と、前記端子台の第２端子に接続さ
れて前記制御対象負荷を制御するための電力線搬送端末
器とを備えた電力線搬送通信装置を構成したので、制御
対象負荷や電力線搬送端末には一切変更を要せず、既存
の汎用品を用いながら伝送信号の減衰を抑制できる電力
線搬送通信装置を提供できる。
【００３１】請求項３記載の発明によれば、請求項１記
載の発明のより具体的な適用例として、伝送信号が重畳
される電力線に電力入力端子が接続される請求項１記載
の端子台と、フィルタ回路を有してこの端子台の第１端
子に接続された電子安定器と、前記端子台の第２端子に
接続されて前記電子安定器を制御するための受信回路を
含む電力線搬送端末器とを備えた電力線搬送照明制御装
置を構成したので、照明負荷を点灯させるための電子安
定器やこの電子安定器を制御するための電力線搬送端末
器には一切変更を要せず、既存の汎用品を用いながら、
伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正に遠隔制御す
ることができる。
載の発明のより具体的な適用例として、伝送信号が重畳
される電力線に電力入力端子が接続される請求項１記載
の端子台と、フィルタ回路を有してこの端子台の第１端
子に接続された電子安定器と、前記端子台の第２端子に
接続されて前記電子安定器を制御するための受信回路を
含む電力線搬送端末器とを備えた電力線搬送照明制御装
置を構成したので、照明負荷を点灯させるための電子安
定器やこの電子安定器を制御するための電力線搬送端末
器には一切変更を要せず、既存の汎用品を用いながら、
伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正に遠隔制御す
ることができる。
【００３２】請求項４記載の発明によれば、請求項３記
載の電力線搬送照明制御装置中のインピーダンスアッパ
を、ＬＣ共振回路により形成したので、請求項３記載の
発明の効果に加えて、調光信号等の伝送信号の周波数に
対して効果的にインピーダンスを増加させることがで
き、安定した照明制御を行わせることができる。
載の電力線搬送照明制御装置中のインピーダンスアッパ
を、ＬＣ共振回路により形成したので、請求項３記載の
発明の効果に加えて、調光信号等の伝送信号の周波数に
対して効果的にインピーダンスを増加させることがで
き、安定した照明制御を行わせることができる。
【００３３】一方、請求項５記載の発明によれば、入力
段にフィルタ回路を有する電子安定器と、前記フィルタ
回路に直列接続された結合回路を入力段に有する電力線
搬送端末器とを備えた電力線搬送照明制御装置を構成し
たので、この直列接続だけで実質的にインピーダンスア
ッパを形成でき、電子安定器や電力線搬送端末器には改
良・変更を要せず、既存の汎用品を用いながら、伝送信
号の減衰を抑制して照明負荷を適正に遠隔制御すること
ができる。
段にフィルタ回路を有する電子安定器と、前記フィルタ
回路に直列接続された結合回路を入力段に有する電力線
搬送端末器とを備えた電力線搬送照明制御装置を構成し
たので、この直列接続だけで実質的にインピーダンスア
ッパを形成でき、電子安定器や電力線搬送端末器には改
良・変更を要せず、既存の汎用品を用いながら、伝送信
号の減衰を抑制して照明負荷を適正に遠隔制御すること
ができる。
【００３４】請求項６記載の発明によれば、請求項５記
載の電力線搬送照明制御装置において、フィルタ回路中
のコンデンサと結合回路中の結合トランスのインダクタ
ンスとによるＬＣフィルタによりインピーダンスアッパ
を形成したので、電子安定器や電力線搬送端末器、さら
には、端子台にも追加・変更を要せず、既存の汎用品を
用いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正
に遠隔制御することができる。
載の電力線搬送照明制御装置において、フィルタ回路中
のコンデンサと結合回路中の結合トランスのインダクタ
ンスとによるＬＣフィルタによりインピーダンスアッパ
を形成したので、電子安定器や電力線搬送端末器、さら
には、端子台にも追加・変更を要せず、既存の汎用品を
用いながら、伝送信号の減衰を抑制して照明負荷を適正
に遠隔制御することができる。
【図１】本発明の第一の実施例の概要を示す回路構成図
である。
である。
【図２】端子台の端子配置例の外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】実装構造の概要を示す正面図である。
【図４】本発明の第二の実施例の概要を示す回路構成図
である。
である。
【図５】従来の照明制御システムの構成例を示す配線図
である。
である。
【図６】その一部の具体的構成例の概要を示す回路構成
図である。
図である。
１ 電力線 ２ 電子安定器（制御対象負荷） ３ 電力線搬送端末器 ６ フィルタ回路 ８ 受信回路 ９ 結合回路 １０ 端子台 １１ａ 電力入力端子 １１ｃ 第１端子 １１ｄ 第２端子 １２，１５ インピーダンスアッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０５Ｂ 37/02 Ａ
Claims (6)
- 【請求項１】 電力入力端子と、この電力入力端子に接
続されて電力入力端子側からみた伝送信号の周波数成分
のインピーダンスを高くするためのインピーダンスアッ
パと、このインピーダンスアッパを介して前記電力入力
端子に接続された第１端子と、前記電力入力端子に直接
接続された第２端子とを備えてなることを特徴とする電
力線搬送通信用の端子台。 - 【請求項２】 伝送信号が重畳される電力線に電力入力
端子が接続される請求項１記載の端子台と、この端子台
の第１端子に接続されたインピーダンス低下を招く制御
対象負荷と、前記端子台の第２端子に接続されて前記制
御対象負荷を制御するための電力線搬送端末器とを備え
てなることを特徴とする電力線搬送通信装置。 - 【請求項３】 伝送信号が重畳される電力線に電力入力
端子が接続される請求項１記載の端子台と、フィルタ回
路を有してこの端子台の第１端子に接続された電子安定
器と、前記端子台の第２端子に接続されて前記電子安定
器を制御するための受信回路を含む電力線搬送端末器と
を備えてなることを特徴とする電力線搬送照明制御装
置。 - 【請求項４】 端子台中のインピーダンスアッパが、Ｌ
Ｃ共振回路よりなることを特徴とする請求項３記載の電
力線搬送照明制御装置。 - 【請求項５】 入力段にフィルタ回路を有する電子安定
器と、前記フィルタ回路に直列接続された結合回路を入
力段に有する電力線搬送端末器とを備えてなることを特
徴とする電力線搬送照明制御装置。 - 【請求項６】 フィルタ回路中のコンデンサと結合回路
中の結合トランスのインダクタンスとによるＬＣフィル
タによりインピーダンスアッパを形成したことを特徴と
する請求項５記載の電力線搬送照明制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6235565A JPH0898277A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 端子台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6235565A JPH0898277A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 端子台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898277A true JPH0898277A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16987879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6235565A Pending JPH0898277A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 端子台、電力線搬送通信装置及び電力線搬送照明制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0898277A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001167891A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-06-22 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 調光システム |
| KR20030080963A (ko) * | 2002-07-25 | 2003-10-17 | 넷디바이스 주식회사 | 선로임피던스 감지 및 자동출력 조정형 전력선 통신 모뎀 |
| US7019611B2 (en) | 2003-03-19 | 2006-03-28 | Honda Electron Co., Ltd. | Modem coupling circuit for power-line carrier |
| US7286044B2 (en) * | 2002-09-03 | 2007-10-23 | Yazaki Corporation | Power line communication device for vehicle |
| JP2008048156A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-02-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | フィルタ回路 |
| JP2008514083A (ja) * | 2004-09-20 | 2008-05-01 | ゼットエックストーク・アセッツ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 自由空間光伝送用送信装置 |
| JP2010143758A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Hitachi Ltd | マンコンベア監視装置及びマンコンベア |
| WO2013035144A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-14 | 三菱電機株式会社 | 昇降機の通信装置 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6235565A patent/JPH0898277A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001167891A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-06-22 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 調光システム |
| KR20030080963A (ko) * | 2002-07-25 | 2003-10-17 | 넷디바이스 주식회사 | 선로임피던스 감지 및 자동출력 조정형 전력선 통신 모뎀 |
| US7286044B2 (en) * | 2002-09-03 | 2007-10-23 | Yazaki Corporation | Power line communication device for vehicle |
| US7019611B2 (en) | 2003-03-19 | 2006-03-28 | Honda Electron Co., Ltd. | Modem coupling circuit for power-line carrier |
| JP2008514083A (ja) * | 2004-09-20 | 2008-05-01 | ゼットエックストーク・アセッツ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 自由空間光伝送用送信装置 |
| JP2008048156A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-02-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | フィルタ回路 |
| JP4729455B2 (ja) * | 2006-08-16 | 2011-07-20 | 日本電信電話株式会社 | フィルタ回路 |
| JP2010143758A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Hitachi Ltd | マンコンベア監視装置及びマンコンベア |
| WO2013035144A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-14 | 三菱電機株式会社 | 昇降機の通信装置 |
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