JP2572667Y2 - リモコン内蔵型照明器具 - Google Patents

リモコン内蔵型照明器具

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JP2572667Y2 JP1989119851U JP11985189U JP2572667Y2 JP 2572667 Y2 JP2572667 Y2 JP 2572667Y2 JP 1989119851 U JP1989119851 U JP 1989119851U JP 11985189 U JP11985189 U JP 11985189U JP 2572667 Y2 JP2572667 Y2 JP 2572667Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、商用交流電源電圧を整流および平滑し、
さらにインバータ回路部によって高周波電圧に変換し、
この高周波電圧で蛍光ランプ等の放電ランプを始動・点
灯させる照明器具に関し、特に、リモコン受信制御部を
内蔵して遠隔操作で放電ランプの点灯・消灯の切替,調
光等を行うことができるリモコン内蔵型照明器具に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来より、蛍光ランプ等の放電ランプの点灯装置とし
て、商用交流電源の電圧を整流および平滑して得られた
直流電源電圧を、半導体素子を含んで構成されるインバ
ータ回路により高周波電圧に変換し、この高周波電圧を
放電ランプに印加して放電ランプを高周波点灯させる電
子安定器と呼ばれる装置がある。
また、蛍光灯点灯装置の電源のオンオフや蛍光ランプ
の調光制御を赤外線や超音波等を用いて遠隔操作するた
めのリモコン装置を電子安定器に付加した照明器具も従
来より存在している。
また、このようなリモコン内蔵型照明器具では、例え
ば第5図に示すように、器具本体CA内に電子安定器ブロ
ックZ2とリモコン受信制御ブロックZ1とが内蔵されるこ
とになる。なお、CB1は電源ケーブル、CB2は電子安定器
ブロックZ2とリモコン受信制御ブロックZ1とを接続する
ケーブルである。
第5図に示したリモコン内蔵型照明器具は、例えば第
6図に示すような電気回路構成となっている。
リモコン受信制御ブロックZ1は、商用の交流電源ACの
電圧をトランスT1で降圧してダイオードブリッジからな
る整流回路DB1で整流し、さらにコンデンサC1で平滑し
た(電源回路部DG1を構成する)後で、リモコン制御回
路部RCへ動作電源が供給される。リモコン制御回路部RC
では、リモコン受信回路部RRで受信したリモコン送信信
号に従って電源オン/オフ信号や調光信号を出力する。
一方、交流電源ACにコイルからなるラインフィルタL1
を介してスイッチング素子SW1,SW2の一端がそれぞれ接
続されるとともに、他端が電子安定器ブロックZ2に接続
される。スイッチング素子SW1は先の電源オン/オフ信
号に応じてオンオフすることにより、電子安定器ブロッ
クZ2への給電を断続する。スイッチング素子SW2は調光
信号に応じてオンオフすることにより調光を行い、スイ
ッチング素子SW2がオンとなることによって、交流電源A
Cの電圧が抵抗R1を介してインバータ回路部INに入力さ
れる。インバータ回路部INは、抵抗R1を介して電圧が入
力されたときに、インバータ回路部INの発振周波数を可
変する等の手段を用いてランプ電流を全点灯時よりも少
なくして調光点灯を実現する。
なお、スイッチング素子SW1,SW2としては、トライア
ックやリレー等の交流をオンオフできる素子を用いる。
電子安定器ブロックZ2では、コイルからなるラインフ
ィルタT2,T3および雑音防止コンデンサC2で構成される
ノイズフィルタ部NFを介してダイオードブリッジからな
る整流回路DB2で交流電源ACの電源電圧を整流し、さら
にコンデンサC3で平滑し(電源回路部DG2を構成す
る)、得られた直流電源電圧をインバータ回路部INに入
力している。インバータ回路部INでは、バイポーラトラ
ンジスタやMOS−FET等の発振用のスイッチング素子をオ
ンオフすることによって、数十KHzの高周波電流を作
り、これを蛍光ランプ等の放電ランプDLに供給して、放
電ランプDLを高周波点灯させる。
なお、発振用のスイッチング素子の損失低減や、放電
ランプDLから発生する輻射ノイズの低減等の理由から、
上記のインバータ回路部INは、その内部にチョークコイ
ルおよびコンデンサ等で構成されるLC共振回路を含めた
共振インバータ回路部であることが多い。
コンデンサC4は、放電ランプDLの点灯始動時に放電ラ
ンプDLが点灯するのに十分な電流を流すために設けられ
ている。
さて、このようなリモコン内蔵型照明器具において、
スイッチング素子SW1,SW2やインバータ回路部INを構成
するスイッチング素子がオンオフ動作するときに、高周
波電流が流れ、その高周波電流によってノイズが発生す
る。このノイズとしては、主に輻射ノイズと電源帰還ノ
イズが考えられる。ラインフィルタL1,ラインフィルタ
T2,T3は、電源帰還ノイズを低減する目的で使用され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このような従来のリモコン内蔵型照明器具
にはつぎのような問題がある。すなわち、リモコン受信
制御ブロックZ1にラインフィルタL1が存在し、電子安定
器ブロックZ2にノイズフィルタ部NFが存在するため、コ
スト的に不利であり、また器具本体CAが大型化する。ま
た、フィルタを構成する素子の発熱も無視できず、器具
本体CAの温度上昇が大きく、信頼性の点で問題があっ
た。
この考案の目的は、電源帰還ノイズを十分に抑制する
ことができ、しかも低コスト化および小型化を達成する
ことができるとともに、発熱を低減して信頼性の向上を
図ることができるリモコン内蔵型照明器具を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のリモコン内蔵型照明器具は、器具本体に電
子安定器ブロックとリモコン受信制御ブロックとを内蔵
し、器具本体に放電ランプを装着している。
電子安定器ブロックは、交流電源に接続されるノイズ
フィルタ部と、交流電源の電圧をノイズフィルタ部を介
して直流化する電源回路部と、この電源回路部から給電
されて作動するインバータ回路部とで構成されている。
リモコン受信制御ブロックは、リモコン送信信号を受
信するリモコン受信回路部と、このリモコン受信回路部
の出力信号に従って制御信号を出力するリモコン制御回
路部と、インバータ回路の外部に設けられリモコン制御
回路部の制御信号に従ってオンオフしてインバータ回路
部の動作を制御するスイッチング素子とで構成され、ノ
イズフィルタ部の負荷側から動作電源が供給されてい
る。
放電ランプは、インバータ回路部から給電されて高周
波点灯する。
〔作用〕
この考案の構成によれば、電子安定器ブロックから放
電ランプに電力が供給されて放電ランプが高周波点灯す
る。この放電ランプの点灯・消灯の切替,調光等の各種
放電ランプの制御は、リモコン受信制御ブロックが行
う。
具体的には、電子安定器ブロックでは、交流電源から
ノイズフィルタ部を介して電源回路部に給電され、電源
回路部が交流電圧を直流電圧に変換する。そして、イン
バータ回路部は、電源回路部からの直流電圧を高周波に
変換して放電ランプに供給し、放電ランプを高周波点灯
させる。この際、インバータ回路部から高周波ノイズが
発生し、この高周波ノイズが交流電源へ帰還しようとす
るが、この高周波ノイズがノイズフィルタ部によって遮
断され、交流電源への帰還は十分に抑制される。
また、リモコン受信制御ブロックでは、リモコン受信
回路部がリモコン送信信号を受信すると、リモコン送信
信号に対応した出力信号をリモコン制御回路部へ送る。
リモコン制御回路部では、リモコン受信回路部の出力信
号に従って制御信号を出力し、この制御信号に従ってス
イッチング素子がオンオフしてインバータ回路部の動作
が制御される。この際、リモコン受信制御ブロックの動
作電源がノイズフィルタ部の負荷側から供給されている
ので、リモコン受信制御ブロックの例えばスイッチング
素子のオンオフによって高周波ノイズが発生し、その高
周波ノイズが交流電源へ帰還しようとしても、この高周
波ノイズはノイズフィルタ部によって遮断され、交流電
源への帰還は十分に抑制されることになり、ノイズフィ
ルタ部は電子安定器ブロックとリモコン受信制御ブロッ
クとに共用となり、低コスト化および小型化を達成する
ことができるとともに、発熱を低減して信頼性の向上を
図ることができる。
〔実施例〕
この考案の第1の実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて説明する。このリモコン内蔵型照明器具は、第2図
に示すように、器具本体CAに電子安定器ブロックX2とリ
モコン受信制御ブロックX1とを内蔵し、器具本体CAに蛍
光ランプ等の放電ランプ(図示せず)を装着している。
第2図において、INはインバータ回路部、NFはノイズフ
ィルタ部、CB1は電源ケーブル、CB2は電子安定器ブロッ
クX2とリモコン受信制御ブロックX1とを接続するケーブ
ルである。
以下、電気回路構成を第1図により説明する。電子安
定器ブロックX2は、交流電源ACに接続されるノイズフィ
ルタ部NFと、交流電源ACの電圧をノイズフィルタ部NFを
介して直流化する電源回路部DG2と、この電源回路部DG2
から給電されて作動するインバータ回路部INとで構成さ
れている。
リモコン受信制御ブロックX1は、リモコン送信信号を
受信するリモコン受信回路部RRと、このリモコン受信回
路部RRの出力信号に従って制御信号を出力するリモコン
制御回路部RCと、インバータ回路INの外部に設けられリ
モコン制御回路部RCの制御信号に従ってオンオフしてイ
ンバータ回路部INの動作を制御するスイッチング素子SW
1,SW2とで構成され、ノイズフィルタ部NFの負荷側から
動作電源が供給されている。
放電ランプDLは、インバータ回路部INから給電されて
高周波点灯する。
このリモコン内蔵型照明器具では、電子安定器ブロッ
クX2から放電ランプDLに電力が供給されて放電ランプDL
が高周波点灯する。この放電ランプDLの点灯・消灯の切
替,調光等の各種放電ランプDLの制御は、リモコン受信
制御ブロックX1が行う。
具体的には、電子安定器ブロックX2では、交流電源AC
からノイズフィルタ部NFを介して電源回路部DG2に給電
され、電源回路部DG2が交流電圧を直流電圧に変換す
る。そして、インバータ回路部INは、電源回路部DG2
らの直流電圧を高周波に変換して放電ランプDLに供給
し、放電ランプDLを高周波点灯させる。この際、インバ
ータ回路部INから高周波ノイズが発生し、この高周波ノ
イズが交流電源ACへ帰還しようとするが、この高周波ノ
イズがノイズフィルタ部NFによって遮断され、交流電源
ACへの帰還は十分に抑制される。
また、リモコン受信制御ブロックX1では、リモコン受
信回路部RRがリモコン送信信号を受信すると、リモコン
送信信号に対応した出力信号をリモコン制御回路部RCへ
送る。リモコン制御回路部RCでは、リモコン受信回路部
RRの出力信号に従って制御信号を出力し、この制御信号
に従ってスイッチング素子SW1,SW2がオンオフしてイン
バータ回路部INの動作が制御される。この際、リモコン
受信制御ブロックX1の動作電源がノイズフィルタ部NFの
負荷側から動作電源が供給されているので、リモコン受
信制御ブロックX1の例えばスイッチング素子SW1,SW2
のオンオフによって高周波ノイズが発生し、その高周波
ノイズが交流電源ACへ帰還しようとしても、この高周波
ノイズはノイズフィルタ部NFによって遮断され、交流電
源ACへの帰還は十分に抑制されることになり、ノイズフ
ィルタ部NFは電子安定器ブロックX2とリモコン受信制御
ブロックX1とに共用となり、低コスト化および小型化が
達成され、また発熱が低減されて信頼性が向上する。
つぎに、このリモコン内蔵型照明器具の構成・動作を
詳しく説明する。
交流電源ACにノイズフィルタ部NFを介してリモコン受
信制御ブロックX1が接続される。そして、リモコン受信
制御ブロックX1内のスイッチング素子SW1がオンとなる
と、交流電源ACの電圧が整流回路(ダイオードブリッジ
からなる)DB2およびコンデンサC3よりなる電源回路部D
G2から全波整流・平滑された直流電圧が出力され、この
直流電圧がインバータ回路部INに入力される。この直流
電圧がインバータ回路部INに入力されると、インバータ
回路部INでは、バイポーラトランジスタやMOS−FET等の
スイッチング素子をオンオフすることによって、従来例
と同様に数十KHzの高周波電流を作って放電ランプDLに
供給し、これによって放電ランプDLを高周波点灯させ
る。なお、スイッチング素子の損失低減や放電ランプDL
から出力される輻射ノイズの低減のために、インバータ
回路部INは、内部にチョークコイル,トランス,コンデ
ンサ等で構成されるLC共振回路を含めた共振インバータ
回路部であることが多い。コンデンサC4は点灯始動時に
放電ランプDLが点灯するために、十分な電流を流すため
のものである。
一方、リモコン受信制御ブロックX1では、電子安定器
ブロックX2のノイズフィルタ部NFから入力された交流電
源ACをトランスT1で降圧し、整流回路(ダイオードブリ
ッジからなる)DB1およびコンデンサC1からなる電源回
路部DG1で全波整流・平滑してなる直流電圧がリモコン
制御回路部RCに供給される。リモコン制御回路部RCで
は、リモコン受信回路部RRの出力信号に従って、電源オ
ン/オフ信号や調光信号を出力する。電源オン/オフ信
号が例えばハイレベルであるとき、スイッチング素子SW
1がオンとなって電子安定器ブロックX2に給電され、イ
ンバータ回路部INから高周波電流が放電ランプDLに供給
され、放電ランプDLが点灯する。また、放電ランプDLが
点灯している状態において、調光信号が例えばハイレベ
ルとなると、スイッチング素子SW2がオンとなり、交流
電源ACの電圧が調光入力端子a1に入力され、したがって
抵抗R1を介してインバータ回路部INに印加される。その
結果、インバータ回路部INの発振周波数を可変する等の
手段を用いてランプ電流を全点灯時よりも少なく設定し
て調光点灯を実現している。なお、スイッチング素子SW
1,SW2としては、トライアックやリレー等の交流電流を
断続できる素子を用いる。
このリモコン内蔵型照明器具では、電子安定器ブロッ
クX2の調光入力端子a1および端子a2〜a4をリモコン受信
制御ブロックX1に接続するが、リモコン受信制御ブロッ
クX1を使用せず、電子安定器ブロックの端子a2,a3間を
短絡し、調光入力端子a1および端子a4を開放状態にすれ
ば、リモコンを用いない単なる照明器具として使用する
ことができ、電子安定器ブロックX2の使用範囲が広が
る。
この場合、インバータ回路部INの電源帰還ノイズ抑制
用のノイズフィルタ部NFをリモコン受信制御ブロックX1
の電源帰還ノイズ抑制に兼用しているが、リモコン受信
制御ブロックX1で発生する電源帰還ノイズは、主にスイ
ッチング素子SW1,SW2をオンオフする時に発生し、スイ
ッチング素子SW1,SW2のスイッチング速度はインバータ
回路部INの内部の発振用のスイッチング素子のスイッチ
ング速度よりも遅いため、そのノイズレベルはインバー
タ回路部INで発生するノイズよりも十分低く、ノイズフ
ィルタ部NFで電子安定器ブロックX2およびリモコン受信
制御ブロックX1で発生するノイズを、従来例において電
子安定器ブロックX2単体から発生するノイズレベルと同
程度に抑えることができる。
また、電子安定器ブロックX2とリモコン受信制御ブロ
ックX1の配置は、第2図に示すように、ノイズフィルタ
部NFをインバータ回路部INよりリモコン受信制御ブロッ
クX1の方に近接させ、ノイズフィルタ部NFがちょうどイ
ンバータ回路部INとリモコン受信制御ブロックX1との間
に位置するようにしている。このようにすると、プリン
ト配線板上の配線の引き回しによる雑音レベルの増大を
最小限に抑制することができる。
第3図は第1図をさらに具体化したリモコン内蔵型照
明器具の回路図の一例を示している。
第3図のリモコン内蔵型照明器具では、ノイズフィル
タ部NFの前段にヒューズFと雷サージ吸収素子ZNRを設
けている。ノイズフィルタ部NFのラインフィルタT2は30
〜300MHzの帯域を遮断する高域用で、ラインフィルタT3
は0.15〜30MHzの帯域を遮断する低減用である。第1図
のスイッチング素子SW1,SW2に対応するのが、トライア
ックTR1,TR2である。トライアックTR3は、第1図には
なかっが、豆球MLの点灯・消灯を切り替えるもので、こ
のトライアックTR3のオンオフは、リモコン制御回路部R
Cから出力される豆球点灯信号によって制御される。す
なわち、豆球点灯信号がハイレベルになると、豆球MLが
点灯する。
リモコン受信回路部RRは、第3図では赤外線受光モジ
ュールを内蔵し、赤外線によるリモコン送信信号を受け
る構成となっている。
インバータ回路部INは、図示のように、発振用のスイ
ッチング素子として、MOS−FET Q1,Q2を用いており、
インバータ制御部CRから出力されるドライブ信号(ハイ
・ローを交互に繰り返す)によってドライブ回路DR1,D
R2を介してMOS−FET Q1,Q2がスイッチングされる。こ
の場合、MOS−FET Q1,Q2に与えられるドライブ信号
は、一方がオンのときに他方がオフとなっており、MOS
−FET Q1,Q2が交互にオン動作を行うようになってい
る。そして、これらのMOS−FET Q1,Q2のスイッチング
動作によって、チョークコイルL2,コンデンサC7,C8
バランサB1,放電ランプDL1,DL2に交流電流が流れ、チ
ョークコイルL2,コンデンサC7,C8がLC共振を起こす。
そして、放電ランプDL1,DL2に印加される共振電圧が所
定値になると、放電ランプDL1,DL2が点灯する。
なお、バランサB1は一方の放電ランプ、例えばDL1
点灯したときに、他方の放電ランプDL2の点灯を助ける
作用をする。コンデンサC9,C10はランプフィラメント
に予熱電流を流し、かつランプ始動電圧を上昇させ、放
電ランプDL1,DL2の始動を助ける作用をする。
コンデンサC5〜C6および抵抗R2,R3は輻射ノイズ対策
用であり、抵抗R4はインバータ制御部CRの電源供給用で
ある。
上記以外の点は第1図のリモコン内蔵型照明器具と同
様であるので、詳しい説明は省略する。
この考案の第2の実施例を第4図に基づいて説明す
る。このリモコン内蔵型照明器具は、リモコン受信制御
ブロックY1を電子安定器ブロックY2の電源回路部DG2
負荷側に接続して電源回路部DG2をインバータ回路部IN
およびリモコン制御回路部RCに共用し、インバータ回路
部INへの給電を制御するスイッチング素子SW1を電源回
路部DG2の負荷側とインバータ回路部INとの間に設けた
ものである。この場合、スイッチング素子SW1として
は、直流電流をオンオフできるものを用いる。
調光信号に応動するスイッチング素子SW2について
は、図示を省略しているが、上記と同様に構成すること
ができる。
なお、その他の構成および効果は第1図のものと同様
であるので、説明を省略する。
〔考案の効果〕
この考案のリモコン内蔵型照明器具によれば、交流電
源にノイズフィルタ部を介して電源回路部を接続してい
るので、インバータ回路部から高周波ノイズが発生して
も、この高周波ノイズをノイズフィルタ部によって遮断
することができ、交流電源への帰還を十分に抑制するこ
とができる。
また、リモコン受信制御ブロックの動作電源をノイズ
フィルタ部の負荷側から供給しているので、リモコン受
信制御ブロックの例えばスイッチング素子のオンオフに
よって高周波ノイズが発生しても、この高周波ノイズを
ノイズフィルタ部によって遮断することができ、交流電
源への帰還を十分に抑制することができる。
さらに、ノイズフィルタ部は電子安定器ブロックとリ
モコン受信制御ブロックとに共用としているので、低コ
スト化および小型化を達成することができるとともに、
ノイズフィルタ部による発熱を低減して信頼性の向上を
図ることができる。
さらに、リモコン受信制御ブロックは、電子安定器ブ
ロックの発振動作を実現するための制御回路ではなく、
放電ランプの点灯を制御するためにインバータ回路部の
動作を制御するものであり、リモコン受信制御ブロック
を用いなくても、電子安定器ブロックにおけるリモコン
受信制御ブロックのスイッチング素子の接続部分を短絡
する等、簡単な配線を行うのみで、電子安定器ブロック
だけでも放電ランプを点灯させることが可能で、リモコ
ンを用いない単なる照明器具として電子安定器ブロック
を使用することもでき、電子安定器ブロックの使用範囲
が広がることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例のリモコン内蔵型照明
器具の構成を示す回路図、第2図は同じく構造を示す概
略図、第3図は第1図のリモコン内蔵型照明器具の具体
構成を示す回路図、第4図はこの考案の第2の実施例の
リモコン内蔵型照明器具の構成を示す回路図、第5図は
リモコン内蔵型照明器具の従来例の構造を示す概略図、
第6図はリモコン内蔵型照明器具の従来例の構成を示す
回路図である。 AC…交流電源、X1…リモコン受信制御ブロック、X2…電
子安定器ブロック、DG1、DG2…電源回路部、IN…インバ
ータ回路部、DL…放電ランプ、RC…リモコン制御回路
部、RR…リモコン受信回路部、SW1,SW2…スイッチング
素子、NF…ノイズフィルタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 41/392 H04B 9/00 P (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 41/24 H05B 41/29 H05B 41/392 H05B 37/02 H04Q 9/00 H04B 9/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】器具本体と、 交流電源に接続されるノイズフィルタ部と、前記交流電
    源の電圧を前記ノイズフィルタ部を介して直流化する電
    源回路部と、この電源回路部から給電されて作動するイ
    ンバータ回路部とで構成され、前記器具本体に内蔵され
    た電子安定器ブロックと、 リモコン送信信号を受信するリモコン受信回路部と、こ
    のリモコン受信回路部の出力信号に従って制御信号を出
    力するリモコン制御回路部と、前記インバータ回路の外
    部に設けられ、前記リモコン制御回路部の制御信号に従
    ってオンオフして前記インバータ回路の動作を制御する
    スイッチング素子とで構成され、前記ノイズフィルタ部
    の負荷側から動作電源が供給され、前記器具本体に内蔵
    されたリモコン受信制御ブロックと、 前記器具本体に装着され前記インバータ回路部から給電
    されて高周波点灯する放電ランプとを備えたリモコン内
    蔵型照明器具。
  2. 【請求項2】前記ノイズフィルタ部を前記インバータ回
    路部より前記リモコン受信制御ブロックに近接させた実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のリモコン内蔵型照明
    器具。
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