JPH089809Y2 - 硬貨処理機における方向転換部搬送機構 - Google Patents
硬貨処理機における方向転換部搬送機構Info
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- JPH089809Y2 JPH089809Y2 JP1988107754U JP10775488U JPH089809Y2 JP H089809 Y2 JPH089809 Y2 JP H089809Y2 JP 1988107754 U JP1988107754 U JP 1988107754U JP 10775488 U JP10775488 U JP 10775488U JP H089809 Y2 JPH089809 Y2 JP H089809Y2
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- sorting
- pulley
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、硬貨分類機、硬貨包装機等の硬貨処理機
に利用される搬送機構に係わり、特に、硬貨搬送経路に
おいて硬貨の搬送方向が転換される際に、硬貨に一定の
搬送間隔を設けて、硬貨の誤選別を未然に防止するよう
にした技術に関する。
に利用される搬送機構に係わり、特に、硬貨搬送経路に
おいて硬貨の搬送方向が転換される際に、硬貨に一定の
搬送間隔を設けて、硬貨の誤選別を未然に防止するよう
にした技術に関する。
従来、硬貨の搬送方向を転換する技術としては、特開
昭54−100799号公報に示されるものが知られている。
昭54−100799号公報に示されるものが知られている。
この公報に示される硬貨選別計数装置は、硬貨を回転
円盤より順次1枚ずつ取込通路に繰り出した後、取込ベ
ルトによってこの取込通路上を搬送せしめるとともに、
該取込通路の後段に形成された屈曲部によって硬貨の搬
送方向を転換せしめた後、さらに該屈曲部の後段に形成
された選別通路に硬貨を送り込み、選別ベルトによって
この選別通路上を搬送せしめることにより、該硬貨を金
種に対応した選別孔に1枚ずつ送り込んで選別するよう
になしたものであって、取込ベルトと選別ベルトは、各
々独立状態に支持されて搬送力が与えられている。
円盤より順次1枚ずつ取込通路に繰り出した後、取込ベ
ルトによってこの取込通路上を搬送せしめるとともに、
該取込通路の後段に形成された屈曲部によって硬貨の搬
送方向を転換せしめた後、さらに該屈曲部の後段に形成
された選別通路に硬貨を送り込み、選別ベルトによって
この選別通路上を搬送せしめることにより、該硬貨を金
種に対応した選別孔に1枚ずつ送り込んで選別するよう
になしたものであって、取込ベルトと選別ベルトは、各
々独立状態に支持されて搬送力が与えられている。
ところで、上記のように構成された硬貨選別計数装置
においては、装置全体をコンパクトにするために搬送経
路を屈曲させた屈曲部を設けるようになされているが、
この屈曲部においては、取込ベルトと選別ベルトは、各
々独立状態に支持されているため、取込ベルトによって
搬送されてくる硬貨が選別ベルトにうまく受け渡されず
に滞ることが多く、硬貨の相互間隔が密な状態となっ
て、本来選別されるべき硬貨が選別されないという不具
合、もしくは、本来選別されるべきではない硬貨が選別
されるという不具合があった。
においては、装置全体をコンパクトにするために搬送経
路を屈曲させた屈曲部を設けるようになされているが、
この屈曲部においては、取込ベルトと選別ベルトは、各
々独立状態に支持されているため、取込ベルトによって
搬送されてくる硬貨が選別ベルトにうまく受け渡されず
に滞ることが多く、硬貨の相互間隔が密な状態となっ
て、本来選別されるべき硬貨が選別されないという不具
合、もしくは、本来選別されるべきではない硬貨が選別
されるという不具合があった。
そして、このような不具合を解決するため、前記選別
ベルト部の駆動速度をその位置によって適宜、すなわち
下流に向かうに従って少しずつ早くなるようにした技術
が、実公昭56−11179号公報、特公昭59−25270号公報に
より提案されている。
ベルト部の駆動速度をその位置によって適宜、すなわち
下流に向かうに従って少しずつ早くなるようにした技術
が、実公昭56−11179号公報、特公昭59−25270号公報に
より提案されている。
すなわち、これらの技術は、複数設けられた選別ベル
ト(前者の技術については搬送ベルトに替えた搬送ロー
ラ)の速度を硬貨の搬送方向に行くに従って早くするよ
うにしたものであって、搬送ベルト間において硬貨が受
け渡された時点で、該硬貨を加速させ、連続して送られ
た硬貨に一定の搬送機構を付与するようにしている。
ト(前者の技術については搬送ベルトに替えた搬送ロー
ラ)の速度を硬貨の搬送方向に行くに従って早くするよ
うにしたものであって、搬送ベルト間において硬貨が受
け渡された時点で、該硬貨を加速させ、連続して送られ
た硬貨に一定の搬送機構を付与するようにしている。
しかしながら、このような技術は、搬送ベルトの速度
を変更するために特別な機構、例えば、該搬送ベルトに
より硬貨を搬送する構成の外に、別途、動力源からの動
力を速度を変化させつつそれぞれの搬送ベルト(搬送ベ
ルト)に伝達する機構が必要となって、構造が複雑化す
るという問題が発生していた。
を変更するために特別な機構、例えば、該搬送ベルトに
より硬貨を搬送する構成の外に、別途、動力源からの動
力を速度を変化させつつそれぞれの搬送ベルト(搬送ベ
ルト)に伝達する機構が必要となって、構造が複雑化す
るという問題が発生していた。
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、搬送経路の屈曲部において発生する硬貨の滞りを容
易に解消させつつ、簡単な機構によって隣接する搬送ベ
ルトに速度差を持たせることが可能な硬貨処理機におけ
る方向転換部搬送機構の提供を目的とする。
て、搬送経路の屈曲部において発生する硬貨の滞りを容
易に解消させつつ、簡単な機構によって隣接する搬送ベ
ルトに速度差を持たせることが可能な硬貨処理機におけ
る方向転換部搬送機構の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために本考案では、硬貨を回転
円盤より順次1枚ずつ取込通路に送り込んだ後、取込ベ
ルトによってこの取込通路上を搬送せしめるとともに、
該取込通路の後段に形成された屈曲部によって硬貨の搬
送方向を転換せしめた後、さらに該屈曲部の後段に形成
された選別通路に硬貨を送り込み、選別ベルトによって
この選別通路上を搬送せしめることにより、該硬貨を金
種に対応した選別孔に1枚ずつ送り込んで選別するよう
になした硬貨処理機において、 前記取込ベルトは、取込通路の上流側において垂直回
転するプーリと、屈曲部において水平回転する上下2段
の水平案内プーリと、屈曲部の直後であって且つ選別通
路の上流側において垂直回転する高さ規制プーリおよび
取込駆動プーリとに巻回せしめられるとともに前記取込
駆動プーリによって硬貨の搬送力が与えられるものであ
り、 前記高さ規制プーリは、水平案内プーリ及び取込駆動
プーリの間の位置にて垂直回転するように設けられて、
該水平案内プーリとの間に位置する取込ベルトを水平な
状態に保持させるものであり、 前記選別ベルトは、前記取込駆動プーリと同一中心軸
を有して一体に垂直回転するとともに、該取込駆動プー
リよりも大きな径を有する選別駆動プーリと、該選別通
路の下流側のプーリとに巻回せしめられるとともに前記
選別駆動プーリによって硬貨の搬送力が与えられるもの
であることを特徴とする。
円盤より順次1枚ずつ取込通路に送り込んだ後、取込ベ
ルトによってこの取込通路上を搬送せしめるとともに、
該取込通路の後段に形成された屈曲部によって硬貨の搬
送方向を転換せしめた後、さらに該屈曲部の後段に形成
された選別通路に硬貨を送り込み、選別ベルトによって
この選別通路上を搬送せしめることにより、該硬貨を金
種に対応した選別孔に1枚ずつ送り込んで選別するよう
になした硬貨処理機において、 前記取込ベルトは、取込通路の上流側において垂直回
転するプーリと、屈曲部において水平回転する上下2段
の水平案内プーリと、屈曲部の直後であって且つ選別通
路の上流側において垂直回転する高さ規制プーリおよび
取込駆動プーリとに巻回せしめられるとともに前記取込
駆動プーリによって硬貨の搬送力が与えられるものであ
り、 前記高さ規制プーリは、水平案内プーリ及び取込駆動
プーリの間の位置にて垂直回転するように設けられて、
該水平案内プーリとの間に位置する取込ベルトを水平な
状態に保持させるものであり、 前記選別ベルトは、前記取込駆動プーリと同一中心軸
を有して一体に垂直回転するとともに、該取込駆動プー
リよりも大きな径を有する選別駆動プーリと、該選別通
路の下流側のプーリとに巻回せしめられるとともに前記
選別駆動プーリによって硬貨の搬送力が与えられるもの
であることを特徴とする。
この考案によれば、取込ベルトが屈曲部において水平
回転する水平案内プーリによってその搬送方向が転換せ
しめられるため、屈曲部における硬貨の滞りが解消さ
れ、円滑な硬貨の搬送がなされる。
回転する水平案内プーリによってその搬送方向が転換せ
しめられるため、屈曲部における硬貨の滞りが解消さ
れ、円滑な硬貨の搬送がなされる。
さらに、この取込ベルトを駆動する取込駆動プーリ
は、同一中心軸を有して一体に回転する選別ベルトの選
別駆動プーリよりも小さな径を有するため、硬貨が屈曲
部を過ぎて取込ベルトより選別ベルトに受け渡される段
階において加速され、搬送される硬貨に一定の間隔があ
くようになる。
は、同一中心軸を有して一体に回転する選別ベルトの選
別駆動プーリよりも小さな径を有するため、硬貨が屈曲
部を過ぎて取込ベルトより選別ベルトに受け渡される段
階において加速され、搬送される硬貨に一定の間隔があ
くようになる。
そしてさらに、取込ベルトを駆動する取込駆動プーリ
は取込ベルトの搬送下流側の軸上に設けられ、取込ベル
トの下流側の選別ベルトを駆動する選別駆動プーリは選
別ベルトの搬送上流側となる、前記取込駆動プーリと同
一軸上に設けられるため、硬貨を取込ベルトより選別ベ
ルトに受け渡す位置において、選別駆動プーリの直下の
選別ベルトに下側への膨らみが発生し、これが受け渡さ
れる硬貨に対する選別ベルトの支配力の強さとなって、
確実に且つ速やかに硬貨が取込ベルトから選別ベルトへ
と受け渡されるようになる。
は取込ベルトの搬送下流側の軸上に設けられ、取込ベル
トの下流側の選別ベルトを駆動する選別駆動プーリは選
別ベルトの搬送上流側となる、前記取込駆動プーリと同
一軸上に設けられるため、硬貨を取込ベルトより選別ベ
ルトに受け渡す位置において、選別駆動プーリの直下の
選別ベルトに下側への膨らみが発生し、これが受け渡さ
れる硬貨に対する選別ベルトの支配力の強さとなって、
確実に且つ速やかに硬貨が取込ベルトから選別ベルトへ
と受け渡されるようになる。
また、屈曲部における水平案内プーリを通過した取込
ベルトは、下側の高さ規制プーリにより、屈曲部を通過
した直後から、選別通路上の選別ベルトに受け渡す直前
まで、水平状態に保持されているので、この高さ規制プ
ーリにて高さ規制された取込ベルトによって、硬貨を上
方より押圧して確実に搬送することができる。
ベルトは、下側の高さ規制プーリにより、屈曲部を通過
した直後から、選別通路上の選別ベルトに受け渡す直前
まで、水平状態に保持されているので、この高さ規制プ
ーリにて高さ規制された取込ベルトによって、硬貨を上
方より押圧して確実に搬送することができる。
また、屈曲部における水平案内プーリを通過した、あ
るいは屈曲部における水平案内プーリに向かう取込ベル
トは、取込駆動プーリとの間に配置された高さ規制プー
リによって、水平案内プーリに対して取込ベルトを水平
に状態に保持させるようにしているので、水平から垂
直、垂直から水平への方向転換時に該取込ベルトに捻れ
が生じることが防止され、これによって取込ベルトを水
平案内プーリに安定した状態で巻回させることができ
る。
るいは屈曲部における水平案内プーリに向かう取込ベル
トは、取込駆動プーリとの間に配置された高さ規制プー
リによって、水平案内プーリに対して取込ベルトを水平
に状態に保持させるようにしているので、水平から垂
直、垂直から水平への方向転換時に該取込ベルトに捻れ
が生じることが防止され、これによって取込ベルトを水
平案内プーリに安定した状態で巻回させることができ
る。
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参照して
説明する。
説明する。
まず、第1図は硬貨処理機における方向転換部搬送機
構の全体概略構成を示すものであって、この図におい
て、符号1で示すものは機体M内に設けられた回転円盤
である。
構の全体概略構成を示すものであって、この図におい
て、符号1で示すものは機体M内に設けられた回転円盤
である。
この回転円盤1は、複数金種の硬貨が多数投入される
ものであり、その回転によって、硬貨を1枚ずつ順次、
該回転円盤1の接戦方向に設けられた取込通路2に送り
出すようになっている。
ものであり、その回転によって、硬貨を1枚ずつ順次、
該回転円盤1の接戦方向に設けられた取込通路2に送り
出すようになっている。
前記取込通路2は、前記回転円盤1によって送り出さ
れた硬貨を水平状態を保ちつつ、前述する選別通路に送
るものであって、該取込通路2の後段には、滑らかなカ
ーブを描きながらほぼ90°に屈曲して、硬貨の搬送方向
を転換させる屈曲部3が形成されている。
れた硬貨を水平状態を保ちつつ、前述する選別通路に送
るものであって、該取込通路2の後段には、滑らかなカ
ーブを描きながらほぼ90°に屈曲して、硬貨の搬送方向
を転換させる屈曲部3が形成されている。
なお、第2図〜第3図は、この屈曲部3における搬送
機構の詳細図である。
機構の詳細図である。
そして、この屈曲部3の下流側には、選別通路4が設
けられている。この選別通路4は、金種に対応した孔幅
の異なる選別孔4A・4B………(以下図示略)が、孔幅の
小さい順に設けられたものであって、これら選別孔4A・
4B………に金種に対応した硬貨が選別されることによ
り、硬貨の分類がなされるようになっている。
けられている。この選別通路4は、金種に対応した孔幅
の異なる選別孔4A・4B………(以下図示略)が、孔幅の
小さい順に設けられたものであって、これら選別孔4A・
4B………に金種に対応した硬貨が選別されることによ
り、硬貨の分類がなされるようになっている。
そして、これら連続した取込通路2、屈曲部3、選別
通路4には、取込ベルト5および選別ベルト6が設けら
れている。
通路4には、取込ベルト5および選別ベルト6が設けら
れている。
以下、この取込ベルト5および選別ベルト6につい
て、詳細に説明する。
て、詳細に説明する。
まず、取込ベルト5は、断面丸状のベルトで構成さ
れ、取込通路2の上流側、すなわち回転円盤1側におい
て垂直回転するプーリ(図示せず)と、屈曲部3におい
て水平回転する上下2段の水平案内プーリ7A・7Bと、屈
曲部3の直後であって且つ選別通路4の上流側において
垂直回転する高さ規制プーリ8A・8Bおよび取込駆動プー
リ9とに巻回せしめられるとともに、前記取込駆動プー
リ9によって硬貨の搬送力が与えられる。
れ、取込通路2の上流側、すなわち回転円盤1側におい
て垂直回転するプーリ(図示せず)と、屈曲部3におい
て水平回転する上下2段の水平案内プーリ7A・7Bと、屈
曲部3の直後であって且つ選別通路4の上流側において
垂直回転する高さ規制プーリ8A・8Bおよび取込駆動プー
リ9とに巻回せしめられるとともに、前記取込駆動プー
リ9によって硬貨の搬送力が与えられる。
すなわち、屈曲部3において水平回転する上下2段の
水平案内プーリ7A・7Bは、機体Mに設けられたブラケッ
ト10の垂直軸10Aに回転自在に支持されており、このブ
ラケット10は、取込通路2と取込ベルト5との間に挟持
される硬貨の挟持力を調整できるように、図示しない水
平軸により上下に変位可能に支持されている。
水平案内プーリ7A・7Bは、機体Mに設けられたブラケッ
ト10の垂直軸10Aに回転自在に支持されており、このブ
ラケット10は、取込通路2と取込ベルト5との間に挟持
される硬貨の挟持力を調整できるように、図示しない水
平軸により上下に変位可能に支持されている。
また、屈曲部3の直後であって且つ選別通路4の上流
側において垂直回転する高さ規制プーリ8A・8Bおよび取
込駆動プーリ9は、機体Mに設けられたブラケット11に
垂直回転自在に支持されている。
側において垂直回転する高さ規制プーリ8A・8Bおよび取
込駆動プーリ9は、機体Mに設けられたブラケット11に
垂直回転自在に支持されている。
すなわち、このブラケット11は、前記ブラケット10と
同様に、水平軸11Aによって機体Mに上下に変位可能に
支持されるとともに、このブラケット11と機体Mとの間
には引張ばね11Bが設けられており、この引張ばね11B
は、前記下側の高さ規制プーリ8Aと後述する選別駆動プ
ーリ16とを一定の圧力を以て選別通路4側に押圧するも
のである。
同様に、水平軸11Aによって機体Mに上下に変位可能に
支持されるとともに、このブラケット11と機体Mとの間
には引張ばね11Bが設けられており、この引張ばね11B
は、前記下側の高さ規制プーリ8Aと後述する選別駆動プ
ーリ16とを一定の圧力を以て選別通路4側に押圧するも
のである。
そして、このブラケット11の水平軸11Aから水平方向
に離れた位置には、該水平軸11Aと平行な伝達軸12が回
転自在に支持され、この伝達軸12の一方(図示右方)に
は、前記取込駆動プーリ9が固着されている。
に離れた位置には、該水平軸11Aと平行な伝達軸12が回
転自在に支持され、この伝達軸12の一方(図示右方)に
は、前記取込駆動プーリ9が固着されている。
また、この伝達軸12の他方(図示左方)には伝達プー
リ13が固着され、この伝達プーリ13は図示しないモータ
からの回転力を駆動ベルト14によって伝達されることに
より、その回転力を伝達軸12を介して取込駆動プーリ9
に伝え、さらに取込ベルト5によって取込通路2および
屈曲部3上の硬貨を搬送するようになっている。
リ13が固着され、この伝達プーリ13は図示しないモータ
からの回転力を駆動ベルト14によって伝達されることに
より、その回転力を伝達軸12を介して取込駆動プーリ9
に伝え、さらに取込ベルト5によって取込通路2および
屈曲部3上の硬貨を搬送するようになっている。
他方、このブラケット11の水平軸11Aからほぼ垂直方
向に離れた上下の位置には、該水平軸11Aと平行な軸15A
・15Bが支持され、この軸15A・15Bには、前記高さ規制
プーリ8A・8Bが回転自在に支持されている。
向に離れた上下の位置には、該水平軸11Aと平行な軸15A
・15Bが支持され、この軸15A・15Bには、前記高さ規制
プーリ8A・8Bが回転自在に支持されている。
特に、下側の高さ規制プーリ8Aは、屈曲部3直後の取
込ベルト5の下側の高さ位置を規制するものであって、
硬貨が取込通路2より屈曲部3を経て選別通路4に案内
された場合であっても、該取込ベルト5が硬貨を常に上
方より押圧して搬送力を伝えられるように構成されてい
る。
込ベルト5の下側の高さ位置を規制するものであって、
硬貨が取込通路2より屈曲部3を経て選別通路4に案内
された場合であっても、該取込ベルト5が硬貨を常に上
方より押圧して搬送力を伝えられるように構成されてい
る。
次に、選別ベルト6は、前記取込駆動プーリ9と同一
中心軸を有して一体に垂直回転するとともに該取込駆動
プーリ9よりも大きな径を有する選別駆動プーリ16と、
該選別通路4の下流側のプーリ(図示せず)とに巻回せ
しめられるとともに、前記選別駆動プーリ16によって硬
貨の搬送力が与えられる。
中心軸を有して一体に垂直回転するとともに該取込駆動
プーリ9よりも大きな径を有する選別駆動プーリ16と、
該選別通路4の下流側のプーリ(図示せず)とに巻回せ
しめられるとともに、前記選別駆動プーリ16によって硬
貨の搬送力が与えられる。
すなわち、選別駆動プーリ16は、前記取込駆動プーリ
9の支持軸である前記伝達軸12に固着され、もしくは前
記取込駆動プーリ9と一体的に構成されることにより、
伝達軸12によって、取込ベルト5と選別ベルト6とが同
時に駆動される。
9の支持軸である前記伝達軸12に固着され、もしくは前
記取込駆動プーリ9と一体的に構成されることにより、
伝達軸12によって、取込ベルト5と選別ベルト6とが同
時に駆動される。
次に、上記した構成による作用について説明する。
図示しないモータからの回転力が駆動ベルト14、伝達
プーリ13、伝達軸12を介して取込駆動プーリ9および選
別駆動プーリ16に伝達され、取込ベルト5および選別ベ
ルト6が第1図矢印に示すように駆動される。
プーリ13、伝達軸12を介して取込駆動プーリ9および選
別駆動プーリ16に伝達され、取込ベルト5および選別ベ
ルト6が第1図矢印に示すように駆動される。
従って、回転円盤1から送り込まれた硬貨は、まず取
込ベルト5により取込通路2を搬送せしめられた後、屈
曲部3に送り込まれる。
込ベルト5により取込通路2を搬送せしめられた後、屈
曲部3に送り込まれる。
この屈曲部3においては、取込ベルト5は水平案内プ
ーリ7A・7Bによって、硬貨を上方から押圧しながら屈曲
部3のカーブに合わせて曲がりながら移動するため、硬
貨の向きを円滑に転換させながら搬送を行うことができ
る。
ーリ7A・7Bによって、硬貨を上方から押圧しながら屈曲
部3のカーブに合わせて曲がりながら移動するため、硬
貨の向きを円滑に転換させながら搬送を行うことができ
る。
そして、この屈曲部3を通過した直後においては、取
込ベルト5は下側の高さ規制プーリ8Aによって硬貨を上
方から押圧しながら搬送を行うことになるが、この高さ
規制プーリ8A後の取込ベルト5は、取込駆動プーリ9に
巻回されるため、上方へ移動することになって、硬貨の
搬送を終了することになる。
込ベルト5は下側の高さ規制プーリ8Aによって硬貨を上
方から押圧しながら搬送を行うことになるが、この高さ
規制プーリ8A後の取込ベルト5は、取込駆動プーリ9に
巻回されるため、上方へ移動することになって、硬貨の
搬送を終了することになる。
他方、この取込ベルト5に替わって選別駆動プーリ16
に巻回されている選別ベルト6が硬貨を上方より押圧し
て硬貨の搬送を続けることになる。
に巻回されている選別ベルト6が硬貨を上方より押圧し
て硬貨の搬送を続けることになる。
その際、選別駆動プーリ16の径が、取込駆動プーリ9
の径よりも大きいことにより、取込ベルト5から選別ベ
ルト6への硬貨の受け渡しの段階において、硬貨の搬送
速度が増加し、仮に硬貨の搬送間隔が全くなかった状態
であったとしても、この受け渡しの段階において硬貨間
に間隔が発生することになって、以後の搬送が行われる
ことになる。
の径よりも大きいことにより、取込ベルト5から選別ベ
ルト6への硬貨の受け渡しの段階において、硬貨の搬送
速度が増加し、仮に硬貨の搬送間隔が全くなかった状態
であったとしても、この受け渡しの段階において硬貨間
に間隔が発生することになって、以後の搬送が行われる
ことになる。
ところで、この受け渡し部分についてもう少し説明す
ると、取込ベルト5および選別ベルト6は、ともにこの
受け渡しの部分の取込駆動プーリ9および選別駆動プー
リ16によって駆動されるため、特に、選別駆動プーリ16
の直下の選別ベルト6には下側への膨らみが発生し、こ
れが受け渡される硬貨に対する選別ベルト6の支配力の
強さとなって、確実に且つ速やかに硬貨が取込ベルト5
から選別ベルト6へと受け渡されるようになる。
ると、取込ベルト5および選別ベルト6は、ともにこの
受け渡しの部分の取込駆動プーリ9および選別駆動プー
リ16によって駆動されるため、特に、選別駆動プーリ16
の直下の選別ベルト6には下側への膨らみが発生し、こ
れが受け渡される硬貨に対する選別ベルト6の支配力の
強さとなって、確実に且つ速やかに硬貨が取込ベルト5
から選別ベルト6へと受け渡されるようになる。
以上、詳細に説明したように、この考案によれば、取
込ベルト5が屈曲部3において水平回転する水平案内プ
ーリ7A・7Bによってその搬送方向が転換せしめられるた
め、屈曲部3における硬貨の滞りが解消され、円滑な硬
貨の搬送がなされる。
込ベルト5が屈曲部3において水平回転する水平案内プ
ーリ7A・7Bによってその搬送方向が転換せしめられるた
め、屈曲部3における硬貨の滞りが解消され、円滑な硬
貨の搬送がなされる。
さらに、この取込ベルト5を駆動する取込駆動プーリ
9は、同一中心軸を有して一体に回転する選別ベルト6
の選別駆動プーリ16よりも小さな径を有するため、硬貨
が屈曲部3を過ぎて取込ベルト5より選別ベルト6に受
け渡される段階において加速され、搬送される硬貨に一
定の間隔があくようになる。
9は、同一中心軸を有して一体に回転する選別ベルト6
の選別駆動プーリ16よりも小さな径を有するため、硬貨
が屈曲部3を過ぎて取込ベルト5より選別ベルト6に受
け渡される段階において加速され、搬送される硬貨に一
定の間隔があくようになる。
そしてさらに、取込ベルト5を駆動する取込駆動プー
リ9は取込ベルト5の搬送下流側の軸上に設けられ、取
込ベルト5の下流側の選別ベルト6を駆動する選別駆動
プーリ16は選別ベルト6の搬送上流側となる、前記取込
駆動プーリ9と同一軸上に設けられるため、硬貨を取込
ベルト5より選別ベルト6に受け渡す位置において、選
別駆動プーリ16の直下の選別ベルト6に下側への膨らみ
が発生し、これが受け渡される硬貨に対する選別ベルト
6の支配力の強さとなって、確実に且つ速やかに硬貨が
取込ベルト5から選別ベルト6へと受け渡されるように
なる。
リ9は取込ベルト5の搬送下流側の軸上に設けられ、取
込ベルト5の下流側の選別ベルト6を駆動する選別駆動
プーリ16は選別ベルト6の搬送上流側となる、前記取込
駆動プーリ9と同一軸上に設けられるため、硬貨を取込
ベルト5より選別ベルト6に受け渡す位置において、選
別駆動プーリ16の直下の選別ベルト6に下側への膨らみ
が発生し、これが受け渡される硬貨に対する選別ベルト
6の支配力の強さとなって、確実に且つ速やかに硬貨が
取込ベルト5から選別ベルト6へと受け渡されるように
なる。
よって、硬貨が連続的に送り込まれてきたとしても、
一定の間隔を以て順次硬貨を選別孔に送り込むことがで
きるので、該選別を防止できることになる。
一定の間隔を以て順次硬貨を選別孔に送り込むことがで
きるので、該選別を防止できることになる。
また、取込ベルト5より選別ベルト6の搬送速度を早
くすることの設定は、伝達軸12に支持される取込駆動プ
ーリ9の径よりも選別駆動プーリ16の径を大きくするだ
けで可能であり、またこの受け渡し部分での取込ベルト
5は、下側の高さ規制プーリ8Aを設けることにより、硬
貨を選別ベルト6に受け渡す直前まで上方より押圧して
確実に搬送することが可能であり、その結果、機構の簡
略化を図ることができる。
くすることの設定は、伝達軸12に支持される取込駆動プ
ーリ9の径よりも選別駆動プーリ16の径を大きくするだ
けで可能であり、またこの受け渡し部分での取込ベルト
5は、下側の高さ規制プーリ8Aを設けることにより、硬
貨を選別ベルト6に受け渡す直前まで上方より押圧して
確実に搬送することが可能であり、その結果、機構の簡
略化を図ることができる。
また、屈曲部3における水平案内プーリ7A・7Bを通過
した取込ベルト5は、下側の高さ規制プーリ8Aにより、
屈曲部3を通過した直後から、選別通路4上の選別ベル
ト6に受け渡す直前まで、水平状態に保持されているの
で、この高さ規制プーリ8Aにて高さ規制された取込ベル
ト5によって、硬貨を上方より押圧して確実に搬送する
ことが可能となる。
した取込ベルト5は、下側の高さ規制プーリ8Aにより、
屈曲部3を通過した直後から、選別通路4上の選別ベル
ト6に受け渡す直前まで、水平状態に保持されているの
で、この高さ規制プーリ8Aにて高さ規制された取込ベル
ト5によって、硬貨を上方より押圧して確実に搬送する
ことが可能となる。
また、屈曲部3における水平案内プーリ7Aを通過し
た、あるいは屈曲部3における水平案内プーリ7Bに向か
う取込ベルト5は、取込駆動プーリ9との間に配置され
た高さ規制プーリ8A・8Bによって、水平案内プーリ7A・
7Bに対して取込ベルト5を水平に状態に保持させるよう
にしてるので、水平から垂直、垂直から水平への方向転
換時に該取込ベルト5に捻れが生じることが防止され、
これによって取込ベルト5を水平案内プーリ7A・7Bに安
定した状態で巻回することができる効果も得られる。
た、あるいは屈曲部3における水平案内プーリ7Bに向か
う取込ベルト5は、取込駆動プーリ9との間に配置され
た高さ規制プーリ8A・8Bによって、水平案内プーリ7A・
7Bに対して取込ベルト5を水平に状態に保持させるよう
にしてるので、水平から垂直、垂直から水平への方向転
換時に該取込ベルト5に捻れが生じることが防止され、
これによって取込ベルト5を水平案内プーリ7A・7Bに安
定した状態で巻回することができる効果も得られる。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す図であって、
第1図は全体の概略構成を示す斜視図、第2図は第1図
のII−II線に沿う平面の断面図、第3図は第1図の符号
IIIで示す方向から見た側面図である。 1……回転円盤、2……取込通路、3……屈曲部、4…
…選別通路、4A・4B……選別孔、5……取込ベルト、6
……選別ベルト、7A・7B……水平案内プーリ、8A・8B…
…高さ規制プーリ、9……取込駆動プーリ、12……伝達
軸、16……選別駆動プーリ。
第1図は全体の概略構成を示す斜視図、第2図は第1図
のII−II線に沿う平面の断面図、第3図は第1図の符号
IIIで示す方向から見た側面図である。 1……回転円盤、2……取込通路、3……屈曲部、4…
…選別通路、4A・4B……選別孔、5……取込ベルト、6
……選別ベルト、7A・7B……水平案内プーリ、8A・8B…
…高さ規制プーリ、9……取込駆動プーリ、12……伝達
軸、16……選別駆動プーリ。
Claims (1)
- 【請求項1】硬貨を回転円盤より順次1枚ずつ取込通路
に送り込んだ後、取込ベルトによってこの取込通路上を
搬送せしめるとともに、該取込通路の後段に形成された
屈曲部によって硬貨の搬送方向を転換せしめた後、さら
に該屈曲部の後段に形成された選別通路に硬貨を送り込
み、選別ベルトによってこの選別通路上を搬送せしめる
ことにより、該硬貨を金種に対応した選別孔に1枚ずつ
送り込んで選別するようになした硬貨処理機において、 前記取込ベルトは、取込通路の上流側において垂直回転
するプーリと、屈曲部において水平回転する上下2段の
水平案内プーリと、屈曲部の直後であって且つ選別通路
の上流側において垂直回転する高さ規制プーリおよび取
込駆動プーリとに巻回せしめられるとともに前記取込駆
動プーリによって硬貨の搬送力が与えられるものであ
り、 前記高さ規制プーリは、水平案内プーリ及び取込駆動プ
ーリの間の位置にて垂直回転するように設けられて、該
水平案内プーリとの間に位置する取込ベルトを水平な状
態に保持させるものであり、 前記選別ベルトは、前記取込駆動プーリと同一中心軸を
有して一体に垂直回転するとともに該取込駆動プーリよ
りも大きな径を有する選別駆動プーリと、該選別通路の
下流側のプーリとに巻回せしめられるとともに前記選別
駆動プーリによって硬貨の搬送力が与えられるものであ
ることを特徴とする硬貨処理機における方向転換部搬送
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988107754U JPH089809Y2 (ja) | 1988-08-16 | 1988-08-16 | 硬貨処理機における方向転換部搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988107754U JPH089809Y2 (ja) | 1988-08-16 | 1988-08-16 | 硬貨処理機における方向転換部搬送機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232176U JPH0232176U (ja) | 1990-02-28 |
JPH089809Y2 true JPH089809Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31342452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988107754U Expired - Lifetime JPH089809Y2 (ja) | 1988-08-16 | 1988-08-16 | 硬貨処理機における方向転換部搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089809Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5461595A (en) * | 1977-10-25 | 1979-05-17 | Laurel Bank Machine Co | Coin sorter for coin processor |
JPS58163089A (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-27 | グローリー工業株式会社 | 硬貨分類機 |
JPS59142860U (ja) * | 1983-03-14 | 1984-09-25 | ロ−レルバンクマシン株式会社 | 硬貨処理機の硬貨通路開放装置 |
-
1988
- 1988-08-16 JP JP1988107754U patent/JPH089809Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232176U (ja) | 1990-02-28 |
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