JPH08975Y2 - 攪拌用パイプ - Google Patents

攪拌用パイプ

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JPH08975Y2
JPH08975Y2 JP2599293U JP2599293U JPH08975Y2 JP H08975 Y2 JPH08975 Y2 JP H08975Y2 JP 2599293 U JP2599293 U JP 2599293U JP 2599293 U JP2599293 U JP 2599293U JP H08975 Y2 JPH08975 Y2 JP H08975Y2
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JP
Japan
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housing
stirring
spiral
fluids
axis
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JP2599293U
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JPH0685025U (ja
Inventor
勇 當銘
Original Assignee
株式会社勇鉄工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数種の流体を攪拌し
て流通させるための攪拌用パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のパイプでは、図3に示
すようにパイプ状ハウジング101と、このハウジング
101内にその軸心方向の略全長にわたって挿入されて
必要に応じて固定される攪拌エレメント102とから構
成されている。
【0003】従来、この攪拌エレメント102は、ハウ
ジング101の軸心廻りで一方向へ捻り成形された複数
の捻り片121と、他方向へ捻り成形された複数の捻り
片122とを上記軸心方向で交互に配置してなり、上記
ハウジング101の一端開口101aから流入した複数
種の流体M1,M2を一方の捻り片121で図4の矢印
Cで示すように一方向へ旋回させ、他方の捻り片122
で矢印dで示すように他方向へ旋回させ、これを繰り返
させることにより、攪拌作用を与えてハウジング101
の他端開口101bから流出させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の攪拌用パイプは、ハウジング101内に攪拌エレ
メント102として、一方向旋回用の捻り片121と、
他方向旋回用の捻り片122とを交互に挿入しなければ
ならない組立上の煩わしさがあり、また、ハウジング1
01内に流入した流体M1,M2が一方向旋回流と他方
向旋回流とに交互に変えられるので、方向変換が流通の
支障となり、ハウジング101内の流通時間、つまり、
攪拌のために費やされる時間が多くなってしまう。
【0005】本考案は上記従来の課題を解決するために
なされたもので、組立性に優れ、しかも攪拌時間の短縮
化も可能な攪拌用パイプを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る攪拌用パイプは、図中の参照符号を付
して示すならば、パイプ状のハウジング1と、このハウ
ジング1内にその軸心方向の略全長にわたって挿入され
てハウジング1内に流入した複数種の流体M1,M2を
攪拌する攪拌エレメント2とを備え、上記攪拌エレメン
ト2を、上記流体M1,M2をハウジング1の略全長に
おいて軸心X廻りの一方向へ螺旋状に旋回させる螺旋状
帯板21と、この螺旋状帯板21の外周側に巻装されて
上記流体M1,M2をハウジング1の略全長において軸
心X廻りの他方向へ螺旋状に旋回させる螺旋状紐体22
とで構成したものである。
【0007】
【作用】本考案においては、ハウジング1内に流入した
複数種の流体M1,M2がその内周側aで螺旋状帯板2
1で案内されて軸心X廻りの一方向への旋回流となり、
また流体M1,M2の外周側bが螺旋状紐体22で案内
されて軸心X廻りの他方向への旋回流となる。このた
め、流体M1,M2は内周側と外周側との干渉によって
攪拌されるとともに、ハウジング1内での旋回流の連続
性が保たれて、攪拌時間が短縮される。また、上記螺旋
状帯板21と螺旋状紐体22とを一体化してハウジング
1内に挿入するだけで簡単に組立てることが可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。図1は本考案の一実施例による攪拌用パイプを
示す縦断面図である。
【0009】図1において、この攪拌用パイプは、SU
Sなどからなる金属製のパイプ状ハウジング1と、この
ハウジング1内にその軸心方向の略全長にわたって挿入
された攪拌エレメント2とからなり、上記ハウジング1
の軸心X方向の両端には、フランジ部3,4がそれぞれ
形成されている。
【0010】上記攪拌エレメント2は、上記ハウジング
1の軸心X上に配置される螺旋状帯板21と、この螺旋
状帯板21の外側に巻装された螺線状紐体22とからな
る。
【0011】上記螺線状帯体21は、SUSなどからな
る金属製の帯板を上記軸心X廻りに捻り成形して得られ
たもので、ハウジング1の一端開口1aから流入された
複数種の流体M1,M2を上記軸心X廻りで一方向へ螺
旋状に旋回させるように設定されている。上記螺旋状紐
体22も、上記SUSなどの横断面矩形の金属線材を捻
りながら上記螺旋状帯板21の外周側に螺旋状に巻き付
けて形成され、上記複数種の流体M1,M2を軸心X廻
りで他方向へ螺旋状に旋回させるように設定されてい
る。そして、これら螺旋状帯板21と螺旋状紐体22と
は攪拌エレメント2としてユニット化されてそのままハ
ウジング1内に挿入して組み付けられ、必要に応じて
は、溶接などで上記ハウジング1内に固定される。
【0012】上記構成において、ハウジング1の一端開
口1aから複数種の流体M1,M2を流入させると、こ
れら流体M1,M2はその内周側が図2の矢印aで示す
ように上記攪拌エレメント2における螺旋状帯板21に
案内されてハウジング1の軸心X廻りの一方向へ螺旋状
に旋回される旋回流となり、一方、これら流体M1,M
2の外周側は矢印bで示すように上記攪拌エレメント2
における螺旋状紐体22に案内されて上記軸心X廻りの
他方向へ螺旋状に旋回される旋回流となる。これら流体
M1,M2の内周側aと外周側bとが互いに逆向きで螺
旋状に旋回するうちに、この内周側aと外周側bとの干
渉によって両流体M1,M2が攪拌されてハウジング1
の他端開口1bから流出されることになる。
【0013】ここで、上記軸心廻りで一方向へ捻り成形
した螺旋状帯板21の外側に螺旋状紐体22を巻き付け
て攪拌エレメント2を構成したので、この攪拌エレメン
ト2を作り易いうえ、これら両者21,22をユニット
化してハウジング1内にそのまま挿入するだけで組付が
完了するので、組立の作業性が改善される。また、上記
ハウジング1内に流入された複数種の流体M1,M2
は、内周側aと外周側bとの干渉によって攪拌が行われ
ながら軸方向全長にわたって螺旋状の旋回を続けるの
で、流体M1,M2の流通もスムーズで、攪拌時間を短
くすることが可能となる。
【0014】ところで、上記螺旋状紐体22は、金属線
材を上記螺旋状帯板21の外周側にそのまま螺旋状に巻
き付けられてもよいが、上記実施例のように金属線材自
体を捻りながら巻き付けて上記紐体22を構成させる
と、一層攪拌性が高められる。
【0015】なお、上記螺旋状帯板21や螺旋状紐体2
2の材質は上記のものに限らず、剛性な材料から適宜選
択できるものであり、また、螺旋状帯板21の軸心X廻
りの捻り数、さらに上記螺旋状紐体22の巻回数につい
ても、適正な攪拌結果が得られるように設定されること
は勿論である。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、パイプ状
ハウジング内に挿入される攪拌エレメントを、螺旋状帯
板とその外周側に巻装された螺旋状紐体とで構成したの
で、両者を一体にそのままハウジングに挿入するだけで
組付が行え、組付作業の簡易化が図れ、また、ハウジン
グ内に流入させた複数種の流体を攪拌させる際に流体の
旋回はハウジングの全長にわたって行われて連続性が保
たれるので、攪拌性を損なうことなく、攪拌時間を短く
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による攪拌用パイプを示す縦
断面図である。
【図2】同実施例における攪拌用パイプの攪拌エレメン
トによる流体の流れ状況を模式的に示す図である。
【図3】従来の攪拌用パイプを示す縦断面図である。
【図4】従来の攪拌用パイプの攪拌エレメントによる流
体の流れ状況を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 攪拌エレメント 21 螺旋状帯板 22 螺旋状紐体 M1,M2 流体 X 軸心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状のハウジングと、このハウジン
    グ内にその軸心方向の略全長にわたって挿入されてハウ
    ジング内に流入した複数種の流体を攪拌する攪拌エレメ
    ントとを備え、上記攪拌エレメントを、上記流体をハウ
    ジングの略全長において軸心廻りの一方向へ螺旋状に旋
    回させる螺旋状帯板と、この螺旋状帯板の外周側に巻装
    されて上記流体をハウジングの略全長において軸心廻り
    の他方向へ螺旋状に旋回させる螺旋状紐体とで構成した
    ことを特徴とする攪拌用パイプ。
JP2599293U 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ Expired - Lifetime JPH08975Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2599293U JPH08975Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ

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JP2599293U JPH08975Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0685025U JPH0685025U (ja) 1994-12-06
JPH08975Y2 true JPH08975Y2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=12181218

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JP2599293U Expired - Lifetime JPH08975Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000265945A (ja) * 1998-11-10 2000-09-26 Uct Kk 薬液供給ポンプ、薬液供給装置、薬液供給システム、基板洗浄装置、薬液供給方法、及び基板洗浄方法
JP5270444B2 (ja) * 2009-05-12 2013-08-21 株式会社ノリタケカンパニーリミテド スタティックミキサおよびその製造方法

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JPH0685025U (ja) 1994-12-06

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