JPH0685025U - 攪拌用パイプ - Google Patents

攪拌用パイプ

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JPH0685025U
JPH0685025U JP2599293U JP2599293U JPH0685025U JP H0685025 U JPH0685025 U JP H0685025U JP 2599293 U JP2599293 U JP 2599293U JP 2599293 U JP2599293 U JP 2599293U JP H0685025 U JPH0685025 U JP H0685025U
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housing
stirring
spiral
fluids
axis
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勇 當銘
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株式会社勇鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハウジング1内に挿入される攪拌エレメント
2を、ハウジング1内に流入した複数種の流体M1,M
2をハウジング1の略全長において軸心X廻りの一方向
へ螺旋状に旋回させる螺旋状帯板21と、この螺旋状帯
板21の外周側に巻装されて上記流体M1,M2をハウ
ジング1の略全長において軸心X廻りの他方向へ螺旋状
に旋回させる螺旋状紐体22とで構成する。 【効果】 攪拌エレメントの組付の煩わしさを解消で
き、さらに攪拌時間を短くすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数種の流体を攪拌して流通させるための攪拌用パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のパイプでは、図3に示すようにパイプ状ハウジング101と 、このハウジング101内にその軸心方向の略全長にわたって挿入されて必要に 応じて固定される攪拌エレメント102とから構成されている。
【0003】 従来、この攪拌エレメント102は、ハウジング101の軸心廻りで一方向へ 捻り成形された複数の捻り片121と、他方向へ捻り成形された複数の捻り片1 22とを上記軸心方向で交互に配置してなり、上記ハウジング101の一端開口 101aから流入した複数種の流体M1,M2を一方の捻り片121で図4の矢 印Cで示すように一方向へ旋回させ、他方の捻り片122で矢印dで示すように 他方向へ旋回させ、これを繰り返させることにより、攪拌作用を与えてハウジン グ101の他端開口101bから流出させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような構成の従来の攪拌用パイプは、ハウジング101内に攪拌エレ メント102として、一方向旋回用の捻り片121と、他方向旋回用の捻り片1 22とを交互に挿入しなければならない組立上の煩わしさがあり、また、ハウジ ング101内に流入した流体M1,M2が一方向旋回流と他方向旋回流とに交互 に変えられるので、方向変換が流通の支障となり、ハウジング101内の流通時 間、つまり、攪拌のために費やされる時間が多くなってしまう。
【0005】 本考案は上記従来の課題を解決するためになされたもので、組立性に優れ、し かも攪拌時間の短縮化も可能な攪拌用パイプを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る攪拌用パイプは、図中の参照符号を付 して示すならば、パイプ状のハウジング1と、このハウジング1内にその軸心方 向の略全長にわたって挿入されてハウジング1内に流入した複数種の流体M1, M2を攪拌する攪拌エレメント2とを備え、上記攪拌エレメント2を、上記流体 M1,M2をハウジング1の略全長において軸心X廻りの一方向へ螺旋状に旋回 させる螺旋状帯板21と、この螺旋状帯板21の外周側に巻装されて上記流体M 1,M2をハウジング1の略全長において軸心X廻りの他方向へ螺旋状に旋回さ せる螺旋状紐体22とで構成したものである。
【0007】
【作用】
本考案においては、ハウジング1内に流入した複数種の流体M1,M2がその 内周側aで螺旋状帯板21で案内されて軸心X廻りの一方向への旋回流となり、 また流体M1,M2の外周側bが螺旋状紐体22で案内されて軸心X廻りの他方 向への旋回流となる。このため、流体M1,M2は内周側と外周側との干渉によ って攪拌されるとともに、ハウジング1内での旋回流の連続性が保たれて、攪拌 時間が短縮される。また、上記螺旋状帯板21と螺旋状紐体22とを一体化して ハウジング1内に挿入するだけで簡単に組立てることが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にしたがって説明する。図1は本考案の一実施例 による攪拌用パイプを示す縦断面図である。
【0009】 図1において、この攪拌用パイプは、SUSなどからなる金属製のパイプ状ハ ウジング1と、このハウジング1内にその軸心方向の略全長にわたって挿入され た攪拌エレメント2とからなり、上記ハウジング1の軸心X方向の両端には、フ ランジ部3,4がそれぞれ形成されている。
【0010】 上記攪拌エレメント2は、上記ハウジング1の軸心X上に配置される螺旋状帯 板21と、この螺旋状帯板21の外側に巻装された螺線状紐体22とからなる。
【0011】 上記螺線状帯体21は、SUSなどからなる金属製の帯板を上記軸心X廻りに 捻り成形して得られたもので、ハウジング1の一端開口1aから流入された複数 種の流体M1,M2を上記軸心X廻りで一方向へ螺旋状に旋回させるように設定 されている。上記螺旋状紐体22も、上記SUSなどの横断面矩形の金属線材を 捻りながら上記螺旋状帯板21の外周側に螺旋状に巻き付けて形成され、上記複 数種の流体M1,M2を軸心X廻りで他方向へ螺旋状に旋回させるように設定さ れている。そして、これら螺旋状帯板21と螺旋状紐体22とは攪拌エレメント 2としてユニット化されてそのままハウジング1内に挿入して組み付けられ、必 要に応じては、溶接などで上記ハウジング1内に固定される。
【0012】 上記構成において、ハウジング1の一端開口1aから複数種の流体M1,M2 を流入させると、これら流体M1,M2はその内周側が図2の矢印aで示すよう に上記攪拌エレメント2における螺旋状帯板21に案内されてハウジング1の軸 心X廻りの一方向へ螺旋状に旋回される旋回流となり、一方、これら流体M1, M2の外周側は矢印bで示すように上記攪拌エレメント2における螺旋状紐体2 2に案内されて上記軸心X廻りの他方向へ螺旋状に旋回される旋回流となる。こ れら流体M1,M2の内周側aと外周側bとが互いに逆向きで螺旋状に旋回する うちに、この内周側aと外周側bとの干渉によって両流体M1,M2が攪拌され てハウジング1の他端開口1bから流出されることになる。
【0013】 ここで、上記軸心廻りで一方向へ捻り成形した螺旋状帯板21の外側に螺旋状 紐体22を巻き付けて攪拌エレメント2を構成したので、この攪拌エレメント2 を作り易いうえ、これら両者21,22をユニット化してハウジング1内にその まま挿入するだけで組付が完了するので、組立の作業性が改善される。また、上 記ハウジング1内に流入された複数種の流体M1,M2は、内周側aと外周側b との干渉によって攪拌が行われながら軸方向全長にわたって螺旋状の旋回を続け るので、流体M1,M2の流通もスムーズで、攪拌時間を短くすることが可能と なる。
【0014】 ところで、上記螺旋状紐体22は、金属線材を上記螺旋状帯板21の外周側に そのまま螺旋状に巻き付けられてもよいが、上記実施例のように金属線材自体を 捻りながら巻き付けて上記紐体22を構成させると、一層攪拌性が高められる。
【0015】 なお、上記螺旋状帯板21や螺旋状紐体22の材質は上記のものに限らず、剛 性な材料から適宜選択できるものであり、また、螺旋状帯板21の軸心X廻りの 捻り数、さらに上記螺旋状紐体22の巻回数についても、適正な攪拌結果が得ら れるように設定されることは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、パイプ状ハウジング内に挿入される攪拌エレメ ントを、螺旋状帯板とその外周側に巻装された螺旋状紐体とで構成したので、両 者を一体にそのままハウジングに挿入するだけで組付が行え、組付作業の簡易化 が図れ、また、ハウジング内に流入させた複数種の流体を攪拌させる際に流体の 旋回はハウジングの全長にわたって行われて連続性が保たれるので、攪拌性を損 なうことなく、攪拌時間を短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による攪拌用パイプを示す縦
断面図である。
【図2】同実施例における攪拌用パイプの攪拌エレメン
トによる流体の流れ状況を模式的に示す図である。
【図3】従来の攪拌用パイプを示す縦断面図である。
【図4】従来の攪拌用パイプの攪拌エレメントによる流
体の流れ状況を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 攪拌エレメント 21 螺旋状帯板 22 螺旋状紐体 M1,M2 流体 X 軸心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状のハウジングと、このハウジン
    グ内にその軸心方向の略全長にわたって挿入されてハウ
    ジング内に流入した複数種の流体を攪拌する攪拌エレメ
    ントとを備え、上記攪拌エレメントを、上記流体をハウ
    ジングの略全長において軸心廻りの一方向へ螺旋状に旋
    回させる螺旋状帯板と、この螺旋状帯板の外周側に巻装
    されて上記流体をハウジングの略全長において軸心廻り
    の他方向へ螺旋状に旋回させる螺旋状紐体とで構成した
    ことを特徴とする攪拌用パイプ。
JP2599293U 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ Expired - Lifetime JPH08975Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2599293U JPH08975Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2599293U JPH08975Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0685025U true JPH0685025U (ja) 1994-12-06
JPH08975Y2 JPH08975Y2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=12181218

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JP2599293U Expired - Lifetime JPH08975Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 攪拌用パイプ

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JP (1) JPH08975Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000265945A (ja) * 1998-11-10 2000-09-26 Uct Kk 薬液供給ポンプ、薬液供給装置、薬液供給システム、基板洗浄装置、薬液供給方法、及び基板洗浄方法
JP2010264348A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Noritake Co Ltd スタティックミキサおよびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000265945A (ja) * 1998-11-10 2000-09-26 Uct Kk 薬液供給ポンプ、薬液供給装置、薬液供給システム、基板洗浄装置、薬液供給方法、及び基板洗浄方法
JP2010264348A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Noritake Co Ltd スタティックミキサおよびその製造方法

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JPH08975Y2 (ja) 1996-01-17

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