JPH089702A - 回転式耕耘具の草巻付防止装置 - Google Patents

回転式耕耘具の草巻付防止装置

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JPH089702A
JPH089702A JP14736694A JP14736694A JPH089702A JP H089702 A JPH089702 A JP H089702A JP 14736694 A JP14736694 A JP 14736694A JP 14736694 A JP14736694 A JP 14736694A JP H089702 A JPH089702 A JP H089702A
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rotary
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Yoichi Kanai
洋一 金井
Nobuo Fujita
信雄 藤田
Seiji Kanenami
清二 金並
Chitoshi Matsunaga
千年 松長
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロータリ耕耘装置の爪軸に絡みつく草藁等を浮
かせ、絡みにくくしたり絡んでも取外し易くする規制バ
ーを、耕耘幅の異なるロータリに使用可能とするために
部材の一部に弾性材を用い、少々寸法の異なるロータリ
であっても取付を考慮して共用使用して、汎用性を高め
コストダウンを図る。 【構成】耕耘パイプ1の外周に複数本の爪ホルダー2,
2,2...を突設し、この爪ホルダー2に耕耘刃3の
基端部を取り付けて成る回転式耕耘具4において、回転
式耕耘具4の両側端近傍の爪ホルダー2a,2b間に少
なくとも一部が弾性材から成る棒状の規制バー5を設け
たことを特徴とする回転式耕耘具の草巻付防止装置とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転式耕耘具の草巻
付防止装置に関する。この発明は、歩行用の耕耘機や乗
用の農用移動車両に装着し、圃場表面を耕耘するロータ
リ等の回転式耕耘具において、耕耘時に耕耘刃に絡みつ
く草を少なくしようとするために取り付ける、草巻付防
止装置の取付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来から、このような回転式耕耘具に草巻付防止装置を取
り付けようとするものは、実開平4−110402号公
報(以下、引用文献1と呼ぶ。)で示すように公知であ
る。しかし、この引用文献1で公知のものは、草巻付防
止のための要部の線状部材45が鋼材等の硬いものであ
り、伸縮や曲げやねじり等の少しの姿勢変更ができず、
似たような大きさの耕耘具であつても、寸法差があると
夫れ夫れ専用の草巻付防止装置である線状部材45を設
定しなければならず、部品の共用化や互換性の点を考え
ておらず、製品のコストを下げる工夫をしていなかっ
た。
【0003】さらに、耕耘パイプの外周に突設する複数
本の爪ホルダーは、耕耘パイプの全周方向に針ネズミの
針のように突設しているため、軸線方向に直線状に爪ホ
ルダーを避けて線状部材45を通過させるのは耕耘パイ
プの特定部と成ってしまい設計時点で干渉しない位置を
見つける考慮時間を要し、また、組立時点でどこに取り
付けるのか、合せマークの無い場合取付け可能部をさが
す時間を多く必要としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
前述のような不具合を解消しようとするものであって、
次のような技術的手段を講じた。即ち、耕耘パイプ1の
外周に複数本の爪ホルダー2,2,2...を突設し、
この爪ホルダー2に耕耘刃3の基端部を取り付けて成る
回転式耕耘具4において、回転式耕耘具4の両側端近傍
の爪ホルダー2a,2b間に少なくとも一部が弾性材か
ら成る棒状の規制バー5を設けたことを特徴とする回転
式耕耘具の草巻付防止装置の構成とした。
【0005】
【実施例】図例は、この発明を農用トラクター6のロー
タリ耕耘具である回転式耕耘具4に折り込んだものであ
る。以下に、図面を参照して、この発明の実施例をくわ
しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特
定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらの
みに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎ
ない。
【0006】図7に基づいて全体を説明すると、前後車
輪7,8を主フレーム9の前後に有し、後車輪8,8間
上方に設けた座席10に着座しハンドル11を左または
右に回転して、前車輪7,7を操舵し走行する農用トラ
クター6の後部に、左右中央上方のトップリンク12と
左右両側下部のロワーリンク13,13から成る三点リ
ンク14に、上下の取付ピン15,16を介して、回転
式耕耘具4を着脱変更自在に取り付けている。
【0007】農用トラクター6の後部には油圧シリンダ
ー(図示せず。)を内挿したシリンダーケース17を設
け、油圧シリンダーの動きにより上下動するリフトアー
ム18の先端とロワーリンク13間をリフトロッド1
9,19で連結し、回転式耕耘具4の昇降を行ってい
る。20は昇降操作レバーであり、これを前後動すると
油圧シリンダーの油路を切り換えてリフトアーム18を
上下動する。図例は油圧シリンダーとしたが、電気的な
モーターによる軸21の回転や、空気圧や他の液圧を利
用したシリンダー式アクチュエータとしても良い。
【0008】図6は回転式耕耘具4を一部断面し展開し
た背面図であって、農用トラクター6側からの駆動力が
自在継ぎ手(図示せず。)を経て、左右方向中央部のP
TO軸22へ入力する。PTO軸22の内端部にはベベ
ルギヤが一対設けられ(図示せず。)、側方の伝動ケー
ス23側に動力伝達し、チェーンや平ギヤ等を経て耕耘
パイプ1を駆動回転する。
【0009】耕耘パイプ1は両側端にフランジ24,2
4を有しており、回転耕耘具4下方の駆動軸25の駆動
フランジ26と従動軸27の従動フランジ28間に、爪
形状や本数等を異とするものに、ボルトやナット等の締
付具35,35...を介して着脱変更自在に取り付け
られている。回転耕耘具4上方の、左右の伝動ケース2
3と支枠29間は左右の支持パイプ30,31と中間ケ
ース32で、支板33,33を介し一体的に連結されて
いる。 支板33の前端部にはピン16が取り付けら
れ、このピン16にロワーリンク13の後端のリンクボ
ール部(図示せず。)を取り付ける。また、中間ケース
32から前方上方にマスト34を突設し、マスト34先
端にピン15を設ける。35は補強板であって支板3
3,33から突出しており、マスト34の先端にピン1
5を介してトップリンク12を取り付けたときのマスト
34の補強である。
【0010】円筒状の耕耘パイプ1を取り付ける回転耕
耘具4は機種に依って全幅を異にするが、耕耘パイプ幅
を180cm程度とした大きいものから小さいものは9
0cm程度まで、約倍半分程度まで多くの耕耘幅とした
機種としている。この耕耘パイプ1の外周には爪ホルダ
ー2,2....が、細かい耕耘や荒い耕耘で異なるが
5cmから10cm程度のピッチで複数個放射状に取り
付けられており、この爪ホルダー2に耕耘刃3,
3...が取り付けられる。
【0011】支持パイプ30,31下部で耕耘刃3,
3...上方間には、主カバー38が設けられて、耕耘
泥土の上方への飛散を防止し、さらに主カバー38後端
にはリヤーカバー39が上下動自在に軸着40されてお
り、自重またはバネ圧(図示せず。)により加圧均平し
て走行する。この発明の第一実施例のものについて、図
1,図2でその要部について説明する。
【0012】爪ホルダー2,2...の内、図示のよう
に両側端から爪ホルダー2a,2b,2c,2dとす
る。そして、この爪ホルダー2a,2b間に図1で示す
正規の規制バー5を取り付ける。規制バー5は、爪ホル
ダー2に係合する輪状の係止環部5a,5aを両端部に
設け、中間部を鋼材等の伸縮不可能部材5bとし、両端
近傍部を弾性材の伸縮変形部5cとしている。
【0013】正規の耕耘パイプ1に対し、全幅を少し狭
くした幅狭耕耘パイプ1aの場合を図2で説明する。図
2で示すごとく、規制バー5両端近傍部の弾性材から成
る伸縮変形部5c,5c部を、爪ホルダー2c,2d部
に引っかけて、伸縮不可能部材5bを斜めにすることに
より、全幅の狭い幅狭耕耘パイプ1aに対して共用使用
でき汎用性が向上する。図例では、伸縮不可能部材5b
を一箇所にしたが、複数箇所に分割し分割部を夫れ夫れ
弾性材で連結すると、中間の爪ホルダー2,2..に複
数箇所引っかけることができ、更に調整容易にすること
が可能になる。
【0014】全幅の広い幅広耕耘パイプについては第二
実施例で図視し説明するが、伸縮変形部5cを引き伸ば
して両端の爪ホルダー2a,2b間に取り付けたり、内
方の爪ホルダー2cと側端部の爪ホルダー2a間、また
は内方の爪ホルダー2cと内方の爪ホルダー2d間等に
取付け使用すれば、性能は少し劣るが、同様に共用使用
でき汎用性が向上する。
【0015】次に、第二実施例について、図3,図4,
図5に基づいて説明する。第二実施例の規制バー5は、
爪ホルダー2に係合する輪状の係止環部5a,5aを両
端部に設け、中間部を弾性材の伸縮変形部5cとしてお
り、ハードな材質を中間部に用いていないので、図4で
示すように正規の耕耘パイプ1に対し、全幅を少し狭く
した幅狭耕耘パイプ1aの場合、規制バー5の伸縮変形
部5cを爪ホルダー2bに巻き廻し、規制バー5一端に
設けた係止環部5aを内方の爪ホルダー2cに係合する
と、共用使用でき汎用性が向上する。
【0016】また、図5で示すように全幅の広い、幅広
耕耘パイプ1bの場合、規制バー5の長さに合わせて側
端部の爪ホルダー2aと内方の爪ホルダー2c間とに取
り付けたり、少しの長さの差であれば図視しないが、弾
性材から成る伸縮変形部5cを引き伸ばして爪ホルダー
2a,2b間に取り付けても良い。耕耘パイプ1の全幅
が二倍程度に換わる場合は、規制バー5を二個使用して
互換性を向上することも考えられる。
【0017】耕耘刃3は、爪取付ボルト36とナット3
7により爪ホルダー2に取り付けられている。図例で
は、規制バー5の両端部に輪状の係止環部5a,5aを
設けており、係止環部5aを爪ホルダー2に引っかけて
いるが、引用文献1の用に係止環部の代わりに板状のプ
レートとし、爪取付ボルト36に共締めして規制バーを
取り付けても同効である。即ち中間部に弾性材の伸縮ま
たは形状変更部を設けるものであれば両端部は何でも良
い。
【0018】この回転式耕耘具4に規制バー5を取り付
けて駆動回転すると、耕耘刃3に土壌表面が掘削され、
表面の雑草や藁屑等が耕耘パイプ1廻りに巻き付こうと
する。このとき規制バー5の弾性力により、草藁を跳ね
とばすから巻き付きにくくなる。 また、巻き付いたと
しても規制バー5と耕耘パイプ1間の隙間に鎌等の先端
を差し込んで、草藁の取り除きを容易に行える。
【0019】
【発明の作用効果】この発明は、以上述べたような構成
により、次のような特有の効果を奏する。即ち、規制バ
ー5の一部を弾性材としているので、耕耘パイプ1の有
効幅(略両側端の爪ホルダー2a,2b間距離。)に対
し規制バー5の幅が別の機種に使用の為不一致の場合、
規制バー5の幅が狭いときは内方の爪ホルダー2cに係
止したり、弾性材部を少し伸ばして爪ホルダー2a,2
bに取り付けることによって、共用使用できる。規制バ
ー5の幅が広いときは弾性材部を外側の爪ホルダー2a
部で折り返して内方の爪ホルダー2cに係止したり、規
制バー5を斜めに取り付けて両側端の爪ホルダー2a,
2bに取り付けることによって共用使用でき汎用性が向
上する。
【0020】専用の場合は、両者の幅を一致させている
ので、取付け時の問題は生じず、しかも、規制バー5中
に弾性材を有しているので、草が強固に耕耘パイプ1の
一部に絡みついても、規制バー5の集中荷重による変形
や破損を防止できる。さらに、規制バー5の全体を弾性
材にした場合は、幅に対する伸縮性が更に向上するか
ら、耕幅に対する汎用性が更に向上する。また、規制バ
ー5の幅が広いときは、途中を中間の爪ホルダー2に巻
き付けることで幅を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の、一部断面削除した要部斜視図で
ある。
【図2】第一実施例を、短い耕耘パイプに取り付けた状
態の、一部断面削除した要部斜視図である。
【図3】第二実施例の、一部断面削除した要部斜視図で
ある。
【図4】第二実施例を、短い耕耘パイプに取り付けた状
態の、一部断面削除した要部斜視図である。
【図5】第二実施例を、長い耕耘パイプに取り付けた状
態の、一部断面削除した要部斜視図である。
【図6】回転式耕耘具を、一部断面した背面展開図であ
る。
【図7】全体側面図である。
【符号の説明】
1 耕耘パイプ 2 爪ホルダー 3 耕耘刃 4 回転式耕耘具 5 規制バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松長 千年 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘パイプ1の外周に複数本の爪ホルダ
    ー2,2,2...を突設し、この爪ホルダー2に耕耘
    刃3の基端部を取り付けて成る回転式耕耘具4におい
    て、回転式耕耘具4の両側端近傍の爪ホルダー2a,2
    b間に少なくとも一部が弾性材から成る棒状の規制バー
    5を設けたことを特徴とする回転式耕耘具の草巻付防止
    装置。
JP14736694A 1994-06-29 1994-06-29 回転式耕耘具の草巻付防止装置 Expired - Fee Related JP3440553B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013187812A1 (en) * 2012-06-13 2013-12-19 Husqvarna Ab Rotary attachment of a power driven garden tool
CN108566782A (zh) * 2018-07-16 2018-09-25 重庆卓格豪斯机械有限公司 微耕机耕刀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013187812A1 (en) * 2012-06-13 2013-12-19 Husqvarna Ab Rotary attachment of a power driven garden tool
CN108566782A (zh) * 2018-07-16 2018-09-25 重庆卓格豪斯机械有限公司 微耕机耕刀

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