JP3440553B2 - 回転式耕耘具の草巻付防止装置 - Google Patents
回転式耕耘具の草巻付防止装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転式耕耘具の草巻
付防止装置に関する。この発明は、歩行用の耕耘機や乗
用の農用移動車両に装着し、圃場表面を耕耘するロータ
リ等の回転式耕耘具において、耕耘時に耕耘刃に絡みつ
く草を少なくしようとするために取り付ける、草巻付防
止装置の取付けに関するものである。 【0002】 【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来から、このような回転式耕耘具に草巻付防止装置を取
り付けようとするものは、実開平4−110402号公
報で示すように公知である。しかし、この公知文献に記
載されたものは、草巻付防止のための要部の線状部材4
5が鋼材等の硬いものであり、伸縮や曲げやねじり等の
少しの姿勢変更ができず、似たような大きさの耕耘具で
あつても、寸法差があると夫れ夫れ専用の草巻付防止装
置である線状部材45を設定しなければならず、部品の
共用化や互換性の点を考えておらず、製品のコストを下
げる工夫をしていなかった。 【0003】さらに、耕耘パイプの外周に突設する複数
本の爪ホルダーは、耕耘パイプの長手方向に沿って放射
状に突設しているため、軸線方向に直線状に爪ホルダー
を避けて線状部材45を通過させるのは、設計上も困難
であり、また、組立時においても、この線状部材45を
どこに取り付けるのか、合せマークの無い場合、不慣 れ
な者では時間がかかっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
前述のような不具合を解消しようとするものであって、
次のような技術的手段を講じた。即ち、耕耘パイプ1の
外周に複数本の爪ホルダー2,2,2...を突設し、
この爪ホルダー2に耕耘刃3の基端部を取り付けて成る
回転式耕耘具4において、回転式耕耘具4の両端の爪ホ
ルダー2a,2b間に外端部が伸縮可能な弾性材5cで
形成され、両端を除く部分は伸縮不能な棒状部材5bで
形成された規制具5を設けたことを特徴とする回転式耕
耘具の草巻付防止装置の構成とした。 【0005】 【実施例】図例は、この発明を農用トラクター6のロー
タリ耕耘具である回転式耕耘具4に折り込んだものであ
る。以下に、図面を参照して、この発明の実施例をくわ
しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特
定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらの
みに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎ
ない。 【0006】図7に基づいて全体を説明すると、前後車
輪7,8を主フレーム9の前後に有し、後車輪8,8間
上方に設けた座席10に着座しハンドル11を左または
右に回転して、前車輪7,7を操舵し走行する農用トラ
クター6の後部に、左右中央上方のトップリンク12と
左右両側下部のロワーリンク13,13から成る三点リ
ンク14に、上下の取付ピン15,16を介して、回転
式耕耘具4を着脱変更自在に取り付けている。 【0007】農用トラクター6の後部には油圧シリンダ
ー(図示せず)を内挿したシリンダーケース17を設
け、油圧シリンダーの動きにより上下動するリフトアー
ム18の先端とロワーリンク13間をリフトロッド1
9,19で連結し、回転式耕耘具4の昇降を行ってい
る。20は昇降操作レバーであり、これを前後動すると
油圧シリンダーの油路を切り換えてリフトアーム18を
上下動する。図例は油圧シリンダーとしたが、電気的な
モーターによる軸21の回転や、空気圧や他の液圧を利
用したシリンダー式アクチュエータとしても良い。 【0008】図6は回転式耕耘具4を一部断面し展開し
た背面図であって、農用トラクター6側からの駆動力が
自在継ぎ手(図示せず)を経て、左右方向中央部のPT
O軸22へ入力する。PTO軸22の内端部にはベベル
ギヤが一対設けられ(図示せず。)、側方の伝動ケース
23側に動力伝達し、チェーンや平ギヤ等を経て耕耘パ
イプ1を駆動回転する。 【0009】耕耘パイプ1は両側端にフランジ24,2
4を有しており、回転耕耘具4下方の駆動軸25の駆動
フランジ26と従動軸27の従動フランジ28間に、爪
形状や本数等を異とするものに、ボルトやナット等の締
付具35,35...を介して着脱変更自在に取り付け
られている。回転耕耘具4上方の、左右の伝動ケース2
3と支枠29間は左右の支持パイプ30,31と中間ケ
ース32で、支板33,33を介し一体的に連結されて
いる。 支板33の前端部にはピン16が取り付けら
れ、このピン16にロワーリンク13の後端のリンクボ
ール部(図示せず)を取り付ける。また、中間ケース3
2から前方上方にマスト34を突設し、マスト34先端
にピン15を設ける。35は補強板であって支板33,
33から突出しており、マスト34の先端にピン15を
介してトップリンク12を取り付けたときのマスト34
の補強である。 【0010】円筒状の耕耘パイプ1を取り付ける回転耕
耘具4は機種に依って全幅を異にするが、耕耘パイプ幅
を180cm程度とした大きいものから小さいものは9
0cm程度まで、多くの耕耘幅とした機種としている。
この耕耘パイプ1の外周には爪ホルダー2,2....
が、細かい耕耘や荒い耕耘で異なるが5cmから10c
m程度のピッチで複数個放射状に取り付けられており、
この爪ホルダー2に耕耘刃3,3...が取り付けられ
る。 【0011】支持パイプ30,31下部で耕耘刃3,
3...上方間には、主カバー38が設けられて、耕耘
泥土の上方への飛散を防止し、さらに主カバー38後端
にはリヤーカバー39が上下動自在に軸着40されてお
り、自重またはバネ圧(図示せず)により加圧均平して
走行する。この発明の第一実施例のものについて、図
1,図2でその要部について説明する。 【0012】図1、図2に示すように、耕耘パイプ1の
左右両端に設けた爪ホルダー2a,2bの間にも複数個
の爪ホルダー2c,2d…を設けている。そして、この
爪ホルダー2a,2b間に図1で示す正規の規制具5を
取り付ける。規制具5は、爪ホルダー2に係合する輪状
の係止環部5a,5aを両端部に設け、中間部を鋼材等
の伸縮不能部材5bとし、両端近傍部を弾性材の伸縮変
形部5cとしている。 【0013】正規の耕耘パイプ1に対し、全幅を少し狭
くした幅狭耕耘パイプ1aの場合を図2で説明する。図
2で示すごとく、規制具5両端近傍部の弾性材から成る
伸縮変形部5c,5c部を、爪ホルダー2c,2d部に
引っかけて、伸縮不可能部材5bを斜めにすることによ
り、全幅の狭い幅狭耕耘パイプ1aに対して共用使用で
き汎用性が向上する。 【0014】全幅の広い幅広耕耘パイプについては、伸
縮変形部5cを引き伸ばして両端の爪ホルダー2a,2
b間に取り付ける。 【0015】次に、図3,図4,図5に基づいて比較例
を説明する。この場合において、規制具5は、爪ホルダ
ー2に係合する輪状の係止環部5a,5aを両端部に設
け、中間部を弾性材の伸縮変形部5cとしており、ハー
ドな材質を中間部に用いていないので、図4で示すよう
に正規の耕耘パイプ1に対し、全幅を少し狭くした幅狭
耕耘パイプ1aの場合、規制具5の伸縮変形部5cを爪
ホルダー2bに巻き廻し、規制具5一端に設けた係止環
部5aを内方の爪ホルダー2cに係合する。 【0016】また、図5で示すように全幅の広い、幅広
耕耘パイプ1bの場合、規制具5の長さに合わせて側端
部の爪ホルダー2aと内方の爪ホルダー2c間とに取り
付けたり、少しの長さの差であれば図視しないが、弾性
材から成る伸縮変形部5cを引き伸ばして爪ホルダー2
a,2b間に取り付けても良い。耕耘パイプ1の全幅が
二倍程度に換わる場合は、規制具5を二個使用して互換
性を向上することも考えられる。 【0017】耕耘刃3は、爪取付ボルト36とナット3
7により爪ホルダー2に取り付けられている。図例で
は、規制具5の両端部に輪状の係止環部5a,5aを設
けており、係止環部5aを爪ホルダー2に引っかけてい
るが、公知文献のように係止環部の代わりに板状のプレ
ートとし、爪取付ボルトに共締めして規制具を取り付け
ても同効である。即ち中間部に弾性材の伸縮または形状
変更部を設けるものであれば両端部は何でも良い。 【0018】この回転式耕耘具4に規制具5を取り付け
て駆動回転すると、耕耘刃3により土壌表面が掘削さ
れ、表面の雑草や藁屑等が耕耘パイプ1廻りに巻き付こ
うとする。このとき規制具5の弾性力により、草藁を跳
ねとばすから巻き付きにくくなる。また、巻き付いたと
しても規制具5と耕耘パイプ1間の隙間に鎌等の先端を
差し込んで、草藁の取り除きを容易に行える。 【0019】 【発明の作用効果】この発明は、以上述べたような構成
により、次のような特有の効果を奏する。即ち、規制具
5の両端は伸縮可能な弾性材で形成し、両端を除く部分
は伸縮不能な棒状部材で形成しているので、耕耘パイプ
1の有効幅(略両側端の爪ホルダー2a,2b間距
離。)に対し規制具5の幅が別の機種に使用の為不一致
の場合、規制具5の幅が狭いときは内方の爪ホルダー2
cに係止したり、弾性材部を少し伸ばして爪ホルダー2
a,2bに取り付けることによって、共用使用できる。
規制具5の幅が広いときは弾性材部を外側の爪ホルダー
2a部で折り返して内方の爪ホルダー2cに係止した
り、規制具5を斜めに取り付けて両側端の爪ホルダー2
a,2bに取り付けることによって共用使用でき汎用性
が向上する。 【0020】特にこの発明においては、規制具5の両端
以外の部分は、伸縮不能な棒状部材で形成しているの
で、この部分に草藁が巻き付いても変形し難く、従っ
て、規制具5の変形による破損を防止できる。
付防止装置に関する。この発明は、歩行用の耕耘機や乗
用の農用移動車両に装着し、圃場表面を耕耘するロータ
リ等の回転式耕耘具において、耕耘時に耕耘刃に絡みつ
く草を少なくしようとするために取り付ける、草巻付防
止装置の取付けに関するものである。 【0002】 【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来から、このような回転式耕耘具に草巻付防止装置を取
り付けようとするものは、実開平4−110402号公
報で示すように公知である。しかし、この公知文献に記
載されたものは、草巻付防止のための要部の線状部材4
5が鋼材等の硬いものであり、伸縮や曲げやねじり等の
少しの姿勢変更ができず、似たような大きさの耕耘具で
あつても、寸法差があると夫れ夫れ専用の草巻付防止装
置である線状部材45を設定しなければならず、部品の
共用化や互換性の点を考えておらず、製品のコストを下
げる工夫をしていなかった。 【0003】さらに、耕耘パイプの外周に突設する複数
本の爪ホルダーは、耕耘パイプの長手方向に沿って放射
状に突設しているため、軸線方向に直線状に爪ホルダー
を避けて線状部材45を通過させるのは、設計上も困難
であり、また、組立時においても、この線状部材45を
どこに取り付けるのか、合せマークの無い場合、不慣 れ
な者では時間がかかっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
前述のような不具合を解消しようとするものであって、
次のような技術的手段を講じた。即ち、耕耘パイプ1の
外周に複数本の爪ホルダー2,2,2...を突設し、
この爪ホルダー2に耕耘刃3の基端部を取り付けて成る
回転式耕耘具4において、回転式耕耘具4の両端の爪ホ
ルダー2a,2b間に外端部が伸縮可能な弾性材5cで
形成され、両端を除く部分は伸縮不能な棒状部材5bで
形成された規制具5を設けたことを特徴とする回転式耕
耘具の草巻付防止装置の構成とした。 【0005】 【実施例】図例は、この発明を農用トラクター6のロー
タリ耕耘具である回転式耕耘具4に折り込んだものであ
る。以下に、図面を参照して、この発明の実施例をくわ
しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特
定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらの
みに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎ
ない。 【0006】図7に基づいて全体を説明すると、前後車
輪7,8を主フレーム9の前後に有し、後車輪8,8間
上方に設けた座席10に着座しハンドル11を左または
右に回転して、前車輪7,7を操舵し走行する農用トラ
クター6の後部に、左右中央上方のトップリンク12と
左右両側下部のロワーリンク13,13から成る三点リ
ンク14に、上下の取付ピン15,16を介して、回転
式耕耘具4を着脱変更自在に取り付けている。 【0007】農用トラクター6の後部には油圧シリンダ
ー(図示せず)を内挿したシリンダーケース17を設
け、油圧シリンダーの動きにより上下動するリフトアー
ム18の先端とロワーリンク13間をリフトロッド1
9,19で連結し、回転式耕耘具4の昇降を行ってい
る。20は昇降操作レバーであり、これを前後動すると
油圧シリンダーの油路を切り換えてリフトアーム18を
上下動する。図例は油圧シリンダーとしたが、電気的な
モーターによる軸21の回転や、空気圧や他の液圧を利
用したシリンダー式アクチュエータとしても良い。 【0008】図6は回転式耕耘具4を一部断面し展開し
た背面図であって、農用トラクター6側からの駆動力が
自在継ぎ手(図示せず)を経て、左右方向中央部のPT
O軸22へ入力する。PTO軸22の内端部にはベベル
ギヤが一対設けられ(図示せず。)、側方の伝動ケース
23側に動力伝達し、チェーンや平ギヤ等を経て耕耘パ
イプ1を駆動回転する。 【0009】耕耘パイプ1は両側端にフランジ24,2
4を有しており、回転耕耘具4下方の駆動軸25の駆動
フランジ26と従動軸27の従動フランジ28間に、爪
形状や本数等を異とするものに、ボルトやナット等の締
付具35,35...を介して着脱変更自在に取り付け
られている。回転耕耘具4上方の、左右の伝動ケース2
3と支枠29間は左右の支持パイプ30,31と中間ケ
ース32で、支板33,33を介し一体的に連結されて
いる。 支板33の前端部にはピン16が取り付けら
れ、このピン16にロワーリンク13の後端のリンクボ
ール部(図示せず)を取り付ける。また、中間ケース3
2から前方上方にマスト34を突設し、マスト34先端
にピン15を設ける。35は補強板であって支板33,
33から突出しており、マスト34の先端にピン15を
介してトップリンク12を取り付けたときのマスト34
の補強である。 【0010】円筒状の耕耘パイプ1を取り付ける回転耕
耘具4は機種に依って全幅を異にするが、耕耘パイプ幅
を180cm程度とした大きいものから小さいものは9
0cm程度まで、多くの耕耘幅とした機種としている。
この耕耘パイプ1の外周には爪ホルダー2,2....
が、細かい耕耘や荒い耕耘で異なるが5cmから10c
m程度のピッチで複数個放射状に取り付けられており、
この爪ホルダー2に耕耘刃3,3...が取り付けられ
る。 【0011】支持パイプ30,31下部で耕耘刃3,
3...上方間には、主カバー38が設けられて、耕耘
泥土の上方への飛散を防止し、さらに主カバー38後端
にはリヤーカバー39が上下動自在に軸着40されてお
り、自重またはバネ圧(図示せず)により加圧均平して
走行する。この発明の第一実施例のものについて、図
1,図2でその要部について説明する。 【0012】図1、図2に示すように、耕耘パイプ1の
左右両端に設けた爪ホルダー2a,2bの間にも複数個
の爪ホルダー2c,2d…を設けている。そして、この
爪ホルダー2a,2b間に図1で示す正規の規制具5を
取り付ける。規制具5は、爪ホルダー2に係合する輪状
の係止環部5a,5aを両端部に設け、中間部を鋼材等
の伸縮不能部材5bとし、両端近傍部を弾性材の伸縮変
形部5cとしている。 【0013】正規の耕耘パイプ1に対し、全幅を少し狭
くした幅狭耕耘パイプ1aの場合を図2で説明する。図
2で示すごとく、規制具5両端近傍部の弾性材から成る
伸縮変形部5c,5c部を、爪ホルダー2c,2d部に
引っかけて、伸縮不可能部材5bを斜めにすることによ
り、全幅の狭い幅狭耕耘パイプ1aに対して共用使用で
き汎用性が向上する。 【0014】全幅の広い幅広耕耘パイプについては、伸
縮変形部5cを引き伸ばして両端の爪ホルダー2a,2
b間に取り付ける。 【0015】次に、図3,図4,図5に基づいて比較例
を説明する。この場合において、規制具5は、爪ホルダ
ー2に係合する輪状の係止環部5a,5aを両端部に設
け、中間部を弾性材の伸縮変形部5cとしており、ハー
ドな材質を中間部に用いていないので、図4で示すよう
に正規の耕耘パイプ1に対し、全幅を少し狭くした幅狭
耕耘パイプ1aの場合、規制具5の伸縮変形部5cを爪
ホルダー2bに巻き廻し、規制具5一端に設けた係止環
部5aを内方の爪ホルダー2cに係合する。 【0016】また、図5で示すように全幅の広い、幅広
耕耘パイプ1bの場合、規制具5の長さに合わせて側端
部の爪ホルダー2aと内方の爪ホルダー2c間とに取り
付けたり、少しの長さの差であれば図視しないが、弾性
材から成る伸縮変形部5cを引き伸ばして爪ホルダー2
a,2b間に取り付けても良い。耕耘パイプ1の全幅が
二倍程度に換わる場合は、規制具5を二個使用して互換
性を向上することも考えられる。 【0017】耕耘刃3は、爪取付ボルト36とナット3
7により爪ホルダー2に取り付けられている。図例で
は、規制具5の両端部に輪状の係止環部5a,5aを設
けており、係止環部5aを爪ホルダー2に引っかけてい
るが、公知文献のように係止環部の代わりに板状のプレ
ートとし、爪取付ボルトに共締めして規制具を取り付け
ても同効である。即ち中間部に弾性材の伸縮または形状
変更部を設けるものであれば両端部は何でも良い。 【0018】この回転式耕耘具4に規制具5を取り付け
て駆動回転すると、耕耘刃3により土壌表面が掘削さ
れ、表面の雑草や藁屑等が耕耘パイプ1廻りに巻き付こ
うとする。このとき規制具5の弾性力により、草藁を跳
ねとばすから巻き付きにくくなる。また、巻き付いたと
しても規制具5と耕耘パイプ1間の隙間に鎌等の先端を
差し込んで、草藁の取り除きを容易に行える。 【0019】 【発明の作用効果】この発明は、以上述べたような構成
により、次のような特有の効果を奏する。即ち、規制具
5の両端は伸縮可能な弾性材で形成し、両端を除く部分
は伸縮不能な棒状部材で形成しているので、耕耘パイプ
1の有効幅(略両側端の爪ホルダー2a,2b間距
離。)に対し規制具5の幅が別の機種に使用の為不一致
の場合、規制具5の幅が狭いときは内方の爪ホルダー2
cに係止したり、弾性材部を少し伸ばして爪ホルダー2
a,2bに取り付けることによって、共用使用できる。
規制具5の幅が広いときは弾性材部を外側の爪ホルダー
2a部で折り返して内方の爪ホルダー2cに係止した
り、規制具5を斜めに取り付けて両側端の爪ホルダー2
a,2bに取り付けることによって共用使用でき汎用性
が向上する。 【0020】特にこの発明においては、規制具5の両端
以外の部分は、伸縮不能な棒状部材で形成しているの
で、この部分に草藁が巻き付いても変形し難く、従っ
て、規制具5の変形による破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の斜視図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】比較例の斜視図である。
【図4】比較例の斜視図である。
【図5】比較例の斜視図である。
【図6】回転式耕耘具を、一部断面した背面展開図であ
る。 【図7】全体側面図である。 【符号の説明】 1 耕耘パイプ 2 爪ホルダー 3 耕耘刃 4 回転式耕耘具 5 規制具
る。 【図7】全体側面図である。 【符号の説明】 1 耕耘パイプ 2 爪ホルダー 3 耕耘刃 4 回転式耕耘具 5 規制具
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−153801(JP,A)
実開 平6−11403(JP,U)
実開 平4−110402(JP,U)
実開 平4−74906(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01B 33/08
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 耕耘パイプ1の外周に複数本の爪ホルダ
ー2,2,2...を突設し、この爪ホルダー2に耕耘
刃3の基端部を取り付けて成る回転式耕耘具4におい
て、回転式耕耘具4の両端の爪ホルダー2a,2b間に
外端部が伸縮可能な弾性材5cで形成され、両端を除く
部分は伸縮不能な棒状部材5bで形成された規制具5を
設けたことを特徴とする回転式耕耘具の草巻付防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14736694A JP3440553B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 回転式耕耘具の草巻付防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14736694A JP3440553B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 回転式耕耘具の草巻付防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089702A JPH089702A (ja) | 1996-01-16 |
JP3440553B2 true JP3440553B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=15428598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14736694A Expired - Fee Related JP3440553B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 回転式耕耘具の草巻付防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440553B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013187812A1 (en) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | Husqvarna Ab | Rotary attachment of a power driven garden tool |
CN108566782A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-09-25 | 重庆卓格豪斯机械有限公司 | 微耕机耕刀 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP14736694A patent/JP3440553B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH089702A (ja) | 1996-01-16 |
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