JPH0896683A - 電磁リレー - Google Patents
電磁リレーInfo
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- JPH0896683A JPH0896683A JP23183594A JP23183594A JPH0896683A JP H0896683 A JPH0896683 A JP H0896683A JP 23183594 A JP23183594 A JP 23183594A JP 23183594 A JP23183594 A JP 23183594A JP H0896683 A JPH0896683 A JP H0896683A
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- wall
- case
- base
- liquid adhesive
- insulating wall
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁石部と接点部との間の絶縁をより簡単で
確実に保証できるようにする。 【構成】 電磁石部1 と、電磁石部1 により駆動される
カード4 と、カード4 がばね力に抗しながら接点ばね3a
を押圧駆動することによって開閉される接点部3と、こ
れら各部材を搭載するとともに電磁石部1 と接点部3 と
の間に絶縁壁2aを設けたベース2 と、ベース2 の絶縁壁
2aに重合する重合壁5aを有してベース2 に被嵌される有
底箱状のケース5 と、を備えた電磁リレーにおいて、前
記絶縁壁2aと前記重合壁5aとの重合隙間に液状接着剤を
流し得る流入孔5cを前記ケース5 の底面5bに設けた構成
にしてある。
確実に保証できるようにする。 【構成】 電磁石部1 と、電磁石部1 により駆動される
カード4 と、カード4 がばね力に抗しながら接点ばね3a
を押圧駆動することによって開閉される接点部3と、こ
れら各部材を搭載するとともに電磁石部1 と接点部3 と
の間に絶縁壁2aを設けたベース2 と、ベース2 の絶縁壁
2aに重合する重合壁5aを有してベース2 に被嵌される有
底箱状のケース5 と、を備えた電磁リレーにおいて、前
記絶縁壁2aと前記重合壁5aとの重合隙間に液状接着剤を
流し得る流入孔5cを前記ケース5 の底面5bに設けた構成
にしてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁石部と接点部との
間に絶縁壁を設けた電磁リレーに関する。
間に絶縁壁を設けた電磁リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁リレーとして図5及
び図6に示す構造のものが存在する。このものは、電磁
石部A と、電磁石部A により駆動されるカードB と、カ
ードBがばね力に抗しながら接点ばねC1を押圧駆動する
ことによって開閉される接点部C と、これら各部材を搭
載するとともに電磁石部A と接点部C との間に絶縁壁D1
を設けたベースD と、ベースD の絶縁壁D1に重合する重
合壁E1を有してベースDに被嵌される有底箱状のケースE
と、を備えて構成されている。
び図6に示す構造のものが存在する。このものは、電磁
石部A と、電磁石部A により駆動されるカードB と、カ
ードBがばね力に抗しながら接点ばねC1を押圧駆動する
ことによって開閉される接点部C と、これら各部材を搭
載するとともに電磁石部A と接点部C との間に絶縁壁D1
を設けたベースD と、ベースD の絶縁壁D1に重合する重
合壁E1を有してベースDに被嵌される有底箱状のケースE
と、を備えて構成されている。
【0003】さらに詳しくは、電磁石部A は、鉄芯A
1と、鉄芯A1に巻回されたコイルA2と、鉄芯A1に固着さ
れた継鉄A3と、鉄芯A1に対し吸引及び釈放される接極子
A4と、で構成され、カードB は接極子A4により駆動され
て接点ばねC1を押圧し、接点部Cが開閉する。
1と、鉄芯A1に巻回されたコイルA2と、鉄芯A1に固着さ
れた継鉄A3と、鉄芯A1に対し吸引及び釈放される接極子
A4と、で構成され、カードB は接極子A4により駆動され
て接点ばねC1を押圧し、接点部Cが開閉する。
【0004】ベースD は、略長方形状に形成され、その
両長辺間に渡って絶縁壁D1がカードB の挿通孔を有して
立設されるとともに、固定壁D2が絶縁壁D1にL字状に連
設して一方長辺の縁に立設されている。
両長辺間に渡って絶縁壁D1がカードB の挿通孔を有して
立設されるとともに、固定壁D2が絶縁壁D1にL字状に連
設して一方長辺の縁に立設されている。
【0005】そして、電磁石部A は、継鉄A3の一方側部
がベースD の固定壁D2に設けた嵌合溝に嵌合固定される
ことによりベースD に搭載される。
がベースD の固定壁D2に設けた嵌合溝に嵌合固定される
ことによりベースD に搭載される。
【0006】ケースE は、ベースD に被嵌され得るよう
長方形状の有底箱状に形成され、その一方長辺の内壁に
は、ベースD の絶縁壁D1に重合する重合壁E1が底面から
開口部に渡って設けられている。
長方形状の有底箱状に形成され、その一方長辺の内壁に
は、ベースD の絶縁壁D1に重合する重合壁E1が底面から
開口部に渡って設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁リ
レーにあっては、ベースD は電磁石部A と接点部C との
間に絶縁壁D1が設けられるとともに、そのベースD に被
嵌されるケースE は、絶縁壁D1に重合する重合壁E1が設
けられているから、電磁石部A と接点部C との間の絶縁
距離は絶縁壁D1と重合壁E1との重合部分を迂回するため
に大きくなる。
レーにあっては、ベースD は電磁石部A と接点部C との
間に絶縁壁D1が設けられるとともに、そのベースD に被
嵌されるケースE は、絶縁壁D1に重合する重合壁E1が設
けられているから、電磁石部A と接点部C との間の絶縁
距離は絶縁壁D1と重合壁E1との重合部分を迂回するため
に大きくなる。
【0008】しかしながら、その重合部分は、絶縁壁D1
と重合壁E1とが重合しているだけであるから必ず隙間が
存在することになり、絶縁距離が十分でない場合は、そ
の隙間を通って絶縁破壊することもある。
と重合壁E1とが重合しているだけであるから必ず隙間が
存在することになり、絶縁距離が十分でない場合は、そ
の隙間を通って絶縁破壊することもある。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、電磁石部と接点部との間
の絶縁をより簡単で確実に保証できる電磁リレーを提供
することにある。
で、その目的とするところは、電磁石部と接点部との間
の絶縁をより簡単で確実に保証できる電磁リレーを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、電磁石部と、電磁石部
により駆動されるカードと、カードがばね力に抗しなが
ら接点ばねを押圧駆動することによって開閉される接点
部と、これら各部材を搭載するとともに電磁石部と接点
部との間に絶縁壁を設けたベースと、ベースの絶縁壁に
重合する重合壁を有してベースに被嵌される有底箱状の
ケースと、を備えた電磁リレーにおいて、前記絶縁壁と
前記重合壁との重合隙間に液状接着剤を流し得る流入孔
を前記ケースの底面に設けた構成にしてある。
ために、請求項1記載のものは、電磁石部と、電磁石部
により駆動されるカードと、カードがばね力に抗しなが
ら接点ばねを押圧駆動することによって開閉される接点
部と、これら各部材を搭載するとともに電磁石部と接点
部との間に絶縁壁を設けたベースと、ベースの絶縁壁に
重合する重合壁を有してベースに被嵌される有底箱状の
ケースと、を備えた電磁リレーにおいて、前記絶縁壁と
前記重合壁との重合隙間に液状接着剤を流し得る流入孔
を前記ケースの底面に設けた構成にしてある。
【0011】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記ケースは、前記流入孔を前記液
状接着剤で封止されることによって密封状態になる構成
にしてある。
載のものにおいて、前記ケースは、前記流入孔を前記液
状接着剤で封止されることによって密封状態になる構成
にしてある。
【0012】また、請求項3記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記重合壁は、前記液状接着剤の流
れ込みを阻止する段部を有して前記カードの駆動をガイ
ドするガイド部が設けられた構成にしてある。
載のものにおいて、前記重合壁は、前記液状接着剤の流
れ込みを阻止する段部を有して前記カードの駆動をガイ
ドするガイド部が設けられた構成にしてある。
【0013】
【作用】請求項1記載のものによれば、ベースにケース
を上方から被嵌した状態で、ケースの底面つまり上面に
設けた流入孔から液状接着剤を流すだけで、その液状接
着剤が毛細管現象により流れ込んで絶縁壁と重合壁との
重合隙間を塞ぎ、電磁石部と接点部との間は絶縁壁で確
実に遮蔽される。
を上方から被嵌した状態で、ケースの底面つまり上面に
設けた流入孔から液状接着剤を流すだけで、その液状接
着剤が毛細管現象により流れ込んで絶縁壁と重合壁との
重合隙間を塞ぎ、電磁石部と接点部との間は絶縁壁で確
実に遮蔽される。
【0014】請求項2記載のものによれば、密封状態に
する場合において、ケースの流入孔以外の開封部である
例えばベースとケースとの嵌合部分等を熱硬化性接着剤
で封止する際、上記流入孔から膨張した空気が外部へ抜
けるので封止部分を損傷させずに行え、その後上記流入
孔に常温硬化性接着剤を流すことによって、請求項1記
載のものと同様に絶縁壁と重合壁との重合隙間を塞ぐと
ともに、密封状態にもすることができる。
する場合において、ケースの流入孔以外の開封部である
例えばベースとケースとの嵌合部分等を熱硬化性接着剤
で封止する際、上記流入孔から膨張した空気が外部へ抜
けるので封止部分を損傷させずに行え、その後上記流入
孔に常温硬化性接着剤を流すことによって、請求項1記
載のものと同様に絶縁壁と重合壁との重合隙間を塞ぐと
ともに、密封状態にもすることができる。
【0015】請求項3記載のものによれば、重合壁は、
液状接着剤が段部で阻止されてガイド部に到達しないの
で、カードの駆動をガイド部により支障なくガイドする
ことも兼ねるようになる。
液状接着剤が段部で阻止されてガイド部に到達しないの
で、カードの駆動をガイド部により支障なくガイドする
ことも兼ねるようになる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図4に基づいて
以下に説明する。このものは、電磁石部1 、ベース2 、
接点部3 、カード4 、ケース5 で構成され、さらに電磁
石部1 は、鉄芯11、コイル12、継鉄13、接極子14で構成
されている。
以下に説明する。このものは、電磁石部1 、ベース2 、
接点部3 、カード4 、ケース5 で構成され、さらに電磁
石部1 は、鉄芯11、コイル12、継鉄13、接極子14で構成
されている。
【0017】鉄芯11は、磁性材料により棒状に形成さ
れ、その鉄芯11にはコイル枠12a を介してコイル12が巻
回され、そのコイル12の両端末はコイル枠12a の一方鍔
部に設けたコイル端子に接続されている。
れ、その鉄芯11にはコイル枠12a を介してコイル12が巻
回され、そのコイル12の両端末はコイル枠12a の一方鍔
部に設けたコイル端子に接続されている。
【0018】継鉄13は、磁性材料により、一方片13a と
他方片13b とでL字状に形成され、その一方片13a が鉄
芯11と平行になるよう、他方片13b が鉄芯11の基端部に
固着されている。
他方片13b とでL字状に形成され、その一方片13a が鉄
芯11と平行になるよう、他方片13b が鉄芯11の基端部に
固着されている。
【0019】接極子14は、磁性材料により、鈍角に折曲
した一方片14a と他方片14b とで略L字状に形成され、
折曲内側を継鉄13の一方片13a の端部に回動自在に支持
されて一方片14a が鉄芯11の頭部に対し吸引及び釈放さ
れるようになっている。
した一方片14a と他方片14b とで略L字状に形成され、
折曲内側を継鉄13の一方片13a の端部に回動自在に支持
されて一方片14a が鉄芯11の頭部に対し吸引及び釈放さ
れるようになっている。
【0020】ベース2 は、合成樹脂等の絶縁材料によ
り、略長方形状に形成され、その一方面側には、絶縁壁
2aが両長辺間に渡って立設されるとともに、固定壁2bが
絶縁壁2aの一方側部にL字状に連設して一方長辺の縁に
立設され、さらに断面L字状の絶縁枠2cが絶縁壁2aの一
端部から延設されている。また、絶縁壁2aには後述する
カード4 の被駆動片4bが挿通する挿通孔2dが設けられ、
絶縁壁2aに直交する絶縁枠2cの外側面には後述するケー
ス5 の流入孔5cに嵌合する嵌合突起2eが設けられてい
る。
り、略長方形状に形成され、その一方面側には、絶縁壁
2aが両長辺間に渡って立設されるとともに、固定壁2bが
絶縁壁2aの一方側部にL字状に連設して一方長辺の縁に
立設され、さらに断面L字状の絶縁枠2cが絶縁壁2aの一
端部から延設されている。また、絶縁壁2aには後述する
カード4 の被駆動片4bが挿通する挿通孔2dが設けられ、
絶縁壁2aに直交する絶縁枠2cの外側面には後述するケー
ス5 の流入孔5cに嵌合する嵌合突起2eが設けられてい
る。
【0021】そして、前記電磁石部1 は、継鉄13の一方
側部が固定壁2bに設けた嵌合溝に嵌合固定されることに
より絶縁壁2aの一方面側においてベース2 に搭載され
る。このとき、接極子14は、一方片14a が鉄芯11の頭部
とベース2 の一方面との間に、他方片14b が先端部を絶
縁枠2cの内側に位置させて継鉄13の一方片13a と絶縁壁
2aとの間に装着される。
側部が固定壁2bに設けた嵌合溝に嵌合固定されることに
より絶縁壁2aの一方面側においてベース2 に搭載され
る。このとき、接極子14は、一方片14a が鉄芯11の頭部
とベース2 の一方面との間に、他方片14b が先端部を絶
縁枠2cの内側に位置させて継鉄13の一方片13a と絶縁壁
2aとの間に装着される。
【0022】接点部3 は、対向する接点3c,3d を先端部
にそれぞれ設けて互いに平行に配設される接点ばね3a,3
b が、絶縁壁2aの他方面側においてベース2 に形成され
た装着部に装着される。
にそれぞれ設けて互いに平行に配設される接点ばね3a,3
b が、絶縁壁2aの他方面側においてベース2 に形成され
た装着部に装着される。
【0023】カード4 は、合成樹脂等の絶縁材料よりな
り、中央片4aの一方側には接極子14で駆動される被駆動
片4bが、他方側には接点ばね3aを押圧する押圧片4cがそ
れぞれ設けられ、被駆動片4bが絶縁壁2aの挿通孔2dに挿
通するよう絶縁壁2aの他方側に挿着される。
り、中央片4aの一方側には接極子14で駆動される被駆動
片4bが、他方側には接点ばね3aを押圧する押圧片4cがそ
れぞれ設けられ、被駆動片4bが絶縁壁2aの挿通孔2dに挿
通するよう絶縁壁2aの他方側に挿着される。
【0024】ケース5 は、合成樹脂等の絶縁材料によ
り、長方形の有底箱状に形成され、ベース2 に被嵌され
たとき、ベース2 の他方側にて絶縁壁2aの他方側部に重
合する重合壁5aがその一方長辺内壁に設けられ、底面5b
には液状接着剤を流し込む為の流入孔5cが絶縁枠2cに設
けた嵌合突起2eに嵌合するよう重合壁5aに連設されてい
る。また、重合壁5aの先端部には、カード4 の側部に位
置してその駆動をガイドするガイド部5dが絶縁壁2a側に
段部5eを有して形成されている。
り、長方形の有底箱状に形成され、ベース2 に被嵌され
たとき、ベース2 の他方側にて絶縁壁2aの他方側部に重
合する重合壁5aがその一方長辺内壁に設けられ、底面5b
には液状接着剤を流し込む為の流入孔5cが絶縁枠2cに設
けた嵌合突起2eに嵌合するよう重合壁5aに連設されてい
る。また、重合壁5aの先端部には、カード4 の側部に位
置してその駆動をガイドするガイド部5dが絶縁壁2a側に
段部5eを有して形成されている。
【0025】そして、このケース5 がベース2 の上方か
ら被嵌された状態で、ケース5 の底面つまり上面に設け
た流入孔5cから液状接着剤(図示せず)を流すと、その
液状接着剤が毛細管現象により流れ込んで絶縁壁2aと重
合壁5aとの重合隙間を塞ぐことになり、絶縁壁2aの両面
側においてベース2 にそれぞれ装着された電磁石部1と
接点部3 との間は絶縁壁2aで確実に遮蔽される。このと
き、絶縁壁2aは、他方側部が重合壁5aと重合するが、反
対側の一方側部は固定壁2bがL字状に連設されているた
めに液状接着剤で流さなくてもすでに塞がれている。ま
た、流入孔5cには嵌合突起2eが嵌合しているので、液状
接着剤がケース5 の内部へ飛散することなく、さらに重
合壁5aに設けたガイド部5dには、液状接着剤が段部5eで
阻止されて到達しない。
ら被嵌された状態で、ケース5 の底面つまり上面に設け
た流入孔5cから液状接着剤(図示せず)を流すと、その
液状接着剤が毛細管現象により流れ込んで絶縁壁2aと重
合壁5aとの重合隙間を塞ぐことになり、絶縁壁2aの両面
側においてベース2 にそれぞれ装着された電磁石部1と
接点部3 との間は絶縁壁2aで確実に遮蔽される。このと
き、絶縁壁2aは、他方側部が重合壁5aと重合するが、反
対側の一方側部は固定壁2bがL字状に連設されているた
めに液状接着剤で流さなくてもすでに塞がれている。ま
た、流入孔5cには嵌合突起2eが嵌合しているので、液状
接着剤がケース5 の内部へ飛散することなく、さらに重
合壁5aに設けたガイド部5dには、液状接着剤が段部5eで
阻止されて到達しない。
【0026】上記した電磁リレーの動作を説明する。コ
イル12を励磁すると、接極子14は、折曲内側を継鉄13の
一方片13a の端部に回動自在に支持されて一方片14a が
鉄芯11に吸引されるとともに、他方片14b がカード4 の
被駆動片4bを駆動し、そのカード4 が押圧片4cでもって
ばね力に抗しながら接点ばね3aを押圧し、接点3c,3dが
当接する。次いで、コイル12を無励磁にすると、接点ば
ね3aのばね力でカード4 が押し戻されて、元の状態に復
帰する。
イル12を励磁すると、接極子14は、折曲内側を継鉄13の
一方片13a の端部に回動自在に支持されて一方片14a が
鉄芯11に吸引されるとともに、他方片14b がカード4 の
被駆動片4bを駆動し、そのカード4 が押圧片4cでもって
ばね力に抗しながら接点ばね3aを押圧し、接点3c,3dが
当接する。次いで、コイル12を無励磁にすると、接点ば
ね3aのばね力でカード4 が押し戻されて、元の状態に復
帰する。
【0027】かかる電磁リレーにあっては、上記したよ
うに、ベース2 にケース5 を上方から被嵌した状態で、
ケース5 の底面5bつまり上面に設けた流入孔5cから液状
接着剤を流すだけで、その液状接着剤が毛細管現象によ
り流れ込んで絶縁壁2aと重合壁5aとの重合隙間を塞ぎ、
電磁石部1 と接点部3 との間は絶縁壁2aで確実に遮蔽し
て絶縁される。
うに、ベース2 にケース5 を上方から被嵌した状態で、
ケース5 の底面5bつまり上面に設けた流入孔5cから液状
接着剤を流すだけで、その液状接着剤が毛細管現象によ
り流れ込んで絶縁壁2aと重合壁5aとの重合隙間を塞ぎ、
電磁石部1 と接点部3 との間は絶縁壁2aで確実に遮蔽し
て絶縁される。
【0028】また、重合壁5aは、液状接着剤が段部5eで
阻止されてガイド部5dに到達しないので、カード4 の駆
動をガイド部5dにより支障なくガイドすることも兼ねる
ことができる。
阻止されてガイド部5dに到達しないので、カード4 の駆
動をガイド部5dにより支障なくガイドすることも兼ねる
ことができる。
【0029】なお、本実施例のものは、密封状態になっ
ていないが、もし密封状態にする場合は、まずケース5
の流入孔5c以外の開封部である例えばベース2 とケース
5 との嵌合部分等を熱硬化性接着剤で封止するが、その
際上記流入孔5cから膨張した空気が外部へ抜けるので封
止部分を損傷させずに行え、その後上記流入孔5cに常温
硬化性接着剤を流すことによって、本実施例と同様に絶
縁壁2aと重合壁5aとの重合隙間を塞ぐとともに、密封状
態にもすることができる。
ていないが、もし密封状態にする場合は、まずケース5
の流入孔5c以外の開封部である例えばベース2 とケース
5 との嵌合部分等を熱硬化性接着剤で封止するが、その
際上記流入孔5cから膨張した空気が外部へ抜けるので封
止部分を損傷させずに行え、その後上記流入孔5cに常温
硬化性接着剤を流すことによって、本実施例と同様に絶
縁壁2aと重合壁5aとの重合隙間を塞ぐとともに、密封状
態にもすることができる。
【0030】また、本実施例では、重合壁5aは、カード
4 の駆動をガイドするガイド部5dを兼ねているが、絶縁
壁2aの挿通孔2dに挿通されるだけでスムーズに駆動され
ている場合には、ガイド部5dを設けなくてもよい。
4 の駆動をガイドするガイド部5dを兼ねているが、絶縁
壁2aの挿通孔2dに挿通されるだけでスムーズに駆動され
ている場合には、ガイド部5dを設けなくてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載のものは、ベースにケース
を上方から被嵌した状態で、ケースの底面つまり上面に
設けた流入孔から液状接着剤を流すだけで、その液状接
着剤が毛細管現象により流れ込んで絶縁壁と重合壁との
重合隙間を塞ぎ、電磁石部と接点部との間は絶縁壁で簡
単で確実に遮蔽して絶縁を保証される。
を上方から被嵌した状態で、ケースの底面つまり上面に
設けた流入孔から液状接着剤を流すだけで、その液状接
着剤が毛細管現象により流れ込んで絶縁壁と重合壁との
重合隙間を塞ぎ、電磁石部と接点部との間は絶縁壁で簡
単で確実に遮蔽して絶縁を保証される。
【0032】請求項2記載のものは、密封状態にする場
合において、ケースの流入孔以外の開封部を熱硬化性接
着剤で封止する際、上記流入孔から膨張した空気が外部
へ抜けるので封止部分を損傷させずに行え、その後上記
流入孔に常温硬化性接着剤を流すことによって、請求項
1記載のものと同様に絶縁壁と重合壁との重合隙間を塞
ぐとともに、密封状態にもすることができる。
合において、ケースの流入孔以外の開封部を熱硬化性接
着剤で封止する際、上記流入孔から膨張した空気が外部
へ抜けるので封止部分を損傷させずに行え、その後上記
流入孔に常温硬化性接着剤を流すことによって、請求項
1記載のものと同様に絶縁壁と重合壁との重合隙間を塞
ぐとともに、密封状態にもすることができる。
【0033】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、重合壁は、液状接着剤が段部で阻止
されてガイド部に到達しないので、カードの駆動をガイ
ド部により支障なくガイドすることも兼ねることができ
る。
のの効果に加えて、重合壁は、液状接着剤が段部で阻止
されてガイド部に到達しないので、カードの駆動をガイ
ド部により支障なくガイドすることも兼ねることができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】同上の平面断面図である。
【図3】同上の部分平面図である。
【図4】同上の斜視図である。
【図5】従来例を示す正面断面図である。
【図6】同上の平面断面図である。
1 電磁石部 2 ベース 2a 絶縁壁 3 接点部 3a 接点ばね 4 カード 5 ケース 5a 重合壁 5b 底面 5c 流入孔 5d ガイド部 5e 段部
Claims (3)
- 【請求項1】 電磁石部と、電磁石部により駆動される
カードと、カードがばね力に抗しながら接点ばねを押圧
駆動することによって開閉される接点部と、これら各部
材を搭載するとともに電磁石部と接点部との間に絶縁壁
を設けたベースと、ベースの絶縁壁に重合する重合壁を
有してベースに被嵌される有底箱状のケースと、を備え
た電磁リレーにおいて、 前記絶縁壁と前記重合壁との重合隙間に液状接着剤を流
し得る流入孔を前記ケースの底面に設けた構成にしてあ
る。 - 【請求項2】 前記ケースは、前記流入孔を前記液状接
着剤で封止されることによって密封状態になることを特
徴とする請求項1記載の電磁リレー。 - 【請求項3】 前記重合壁は、前記液状接着剤の流れ込
みを阻止する段部を有して前記カードの駆動をガイドす
るガイド部が設けられたことを特徴とする請求項1記載
の電磁リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23183594A JPH0896683A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 電磁リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23183594A JPH0896683A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 電磁リレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896683A true JPH0896683A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16929764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23183594A Withdrawn JPH0896683A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 電磁リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0896683A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1418604A1 (en) * | 2002-11-08 | 2004-05-12 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23183594A patent/JPH0896683A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1418604A1 (en) * | 2002-11-08 | 2004-05-12 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
JP2004158382A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Omron Corp | 電磁継電器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |