JPH0896433A - 初期光量自動調整装置 - Google Patents

初期光量自動調整装置

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JPH0896433A
JPH0896433A JP22672794A JP22672794A JPH0896433A JP H0896433 A JPH0896433 A JP H0896433A JP 22672794 A JP22672794 A JP 22672794A JP 22672794 A JP22672794 A JP 22672794A JP H0896433 A JPH0896433 A JP H0896433A
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JP
Japan
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light
light amount
light quantity
optical head
signal
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Application number
JP22672794A
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English (en)
Inventor
Kozo Ono
光三 大野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ビームを用いる光学式記録再生装置におけ
る光ビームの初期光量を自動的に調整する装置を提供す
る。 【構成】 本発明による初期光量自動調整装置は、光学
ヘッドからの光ビームを受光して受光光量に応じた電気
信号を出力するために前記光学ヘッドにセットされる光
量モニタ手段と、前記光量モニタ手段からの前記受光光
量に応じた電気信号を所定の初期光量値に対応する基準
値と比較演算して光量調整信号を出力する演算比較手段
と、前記演算比較手段から出力される光量調整信号に基
いて前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の
初期光量値に自動的に調整する光量調整手段とを具備し
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式記録再生装置に係
り、特にその記録再生に用いる光ビームの初期光量を自
動的に調整する初期光量自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、首記のような光学式記録再生装
置における光ビームの光量はいわゆるフロントAPC
(自動光量制御)あるいはリアAPCによって自動的に
所定の光量が保持されるようになされている。
【0003】これは光学ヘッド内のレーザ発振器の前方
あるいは後方に設けるフォトデテクタ(PD)により、
レーザ発振器から光記録媒体に照射されるレーザビーム
の光量を常時モニタしてそれが所定のレベルとなるよう
にフィードバックループによる制御を行うことによって
達成される。
【0004】ところで、以上のAPCテクニックは光学
式記録再生装置が通常の使用状態にあるときに効果的に
機能するものであるが、工場での調整や点検時には専用
の光量測定器を用いて正確な初期光量となるようにレー
ザビームの光量を調整してやることが必要となる。
【0005】このため、従来の光学式記録再生装置にお
ける初期光量の調整は、図5のフローチャートに示すよ
うに市販の専用の光量測定器であるパルスパワーメータ
を用いると共に、上記APCループ中のレーザ制御回路
中にボリューム等の可変調整素子を設けて、パルスパワ
ーメータの測定値が所定の初期光量となるようにレーザ
制御回路中の可変調整素子を手動で調整する如くした人
手によるマニュアル式のテクニックによりなされていた
(ステップS1〜S4)。なお、通常の使用時において
は上述のようにして調整された初期光量が保持されるよ
うにAPCループが機能することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来技術によるレーザビームの初期光量調整方
法では、専用の光量測定器を用いた人手によるマニュア
ル式な調整方法であるために、非能率的でコストアップ
を紹くと共に、精度と寿命の点で信頼性に欠けるという
重大な問題を有している。
【0007】そこで、この発明は以上のような点に鑑み
てなされたもので、簡便な光量モニタ用PDユニットを
用いて自動的に所定の初期光量に調整し得るテクニック
を採用することにより、能率的でコストダウンが可能で
あると共に、精度及び寿命の点での信頼性に富んだ光学
式記録再生装置のための初期光量自動調整装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するための手段として、光学ヘッドにより光記
録媒体に光ビームを照射して情報を光学的に記録再生す
る光学式記録再生装置における前記光ビームの初期光量
を設定する装置であって、前記光学ヘッドからの光ビー
ムを受光して受光光量に応じた電気信号を出力するため
に前記光学ヘッドにセットされる光量モニタ手段と、前
記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信号
を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算して光
量調整信号を出力する演算比較手段と、前記演算比較手
段から出力される光量調整信号に基いて前記光学ヘッド
からの光ビームの光量を前記所定の初期光量値に自動的
に調整する光量調整手段とを具備してなることを特徴と
する初期光量自動調整装置が提供される。
【0009】また、本発明によると、光学ヘッドにより
光記録媒体に光ビームを照射して情報を光学的に記録再
生する光学式記録再生装置における前記光ビームの初期
光量を設定する装置であって、前記光学ヘッドからの光
ビームを受光して受光光量に応じた電気信号を出力する
ために前記光学ヘッドにセットされる光量モニタ手段
と、前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電
気信号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算
して光量調整信号を出力する演算比較手段と、前記演算
比較手段から出力される光量調整信号に基いて前記光学
ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期光量値に
自動的に調整する光量調整手段とを具備し、前記光量モ
ニタ手段が、前記光学ヘッドにおける光ビーム照射用の
対物レンズに対設されて受光光量に応じた電流信号を出
力するフォトデテクタと、前記フォトデテクタからの電
流信号を電圧信号に変換して出力するプリアンプとを含
むことを特徴とする初期光量自動調整装置が提供され
る。
【0010】また、本発明によると、光学ヘッドにより
光記録媒体に光ビームを照射して情報を光学的に記録再
生する光学式記録再生装置における前記光ビームの初期
光量を設定する装置であって、前記光学ヘッドからの光
ビームを受光して受光光量に応じた電気信号を出力する
ために前記光学ヘッドにセットされる光量モニタ手段
と、前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電
気信号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算
して光量調整信号を出力する演算比較手段と、前記演算
比較手段から出力される光量調整信号に基いて前記光学
ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期光量値に
自動的に調整する光量調整手段とを具備し、前記演算比
較手段が、前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応
じた電気信号をディジタル信号に変換するアナログ/デ
ィジタル変換手段と、前記所定の初期光量値に対応する
基準値データを予め記憶する記憶手段と、前記アナログ
/ディジタル変換手段からのディジタル信号と前記記憶
手段からの基準値データとを取り込んで比較演算するこ
とにより、前記光量調整信号に対応する光量調整データ
を出力するCPU手段とを含み、前記光量調整手段が、
前記CPU手段からの光量調整データをアナログ信号に
変換するディジタル/アナログ変換手段と、前記ディジ
タル/アナログ変換手段からのアナログ信号に基いて前
記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期光
量値に自動的に調整する制御手段とを含むことを特徴と
する初期光量自動調整装置が提供される。
【0011】さらに、本発明によると、光学ヘッドによ
り光記録媒体に光ビームを照射して情報を光学的に記録
再生する光学式記録再生装置における前記光ビームの初
期光量を設定する装置であって、前記光学ヘッドからの
光ビームを受光して受光光量に応じた電気信号を出力す
るために前記光学ヘッドにセットされる光量モニタ手段
と、前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電
気信号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算
して光量調整信号を出力する演算比較手段と、前記演算
比較手段から出力される光量調整信号に基いて前記光学
ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期光量値に
自動的に調整する光量調整手段とを具備し、前記光量モ
ニタ手段が、前記光学ヘッドにおける光ビーム照射用の
対物レンズに対設されて受光光量に応じた電流信号を出
力するフォトデテクタと、前記フォトデテクタからの電
流信号を電圧信号に変換して出力するプリアンプとを含
み、前記演算比較手段が、前記光量モニタ手段からの前
記受光光量に応じた電気信号をディジタル信号に変換す
るアナログ/ディジタル変換手段と、前記所定の初期光
量値に対応する基準値データを予め記憶する記憶手段
と、前記アナログ/ディジタル変換手段からのディジタ
ル信号と前記記憶手段からの基準値データとを取り込ん
で比較演算することにより、前記光量調整信号に対応す
る光量調整データを出力するCPU手段とを含み、前記
光量調整手段が、前記CPU手段からの光量調整データ
をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変換手
段と、前記ディジタル/アナログ変換手段からのアナロ
グ信号に基いて前記光学ヘッドからの光ビームの光量を
前記所定の初期光量値に自動的に調整する制御手段とを
含むことを特徴とする初期光量自動調整装置が提供され
る。
【0012】
【作用】以上のような解決手段による本発明の初期光量
自動調整装置は、簡便な光量モニタ手段を光学ヘッドに
装着し、光量モニタ手段からの受光光量に応じた電気信
号を所定の初期光量値に対応する基準値と演算比較して
光量調整信号を生成し、この光量調整信号に基いて光学
ヘッドからの光ビームの光量を所定の初期光量値に自動
的に調整することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明による初期光量自動調整
方法及び装置が適用される光ディスク装置を示す。
【0014】この光ディスク装置は光ディスク1に対し
て光学ヘッド3から照射されるレーザ収束光を用いて情
報を記録、再生、消去を行うものである。上記光ディス
ク1の表面にはスパイラル状に溝(記録トラック)が形
成されており、この光ディスク1は、スピンドルモータ
2によって例えば一定の速度で回転される。
【0015】このスピンドルモータ2は、スピンドルモ
ータ制御回路18によって制御される。上記光ディスク
1に対する情報の記録、再生は、上記光ディスク1の下
部に設けられている光学ヘッド3によって行われる。
【0016】この光学ヘッド3は、リニアモータ31の
駆動部を構成する駆動コイル13に固定されており、こ
の駆動コイル13はリニアモータ制御回路17に接続さ
れている。
【0017】上記リニアモータ制御回路17には、リニ
アモータ位置検出器26が接続されており、このリニア
モータ位置検出器26は、光学ヘッド3に設けられる光
学スケール25を併用することで位置信号を出力する。
【0018】また、リニアモータ31の固定部には、図
示しない永久磁石が設けられており、上記駆動コイル1
3がリニアモータ制御回路17によって励磁されること
により、光学ヘッド3は、光ディスク1の半径方向に移
動される。
【0019】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは坂ばねによって保持されてお
り、対物レンズ6は駆動コイル5によってフォーカシン
グ方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コイル4
によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方
向)に移動可能とされる。
【0020】また、レーザ制御回路51によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器としてのレーザダイオード9よ
り発生されるレーザ光は、コリメータレンズ11a、ハ
ーフプリズム11b、対物レンズ6を介してディスク1
上に照射される。
【0021】そして、光ディスク1からの反射光は、対
物レンズ6、ハーフプリズム11b、集光レンズ10
a、及びシリンドリカルレンズ10bを介して光検出器
8に導かれる。
【0022】上記レーザダイオード9の近傍には、レー
ザダイオード9の発光量を検出する発光量検出装置とし
てのフォトダイオードPDが設けられている。このフォ
トダイオードPDからの検出信号としてのモニタ電流は
上記レーザ制御回路51に供給されることにより、この
場合リアAPCループによる光量制御がなされている。
【0023】上記光検出器8は、4分割のフォトダイオ
ード8a〜8dによって構成される。上記光学ヘッド3
のフォトダイオード8a〜8dのカソード側は共通にビ
デオ信号用のプリアンプ回路52に接続され、アノード
側はそれぞれフォーカス/トラッキング処理回路40に
接続される。
【0024】これにより、光ディスク1からの反射光に
応じて、フォトダイオード8a〜8dにそのアノードか
らカソードへ向かって電流が流れ、これをカソード側か
ら取り出した和電流を用いて後述するビデオ信号処理が
行われ、アノード側から取り出したそれぞれの電流を用
いてフォーカス(光ディスク1と対物レンズ6の距離を
一定に保つ)処理及びトラッキング(予め光ディスク1
に記録されている案内溝に従う)処理が行われる。
【0025】ここで、フォーカス/トラッキング処理回
路40はフォーカシング制御回路15、トラッキング制
御回路16、リニアモータ制御回路17、加算器30
a、差動増幅器OP1、OP2、及び利得切り替え可能
増幅器12a〜12dによって構成されている。
【0026】これらの増幅器12a〜12dはフォトダ
イオード8a〜8dの電流出力を電圧信号に変換する電
流・電圧変圧器であって、全て同一の構成を有する回路
である。
【0027】すなわち、光検出器8のフォトダイオード
8aの出力信号は、増幅器12aを介して加算器30
a,30bの一端に供給される。また、フォトダイオー
ド8bの出力信号は増幅器12bを介して加算器30
a,30bの一端に供給される。
【0028】また、フォトダイオード8cの出力信号は
増幅器12cを介して加算器30a,30bの他端に供
給される。また、フォトダイオード8dの出力信号は、
増幅器12dを介して加算器30a,30bの他端に供
給される。
【0029】そして、上記加算器30aの出力信号は差
動増幅器OP1の反転入力端子に供給され、この差動増
幅器OP1の非反転入力端子には加算器30bの出力信
号が供給される。
【0030】これにより、差動増幅器OP1は、加算器
30a,30bの差電圧に対応する信号をトラッキング
制御回路16に供給する。このトラッキング制御回路1
6は、差動増幅器OP1から供給されるトラック差信号
に応じてトラック駆動信号を生成する。
【0031】上記トラッキング制御回路16から出力さ
れるトラック駆動信号は前記トラックング方向の駆動コ
イル4に供給される。また、トラッキング制御回路16
で用いられたトラッキング差信号はリニアモータ制御回
路17に供給される。
【0032】また、加算器30cの出力信号は差動増幅
器OP2の反転入力端子に供給され、差動増幅器OP2
の非反転入力端子は加算器30dの出力信号に供給され
る。これにより、差動増幅器OP2は、加算器30c,
30dの差に応じてフォーカス点に関する信号をフォー
カシング制御回路15に供給される。
【0033】また、フォーカシング制御回路15の出力
信号は、フォーカシング駆動コイル5に供給され、レー
ザ光が光ディスク1上で常時ジャストフォーカスとなる
ように制御される。
【0034】前述のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8のフォトダイオード8a
〜8dの出力の和電流は、光ディスク1のトラック上に
形成されたピット(記録情報)の凹凸が反映されてい
る。
【0035】この和電流は、ビデオ信号用のプリアンプ
回路52で電圧値に変換されたビデオ信号処理回路19
に供給され、このビデオ信号処理回路19において同期
クロック、画像データ、アドレスデータ(トラック番
号、セクタ番号等)が再生される。
【0036】また、レーザ制御回路51の前段には外部
装置としての光ディスク制御装置33からインターフェ
ース回路32を介して供給される記録データを記録パル
スに変調する変調回路としての記録信号生成回路34が
設けられている。
【0037】また、このディスク装置にはそれぞれフォ
ーカシング制御回路15、トラッキング制御回路16、
リニアモータ制御回路17とCPU23との間で情報の
授受を行うときに用いられるD/A変換器22が設けら
れている。
【0038】また、トラッキング制御回路16は、CP
U23からD/A変換器22を介して供給されるトラッ
クジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動させ、1ト
ラック分、レーザ光を移動させる。
【0039】なお、レーザ制御回路51、フォーカシン
グ制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモ
ータ制御回路17、モータ制御回路18、信号処理回路
19、記録信号生成回路34等は、バスライン20を介
してCPU23によって制御され、CPU23はランダ
ムアクセスメモリ(RAM)及びリードオンリメモリ
(ROM)からなるメモリ24のROM中に記録された
プログラムによって所定の動作を行う。
【0040】図2は以上のような光ディスク装置に対し
て、初期光量の自動調整を行う本発明の要部の回路ブロ
ック図である。すなわち、図2において光量モニタ用P
Dユニット61は光ディスク71を取り外した状態で光
学ヘッド3に装着されることにより、光学ヘッド3から
のレーザビーム光の光量をモニタして、その光量に対応
する電気信号をアナログ/ディジタル(A/D)変換器
62に出力する。
【0041】上記A/D変換器62は光量モニタ用PD
ユニット61でモニタされた光量に対応する電気信号を
ディジタル信号に変換する。このA/D変換器62から
出力されるディジタル信号はバランスライン20を介し
てCPU23に取り込まれる。
【0042】ここで、CPU23は上位機器であるホス
トコンピュータ64及びメモリ23と協働して後述する
ような初期光量の自動調整のための所定の演算,比較,
判定等の処理がなされる。
【0043】なお、上記ホストコンピュータ64は実際
には図示しない通信インターフェイス回路等を介してバ
スライン20に結合される。そして、上記CPU23で
所定の処理がなされることによって得られる初期光量の
自動調整のための設定値データはD/A変換器63でア
ナログ信号に変換された後、レーザ制御回路51を介し
てレーザダイオード9の発光光量の調整に供せられる。
【0044】図3にPD61aとプリアンプ61bを内
蔵してなる上記光量モニタ用PDユニット61を光学ヘ
ッド3に装着する実施例を示す。次に、以上のように構
成される本発明の初期光量自動調整装置の動作につい
て、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0045】すなわち、上述したようにして光学ヘッド
3の対物レンズ6に対向させて光量モニタ用PDユニッ
ト61を装着した後、電源をオンさせると共に、レーザ
ダイオード9をオンさせる(ステップS11,S12,
S13)。
【0046】これにより、レーザダイオード9からのレ
ーザビーム光は光量モニタ用PDユニット61のPD6
1aで受光され、その受光光量に応じた電流として取り
出された後、プリアンプ61bで電圧に変換される(ス
テップS14)。
【0047】このようにして、光量モニタ用PDユニッ
ト61からそのときの受光光量に対応する電圧信号とし
てA/D変換器62に供給され、ここでディジタル信号
に変換されてCPU23に取り込まれると共に、ファー
ストデータとしてメモリ24のRAM中に記憶される
(ステップS15,S16)。
【0048】ここで、ホストコンピュータ64が初期光
量の自動調整モードを実行するためにコマンドキーオン
されると共に、CPU23及びメモリ23に対し設定調
整すべき初期光量値データが転送されてくる。
【0049】CPU23はメモリ24と協働して上記フ
ァーストデータ及び初期光量値データに対する演算処理
及び比較処理を実行することにより、初期光量値データ
に対応する比較データを生成する(ステップS19)。
【0050】このようにして生成された比較データはC
PU23からA/D変換器63に供給され、ここでアナ
ログ信号に変換された後、レーザ制御回路51を介して
レーザダイオード9の発光光量の調整を行う(ステップ
S20,S21)。
【0051】これで、レーザダイオード9の発光光量は
自動的に初期光量に調整されることになるが、確認のた
めに再度ステップS14以降にリターンさせるようにし
てもよい(ステップS22)。
【0052】すなわち、以上のような初期光量自動調整
装置は、簡便な光量モニタ(用PDユニット)手段を光
学ヘッドに装着し、光量モニタ手段からの受光光量に応
じた電気信号を所定の初期光量値に対応する基準値と演
算比較して光量調整信号を生成し、この光量調整信号に
基いて光学ヘッドからの光ビームの光量を所定の初期光
量値に自動調整するものである。
【0053】
【発明の効果】従って、以上詳述したように本発明によ
れば、簡便な光量モニタ用PDユニットを用いて自動的
に所定の初期光量に調整し得るテクニックを採用するこ
とにより、能率的でコストダウンが可能であると共に、
精度及び寿命の点での信頼性に富んだ光学式記録再生装
置のための初期光量自動調整装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ディスク装置の全体構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の要部の回路構成を示すブロック図。
【図3】本発明に用いる光量モニタ用PDユニットの実
施例を示す図。
【図4】本発明の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】従来技術に動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
3…光学ヘッド、 6…対物レンズ、 9…レーザダイオード、 20…バスライン 23…CPU、 24…メモリ 61…光量モニタ用PDユニット、 62…A/D変換器、 63…D/A変換器 64…ホストコンピュータ、 61a…PD 61b…プリアンプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッドにより光記録媒体に光ビーム
    を照射して情報を光学的に記録再生する光学式記録再生
    装置における前記光ビームの初期光量を設定する装置で
    あって、 前記光学ヘッドからの光ビームを受光して受光光量に応
    じた電気信号を出力するために前記光学ヘッドにセット
    される光量モニタ手段と、 前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信
    号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算して
    光量調整信号を出力する演算比較手段と、 前記演算比較手段から出力される光量調整信号に基いて
    前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期
    光量値に自動的に調整する光量調整手段とを具備してな
    ることを特徴とする初期光量自動調整装置。
  2. 【請求項2】 光学ヘッドにより光記録媒体に光ビーム
    を照射して情報を光学的に記録再生する光学式記録再生
    装置における前記光ビームの初期光量を設定する装置で
    あって、 前記光学ヘッドからの光ビームを受光して受光光量に応
    じた電気信号を出力するために前記光学ヘッドにセット
    される光量モニタ手段と、 前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信
    号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算して
    光量調整信号を出力する演算比較手段と、 前記演算比較手段から出力される光量調整信号に基いて
    前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期
    光量値に自動的に調整する光量調整手段とを具備し、 前記光量モニタ手段が、 前記光学ヘッドにおける光ビーム照射用の対物レンズに
    対設されて受光光量に応じた電流信号を出力するフォト
    デテクタと、 前記フォトデテクタからの電流信号を電圧信号に変換し
    て出力するプリアンプとを含むことを特徴とする初期光
    量自動調整装置。
  3. 【請求項3】 光学ヘッドにより光記録媒体に光ビーム
    を照射して情報を光学的に記録再生する光学式記録再生
    装置における前記光ビームの初期光量を設定する装置で
    あって、 前記光学ヘッドからの光ビームを受光して受光光量に応
    じた電気信号を出力するために前記光学ヘッドにセット
    される光量モニタ手段と、 前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信
    号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算して
    光量調整信号を出力する演算比較手段と、 前記演算比較手段から出力される光量調整信号に基いて
    前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期
    光量値に自動的に調整する光量調整手段とを具備し、 前記演算比較手段が、 前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信
    号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変
    換手段と、 前記所定の初期光量値に対応する基準値データを予め記
    憶する記憶手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段からのディジタル信
    号と前記記憶手段からの基準値データとを取り込んで比
    較演算することにより、前記光量調整信号に対応する光
    量調整データを出力するCPU手段とを含み、 前記光量調整手段が、 前記CPU手段からの光量調整データをアナログ信号に
    変換するディジタル/アナログ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段からのアナログ信号
    に基いて前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所
    定の初期光量値に自動的に調整する制御手段とを含むこ
    とを特徴とする初期光量自動調整装置。
  4. 【請求項4】 光学ヘッドにより光記録媒体に光ビーム
    を照射して情報を光学的に記録再生する光学式記録再生
    装置における前記光ビームの初期光量を設定する装置で
    あって、 前記光学ヘッドからの光ビームを受光して受光光量に応
    じた電気信号を出力するために前記光学ヘッドにセット
    される光量モニタ手段と、 前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信
    号を所定の初期光量値に対応する基準値と比較演算して
    光量調整信号を出力する演算比較手段と、 前記演算比較手段から出力される光量調整信号に基いて
    前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所定の初期
    光量値に自動的に調整する光量調整手段とを具備し、 前記光量モニタ手段が、 前記光学ヘッドにおける光ビーム照射用の対物レンズに
    対設されて受光光量に応じた電流信号を出力するフォト
    デテクタと、 前記フォトデテクタからの電流信号を電圧信号に変換し
    て出力するプリアンプとを含み、 前記演算比較手段が、 前記光量モニタ手段からの前記受光光量に応じた電気信
    号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変
    換手段と、 前記所定の初期光量値に対応する基準値データを予め記
    憶する記憶手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段からのディジタル信
    号と前記記憶手段からの基準値データとを取り込んで比
    較演算することにより、前記光量調整信号に対応する光
    量調整データを出力するCPU手段とを含み、 前記光量調整手段が、 前記CPU手段からの光量調整データをアナログ信号に
    変換するディジタル/アナログ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段からのアナログ信号
    に基いて前記光学ヘッドからの光ビームの光量を前記所
    定の初期光量値に自動的に調整する制御手段とを含むこ
    とを特徴とする初期光量自動調整装置。
JP22672794A 1994-09-21 1994-09-21 初期光量自動調整装置 Pending JPH0896433A (ja)

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