JPH089614A - ブラシレスdcモータ - Google Patents

ブラシレスdcモータ

Info

Publication number
JPH089614A
JPH089614A JP13531394A JP13531394A JPH089614A JP H089614 A JPH089614 A JP H089614A JP 13531394 A JP13531394 A JP 13531394A JP 13531394 A JP13531394 A JP 13531394A JP H089614 A JPH089614 A JP H089614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
motor
solar cells
shutter
brushless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13531394A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hashimoto
信一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP13531394A priority Critical patent/JPH089614A/ja
Publication of JPH089614A publication Critical patent/JPH089614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池の交換や充電作業を不要にして使い勝手
を向上させると共に、位置検出素子を不要にして電気的
構成を簡単化する。 【構成】 本発明のブラシレスDCモータは、永久磁石
27を有する回転子25並びに3相の固定子コイル21
を有する固定子24を備え、3相の固定子コイル21に
それぞれ接続された3相の太陽電池31を備え、そし
て、回転子25の回転に連動して動作するように設けら
れ、回転子25に回転トルクが発生するタイミングで3
相の固定子コイル21を通断電するように3相の太陽電
池31への光の照射を許容及び阻止するシャッタ板32
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石を有する回転
子と、複数の固定子コイルを有する固定子とを備えて構
成されたブラシレスDCモータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブラシレスDCモータの一例
を、図6に示す。この図6において、固定子1の基板2
には、複数の固定子コイル3が装着されていると共に、
ホール素子からなる位置検出素子4が装着されている。
また、回転子5のロータヨーク6には、永久磁石7が上
記固定子コイル3と軸方向に対向するように取付けられ
ている。上記回転子5の回転軸8は、固定子1の基板2
に軸受9及び軸受ハウジング10を介して回転可能に設
けられている。そして、基板2には、固定子コイル3を
通断電制御するための制御回路11が装着されている。
この制御回路11は、位置検出素子4からの検出信号に
基づいて回転子5に回転トルクが発生するタイミングで
固定子コイル3を通断電するものである。
【0003】また、固定子コイル3、位置検出素子4、
制御回路11には、外部の電源12、13から直流電力
が供給されるように構成されている。この場合、電源1
2は可変電圧電源であり、この電源12からの可変電圧
を固定子コイル3及び制御回路11へ与えるようになっ
ている。電源13は定電圧電源であり、この電源13か
らの定電圧を位置検出素子4へ与えるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のブラシレスDCモータをポータブルな機器に使
用する場合、外部の電源12、13を一次電池や二次電
池により構成することが多く、このような場合、消耗し
た一次電池を交換したり、放電した二次電池に充電した
りする作業が必要となり、使い勝手が良くない構成であ
った。また、位置検出素子4からの検出信号に基づい
て、回転子5に回転トルクが発生するタイミングで固定
子コイル3を通断電する電気回路構成が必要であるの
で、電気的構成が複雑となっていた。更に、モータ本体
と外部の電源12、13とがそれぞれ独立した構成であ
るので、全体の構成を小形化することが困難であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、電池の交換や充
電作業を不要にして使い勝手を向上できると共に、位置
検出素子を不要にして電気的構成を簡単化することがで
き、また、モータ本体と電源とを一体化して全体の構成
を小形化することができるブラシレスDCモータを提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のブラシレスDC
モータは、永久磁石を有する回転子並びに複数の固定子
コイルを有する固定子を備え、前記複数の固定子コイル
にそれぞれ接続された複数の太陽電池を備え、そして、
前記回転子の回転に連動して動作するように設けられ、
前記回転子に回転トルクが発生するタイミングで前記複
数の固定子コイルを通断電するように前記複数の太陽電
池への光の照射を許容及び阻止するシャッタ手段を備え
て成るところに特徴を有する。
【0007】この構成の場合、前記複数の太陽電池をモ
ータ本体に一体に設ける構成とすることが好ましい。ま
た、前記シャッタ手段を、前記回転子の回転に機械的に
連動して動作する機械的シャッタから構成することが考
えられる。更に、前記シャッタ手段を、前記回転子の回
転に電気的に連動して動作する液晶シャッタから構成す
ることが一層好ましい構成である。
【0008】
【作用】上記手段によれば、複数の固定子コイルに接続
された複数の太陽電池を備える構成としたので、太陽電
池により発電した電力によって固定子コイルを通電駆動
する構成となり、電池の交換や充電作業を不要にするこ
とができ、それだけ使い勝手が向上する。そして、回転
子の回転に連動して動作するように設けられたシャッタ
手段によって、回転子に回転トルクが発生するタイミン
グで複数の固定子コイルを通断電するように複数の太陽
電池への光の照射を許容及び阻止する構成としたので、
位置検出素子が不要になり、それだけ信号処理が簡単に
なるから、電気的構成が簡単になる。
【0009】また、上記構成において、複数の太陽電池
をモータ本体に一体に設ける構成とすれば、モータ本体
と電源とが一体的構成となり、全体の構成を小形化する
ことが容易になる。更に、シャッタ手段を、回転子の回
転に機械的に連動して動作する機械的シャッタから構成
すれば、比較的コンパクトな構成にて実現することがで
きる。更にまた、シャッタ手段を、回転子の回転に電気
的に連動して動作する液晶シャッタから構成すれば、機
械的動作部分が少なくなり、機器の信頼性がより一層高
くなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を3相ブラシレスDCモータに
適用した第1の実施例について図1ないし図3を参照し
ながら説明する。この3相ブラシレスDCモータは、ア
キシャルギャップ型の8極6コイルを有するモータであ
り、その概略全体構成を図1及び図2に示す。これら図
1及び図2において、6個の固定子コイル21が、中心
部に貫通孔22aを有する円板状のプリント配線基板2
2の図2中下面に環状且つ等間隔に設けられている。こ
の場合、6個の固定子コイル21のうちの中心部を挟ん
で対向する2個の固定子コイル21が、例えば直列接続
されて1相分の固定子コイルを構成しており、もって、
3相分の固定子コイル、具体的には、U相の固定子コイ
ル21a、V相の固定子コイル21b、W相の固定子コ
イル21cが設けられている(図3参照)。尚、本実施
例では、対向する2個の固定子コイル21を直列接続し
たが、これに代えて、並列接続して1相分の固定子コイ
ルを構成しても良い。
【0011】上記プリント配線基板22は、板厚が厚い
円板状をなすハウジング23の下面に取付けられてい
る。この場合、ハウジング23の中心部には、貫通孔2
3aが形成されていると共に、下面部に筒部23bが下
方へ向けて突設されており、この筒部23bの外周に上
記プリント配線基板22の貫通孔22aが嵌合されるよ
うに構成されている。上記固定子コイル21、プリント
配線基板22及びハウジング23から固定子24が構成
されている。
【0012】そして、回転子25のロータヨーク26に
は、永久磁石27が上記固定子コイル21と軸方向に対
向するように取付けられている。上記永久磁石27は、
図1に示すように、界磁磁極数が例えば8になるように
着磁されている。また、回転子25の回転軸28は、ロ
ータヨーク26の中心部を貫通した状態で該ロータヨー
ク26にボス29を介して取付け固定されている。更
に、上記回転軸28は、固定子24のハウジング23の
貫通孔23a内に挿通されると共に、ハウジング23に
軸受30、30を介して回転可能に設けられている。こ
の軸受30、30は、例えばボールベアリングから構成
されている。
【0013】また、ハウジング23の図1及び図2中上
面には、6ユニットの太陽電池31が環状且つ等間隔に
取付けられている。この場合、6ユニットの太陽電池3
1のうちの中心部を挟んで対向する2ユニットの太陽電
池31が1相分の固定子コイル21に対応する構成とな
っている。具体的には、図3に示すように、対向する2
ユニットの太陽電池31がそれぞれ例えば直列接続され
ることにより、3相の太陽電池31a、31b、31c
が構成されている。そして、これら3相の太陽電池31
a、31b、31cが3相の固定子コイル21a、21
b、21cにそれぞれ直列に接続される構成となってい
る。尚、本実施例では、対向する2ユニットの太陽電池
31を直列接続する構成としたが、これに代えて、並列
接続する構成としても良い。
【0014】さて、上記回転軸28の図1及び図2中上
端部には、シャッタ手段として例えばシャッタ板32が
取付固定されており、該シャッタ板32は回転子25と
一体に(連動して)回転するように構成されている。上
記シャッタ板32は、図1に示すように、回転軸28が
貫通して取付けられた取付部32aと、この取付部32
aを挟んで対向するように形成された2個の扇形の遮蔽
部32bとから構成されている。そして、上記2個の扇
形の遮蔽部32bは、2相分の太陽電池31を覆って光
の照射を阻止することが可能な面積、具体的には、回転
電気角で240度分の面積を有する構成となっている。
ここで、各太陽電池31は、光が照射されると発電して
直流電力を出力し、シャッタ板32の遮蔽部32bによ
り覆われて光の照射が阻止されると発電しなくなるよう
に構成されている。この場合、シャッタ板32は機械式
シャッタを構成している。
【0015】尚、ハウジング23の上面外周部には、短
円筒部23cが上方へ向けて突設されており、該短円筒
部23cの突出高さはシャッタ板32の少し上方位置に
なるように設定されている。この短円筒部23cによ
り、太陽電池31及びシャッタ板32が保護される構成
となっている。
【0016】また、電気的構成を示す図3において、2
ユニットの太陽電池31がそれぞれ直列接続されて成る
3相の太陽電池31a、31b、31cは、各負極端子
がアースされていると共に、各正極端子がそれぞれ最大
出力維持回路(以下MPTと称す)33a、33b、3
3cの各一端に接続されている。これらMPT33a、
33b、33cは、各相の太陽電池31a、31b、3
1cから常に最大出力が出力されるように制御する電子
制御装置である。ちなみに、MPT33a、33b、3
3cが接続されていないと、太陽電池31は、その電圧
−電流(V−I)出力特性により、負荷のインピーダン
ス変化に応じて出力電圧が変動することから、エネルギ
ーを効率良く得ることができなくなるものである。
【0017】そして、上記MPT33a、33b、33
cの各他端は、2個の固定子コイル21がそれぞれ直列
接続されて成る3相の固定子コイル21a、21b、2
1cの各一端にそれぞれ接続されている。上記3相の固
定子コイル21a、21b、21cの各他端は、スイッ
チング素子である例えばNPN形のトランジスタ34
a、34b、34cの各コレクタに接続されている。上
記トランジスタ34a、34b、34cの各エミッタは
アースされていると共に、各ベースと3相の固定子コイ
ル21a、21b、21cの各一端との間にはそれぞれ
プルアップ抵抗35a、35b、35cが接続されてい
る。
【0018】そして、トランジスタ34aのベースとト
ランジスタ34bのコレクタとの間に、図示極性のダイ
オード36が接続されていると共に、トランジスタ34
aのベースとトランジスタ34cのコレクタとの間に、
図示極性のダイオード37が接続されている。また、ト
ランジスタ34bのベースとトランジスタ34cのコレ
クタとの間に、図示極性のダイオード38が接続されて
いると共に、トランジスタ34bのベースとトランジス
タ34aのコレクタとの間に、図示極性のダイオード3
9が接続されている。更に、トランジスタ34cのベー
スとトランジスタ34aのコレクタとの間に、図示極性
のダイオード40が接続されていると共に、トランジス
タ34cのベースとトランジスタ34bのコレクタとの
間に、図示極性のダイオード41が接続されている。
【0019】次に、上記構成の作用を説明する。今、図
3に示すように、シャッタ板32の遮蔽部32bが2相
分の太陽電池31a及び31bを遮蔽して光の照射を阻
止しているとする。すると、太陽電池31cは光の照射
を受けて発電し、直流電力をMPT33cを介してW相
の固定子コイル21c及びトランジスタ34cへ供給す
る。このとき、トランジスタ34cは、プルアップ抵抗
35cにより能動状態(オン状態)となるから、太陽電
池31cからの直流電力が上記W相の固定子コイル21
cへ通電される。この場合、ダイオード36及び38に
より、トランジスタ34a及び34bの各ベースが接地
状態となるから、両トランジスタ34a及び34bはオ
フされ、固定子コイル21a及び21bは通電されな
い。そして、上記固定子コイル21cが通電駆動される
ことにより該固定子コイル21cに発生する電磁力と回
転子25の永久磁石27との相互作用によって、回転子
25に回転トルクが生じて該回転子25が予め決められ
た所定の方向へ回転するように構成されている。
【0020】続いて、回転子25が回転し、この回転に
連動してシャッタ板32の遮蔽部32bが回転し、2相
分の太陽電池31b及び31cを遮蔽して光の照射を阻
止するようになる。すると、太陽電池31aは光の照射
を受けて発電し、直流電力をMPT33aを介してU相
の固定子コイル21a及びトランジスタ34aへ供給す
る。これによって、上述した動作とほぼ同様にして、ト
ランジスタ34cがオン状態となって、上記固定子コイ
ル21aへ通電される。このとき、ダイオード38及び
40によりトランジスタ34b及び34cがオフされ、
固定子コイル21b及び21cは通電されない。そし
て、上記固定子コイル21aが通電駆動されることによ
り、回転子25に回転トルクが生じて該回転子25の回
転が継続するようになっている。
【0021】この後、回転子25の回転に連動して、シ
ャッタ板32の遮蔽部32bが、2相分の太陽電池31
c及び31aを遮蔽して光の照射を阻止するようになる
と、太陽電池31bは光の照射を受けて発電し、直流電
力をMPT33bを介してV相の固定子コイル21b及
びトランジスタ34bへ供給する。これによって、上述
した動作とほぼ同様にして、トランジスタ34bがオン
状態となって、上記固定子コイル21bへ通電される。
このとき、ダイオード40及び36によりトランジスタ
34c及び34aがオフされ、固定子コイル21c及び
21aは通電されない。そして、上記固定子コイル21
bが通電駆動されることにより、回転子25に回転トル
クが生じて該回転子25の回転が継続するようになって
いる。
【0022】以下、上述した動作が繰り返し行われるこ
とにより、回転子25が回転し続けるように構成されて
いる。この場合、回転子25の回転に連動してシャッタ
板32が回転動作することにより、回転子25に回転ト
ルクが発生するタイミング(転流タイミング)で3相の
固定子コイル21a、21b、21cが通断電されるよ
うに上記3相の太陽電池31a、31b、31cへの光
の照射が許容及び阻止される構成となっている。
【0023】このような構成の本実施例によれば、3相
の固定子コイル21a、21b、21cに接続された3
相の太陽電池31a、31b、31cを備える構成とし
たので、太陽電池31a、31b、31cにより発電し
た電力によって固定子コイル21a、21b、21cを
通電駆動する構成となり、従来構成(図6参照)とは異
なり、電池の交換や充電作業を不要にすることができ、
使い勝手を向上させることができる。特に、上記実施例
では、メンテナンスが不要であるから、僻地において無
人運転する場合に好適する構成である。そして、上記実
施例では、回転子25の回転に連動して回転動作するよ
うに設けられたシャッタ板32によって、回転子25に
回転トルクが発生するタイミングで3相の固定子コイル
21a、21b、21cを通断電するように3相の太陽
電池31a、31b、31cへの光の照射を許容及び阻
止する構成としたので、従来構成(図6参照)とは異な
り、位置検出素子が不要になり、それだけ信号処理が簡
単になるから、電気的構成を簡単化することができる。
【0024】また、上記実施例においては、3相の太陽
電池31a、31b、31cをモータ本体を構成するハ
ウジング23に一体に取付ける構成としたので、モータ
本体と電源とが一体的構成となり、全体の構成を小形化
することが容易となる。更に、上記実施例では、シャッ
タ手段を、回転子25の回転に機械的に連動して回転動
作する機械的シャッタ、即ち、シャッタ板32から構成
したので、比較的コンパクトな構成にて実現することが
できる。
【0025】図4及び図6は本発明の第2の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付し
ている。上記第2の実施例では、シャッタ手段として、
シャッタ板32(機械的シャッタ)の代わりに液晶シャ
ッタ42を設けている。この液晶シャッタ42は、中央
部に貫通孔42aを有する円板状の液晶板から構成され
ており、6ユニットの太陽電池31の上方をそれぞれ覆
うように設けられた6個の液晶板部43を有する構成と
なっている。そして、上記液晶シャッタ42は、ハウジ
ング23の上面外周部に突設された短円筒部23cに代
わる短円筒部44の上部に取付けられている。具体的に
は、液晶シャッタ42は上記短円筒部44の上部内周部
に形成された段部44aに嵌合固定されており、この固
定状態で、回転軸28の上端部が液晶シャッタ42の貫
通孔42a内を挿通するように構成されている。
【0026】また、上記各液晶板部43は、通電される
と光を透過し、断電されると光を遮蔽する機能を有して
いる。そして、6個の液晶板部43のうちの中心部を挟
んで対向する各2個の液晶板部43が、3相の太陽電池
31a、31b、31cにそれぞれ対応する構成となっ
ている。この場合、図5に示すように、対向する各2個
の液晶板部43を例えば直列接続することにより、3相
の液晶板部43a、43b、43cが構成されている。
尚、上記実施例では、対向する2個の液晶板部43を直
列接続する構成としたが、これに代えて、並列接続する
構成としても良い。
【0027】さて、図4に示すように、回転軸28の上
端部の外周には、位置検出マグネット45が取付けられ
ている。そして、液晶シャッタ42の上面における貫通
孔42aの周縁部には、上記位置検出マグネット45が
近接したときにオン動作する3個のリードスイッチ46
a、46b、46cが配設されている。これら3個のリ
ードスイッチ46a、46b、46cは、図5に示すよ
うに、3相の液晶板部43a、43b、43cの各通電
路にそれぞれ設けられている。
【0028】具体的には、液晶板部43a、リードスイ
ッチ46a及び抵抗47aから成る直列回路が太陽電池
31aの負極端子とMPT33aの他端との間に接続さ
れ、液晶板部43b、リードスイッチ46b及び抵抗4
7bから成る直列回路が太陽電池31bの負極端子とM
PT33bの他端との間に接続され、液晶板部43c、
リードスイッチ46c及び抵抗47cから成る直列回路
が太陽電池31cの負極端子とMPT33cの他端との
間に接続されている。
【0029】しかして、上記第2の実施例の場合、例え
ば回転軸28の位置検出マグネット45がリードスイッ
チ46cに近接しているとすると、図5に示すように、
リードスイッチ46cがオンし、リードスイッチ46a
及び46bがオフしている。これにより、液晶シャッタ
板42の2相分の液晶板部43a及び43bが断電され
ていることから、2相分の太陽電池31a及び31bが
遮蔽されて光の照射が阻止されていると共に、液晶シャ
ッタ板42の1相分の液晶板部43cが通電されている
ことから、1相分の太陽電池31cへの光の照射が許容
されている。この結果、第1の実施例とほぼ同様にし
て、固定子コイル21cが通電駆動されることにより、
回転子25に回転トルクが生じて該回転子25が所定の
方向へ回転するようになっている。
【0030】以下、回転子28即ち位置検出マグネット
45の回転に応じて、リードスイッチ46a、46b、
46cのオンオフ状態が切り替わっていくことにより、
第1の実施例とほぼ同様にして、固定子コイル21a、
21b、21cの通電駆動状態が切り替わっていき、も
って、回転子25の回転が継続されるようになってい
る。尚、リードスイッチ46a、46b、46cのオン
オフ状態が切り替わるタイミングは、回転子28の位置
検出マグネット45が回転電気角で120度ずつ回転す
る毎に切り替わるように構成されている。具体的には、
図5に示す状態から位置検出マグネット45が120度
回転すると、リードスイッチ46aがオンし、リードス
イッチ46b及び46cがオフする。そして、この状態
から位置検出マグネット45が更に120度回転する
と、リードスイッチ46bがオンし、リードスイッチ4
6c及び46aがオフする。続いて、この状態から位置
検出マグネット45が更に120度回転すると、図5に
示す状態に戻るようになっている。
【0031】尚、上記各実施例では、3相8極6コイル
のブラシレスDCモータに適用したが、これに限られる
ものではなく、2相または4相以上でも良く、更に、磁
極数も2n(nは自然数)であれば良く、固定子コイル
の数も複数であれば良い。また、上記各実施例では、ア
キシャルギャップ形のブラシレスDCモータに適用した
が、ラジアルギャップ形のモータに適用しても良く、更
に、固定界磁形、内転形、外転形の各モータに適用して
も良いことは勿論である。
【0032】更に、上記各実施例では、電源を太陽電池
31としたので、光(太陽)エネルギを使用できないと
きは回転動作しないが、2次電池を併用して余った光エ
ネルギを充電しておくように構成すれば、光エネルギを
使用できないときも連続して回転動作させることが可能
になり、一層使い勝手を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、永久磁石を有する回転子並びに複数の固定子コイル
を有する固定子を備え、複数の固定子コイルにそれぞれ
接続された複数の太陽電池を備え、そして、回転子の回
転に連動して動作するように設けられ回転子に回転トル
クが発生するタイミングで複数の固定子コイルを通断電
するように複数の太陽電池への光の照射を許容及び阻止
するシャッタ手段を備える構成としたので、電池の交換
や充電作業を不要にして使い勝手を向上できると共に、
位置検出素子を不要にして電気的構成を簡単化すること
ができという優れた効果を奏する。
【0034】また、上記構成の場合、複数の太陽電池を
モータ本体に一体に設ける構成としたので、モータ本体
と電源とが一体的構成となり、全体の構成を小形化する
ことができる。更に、シャッタ手段を、回転子の回転に
機械的に連動して動作する機械的シャッタから構成した
ので、比較的コンパクトな構成にて実現することができ
る。更にまた、シャッタ手段を、回転子の回転に電気的
に連動して動作する液晶シャッタから構成すれば、機械
的動作部分が少なくなり、機器の信頼性をより一層高く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブラシレスDCモ
ータの破断斜視図
【図2】ブラシレスDCモータの縦断面図
【図3】電気回路図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図5】図3相当図
【図6】従来構成を示す図2相当図
【符号の説明】
21は固定子コイル、22はプリント配線基板、23は
ハウジング、24は固定子、25は回転子、26はロー
タヨーク、27は永久磁石、28は回転軸、31は太陽
電池、32はシャッタ板(シャッタ手段)、32bは遮
蔽部、33a、33b、33cは最大出力維持回路(M
PT)、34a、34b、34cはトランジスタ、3
6、37、38、39、40、41はダイオード、42
は液晶シャッタ(シャッタ手段)、43は液晶板部、4
5は位置検出マグネット、46a、46b、46cはリ
ードスイッチを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を有する回転子と、 複数の固定子コイルを有する固定子と、 前記複数の固定子コイルにそれぞれ接続された複数の太
    陽電池と、 前記回転子の回転に連動して動作するように設けられ、
    前記回転子に回転トルクが発生するタイミングで前記複
    数の固定子コイルを通断電するように前記複数の太陽電
    池への光の照射を許容及び阻止するシャッタ手段とを備
    えて成るブラシレスDCモータ。
  2. 【請求項2】 前記複数の太陽電池を、モータ本体に一
    体に設けたことを特徴とする請求項1記載のブラシレス
    DCモータ。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ手段は、前記回転子の回転
    に機械的に連動して動作する機械的シャッタであること
    を特徴とする請求項1または2記載のブラシレスDCモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記シャッタ手段は、前記回転子の回転
    に電気的に連動して動作する液晶シャッタであることを
    特徴とする請求項1または2記載のブラシレスDCモー
    タ。
JP13531394A 1994-06-17 1994-06-17 ブラシレスdcモータ Pending JPH089614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13531394A JPH089614A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 ブラシレスdcモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13531394A JPH089614A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 ブラシレスdcモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH089614A true JPH089614A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15148823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13531394A Pending JPH089614A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 ブラシレスdcモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089614A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012069447A1 (fr) * 2010-11-25 2012-05-31 Alain Coty Moteur photovoltaique autocommute a puissance augmentee
JP2015039253A (ja) * 2012-02-27 2015-02-26 時男 山海 空心コイルと永久磁石の反発を利用したエンジン
JP2016502386A (ja) * 2012-10-22 2016-01-21 コミサリア ア レネルジ アトミクエ オウ エネルジ アルタナティヴ 発電機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012069447A1 (fr) * 2010-11-25 2012-05-31 Alain Coty Moteur photovoltaique autocommute a puissance augmentee
FR2968146A1 (fr) * 2010-11-25 2012-06-01 Alain Coty Moteur photovoltaique autocommute a puissance augmentee
JP2015039253A (ja) * 2012-02-27 2015-02-26 時男 山海 空心コイルと永久磁石の反発を利用したエンジン
JP2016502386A (ja) * 2012-10-22 2016-01-21 コミサリア ア レネルジ アトミクエ オウ エネルジ アルタナティヴ 発電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0431006B1 (en) An electric motor
KR100900165B1 (ko) 모터
EP1130757A1 (en) Synchronous motor
JP2000354392A (ja) ブラシレスモータ
KR19980075864A (ko) 브러시리스 dc모터
KR20070091824A (ko) 자동 전동발전 충전장치
CA2743160C (en) Generator
JP2004343952A (ja) Dcモータ
JPH089614A (ja) ブラシレスdcモータ
US4684855A (en) Permanent magnet direct current motor apparatus
US4095155A (en) Direction reversing direct current motors and their control
JP2001211625A (ja) 直流モータ及びその電機子構造
JPH05236718A (ja) 無刷子電動機
KR100323850B1 (ko) 원판형 이상 진동모터
JP2000166208A (ja) アウタロータ型多極ブラシレス電動機の駆動装置
JP3815193B2 (ja) 公転式アクチュエータ
JP2724770B2 (ja) ブラシ付き吸引反発電動機
KR200156409Y1 (ko) 영구자석 회전자를 갖는 모터
KR900003893Y1 (ko) 유철심형 브러시리스 모터
JP2001211624A (ja) 直流モータ及びその電機子構造
KR100454660B1 (ko) 코인형 진동 모터 및 정류자와 코일의 결선 방법
KR900005029Y1 (ko) 송풍장치
JP2000166147A (ja) 回転電機
JP2001190052A (ja) 直流モータ及びその電機子構造
JPH06237564A (ja) モータ