JPH0895930A - マルチプロセッサ方式 - Google Patents

マルチプロセッサ方式

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Publication number
JPH0895930A
JPH0895930A JP6229855A JP22985594A JPH0895930A JP H0895930 A JPH0895930 A JP H0895930A JP 6229855 A JP6229855 A JP 6229855A JP 22985594 A JP22985594 A JP 22985594A JP H0895930 A JPH0895930 A JP H0895930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lpu
mpu
interrupt
register
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP6229855A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Mukai
淳 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0895930A publication Critical patent/JPH0895930A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LPUに特に負担を与えることなく、MPU
およびLPUとの間で相互監視可能なマルチプロセッサ
方式を得る。 【構成】 LPU37A、38Aは、WDTリセット信
号RW1、RW2によりリセットされるWDT31、3
2と、LPUの空き時間に特定アドレスをアクセスして
自己に対するWDTリセット要求信号CRW1、CRW
2を出力するアドレス検出回路39、40と、WDTリ
セット要求信号を記憶するWDTリセット要求レジスタ
9と、WDTリセット要求信号出力後の一定時間にWD
Tリセット信号が受信されないと自己の処理を中止する
手段とを有し、MPU2Aは、WDTリセット要求信号
に応答して一定時間内にWDTをリセットするWDTリ
セットレジスタ5と、一定時間にWDTリセット要求信
号が出力されないとLPUをリセットするLPUリセッ
トレジスタ4とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MPU(メインプロ
セッサユニット)と、このMPUにバス結合された複数
のLPU(ローカルプロセッサユニット)とにより構成
されて、各LPUが光センサ等の計測データを高速にA
D変換してほぼ定期的に取り込み、MPUが各データを
統合するシステムにより構成されたマルチプロセッサ方
式に関し、特にLPUに不要な負荷をかけることなくM
PUとLPUとの間で相互監視機能を有する信頼性の高
いマルチプロセッサ方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はたとえば特開平2−308358
号公報に示された従来のマルチプロセッサ方式を概略的
に示すブロック図であり、図において、2はMPU、3
7はMPU2にバス結合されたLPU、44はLPU3
7からMPU2に対するIDコード通信用のインターフ
ェース、45はMPU2からLPU37に対するリセッ
トコマンド送信用のインターフェース、46はMPU2
側に設けられた異常発生判定用のタイマ、47はLPU
37側に設けられたIDコード発生用のタイマである。
【0003】図7においては、図示を簡略化するため
に、1個のLPU37のみを示しているが、MPU2に
は、任意数のLPU37がバス結合される。このよう
に、MPU2およびLPU37により構成されたマルチ
プロセッサ方式において、LPU37は、タイマ47で
設定される一定時間を経過する毎に、自己に割り当てら
れたIDコード(LPU認識番号)を上位のMPU2に
通知するインターフェース44の機能と、MPU2よっ
てリセットされるインターフェース45の機能とを有す
る。
【0004】次に、図7に示した従来のマルチプロセッ
サ方式によるLPU37の異常監視動作について説明す
る。まず、LPU37が正常な場合、LPU37は、I
Dコード発生用のタイマ47がタイムアウトする毎に、
IDコード通信用のインターフェース44を介して、予
め設定されたIDコードをMPU2に送信する。
【0005】一方、MPU2は、インターフェース44
を介してIDコードが送信されてくる毎に、タイマ47
の2倍程度のタイムアウト時間を有するタイマ46をス
タートさせる。したがって、LPU37からIDコード
が送信され続ける間は、タイマ46が逐次再スタートさ
れるため、タイマ46がタイムアウトすることはない。
【0006】しかし、LPU37で異常が発生して、I
DコードがMPU2に送信されなくなると、MPU2側
のタイマ46がタイムアウトする。これにより、MPU
2は、LPU37で異常が発生したことを判別し、リセ
ットコマンド送信用のインターフェース45を介してL
PU37を一旦リセットする。このように、MPU2
は、LPU37での異常発生を認識してLPU37をリ
セットすることで、LPU37のみの再立ち上げを実行
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチプロセッ
サ方式は以上のように、LPU37からMPU2に対し
てIDコードの送信が定常的に行われているので、LP
U37の異常監視は可能であるが、MPU2からLPU
37に対してはリセットコマンドが送信されているのみ
なので、MPU2の故障をLPU37に通知することは
不可能であり、MPU2とLPU37との間で相互監視
機能を具備することができないという問題点があった。
【0008】また、LPU37は、自己の処理が最も忙
しいときにおいても、関係なくIDコードを送信し続け
る必要があることから、LPU37が一定時間内にデー
タ入力処理を完了しなければならない場合には、ID送
信処理を含む処理時間が要求されるので、LPU37が
不要に高速性を要求されるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、LPUに特に負担を与えること
なく、MPUおよびLPUとの間で相互監視可能な高信
頼性のマルチプロセッサ方式を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るマルチプロセッサ方式は、MPUと、MPUにバス結
合された複数のLPUとにより構成され、LPUは、M
PUからのWDTリセット信号によりリセットされるW
DTと、LPUの空き時間にLPUから個々に発生する
アドレスを検出し、特定のアドレスをアクセスしたとき
に、自己のWDTに対するWDTリセット要求信号を出
力するアドレス検出回路と、WDTリセット要求信号を
記憶し、MPUに対してWDTのリセット要求を行うた
めのWDTリセット要求レジスタと、WDTリセット要
求信号の出力後に一定時間にわたってWDTリセット信
号が受信されないときに自己の処理を中止する手段とを
有し、MPUは、WDTリセット要求信号に応答して一
定時間内にLPU内のWDTをリセットするためのWD
Tリセットレジスタと、一定時間にわたってWDTリセ
ット要求信号が出力されないときにLPUをリセットす
るためのLPUリセットレジスタとを有するものであ
る。
【0011】また、この発明の請求項2に係るマルチプ
ロセッサ方式は、MPUと、MPUにバス結合された複
数のLPUとにより構成され、LPUは、MPUからの
割込起動信号を受信して自己に割込みを発生する割込発
生回路と、LPUの空き時間にLPUから個々に発生す
るアドレスを検出し、特定のアドレスをアクセスしたと
きに、自己のLPUに対する割込要求信号を出力するア
ドレス検出回路と、割込要求信号を記憶し、MPUに対
して割込要求を行うための割込要求レジスタと、割込要
求信号の出力後に一定時間にわたって割込起動信号が受
信されないときに自己の処理を中止する手段とを有し、
MPUは、割込要求信号に応答して一定時間内にLPU
に対して割込起動信号を出力するための割込起動レジス
タと、一定時間にわたって割込要求信号が出力されない
ときにLPUをリセットするためのLPUリセットレジ
スタとを有するものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係るマルチプ
ロセッサ方式は、MPUと、MPUにバス結合された複
数のLPUとにより構成され、LPUにより起動され且
つMPUにより停止されて、一定時間を越えると割込起
動信号を出力するタイマを備え、LPUは、LPUの空
き時間にLPUから個々に発生するアドレスを検出し、
特定のアドレスをアクセスしたときに、タイマを起動し
且つ停止要求を行うタイマ停止要求信号を出力するアド
レス検出回路と、タイマ停止要求信号を記憶し、MPU
に対してタイマ停止要求を行うためのタイマ停止要求レ
ジスタと、割込起動信号を受信して自己に割込みを発生
する割込発生回路と、割込みが発生したときに自己の処
理を中止する手段とを有し、MPUは、タイマ停止要求
信号に応答して一定時間内にタイマのカウントを停止さ
せるタイマ停止レジスタと、一定時間にわたってタイマ
停止要求信号が出力されないときにLPUをリセットす
るためのLPUリセットレジスタとを有するものであ
る。
【0013】また、この発明の請求項4に係るマルチプ
ロセッサ方式は、MPUと、MPUにバス結合された複
数のLPUとにより構成され、LPUは、MPUからの
応答信号によりセットされるF/Fと、LPUの空き時
間にLPUから個々に発生するアドレスを検出し、特定
のアドレスをアクセスしたときに、自己のF/Fをセッ
トさせるための応答要求信号を出力するアドレス検出回
路と、応答要求信号を記憶し、MPUに対してF/Fを
セットさせるための応答要求を行う応答要求レジスタ
と、応答要求信号の出力後に一定時間にわたって応答信
号が受信されないときに自己の処理を中止する手段とを
有し、MPUは、応答要求信号に応答して一定時間内に
LPUに対して応答信号を出力するための応答レジスタ
と、一定時間にわたって応答要求信号が出力されないと
きにLPUをリセットするためのLPUリセットレジス
タとを有するものである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1においては、LPUは、一
定時間内で自己の処理の空いているときに特定のアドレ
スをアクセスし、MPUに対してWDTリセット要求信
号を発生する。MPUは、LPUからのWDTリセット
要求信号を監視し、一定時間内にWDTリセット要求信
号が発生したか否かをチェックし、WDTリセット要求
信号が発生した時点でLPUに対してWDTリセット起
動をかける。また、LPUは、一定時間内にMPUから
のWDTリセット信号が受信されたか否かを監視し、M
PUの正常または異常を判定する。
【0015】また、この発明の請求項2においては、L
PUは、一定時間内で自己の処理の空いているときに特
定のアドレスをアクセスし、MPUに対して割込要求信
号を発生する。MPUは、LPUからの割込要求信号を
監視し、一定時間内に割込要求信号が発生したか否かを
チェックし、割込要求信号が発生した時点でLPUに対
して割込起動をかける。また、LPUは、一定時間内に
MPUからの割込起動信号が受信されたか否かを割込機
能により監視し、MPUの正常または異常を判定する。
【0016】また、この発明の請求項3においては、L
PUは、一定時間内で自己の処理の空いているときに特
定のアドレスをアクセスし、各LPU対応のタイマを起
動させるとともに、タイマ停止要求レジスタにタイマ停
止要求信号をセットする。タイマ停止要求レジスタは、
タイマ停止要求信号およびそのアドレスを記憶し、MP
Uに対してタイマ停止を要求する。MPUは、タイマ停
止要求レジスタを監視し、一定時間内にタイマ停止要求
信号が発生したか否かをチェックし、タイマ停止要求信
号が発生した時点でタイマ停止を行う。また、LPU
は、タイマが割込起動信号を出力した場合、割込回路に
よりMPUの異常を検出する。
【0017】また、この発明の請求項4においては、L
PUは、一定時間内で自己の処理の空いているときに特
定のアドレスをアクセスし、MPUに対して応答要求信
号を出力する。MPUは、LPUからの応答要求信号を
監視し、一定時間内に応答要求信号が発生したか否かチ
ェックすることにより、LPUの動作を確認するととも
に、応答要求信号が発生した時点で、LPUに対して応
答信号を返送することにより、MPUの動作をLPUに
知らせる。また、LPUは、自己の応答要求信号を出力
した後に一定時間内にMPUから応答信号が返送された
か否かを監視することにより、MPUの正常または異常
を判定する。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示すブロック図であ
り、図において、2Aおよび37Aは、それぞれ前述の
MPU2およびLPU37に対応している。
【0019】38AはLPU37Aと同様にMPU2A
にバス接続されたLPUである。なお、図示しないが、
LPU37Aおよび38Aと同様のLPUが任意数だけ
並設されているものとする。LPU37Aおよび38A
は、それぞれ、個別のWDT(ウオッチドッグタイマ回
路)31および32と、個別のアドレス検出回路39お
よび40とを有している。
【0020】各アドレス検出回路39および40は、自
己の属するLPU37Aおよび38Aの処理が一定時間
内であいているときに、LPU37Aおよび38Aから
発生するI/Oアドレスを検出し、個々のLPU毎にあ
らかじめ設定された特定のアドレスをアクセスしたとき
に、MPU2Aに対してWDTリセット要求信号CRW
1およびCRW2を発生する。
【0021】1はMPU2Aに対してクロックCKを出
力するクロック発生回路である。3はMPU2Aと各種
レジスタ(後述する)とを結合するバスであり、MPU
2Aから各種レジスタをアクセスするために用いられ
る。4はMPU2Aの制御下でLPU37Aおよび38
AをリセットするためのLPUリセットレジスタであ
り、MPU2AからのLPUリセット要求を記憶して、
各LPU37Aおよび38Aに対する個別のLPUリセ
ット信号RL1およびRL2を出力する。
【0022】5はMPU2Aの制御下でWDT31およ
び32をリセットするためのWDTリセットレジスタで
あり、MPU2AからのWDTリセット要求を記憶し
て、各WDT31および32に対する個別のWDTリセ
ット信号RW1およびRW2を出力する。
【0023】9はMPU2Aに対してWDT31および
32のリセット要求を行うためのWDTリセット要求レ
ジスタであり、各アドレス検出回路39および40から
のWDTリセット要求信号CRW1およびCRW2を記
憶する。正常な処理時間の2倍に相当する一定時間内
で、LPU37A(または38A)からWDTリセット
要求レジスタ9に対してWDTリセット要求信号CRW
1(またはCRW2)がセットされない場合、MPU2
Aは、LPU37A(または38A)に対するリセット
要求を出力するようになっている。
【0024】WDTリセット要求レジスタ9は、LPU
37Aおよび38Aに属し、LPUリセットレジスタ4
およびWDTリセットレジスタ5は、MPU2Aに属し
ているものとする。また、各LPU37Aおよび38A
は、WDTリセット要求信号CRW1およびCRW2の
出力後に一定時間にわたってWDTリセット信号RW1
およびRW2が受信されないときに自己の処理を中止す
る手段を有している。
【0025】次に、図2および図3のフローチャートを
参照しながら、図1に示したこの発明の実施例1の動作
について説明する。図2はLPU37Aおよび38Aに
よるWDTリセット要求信号CRW1およびCRW2
(以下、総称してCRWという)の送信動作ならびにM
PU2Aの異常判定動作を示し、図3はMPU2Aによ
るLPUリセット信号RL1およびRL2(以下、総称
してRLという)ならびにWDTリセット信号RW1お
よびRW2(以下、総称してRWという)のセット動作
を示す。
【0026】以下、LPU37Aおよび38Aの動作に
ついて説明する。図2において、まず、各LPU37A
および38Aがデータ計測等の処理中でない(すなわ
ち、空き時間)か否かを判定し(ステップS1)、空き
時間(すなわち、YES)と判定されれば、アドレス検
出回路39および40により、LPU37Aおよび38
Aから発生したアドレスを検出する。
【0027】アドレス検出回路39および40は、予め
設定された特定アドレスをアクセスしたとき(ステップ
S2)のみ、自己のLPUに対する割込要求に相当する
WDTリセット要求信号CRWを発生し、これをWDT
リセット要求レジスタ9にセットする(ステップS
3)。また、WDTリセット要求信号CRWは、自己の
属するLPU37Aおよび38Aに対しても応答信号と
して入力され、以後の経過時間(後述する)の計測等に
寄与する。
【0028】また、LPU37Aおよび38Aは、WD
Tリセット要求信号CRWをレジスタ9にセットした
後、MPU2Aにより実際にWDTリセット信号RWの
起動が行われたか否かを判定する(ステップS4)。も
し、WDTリセット信号RWが受信された(すなわち、
YES)と判定されれば、WDT31または32をリセ
ットし(ステップS5)、リターンする。
【0029】一方、ステップS4において、WDTリセ
ット信号RWが受信されない(すなわち、NO)と判定
された場合は、この状態が、正常な処理時間の2倍に相
当する一定時間だけ継続して経過したか否かを判定し
(ステップS6)、一定時間が経過した(すなわち、Y
ES)と判定された時点で、MPU2Aの異常と判定す
る(ステップS7)。これにより、LPU37Aおよび
38Aは、MPU2Aが暴走したものと見なし、割込み
が発生して自己の処理を中止する(ステップS8)。
【0030】次に、MPU2Aの動作について説明す
る。図3において、まず、MPU2Aは、バス3を介し
てWDTリセット要求レジスタ9をポーリングし、WD
Tリセット要求信号CRWがセットされたか否かを判定
する(ステップS11)。
【0031】もし、WDTリセット要求信号CRWがセ
ットされた(すなわち、YES)と判定されれば、これ
に応答して、MPU2Aは、直ちにWDTリセット要求
をWDTリセットレジスタ5にセットし、WDTリセッ
ト信号RWのセットを完了して(ステップS12)、リ
ターンする。
【0032】WDTリセット要求に基づいて、WDTリ
セットレジスタ5にセットされたWDTリセット信号R
Wは、前述のように、LPU37Aまたは38Aに出力
されて各WDT31または32をリセットし、一連の正
常処理を完了する。
【0033】一方、ステップS11において、WDTリ
セット要求信号CRWがレジスタ9にセットされない
(すなわち、NO)と判定された場合は、この状態が、
正常な処理時間の2倍の相当する一定時間だけ継続して
経過したか否かを判定し(ステップS13)、一定時間
が経過した(すなわち、YES)と判定された時点で、
LPU37Aまたは38Aの異常と判定する(ステップ
S14)。
【0034】すなわち、各LPU37Aまたは38Aが
一定時間以上にわたってWDTリセット要求信号CRW
を出力せず、WDTリセット要求信号CRWをレジスタ
9にセットしない場合、MPU2Aは、LPU37Aま
たは38Aが暴走したものと見なし、LPUリセットレ
ジスタ4にLPUリセット要求をセットし、LPUリセ
ット信号RLのセットを完了する(ステップS15)。
これにより、LPUリセットレジスタ4からLPUリセ
ット信号RLが出力され、異常と見なされたLPU37
Aまたは38Aがリセットされる。
【0035】このように、MPU2Aは、一定時間内に
LPU37Aおよび38A側のアドレス検出回路39お
よび40からWDTリセット要求信号CRWが発生した
か否かをチェックすることにより、LPU37Aおよび
38Aが正常動作しているか否かを確認することができ
る。
【0036】また、MPU2Aは、WDTリセット要求
信号CRWに応答してWDTリセット信号RWを起動す
ることにより、自己の動作をLPU37Aおよび38A
に知らせる。したがって、LPU37Aおよび38A
は、自己のWDTリセット要求信号CRWを出力した
後、一定時間内でWDT31および32が起動されたか
否かをチェックすることにより、MPU2Aの正常また
は異常を判定することができる。
【0037】実施例2.なお、上記実施例1では、WD
T31または32の起動の有無に基づいて、MPU2A
とLPU37Aおよび38Aとの間の相互監視を実行し
たが、LPU37Aおよび38Aに対する割込起動に基
づいて相互監視を実行してもよい。以下、割込起動に基
づいて相互監視を行うようにしたこの発明の実施例2を
図について説明する。
【0038】図4はこの発明の実施例2を示すブロック
図であり、1、3および4は前述と同様のものである。
また、2Bおよび37B〜40Bは、それぞれ、MPU
2A、LPU37Aおよび38A、ならびにアドレス検
出回路39および40に対応している。
【0039】この場合、LPU37Bおよび38Bは、
MPU2Bからの割込起動信号(後述する)を受信して
自己に割込みを発生する個別の割込発生回路33および
34を有している。また、アドレス検出回路39Bおよ
び40Bは、特定のアドレスをアクセスしたときに、自
己のLPU37Bおよび38B内の割込発生回路33お
よび34に対する割込要求信号CTL1およびCTL2
を出力する。
【0040】6はMPU2の制御下でLPU37Bおよ
び38Bに割込みを発生するための割込起動レジスタで
あり、MPU2Bからの割込要求を記憶して、LPU3
7Bおよび38B内の割込発生回路33および34に対
する個別の割込起動信号TL1およびTL2を出力す
る。
【0041】10はLPU37Bおよび38BからMP
U2Bに対して割込要求を行うための割込要求レジスタ
であり、アドレス検出回路37Bおよび38Bからの割
込要求信号CTL1およびCTL2を記憶する。割込要
求レジスタ10は、LPU37Bおよび38Bに属し、
割込要求信号CTL1およびCTL2に応答して割込起
動信号TL1およびTL2を出力する割込起動レジスタ
6は、MPU2Bに属している。
【0042】また、各LPU37Bおよび38Bは、割
込要求信号CTL1およびCTL2の出力後に一定時間
にわたって割込起動信号TL1およびTL2が受信され
ないときに自己の処理を中止する手段を有している。
【0043】次に、図4に示したこの発明の実施例2の
動作について説明する。この場合、割込起動レジスタ6
および割込要求レジスタ10は、前述のWDTリセット
レジスタ5およびWDTリセット要求レジスタ9に対応
した動作を行うので、フローチャートの参照を省略す
る。
【0044】まず、アドレス検出回路39Bおよび40
Bは、LPU37Bおよび38Bの空き時間に特定のア
ドレスをアクセスすると、割込要求信号CTL1および
CTL2を出力し、これを割込要求レジスタ10にセッ
トする。MPU2Bは、バス3を介して割込要求レジス
タ10をポーリングし、割込要求信号CTL1またはC
TL2がセットされると、割込要求信号CTL1または
CTL2に応答して、直ちに割込要求を割込起動レジス
タ6にセットする。
【0045】これにより、割込起動レジスタ6は、割込
発生回路33または34に対して割込起動信号TL1ま
たはTL2を出力する。したがって、LPU37Bまた
は38B内で割込みが発生し、一連の正常処理が完了す
る。
【0046】一方、LPU37Bおよび38Bのうち、
たとえば、LPU37Bに属するアドレス検出回路39
Bから一定時間にわたって割込要求信号CTL1が出力
されなかったとする。このとき、割込要求レジスタ10
がセットされないことから、MPU2Bは、LPU37
Bの暴走と判断し、LPUリセットレジスタ4にLPU
37Bに対するリセット要求をセットする。これによ
り、LPUリセットレジスタ4は、LPUリセット信号
RL1を出力してLPU37Bをリセットする。
【0047】また、各LPU37Bおよび38Bのアド
レス検出回路39Bおよび40Bが割込要求信号CTL
1およびCTL2をレジスタ10にセットしたにもかか
わらず、一定時間にわたって各LPU37Bおよび38
Bに対する割込起動信号TL1およびTL2が発生しな
かったとする。このとき、LPU37Bおよび38B
は、MPU2Bの暴走と判断し、自己の処理を中止す
る。
【0048】このように、MPU2Bは、一定時間内に
LPU37Bおよび38B側のアドレス検出回路39B
および40Bから割込要求信号CTLが発生したか否か
をチェックすることにより、LPU37Bおよび38B
が正常か否かを確認することができる。
【0049】また、MPU2Bは、割込要求信号CTL
が発生した時点でLPU37Bおよび38B内の割込発
生回路33および34に対して割込起動をかける。した
がって、LPU37Bおよび38Bは、一定時間内にM
PU2Bから割込起動信号TLが発生したか否かをチェ
ックすることにより、MPU2Bの割込機能が正常か否
かを判定することができる。
【0050】実施例3.なお、上記実施例2では、LP
U37Bおよび38Bに対する割込起動が行われない場
合にMPU2Bの異常を判断し、MPU2BとLPU3
7Bおよび38Bとの間で相互監視を実行したが、タイ
マ起動後のタイムアウトパルスにより割込みが行われた
場合にMPUの異常を判断し、MPUとLPUとの間の
相互監視を実行してもよい。以下、タイマ起動に基づい
て相互監視を行うようにしたこの発明の実施例3を図に
ついて説明する。
【0051】図5はこの発明の実施例3を示すブロック
図であり、1、3、4、33および34は前述と同様の
ものである。また、2Cおよび37C〜40Cは、それ
ぞれ、MPU2B、LPU37B、38B、アドレス検
出回路39Bおよび40Bに対応している。
【0052】43はLPU37Cおよび38Cにより起
動され且つ一定時間経過前にMPU2Cにより停止され
るタイマであり、正常な処理時間の2倍に相当する一定
時間を越えるとタイムアウトパルスを割込起動信号TL
1およびTL2として出力する。タイマ43は、各LP
U37Cおよび38Cに対応して動作し、割込起動信号
TL1およびTL2を個別に出力するようになってい
る。
【0053】7はMPU2Cの制御下でタイマ43のカ
ウントを停止させるためのタイマ停止レジスタであり、
タイマ停止要求信号(後述する)に応答したMPU2C
からのタイマ停止要求を記憶して、タイマ43に対する
タイマ停止信号ST1およびST2を出力する。
【0054】この場合、LPU37Cおよび38Cに属
するアドレス検出回路39Cおよび40Cは、特定のア
ドレスをアクセスすると、タイマ43に対して起動およ
び停止を行うためのタイマ停止要求信号CST1および
CST2を出力する。11はMPU2Cに対してタイマ
停止要求を行うためのタイマ停止要求レジスタであり、
アドレス検出回路39Cおよび40Cからのタイマ停止
要求信号CST1およびCST2を記憶する。
【0055】タイマ停止レジスタ7は、MPU2Cに属
し、タイマ停止要求レジスタ11は、LPU37Cおよ
び38Cに属している。また、各LPU37Cおよび3
8Cは、割込発生回路33および34により割込みが発
生したときに自己の処理を中止する手段を有している。
【0056】次に、図5に示したこの発明の実施例3の
動作について説明する。この場合、タイマ停止レジスタ
7およびタイマ43は、前述の割込起動レジスタ6に対
応した動作を行い、タイマ停止要求レジスタ11は、前
述の割込要求レジスタ10に対応した動作を行う。ただ
し、LPU37Cおよび38Cは、MPU2Cの異常判
定ロジックが実施例2の場合とは反転しており、割込発
生回路33および34の割込起動時にMPU2Cの異常
を判断する。
【0057】まず、アドレス検出回路39Cおよび40
Cは、LPU37Cおよび38Cの空き時間に特定のア
ドレスをアクセスすると、タイマ停止要求信号CST1
およびCST2を出力し、これをタイマ停止要求レジス
タ11にセットするとともにタイマ43に入力する。こ
れにより、タイマ停止要求信号CST1およびCST2
は、タイマ43に対する起動信号としても作用し、タイ
マ43を起動する。
【0058】MPU2Cは、バス3を介してタイマ停止
要求レジスタ11をポーリングし、タイマ停止要求信号
CST1またはCST2がセットされると、これに応答
して、直ちにタイマ停止要求をタイマ停止レジスタ7に
セットする。これにより、タイマ停止レジスタ7は、タ
イマ停止信号ST1またはST2を出力し、タイマ43
の動作を停止させる。
【0059】したがって、MPU2Cが正常状態におい
ては、タイマ43から割込起動信号TL1およびTL2
が出力されることはなく、LPU37Cまたは38C内
で割込みは発生せずに一連の正常処理が完了する。
【0060】一方、LPU37Cおよび38Cのうち、
たとえば、LPU37Cに属するアドレス検出回路39
Cから一定時間にわたってタイマ停止要求信号CST1
が出力されなかったとする。このとき、タイマ停止要求
レジスタ11がセットされないことから、MPU2C
は、LPU37Cの暴走と判断し、LPUリセットレジ
スタ4にLPU37Cに対するリセット要求をセットす
る。これにより、LPUリセットレジスタ4は、LPU
リセット信号RL1を出力してLPU37Cをリセット
する。
【0061】また、各LPU37Cおよび38Cのアド
レス検出回路39Cおよび40Cが、タイマ43を起動
して、タイマ停止要求信号CST1およびCST2をレ
ジスタ11にセットしたにもかかわらず、一定時間にわ
たってタイマ停止信号ST1およびST2が発生しなか
ったとする。このとき、タイマ43がタイムアウトパル
スを割込起動信号TL1およびTL2として出力し、割
込発生回路33および34を起動する。したがって、L
PU37Cおよび38Cは、MPU2Cの暴走と判断
し、自己の処理を中止する。
【0062】このように、LPU37Cおよび38C
は、一定時間内で自己の処理の空いているときに特定の
アドレスをアクセスすると、タイマ停止要求信号CST
により、各LPU毎に対応して起動および停止する機能
を有するタイマ43を起動させる。同時に、各LPU内
のタイマ停止要求レジスタ11は、タイマ停止要求信号
CSTとともにそのアドレスを記憶し、MPU2Cに対
してタイマ停止要求を行う。
【0063】MPU2Cは、LPU内のタイマ停止要求
レジスタ11を監視し、一定時間内にタイマ停止要求信
号CSTが発生されたか否かをチェックしてLPU37
Cおよび38Cの動作を確認するとともに、タイマ停止
要求信号CSTが発生した時点で、停止要求をタイマ停
止レジスタ7にセットしてタイマ43の停止を行う。
【0064】一方、タイマ停止要求信号CSTにより起
動されたタイマ43が、一定時間にわたって停止され
ず、タイムアウトパルスすなわちタイマ停止要求信号T
Lを出力した場合、LPU37Cおよび38Cは、割込
発生回路33および34により割込みを検出することに
より、MPU2Cの正常または異常を判定することがで
きる。
【0065】実施例4.なお、上記実施例3では、タイ
マ起動後の割込みに基づいてMPU2Cの異常を判断
し、MPU2CとLPU37Cおよび38Cとの間で相
互監視を実行したが、割込発生回路33および34に代
えてF/F(フリップフロップ回路)を用い、F/Fの
状態に基づいて相互監視を実行してもよい。以下、F/
Fの状態に基づいて相互監視を行うようにしたこの発明
の実施例4を図について説明する。
【0066】図6はこの発明の実施例4を示すブロック
図であり、1、3および4は前述と同様のものである。
また、2Dおよび37D〜40Dは、それぞれ、MPU
2C、LPU37C、38C、アドレス検出回路39C
および40Cに対応している。
【0067】この場合、LPU37Dおよび38Dは、
MPU2Dからの応答信号(後述する)により個別にセ
ットされるF/F35および36を有している。また、
アドレス検出回路39Dおよび40Dは、LPU37D
および38Dから特定のアドレスをアクセスすると、応
答要求信号CA1およびCA2を出力するようになって
いる。
【0068】8はMPU2Dの制御下でLPU37Dお
よび38Dに対して応答信号A1およびA2を出力する
応答レジスタであり、応答要求信号CA1およびCA2
にしたがう応答要求を記憶し、各F/F35および36
をセットするための応答信号A1およびA2を出力す
る。
【0069】12はMPU2Dに対してF/F35およ
び36をセットさせるための応答要求を行う応答要求レ
ジスタであり、各アドレス検出回路39Dおよび40D
からの応答要求信号CA1およびCA2を記憶する。
【0070】応答レジスタ8は、MPU2Dに属し、応
答要求レジスタ12は、LPU37Dおよび38Dに属
している。また、各LPU37Dおよび38Dは、応答
要求信号CA1およびCA2の出力後に一定時間にわた
って応答信号A1およびA2が受信されないときに自己
の処理を中止する手段を有している。
【0071】次に、図6に示したこの発明の実施例4の
動作について説明する。この場合、F/F35および3
6は、前述の割込発生回路33および34に対応した動
作を行い、応答レジスタ8は、前述の割込起動レジスタ
6に対応した動作を行い、応答要求レジスタ12は、前
述の割込要求レジスタ10に対応した動作を行う。
【0072】まず、アドレス検出回路39Dおよび40
Dは、LPU37Dおよび38Dの空き時間に特定のア
ドレスをアクセスすると、応答要求信号CA1およびC
A2を出力し、これを応答要求レジスタ12にセットす
る。MPU2Dは、バス3を介して応答要求レジスタ1
2をポーリングし、応答要求信号CA1またはCA2が
セットされると、直ちに応答要求を応答レジスタ8にセ
ットする。
【0073】これにより、応答レジスタ8は、応答信号
A1またはA2を出力し、F/F35および36をセッ
トする。したがって、LPU37Dおよび38Dは、F
/F35および36のセット状態を読込むことによりM
PU2Dからの応答を確認し、一連の正常処理を完了す
る。
【0074】一方、LPU37Dおよび38Dのうち、
たとえば、LPU37Dに属するアドレス検出回路39
Dから一定時間にわたって応答要求信号CA1が出力さ
れなかったとする。このとき、応答要求レジスタ12が
セットされないことから、MPU2Dは、LPU37D
の暴走と判断し、LPUリセットレジスタ4にLPU3
7Dに対するリセット要求をセットする。これにより、
LPUリセットレジスタ4は、LPUリセット信号RL
1を出力してLPU37Dをリセットする。
【0075】また、各LPU37Dおよび38Dのアド
レス検出回路39Dおよび40Dが、応答要求信号CA
1およびCA2をレジスタ12にセットしたにもかかわ
らず、一定時間にわたって応答信号A1およびA2が発
生しなかったとする。このとき、F/F35および36
がセットされないため、LPU37Dおよび38Dは、
MPU2Dの暴走と判断し、自己の処理を中止する。
【0076】このように、MPU2Dは、LPU37D
および38D側のアドレス検出回路39Dおよび40D
からの応答要求信号CA1およびCA2を監視し、一定
時間内に応答要求信号CA1およびCA2が発生したか
否かをチェックすることにより、LPU37Dおよび3
8Dの正常動作を確認することができる。
【0077】また、MPU2Dは、応答要求信号CA1
およびCA2が発生した時点で、LPU37Dおよび3
8Dに対し、応答要求信号CA1およびCA2に対応し
た応答信号A1およびA2を返送することにより、自己
の正常動作をLPU37Dおよび38Dに知らせる。
【0078】したがって、LPU37Dおよび38D
は、自己の応答要求信号CA1およびCA2を出力した
後、一定時間内にMPU2Dから応答信号A1およびA
2が返送されたか否かをチェックすることにより、MP
U2Dの正常または異常を判定することができる。
【0079】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、MPUと、MPUにバス結合された複数のLPUと
により構成され、LPUは、MPUからのWDTリセッ
ト信号によりリセットされるWDTと、LPUの空き時
間にLPUから個々に発生するアドレスを検出し、特定
のアドレスをアクセスしたときに、自己のWDTに対す
るWDTリセット要求信号を出力するアドレス検出回路
と、WDTリセット要求信号を記憶し、MPUに対して
WDTのリセット要求を行うためのWDTリセット要求
レジスタと、WDTリセット要求信号の出力後に一定時
間にわたってWDTリセット信号が受信されないときに
自己の処理を中止する手段とを有し、MPUは、WDT
リセット要求信号に応答して一定時間内にLPU内のW
DTをリセットするためのWDTリセットレジスタと、
一定時間にわたってWDTリセット要求信号が出力され
ないときにLPUをリセットするためのLPUリセット
レジスタとを有するようにしたので、LPUに特に負担
を与えることなく、MPUおよびLPUとの間で相互監
視可能なマルチプロセッサ方式が得られる効果がある。
【0080】また、この発明の請求項2によれば、MP
Uと、MPUにバス結合された複数のLPUとにより構
成され、LPUは、MPUからの割込起動信号を受信し
て自己に割込みを発生する割込発生回路と、LPUの空
き時間にLPUから個々に発生するアドレスを検出し、
特定のアドレスをアクセスしたときに、自己のLPUに
対する割込要求信号を出力するアドレス検出回路と、割
込要求信号を記憶し、MPUに対して割込要求を行うた
めの割込要求レジスタと、割込要求信号の出力後に一定
時間にわたって割込起動信号が受信されないときに自己
の処理を中止する手段とを有し、MPUは、割込要求信
号に応答して一定時間内にLPUに対して割込起動信号
を出力するための割込起動レジスタと、一定時間にわた
って割込要求信号が出力されないときにLPUをリセッ
トするためのLPUリセットレジスタとを有するように
したので、LPUに特に負担を与えることなく、MPU
およびLPUとの間で相互監視可能なマルチプロセッサ
方式が得られる効果がある。
【0081】また、この発明の請求項3によれば、MP
Uと、MPUにバス結合された複数のLPUとにより構
成され、LPUにより起動され且つMPUにより停止さ
れて、一定時間を越えると割込起動信号を出力するタイ
マを備え、LPUは、LPUの空き時間にLPUから個
々に発生するアドレスを検出し、特定のアドレスをアク
セスしたときに、タイマを起動し且つ停止要求を行うタ
イマ停止要求信号を出力するアドレス検出回路と、タイ
マ停止要求信号を記憶し、MPUに対してタイマ停止要
求を行うためのタイマ停止要求レジスタと、割込起動信
号を受信して自己に割込みを発生する割込発生回路と、
割込みが発生したときに自己の処理を中止する手段とを
有し、MPUは、タイマ停止要求信号に応答して一定時
間内にタイマのカウントを停止させるタイマ停止レジス
タと、一定時間にわたってタイマ停止要求信号が出力さ
れないときにLPUをリセットするためのLPUリセッ
トレジスタとを有するようにしたので、LPUに特に負
担を与えることなく、MPUおよびLPUとの間で相互
監視可能なマルチプロセッサ方式が得られる効果があ
る。
【0082】また、この発明の請求項4によれば、MP
Uと、MPUにバス結合された複数のLPUとにより構
成され、LPUは、MPUからの応答信号によりセット
されるF/Fと、LPUの空き時間にLPUから個々に
発生するアドレスを検出し、特定のアドレスをアクセス
したときに、自己のF/Fをセットさせるための応答要
求信号を出力するアドレス検出回路と、応答要求信号を
記憶し、MPUに対してF/Fをセットさせるための応
答要求を行う応答要求レジスタと、応答要求信号の出力
後に一定時間にわたって応答信号が受信されないときに
自己の処理を中止する手段とを有し、MPUは、応答要
求信号に応答して一定時間内にLPUに対して応答信号
を出力するための応答レジスタと、一定時間にわたって
応答要求信号が出力されないときにLPUをリセットす
るためのLPUリセットレジスタとを有するようにした
ので、LPUに特に負担を与えることなく、MPUおよ
びLPUとの間で相互監視可能なマルチプロセッサ方式
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1内のLPUの動作を示すフローチャート
である。
【図3】 図1内のMPUの動作を示すフローチャート
である。
【図4】 この発明の実施例2を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施例3を示すブロック図であ
る。
【図6】 この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
【図7】 従来のマルチプロセッサ方式を示すブロック
図である。
【符号の説明】 2A〜2D MPU、3 バス、4 LPUリセットレ
ジスタ、5 WDTリセットレジスタ、6 割込起動レ
ジスタ、7 タイマ停止レジスタ、8 応答レジスタ、
9 WDTリセット要求レジスタ、10 割込要求レジ
スタ、11 タイマ停止要求レジスタ、12 応答要求
レジスタ、31、32 WDT、33、34 割込発生
回路、35、36 F/F、37A〜37D、38A〜
38D LPU、39、39B〜39D、40、40B
〜40D アドレス検出回路、A1、A2 応答信号、
CA1、CA2 応答要求信号、CRW、CRW1、C
RW2 WDTリセット要求信号、CST1、CST2
タイマ停止要求信号、CTL1、CTL2 割込要求
信号、RL、RL1、RL2 LPUリセット信号、R
W、RW1、RW2 WDTリセット信号、ST1、S
T2 タイマ停止信号、TL1、TL2 割込起動信
号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPUと、前記MPUにバス結合された
    複数のLPUとにより構成されたマルチプロセッサ方式
    において、 前記LPUは、 前記MPUからのWDTリセット信号によりリセットさ
    れるWDTと、 前記LPUの空き時間に前記LPUから個々に発生する
    アドレスを検出し、特定のアドレスをアクセスしたとき
    に、自己のWDTに対するWDTリセット要求信号を出
    力するアドレス検出回路と、 前記WDTリセット要求信号を記憶し、前記MPUに対
    して前記WDTのリセット要求を行うためのWDTリセ
    ット要求レジスタと、 前記WDTリセット要求信号の出力後に一定時間にわた
    って前記WDTリセット信号が受信されないときに自己
    の処理を中止する手段とを有し、 前記MPUは、 前記WDTリセット要求信号に応答して前記一定時間内
    に前記LPU内のWDTをリセットするためのWDTリ
    セットレジスタと、 前記一定時間にわたって前記WDTリセット要求信号が
    出力されないときに前記LPUをリセットするためのL
    PUリセットレジスタとを有することを特徴とするマル
    チプロセッサ方式。
  2. 【請求項2】 MPUと、前記MPUにバス結合された
    複数のLPUとにより構成されたマルチプロセッサ方式
    において、 前記LPUは、 前記MPUからの割込起動信号を受信して自己に割込み
    を発生する割込発生回路と、 前記LPUの空き時間に前記LPUから個々に発生する
    アドレスを検出し、特定のアドレスをアクセスしたとき
    に、自己のLPUに対する割込要求信号を出力するアド
    レス検出回路と、 前記割込要求信号を記憶し、前記MPUに対して割込要
    求を行うための割込要求レジスタと、 前記割込要求信号の出力後に一定時間にわたって前記割
    込起動信号が受信されないときに自己の処理を中止する
    手段とを有し、 前記MPUは、 前記割込要求信号に応答して前記一定時間内に前記LP
    Uに対して前記割込起動信号を出力するための割込起動
    レジスタと、 前記一定時間にわたって前記割込要求信号が出力されな
    いときに前記LPUをリセットするためのLPUリセッ
    トレジスタとを有することを特徴とするマルチプロセッ
    サ方式。
  3. 【請求項3】 MPUと、前記MPUにバス結合された
    複数のLPUとにより構成されたマルチプロセッサ方式
    において、 前記LPUにより起動され且つ前記MPUにより停止さ
    れて、一定時間を越えると割込起動信号を出力するタイ
    マを備え、 前記LPUは、 前記LPUの空き時間に前記LPUから個々に発生する
    アドレスを検出し、特定のアドレスをアクセスしたとき
    に、前記タイマを起動し且つ停止要求を行うタイマ停止
    要求信号を出力するアドレス検出回路と、 前記タイマ停止要求信号を記憶し、前記MPUに対して
    タイマ停止要求を行うためのタイマ停止要求レジスタ
    と、 前記割込起動信号を受信して自己に割込みを発生する割
    込発生回路と、 前記割込みが発生したときに自己の処理を中止する手段
    とを有し、 前記MPUは、 前記タイマ停止要求信号に応答して前記一定時間内に前
    記タイマのカウントを停止させるタイマ停止レジスタ
    と、 前記一定時間にわたって前記タイマ停止要求信号が出力
    されないときに前記LPUをリセットするためのLPU
    リセットレジスタとを有することを特徴とするマルチプ
    ロセッサ方式。
  4. 【請求項4】 MPUと、前記MPUにバス結合された
    複数のLPUとにより構成されたマルチプロセッサ方式
    において、 前記LPUは、 前記MPUからの応答信号によりセットされるF/F
    と、 前記LPUの空き時間に前記LPUから個々に発生する
    アドレスを検出し、特定のアドレスをアクセスしたとき
    に、自己のF/Fをセットさせるための応答要求信号を
    出力するアドレス検出回路と、 前記応答要求信号を記憶し、前記MPUに対して前記F
    /Fをセットさせるための応答要求を行う応答要求レジ
    スタと、 前記応答要求信号の出力後に一定時間にわたって前記応
    答信号が受信されないときに自己の処理を中止する手段
    とを有し、 前記MPUは、 前記応答要求信号に応答して前記一定時間内に前記LP
    Uに対して前記応答信号を出力するための応答レジスタ
    と、 前記一定時間にわたって前記応答要求信号が出力されな
    いときに前記LPUをリセットするためのLPUリセッ
    トレジスタとを有することを特徴とするマルチプロセッ
    サ方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193492A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Nec Computertechno Ltd コンピュータシステム、情報処理方法及びプログラム
JP2018092571A (ja) * 2016-04-20 2018-06-14 株式会社リコー 電子装置、再起動方法およびプログラム

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JP2009193492A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Nec Computertechno Ltd コンピュータシステム、情報処理方法及びプログラム
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