JPH0895824A - データ処理装置及びデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置及びデータ処理方法

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JPH0895824A
JPH0895824A JP7213654A JP21365495A JPH0895824A JP H0895824 A JPH0895824 A JP H0895824A JP 7213654 A JP7213654 A JP 7213654A JP 21365495 A JP21365495 A JP 21365495A JP H0895824 A JPH0895824 A JP H0895824A
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/36Preventing errors by testing or debugging software
    • G06F11/362Software debugging
    • G06F11/3636Software debugging by tracing the execution of the program
    • G06F11/364Software debugging by tracing the execution of the program tracing values on a bus

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在実行している命令コードのアドレス及び
データ・アクセスした最新アドレスをトレースし、トレ
ース・バスを介してリアル・タイム・トレース情報が得
られるデータ処理装置及び方法を提供する。 【解決手段】 命令パイプライン(16)を介して逐次
的でない命令をフェッチするときに、この命令が中央処
理装置コア(14)に渡されるまでに費やされる多数サ
イクルを利用して、トレース・バス(12)上に命令コ
ード・フェッチのアドレスを出力する。アドレスの異な
る複数部分については、時分割多重化を行ってトレース
・バス(12)の幅を狭くできるようにする。同一の技
術をデータ・アクセス・アドレスの出力にも用いるが、
他のいくつかの命令の実行ではアドレスの出力の一部分
に時間的な重なり合いを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理の分野におけ
るデータ処理装置及びデータ処理方法に関する。特に、
本発明は、データ処理装置において例えばソフトウェア
及びハードウエアの開発のデバッグ中に用いられるトレ
ース・オペレーションを行うデータ処理装置及びデータ
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トレース・オペレーションを行う際に重
要な機能は、データ処理システムが現在実行している命
令のアドレスを与えるトレース・データを提供すること
である。このトレース情報をリアル・タイムで供給しよ
うとするときは、このトレース・アドレス情報を外部解
析装置に提供するために専用のバスが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の解決法による問
題は、データ処理システム内で用いるアドレスのビット
長が増大することにより発生する。即ち、32ビット・
アドレスを使用することがますます一般化しており、こ
れがリアル・タイムによりトレース・アドレスを搬送す
るためには少なくとも32ビットのトレース・バスを必
要とすることになる。このような大きなトレース・バス
を設けなければならないということは重大な欠点となる
ことは理解されるであろう。このトレース・バスを実施
するために必要とされる集積回路の外部接続ピンの数
は、接続ピンの総数に対してかなりの比率のものとな
り、集積回路のコストを増加させ、かつ/ 又は他の目的
に提供し得る接続ピンを制限する結果となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、不都合
に広いトレース・バスを必要とすることなく、リアル・
タイムのトレース情報を提供することである。
【0005】本発明は、一つの特徴から見ると、データ
を処理する装置を提供するものであって、前記装置は、 (i)命令コードを実行する中央処理装置コアであっ
て、各命令コードがメモリ内にアドレスを有し、前記デ
ータ処理装置コアとメモリとの間にアドレス・バスが伸
延している前記中央処理装置コアと、 (ii)前記中央処理装置コアに命令コードを供給する
命令パイプラインであって、前記命令コードが前記メモ
リから前記命令パイプラインへフェッチされ、次いで前
記命令パイプラインを介して前記中央処理装置コアに転
送して実行される前記命令パイプラインと、 (iii)トレース・バス上にトレース・データ信号を
発生するトレース手段とを備え、前記トレース手段は、
(a)前に実行した命令コードのアドレスに逐次的に連
続するアドレスを有した命令コードを実行するときに、
前記トレース・バス上にトレース・アドレス増加信号を
発生するトレース・アドレス増加信号発生手段と、
(b)前記フェッチされたコード・アドレスが前にフェ
ッチした命令コードのアドレスに逐次的に連続しないと
きは、前記パイプラインにフェッチされた命令コードの
フェッチされたコード・アドレスを表示するトレース・
アドレスの複数部分を前記トレース・バス上に時分割多
重化するトレース・アドレス発生手段とを備え、前記時
分割多重化は、前記フェッチされたコード・アドレスを
有する前記命令コードが前記命令パイプラインを介して
転送され、前記中央処理装置コアに到達して実行される
間に、実行されるものである。
【0006】本発明は、命令パイプラインを使ったデー
タ処理システムにおいて(例えば、分岐(Branc
h)又はジャンプ命令を実行した結果として)逐次的で
ない命令フェッチが開始されたときに、逐次的でない命
令コードが中央処理装置コアにより実行される前に、命
令コードがパイプラインを進行する期間が存在する事を
認める。この期間はトレース・バスへ逐次的でないアド
レスの時分割多重化部分に利用することができる。トレ
ース・バスは1回にアドレスの一部分を搬送するときに
必要となるだけなので、そうしないのであれば、これま
で可能としていたものより狭くすることができる。
【0007】より狭いトレース・バスを使用可能にさせ
る本発明の装置の他の特徴は、トレース・アドレス増加
信号を利用することである。このような信号は単一ビッ
トであってもよく、必要なことは逐次的な命令を実行す
る大多数の命令サイクルで出力されることだけである。
トレース・データを解析している装置は、現在実行して
いるアドレスのレコードを記憶し、かつトレース・アド
レス増加信号に応答してアドレスを単純に増加させて現
在実行している命令のリアル・タイム表示を提供する。
【0008】逐次的でない命令がまず命令パイプライン
にロードされると、逐次的でない命令がパイプラインの
終端に到達し、中央処理装置コアにより実行される時ま
でに、外部装置がそのアドレスを受け取っていないこと
は、理解されるであろう。しかし、実際に実行する際に
は、時分割多重化を完了させ、逐次的でない命令のフル
・アドレスをシステムに利用できるようにさせてトレー
ス・データを解析可能にさせる。
【0009】前述のように、パイプラインに対して逐次
的でないフェッチに帰結する命令を実行させると、逐次
的でないフェッチを発生させた命令に逐次的に続く多数
の命令が既にパイプラインにロードされているが、実行
はもはや必要ではない。この状況に対処するために、前
記パイプラインに対して逐次的でないフェッチが発生し
たときは、パイプライン・パージ手段が前記パイプライ
ンへ既にフェッチされた保留中の命令コードを実行せず
に前記パイプラインから消去する。
【0010】システムから出力されるトレース・アドレ
スは逐次的でない命令のフェッチ・コード・アドレスと
同一である必要はないこと、即ちトレース・アドレスは
前記フェッチされたコード・アドレスを符号化したもの
であってもよいことは、理解されるであろう。しかし、
好ましい実施例では、前記トレース・アドレスが前記フ
ェッチされたコード・アドレスであれば、簡単となる。
【0011】同様にして、トレース・アドレスの種々の
部分を多数の方法により取り出すことができる。しか
し、本発明を実施するために必要なハードウエアは、前
記トレース・アドレスの前記複数部分が前記フェッチさ
れたコード・アドレスの連続的な多数ビットのセグメン
トであるときは、簡単となる。
【0012】前記トレース・アドレス発生手段が前記ト
レース・アドレスの前記複数部分を前記トレース・バス
上で多重レベル・ビットの符号化をするときは、更に、
トレース・バスに必要とするビット・ライン数を減少さ
せることが可能である。
【0013】前述のシステムは実行すべきアドレス位置
記憶命令コードを表わすトレース・アドレスの出力を取
り扱う。高度に有用な他のクラスのトレース・データ
は、解析によりシステムのオペレーション中にアクセス
されるアドレス記憶データを知ることである。本発明の
好ましい実施例は、トレース・バスの幅を過度に増加さ
せることなく、この要求に対処するために、(i)前に
アクセスしたデータ・ワードに逐次的に続くアドレスを
有したデータ・ワードに対してデータ・アクセスが発生
するときは、前記トレース・バス上にデータ・アクセス
・アドレス増加信号を発生するデータ・アクセス・アド
レス増加信号発生手段と、(ii)前のデータ・アクセ
ス・オペレーションのアドレスに逐次的に続いていない
データ・アクセス・アドレスに対するデータ・アクセス
・オペレーションに応答して、前記トレース・バス上に
前記データ・アクセス・アドレスを表わすデータ・アド
レスの複数部分を時分割多重化するデータ・アクセス発
生手段とを備える。
【0014】データ・アクセス・アドレスをトレースす
る前述の構成は、データ・アクセスのかなりの部分が逐
次的であり、かつデータ・アクセス・アドレス増加信号
の使用により単純にトレースすることができることが認
識されると共に、残りのデータ・アクセス・アドレスは
逐次的ではなく、かつ他の出力手段を必要とする。
【0015】フェッチ・コード・アドレス及びトレース
・アドレスに関して、データ・アドレスはデータ・アク
セス・アドレスと同一であり、データ・アドレス部分は
データ・アクセス・アドレスが連続する多重ビットのセ
グメントであり、かつデータ・アクセス・アドレスを多
レベル・ビットの符号化により、更なるビット幅におけ
る減少を達成することができることが好ましい。
【0016】データ・アドレスをトレース・バス上へ時
分割多重化するためには、1サイクル以上必要なことが
理解されるであろう。従って、トレース・バスを残りの
データ処理装置と同一速度で駆動しようとするときは、
前記データ・アクセス・アドレス発生手段がデータ・ア
クセス・オペレーションを含む前記命令コードの実行を
越えるオーバーラン期間中に前記データ・アドレスの複
数部分を前記トレース・バス上へ時分割多重化すること
が必要である。
【0017】そのデータ・アクセスを発生させた命令の
実行が続くデータ・アドレスの出力のオーバーランの観
点では、逐次的でないデータ・アクセスに逐次的でない
命令コード・フェッチが続く問題が潜在的に存在する。
これに対処するために、本発明の好ましい実施例は、前
記トレース・アドレス発生手段が、前記オーバーラン期
間を開始遅延内に調整できるように、前記フェッチした
コード・アドレスから前記命令コードのフェッチを開始
した命令コードの実行を完結させる遅延の後に、前記ト
レース・バスへ前記トレース・アドレスの複数部分を時
分割多重化し始めるというものである。
【0018】与えられた時間にトレース・バス上に出力
することが可能な異なる複数の型式及び部分に対処する
ために、本発明の好ましい実施例は、前記トレース・バ
ス上に部分識別信号を発生する手段を備え、前記部分識
別信号は、前記トレース・アドレスの複数部分又は前記
データ・アドレスの前記複数部分のいずれが前記トレー
ス・バス上に存在するのかを示す。
【0019】時分割多重化を可能にする好ましい実施例
において、前記トレース・アドレス発生手段は、前記ア
ドレス・バスから前記フェッチされたコード・アドレス
を補足し、かつ記憶するフェッチされたコード・アドレ
ス補足手段と、前記トレース・アドレスの前記複数部分
として前記フェッチされたコード・アドレス補足手段か
ら前記フェッチされたコード・アドレスの異なる複数部
分を連続的に選択するマルチプレクサとを備えるもので
ある。
【0020】本発明の好ましい実施例は、メモリに共通
のアドレス・バスを用いて命令フェッチ及びデータ・ア
クセス要求のインターリーブを処理するために、前記中
央処理装置コアから複数のステータス・フラグを受け取
り、かつ命令コードの逐次的なフェッチが前記アドレス
・バスの監視から独立して行われているか否かを推測す
る推測ロジックを備える。
【0021】前記アドレス・バスから独立して動作する
前記推測ロジックは、アドレス・バス上に現れる実際の
アドレスが逐次的でないように、逐次的な命令フェッチ
がデータ・アクセスと混合されていても、逐次的な命令
フェッチを調べることができる。
【0022】本発明の相補的な特徴において、トレース
・バスからトレース・データを受け取る装置を提供する
ものであって、前記装置は、(i)前記中央処理装置コ
アにより現在実行されている命令コードの陰の命令コー
ド・アドレスを記憶する陰のプログラム・カウンタ・レ
ジスタと、(ii)前記トレース・バスから受け取った
トレース・アドレス増加信号に応答して前記陰の命令コ
ード・アドレスを増加するインクリメンタと、(ii
i)前記トレース・バスから受け取ったトレース・アド
レスの複数部分を時分割デマルチプレックスして新しい
影の命令コード・アドレスを駆動し、前記陰のプログラ
ム・カウンタ・レジスタにロードさせる手段とを備え
る。
【0023】このトレース・データ・レシーバは、時分
割多重化されたトレース・アドレスに応答し、かつこれ
らアドレスを前記フェッチされたコード・アドレスに再
アッセンブリすることができると共に、逐次的な命令コ
ードを実行するときはトレース・アドレス増加信号に応
答する。
【0024】更にデータ・アクセス・アドレス・トレー
シングも処理することができるトレース・データ・レシ
ーバの好ましい実施例は、最終的なデータ・ワードの陰
のデータ・アクセス・アドレスを記憶して前記中央処理
装置コアによりアクセスされる陰のデータ・アクセス・
アドレス・レジスタと、前記トレース・バスから受け取
ったデータ・アクセス・アドレス増加信号に応答して前
記影のデータ・アクセス・アドレスを増加させるインク
リメンタと、前記トレース・バスから受け取ったデータ
・アドレスの複数部分を時分割デマルチプレックスして
前記陰のデータ・アクセス・アドレス・レジスタにロー
ドされる新しい影のデータ・アクセス・アドレスを得る
手段とを備えている。
【0025】他の特徴から見て、本発明は、データを処
理する方法であって、前記方法は、(i)メモリから命
令パイプラインへ命令コードをフェッチし、次いで前記
命令コードを前記命令パイプラインを介して中央処理装
置コアへ転送して実行させ、各命令コードが前記メモリ
内のアドレスを有するステップと、(ii)前に実行し
た命令コードのアドレスに逐次的に続くアドレスを有し
た命令コードを実行するときは、トレース・バス上にト
レース・アドレス増加信号を発生するステップと、(i
ii)前記フェッチしたコード・アドレスが前にフェッ
チした命令コードのアドレスに逐次的に続いていないと
きは、前記パイプラインへフェッチした命令コードのフ
ェッチされたコード・アドレスを表わすトレース・アド
レスの複数部分をトレース・バス上に時分割多重化する
ステップとを備え、前記時分割多重化は、前記フェッチ
されたコード・アドレスを有する前記命令コードが前記
命令パイプラインを介して転送され、前記中央処理装置
コアに到達して実行される間に、行われる。
【0026】以上、及び本発明の他の目的、特徴及び効
果は、添付図面に関連して読むべき実施例の下記詳細な
説明から明らかである。
【0027】
【実施例】図1はアドレス・バス4と、オン・チップ・
メモリ8への命令/データ・バス6とを有する中央処理
装置集積回路2を示す。中央処理装置集積回路2はトレ
ース・バス12を介してトレース・データ・レシーバ1
0に接続される。
【0028】中央処理装置集積回路2内には、中央処理
装置コア14が存在し、中央処理装置コア14は命令パ
イプライン16を介して供給された命令コードを実行す
る。命令コードはオン・チップ・メモリ8から命令/デ
ータ・バス6を介してフェッチされて、命令パイプライ
ン16のフェッチ段内に記憶される。このフェッチ段か
らは命令コードがデコード段へ転送され、次いで中央処
理装置コア14へ転送されて実行される。
【0029】更に、中央処理装置コア14によりオン・
チップ・メモリ8から読み出された、又はこれに記憶さ
れたデータ・ワードは、命令/データ・バス6を介して
転送され、かつ異なるパスを介して中央処理装置コア1
4に入力される。
【0030】アドレス・バス4は中央処理装置コア14
とオン・チップ・メモリ8との間に設けられている。中
央処理装置コア14は、アドレス・バス4上にアドレス
を主張して、オン・チップ・メモリ8内のどのメモリ位
置をアクセスすべきか、及びその値を命令/データ・バ
ス6を介して返送した又は書き込んだことをオン・チッ
プ・メモリ8に対して示す。
【0031】更に、中央処理装置集積回路2はトレース
・データ発生器18も備えている。トレース・データ発
生器18はアドレス・バス4から信号を受け取って、信
号をトレース・バス12を介してトレース・データ・レ
シーバ10へ出力する。トレース・バス12は、中央処
理装置集積回路2の外部のアイテムと通信をするため
に、中央処理装置集積回路2のパッケージ上に外部ピン
を必要としている。広幅のアドレス及びデータ・バス
(例えば、32ビット・アーキテクチャ及び64ビット
・アーキテクチャ)を使用する傾向により、使用可能な
外部ピン数への要求が増大している。従って、全幅のト
レース・バスを設けてアドレスを出力させると、かなり
のオーバヘッドとなる。
【0032】図2はトレース・データ発生器18を更に
詳細に示す。トレース・データ発生器18は図2の左側
で39入力を受け取っている。トレース・データ発生器
18は図2の右側で22出力信号を発生している。
【0033】低速オフ・チップ・クロック信号MClk
は、システムがNANDゲ−ト20に対して待機状態N
Waitにあるか否かを示す信号と共に入力されてトレ
ース・クロック信号TAClkを発生させる。
【0034】シーケンス推測ロジック及びステート・マ
シン・ブロック22は中央処理装置コア14から多数の
ステータス信号を受け取っている。これら信号には、メ
モリ要求否定信号NMReq、シーケンシャル・メモリ
・アクセス信号Seq、実行否定信号NExec、読み
出し又は書き込み否定信号NRW、及びオペレーション
・コード否定信号NOpcが含まれている。読み出し又
は書き込み否定信号NRW及びオペレーション・コード
否定信号NOpcは、第1ラッチ24によりラッチされ
る。前述のステータス信号特性の説明は、アドバンスド
RISCマシンズ(株)(Advanced RISC
Machines Limited)により製造され
たARM6マイクロプロセッサのデータ・シートに見い
だすことができる。
【0035】ロジック・ブロック22はこれらのステー
タス・フラグを組合わせて複数の出力信号を発生する。
トレース・アドレス増加信号TPCIncは、命令パイ
プライン16を進行させて命令コードを中央処理装置コ
ア14に転送させ、これを中央処理装置コア14に供給
した前の命令コードに逐次的に続くアドレスとして実行
させたか否かを示す。データ・アクセス・アドレス増加
信号TDCIncは、メモリ8に対する前のデータ・ア
クセスに逐次的に続くアドレスでメモリ8に対してデー
タ・アクセス(読み出しか、又は書き込みアクセス)を
行っていることを示す。トレース実行信号TAExec
は、(例えば、条件実行フラグの結果として)中央処理
装置コアに転送されている命令コードが実行されていな
いかどうかを示す。最後に、トレース・バス多重化信号
TAMux[1:0]は、これが発生したときに、命令
コード又はデータ・アクセス・ワードのアドレスのどの
部分がトレース・バス12上に出力されているのかを示
す。
【0036】アドレス・バス4は32ビット・バス搬送
32ビット・アドレスである。これらのアドレスは、ト
レース・データ発生器18の制御によりトレース・バス
12上に時分割多重化される16ビット部分に分割され
る。32ビット・アドレスA[31:0]は第2のラッ
チ26に入力されてラッチされる。このアドレスがデー
タ・アクセス・アドレスであれば、その上位部分DA
[31:16」を選択してTAMux[1:0]信号に
よりスイッチングされているマルチプレクサ28によっ
てトレース・バス12に出力される。一方、このような
データ・アクセス・アドレスの最下位部分は第1レジス
タ30に記憶され、次のサイクルでレジスタ30からD
A[15:0]としてマルチプレクサ28を介して出力
される。
【0037】アドレスA[31:0]が逐次的でないフ
ェッチされた命令の命令コード・アドレスである場合
は、そのフル・アドレスが第2レジスタ32に記憶され
る。アドレスPC[31:16]の最上位部分は後続の
サイクルでマルチプレクサ28を介して出力され、また
第3レジスタ34に記憶されている最下位部分PC[1
5:0]は次のサイクルで出力される。第2レジスタ3
2及び第3レジスタ34の機能は、命令パイプライン1
6の複数段の動作を反映するように使用される。即ち、
命令コードが命令パイプライン16内のデコード段にあ
るとときは、逐次的でなくフェッチされた命令コード・
アドレスの最上位部分が出力され、また命令コードが中
央処理装置コア14内で実行されているときは、その最
下位部分が出力される。
【0038】トレース・データ発生器18の動作は、逐
次的な命令コードのフェッチが実行されたときに、フル
命令コード・アドレスを出力することを必要とせずに、
トレース・アドレス増加信号を主張するというものであ
る。しかし、逐次的でない命令コード・フェッチを行っ
たときは、マルチプレクサ28、第2ラッチ26、第2
レジスタ32及び第3レジスタ34を用い、トレース・
バス12を介してトレース・データ発生器18からフル
・アドレスが時分割多重化される。
【0039】同様の形式により、逐次的なデータ・アク
セスを行うときは、データ・アクセス・アドレス増加信
号TDIncのみを主張する必要がある。逐次的でない
データ・アクセスを行うときは、第2ラッチ26及び第
1レジスタ30を用い、フル・データ・アクセス・アド
レスがマルチプレクサ28を介して出力される。
【0040】図3はトレース・データ・レシーバ10を
更に詳細に示す。トレース・データ・レシーバ10はト
レース・バス12を入力しており、これに転送されたア
ドレスをデマルチプレックスして記憶し、かつ必要によ
りこれらのアドレスを増加させる。トレース・データ・
レシーバ10は、現在実行している命令コードのアドレ
スの低位部分及び高位部分をそれぞれ記憶する2つのカ
ウンタ36、38を含む。更なる2つのカウンタ40、
42はデータ・アクセスを行った最後のアドレスの低位
部分及び高位部分をそれぞれ記憶する。
【0041】逐次的な命令コード・フェッチを行うと、
これがTPCInc信号により示され、TPCInc信
号はカウンタ36、38に現在記憶している値を4又は
他のいくつかの値づつ増加させる。(単一の命令コード
はメモリ8内で現在4バイトを占めている)。同様の形
式により、逐次的なデータ・アクセスを行うと、カウン
タ40、42に記憶されているアドレスを4増加させ
る。
【0042】逐次的でない命令コード・フェッチ又はデ
ータ・アクセスが発生する場合に、フル・アドレスはト
レース・データ発生器18からトレース・バス12上に
時分割多重化される。アドレスの16ビット部分は信号
ラインTA[15:0]上で受信され、各カウンタ3
6、38、40、42へ並列に転送される。ロード・コ
ントローラ44は、TAMux[1:0]に応答して、
カウンタ36、38、40、42のうちの適当な一つを
現在TA[15:0]上に出力しているフル・アドレス
部分を記憶する状態にさせる。
【0043】フル32ビット・アドレスTPC及びTD
Aは、必要なときはいつでも更なるトレース解析ハード
ウエアによりそれぞれの対のカウンタ36、38、4
0、42から読み出すことができる。
【0044】
【表1】
【0045】表1は逐次的でない命令フェッチに帰結す
るBranch命令を実行するときのトレーシング・シ
ステムのオペレーションを示す。プログラム・カウンタ
値PCは、命令があるのであれば、現在のサイクルにお
いて命令をフェッチしようとするメモリ8内のアドレス
を示す。説明の場合では、最初のサイクル中にアドレス
&N(“&”は後続の変数がアドレス値であることを表
示する。)からBranch命令をフェッチする。この
時に、中央処理装置コア14により現在実行されている
命令コードは、アドレスアドレス&N−8から逐次的な
命令コードSeq1である。Branch命令は、アド
レス・バス4上で主張されているアドレス&Nに応答し
て、命令/データ・バス6を介してメモリからフェッチ
される。
【0046】このBranch命令は、実行段に到達す
るまで、命令パイプライン16に沿って進行すると共
に、逐次的なアドレス間の命令パイプライン16の各進
行にはトレース・データ・レシーバ10内のトレース・
アドレスTPCの増加をトリガするTPCIncの発生
が伴っている。トレース・データ・レシーバ10は中央
処理装置コア14により現在実行されている命令コード
のアドレスを保持する。
【0047】Branch命令を実行すると、フェッチ
・アドレス&Xから逐次的でない命令コード・フェッチ
が行われる。この時に、前のサイクルから逐次的な増加
を行ったので、TPCInc信号が依然として主張され
るが、しかし逐次的でないジャンプが発生したので、後
続のサイクルにおいて主張されることはない。アドレス
&Xから逐次的でない命令NonSeqは、次のサイク
ル上のフェッチ段にロードされ、かつ命令パイプライン
16内に保留された命令コードはそれらの条件実行フラ
グ(“*”により示されている)を用いて、実行すべき
でないとしてマークされる。Branch命令そのもの
の実行中は、Branch命令そのものの条件コードは
まだ評価されていず、かつBranch命令が実行され
得ないので、逐次的な命令フェッチが発生して命令Se
q4を命令パイプライン16に転送させる。
【0048】Branch命令の実行に続く第2のサイ
クルでは、逐次的でない命令X[31:16]のアドレ
スの最上位16ビットをトレース・バス12を介して出
力し、かつSeq5の逐次的な命令フェッチを逐次的で
ない命令NonSeqのものに続く位置から行う。次の
サイクルでは、最下位16ビットX[15:0]を出力
し、逐次的でない命令NonSeqがパイプラインの実
行段に到達する。これが発生した時には、この逐次的で
ない命令NonSeqのフル・アドレス&Xは、中央処
理装置集積回路2により既に時分割多重化され出力され
ており、リアル・タイムでトレース用に利用可能であ
る。逐次的な命令Seq5の実行には、トレース・デー
タ・レシーバ10内のトレース・プログラム・カウンタ
を増加させるTPCInc信号の主張が伴う。
【0049】表1に示すオペレーションは、Branc
h命令が命令パイプライン16を介して伝搬する際に掛
かる時間を利用してBranch命令のフル・アドレス
をトレース・バス12上へ時分割多重化させることが示
されている。
【0050】
【表2】
【0051】表2はレジスタに単一のデータ・ワードを
記憶する形式による逐次的でないデータ・アクセスを示
す。一連の逐次的な命令Seq1、Seq2は、逐次的
でないデータ・アクセス命令STRが実行段に到達する
まで、中央処理装置コア14により実行される。データ
・アクセス命令STRは中央処理装置コア内のレジスタ
値をメモリ位置&Zに記憶させる動作をする。データ・
アクセス命令STRの実行の最初のサイクルでは、逐次
的な命令コード・フェッチを実行し、命令Seq4を命
令/データ・バス6を介してフェッチ段に持ってくる。
次のサイクルでは、(命令により指定された)レジスタ
の内容を値Data&Zとして命令/データ・バス6を
介してアドレス&Zに記憶するという結果により、アド
レス&Zはアドレス・バス4上に主張するべく準備完了
状態(ready)となる。このサイクルでは、アドレ
ス&Zの最上位部分が信号Z[31:16]としてトレ
ース・バス12を介して出力される。
【0052】次のサイクルでは、逐次的な命令Seq3
が実行される。このサイクルでは、アドレス&Zの第2
の部分がトレース・バス12上に信号Z[15:0]と
して出力される。従って、トレース・バス12上の当該
データ・アクセス・アドレスの出力は、データ・アドレ
スをトリガしたものを越えて命令サイクルと重なる。
【0053】
【表3】
【0054】表3はメモリ8内の逐次的なアドレスに対
して多重データ・アクセスをする結果となる命令STM
の実行を示す。このオペレーションは、STM命令の第
2実行サイクルの終結まで、表2に示すように進行す
る。この場合に、STM命令は、アドレス&Zから開始
してアドレス&Z+12に及ぶメモリ位置に連続する4
データ・ワードを記憶させるものである。このデータ・
ワードは連続するサイクルにより命令/データ・バス6
を介してメモリ8に記憶される。これらのサイクルのう
ちの始めの2つのサイクルでは、アドレス&Zの上位部
分、 次いで下位部分がデータ・アクセス・アドレス増加
信号TDIncと共に、トレース・バス12により出力
される。続く2サイクルでは、データ・アクセス・アド
レス増加信号TDIncが主張されてデータ・アクセス
・アドレスを増加すべきこと(アドレスのフル出力は必
要ではない。)を表示する。その後の1サイクル遅れの
トレース・データのレシーバ遅延内で保持されたアクセ
ス・アドレスの値は、その時に中央処理装置コア14に
より実際に有効とされる。更に、トレース・データ・レ
シーバ10により保持されたアクセス・アドレスにおけ
る1サイクルの遅れは、単一のアクセスが表2に示した
場合と同様に実行されるときも存在する。
【0055】
【表4】
【0056】表4は逐次的でない命令コード・フェッチ
が直ぐ後に続く逐次的でないデータ・アクセスを示す。
この場合に、STR命令は表2に示すと同一形式により
パイプラインに沿って進行する。STR命令は、パイプ
ラインに逐次的でないBranch命令が直ぐ後に続
く。Branch命令が実行段に到達すると、まだデー
タ・アクセス・アドレスZ[15:0]の最下位部分が
トレース・バス12上に出力されている。しかし、(表
1に示すように)後のサイクルまで命令コード・フェッ
チ・アドレスX[13:16]の最上位部分の出力は開
始しないので、この重なりは問題ではない。Branc
h命令の実行の後、逐次的でない命令NonSeqがフ
ェッチされ、パイプラインの実行段まで進行すると、実
行される。介入している命令は、2つのパイプライン・
サイクル後に命令パイプラインからこれらの命令を効果
的に消去する形式で、これらの条件フラグを用いて、実
行されないようにマークが付けられる。
【0057】本発明の実施例をここでは添付図面を参照
して詳細に説明したが、本発明はこれら厳密な実施例に
限定されないことを理解すべきであり、かつ請求の範囲
により定義される本発明の範囲及び精神から逸脱するこ
となく、当該技術分野に習熟する者により、種々の変更
及び変形が実施可能であることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレース機能に関連するデータ処理装置を概要
的に示す図。
【図2】トレース・データ発生器を示す図。
【図3】トレース・データ・レシーバを示す図。
【符号の説明】
2 中央処理装置集積回路 4 アドレス・バス 6 命令/データ・バス 8 オン・チップ・メモリ 10 トレース・データ・レシーバ 12 トレース・バス 14 中央処理装置コア 16 命令パイプライン 18 トレース・データ発生器 22 シーケンス推測ロジック及びステート・マシン・
ブロック 28 マルチプレクサ 44 ロード・コントローラ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを処理するためのデータ処理装置
    において、 (i)命令コードを実行する中央処理装置コアであっ
    て、各命令コードがメモリ内にアドレスを有し、前記デ
    ータ処理装置コアとメモリとの間にアドレス・バスが伸
    延している前記中央処理装置コアと、 (ii)前記中央処理装置コアに命令コードを供給する
    命令パイプラインであって、前記命令コードが前記メモ
    リから前記命令パイプラインへフェッチされ、次いで前
    記命令パイプラインを介して前記中央処理装置コアに転
    送して実行される前記命令パイプラインと、 (iii)トレース・バス上にトレース・データ信号を
    発生するトレース手段とを備え、 前記トレース手段は、(a)前に実行した命令コードの
    アドレスに逐次的に連続するアドレスを有した命令コー
    ドを実行するときに、前記トレース・バス上にトレース
    ・アドレス増加信号を発生するトレース・アドレス増加
    信号発生手段と、(b)前記フェッチされたコード・ア
    ドレスが前にフェッチした命令コードのアドレスに逐次
    的に連続しないときは、前記パイプラインにフェッチさ
    れた命令コードのフェッチされたコード・アドレスを表
    示するトレース・アドレスの複数部分を前記トレース・
    バス上に時分割多重化するトレース・アドレス発生手段
    とを備え、前記時分割多重化は、前記フェッチされたコ
    ード・アドレスを有する前記命令コードが前記命令パイ
    プラインを介して転送され、前記中央処理装置コアに到
    達して実行される間に、行なわれることを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記パイプラインに対する逐次的でない
    フェッチが発生するときは、パイプライン・パージ手段
    が、前記パイプラインから前記パイプラインへ既にフェ
    ッチされた保留中の命令コードを実行することなく消去
    することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記トレース・アドレスは前記フェッチ
    されたコード・アドレスであることを特徴とする請求項
    1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記トレース・アドレスの前記複数部分
    は前記フェッチされたコード・アドレスの連続的な多数
    ビットのセグメントであることを特徴とする請求項3記
    載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記トレース・アドレス発生手段は前記
    トレース・アドレスの前記複数部分を前記トレース・バ
    スへ多重レベル・ビットの符号化をすることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 (i)前にアクセスしたデータ・ワード
    に逐次的に連続するアドレスを有したデータ・ワードに
    対してデータ・アクセスが発生するときは、前記トレー
    ス・バス上にデータ・アクセス・アドレス増加信号を発
    生するデータ・アクセス・アドレス増加信号発生手段
    と、 (ii)前のデータ・アクセス・オペレーションのアド
    レスに逐次的に連続していないデータ・アクセス・アド
    レスに対するデータ・アクセス・オペレーションに応答
    して、前記トレース・バス上に前記データ・アクセス・
    アドレスを表示するデータ・アドレスの複数部分的を時
    分割多重化するデータ・アクセス発生手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記データ・アドレスは前記データ・ア
    クセス・アドレスであることを特徴とする請求項6記載
    のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記データ・アドレスの前記複数部分は
    前記データ・アクセス・アドレスの連続的な多数ビット
    のセグメントであることを特徴とする請求項7記載のデ
    ータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記データ・アクセス・アドレス発生手
    段は前記データ・アドレスの前記複数部分を前記トレー
    ス・バスへ多レベル・ビットの符号化をすることを特徴
    とする請求項6記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記データ・アクセス・アドレス発生
    手段は、データ・アクセス・オペレーションを含む前記
    命令コードの実行を越えるオーバーラン期間中に、前記
    データ・アドレスの複数部分を前記トレース・バスへ時
    分割多重化することを特徴とする請求項6記載のデータ
    処理装置。
  11. 【請求項11】 前記トレース・アドレス発生手段は、
    前記オーバーラン期間を開始遅延内に調整できるよう
    に、前記フェッチしたコード・アドレスから前記命令コ
    ードのフェッチを開始した命令コードの実行を完結させ
    る遅延の後に、前記トレース・アドレスの複数部分を前
    記トレース・バスへ時分割多重化し始めることを特徴と
    する請求項10記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記トレース・バス上の信号を識別す
    る部分を発生する手段を備え、前記信号を識別する部分
    は前記トレース・アドレスの複数部分又は前記データ・
    アドレスの前記複数部分のいずれが前記トレース・バス
    上に存在するのかを表示することを特徴とする請求項6
    記載のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記トレース・アドレス発生手段は、
    前記アドレス・バスから前記フェッチされたコード・ア
    ドレスを捕捉し、かつ記憶する前記フェッチコード・ア
    ドレス補足手段と、前記トレース・アドレスの前記複数
    部分として前記フェッチコード・アドレス捕捉手段から
    前記フェッチされたコード・アドレスの異なる複数部分
    を連続的に選択するマルチプレクサとを備えていること
    を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 前記中央処理装置コアから複数のステ
    ータス・フラグを受け取り、かつ命令コードの逐次的な
    フェッチが前記アドレス・バスの監視から独立して行わ
    れているか否かを推測する推測ロジックを備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 前記中央処理装置コアから複数のステ
    ータス・フラグを受け取り、かつ命令コードの逐次的な
    フェッチが前記アドレス・バスから独立して行われてい
    るか否かを推測する推測ロジックを備え、 かつデータ・
    アクセス・アドレスが命令コード・ アドレスとともにイ
    ンターリーブされていることをを特徴とする請求項6記
    載のデータ処理装置。
  16. 【請求項16】 トレース・バスからトレース・データ
    を受け取る装置において、 (i)前記中央処理装置コアにより現在実行されている
    命令コードの陰の命令コード・アドレスを記憶する陰の
    プログラム・カウンタ・レジスタと、 (ii)前記トレース・バスから受け取ったトレース・
    アドレス増加信号に応答して前記陰の命令コード・アド
    レスを増加するインクリメンタと、 (iii)前記トレース・バスから受け取ったトレース
    ・アドレスの複数部分を時分割デマルチプレックスして
    新しい影の命令コード・アドレスを得て、前記陰のプロ
    グラム・カウンタ・レジスタにロードさせる手段とを備
    えている装置。
  17. 【請求項17】 前記中央処理装置コアによりアクセス
    される最新のデータ・ワードの陰のデータ・アクセス・
    アドレスを記憶する陰のデータ・アクセス・アドレス・
    レジスタと、 前記トレース・バスから受け取ったデータ・アクセス・
    アドレス増加信号に応答して前記影のデータ・アクセス
    ・アドレスを増加させるインクリメンタと、 前記トレース・バスから受け取ったデータ・アドレスの
    複数部分を時分割デマルチプレックスして新しい影のデ
    ータ・アクセス・アドレスを得て、前記陰のデータ・ア
    クセス・アドレス・レジスタにロードさせる手段とを備
    えていることを特徴とする請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 データを処理する方法において、 (i)メモリから命令パイプラインへ命令コードをフェ
    ッチし、次いで前記命令コードを前記命令パイプライン
    を介して中央処理装置コアへ転送して実行させると共
    に、各命令コードが前記メモリ内にアドレスを有するス
    テップと、 (ii)前に実行した命令コードのアドレスに逐次的に
    連続するアドレスを有した命令コードを実行するとき
    は、トレース・バス上にトレース・アドレス増加信号を
    発生するステップと、 (iii)前記フェッチしたコード・アドレスが前にフ
    ェッチした命令コードのアドレスに逐次的に連続してい
    ないときは、前記パイプラインへフェッチした命令コー
    ドのフェッチされたコード・アドレスを表示するトレー
    ス・アドレスの複数部分をトレース・バス上に時分割多
    重化し、前記時分割多重化は、前記フェッチされたコー
    ド・アドレスを有する前記命令コードが前記命令パイプ
    ラインを介して転送され、前記中央処理装置コアに到達
    して実行される間に行われるステップ、とを含む方法。
JP21365495A 1994-09-20 1995-08-22 データ処理装置及びデータ処理方法 Expired - Lifetime JP3708176B2 (ja)

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