JPH089491A - コーン形スピーカ - Google Patents
コーン形スピーカInfo
- Publication number
- JPH089491A JPH089491A JP14338494A JP14338494A JPH089491A JP H089491 A JPH089491 A JP H089491A JP 14338494 A JP14338494 A JP 14338494A JP 14338494 A JP14338494 A JP 14338494A JP H089491 A JPH089491 A JP H089491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge
- tip
- diaphragm
- cone
- shield cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高温雰囲気において使用可能な高
い耐熱性を備えたコーン形スピーカに関し、エッジが高
温になることを有効に防止することを目的とする。 【構成】 先端が開口されるフレーム61内に収容さ
れ、先端に向けて広がる円錐台状の振動板69の先端
に、環状のエッジ73を配置し、前記エッジ73を前記
フレーム61の先端に固定してなるコーン形スピーカに
おいて、前記エッジ73を、前記フレーム61に固定さ
れる遮熱カバー77により覆って構成する。また、振動
板69の先端より後方の外周に前記エッジ73を配置
し、前記エッジ73を前記振動板69の先端部により覆
って構成する。
い耐熱性を備えたコーン形スピーカに関し、エッジが高
温になることを有効に防止することを目的とする。 【構成】 先端が開口されるフレーム61内に収容さ
れ、先端に向けて広がる円錐台状の振動板69の先端
に、環状のエッジ73を配置し、前記エッジ73を前記
フレーム61の先端に固定してなるコーン形スピーカに
おいて、前記エッジ73を、前記フレーム61に固定さ
れる遮熱カバー77により覆って構成する。また、振動
板69の先端より後方の外周に前記エッジ73を配置
し、前記エッジ73を前記振動板69の先端部により覆
って構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーン形スピーカに係
わり、特に、高温雰囲気において使用可能な高い耐熱性
を備えたコーン形スピーカに関する。
わり、特に、高温雰囲気において使用可能な高い耐熱性
を備えたコーン形スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排気ガスの騒音を、二次音源によ
り積極的に消音するようにした能動型消音器としては、
例えば、特表昭58−501292号公報に開示される
ものが知られている。
り積極的に消音するようにした能動型消音器としては、
例えば、特表昭58−501292号公報に開示される
ものが知られている。
【0003】図7および図8は、この種の能動型消音器
を示すもので、図において符号11は、横断面矩形形状
をした消音器本体を示している。この消音器本体11
は、所定間隔を置いて配置される隔壁13により3分割
され、中央に消音室15が形成され、この消音室15の
両側にスピーカ室17が形成されている。
を示すもので、図において符号11は、横断面矩形形状
をした消音器本体を示している。この消音器本体11
は、所定間隔を置いて配置される隔壁13により3分割
され、中央に消音室15が形成され、この消音室15の
両側にスピーカ室17が形成されている。
【0004】そして、消音室15内には、排気ガスGを
流通する排気管19が挿通されており、この排気管19
には、消音室15内に位置する部分に、全体にわたって
多数の小孔21が形成されている。
流通する排気管19が挿通されており、この排気管19
には、消音室15内に位置する部分に、全体にわたって
多数の小孔21が形成されている。
【0005】一対の隔壁13には、排気管19を中心に
して対向する位置に開口部23が形成され、この開口部
23に二次音源であるコーン形スピーカ25が配置され
ている。
して対向する位置に開口部23が形成され、この開口部
23に二次音源であるコーン形スピーカ25が配置され
ている。
【0006】隔壁13の開口部23には、コーン形スピ
ーカ25を保護するための保護板27が配置され、この
保護板27には、多数の小孔29が形成されている。消
音室15およびスピーカ室17には、例えば、グラスウ
ールからなる吸音材31が収容されている。
ーカ25を保護するための保護板27が配置され、この
保護板27には、多数の小孔29が形成されている。消
音室15およびスピーカ室17には、例えば、グラスウ
ールからなる吸音材31が収容されている。
【0007】また、消音室15内には、マイクロホン3
3が配置されている。このような能動型消音器では、マ
イクロホン33により排気ガスGの騒音を検出し、この
検出された騒音と逆位相の消去音をコーン形スピーカ2
5から放射することにより、いわゆる能動的な消音が行
われる。
3が配置されている。このような能動型消音器では、マ
イクロホン33により排気ガスGの騒音を検出し、この
検出された騒音と逆位相の消去音をコーン形スピーカ2
5から放射することにより、いわゆる能動的な消音が行
われる。
【0008】図9は、上述したコーン形スピーカ25の
詳細を示すもので、図において符号41は、先端が開口
される円錐台状のフレームを示している。このフレーム
41の後端には、永久磁石43が配置されている。
詳細を示すもので、図において符号41は、先端が開口
される円錐台状のフレームを示している。このフレーム
41の後端には、永久磁石43が配置されている。
【0009】永久磁石43内には、センターポール45
が配置されている。センターポール45の外側には、ボ
イスコイル47が配置されており、このボイスコイル4
7には、例えば、コーン紙からなる振動板49の後端が
連結されている。
が配置されている。センターポール45の外側には、ボ
イスコイル47が配置されており、このボイスコイル4
7には、例えば、コーン紙からなる振動板49の後端が
連結されている。
【0010】振動板49は、先端に向けて広がる円錐台
状をしており、振動板49の中央には、ダストキャップ
51が配置されている。振動板49の先端には、例え
ば、発泡ウレタンからなる環状のエッジ53が連結され
ている。
状をしており、振動板49の中央には、ダストキャップ
51が配置されている。振動板49の先端には、例え
ば、発泡ウレタンからなる環状のエッジ53が連結され
ている。
【0011】このエッジ53は、振動する振動板49を
保持し、また、振動板49の裏側からの放射音の廻り込
みを防止する作用をする。そして、エッジ53の先端
が、フレーム41の先端に、取付部材55を介して固定
されている。
保持し、また、振動板49の裏側からの放射音の廻り込
みを防止する作用をする。そして、エッジ53の先端
が、フレーム41の先端に、取付部材55を介して固定
されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコーン形スピーカ25では、エッジ53が、
例えば、発泡ウレタン等の高分子弾性体により形成され
ているため、高温の排気ガスに接触すると、徐々に分解
し、熱劣化を生じる虞れがあるという問題があった。
うな従来のコーン形スピーカ25では、エッジ53が、
例えば、発泡ウレタン等の高分子弾性体により形成され
ているため、高温の排気ガスに接触すると、徐々に分解
し、熱劣化を生じる虞れがあるという問題があった。
【0013】本発明は、かかる従来の問題を解決すべく
なされたもので、エッジが高温になることを有効に防止
することができるコーン形スピーカを提供することを目
的とする。
なされたもので、エッジが高温になることを有効に防止
することができるコーン形スピーカを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1のコーン形スピ
ーカは、先端が開口されるフレーム内に収容され、先端
に向けて広がる円錐台状の振動板の先端に、環状のエッ
ジを配置し、前記エッジを前記フレームの先端に固定し
てなるコーン形スピーカにおいて、前記エッジを、前記
フレームに固定される遮熱カバーにより覆ってなるもの
である。
ーカは、先端が開口されるフレーム内に収容され、先端
に向けて広がる円錐台状の振動板の先端に、環状のエッ
ジを配置し、前記エッジを前記フレームの先端に固定し
てなるコーン形スピーカにおいて、前記エッジを、前記
フレームに固定される遮熱カバーにより覆ってなるもの
である。
【0015】請求項2のコーン形スピーカは、請求項1
において、前記遮熱カバーの内周面を先端に向けて拡径
してなるものである。請求項3のコーン形スピーカは、
先端が開口されるフレーム内に収容され、先端に向けて
広がる円錐台状の振動板の先端に、環状のエッジを配置
し、前記エッジを前記フレームに固定してなるコーン形
スピーカにおいて、前記振動板の先端より後方の外周に
前記エッジを配置し、前記エッジを前記振動板の先端部
により覆ってなるものである。
において、前記遮熱カバーの内周面を先端に向けて拡径
してなるものである。請求項3のコーン形スピーカは、
先端が開口されるフレーム内に収容され、先端に向けて
広がる円錐台状の振動板の先端に、環状のエッジを配置
し、前記エッジを前記フレームに固定してなるコーン形
スピーカにおいて、前記振動板の先端より後方の外周に
前記エッジを配置し、前記エッジを前記振動板の先端部
により覆ってなるものである。
【0016】請求項4のコーン形スピーカは、請求項3
において、前記振動板の先端部およびエッジの外周を遮
熱カバーにより覆ってなるものである。
において、前記振動板の先端部およびエッジの外周を遮
熱カバーにより覆ってなるものである。
【0017】
【作用】請求項1のコーン形スピーカでは、エッジを遮
熱カバーにより覆ったので、放射熱等が遮熱カバーによ
り遮られ、直接エッジに接触することがなくなる。
熱カバーにより覆ったので、放射熱等が遮熱カバーによ
り遮られ、直接エッジに接触することがなくなる。
【0018】請求項2のコーン形スピーカでは、遮熱カ
バーの内周面を先端に向けて拡径したので、振動板で発
生した音が前方に向けて円滑に放射される。請求項3の
コーン形スピーカでは、エッジを振動板の先端部により
覆ったので、放射熱等が振動板により遮られ、直接エッ
ジに接触することが少なくなる。
バーの内周面を先端に向けて拡径したので、振動板で発
生した音が前方に向けて円滑に放射される。請求項3の
コーン形スピーカでは、エッジを振動板の先端部により
覆ったので、放射熱等が振動板により遮られ、直接エッ
ジに接触することが少なくなる。
【0019】請求項4のコーン形スピーカでは、振動板
の先端部およびエッジの外周を遮熱カバーにより覆った
ので、放射熱等が遮熱カバーにより遮られ、直接エッジ
に接触することがなくなる。
の先端部およびエッジの外周を遮熱カバーにより覆った
ので、放射熱等が遮熱カバーにより遮られ、直接エッジ
に接触することがなくなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1は、本発明のコーン形スピーカの第
1の実施例を示しており、図において符号61は、先端
が開口される円錐台状のフレームを示している。
いて説明する。図1は、本発明のコーン形スピーカの第
1の実施例を示しており、図において符号61は、先端
が開口される円錐台状のフレームを示している。
【0021】このフレーム61の後端には、永久磁石6
3が配置されている。永久磁石63内には、センターポ
ール65が配置されている。センターポール65の外側
には、ボイスコイル67が配置されている。
3が配置されている。永久磁石63内には、センターポ
ール65が配置されている。センターポール65の外側
には、ボイスコイル67が配置されている。
【0022】このボイスコイル67には、例えば、コー
ン紙,アルミニュウム等からなる振動板69の後端が連
結されている。振動板69は、先端に向けて広がる円錐
台状をしており、振動板69の中央には、ダストキャッ
プ71が配置されている。
ン紙,アルミニュウム等からなる振動板69の後端が連
結されている。振動板69は、先端に向けて広がる円錐
台状をしており、振動板69の中央には、ダストキャッ
プ71が配置されている。
【0023】振動板69の先端には、例えば、発泡ウレ
タンからなる環状のエッジ73が連結されている。そし
て、エッジ73の先端が、フレーム61の先端に、例え
ば、ガスケットからなる環状の取付部材75を介して固
定されている。
タンからなる環状のエッジ73が連結されている。そし
て、エッジ73の先端が、フレーム61の先端に、例え
ば、ガスケットからなる環状の取付部材75を介して固
定されている。
【0024】しかして、この実施例では、エッジ73
が、遮熱カバー77により覆われている。遮熱カバー7
7は、アルミニュウム,ステンレス等の金属、あるい
は、断熱性を有する材料により形成されている。
が、遮熱カバー77により覆われている。遮熱カバー7
7は、アルミニュウム,ステンレス等の金属、あるい
は、断熱性を有する材料により形成されている。
【0025】遮熱カバー77は、図2に示すように、円
環状をしており、エッジ73を覆う断面矩形状の凹部7
7aと、凹部77aの外周縁に沿って外側に突出するフ
ランジ部77bとを有している。
環状をしており、エッジ73を覆う断面矩形状の凹部7
7aと、凹部77aの外周縁に沿って外側に突出するフ
ランジ部77bとを有している。
【0026】フランジ部77bは、取付部材75にビス
B等により固定されている。そして、凹部77aの内周
縁と振動板69との間には、振動板69の最大変位より
多少大きい間隙79が形成されている。
B等により固定されている。そして、凹部77aの内周
縁と振動板69との間には、振動板69の最大変位より
多少大きい間隙79が形成されている。
【0027】しかして、上述したコーン形スピーカで
は、エッジ73を遮熱カバー77により覆ったので、放
射熱等が遮熱カバー77により遮られ、直接エッジ73
に接触することがなくなり、エッジ73が高温になるこ
とを有効に防止することができる。
は、エッジ73を遮熱カバー77により覆ったので、放
射熱等が遮熱カバー77により遮られ、直接エッジ73
に接触することがなくなり、エッジ73が高温になるこ
とを有効に防止することができる。
【0028】この結果、エッジ73に、例えば、高温の
排気ガス等が直接接触することがなくなり、エッジ73
の熱劣化を低減することができる。また、遮熱カバー7
7の凹部77aの内周縁と振動板69との間の間隙79
を、振動板69の最大変位より多少大きめに設定したの
で、振動板69が遮熱カバー77に接触することを確実
に防止でき、また、放射熱等の侵入を最小にすることが
できる。
排気ガス等が直接接触することがなくなり、エッジ73
の熱劣化を低減することができる。また、遮熱カバー7
7の凹部77aの内周縁と振動板69との間の間隙79
を、振動板69の最大変位より多少大きめに設定したの
で、振動板69が遮熱カバー77に接触することを確実
に防止でき、また、放射熱等の侵入を最小にすることが
できる。
【0029】図3は、本発明のコーン形スピーカの第2
の実施例を示すもので、この実施例では、遮熱カバー8
1の内周面81aが、先端に向けてテーパ状に拡径され
ている。
の実施例を示すもので、この実施例では、遮熱カバー8
1の内周面81aが、先端に向けてテーパ状に拡径され
ている。
【0030】そして、遮熱カバー81の凹部81bの外
周縁に沿って内側に突出するフランジ部81cが形成さ
れ、このフランジ部81cが、ビスBにより取付部材7
5に固定されている。
周縁に沿って内側に突出するフランジ部81cが形成さ
れ、このフランジ部81cが、ビスBにより取付部材7
5に固定されている。
【0031】また、凹部81bの底面81dが、ビスB
により能動型消音器の隔壁83に固定されている。この
実施例においても、第1の実施例とほぼ同様の効果を得
ることができるが、この実施例では、遮熱カバー81の
内周面81aを先端に向けてテーパ状に拡径したので、
振動板69で発生した音を前方に向けて円滑に放射する
ことができ、放射効率の低下を防止することができる。
により能動型消音器の隔壁83に固定されている。この
実施例においても、第1の実施例とほぼ同様の効果を得
ることができるが、この実施例では、遮熱カバー81の
内周面81aを先端に向けてテーパ状に拡径したので、
振動板69で発生した音を前方に向けて円滑に放射する
ことができ、放射効率の低下を防止することができる。
【0032】図4は、本発明のコーン形スピーカの第3
の実施例を示すもので、この実施例では、振動板69の
先端より後方の外周に、エッジ73が、例えば、接着剤
により固定されている。
の実施例を示すもので、この実施例では、振動板69の
先端より後方の外周に、エッジ73が、例えば、接着剤
により固定されている。
【0033】そして、振動板69の先端部69aが外方
に向けて折曲され、この先端部69aにより、エッジ7
3が、所定間隔を置いて覆われている。この実施例で
は、エッジ73を振動板69の先端部69aにより覆っ
たので、放射熱等が振動板69により遮られ、直接エッ
ジ73に接触することが少なくなり、エッジ73が高温
になることを有効に防止することができる。
に向けて折曲され、この先端部69aにより、エッジ7
3が、所定間隔を置いて覆われている。この実施例で
は、エッジ73を振動板69の先端部69aにより覆っ
たので、放射熱等が振動板69により遮られ、直接エッ
ジ73に接触することが少なくなり、エッジ73が高温
になることを有効に防止することができる。
【0034】また、この実施例では、振動板69を遮熱
カバーとして使用したので、前述した遮熱カバー77,
81等が不要になり、コーン形スピーカをコンパクトな
ものにすることができる。
カバーとして使用したので、前述した遮熱カバー77,
81等が不要になり、コーン形スピーカをコンパクトな
ものにすることができる。
【0035】更に、本実施例においては、振動板69の
有効面積が増大するためコーン形スピーカの出力を増大
することが可能である。図5は、本発明のコーン形スピ
ーカの第4の実施例を示すもので、この実施例では、振
動板69の先端部69aおよびエッジ73の外周が遮熱
カバー85により覆われている。
有効面積が増大するためコーン形スピーカの出力を増大
することが可能である。図5は、本発明のコーン形スピ
ーカの第4の実施例を示すもので、この実施例では、振
動板69の先端部69aおよびエッジ73の外周が遮熱
カバー85により覆われている。
【0036】そして、遮熱カバー85のフランジ部85
aが、ビスBにより取付部材75に固定されている。こ
の実施例では、振動板69の先端部69aおよびエッジ
73の外周を遮熱カバー85により覆ったので、放射熱
等が遮熱カバー85により遮られ、直接エッジ73に接
触することがなくなり、エッジ73が高温になることを
より有効に防止することができる。
aが、ビスBにより取付部材75に固定されている。こ
の実施例では、振動板69の先端部69aおよびエッジ
73の外周を遮熱カバー85により覆ったので、放射熱
等が遮熱カバー85により遮られ、直接エッジ73に接
触することがなくなり、エッジ73が高温になることを
より有効に防止することができる。
【0037】また、振動板69の先端部69a,エッジ
73および遮熱カバー85により空間部87が形成され
るため、この空間部87がダンパー室として作用し、振
動板69の共振点のピークが抑えられ、フラットな振動
特性を得ることができる。
73および遮熱カバー85により空間部87が形成され
るため、この空間部87がダンパー室として作用し、振
動板69の共振点のピークが抑えられ、フラットな振動
特性を得ることができる。
【0038】図6は、本発明のコーン形スピーカの第5
の実施例を示すもので、この実施例では、遮熱カバー8
9の両端縁に、外側に突出するフランジ部89a,89
bが形成されている。
の実施例を示すもので、この実施例では、遮熱カバー8
9の両端縁に、外側に突出するフランジ部89a,89
bが形成されている。
【0039】そして、一側のフランジ部89aが取付部
材75に固定され、他側のフランジ部89bが隔壁83
に固定されている。この実施例においても、第4の実施
例とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例
では、コーン形スピーカを隔壁83に容易に取り付ける
ことが可能になる。
材75に固定され、他側のフランジ部89bが隔壁83
に固定されている。この実施例においても、第4の実施
例とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例
では、コーン形スピーカを隔壁83に容易に取り付ける
ことが可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のコーン形
スピーカでは、エッジを遮熱カバーにより覆ったので、
放射熱等が遮熱カバーにより遮られ、直接エッジに接触
することがなくなり、エッジが高温になることを有効に
防止することができる。
スピーカでは、エッジを遮熱カバーにより覆ったので、
放射熱等が遮熱カバーにより遮られ、直接エッジに接触
することがなくなり、エッジが高温になることを有効に
防止することができる。
【0041】請求項2のコーン形スピーカでは、遮熱カ
バーの内周面を先端に向けて拡径したので、振動板で発
生した音を前方に向けて円滑に放射することができる。
請求項3のコーン形スピーカでは、エッジを振動板の先
端部により覆ったので、放射熱等が振動板により遮ら
れ、直接エッジに接触することが少なくなり、エッジが
高温になることを有効に防止することができる。
バーの内周面を先端に向けて拡径したので、振動板で発
生した音を前方に向けて円滑に放射することができる。
請求項3のコーン形スピーカでは、エッジを振動板の先
端部により覆ったので、放射熱等が振動板により遮ら
れ、直接エッジに接触することが少なくなり、エッジが
高温になることを有効に防止することができる。
【0042】請求項4のコーン形スピーカでは、振動板
の先端部およびエッジの外周を遮熱カバーにより覆った
ので、放射熱等が遮熱カバーにより遮られ、直接エッジ
に接触することがなくなり、エッジが高温になることを
より有効に防止することができるという利点がある。
の先端部およびエッジの外周を遮熱カバーにより覆った
ので、放射熱等が遮熱カバーにより遮られ、直接エッジ
に接触することがなくなり、エッジが高温になることを
より有効に防止することができるという利点がある。
【図1】本発明のコーン形スピーカの第1の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1の遮熱カバーを示す正面図である。
【図3】本発明のコーン形スピーカの第2の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】本発明のコーン形スピーカの第3の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】本発明のコーン形スピーカの第4の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】本発明のコーン形スピーカの第5の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】従来の能動型消音器を示す断面図である。
【図8】図7の−線に沿う断面図である。
【図9】従来のコーン形スピーカを示す断面図である。
61 フレーム 69 振動板 69a 先端部 73 エッジ 77,81,85,89 遮熱カバー 81a 内周面
Claims (4)
- 【請求項1】 先端が開口されるフレーム(61)内に
収容され、先端に向けて広がる円錐台状の振動板(6
9)の先端に、環状のエッジ(73)を配置し、前記エ
ッジ(73)を前記フレーム(61)の先端に固定して
なるコーン形スピーカにおいて、 前記エッジ(73)を、前記フレーム(61)に固定さ
れる遮熱カバー(77,81)により覆ってなることを
特徴とするコーン形スピーカ。 - 【請求項2】 前記遮熱カバー(81)の内周面(81
a)を先端に向けて拡径してなることを特徴とする請求
項1記載のコーン形スピーカ。 - 【請求項3】 先端が開口されるフレーム(61)内に
収容され、先端に向けて広がる円錐台状の振動板(6
9)の先端に、環状のエッジ(73)を配置し、前記エ
ッジ(73)を前記フレーム(61)に固定してなるコ
ーン形スピーカにおいて、 前記振動板(69)の先端より後方の外周に前記エッジ
(73)を配置し、前記エッジ(73)を前記振動板
(69)の先端部(69a)により覆ってなることを特
徴とするコーン形スピーカ。 - 【請求項4】 前記振動板(69)の先端部(69a)
およびエッジ(73)の外周を遮熱カバー(85,8
9)により覆ってなることを特徴とする請求項3記載の
コーン形スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14338494A JPH089491A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | コーン形スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14338494A JPH089491A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | コーン形スピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089491A true JPH089491A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15337524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14338494A Pending JPH089491A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | コーン形スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007124448A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Pioneer Electronic Corp | スピーカユニット及びスピーカ取付用ブラケット |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14338494A patent/JPH089491A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007124448A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Pioneer Electronic Corp | スピーカユニット及びスピーカ取付用ブラケット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1398991B1 (en) | Acoustic Noise Reducing | |
JP2010183221A (ja) | ノイズキャンセルヘッドホン | |
US20020114484A1 (en) | Compact narrow band loudspeaker enclosure | |
JP2769738B2 (ja) | スピーカ装置 | |
JPH0115267Y2 (ja) | ||
US5898138A (en) | Loudspeaker having horn loaded driver and vent | |
JP2004120747A (ja) | 音響装置の熱伝達装置 | |
JPH089491A (ja) | コーン形スピーカ | |
EP3673482B1 (en) | Noise cancellation headphone | |
US10477293B2 (en) | Headphone | |
US2949163A (en) | Loudspeaker baffle assembly | |
CN114071298A (zh) | 头戴式耳机 | |
JP3701779B2 (ja) | コアキシャルスピーカ | |
JPH11224092A (ja) | 消音装置 | |
JPH08253082A (ja) | 自動車用ドアスピーカ装置 | |
JPH089492A (ja) | コーン形スピーカ | |
JPH06101444A (ja) | 能動型消音器 | |
TWI835030B (zh) | 噪音消除致能耳機 | |
JPH0693826A (ja) | 能動型消音器 | |
JPH09307985A (ja) | スピーカ装置 | |
JP2002232984A (ja) | スピーカ装置 | |
JPH07114516B2 (ja) | バスレフ型スピーカシステム | |
KR970044249A (ko) | 내연기관 능동소음장치의 스피커보호구조 | |
JP2003134589A (ja) | スピーカエンクロージャー | |
JPH0883081A (ja) | 能動型消音器 |