JPH07114516B2 - バスレフ型スピーカシステム - Google Patents
バスレフ型スピーカシステムInfo
- Publication number
- JPH07114516B2 JPH07114516B2 JP2030410A JP3041090A JPH07114516B2 JP H07114516 B2 JPH07114516 B2 JP H07114516B2 JP 2030410 A JP2030410 A JP 2030410A JP 3041090 A JP3041090 A JP 3041090A JP H07114516 B2 JPH07114516 B2 JP H07114516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- acoustic
- opening
- bass reflex
- horn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、バッフル面の面積を効率よく音放射に利用
できるバスレフ型スピーカシステムの構造に関するもの
である。
できるバスレフ型スピーカシステムの構造に関するもの
である。
[従来の技術] 小型キャビネットであっても豊かな低音を再生するスピ
ーカとしてバスレフ型スピーカが知られている。
ーカとしてバスレフ型スピーカが知られている。
第5図は従来のバスレフ型スピーカを示す断面図、第6
図は第5図に示すバスレフ型スピーカの正面図である。
図は第5図に示すバスレフ型スピーカの正面図である。
図において、(1)は音を外部に放射するスピーカユニ
ット、(2)は低域の音を放射する音響ポート、(3)
は上記スピーカユニット(1)や上記音響ポート(2)
などを収納するキャビネット、(4)は上記スピーカユ
ニット(1)の前面から放射される音A、(5)は上記
スピーカユニット(1)の背面から放射される音B、
(6)は上記音響ポート(2)から放射される音C、
(7)は上記音響ポート(2)の開口部、(8)はスピ
ーカのバッフル面である。第5図において、スピーカユ
ニット(1)の背面から放射された音B(5)は音響ポ
ート(2)を介することによって低域の音が強められ、
スピーカユニット(1)の前面から放射される音A
(4)と合成される。したがって、音響ポート(2)か
ら放射される音の分だけ低音域の拡大をはかることがで
きる。
ット、(2)は低域の音を放射する音響ポート、(3)
は上記スピーカユニット(1)や上記音響ポート(2)
などを収納するキャビネット、(4)は上記スピーカユ
ニット(1)の前面から放射される音A、(5)は上記
スピーカユニット(1)の背面から放射される音B、
(6)は上記音響ポート(2)から放射される音C、
(7)は上記音響ポート(2)の開口部、(8)はスピ
ーカのバッフル面である。第5図において、スピーカユ
ニット(1)の背面から放射された音B(5)は音響ポ
ート(2)を介することによって低域の音が強められ、
スピーカユニット(1)の前面から放射される音A
(4)と合成される。したがって、音響ポート(2)か
ら放射される音の分だけ低音域の拡大をはかることがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のバスレフ型スピーカは以上のように構成されてお
り、第6図のように音響ポートをバッフル面に配置した
場合には、バッフル面に音響ポートの開口部が必要であ
り、その分だけバッフル面の面積を大きく確保する必要
があった。
り、第6図のように音響ポートをバッフル面に配置した
場合には、バッフル面に音響ポートの開口部が必要であ
り、その分だけバッフル面の面積を大きく確保する必要
があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、スピーカユニットからの音放射と音響ポート
からの音放射とを音放射空間を共有して行わせることに
よってバッフル面全体を効率的に音放射に利用できるバ
スレフ型スピーカシステムを得ることを目的とする。
たもので、スピーカユニットからの音放射と音響ポート
からの音放射とを音放射空間を共有して行わせることに
よってバッフル面全体を効率的に音放射に利用できるバ
スレフ型スピーカシステムを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明によるバスレフ型スピーカシステムは、音を外
部に放射するスピーカユニットと、低域の音を放射する
ための音響ポートと、をキャビネット内に配置したバス
レフ型スピーカシステムにおいて、前記スピーカユニッ
トから該前面のバッフル面に向かって開いて配設された
音響ホーンと、前記音響ホーンのバッフル面側の一部に
形成された複数の開口部と、前記開口部の内側でかつ前
記音響ホーン形状の延長線上に配置された吸音材と、を
有し、前記音響ポートは、前記音響ホーンの開口部から
の内側折返し部と該内側折返し部と対向するキャビネッ
ト内面とで形成され、かつ前記開口部は前記音響ポート
の開口部として用いられ、前記スピーカユニットからの
音放射と前記音響ポートからの音放射とを前記音響ホー
ン内部の空間を共有させて行わせるものである。
部に放射するスピーカユニットと、低域の音を放射する
ための音響ポートと、をキャビネット内に配置したバス
レフ型スピーカシステムにおいて、前記スピーカユニッ
トから該前面のバッフル面に向かって開いて配設された
音響ホーンと、前記音響ホーンのバッフル面側の一部に
形成された複数の開口部と、前記開口部の内側でかつ前
記音響ホーン形状の延長線上に配置された吸音材と、を
有し、前記音響ポートは、前記音響ホーンの開口部から
の内側折返し部と該内側折返し部と対向するキャビネッ
ト内面とで形成され、かつ前記開口部は前記音響ポート
の開口部として用いられ、前記スピーカユニットからの
音放射と前記音響ポートからの音放射とを前記音響ホー
ン内部の空間を共有させて行わせるものである。
[作用] この発明によるバスレフ型スピーカシステムはキャビネ
ットに内蔵されたスピーカユニットの前面に配置した音
響ホーンの一部を音響ポートの開口部とし、スピーカユ
ニットからの音放射空間と音響ポートからの音放射空間
とを共有化することによって、バッフル面の効率的利用
をはかる。
ットに内蔵されたスピーカユニットの前面に配置した音
響ホーンの一部を音響ポートの開口部とし、スピーカユ
ニットからの音放射空間と音響ポートからの音放射空間
とを共有化することによって、バッフル面の効率的利用
をはかる。
[実施例] 以下、この発明を図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例によるのバスレフ型スピー
カシステムを示す断面図、第2図は第1図に示すバスレ
フ型スピーカシステムの正面図である。図において、
(9)はスピーカユニット(1)の前面から放射される
音A(4)をバッフル面(8)まで導く音響ホーン、
(7)は音響ホーン(9)内部に設けた開口部、(10)
は開口部(7)内にホーン形状に沿って配置した吸音材
である。その他の部分については従来例と同様であるの
で説明を省略する。
カシステムを示す断面図、第2図は第1図に示すバスレ
フ型スピーカシステムの正面図である。図において、
(9)はスピーカユニット(1)の前面から放射される
音A(4)をバッフル面(8)まで導く音響ホーン、
(7)は音響ホーン(9)内部に設けた開口部、(10)
は開口部(7)内にホーン形状に沿って配置した吸音材
である。その他の部分については従来例と同様であるの
で説明を省略する。
次に構造について説明する。
第1図に示すように、この発明においてはスピーカユニ
ット(1)の前面に音響ホーン(9)を設置し、スピー
カユニット(1)の前面から放射される音A(4)をバ
ッフル面(8)まで導いている。
ット(1)の前面に音響ホーン(9)を設置し、スピー
カユニット(1)の前面から放射される音A(4)をバ
ッフル面(8)まで導いている。
上記音響ホーン(9)の一部には複数の開口部(7)が
設けられている。更に、スピーカユニット(1)の背面
から放射された音B(5)は、音響ポート(2)を介し
て上記開口部(7)から音C(6)として放射される。
このことにより、音響ホーン(9)の一部を音響ポート
(2)の開口部(7)として利用している。ここで、図
1に示すように、音響ポート(2)は、音響ホーン
(9)の開口部(7)からの内側折返し部と該内側折返
し部と対向するキャビネット(3)の内面とで構成され
ている。また、開口部(7)の内側にはホーン形状の延
長線上に沿って吸音材(10)が配置されている。この吸
音材(10)はホーン形状を一定の広がりに保つと同時
に、特に高域の音を吸収する効果をもたせるものであ
る。
設けられている。更に、スピーカユニット(1)の背面
から放射された音B(5)は、音響ポート(2)を介し
て上記開口部(7)から音C(6)として放射される。
このことにより、音響ホーン(9)の一部を音響ポート
(2)の開口部(7)として利用している。ここで、図
1に示すように、音響ポート(2)は、音響ホーン
(9)の開口部(7)からの内側折返し部と該内側折返
し部と対向するキャビネット(3)の内面とで構成され
ている。また、開口部(7)の内側にはホーン形状の延
長線上に沿って吸音材(10)が配置されている。この吸
音材(10)はホーン形状を一定の広がりに保つと同時
に、特に高域の音を吸収する効果をもたせるものであ
る。
したがって、スピーカユニット(1)の前面から音響ホ
ーン(9)を介して放射される音の乱れは吸音材(10)
によって軽減されるとともに、音響ポート(2)からの
音放射とスピーカユニットからの音放射とは音放射空間
を共有でき、音響ポート用の面積をバッフル面上に確保
する必要はないので、バッフル面の効率よい利用が可能
になる。
ーン(9)を介して放射される音の乱れは吸音材(10)
によって軽減されるとともに、音響ポート(2)からの
音放射とスピーカユニットからの音放射とは音放射空間
を共有でき、音響ポート用の面積をバッフル面上に確保
する必要はないので、バッフル面の効率よい利用が可能
になる。
なお、上記実施例では音響ポート(2)に通常の断面積
変化の一様なポートを用いているが、第3図のように断
面積がバッフル面に向って広がるホーンタイプの音響ポ
ート(11)を用いてもよく、第4図のように音響ポート
(2)の代りに音響迷路(12)を用いても同様の効果が
得られる。
変化の一様なポートを用いているが、第3図のように断
面積がバッフル面に向って広がるホーンタイプの音響ポ
ート(11)を用いてもよく、第4図のように音響ポート
(2)の代りに音響迷路(12)を用いても同様の効果が
得られる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によればキャビネットに内蔵さ
れたスピーカユニットの前面にバッフル面に開いた音響
ホーンを配置し、上記ホーンの一部に複数の開口部を設
けるとともに当該開口部内にホーン形状に沿った吸音材
を配置し、上記開口部を音響ポートの開口部になるよう
に構成したので、バッフル面全体を効率的に音放射に利
用できる。
れたスピーカユニットの前面にバッフル面に開いた音響
ホーンを配置し、上記ホーンの一部に複数の開口部を設
けるとともに当該開口部内にホーン形状に沿った吸音材
を配置し、上記開口部を音響ポートの開口部になるよう
に構成したので、バッフル面全体を効率的に音放射に利
用できる。
第1図はこの発明の一実施例をによるバスレフ型スピー
カシステムを示す断面図、第2図は第1図に示すバスレ
フ型スピーカシステムの正面図、第3図,第4図はこの
発明の他の実施例を示すバスレフ型スピーカシステムの
断面図、第5図は従来のバスレフ型スピーカを示す断面
図、第6図は第5図に示すバスレフ型スピーカの正面図
である。 図において、1はスピーカユニット、2は音響ポート、
3はキャビネット、4は放射される音A、5は放射され
る音B、6は放射される音C、7は音響ポートの開口
部、8はバッフル面、9は音響ホーン、10は吸音材、11
はホーンタイプの音響ポート、12は音響迷路である。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
カシステムを示す断面図、第2図は第1図に示すバスレ
フ型スピーカシステムの正面図、第3図,第4図はこの
発明の他の実施例を示すバスレフ型スピーカシステムの
断面図、第5図は従来のバスレフ型スピーカを示す断面
図、第6図は第5図に示すバスレフ型スピーカの正面図
である。 図において、1はスピーカユニット、2は音響ポート、
3はキャビネット、4は放射される音A、5は放射され
る音B、6は放射される音C、7は音響ポートの開口
部、8はバッフル面、9は音響ホーン、10は吸音材、11
はホーンタイプの音響ポート、12は音響迷路である。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−55630(JP,A) 実開 昭56−119390(JP,U) 実開 平1−149193(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】音を外部に放射するスピーカユニットと、
低域の音を放射するための音響ポートと、をキャビネッ
ト内に配置したバスレフ型スピーカシステムにおいて、 前記スピーカユニットから該前面のバッフル面に向かっ
て開いて配設された音響ホーンと、 前記音響ホーンのバッフル面側の一部に形成された開口
部と、 前記開口部の内側でかつ前記音響ホーン形状の延長線上
に配置された吸音材と、を有し、 前記音響ポートは、前記音響ホーンの開口部からの内側
折返し部と該内側折返し部と対向するキャビネット内面
とで形成され、かつ前記開口部は前記音響ポートの開口
部として用いられ、 前記スピーカユニットからの音放射と前記音響ポートか
らの音放射とを前記音響ホーン内部の空間を共有させて
行わせることを特徴とするバスレフ型スピーカシステ
ム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030410A JPH07114516B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | バスレフ型スピーカシステム |
US08/068,837 US5432860A (en) | 1990-02-09 | 1993-05-27 | Speaker system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030410A JPH07114516B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | バスレフ型スピーカシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235497A JPH03235497A (ja) | 1991-10-21 |
JPH07114516B2 true JPH07114516B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=12303178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2030410A Expired - Lifetime JPH07114516B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | バスレフ型スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114516B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007198092A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Toto Ltd | 吐水装置 |
US8042647B1 (en) * | 2009-03-16 | 2011-10-25 | Robert Layton, Jr. | Speaker side air supply |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5255630A (en) * | 1975-10-31 | 1977-05-07 | Kazuhiko Yamanami | Speaker box |
JPS56119390U (ja) * | 1980-02-08 | 1981-09-11 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2030410A patent/JPH07114516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03235497A (ja) | 1991-10-21 |
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