JPH0633749Y2 - 低音再生用スピーカシステム - Google Patents

低音再生用スピーカシステム

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JPH0633749Y2
JPH0633749Y2 JP4205889U JP4205889U JPH0633749Y2 JP H0633749 Y2 JPH0633749 Y2 JP H0633749Y2 JP 4205889 U JP4205889 U JP 4205889U JP 4205889 U JP4205889 U JP 4205889U JP H0633749 Y2 JPH0633749 Y2 JP H0633749Y2
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JP
Japan
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acoustic tube
speaker
speaker system
speaker unit
bass
Prior art date
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JP4205889U
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English (en)
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JPH0328895U (ja
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純一 早川
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は低音再生用スピーカシステムに係り、特に、
車載用に好適な低音再生用スピーカシステムに関する。
(ロ)従来技術。考案が解決しようとする問題点 従来より、低音再生用スピーカシステムとしては、例え
ば、特開昭63−120586号公報に記載されたような低音再
生用スピーカシステムが知られている。
第5図(a)(b)は上記したスピーカシステムを示す
断面図である。
しかし、上記した従来のものにおいては、スピーカユニ
ット20がこの低音再生用スピーカシステムの放音方向と
同じ矢印F方向に向いているために、キャビネットの寸
法tがスピーカユニット20の直径dに左右され、このた
め車載用の小型の低音再生用スピーカシステムを提供す
ることができないという問題があった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、キャビネットの寸法tを小さく
して車載用スピーカとして使用することのできる低音再
生用スピーカシステムを提供することにある。
(ハ)問題を解決するための手段 この考案の低音再生用スピーカシステムは、スピーカユ
ニットの背面から連続的に形成した音響管と、前記スピ
ーカユニットの前面に設けた空室と、この空室に設けた
バスレフのポートとからなり、前記音響管の開口部を空
室に連結させるようにした低音再生用スピーカシステム
において、前記空室と音響管とを形成する仕切板を設
け、音響管の一方の端部から他方の端部までの音響管の
一つの面を前記仕切板で形成されるように構成したもの
である。
また、スピーカユニットの背面から連続的に形成した音
響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空室と、
この空室に設けたバスレフのポートとからなり、前記音
響管の開口部を空室に連結させるようにした低音再生用
スピーカシステムにおいて、音響管は低音再生用スピー
カシステムのエンクロージャの外側に設け、且つ、可撓
性を有するように構成したものである。
更に、スピーカユニットの放音方向とバスレフのポート
の方向とは略90度をなすように構成したものである。
そして、バスレフのポートの共振周波数と音響管に半波
長がのる周波数とは略同一であるように構成したもので
ある。
(ニ)作用 この考案によれば、スピーカユニットの背面から連続的
に形成した音響管と、前記スピーカユニットの前面に設
けた空室と、この空室に設けたバスレフのポートとから
なり、前記音響管の開口部を空室に連結させるようにし
た低音再生用スピーカシステムにおいて、 前記空室と音響管とを形成する仕切板を設け、音響管の
一方の端部から他方の端部までの音響管の一つの面を前
記仕切板で形成されるように構成したので、キャビネッ
トを小型にすることが可能となる。
また、スピーカユニットの背面から連続的に形成した音
響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空室と、
この空室に設けたバスレフのポートとからなり、前記音
響管の開口部を空室に連結させるようにした低音再生用
スピーカシステムにおいて、音響管は低音再生用スピー
カシステムのエンクロージャの外側に設け、且つ、可撓
性を有するように構成したので、キャビネットは小型に
なる。そして、音響管は可撓性を有するから設置の自由
度も拡大し、使い勝手が向上する。
更に、バスレフのポートの共振周波数と音響管に半波長
がのる周波数とは略同一になるように構成したので、ス
ピーカユニットの前面側に放音された音とスピーカユニ
ットの背面側に放音された逆位相の音とは同相になって
空室とポートからなる部分に加えられる。
そして、空室とポートとはバスレフ形のスピーカシステ
ムを構成するから低音域は能率よく外部に放射される。
(ホ)実施例 この考案に係る低音再生用スピーカシステムの実施例を
第1図乃至第4図に基づき説明する。
(実施例1) 第1図(a)(b)は第1の実施例を示し、第1図
(a)は断面図、第1図(b)はA−A′断面図であ
る。
図中、1はスピーカエンクロージャ、2はスピーカエン
クロージャ1内に設けた仕切板、3は仕切板2に取付け
たスピーカユニット、3aはスピーカユニット3の背面
側、3bはスピーカユニット3の前面側、4はスピーカユ
ニット3の背面側3aから連続して形成した音響管、4aは
音響管4を形成するために仕切板2とエンクロージャ1
との間に設けた管形成板、4bは音響管4の一方の端部、
4cは音響管4の他方の端部であって、音響管4の一方の
端部4bから他方の端部4cまでの音響管4の一つの面4dは
仕切板2で形成されている。
5はスピーカエンクロージャ1と仕切板2とでスピーカ
ユニット3の前面側3bに形成された空室、6は空室5と
スピーカエンクロージャ1の外部7とを結ぶポート、8
は音響管4の端部4cに設けた開口部であり、この開口部
8は仕切板2に設けられ、音響管4と空室5とを連結し
ている。
また、ポート6の共振周波数と音響管4に半波長がのる
周波数とは略同一になるように構成している。
このように構成された低音再生用スピーカにおいて、ス
ピーカユニット3の前面側3bに放音された音は空室5に
導かれるが、スピーカユニット3の前面側3bには空室5
とポート6とからなるバスレフ形のスピーカシステムB
を形成しているから、ポート6の共振周波数付近の低音
域は略逆相となってスピーカエンクロージャ1の外部7
に導かれる。
一方、スピーカユニット3の背面側3aに放音された音は
音響管4を経て音響管4の端部4cに形成した開口部8に
導かれるが、この低音再生用スピーカシステムの音響管
4に半波長がのる周波数付近の低音域は開口部8では再
び逆位相となっている。
そして、音響管4を通った音も前記バスレフ形のスピー
カシステムBに加えられるが、このバスレフ形のスピー
カシステムBではスピーカユニット3の前面側3bの音と
背面側3aの音とが同相になって加算されるから、低音域
が能率よく再生される。
特に、この考案ではポート6の共振周波数と音響管4に
半波長がのる周波数とは略同一になるように構成したの
で再生能率は著しく向上する。
また、スピーカユニット3と音響管4と空室5とを上記
したようにスピーカエンクロージャ1内に配置したの
で、スピーカエンクロージャ1の寸法t1を小さくするこ
とができる。
(実施例2) 第2図乃至第4図は第2の実施例を示し、第2図は斜視
図、第3図は断面図、第4図は正面図である。
図において、11はスピーカエンクロージャ、12はスピー
カユニットであり、スピーカユニット12の背面側12aに
放音された音は小室13に導かれ、スピーカユニット12の
前面側13bの音は空室14に導かれるようにスピーカユニ
ット12を小室13に取り付ける。
空室14にはポート15が設けられ小室13に設けられた孔13
aと空室14に設けられた孔14aには可撓性を有する音響管
16が接続されている。
更に、ポート15の共振周波数と音響管16に半波長がのる
周波数とは略同一になるように構成している。
このように構成された低音再生用スピーカにおいて、ス
ピーカユニット12の前面側12bに放音された音は空室14
に導かれるが、スピーカユニット12の前面側12bには空
室14とポート15とからなるバスレフ形のスピカシステム
Bを形成しているから、ポート15の共振周波数付近の低
音域は略逆相となってスピーカエンクロージャ11の外部
17に導かれる。
一方、スピーカユニット12の背面側12aに放音された音
は音響管16を経て空室14に導かれるが、この低音再生用
スピーカシステムの音響管16に半波長がのる周波数付近
の低音域は孔14a付近では再び逆位相となっている。
そして、音響管16を通った音も前記バスレフ形のスピー
カシステムBに加えられるが、このバスレフ形のスピー
カシステムBではスピーカユニット12の前面側12bの音
と背面部12aの音とが同相になって加算されるから、低
音域が能率よく再生される。
特に、この考案ではポート15の共振周波数と音響管16に
半波長がのる周波数とは略同一になるように構成したの
で再生能率は著しく向上する。
第2の実施例ではスピーカユニット12と空室14と音響管
16とを上記したように配置したのでスピーカエンクロー
ジャ11の寸法t2を小さくすることができる。
なお、孔13a,14aを複数設ければ配置の際の自由度を更
に拡大することができる。
勿論、使用しない孔はふさがなければならない。
また、音響管16の長さを可変出来るようにすれば音質を
可変することができるので、多様なユーザニーズに対応
することも可能となる。
(ヘ)考案の効果 この考案に係る低音再生用スピーカによれば上述のよう
に構成したので、請求項1ではエンクロージャを小型に
することができる。
したがって、車両のシート下側等に容易に設置すること
が可能となる。
請求項2では音響管をエンクロージャの外側に設けるよ
うにしたので、エンクロージャは更に小型になり、ま
た、音響管は可撓性を有するから狭い車両内での設置の
自由度は一層拡大する。
請求項4では、空室とポートとはバスレフ形のスピーカ
システムを構成するから低音域は能率よく外部に放射さ
れる。
しかも、構造が簡単であって、また安価に構成すること
ができるため実施も容易である等の優れた特長を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案に係る低音再生用スピーカ
システムの実施例を示し、第1図(a)は断面図、第1
図(b)はA−A′断面図、第2図乃至第4図はこの考
案の他の実施例を示し、第2図は斜視図、第3図は断面
図、第4図は正面図である。 第5図は従来の実施例を示し、第5図(a)は断面図、
第5図(b)はB−B′断面図である。 主な符号の説明 1:スピーカエンクロージャ 2:仕切板 3:スピーカユニット 4:音響管、4a:管形成板 5:空室 6:ポート 8:開口部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカユニットの背面から連続的に形成
    した音響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空
    室と、この空室に設けたバスレフのポートとからなり、
    前記音響管の開口部を空室に連結させるようにした低音
    再生用スピーカシステムにおいて、 前記空室と音響管とを形成する仕切板を設け、音響管の
    一方の端部から他方の端部までの音響管の一つの面は前
    記仕切板で形成されるように構成したことを特徴とする
    低音再生用スピーカシステム。
  2. 【請求項2】スピーカユニットの背面から連続的に形成
    した音響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空
    室と、この空室に設けたバスレフのポートとからなり、
    前記音響管の開口部を空室に連結させるようにした低音
    再生用スピーカシステムにおいて、 音響管は低音再生用スピーカシステムのエンクロージャ
    の外側に設け、且つ、可撓性を有するように構成したこ
    とを特徴とする低音再生用スピーカシステム。
  3. 【請求項3】スピーカユニットの放音方向とバスレフの
    ポートの方向とは略90度をなすように構成したことを特
    徴とする請求項1または2記載の低音再生用スピーカシ
    ステム。
  4. 【請求項4】バスレフのポートの共振周波数と音響管に
    半波長がのる周波数とは略同一であることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の低音再生用スピーカシステ
    ム。
JP4205889U 1989-04-12 1989-04-12 低音再生用スピーカシステム Expired - Lifetime JPH0633749Y2 (ja)

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JPH0328895U JPH0328895U (ja) 1991-03-22
JPH0633749Y2 true JPH0633749Y2 (ja) 1994-08-31

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JP2002305786A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Kenwood Corp スピーカシステムおよびスピーカユニット組み込みテーブル
US8983101B2 (en) * 2012-05-22 2015-03-17 Shure Acquisition Holdings, Inc. Earphone assembly

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