JPH0894627A - 容器移送装置 - Google Patents

容器移送装置

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JPH0894627A
JPH0894627A JP25292794A JP25292794A JPH0894627A JP H0894627 A JPH0894627 A JP H0894627A JP 25292794 A JP25292794 A JP 25292794A JP 25292794 A JP25292794 A JP 25292794A JP H0894627 A JPH0894627 A JP H0894627A
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JP
Japan
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rack
information
centrifugal
container
containers
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JP25292794A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Sano
嘉彦 佐野
Koichi Wakatake
孝一 若竹
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Nittec KK
Nissho Corp
Original Assignee
Nittec KK
Nissho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器が立設された複数本のラック中に、例え
ば、ラック情報や容器情報が読み取れないもの又は異種
検査用容器や異サイズ容器が混入されたラック或はラッ
クに立設された容器本数が不足しているものが混入して
いても、これら異状のあるものを自動的に選別して、こ
れを搬送ラインから自動的に除去し、異状がないものだ
けを所定位置まで搬送することで、この種の搬送作業や
遠心分離処理および分析処理の連続処理を実現できる容
器移送装置を提供する。 【構成】 ラックに保持された容器を所定位置まで搬送
する搬送ラインの中途部に、ラック情報や容器情報、容
器数、容器種別等の読み取り手段を配設し、該読取手段
によりラック情報や容器情報の読取不良または異種検査
用容器や異サイズ容器の混入或は容器本数不足等のデフ
ォルト情報を検知して、当該デフォルト情報が検知され
た容器を含むラックを上記搬送ラインに接続されたデフ
ォルトラインへと移送しストックするように、上記搬送
ラインおよびデフォルトラインを駆動制御するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、検体が収容
された採血管等の容器を自動的に遠心分離装置へ搬送す
るように構成されてなる容器移送装置に係り、特に、ラ
ックに立設された容器の中から、ラック情報や容器情報
が読み取れないもの又は異種検査用容器や異サイズ容器
が混入されたラック、或は、ラックに立設された容器本
数が不足しているものなどを搬送ラインから自動的に除
去して、検査に支障をきたす虞れがないものだけを移送
するように構成してなる容器移送装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、血液感染事故を防止し、
かつ、省人化およびリアルタイム診療の実施という観点
から、血液の臨床生化学的分析や臨床免疫学的分析等の
分析を自動的に行なうことは勿論、採血後の検体容器を
自動的に自動分析装置へ搬送する試みが種々実験的に行
なわれているのは、周知の通りである。
【0003】しかしながら、従来の検体搬送システムに
あっては、所定本数の容器をラックに立設した状態で、
これを検査別に仕分けて搬送するように構成したものが
殆どであり、例えば、ラック情報や容器情報が読み取れ
ないもの、または、異種検査用容器や異サイズ容器が混
入されたラック、或は、ラックに立設された容器本数が
不足しているものであっても、これをそのまま搬送ライ
ンへ流すように構成されているため、搬送ラインが途中
でストップしたり、自動遠心分離器による遠心分離処理
や検査機器による分析作業が中断し、或は、歯抜け状態
の分析を余儀なくされ、連続遠心処理作業や分析作業の
効率が非常に悪くなる、という問題を有していた。
【0004】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、容器が立設さ
れた複数本のラック中に、例えば、ラック情報や容器情
報が読み取れないもの、または、異種検査用容器や異サ
イズ容器が混入されたラック、或は、ラックに立設され
た容器本数が不足しているものが混入していても、これ
ら異状のあるものを自動的に選別して、これを搬送ライ
ンから自動的に除去して、異状がないものだけを所定位
置まで搬送することで、この種の搬送作業や遠心分離処
理および分析処理の連続処理が可能となる容器移送装置
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る容器移送装置にあっては、ラックに保
持された容器を所定位置まで搬送する搬送ラインの中途
部に、ラック情報や容器情報、容器数、容器種別等を読
み取る手段を配設し、該読取手段によりラック情報や容
器情報の読取不良または異種検査用容器や異サイズ容器
の混入或は容器本数不足等のデフォルト情報を検知し
て、当該デフォルト情報で検知された容器を含むラック
を上記搬送ラインに接続されたデフォルトラインへ移送
しストックするように、上記搬送ラインおよびデフォル
トラインを駆動制御することを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基きこの発
明を詳細に説明する。
【0007】図1には、この発明に係る容器移送装置が
適用された全自動前処理装置が示されており、この全自
動前処理装置は、採血された血液検体が収容されてなる
検体容器1と、この検体容器1が複数本(図示の実施例
では5本)づつ立設されたラック2と、該ラック2に保
持された検体容器1を検体ストックヤード10から遠心
セット位置aへ搬送する第1搬送ライン11と、この第
1搬送ライン11の中途部に連結されたデフォルトライ
ン20と、この第1搬送ライン11の終端部近傍に配設
された自動遠心分離装置30と、この自動遠心分離装置
30で遠心分離処理が終了した検体容器1を検査別分注
位置eまで搬送する第2搬送ライン40と、この第2搬
送ライン40の中途部に配設された遠心状態判定装置5
0及び自動開栓装置55と、この自動開栓装置55で開
口された検体容器1内から検体を吸引して各子容器6に
検査別毎に自動分注する検体分注装置60と、上記分注
作業が終了した検体容器1のラック2をストックする処
理済容器ストックヤード70と、これら各装置を連係さ
せて駆動制御する制御装置80と、から構成されてい
る。尚、図中符合90は、情報入力部を示している。
【0008】検体容器1は、断面略U字状に形成された
公知の採血管等と同様に形成されており、その上端開口
部には、プラスチックシート状の密封栓或はゴム栓(図
示せず)が封着されている。
【0009】また、この検体容器1の外周面には、バー
コードラベル(図示せず)が貼着されており、該バーコ
ードラベルには、検体情報が予め入力されている。この
検体情報としては、例えば、患者氏名や患者登録番号ま
たは性別、保険種別や保険番号、検査種別等の識別情報
がバーコード化されて記録されている。勿論、この識別
情報のバーコード化手段は公知であるので、その詳細な
説明をここでは省略する。
【0010】ラック2は、上記検体容器1を複数本(図
示の実施例では5本)づつ立設するように構成されてい
ると共に、該ラック2の外表面には、ラック番号が記録
されたバーコードラベル(図示せず)が貼着されてい
る。勿論、このラック番号は、磁気記憶媒体で構成し、
或は、光が透過する複数個の小孔を組み合わせて構成さ
れてなる公知の手段で形成することもできる。
【0011】このように複数本の検体容器1が立設保持
されたラック2は、前記検体ストックヤード10にセッ
トされる。
【0012】検体ストックヤード10は、上記のように
セットされたラック2を複数本並列にストックするもの
で、該検体ストックヤード10にセットされたラック2
は、前記第1搬送ライン11を介して順次遠心セット位
置aへ間欠搬送される。
【0013】第1搬送ライン11は、2条の並設された
エンドレスベルトで構成されてなる縦送り装置12と、
この縦送り装置12を間欠同期駆動する駆動装置(図示
せず)と、この縦送り装置12の終端部に配設された横
送り装置13と、この横送り装置13を間欠駆動する駆
動装置(図示せず)と、から構成されており、上記遠心
セット位置aは、上記横送り装置13で搬送されるラッ
ク2の停止位置に設定されている。尚、上記縦送り装置
12およびその駆動装置と横送り装置13およびその駆
動装置の構成は、公知のエンドレスベルトの間欠駆動機
構およびタイミングベルト等を利用したラック間欠押し
出し機構等を適宜組み合わせて構成することができるの
で、その詳細な説明をここでは省略する。
【0014】デフォルトライン20は、上記第1搬送ラ
イン11の右側に平行に配設された2条のエンドレスベ
ルトで構成され、その始端部は、上記第1搬送ライン1
1の横送り装置13の中途部に連結されている。尚、上
記エンドレスベルトを廃止して、上記デフォルトライン
20に送られた各ラック2は、次に送られてくるラック
2により押圧されて移送されるように構成してもよい。
【0015】そして、上記第1搬送ライン11の横送り
装置13の中途部であって、上記デフォルトライン20
との連結部の上流側には、ラック情報や容器情報の読取
不良または異種検査用容器や異サイズ容器の混入或は容
器本数不足等のデフォルト情報を読み取る情報読取装置
21が配設されている。
【0016】この情報読取装置21は、検体容器1やラ
ック2に貼着されたバーコードラベルのバーコード情報
を読み取るバーコードリーダと、ラック2に保持された
検体容器1の高さ寸法や本数を読み取るセンサー類とが
組み合わされて構成されている。
【0017】バーコードリーダは、公知の光学式バーコ
ードリーダ装置と同様に構成されており、検体容器1に
貼着されたバーコードラベルから、患者氏名や患者登録
番号または性別、保険種別や保険番号、検査種別等の識
別情報が読み取られる。また、自動遠心分離装置30に
よる遠心処理の要否も、上記上記遠心セット位置aに配
設されたバーコードリーダ28によって判読される。
【0018】従って、このバーコードリーダによってラ
ック番号や検体情報が読み取れなかった場合や、遠心分
離処理が不要な検体が収容された検体容器1がラック2
に混在して立設されている場合には、該ラック2はデフ
ォルトライン20に送られ、該情報は制御装置80へ入
力され記録される。
【0019】また、上記センサー類は、公知の光学式セ
ンサーで構成されており、上下方向に複数個配置し、或
は、一のセンサーが上下方向にスキャンしてラック2に
立設された検体容器1の高さ寸法を計測すると共に、該
センサー類の配置位置を通過した検体容器1の数を自動
的にカウントしてこれを記憶し、このカウント数が1ラ
ックに立設保持された検体容器1の数が所定本数以下の
場合には、該ラック2はデフォルトライン20へ送ら
れ、該情報は制御装置80に入力され記録される。
【0020】即ち、この実施例では、高さ寸法が異なる
検体容器1が混在している場合や検体容器1の立設本数
が不足する場合には、上記自動遠心分離装置30による
破損事故を招いたり平衡バランスが取れなくなるため、
これを異常ラックとして取り扱うように構成されてい
る。
【0021】このように制御装置80に異常ラックとし
て記録されたラック2は、上記第1搬送ライン11の横
送り装置13とデフォルトライン20との連結部に到達
すると、アクチュエータ等で構成された押圧装置(図示
せず)によってデフォルトライン20の始端部へ移送さ
れ、ストックされると共に、このストックされた情報
は、上記制御装置80に記録される。
【0022】このようにして情報読取装置21で異常な
しと判定されたラック2は、第1搬送ライン11の横送
り装置13によって遠心セット位置aまで搬送され、ピ
ックアップロボット25を介して前記自動遠心分離装置
30にセットされる。
【0023】ピックアップロボット25は、図1からも
明らかなように、上記第1搬送ライン11の縦送り装置
12と平行に配設されたガイドレール26と、このガイ
ドレール26の長手方向に沿ってスライド自在に、か
つ、昇降自在に取り付けられたクランパー27と、該ク
ランパー27を駆動させる駆動装置(図示せず)と、か
ら構成されている。尚、上記ガイドレール26の構成
は、公知のタイミングベルトまたはスクリューロッドを
利用した搬送機構と同様に構成されており、また、クラ
ンパー27は、公知のピックアップロボットに用いられ
ているクランパーと同様であるので、その詳細な説明を
ここでは省略する。
【0024】このように構成されてなるピックアップロ
ボット25は、上記遠心セット位置aまで搬送されたラ
ック2を1本づつクランプした後、これら各ラック2を
自動遠心分離装置30に形成された窓部31から自動遠
心分離装置30の内部に配設されてなるロータ(図示せ
ず)の対向位置へ回転バランスが取れるように架設し、
または、該ロータから遠心分離処理が終了したラック2
を順次取り外して第2搬送ライン40の始端部cへ搬送
し載置するように駆動制御される。
【0025】自動遠心分離装置30は、誤って手などを
差し込むことができないように、ロータおよびロータ駆
動部が透明または半透明な蓋体32で閉塞されており、
上記ピックアップロボット25によるラック2の脱着
は、上記蓋体32に開設された窓部31を介して行なわ
れるように構成されている他は、他の構成・作用は、公
知のバッチ処理方式の遠心分離装置と同様であるので、
その詳細な説明をここでは省略する。
【0026】勿論、この自動遠心分離装置30を、特許
第1523287号(特公平1−10267号)等を適
用して、連続遠心処理が可能なように構成することで、
ラック2の待機時間を大幅に短縮化できるように構成す
ることもできる。また、上記窓部31には、ピックアッ
プロボット25によるラック2の脱着作動に同期させて
該窓部31を開閉させる公知のシャッター機構を付設し
てもよい。
【0027】このようにして自動遠心分離装置30によ
る遠心分離処理が終了したラック2(ラック2に保持さ
れた検体容器1内の検体)は、上記ピックアップロボッ
ト25によって上記第2搬送ライン40の始端部cへ搬
送される。
【0028】第2搬送ライン40は、第1横送りベルト
装置41Aと、この第1横送りベルト装置41Aと平行
に配設された第2横送りベルト装置41Bと、この第2
横送りベルト装置41Bと平行に配設された第3横送り
ベルト装置41Cと、上記第2横送りベルト装置41B
の終端部に配設された縦送りベルト装置42と、該縦送
りベルト装置42の終端部に配設された分注横送りベル
ト装置43分注横送りベルト装置43と、から構成され
ている。
【0029】それ故、ピックアップロボット25によっ
て上記第1横送りベルト装置41Aの始端部b1 にセッ
トされたラック2は、先ず、図1左方向へ移送された
後、アクチュエータ等で構成された押圧装置(図示せ
ず)によって第2横送りベルト装置41Bの始端部へ移
送され、この第2横送りベルト装置41Bに移送された
ラック2は、次に、図1右方向へ移送されて遠心状態検
知位置cを経て開栓位置dへ送られる。
【0030】この遠心状態検知位置cには、該検体容器
1内の遠心状態を検知する遠心状態判定装置50が配設
されている。
【0031】この遠心状態判定装置50は、ラック2に
立設された検体容器1の上下方向に沿って光学式センサ
ーが走査して、この検体容器1内の遠心状態を検知する
もので、該光学式センサーは、公知の発光素子と受光素
子とが対設されて構成された透光式ものもや光反射式の
ものを用いることができるが、いずれの方式の場合に
も、遠心分離処理によって血ペイと血清との吸光度の差
異を受光素子で検出し、この吸光量をA/D変換電圧値
で比較して、該電圧値の差異が設定範囲以下の場合に
は、「混濁状態」とみなして、遠心分離処理不良と判定
し、或は、上記吸光度の変位高さ位置を検出すること
で、血清量・血漿量の不足を判定する。これは、検体容
器1の内径と検体高さから容易に計算することができ
る。尚、これらの情報は、制御装置80に入力され記録
される。
【0032】このようにして遠心状態判定装置50によ
り遠心不良検体が混在されている検体容器1が保持され
たラック2は、制御装置80により作動制御されるアク
チュエータで構成された押圧装置(図示せず)を介して
遠心状態判定位置cで第3横送りベルト装置41Cへ移
送され、該第3横送りベルト装置41Cへ移送された遠
心異常判定ラック2は、図1左方向へ移送され、返送位
置b2 へ送られる。
【0033】そして、上記返送位置b2 に到達した遠心
不良と判定されたラック2は、上記ピックアップロボッ
ト25を介して再び遠心セット位置aへ返送され、遠心
不足のものは前記手順で再度遠心分離処理が施される
が、再び、遠心不良と判定された場合には、開栓しない
まま処理済容器ストックヤード70へスルーで送り出さ
れ、そのラックナンバーや検体ナンバーは、上記制御装
置80に入力され記録される。また、上記遠心状態判定
装置50では、黄疸・乳ビ・溶血の測定も置くなうこと
ができる。
【0034】一方、上記遠心状態判定装置50により
「遠心不良なし」と判定されたラック2は、上記第2横
送りベルト装置41Bの終端部へ搬送された後、当該ラ
ック2を縦送りベルト装置42へ移送し、この縦送りベ
ルト装置42の終端部に当該ラック2が到達した後、当
該ラック2を上記分注横送りベルト装置43へ移送し、
この分注横送りベルト装置43の中途部に設定された検
査別分注位置eへ順次搬送するように構成されている。
【0035】また、上記第2横送りベルト装置41Bに
形成された上記遠心状態判定位置cの下流側に位置する
開栓位置dには、ストッパ44および自動開栓装置55
が配設されており、また、上記分注横送りベルト装置4
3の検査別分注位置eにはストッパ45が配設され、か
つ、該検査別分注位置eの手前には、検体容器IDとラ
ックIDを読み取るバーコードリーダ46が夫々配設さ
れている。勿論、この全自動前処理装置にあっては、ラ
ックIDのみで運用することもできる。
【0036】上記ストッパ44は、開栓位置dに到達し
たラック2を、該ラック2に保持された検体容器1のゴ
ム栓が取り除かれるまでの間、上記開栓位置dで停止さ
せるように上記第2横送りベルト装置41Bの搬送路を
開閉するように構成されている。
【0037】また、上記ストッパ45は、検査別分注位
置eに到達したラック2を、該ラック2に保持された検
体容器1からの検体吸引・分注作業が終了するまでの
間、該検査別分注位置eで停止させるように、上記分注
横送りベルト装置43の搬送路を開閉するように構成さ
れており、また、検体容器1を1容器分の1ピッチづつ
送るように構成されている。
【0038】尚、上記縦送りベルト装置42及びその駆
動装置47、第1横送りベルト装置41A、第2横送り
ベルト装置41B、第3横送りベルト装置41C及び分
注横送りベルト装置43とその各駆動装置48A,48
B,48C,49の構成は、前記第1搬送ライン11と
同様、公知のエンドレスベルトの駆動機構およびタイミ
ングベルト等を利用したラック間欠押し出し機構等を適
宜組み合わせて構成することができるので、その詳細な
説明をここでは省略する。また、バーコードリーダ46
の構成も公知のものと同様であるので、その詳細な説明
をここでは省略する。
【0039】自動開栓装置55は、上記横送りベルト装
置41の中途部dでラック2に立設保持された全ての検
体容器1からゴム栓を取り除くもので、その構成は、本
出願人が先に提案した特開平5−178394号(特願
平3−361092号)等に開示した公知の自動開栓機
構を適用することができるので、その詳細な説明をここ
では省略する。尚、検体容器1の割れを防止するために
は、上記ゴム栓に係合する係止部は、例えば、2本の刺
通ピンで構成するのが望ましい。
【0040】検体分注装置60は、左右方向に移動自在
なレール体61と、このレール体61の長手方向に沿っ
て手前から奥行方向にスライド自在で、かつ、昇降自在
なアーム体62と、このアーム体62に装着されたピペ
ット装置63と、から構成されている他は、レール体6
1の移動制御機構及びアーム体62のスライド・昇降制
御機構は、公知のXーY移送機構と同様であるので、そ
の詳細な説明をここでは省略する。また、ピペット装置
63自体の構成も、自動分析装置などに適用されている
公知のピペット装置と同様であるので、その詳細な説明
をここでは省略する。
【0041】このように構成された検体分注装置60
は、ラック2が検査別分注位置eに到達すると、先ず、
アーム体62がディスポチップが収容されたチップラッ
ク100,110のいずれかの上部まで移動した後、下
降して、ピペット装置63のピペット(図示せず)の下
端部に未使用のディスポチップを装着する。
【0042】この後、上記アーム体62は上昇して検査
別分注位置eの上方まで移動して下降し、ラック2に立
設保持された検体容器1内の血清中にピペット(ディス
ポチップ)の先端部を浸漬した後、ピペット装置63が
作動して上記血清を所要量吸引して上昇し、複数本の子
容器6が立設保持されたマガジン120,130の上方
まで移送される。
【0043】このようにして上記アーム体62がマガジ
ン120,130の予め指定された上方位置まで移送さ
れると、次に、上記アーム体62が下降し、ピペット
(ディスポチップ)の先端部を子容器6内に挿入し、吸
引した血清を所要量づつ吐出する。この吐出作業は、指
定された検査項目数に対応して各子容器6に対して連続
して行なわれる。
【0044】このようにして血清の分注作業が終了する
と、上記アーム体62は上昇して現位置まで復動し、こ
の現位置で上記ディスポチップがピペットの先端部から
取り除かれて廃棄される。
【0045】上記子容器6は、本実施例では2個のマガ
ジン120,130に、例えば、50本づつ立設保持さ
れており、マガジン120は生化学的分析用に、マガジ
ン130は免疫学的分析用に、という具合に検査別に用
いられるように配置される。勿論、この発明では、2個
のマガジン120,130を上記説明例のように用いる
ことなく、自動分析装置用のサンプルカセット等に対応
させて設定することもでき、その数も上記実施例に限定
されるものではない。
【0046】尚、上記マガジン120,130の設置部
位には、バーコード等で形成されたマガジンIDを読み
取るマガジンリーダ121,131が付設されている。
このマガジンリーダ121,131の構成は、前記ラッ
クIDを読み取るリーダと同様に構成されているので、
その詳細な説明をここでは省略する。
【0047】処理済容器ストックヤード70は、検体容
器1が保持されてなるラック2をストックする場所であ
り、上記分注横送りベルト装置43の終端部まで搬送さ
れたラック2は、縦送り装置71を介して処理済容器ス
トックヤード70へ順次押圧され移送される。勿論、こ
の処理済容器ストックヤード70の終端部に、例えば、
上記ストックされたラック2を次の位置へ搬送するラッ
ク移送装置(図1に仮想線で示す)を連結し、検体容器
の連続自動搬送システムに当該全自動前処理装置を組み
込んで構成することもできる。
【0048】制御装置80は、コンピュータCPUで構
成されており、上記各機構を連係させた状態で連続的に
作動制御すると共に、上記バーコードリーダ28及び4
6で読み取られたラックIDとマガジンリーダ121,
131で読み取られたマガジンIDとを対照させ、検体
の分注ミスが発生しないように管理し、また、自動遠心
分離装置30へのラック2の架設状態や遠心分離時間を
管理するように構成されている。
【0049】また、この制御装置80には、電源81、
プリンタ82、CRT等で形成された表示部及びキィボ
ード83、ICカードリーダまたはフロッピーディスク
ドライブ84及びデータ通信装置85が接続されてお
り、遠心分離処理の状態や分注作業の管理データ等がリ
アルタイムで表示部に表示され、かつ、プリンタ82に
プリントアウトできるように構成されている。尚、IC
カードリーダまたはフロッピーディスクドライブ84
は、例えば、本全自動前処理装置の取扱者番号や前処理
条件等のプログラムが入力されたICカードまたはフロ
ッピーディスク(図示せず)からこのプログラムを読み
出し、これを制御装置80に落とすもので、本全自動前
処理装置は、このプログラムに基づいて駆動制御され
る。勿論、制御条件をキィボード83で直接入力するこ
ともできる。
【0050】上記データ通信装置85は、外部とのデー
タ通信が可能な複数本の通信回線を保有しており、これ
らの各通信回線は、例えば、外部ホストコンピュータと
接続される前処理情報用通信回路と、少なくとも一以上
の他の外部機器に接続される機器間通信用回路と、外部
保守サービス施設に接続される保守サービス用通信回路
と、から構成されている。
【0051】前処理情報用通信回路は、上記全自動前処
理装置に必要な前処理情報を外部ホストコンピュータか
ら受信し、上記制御装置80のICメモリーのデータ保
存回路に格納し、或は、外部ホストコンピュータへ前処
理作業情報等を送信して、双方通信が可能なように構成
されている。
【0052】機器間通信用回路は、例えば、当該全自動
前処理装置と他の前処理機器や自動分析装置または外部
パーソナルコンピュータと接続し、検体の前処理情報
や、他の機器の制御装置から必要なデータやプログラム
等の分析条件等を当該全自動前処理装置の制御装置80
に格納し記憶保存すると共に、当該全自動前処理装置に
おけるICメモリー等に格納された情報等を上記他の機
器の制御装置へ送信できるように構成されている。
【0053】保守サービス用通信回路は、本全自動前処
理装置のメンテナンス業務を担当している外部保守サー
ビス施設に設置されているコンピュータに電話回線を介
して双方向通信可能に接続されており、全自動前処理装
置が故障したときには、外部保守サービス施設に設置さ
れているコンピュータによって本全自動前処理装置の制
御部80へアクセスして、故障原因を見つけ出すために
必要なデータを呼び出して外部保守サービス施設に設置
されているコンピュータに接続された画面に表示し或は
プリンタにプリントアウトし、かつ、外部保守サービス
施設に設置されているコンピュータのデータ記憶保存回
路(図示せず)に記録保存するように構成されている。
【0054】尚、上記制御装置80には、上記情報入力
部90から上記前処理情報等を入力し、或は、分注結果
や本装置の運転状況等を外部からモニタリングすること
もできる。
【0055】この情報入力部90は、コンピュータ(C
PU)91と、CRT等で形成された表示部及びキィボ
ード92及びプリンタ93から構成されている。
【0056】
【発明の効果】この発明に係る容器移送装置は、以上説
明したように、容器が立設された複数本のラック中に、
例えば、ラック情報や容器情報が読み取れないもの、ま
たは、異種検査用容器や異サイズ容器が混入されたラッ
ク、或は、ラックに立設された容器本数が不足している
ものが混入していても、これら異状のあるものを自動的
に選別して、これを搬送ラインから自動的に除去して、
異状がないものだけを所定位置まで搬送するように構成
されているので、この種の容器の搬送作業や遠心分離処
理及び分析処理の連続処理が可能となる、という優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る全自動前処理装置の
概略的な構成を示す全体平面説明図である。
【符号の説明】
1 検体容器 2 ラック 11 第1搬送ライン 13 横送り装置 20 デフォルトライン 21 情報読取装置 30 自動遠心分離装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラックに保持された容器を所定位置まで
    搬送する搬送ラインの中途部に、ラック情報や容器情
    報、容器数、容器種別等を読み取る手段を配設し、該読
    取手段によりラック情報や容器情報の読取不良または異
    種検査用容器や異サイズ容器の混入或は容器本数不足等
    のデフォルト情報を検知して、当該デフォルト情報で検
    知された容器を含むラックを上記搬送ラインに接続され
    たデフォルトラインへ移送しストックするように、上記
    搬送ラインおよびデフォルトラインを駆動制御すること
    を特徴とする容器移送装置。
JP25292794A 1994-09-21 1994-09-21 容器移送装置 Pending JPH0894627A (ja)

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JP25292794A JPH0894627A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 容器移送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525633A (ja) * 2008-06-18 2011-09-22 ライカ・バイオシステムズ・メルボルン・プロプライエタリー・リミテッド 組織の取扱いおよび包埋のための装置ならびに方法における改良

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525633A (ja) * 2008-06-18 2011-09-22 ライカ・バイオシステムズ・メルボルン・プロプライエタリー・リミテッド 組織の取扱いおよび包埋のための装置ならびに方法における改良

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