JPH0894507A - 布のねじり剛さ測定装置 - Google Patents

布のねじり剛さ測定装置

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JPH0894507A
JPH0894507A JP22672494A JP22672494A JPH0894507A JP H0894507 A JPH0894507 A JP H0894507A JP 22672494 A JP22672494 A JP 22672494A JP 22672494 A JP22672494 A JP 22672494A JP H0894507 A JPH0894507 A JP H0894507A
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connecting shaft
cloth
hole
torsional rigidity
support plate
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Toshio Mori
俊夫 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】第2の連結軸と貫通孔との間にはたらく摩擦力
を小さくして、布のねじり剛さを正確に測定することが
できる布のねじり剛さ測定装置を提供する。 【構成】布13が第1の連結軸の回動によりねじられる
と、この布13のねじりによって、その布13に連結さ
れた第2の連結軸17の周方向にトルクが働き、第2の
連結軸17がその軸線を中心に回動する。又、第2の連
結軸17と貫通孔35との間には、第2の連結軸17の
外周面に接触する複数のボール41が、貫通孔35内に
挿入されたボール保持体37に対して転動可能に支持さ
れる。そして、第2の連結軸17が回動すると各ボール
41が転動するため、第2の連結軸17と貫通孔35と
の間に働く摩擦力が小さくなる。従って、第2の連結軸
17と貫通孔35との間の摩擦力によって、第2の連結
軸17の回動が妨害されるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は布のねじり剛さ測定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被服を構成する布のねじり剛
さを測定する装置としては、図5に示す布のねじり剛さ
測定装置1が知られている。この測定装置1は基板2と
当該基板2に立設される支柱3とを備え、支柱3には下
から上に向かって順に取付板4,第1の支持板5及び第
2の支持板6が所定間隔をおいて基板2と平行になるよ
うに取付固定されている。
【0003】第1の支持板5には鉛直方向に延びる第1
の連結軸7が貫通し、第1の連結軸7はその軸線を中心
に回動可能となっている。この第1の連結軸7の第1の
支持板5より下側には、第1の連結軸7の回動角度を検
出するためのエンコーダ8が取り付けられている。又、
取付板4の下面にはステッパモータ9が取付固定され、
ステッパモータ9の出力軸10は取付板4を貫通して第
1の連結軸7と同軸上に延びている。そして、第1の連
結軸7と出力軸10とは、連結器11を介して連結され
ている。第1の連結軸7の上端には一対の挟持片12が
設けられ、この挟持片12は第1及び第2の支持板5,
6間に配設された帯状の布13の下端を挟持固定してい
る。
【0004】第2の支持板6における第1の連結軸7の
軸線に対応する位置には、鉛直方向に延びる支持孔16
が形成されている。この支持孔16には第2の連結軸1
7が貫通し、第2の連結軸17の外周面と支持孔16の
内周面とは接触している。そして、第2の連結軸17は
その軸線を中心に回動可能に、かつ軸線方向に移動可能
となっている。又、第2の連結軸17の下端には一対の
挟持片18が設けられ、この挟持片18は前記布13の
上端を挟持固定している。
【0005】第2の支持板6の一隅には略T字状の吊下
アーム19が固着され、吊下アーム19の上部一端は第
2の連結軸17の上方まで延びている。吊下アーム19
の上部両端の側面にはそれぞれプーリ20が突出形成さ
れ、両プーリ20には一端が第1の連結軸17の上端に
連結されるとともに他端が重り21に連結されたワイヤ
22が掛けられている。そして、布13は重り21によ
って常に上方に引っ張られるようになっている。
【0006】第2の連結軸17において第2の支持板6
より上側には、水平方向の幅が薄いトルク測定片23a
と、鉛直方向の幅が薄い移動量測定片23bとが、それ
ぞれ第2の支持板6に対して平行に延びている。そし
て、両測定片23a,23bの長手方向中央には、それ
ぞれひずみゲージ24,25が付設されている。又、第
2の支持板6の上面には、トルク測定片23aの先端部
を挟むように突出する一対の挟み部26が設けられてい
る。更に、第2の支持板6の上面において、移動量測定
片23bの先端部に対応する位置には突部27が設けら
れ、突部27の先端部には三角屋根型の接触部28が形
成されている。この接触部28の先端は移動量測定片2
3bの下面に接触している。
【0007】そして、ステッパモータ9を駆動して第1
の連結軸7を所定角度回動させると、布13が第1の連
結軸7の軸線を中心にねじられ、布13のねじりにより
第2の連結軸17にはその周方向にトルクが働く。その
ため、第2の連結軸17がその軸線を中心に回動し、ト
ルク測定片23aが水平方向に円弧を描くように湾曲す
る。この時、ひずみゲージ24はトルク測定片23aの
曲げひずみに基づいて、第2の連結軸17に働くトルク
を検出する。又、第2の連結軸17が回動すると、移動
量測定片23bが第2の連結軸17と同方向に回動して
接触部28の先端に対して摺動する。
【0008】そして、布13がねじられた時には布13
の鉛直方向の長さが縮むため、第2の連結軸17がその
軸線方向に沿って下方に移動し、移動量測定片23bが
鉛直方向に円弧を描くように湾曲する。この時、ひずみ
ゲージ25は移動量測定片23bの曲げひずみに基づい
て、第2の連結軸17の移動量を検出する。そして、第
2の連結軸17に働くトルク及び第2の連結軸17の移
動量に基づいて、布13のねじり剛さが測定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記測
定装置1では、第2の連結軸17の外周面が支持孔16
の内周面に接触している。そのため、布13のねじりに
より第2の連結軸17が回動する時、第2の連結軸17
と支持孔16との間の摩擦力により第2の連結軸17の
回動が妨害され、第2の連結軸17の回動量が小さくな
る。その結果、トルク測定片23aの湾曲が小さくなる
ため、ひずみゲージ24が検出する第2の連結軸17に
働くトルクの値が実際の値よりも小さくなり、布13の
ねじり剛さを正しく測定できないという問題があった。
【0010】又、第2の連結軸17は支持孔16の内周
面全体が接触することにより支持されているため、第2
の連結軸17と支持孔16との間において摩擦力を生じ
させる接触支持面積が大きくなる。そのため、第2の連
結軸17の回動が更に妨害され易くなり、布13のねじ
り剛さを正しく測定することが更に困難になるという問
題があった。
【0011】一方、第2の連結軸17と支持孔16との
間の摩擦力を小さくするためには、支持孔16の径を第
2の連結軸17より若干大きくし、第2の連結軸17と
支持孔16との間に隙間を形成することが考えられる。
しかし、この場合には第2の連結軸17がワイヤ22に
吊り下げられただけとなるため、布13がねじられた時
に第2の連結軸17がその軸線に対して傾く。そして、
第2の連結軸17が傾くことによって移動量測定片23
bが適正に湾曲せず、ひずみゲージ25により検出され
る第2の連結軸17の移動量が不正確になって、布13
のねじり剛さが正しく測定できないという問題があっ
た。
【0012】又、移動量測定片23bに接触する接触部
28の先端は尖っているため、第2の連結軸17の回動
により移動量測定片23bが接触部28の先端を摺動す
る時、移動量測定片23bが接触部28の先端に引っ掛
かり易い。そして、移動量測定片23bが接触部28に
引っ掛かっかると、移動量測定片23bが接触部28に
対して滑らかに摺動しなくなる。その結果、第2の連結
軸17が滑らかに回動しなくなり、トルク測定片23a
の湾曲が一定に定まらなくなる。従って、ひずみゲージ
24が検出する第2の連結軸17に働くトルクの値が不
安定になり、布13のねじり剛さが正しく測定できなく
なるという問題があった。
【0013】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、第2の連結軸と貫通
孔との間に働く摩擦力を低減して、布のねじり剛さを正
確に測定することにある。
【0014】本発明の第2の目的は、摩擦力を生じさせ
る接触支持面積を小さくして、布のねじり剛さを正確に
測定することにある。又、本発明の第3の目的は、第2
の連結軸がその軸線に対して傾くのを防止して、布のね
じり強さを正確に測定することにある。
【0015】更に、本発明の第4の目的は、測定片を接
触部に対して滑らかに摺動させ、布のねじり剛さを正確
に測定することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明では、所定間隔をおいて平行と
なる第1及び第2の支持板を互いに連結するとととも
に、前記第1及び第2の支持板に対してそれぞれ直交す
る方向に貫通する第1及び第2の連結軸を設け、この第
1及び第2の連結軸には第1及び第2の支持板間に配設
された布の両端をそれぞれ連結し、前記第1の連結軸を
その軸線を中心に所定角度回動させ、その時の第2の連
結軸の軸線方向への移動量及び第2の連結軸に対して周
方向に働くトルクを検出し、それらに基づいて布のねじ
り剛さを測定する布のねじり剛さ測定装置において、前
記第2の支持板に第2の連結軸が貫通される貫通孔を形
成し、その貫通孔内に当該貫通孔と第2の連結軸との間
に働く摩擦力を低減する減摩部材を設けた。
【0017】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
布のねじり剛さ測定装置において、減摩部材は、第2の
連結軸の外周面に接触した状態で貫通孔内に転動可能に
支持された複数のボールであることをその要旨とする。
【0018】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
布のねじり剛さ測定装置において、ボールは、第2の連
結軸の軸線方向に対して複数段配設されていることをそ
の要旨とする。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれかに記載の布のねじり剛さ測定装置において、第
2の連結軸における布に対して第2の支持板を挟んだ反
対側に、第2の連結軸の移動量を測定するための測定片
を第2の支持板に対して平行に延びるように設け、前記
第2の支持板の測定片に対応する位置には当該測定片に
接触する接触部を設け、その接触部の測定片との接触面
を球面状に形成した。
【0020】
【作用】即ち、請求項1記載の発明では、第1の連結軸
をその軸線を中心に所定角度回動させると、第1の連結
軸に連結された布がねじられる。この布のねじりによっ
て、その布に連結された第2の連結軸の周方向にトルク
が働き、第2の連結軸がその軸線を中心に回動する。こ
の時、貫通孔内に設けられた減摩部材により、第2の連
結軸と貫通孔との間に働く摩擦力が低減される。
【0021】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、第2の連結軸は貫通孔内に転動可能
に支持された複数のボールによって支持され、第2の連
結軸と各ボールとは点接触する。そのため、摩擦力を生
じさせる接触支持面積が小さくなる。
【0022】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用に加え、第2の連結軸には、第2の連結軸の
軸線方向に対して複数段配設されたボールが接触するた
め、第2の連結軸がその軸線に対して傾くことが防止さ
れる。
【0023】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明の作用に加え、第2の連結軸が回
動すると、第2の連結軸から延びる測定片が、突部に形
成された接触部における測定片との球面状の接触面に対
して滑らかに摺動する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。尚、本実施例においては、第2
の連結軸と第2の支持板のみが従来と異なり、その他の
従来と同一部分については従来と同一番号を付して詳細
な説明を省略する。
【0025】図1に示すように、本実施例において、第
2の支持板6には第2の連結軸17より大径の貫通孔3
5が鉛直方向に延びるように形成されている。この貫通
孔35内には、連通孔36を備えた円筒状のボール保持
体37が嵌め込まれている。又、第2の支持板6の上面
及び下面には、ボール保持体36より大径の円板状に形
成された取付プレート38がボール保持体37の上面及
び下面を覆うようにそれぞれ配設されている。取付プレ
ート38は、ボール保持体37の外周部から第2の支持
板6に向かって螺入された複数のボルト39により第2
の支持板6に取付固定されている。そして、取付プレー
ト38には、連通孔36に連通する透孔40が形成され
ている。ボール保持体37において、連通孔36の内周
面には、当該内周面に沿って環状となるように配設され
た複数の減摩部材としてのボール41(図1には2つの
み図示)が転動可能に支持されている。そして、連通孔
36及び透孔40には第2の連結軸17が貫通し、その
連結軸17は各ボール41により点接触支持されてい
る。
【0026】図2に示すように、第2の支持板6の上面
において、第2の連結軸17から延びる測定片としての
移動量測定片23bの先端部に対応する位置には、円柱
状の突部42が立設されている。図3に示すように、突
部42の先端部には、その先端に向かうほど縮径するテ
ーパ状の接触部43が形成されてる。この接触部43の
先端部は移動量測定片23bの下面に接触し、接触部4
3の移動量検出片23bとの接触面は球面状に形成され
ている。
【0027】次に、上記のように構成された布のねじり
剛さ測定装置1の作用を説明する。ステッパモータ9を
駆動して第1の連結軸7を所定角度回動させると、布1
3が第1の連結軸7を中心にねじれ、第2の連結軸17
にはその周方向に布13のねじりによって発生したトル
クが働く。このトルクにより第2の連結軸17がその軸
線を中心に回動し、トルク測定片23a及び移動量測定
片23bが第2の連結軸17と同方向に回動する。そし
て、トルク測定片23aは水平方向に円弧を描くように
湾曲する。
【0028】又、第2の連結軸17が回動している時、
ボール41がボール保持体37に対して転動するため、
貫通孔35と第2の連結軸17との間に働く摩擦力が従
来よりも小さくなる。そのため、貫通孔35との第2の
連結軸17との間に働く摩擦力により、第2の連結軸1
7の回動が妨害されることがなく、第2の連結軸17が
適正な量だけ回動する。従って、トルク測定片23aは
適正に湾曲し、第2の連結軸17に働くトルクの正しい
値がひずみゲージ24により検出される。
【0029】更に、第2の連結軸17が回動した時に
は、移動量測定片23bが第2の連結軸17と同方向に
回動して接触部43に対して摺動する。その接触部43
は、移動量測定片23bとの接触面が球面状に形成され
ているため、移動量測定片23bが接触部43に対して
摺動する時に接触部43に引っ掛かることが防止され
る。そのため、移動量測定片23bが接触部43に対し
て滑らかに摺動し、第2の連結軸17も滑らかに回動す
る。その結果、トルク測定片23aの湾曲が一定に定ま
り、ひずみゲージ24が検出する第2の連結軸17に働
くトルクの値が安定する。
【0030】又、布13がねじられた時には布13の鉛
直方向の長さが縮むため、第2の連結軸17がその軸線
方向に沿って下方に移動し、移動量測定片23bが鉛直
方向に円弧を描くように湾曲する。この時、第2の連結
軸17の移動量がひずみゲージ25により検出される。
そして、第2の連結軸17に働くトルク及び第2の連結
軸17の移動量に基づいて、布13のねじり剛さが測定
される。
【0031】以上詳述したように本実施例では、貫通孔
35内に転動可能に支持された複数のボール41により
第2の連結軸17を支持した。そのため、各ボール41
と第2の連結軸17とが点接触し、摩擦力を生じさせる
接触支持面積を小さくすることができる。又、第2の連
結軸17が回動した時には各ボール41が転動するた
め、第2の連結軸17と貫通孔35との間に働く摩擦力
を低減させ、その摩擦力により第2の連結軸17の回動
が妨害されるのを防止することができる。従って、第2
の連結軸17が適正な量だけ回動してトルク測定片23
aが適正に湾曲するため、第2の連結軸17に働くトル
クを正確に検出することができるとともに、布13のね
じり剛さを正しく測定することができる。
【0032】又、本実施例では、接触部43の移動量測
定片23bとの接触面を球面状に形成した。そのため、
第2の連結軸17が回動に伴って移動量測定片23bが
回動した時、その移動量測定片23bは接触部43に対
して引っ掛かることなく滑らかに摺動する。従って、第
2の連結軸17が滑らかに回動してトルク測定片23a
の湾曲が一定に定まるため、ひずみゲージ24が検出す
る第2の連結軸17に働くトルクの値を安定させること
ができる。その結果、布13のねじり剛さを正確に測定
することができる。
【0033】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば以下のように変更して具体化すること
もできる。 (1)本実施例では、減摩部材としてボール保持体37
に転動可能に支持されたボール41を例示したが、これ
に代えて貫通孔35内に第2の連結軸17が貫通する円
筒状の軸受メタルを嵌め込む。そして、その軸受メタル
と第2の連結軸17との間に潤滑油等の減摩部材として
の潤滑流体を供給してもよい。
【0034】(2)本実施例では、連通孔36の内周面
に沿って環状となる複数のボール41を第2の連結軸1
7の軸線方向に対して1段だけ設けたが、複数段にして
もよい。この場合、第2の連結軸17がその軸線方向に
対して複数段となったボール41により支持される。そ
のため、布13がねじられた時に第2の連結軸17がそ
の軸線に対して傾くことがなく、移動量測定片23bが
適正に湾曲する。従って、第2の連結軸17の移動量が
ひずみゲージ25により正確に検出され、布13のねじ
り剛さを正しく測定することができる。
【0035】(3)ボール41を第2の連結軸17の軸
線方向に対して複数段設ける場合、図4に示すようにボ
ール41を上下2段にしてもよい。このように構成すれ
ば、ボール41を2段以上設けた場合に比べてボール4
1と第2の連結軸17との接触面積を小さく抑えること
ができる。従って、布13がねじられた時に第2の連結
軸17がその軸線に対して傾くのを防止できるととも
に、第2の連結軸17と貫通孔35との間に働く摩擦力
を小さく抑えることができる。
【0036】次に、以上の実施例から把握することがで
きる請求項以外の技術的思想をその効果とともに以下に
記載する。請求項3記載のシートのねじり剛さ測定装置
において、貫通孔内にはボールを第2の連結軸の軸線方
向に対して2段配設した布のねじり剛さ測定装置。この
場合、第2の連結軸と貫通孔との間に働く摩擦力を小さ
く抑えた状態で、第2の連結軸がその軸線に対して傾く
のを防止できる。
【0037】尚、本明細書において、布とはシート状の
繊維製品のことであり、織物,編物,組物,レース,網
及び不織布等を含むと定義する。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、第2の連結軸と貫通孔との間に働く摩擦力を
低減して、布のねじり剛さを正確に測定することができ
る。
【0039】請求項2記載の発明によれば、摩擦力を生
じさせる接触支持面積を小さくして、布のねじり剛さを
正確に測定することができる。請求項3記載の発明によ
れば、請求項2記載の発明の効果に加え、第2の連結軸
がその軸線に対して傾くのを防止して、布のねじり強さ
を正確に測定することができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の発明の効果に加え、測定片を接触部に対して滑らか
に摺動させ、布のねじり剛さを正確に測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の貫通孔を示す断面図である。
【図2】本実施例の布のねじり剛さ測定装置を示す斜視
図である。
【図3】本実施例の移動量測定片及び突部を示す斜視図
である。
【図4】別例のボール支持体及びボールを示す断面図で
ある。
【図5】従来の布のねじり剛さ測定装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…布のねじり剛さ測定装置、5…第1の支持板、6…
第2の支持板、7…第1の連結軸、13…布、17…第
2の連結軸、23b…測定片としての移動量測定片、3
5…貫通孔、41…減摩部材としてのボール、43…接
触部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて平行となる第1及び第
    2の支持板(5,6)を互いに連結するとともに、前記
    第1及び第2の支持板(5,6)に対してそれぞれ直交
    する方向に貫通する第1及び第2の連結軸(7,17)
    を設け、この第1及び第2の連結軸(7,17)には第
    1及び第2の支持板(5,6)間に配設された布(1
    3)の両端をそれぞれ連結し、前記第1の連結軸(7)
    をその軸線を中心に所定角度回動させ、その時の第2の
    連結軸(17)の軸線方向への移動量及び第2の連結軸
    (17)に対して周方向に働くトルクを検出し、それら
    に基づいて布(13)のねじり剛さを測定する布のねじ
    り剛さ測定装置において、 前記第2の支持板(6)に第2の連結軸(17)が貫通
    される貫通孔(35)を形成し、その貫通孔(35)内
    に当該貫通孔(35)と第2の連結軸(17)との間に
    働く摩擦力を低減する減摩部材(41)を設けた布のね
    じり剛さ測定装置。
  2. 【請求項2】 前記減摩部材(41)は、第2の連結軸
    (17)の外周面に接触する状態で貫通孔(35)内に
    転動可能に支持された複数のボール(41)である請求
    項1記載の布のねじり剛さ測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ボール(41)は、第2の連結軸
    (17)の軸線方向に対して複数段配設されている請求
    項2記載の布のねじり剛さ測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の連結軸(17)における布
    (13)に対して第2の支持板(6)を挟んだ反対側
    に、第2の連結軸(17)の移動量を測定するための測
    定片(23b)を第2の支持板(6)に対して平行に延
    びるように設け、前記第2の支持板(6)の測定片(2
    3b)に対応する位置には当該測定片(23b)に接触
    する接触部(43)を設け、その接触部(43)の測定
    片(23b)との接触面を球面状に形成した請求項1〜
    3のいずれかに記載の布のねじり剛さ測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006214795A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ねじり試験装置
WO2012104627A3 (en) * 2011-01-31 2012-12-13 University Of Leeds Evaluation apparatus and method

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