JPH089426Y2 - 燃料噴射時期検出装置付き燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射時期検出装置付き燃料噴射ノズル

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JPH089426Y2
JPH089426Y2 JP8944390U JP8944390U JPH089426Y2 JP H089426 Y2 JPH089426 Y2 JP H089426Y2 JP 8944390 U JP8944390 U JP 8944390U JP 8944390 U JP8944390 U JP 8944390U JP H089426 Y2 JPH089426 Y2 JP H089426Y2
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fuel injection
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哲也 須田
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株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ノズルホルダ内に燃料噴射時期を検出す
る検出装置が組み込まれた燃料噴射時期検出装置付き燃
料噴射ノズルに関する。
[従来の技術] 従来のこの種の燃料噴射ノズルとしては、実公平2−
13750号公報に記載のものがある。この公報に記載の燃
料噴射ノズルは、内部にばね収納孔が形成されたノズル
ホルダと、ばね収納孔に収納されたノズルばねと、圧電
素子および電極等を有し、ノズルばねによってばね収納
孔の底面に押圧固定された燃料噴射時期検出装置とを備
えており、ノズルホルダにはその外周面からばね収納孔
の底部側内周面まで延びる横孔が形成されている。そし
て、燃料噴射ノズルの組み付けに際しては、燃料噴射時
期検出装置を横孔からばね収納孔内に挿入するようにな
っている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の燃料噴射ノズルは、圧電素子および電極等
を有する燃料噴射時期検出装置を横孔から挿入するもの
であるから、横孔を比較的大径に形成する必要がある。
ところが、横孔を大径に形成すると、ノズルホルダの強
度が低下するため、エンジンの振動に伴ってノズルホル
ダが変形する。すると、圧電素子に作用する応力が変化
することがあり、このため燃料噴射時期を誤判断するお
それがあった。
この考案は、上記問題を解決するためになされたもの
で、ノズルホルダの強度が低下するのを防止し、これに
よって燃料噴射時期の誤判断を未然に防止することがで
きる燃料噴射時期検出装置付き燃料噴射ノズルを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記の目的を達成するために、内部に一
端面から他端側へ向かって延びるばね収納孔が形成され
たノズルホルダと、このノズルホルダのばね収納孔に収
納されたノズルばねと、一端面が前記ノズルホルダに電
気的に接続された圧電素子およびこの圧電素子の他端面
に電気的に接続された電極を有し、ノズルばねによって
ばね収納孔の底面に押圧固定された燃料噴射時期検出装
置とを備えた燃料噴射時期検出装置付き燃料噴射ノズル
において、前記ノズルホルダに、ばね収納孔の底面から
ばね収納孔と逆側へ向かって延びる縦孔を形成するとと
もに、この縦孔と交差し、ノズルホルダの外周面に開口
する横孔を形成し、前記電極に前記縦孔内に延び出る軸
部を形成し、前記横孔に前記軸部に接触する接続端子を
挿入したことを特徴とするものである。
[作用] 燃料噴射時期検出装置は、ノズルホルダの一端面にお
ける開口部からばね収納孔の底部に挿入し、ノズルばね
によって底面に押圧固定する。この状態においては、燃
料噴射時期検出装置の電極の軸部が縦孔内に延び出して
いる。一方、横孔に接続端子を挿入する。すると、接続
端子が電極に接触する。
[実施例] 以下、この考案の実施例について第1図ないし第4図
を参照して説明する。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
であり、この実施例の燃料噴射ノズルは、ノズルホルダ
1と、ノズルナット2によりノズルホルダ1の下端面に
スペーサ3を介して固定されたノズル4と、ノズルホル
ダ1の内部に設けられた噴射時期検出装置5とを主な構
成要素としている。
ノズルホルダ1には、その下端面から上方へ向かって
延びるばね収納孔1aと、このばね収納孔1aの底面中央部
から上方へ向かって延びる縦孔1bと、この縦孔1bとその
上端部において交差し、ノズルホルダ1の外周面に開口
する横孔1cとがそれぞれ形成されている。ばね収納孔1a
には、ノズルばね6が収納されている。
ノズル4は、ノズル本体41と、このノズル本体41に摺
動自在に設けられた針弁42とを備えている。針弁42は、
ノズルばね6によりばね受け7を介して下方へ付勢さ
れ、弁座(図示せず)に着座せしめられている。針弁42
が弁座に着座することによって噴射孔(図示せず)が閉
じられている。その一方、燃料噴射ポンプ(図示せず)
から、ノズルホルダ1、スペーサ3およびノズル本体41
に渡って形成された燃料通路8を介してノズル4に燃料
が圧送されると、針弁42がノズルばね6の付勢力に抗し
てリフトし、噴射孔から燃料が噴射されるようになって
いる。
燃料噴射時期検出装置5は、周知のように、セラミッ
ク素子からなる圧電素子51と、金属からなる電極52と、
絶縁材からなる絶縁体53とから構成されている。これら
圧電素子51、電極52および絶縁体53はいずれもリング状
に形成されており、絶縁体53、電極52、圧電素子51の順
にばね挿入孔1aの挿入されている。そして、これら圧電
素子51、電極52および絶縁体53は、ノズルばね6によ
り、スペーサ9および底を有する金属製の筒体10を介し
てばね収納孔1aの底面に押圧固定されている。したがっ
て、圧電素子51は、その一方の端面(下端面)が筒体10
を介してノズルホルダ1に電気的に接続され、他方の端
面(上端面)が電極52に接続されている。
電極52は、ノズルホルダ1に対し、次のようにして絶
縁されている。
すなわち、圧電素子51および絶縁体53は、ばね収納孔
1aの内径とほぼ同一外径に形成されているが、電極52は
ばね収納孔1aの内径より小径に形成されている。しか
も、電極52には、絶縁体53と接する上面中央部に上方へ
向かって突出する軸部52aが形成されており、この軸部5
2aが絶縁体53の内周面に嵌合している。したがって、電
極52は、ノズルホルダ1に接することがなく、これによ
ってノズルホルダ1に対して絶縁されている。
なお、上記筒体10は、ばね収納孔1aに回動不能に挿入
されている。したがって、仮にノズルばね6回動したと
しても、その回動によって圧電素子51が回動せしめられ
ることがなく、これによって圧電素子51が摩耗するのを
防止するようになっている。
上記電極52とマイクロコンピュータ等とを接続するた
めに、電極52の軸部52aは、縦孔1b内に突出し、その上
端部は横孔1cと対向している。一方、横孔1cには、接続
端子11が着脱自在に装着されている。この接続端子11
は、樹脂等の絶縁材からなる端子本体12と、金属製の端
子棒13とから構成されている。
端子本体12は、第2図に示すように、直方体状に形成
されており、その一側面には横孔1cに挿入脱自在に嵌合
する突出部12aが形成されている。そして、端子本体12
は、突出部12aを横孔1cに嵌合させた状態でボルト14に
よってノズルホルダ1の外周面に固定されている。
一方、端子棒13は、横孔1cより小径に形成されてお
り、その基部が突出部12aの中央部から端子本体11の内
部に埋設固定されている。なお、基部にはマイコン等に
接続するための接続線15が接続されている。突出部12a
から突出した端子棒13の先端部には、第3図に示すよう
に、一対の挟持片13a,13aが形成されている。これら一
対の挟持片13a,13aは、端子本体12を横孔1cに挿入固定
した場合に、電極52の軸部52aを挟持するように、互い
の間隔および長さが定められている。したがって、端子
棒13は、端子本体12をノズルホルダ1に取り付けると、
軸部52aに接続されることになる。
なお、図中符号1dは、ノズル5からばね収納孔1a内に
漏出した燃料を縦孔1bおよび横孔1cを介して燃料タンク
(図示せず)に戻すためのスピル孔である。このスピル
孔1dからの燃料の戻しを可能にするために、圧電素子51
および電極52の中央部に孔が形成されているのであり、
筒体10の底部中央にも圧電素子51の孔とほぼ同一直径の
孔が形成されている。
また、横孔1cから燃料が漏出するのを防止するため
に、端子棒13と横孔1cの内周面との間には、Oリング16
が装着されている。
上記構成の燃料噴射ノズルにおいては、針弁42のリフ
トおよび着座に伴ってノズルばね6の圧電素子51に対す
る押圧力が変動する。これに応じて圧電素子51が発生す
る電圧が変化する。この電圧の変化によって燃料噴射時
期を検出するものである。
また、この燃料噴射ノズルにおいては、燃料噴射時期
検出装置5を構成する圧電素子51,電極52および絶縁体5
3を、横孔1cからばね収納孔1a内に挿入することなく、
ばね収納孔1aの下端開口部からその内部に挿入するよう
にしており、横孔1cには接続端子11を挿入するだけであ
る。したがって、横孔1cを小径にすることができる。よ
って、ノズルホルダ1の強度が低下するのを防止するこ
とができ、ひいては燃料噴射時期の誤判断を未然に防止
することができる。
さらに、燃料噴射時期検出装置5とマイコン等の外部
機器との接続に際しては、端子棒13を横孔1cに挿入し、
接続端子11をノズルホルダ1に固定すればよいから、接
続を容易に行うことができる。
また、第4図はこの考案の他の実施例を示すものであ
る。この実施例においては、端子棒13の先端部に、上記
実施例における一対の挟持片13a,13aに代えて、弾性を
有する突片13bが形成されており、この突片13bがそれ自
体の弾性によって軸部52aの上端面に押圧接触すること
により、端子棒13が電極52に接続されるようになってい
る。また、スピル孔1dは、その延長上に突片13bと軸部5
2aとの接触部が位置するように形成されており、スピル
孔1dからスポット溶接の電極を差し込み、突片13bと軸
部52aとをスポット溶接し得るようになっている。
なお、その他の構成は、上記実施例と同様であるので
同様な部分には同一符号を付してその説明を省略する。
また、第4図に示す実施例も上記実施例と同様な効果を
奏するのは勿論である。
なお、上記の実施例においては、ばね収納孔1aに絶縁
体53、電極52、圧電素子51の順に挿入しているが、絶縁
体53と圧電素子51とを入れ換え、圧電素子51、電極52、
絶縁体53の順に挿入するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の燃料噴射時期検出装
置付き燃料噴射ノズルによれば、電極に縦孔内に延び出
る軸部を形成するとともに、この軸部に接続させる接続
端子を横孔から挿入するようにしたものであるから、横
孔については接続端子を挿入し得る範囲において可及的
に小さくすることができる。したがって、ノズルホルダ
の強度が低下するのを防止することができ、これによっ
て燃料噴射時期の誤判断を未然に防止することができ
る。また、燃料噴射時期検出装置とマイコン等の外部機
器との接続を容易に行うことができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図はその縦断面図、第2図は第1図のII矢視拡
大図、第3図は第1図のIII矢視拡大図、第4図はこの
考案の他の実施例の要部を示す縦断面図である。 1…ノズルホルダ、1a…ばね収納孔、1b…縦孔、1c…横
孔、5…燃料噴射時期検出装置、6…ノズルばね、11…
接続端子、13…端子棒、51…圧電素子、52…電極、52a
…軸部、53…絶縁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に一端面から他端側へ向かって延びる
    ばね収納孔が形成されたノズルホルダと、このノズルホ
    ルダのばね収納孔に収納されたノズルばねと、一端面が
    前記ノズルホルダに電気的に接続された圧電素子および
    この圧電素子の他端面に電気的に接続された電極を有
    し、ノズルばねによってばね収納孔の底面に押圧固定さ
    れた燃料噴射時期検出装置とを備えた燃料噴射時期検出
    装置付き燃料噴射ノズルにおいて、前記ノズルホルダ
    に、ばね収納孔の底面からばね収納孔と逆側へ向かって
    延びる縦孔を形成するとともに、この縦孔と交差し、ノ
    ズルホルダの外周面に開口する横孔を形成し、前記電極
    に前記縦孔内に延び出す軸部を形成し、前記横孔に前記
    軸部に接触する接続端子を挿入したことを特徴とする燃
    料噴射時期検出装置付き燃料噴射ノズル。
JP8944390U 1990-08-29 1990-08-29 燃料噴射時期検出装置付き燃料噴射ノズル Expired - Lifetime JPH089426Y2 (ja)

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