JPH0894257A - 電気炉等の炉壁構造 - Google Patents
電気炉等の炉壁構造Info
- Publication number
- JPH0894257A JPH0894257A JP6252734A JP25273494A JPH0894257A JP H0894257 A JPH0894257 A JP H0894257A JP 6252734 A JP6252734 A JP 6252734A JP 25273494 A JP25273494 A JP 25273494A JP H0894257 A JPH0894257 A JP H0894257A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace wall
- refractory
- furnace
- water
- cooling box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気炉等の上部に耐火物、下部に水冷ボック
スで構成される炉壁構造において、上部の耐火物の保持
が確実で、下部の水冷ボックスが単体で容易に交換可能
な炉壁構造を提供することを目的とす 【構成】 耐火物設置範囲の炉壁鉄皮内径を水冷ボック
ス設置範囲の炉壁鉄皮内径より大きくして炉壁鉄皮に段
差５を設け、該鉄皮段差部５上方に耐火物１を築造する
ことにより、あるいは耐火物１下方に設けた耐火物保持
用のリング状金物７を炉体鉄皮内面に固定することによ
り上部の耐火物１を保持するとともに、下部の水冷ボッ
クス３の交換が単体で容易に行えるようになしたことを
特徴とする。
スで構成される炉壁構造において、上部の耐火物の保持
が確実で、下部の水冷ボックスが単体で容易に交換可能
な炉壁構造を提供することを目的とす 【構成】 耐火物設置範囲の炉壁鉄皮内径を水冷ボック
ス設置範囲の炉壁鉄皮内径より大きくして炉壁鉄皮に段
差５を設け、該鉄皮段差部５上方に耐火物１を築造する
ことにより、あるいは耐火物１下方に設けた耐火物保持
用のリング状金物７を炉体鉄皮内面に固定することによ
り上部の耐火物１を保持するとともに、下部の水冷ボッ
クス３の交換が単体で容易に行えるようになしたことを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気炉等の炉壁構造に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気炉等の炉壁は炉壁鉄皮内側に
耐火物を築造した構造が主に採用されていたが、生産性
の向上及び生産性コスト低減等を目的とした高電力・高
力率操業が指向されるに伴い耐火物の損耗量増大による
耐火物原単位の悪化、あるいは整備コストの増大等が問
題となってきた。その対策として耐火物の代わりに水冷
ボックスを炉壁鉄皮の内側に設置した構造が多く採用さ
れるようになり前述の問題は大幅に改善されてきた。し
かし、このような炉壁の水冷ボックス化は一方で冷却水
による炉内からの損失熱量が増加し熱効率を低下させる
という課題を有していた。
耐火物を築造した構造が主に採用されていたが、生産性
の向上及び生産性コスト低減等を目的とした高電力・高
力率操業が指向されるに伴い耐火物の損耗量増大による
耐火物原単位の悪化、あるいは整備コストの増大等が問
題となってきた。その対策として耐火物の代わりに水冷
ボックスを炉壁鉄皮の内側に設置した構造が多く採用さ
れるようになり前述の問題は大幅に改善されてきた。し
かし、このような炉壁の水冷ボックス化は一方で冷却水
による炉内からの損失熱量が増加し熱効率を低下させる
という課題を有していた。
【０００３】近年の炉容量の大型化に伴いこれらはより
大きな課題となりつつあり更なる溶解熱効率の向上、生
産性コストの低減を図るため、熱損失を低減できる炉壁
構造が望まれている。これらの対策として炉壁熱負荷の
大きさに応じて耐火物及び水冷ボックスを組み合わせた
構造、具体的には比較的熱負荷の小さい炉壁上部は耐火
物とし、溶鋼に近く熱負荷の高い炉壁下部は水冷ボック
スとする構造が効果的である。このような炉壁構造を可
能とする方法として特に熱負荷の高い部位に局部的に設
けられる水冷ボックスを炉壁鉄皮全周に拡張して用いる
方法が例えば実公昭５５−９４６９６号公報等で提示さ
れている。
大きな課題となりつつあり更なる溶解熱効率の向上、生
産性コストの低減を図るため、熱損失を低減できる炉壁
構造が望まれている。これらの対策として炉壁熱負荷の
大きさに応じて耐火物及び水冷ボックスを組み合わせた
構造、具体的には比較的熱負荷の小さい炉壁上部は耐火
物とし、溶鋼に近く熱負荷の高い炉壁下部は水冷ボック
スとする構造が効果的である。このような炉壁構造を可
能とする方法として特に熱負荷の高い部位に局部的に設
けられる水冷ボックスを炉壁鉄皮全周に拡張して用いる
方法が例えば実公昭５５−９４６９６号公報等で提示さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
考案例のような構造において炉壁の上部を耐火物、下部
を水冷ボックスで構成する場合、該水冷ボックスで上部
の耐火物を保持する必要があり、例えば投入される原料
の衝突による機械的な損傷あるいは急激な熱負荷による
溶損等により水冷ボックスを交換する必要が生じた場合
にその上部の耐火物を広範囲に解体及び再築造しなけれ
ばならないという欠点を有していた。
考案例のような構造において炉壁の上部を耐火物、下部
を水冷ボックスで構成する場合、該水冷ボックスで上部
の耐火物を保持する必要があり、例えば投入される原料
の衝突による機械的な損傷あるいは急激な熱負荷による
溶損等により水冷ボックスを交換する必要が生じた場合
にその上部の耐火物を広範囲に解体及び再築造しなけれ
ばならないという欠点を有していた。
【０００５】そこで本発明は、電気炉等の炉壁鉄皮の炉
内側上部に耐火物、下部に水冷ボックスを配設し、また
該耐火物及び該水冷ボックスの炉内側稼働面をおよそ同
一内径となるよう構成した炉壁構造において、上部の耐
火物を確実に保持でき、さらに下部の水冷ボックスを交
換する場合にも該水冷ボックス単体のみを容易に交換可
能とし、結果として炉壁からの損失熱量を低減できる炉
壁構造を提供することを目的とする。
内側上部に耐火物、下部に水冷ボックスを配設し、また
該耐火物及び該水冷ボックスの炉内側稼働面をおよそ同
一内径となるよう構成した炉壁構造において、上部の耐
火物を確実に保持でき、さらに下部の水冷ボックスを交
換する場合にも該水冷ボックス単体のみを容易に交換可
能とし、結果として炉壁からの損失熱量を低減できる炉
壁構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明における炉壁構造は、耐火物設置範囲の炉壁鉄
皮内径を水冷ボックス設置範囲の炉壁鉄皮内径より大き
くして炉壁鉄皮に段差を設け、該鉄皮段差部上方に耐火
物を築造することにより、あるいは耐火物下方に設けた
耐火物保持用のリング状金物を炉体鉄皮内面に固定する
ことにより上部の耐火物を保持するとともに、下部の水
冷ボックスの交換が単体で容易に行えるようになしたこ
とを特徴としたものである。
に本発明における炉壁構造は、耐火物設置範囲の炉壁鉄
皮内径を水冷ボックス設置範囲の炉壁鉄皮内径より大き
くして炉壁鉄皮に段差を設け、該鉄皮段差部上方に耐火
物を築造することにより、あるいは耐火物下方に設けた
耐火物保持用のリング状金物を炉体鉄皮内面に固定する
ことにより上部の耐火物を保持するとともに、下部の水
冷ボックスの交換が単体で容易に行えるようになしたこ
とを特徴としたものである。
【０００７】
【作用】前述の段差を設けた炉壁鉄皮、もしくは炉壁鉄
皮内面に固定した耐火物保持用リング状金物の上に耐火
物を築造することにより該耐火物の保持が確実なものと
なり、これによって下部水冷ボックスで上部の耐火物を
保持する必要がなくなるため、下部の水冷ボックスは単
体で交換可能となり、該水冷パネル交換時に上部の耐火
物を広範囲に解体、再築造する必要がなくなる。また、
上述の耐火物保持用リング状金物の炉内側稼働面は下部
の水冷パネルによって保護されるため、損傷することは
ない。
皮内面に固定した耐火物保持用リング状金物の上に耐火
物を築造することにより該耐火物の保持が確実なものと
なり、これによって下部水冷ボックスで上部の耐火物を
保持する必要がなくなるため、下部の水冷ボックスは単
体で交換可能となり、該水冷パネル交換時に上部の耐火
物を広範囲に解体、再築造する必要がなくなる。また、
上述の耐火物保持用リング状金物の炉内側稼働面は下部
の水冷パネルによって保護されるため、損傷することは
ない。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例によって説明
する。図１は、本発明の請求項１にかかる第一の実施例
による炉壁構造の断面図である。耐火物１を設置する範
囲の上部炉壁鉄皮２の内径を水冷ボックス３を設置する
下部炉壁鉄皮４の内径より大きくすることにより、炉壁
鉄皮に段差部５が設けられる。耐火物１は段差部５上に
築造され、上部炉壁を形成する。水冷ボックス３は固定
ボルト６により下部炉壁鉄皮４に固定され下部炉壁を形
成する。
する。図１は、本発明の請求項１にかかる第一の実施例
による炉壁構造の断面図である。耐火物１を設置する範
囲の上部炉壁鉄皮２の内径を水冷ボックス３を設置する
下部炉壁鉄皮４の内径より大きくすることにより、炉壁
鉄皮に段差部５が設けられる。耐火物１は段差部５上に
築造され、上部炉壁を形成する。水冷ボックス３は固定
ボルト６により下部炉壁鉄皮４に固定され下部炉壁を形
成する。
【０００９】図２は、本発明の請求項２にかかる第二の
実施例による炉壁構造の断面図である。図１と同様の部
位は同符号で示す。炉壁鉄皮は上部、下部とも同内径で
あり、耐火物１の下方には耐火物保持用リング状金物７
が炉壁鉄皮に固定されている。耐火物１はこの耐火物保
持用リング状金物７上に築造され上部炉壁を形成する。
水冷ボックス３は固定ボルト６により下部炉壁鉄皮４に
固定され下部炉壁を形成する。また、耐火物保持用リン
グ状金物７の炉内側は水冷ボックス３で保護される。
実施例による炉壁構造の断面図である。図１と同様の部
位は同符号で示す。炉壁鉄皮は上部、下部とも同内径で
あり、耐火物１の下方には耐火物保持用リング状金物７
が炉壁鉄皮に固定されている。耐火物１はこの耐火物保
持用リング状金物７上に築造され上部炉壁を形成する。
水冷ボックス３は固定ボルト６により下部炉壁鉄皮４に
固定され下部炉壁を形成する。また、耐火物保持用リン
グ状金物７の炉内側は水冷ボックス３で保護される。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による炉壁
構造においては、上部の耐火物の保持が確実にできるこ
とから、炉壁からの熱損失低減が可能となり、さらに下
部の水冷ボックスの交換時該水冷ボックス単体で容易に
交換可能であり、このため上部の耐火物の解体、再築造
が不要であることから整備コストが大幅に低減できる。
このように本発明は、熱損失低減による溶解エネルギー
の低減および整備コストの低減に大きく寄与するもので
ある。
構造においては、上部の耐火物の保持が確実にできるこ
とから、炉壁からの熱損失低減が可能となり、さらに下
部の水冷ボックスの交換時該水冷ボックス単体で容易に
交換可能であり、このため上部の耐火物の解体、再築造
が不要であることから整備コストが大幅に低減できる。
このように本発明は、熱損失低減による溶解エネルギー
の低減および整備コストの低減に大きく寄与するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる第一の実施例の炉壁構造の断面
図である。
図である。
【図２】本発明にかかる第二の実施例の炉壁構造の断面
図である。
図である。
１ 耐火物 ２ 上部炉壁鉄皮 ３ 水冷ボックス ４ 下部炉壁鉄皮 ５ 炉壁鉄皮段差部 ６ 固定ボルト ７ 耐火物保持用リング状金物
Claims (2)
- 【請求項１】電気炉等の炉壁鉄皮の炉内側上部に耐火
物、下部に水冷ボックスを配設し、また該耐火物及び該
水冷ボックスの炉内側稼働面が略同一内径となるよう構
成した炉内構造において、該耐火物設置範囲の炉壁鉄皮
内径を該水冷ボックス設置範囲の炉壁鉄皮内径より大き
くすることにより炉壁鉄皮に段差を設け、該鉄皮の段差
部で上部に設置された耐火物を保持するようになしたこ
とを特徴とする電気炉等の炉壁構造。 - 【請求項２】電気炉等の炉壁鉄皮の炉内側上部に耐火
物、下部に水冷ボックスを配設し、また該耐火物及び該
水冷ボックスの炉内側稼働面が略同一内径となるよう構
成した炉壁構造において、該耐火物設置範囲の最下部の
炉壁鉄皮内面に耐火物保持用のリング状金物を固定し、
さらに該リング状金物の炉内稼働面側は下方に設置され
る水冷ボックスの上端部で保護されるようになしたこと
を特徴とする電気炉等の炉壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6252734A JPH0894257A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 電気炉等の炉壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6252734A JPH0894257A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 電気炉等の炉壁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0894257A true JPH0894257A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17241527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6252734A Pending JPH0894257A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 電気炉等の炉壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0894257A (ja) |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6252734A patent/JPH0894257A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000704 |