JPH0893655A - 歯車ポンプ又はモータ - Google Patents

歯車ポンプ又はモータ

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Publication number
JPH0893655A
JPH0893655A JP23094394A JP23094394A JPH0893655A JP H0893655 A JPH0893655 A JP H0893655A JP 23094394 A JP23094394 A JP 23094394A JP 23094394 A JP23094394 A JP 23094394A JP H0893655 A JPH0893655 A JP H0893655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gears
casing
gear pump
motor
circumferential face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23094394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Maeda
前田武夫
Nobuhisa Fukushima
福島伸久
Yoshiji Tomoshige
友繁四司二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP23094394A priority Critical patent/JPH0893655A/ja
Publication of JPH0893655A publication Critical patent/JPH0893655A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】歯車がケーシング全周囲接することなく、ポン
プ機能等を果し、かつケーシング内周面の加工が容易に
行い得る歯車ポンプ又はモータを提供する。 【構成】本発明の歯車ポンプ又はモータは、軸芯回りに
回転可能に噛み合う両歯車4、5と、この両歯車4、5
を収納するケーシング1とを具備する歯車ポンプ又はモ
ータにおいて、両歯車4、5の噛合部と反対側のケーシ
ング内週面1Eは前記それぞれの両歯車軸芯4O、5O
より両歯車の噛合部と反対寄りに偏寄した地点4E、5
Eを中心とする円弧で形成され、両歯車4、5はケーシ
ング1に対して吸込口Sと吐出口Pにおける一定の領域
でのみ摺接するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の油圧機器分野な
どにおいて利用される歯車ポンプ又はモータ(以下、歯
車ポンプを例に説明する)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に歯車ポンプは、軸芯回りに回転
可能に噛み合う両歯車と、この両歯車を収納するケーシ
ングとを具備し、その噛み合い地点の一方側が流体の吸
込側となり他方側が流体の吐出側となるよう構成され
る。そして、吸込側に接続された流路から流体を吸込み
吐出側に接続された流路から流体に一定の圧を与えて吐
出させるものである。この場合両歯車はケーシングに対
して外接することが条件となり、特に流体の吸込側にお
いては、歯車のケーシング内周面に気密に摺接し歯と歯
間に流体を封じ込めこれを吐出側に移送させることが歯
車ポンプのとしての最低限の機能上の条件となる。その
ために旧来では歯車ポンプのケーシングは噛み合う両歯
車の外周が摺接するよう瓢箪形に形成されてきた。しか
しながら、両歯車の外周がケーシングに摺接する必要が
あるのは、歯車の吸込側領域における一定の長さ域のみ
であって、反対の吐出側領域の両外側はむしろ摺接しな
い方が歯車歯先の磨耗を少なくするという観点から見て
も有利である。もちろんこのような全周囲接触形の場合
はならい運転に時間がかかるという問題を有している。
そこで、最近の歯車ポンプにおいては例えば実開昭60
−58888号「歯車ポンプ」にも示すように、噛合部
と反対の両外側は歯車の外径より径の大きい大径部とし
て構成された歯車ポンプが提案され実用に供されてい
る。このような歯車ポンプは使用目的により、歯車モー
タとしても使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな歯車ポンプの場合、この大径部は歯車外径と同一の
ケーシング内周面が一定域から急に大径となる段部を有
して形成されているのが一般である。したがって、この
大径部の加工が歯車外径と同一のケーシング内周面の加
工とは別工程で加工する必要があり、しかも段部の加工
を伴うので複雑となる。即ち、ケーシング内周面加工は
コンタリングで行うかブローチ盤で別工程で行うことに
なる。したがって加工に時間が掛る。また加工工具の位
置決めもしにくく加工精度にも問題が生じる。このこと
は加工コストの増大につながるし、生産性も向上できな
いという問題点を有している。本発明はこのような問題
を解決する歯車ポンプならびに歯車モータを提供せんと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する歯車ポ
ンプ又は歯車モータは、軸芯回りに回転可能に噛み合う
両歯車と、この両歯車を収納するケーシングとを具備す
る歯車ポンプ又はモータにおいて、両歯車の噛合部と反
対側のケーシングは前記それぞれの軸芯より両歯車の噛
合部と反対寄りに偏寄した地点を中心とする円弧で形成
され、両歯車はケーシングに対して吸込側と吐出側にお
ける一定の領域でのみ摺接するように構成したものであ
る。
【0005】
【作用】本発明が提供する歯車ポンプ又は歯車モータ
は、噛合部の吸込側と吐出側における一定の領域では歯
車はケーシングと摺接するからポンプ又はモータとして
は機能するとともに、ケーシングは全域円弧で形成され
得るので加工は円形加工が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に従い、
歯車ポンプについて説明する。図1は、本発明が提供す
る歯車ポンプの構成を示す縦断面図で、図2は図1のA
A断面図である。これら図面において、1は噛み合う両
歯車4、5を収納するケーシングで、両側にはカバー
2、3が固定具6にて一体的に付設され、内方に気密の
ポンプ室が形成されている。4S、5Sは両歯車4、5
のそれぞれの軸であって、歯車軸4Sはカバー2を貫設
されて外部の回転駆動部に接続される。7、8は両歯車
4、5の側板で、噛み合う両歯車4、5の外形と同様の
外形をなしていて、ケーシング1内に保持され、かつ各
歯車4、5をその軸4S、5Sを介して回転可能に支持
している。さらに図2に示すように、ケーシング1には
両歯車4、5の噛合部の両側に流体の吸込口Sと吐出口
Pとが形成されている。これらの構成はいままでの歯車
ポンプと変わるところはなく、その作動についての詳細
な説明は省略する。
【0007】さて、本発明は以上のような構成におい
て、ケーシング1の内週面の形成に特徴を有するもので
ある。すなわち、両歯車4、5の噛合部と反対側のケー
シング1の内週面1Eは、それぞれの歯車4、5の軸心
より両歯車4、5の噛合部と反対寄りに距離Dだけ偏寄
した地点4E、5Eを中心とする円弧で形成され、両歯
車4、5はケーシング1に対して吸込口Sと吐出口Pに
おける一定の領域の長さで摺接するようになっているの
である。具体的には図2に示すように、ケーシング1の
内週面1Eは、それぞれ中心4E、5Eを中心とする角
度θの領域の範囲で形成され、この内週面1Eにおいて
は両歯車4、5の歯先は接触しない。そして両歯車4、
5の中心4O、5Oを長身とする角度αの領域のケーシ
ング1の内週面1Sの長さは、両歯車4、5の歯先が摺
接し、吸込口Sと吐出口Pを気密に分断するようになっ
ているのである。この場合、ケーシング1の内週面1E
と内週面1Sはともに円弧であり、切削工具でケーシン
グ1を回転させるのみで容易に加工することができるも
のである。
【0008】ケーシング1の内週面1Eの幅は、図1に
示すように歯幅より若干大きく設定している。もちろ
ん、歯幅と同一でもよいが、この領域での歯先の接触を
完全に防止する上では図示のとおり若干大きく設定する
のが有利である。
【0009】本発明は以上説明したとおりであるが、本
発明の特徴を生かした種々の変形実施例を包含するもの
である。例えば本発明の特徴であるケーシング1の内週
面1Eの半径の大きさであるが、これは両歯車4、5の
半径と同一でもよいし、ある異はそれより小さい半径で
もかまわない。もちろん、両歯車4、5の半径より大き
くすることも可能であるが、その場合は偏寄距離Dをあ
まり大きく設定できない。大きく設定すると内週面1S
の長さが小さくなりポンプとしての機能に支障を起こす
ことになるからである。また、図示例では、両歯車が側
板で軸受される形式のものであるが、このような側板軸
受方式以外の歯車ポンプにも本発明は適用可能である。
前記したように本発明は歯車モータとしても適用できる
ものであり、本発明はこれらすべてを包含する。
【0010】本発明は以上説明したとおりであるが、こ
れをまとめてみるとつぎのとおりである。
【0011】1)軸芯回りに回転可能に噛み合う両歯車
と、この両歯車を収納するケーシングとを具備する歯車
ポンプ又はモータにおいて、両歯車の噛合部と反対側の
ケーシング内週面は前記それぞれの軸芯より両歯車の噛
合部と反対寄りに偏寄した地点を中心とする円弧で形成
され、両歯車はケーシングに対して吸込口と吐出口にお
ける一定の領域でのみ摺接することを特徴とする歯車ポ
ンプ又はモータ。
【0012】2)軸芯回りに回転可能に噛み合う両歯車
と、この両歯車を収納するケーシングとを具備する歯車
ポンプ又はモータにおいて、両歯車の噛合部と反対側の
ケーシング内週面は前記それぞれの軸芯より両歯車の噛
合部と反対寄りに偏寄した地点を中心とし両歯車の半径
より小さい半径の円弧で形成され、両歯車はケーシング
に対して吸込口と吐出口における一定の領域でのみ摺接
することを特徴とする歯車ポンプ又はモータ。
【0013】3)軸芯回りに回転可能に噛み合う両歯車
と、この両歯車を収納するケーシングとを具備する歯車
ポンプ又はモータにおいて、両歯車の噛合部と反対側の
ケーシング内週面は前記それぞれの軸芯より両歯車の噛
合部と反対寄りに偏寄した地点を中心とする円弧でかつ
その幅は両歯車の歯幅より大きく設定されて形成され、
両歯車はケーシングに対して吸込口と吐出口における一
定の領域でのみ摺接することを特徴とする歯車ポンプ又
はモータ。
【0014】
【発明の効果】本発明が提供する歯車ポンプ又はモータ
は以上説明したとおりであるから、ケーシング内週面特
に両歯車の噛合部と反対側のケーシング内週面は両歯車
の歯先が接することことのないよう形成され、摺接長さ
を必要最小限にとどめる事ができるためトルク損失も減
り、しかもそのための加工が極めて容易かつ能率よく行
え、精度良くかつ安価な歯車ポンプ又はモータを提供す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による歯車ポンプ又はモータの構成を
示す縦断面図である。
【図2】この発明による歯車ポンプ又はモータの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1…ケーシング 1E…ケーシング内周面 2、3…カバー 4、5…歯車 4S、5S…歯車軸 4O、5O…歯車軸心 4E、5E…偏寄中心 7、8…側板 S…吸込口 P…吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心回りに回転可能に噛み合う両歯車と、
    この両歯車を収納するケーシングとを具備する歯車ポン
    プ又はモータにおいて、ケーシングは吸込側と吐出側で
    少なくとも2ピッチ以上の一定の領域でのみ摺接するよ
    う両歯車の反噛合側をすかせたことを特徴とする歯車ポ
    ンプ又はモータ。
JP23094394A 1994-09-27 1994-09-27 歯車ポンプ又はモータ Pending JPH0893655A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23094394A JPH0893655A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 歯車ポンプ又はモータ

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JP23094394A JPH0893655A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 歯車ポンプ又はモータ

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JPH0893655A true JPH0893655A (ja) 1996-04-09

Family

ID=16915745

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JP23094394A Pending JPH0893655A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 歯車ポンプ又はモータ

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JP (1) JPH0893655A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102536795A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 张意立 一种锥形弹簧补偿齿轮泵
CN102927003A (zh) * 2012-12-06 2013-02-13 张意立 一种特殊齿轮泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102536795A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 张意立 一种锥形弹簧补偿齿轮泵
CN102927003A (zh) * 2012-12-06 2013-02-13 张意立 一种特殊齿轮泵

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