JPH089352Y2 - 目隠し板 - Google Patents

目隠し板

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JPH089352Y2
JPH089352Y2 JP2686290U JP2686290U JPH089352Y2 JP H089352 Y2 JPH089352 Y2 JP H089352Y2 JP 2686290 U JP2686290 U JP 2686290U JP 2686290 U JP2686290 U JP 2686290U JP H089352 Y2 JPH089352 Y2 JP H089352Y2
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JP
Japan
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crosspiece
crosspieces
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frame
blindfold
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JP2686290U
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JPH03117094U (ja
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敏只 都倉
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は家屋の窓などの採光機能や通風機能の要求さ
れる箇所に設置される目隠し板に関する。
[従来の技術] 従来、この種の目隠し板は、矩形の枠体に複数の羽根
板を同じ方向に傾斜した状態で間隔を隔てて取り付け、
かつ隣接する羽根板同士を水平方向で互いにラップさせ
たものであって、その多くは羽根板がアルミ板や鋼板な
どの金属板で作られていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の目隠し板は一般家屋や手摺り部分など
で従前より相当の長期間に亘って汎用されてきた結果、
外観的に見慣れたものになってしまっている。また、従
来の目隠し板の金属板で作られた羽根板は、金属板に曲
げ加工や孔穿け加工などの多種類の機械加工を施すこと
により作られていたため、目隠し板全体の製作コストが
高くついていた。
本考案は以上の事情のもとでなされたもので、従来の
目隠し板の羽根板に相当する部材を合成樹脂で作り、し
かもその部材の形状や配列を工夫することによって、従
来になかった斬新な外観を備え、採光機能や通風機能に
優れ、しかも製作コストの安くつく目隠し板を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の目隠し板は、枠体の片面側と他面側とに、断
面視形状が三角形、台形または半円形をなし透光性を具
備する合成樹脂製の複数の桟が、それらの底面がすべて
枠体の外側に向く状態で互いに沿うように配設され、片
面側の桟と他面側の桟との相互間に隙間が形成され、片
面側に配設された桟の頂部が他面側に配設された桟の底
面の相互間の隙間に臨まされ、その隙間に片面側の桟が
水平方向でラップしていると共に、他面側に配設された
桟の頂部が片面側に配設された桟の底面の相互間の隙間
に臨まされ、その隙間に他面側の桟が水平方向でラップ
していることを特徴とする。
[作用] この構成の目隠し板では、枠体の片面側と他面側とに
配設された桟同士が水平方向でラップするため、桟が半
透明な場合には、片側から他側が見えなくなる。また、
桟が透明な場合でも、その桟の断面視形状が三角形、台
形または半円形であるため、桟が光の反射作用を発揮す
る場合には桟が金属光沢を放ち、片側から他側が見えな
くなる。その反面で、通風性は片面側の桟と他面側の桟
の相互間の隙間によって確保される。採光性は上記隙間
や桟を光が通過することによって確保される。そのほ
か、表面と裏面の区別がないという作用もある。
[実施例] 第1図は本考案の実施例による目隠し板の一部を切欠
した縦断面図、第2図は同正面図である。
1は枠体で、上框11と下框12と左右の縦框13,13とに
よって矩形に形成されている。縦框13は枠体1の片面側
の端縁の複数箇所と他面側の端縁の複数箇所とに同じ大
きさ・形状のV形の切欠部14,15をそれぞれ有し、か
つ、片面側の端縁に形成された切欠部14と他面側の端縁
に形成された切欠部15とが半ピッチだけ位置ずれしてい
る。
上記枠体1の上框11、下框12、左右の縦框13,13はア
ルミ成形品や塩化ビニル樹脂あるいはその発泡体などの
合成樹脂で作られ、上框11、下框12、左右の縦框13,13
の各突合せ箇所は接着やビス止めや溶接などの手段で結
合される。そして、それらを合成樹脂で作るとアルミ成
形品で作るよりも軽量で汚れにくく、着色が容易である
という利点がある。
2は桟で、断面視形状が頂角90度の二等辺三角形をな
す透光性を有する合成樹脂製部材で作られている。この
桟2はその両端部が左右の縦框13,13のそれぞれの切欠
部14に嵌め込まれて縦框13,13と結合され、すべての桟
2の底面22が枠体1の外側に向く状態で互いに平行に沿
うように配設され、しかも枠体の片面側の桟2…と他面
側の桟2との間に一定の隙間21が形成されている。ま
た、枠体1の片面側の各桟2…の底面22の相互間に形成
された隙間23に対して枠体1の他面側の桟2の頂部が臨
まされ、かつその隙間23に他面側の桟2が水平方向でラ
ップしている。同様に枠体1の他面側の各桟2…の底面
22の相互間に形成された隙間23′に対して枠体1の片面
側の桟2の頂部が臨まされ、かつその隙間23′に片面側
の桟2が水平方向でラップしている。
桟2を成形するための合成樹脂はアクリル樹脂を好ま
しく用いることができるが、その他の合成樹脂を用いて
もよい。この桟2は透明であっても半透明であってもよ
い。また、着色されていてもよい。桟2と上記縦框13,1
3とは接着やビス止めやカバー材などの手段で結合され
るが、ビス止めによるとビスの頭が目立って見苦しいと
いう事態を生じるときには接着によることが望ましい。
上記カバー材はたとえば金属や合成樹脂製の矩形枠によ
って形成され、上框11、下框12、左右の縦框13,13、桟
2などはその矩形枠に組み込むことにより相互に位置決
めされて目隠し板を構成する。
なお、必要があれば第2図のように枠体1の水平方向
の中間部に縦補助框3を入れ、その縦補助框3によって
桟2…を補強しておいてもよい。
以上説明した目隠し板は枠体1の片面側と他面側の形
状が同じないしは極めて酷似したものであって表裏の区
別がないため、たとえば窓に嵌めて使用するときには枠
体1の片面側と他面側のいずれを室内側に向けてもよ
く、また、室内の間仕切りとしても好適に利用すること
ができる。
この目隠し板によると、枠体1の片面側と他面側とに
配設された桟2…同士が水平方向でラップしていること
により目隠し機能が発揮される。すなわち、桟2が半透
明な場合において枠体1の片側から他側を目線を水平ま
たはそれに近い状態にして見た場合、片側の桟2…が目
隠し機能を発揮すると同時に、片側の桟2の隙間23が他
側の桟2によって塞がれて他側の桟2が目隠し機能を発
揮するため、片側から他側が見えなくなる。他側から片
側を見た場合も同様にして目隠し機能が発揮される。桟
2が透明な場合は、その桟2の断面視形状が三角形であ
るため、第3図に説明的に示したように桟2の底面22側
からその内部に入射した光Lが桟2の斜面で反射するこ
とによって光の全反射作用が発揮され、それによって桟
2が金属光沢を放ってあたかも清浄なアルミ表面のよう
な銀色に輝き、桟2を透視することができなくなって片
側から他側が見えなくなる。このような全反射作用に伴
う目隠し効果は、桟2の頂角が必ずしも90度でなくて
も、あるいは頂角90度の二等辺三角形でなくても、桟2
の断面視形状が三角形でありさえすればある程度発揮さ
れる。さらに、桟2が三角形であるため、見る角度によ
ってはその斜面の一つだけが影になったり輝いたり、あ
るいはその影が別の桟2に写ったりして極めて斬新でか
つ綺麗に見える。
採光機能は上記隙間21,23,23′を通過する光と桟2…
を通過する光とによって確保され、光が上記隙間21,23,
23′を経るときに桟2の表面で反射したりするために所
謂柔らかな光が採り入れられる。通風機能は隙間23,21,
23′によって確保される。そして、使用状態では、第1
図に矢符Aで示したように、たとえば他面側の隙間23′
から入った風が片面側の桟2に当たり、上下に別れて隙
間21を経て片面側の隙間23,23から室内に入る。そのた
め、室外に強風が吹いていても室内に入る風は比較的弱
風となり、室内が強風にさらされることが防止される。
以上説明した作用は桟2のピッチを15mm程度、枠体1
の片面と他面との間隔を15mm程度、片面側の桟2の頂部
と他面側の桟2の頂部との間隔を5mm程度にしたものに
ついて特に良好に発揮されることを確認した。なお、各
部の寸法がこれに限定されないことは勿論である。
第1図および第2図で説明した目隠し板では、上方か
ら斜め下方に見下ろした場合や下方から斜め上方を見上
げた場合には、隙間21,23,23′を通して片側から他側が
見え、他側から片側が見える。この状態はたとえば隣接
地に高層住宅がある場合などに不都合を生ずることがあ
る。このような不都合は桟2の底面22の相互間の隙間2
3,23′を狭めることによってある程度解消することがで
きるが、それを完全に解消する必要があれば、たとえば
目隠し板を第4図の構成にしておけばよい。第4図の目
隠し板は、第1図および第2図で説明した目隠し板の隙
間21にその隙間21を部分的な塞ぐ遮蔽体4を介設したも
のである。これによると、上方から斜め下方を見下ろし
た場合や下方から斜め上方を見上げた場合でも、遮蔽体
4や桟2によって視界が遮られ、反対側が見えなくな
る。その他の事項は上述したところと同様である。
第5図に示した目隠し板は、片方の桟2…と細桟11′
と細桟12′と左右の細桟13′,細桟13′とを射出成形な
どによって一体にした目隠し部材Pを二個組み合わせた
ものである。目隠し部材Pの桟2…の細框12′からの位
置と細框11′からの位置を半ピッチだけ位置ずれさせて
あり、二つの目隠し部材P,Pを上下逆転させて組み合わ
せれば、片面側の桟2…と他面側の桟2…とが水平方向
でラップすることとなる。また、細框11′に凸条4を設
け、細框12′に凹条5を設けておき上下逆転させたとき
に互いに嵌合するようにしてあり、単に嵌合させるだけ
で細框11′,12′により上框11または下框12が形成さ
れ、同時に細框13′,13′により縦框13が形成されるこ
ととなり、簡単に目隠し板が組み立てられる。そして、
防虫ネットNを介装する場合にはも、第6図のように目
隠し部材Pの嵌合面側に防虫ネットNを挾むようにして
嵌合すれば簡単に取り付けられ、しかも防虫ネットNが
外から余り目立たず好ましく取り付けられる。そして、
防虫ネットNの掃除や取替をするとき、あるいは桟2…
の内面を掃除するときも各目隠し部材Pに分解してでき
るので容易に行うことができる。
上記各実施例は桟2…の断面視形状が三角形である場
合を示したが、第7図や第8図で示すように台形であっ
ても半円形であってもよく、この形状の桟2も底面22を
外側に向くように配設すれば上記各実施例と同様の作用
効果を奏するが、底面22と略平行な頂部を一部に有する
ために若干全反射作用が少なく、金属光沢に劣るものの
目隠し板として十分に使用可能で、きれいに見えるもの
である。
なお、上述した目隠し板は図示のように桟2が水平方
向になるように用いなければならないわけではなく、桟
2が垂直になるように用いてもよいことは勿論である。
[考案の効果] 本考案の目隠し板によると、桟が半透明な場合には片
面側と他面側の桟同士のラップによって良好な目隠し性
能が確保され、桟が透明な場合には桟による光の反射作
用によって目隠し性能が確保され、また、片面側の桟と
他面側の桟の相互間の隙間によって十分な通風機能が確
保され、その隙間や桟を通過する光によって十分な採光
機能が確保される。そして、見る角度によっては、桟に
入射した光の反射作用により桟が合成樹脂製であるにも
かかわらずあたかもアルミに似た銀色の金属光沢を放っ
たり、あるいは各桟の片側の斜面が輝いて他側の斜面は
影になって大変綺麗に見えたりして、今までになかった
斬新な外観を呈する。さらに、本考案の目隠し板は、枠
体の片面側と他面側に同じ形態で複数の桟が配設されて
いて表裏の区別がないため、たとえば室内の目隠し機能
を有する間仕切りなどにも利用範囲を拡大できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による目隠し板の一部を切欠し
た縦断面図、第2図は同正面図、第3図は桟の全反射作
用説明図、第4図は他の実施例による目隠し体の一部を
切欠した縦断面図、第5図は他の実施例による第1図と
同様図、第6図はさらに他の実施例による一部拡大縦断
面図、第7図、第8図は桟の変形例を示す断面図であ
る。 1……枠体、2……桟、21……片面側の桟と他面側の桟
との相互間の隙間、22……桟の底面、23,23′……桟の
底面の相互間の隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体の片面側と他面側とに、断面視形状が
    三角形、台形または半円形をなし透光性を具備する合成
    樹脂製の複数の桟が、それらの底面がすべて枠体の外側
    に向く状態で互いに沿うように配設され、片面側の桟と
    他面側の桟との相互間に隙間が形成され、片面側に配設
    された桟の頂部が他面側に配設された桟の底面の相互間
    の隙間に臨まされ、その隙間に片面側の桟が水平方向で
    ラップしていると共に、他面側に配設された桟の頂部が
    片面側に配設された桟の底面の相互間の隙間に臨まさ
    れ、その隙間に他面側の桟が水平方向でラップしている
    ことを特徴とする目隠し板。
JP2686290U 1990-03-15 1990-03-15 目隠し板 Expired - Lifetime JPH089352Y2 (ja)

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JP2686290U JPH089352Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 目隠し板

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JP2686290U JPH089352Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 目隠し板

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Publication Number Publication Date
JPH03117094U JPH03117094U (ja) 1991-12-04
JPH089352Y2 true JPH089352Y2 (ja) 1996-03-21

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JP2686290U Expired - Lifetime JPH089352Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 目隠し板

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JP4789823B2 (ja) * 2007-02-13 2011-10-12 トヨタ自動車株式会社 フロントグリル

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