JPH0893494A - コンプレッサ駆動装置 - Google Patents

コンプレッサ駆動装置

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JPH0893494A
JPH0893494A JP22494394A JP22494394A JPH0893494A JP H0893494 A JPH0893494 A JP H0893494A JP 22494394 A JP22494394 A JP 22494394A JP 22494394 A JP22494394 A JP 22494394A JP H0893494 A JPH0893494 A JP H0893494A
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JP
Japan
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belt
engine
pulley
compressor
motor
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Application number
JP22494394A
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English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Masayuki Sayama
正幸 佐山
Mitsuo Kawarai
光雄 瓦井
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタンバイ用モータをトランスミッション付
近の車両フレーム上に配設することを可能とし、もって
エンジン停止時にも冷凍コンプレッサの駆動を可能とす
る。 【構成】 コンプレッサの駆動力を駆動ユニットを介し
て走行用エンジンから得るようにした冷凍車のコンプレ
ッサ駆動装置であって、前記走行用エンジン付近の車両
フレーム上にスタンバイ用モータを配置し、該スタンバ
イ用モータを前記駆動ユニットにベルト伝導機構を介し
て連動連結し、前記ベルト伝導機構をエンジン始動時に
非伝導状態にさせ、一方エンジン停止時に伝導状態にさ
せるベルトテンション装置を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、荷室内に収納された
食品その他の被搬送物の冷凍若しくは冷蔵を行いながら
運送を行なう冷凍車等のコンプレッサ駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷凍車のコンプレッサ駆
動装置としては、例えば実開平5−10026号公報に
記載されたようなものがある。
【0003】これは、図4及び図5に示すように、走行
用エンジン201に連結されたトランスミッション20
3上に架台205を介して無段変速機207と、2個の
コンプレッサ209,211が配置され、前記エンジン
201よりの出力をフライホイールPTO213を介し
て無段変速機207に伝達し、該無段変速機207から
コンプレッサ209,211に伝達するように構成され
ている。
【0004】フライホイールPTO213は、フライホ
イール215が設けられた図示しないクランクシャフト
を回転軸として回転するドライブギヤ217に第1アイ
ドルギヤ219,第2アイドルギヤ221を順次噛み合
させて図示しないPTOギヤを介してPTO出力軸を駆
動するようになっている。そして、PTO出力軸は、無
段変速機207の入力軸(図示省略)と兼用させてい
る。
【0005】前記フライホイール215はフライホイー
ルハウジング223に支持され、前記第2アイドルギヤ
221及びPTOギヤはフライホイールハウジング22
3の上部に位置しているPTOハウジング225に支持
されている。
【0006】前記無段変速機207の出力軸227に
は、2個の駆動プーリ229,231が設けられてい
る。
【0007】一方の駆動プーリ229は一方のコンプレ
ッサ209の入力軸233に設けられた受動プーリ23
5にVベルト237を介して連動連結され、また、他方
の駆動プーリ231は他方のコンプレッサ211の入力
軸239に設けられた受動プーリ241にVベルト24
3を介して連動連結されている。
【0008】前記受動プーリ235,241には、それ
ぞれ電磁クラッチ245,247が内蔵されている。
【0009】前記無段変速機207の変速制御及び前記
電磁クラッチ245,247のON/OFF制御は図示
しないコントローラの制御信号に基づいて行われる。
【0010】このように構成されたコンプレッサ駆動装
置によれば、エンジン201よりの出力はフライホイー
ルPTO213を介して無段変速機207に伝達され、
無段変速機207の駆動プーリ229,231からコン
プレッサ209,211にそれぞれ伝達される。すなわ
ち、一方の駆動プーリ229からVベルト237を介し
て一方のコンプレッサ209の受動プーリ235に伝達
され、また、他方の駆動プーリ231からVベルト24
3を介して他方のコンプレッサ211側の受動プーリ2
41伝達されてコンプレッサ209,211がそれぞれ
回転駆動される。
【0011】そして、図外のコントローラの制御信号に
より前記電磁クラッチ245,247をON/OFF制
御することによりコンプレッサ209,211を断続的
に運転制御しつつ、前記無段変速機207の出力回転数
を制御することによりコンプレッサ209,211の回
転数を制御するように構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の冷凍車のコンプレッサ駆動装置にあって
は、走行用エンジン201の駆動力によってコンプレッ
サ209,211を駆動するようになっていたため、冷
凍車をフェリー等の船舶に乗船するときや、エンジンが
故障したときなどに、エンジン201を停止した場合に
はコンプレッサ209,211を駆動することができな
くなる。これによりコンプレッサ209,211が停止
するため、冷凍能力が無くなり保冷室を適温に保冷する
ことができなくなる。
【0013】かかる欠点を解消するために、スタンバイ
用モータをトランスミッション上に付設し、該モータを
変速機等の駆動ユニットとVベルトを介して連動連結し
てエンジンを停止したときにはスタンバイ用モータによ
りコンプレッサを駆動するようにすればよいが、キャブ
と保冷室との間に挾まれるトランスミッション上の空間
は狭いため、トランスミッション上に配設することは困
難である。また、スタンバイ用モータをトランスミッシ
ョン上に設置可能な容積を確保しようとすると、トラン
スミッション上方の保冷室前面をえぐってその設置室間
を確保しなければならず、保冷室の有効内容積がその分
だけ減少してしまうという問題がある。
【0014】この問題を解決するためには、スタンバイ
用モータをトランスミッション付近の車両フレーム上に
配設し、該モータを変速機等の駆動ユニットとVベルト
を介して連動連結すればよいが、ただ単にかかる構造に
したのでは、車両走行中にエンジンの振動によってエン
ジンと車両フレーム間に生じるねじれ等の相対動によ
り、モータと駆動ユニット間を連結するVベルトにねじ
れ等の異常をきたす恐れがある。
【0015】そこでこの発明は、スタンバイ用モータを
トランスミッション付近の車両フレーム上に配設するこ
とを可能とし、もってエンジン停止時にも冷凍コンプレ
ッサの駆動を可能としたコンプレッサ駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、コンプレッサの駆動力を駆動ユ
ニットを介して走行用エンジンから得るようにした冷凍
車のコンプレッサ駆動装置であって、前記走行用エンジ
ン付近の車両フレーム上にスタンバイ用モータを配置
し、該スタンバイ用モータを前記駆動ユニットにベルト
伝導機構を介して連動連結し、前記ベルト伝導機構をエ
ンジン始動時に非伝導状態にさせ、一方エンジン停止時
に伝導状態にさせるベルトテンション装置を設けたこと
を特徴としている。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のコンプ
レッサ駆動装置において、前記ベルトテンション装置
は、エンジン始動時には該エンジンのライン圧により油
圧シリンダを介してテンションプーリをベルト弛緩方向
へ移動させてベルト伝導機構を非伝導状態とし、一方エ
ンジン停止時には付勢部材の付勢力によりテンションプ
ーリをベルト緊張方向へ移動させてベルト伝導機構を伝
導状態にすることを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1の発明によれば、スタンバイ用モータ
と駆動ユニットを連動連結するベルト伝導機構をベルト
テンション装置によってエンジン始動時に非伝導状態に
し、一方エンジン停止時に伝導状態にするため、車両走
行中に発生するエンジンの振動によって駆動ユニットと
スタンバイ用モータとの間に相対動が生じてもベルトの
ねじれ等による異常を防止することができる。
【0019】請求項2の発明によれば、エンジン始動時
には該エンジンのライン圧により油圧シリンダを介して
テンションプーリをベルト弛緩方向へ移動して前記ベル
ト伝導機構を非伝導状態とし、一方エンジン停止時には
付勢部材の付勢力によりテンションプーリをベルト緊張
方向へ移動してベルト伝導機構を伝導状態とする。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るコンプ
レッサ駆動装置の全体構成図、図2は全体の配置関係を
示す正面図、図3は駆動ユニットの内部構成を示す断面
図である。
【0021】この実施例に係るコンプレッサ駆動装置
は、図1及び図2に示すように、走行用エンジン1に連
結されたトランスミッション3上に架台5を介して駆動
ユニット7と2個のコンプレッサ9,11が配置され、
一方、車両フレーム13上にスタンバイ用モータ15が
配置されている。
【0022】駆動ユニット7の出力軸17には、外周に
3列のV溝19a,19b,19cが形成された駆動プ
ーリ19が設けられている。
【0023】駆動プーリ19はV溝19aにより一方の
コンプレッサ9の入力軸21に設けられた受動プーリ2
3にVベルト25を介して連動連結され、またV溝19
bにより他方のコンプレッサ11の入力軸27に設けら
れた受動プーリ29にVベルト31を介して連動連結さ
れている。さらに、駆動プーリ19はV溝19cにより
スタンバイ用モータ15の出力軸33に設けられたモー
タプーリ35にVベルト37を介して連動連結されてい
る。駆動プーリ19,モータプーリ35及びVベルト3
7によりベルト伝導機構39が構成されており、該ベル
ト伝導機構39には、両プーリ19,35間に掛け回さ
れたVベルト37を緊張、弛緩可能なベルトテンション
装置41が配設されている。
【0024】駆動ユニット7は図3に示すように、ケー
シング43内に出力軸17と入力軸45が同軸芯線上に
配置され、前記出力軸17と入力軸45との間にワンウ
エイクラッチ47と遊星歯車装置49とを配置するとと
もに、前記ケーシング43と遊星歯車装置49のリング
ギヤ51との間に油圧クラッチ53を設けて構成されて
いる。
【0025】入力軸45はケーシング43にベアリング
55,57を介して回転自在に支持され、その一端部に
は入力ギヤ59がスプライン連結されると共にナット6
1により固定されている。そして、入力ギヤ59はアイ
ドルギヤ63を介してエンジン1のクランクシャフト6
5に設けられたドライブギヤ67に連動連結され、エン
ジン1から回転力を入力する。
【0026】出力軸17は、一端部が入力軸45の他端
部に形成された中空部69内に挿通され、ケーシング4
3と入力軸45とにベアリング71,73を介して相対
回転可能に支持されている。
【0027】入力軸45と出力軸17との間に介装され
たワンウエイクラッチ47は、出力軸17が入力軸45
と等速で共に回転するとき係合状態となり、出力軸17
が同方向に速く回転してオーバランニングするのは許容
するように構成されている。
【0028】遊星歯車装置49は、サンギヤ75,キャ
リア77,遊星ギヤ79及びリングギヤ51とから構成
されている。キャリア77は入力軸45の他端部に固設
され、このキャリア77に複数の遊星ギヤ79が軸81
を介して回転自在に支持されている。前記遊星ギヤ79
が噛み合うサンギヤ75は出力軸17の外周上に一体に
形成されている。さらに、前記遊星ギヤ79と噛み合う
リングギア51は、入力軸45の他端部外周にベアリン
グ83を介して回転自在に支持されたクラッチリング8
5に一体的に設けられている。
【0029】油圧クラッチ53は、クラッチリング85
とケーシング43との間に組込まれ、摩擦力によって前
記リングギヤ51を制動する多板式摩擦クラッチ87
と、アクチュエータとしての油圧シリンダ89とから構
成されている。
【0030】摩擦クラッチ87は、ケーシング43の内
周に設けたスプライン溝91に周方向に係合し軸方向に
移動自在な複数の外側摩擦板93と、この外側摩擦板9
3と交互に組合されクラッチリング85の外周に設けた
スプライン溝95の周方向に係合し軸方向に移動自在な
複数の内側摩擦板97より構成されている。そして、こ
れらの摩擦板93,97の一端側には、ケーシング43
のスプライン溝91に係合したエンド部材99が設けら
れ、止め輪101により抜け止めされている。
【0031】油圧シリンダ89は、ケーシング43に形
成された環状のシリンダ部103と、このシリンダ部1
03内に摺動自在に嵌挿された環状のピストン105と
からなり、ピストン105には前記摩擦板93,97を
摩擦力増加方向に油圧移動するプレッシャリング107
が一体に設けられている。このプレッシャリング107
は油圧シリンダ89の作動油室109に供給されるオイ
ルポンプ110からの作動油の圧力によって摩擦板9
3,97を押圧方向に移動される。
【0032】プレッシャリング107とケーシング43
との間には皿ばね111が介装され、この皿ばね111
の付勢力によって前記プレッシャリング107は常時摩
擦板93,97の反押圧方向に付勢されている。
【0033】前記駆動プーリ19はケーシング43にボ
ルト113により取付けられた支持部材115にベアリ
ング117を介して回転可能に支持され、連結板119
によりボルト121を介して出力軸17に固定されてい
る。
【0034】前記油圧クラッチ53のON/OFF制御
及びスタンバイ用モータ15の起動/停止制御は、図示
しないエンジン回転センサからの検知信号によりコント
ローラの制御信号によって行われる。
【0035】ベルトテンション装置41のテンションプ
ーリ123は、支持部材125に設けられた軸127を
介して回転自在に支持されている。支持部材125の下
端部は車両フレーム13上に固設されたアクチュエータ
としての油圧シリンダ129のシリンダ部131に上下
摺動自在に嵌挿されピストン133を兼ねている。油圧
シリンダ129の作動油室135はエンジン1の作動油
室に油管137を介して連結されている。そして、エン
ジン1の駆動時に発生する油圧(ライン圧)によってピ
ストン133を介して支持部材125を上動させテンシ
ョンプーリ123をベルト弛緩方向へ移動させている。
【0036】支持部材125の上端にはスプリング受1
39が設けられ、また、支持部材125には上向きに開
口する有底長孔141が形成されている。この長孔14
1にはロッド143が上下摺動可能に嵌挿され、その上
端は架台3に固定されている。ロッド143の上部には
スプリング受145が設けられ、このスプリング受14
5と支持部材125側のスプリング受139との間にコ
イルスプリング(付勢部材)147が介装されている。
そして支持部材125は前記コイルスプリング147の
付勢力により常時下向きに付勢され、テンションプーリ
123をベルト緊張方向へ移動させている。
【0037】つぎに、上記一実施例の作用について説明
する。まず、エンジン1によりコンプレッサ9,11を
駆動する場合は、エンジン1の駆動力がトランスミッシ
ョン3を介して駆動ユニット7の入力軸45に伝達され
ると、これにともなって遊星歯車装置49のキャリア7
7が回転する。
【0038】ここで、エンジン1の回転数が所定値、例
えば、1500r.p.mより低下すると、コントロー
ラの制御信号により油圧シリンダ89の作動油室109
にポンプ110からの作動油を供給する。この作動油室
109に供給された作動油の圧力によってピストン10
5を介してプレッシャリング107を皿ばね111の付
勢力に抗して摩擦クラッチ87を摩擦力増加方向に押圧
して締結する。
【0039】このようにして摩擦クラッチ87が締結さ
れることにより、リングギヤ51の回転を制動して固定
する。このため、遊星歯車装置49のキャリア77とサ
ンギヤ75との間に差動運動が生じ、サンギヤ75すな
わち出力軸17はキャリア77すなわち入力軸45より
も増速されて回転する。このとき、ワンウエイクラッチ
47の作用により出力軸17と入力軸45とは非係合状
態となるため、出力軸17のオーバランニングを許容す
る。
【0040】他方、エンジン1の回転数が上記の所定値
を越えると、コントローラの制御信号により油圧シリン
ダ89の作動油室109内の作動油圧を下げる。作動油
の圧力が下がると、皿ばね111の付勢力によってプレ
ッシャリング107が反押圧方向へ移動して摩擦クラッ
チ87を解放する。
【0041】このようにして摩擦クラッチ87が解放さ
れることにより、リングギヤ51はフリー状態となる。
このため、遊星歯車装置49における差動運動は行われ
なくなる。このとき、ワンウエイクラッチ47の作用に
より、入力軸45と出力軸17とは係合状態となるた
め、出力軸17は入力軸45と一体に回転する。
【0042】上記のように駆動ユニット7はエンジン1
の回転数に応じて出力軸17の回転数を2段に切換える
機能を有している。
【0043】そして、駆動ユニット7の出力軸17の駆
動力は、駆動プーリ19のV溝19aからVベルト25
を介して一方のコンプレッサ9の受動プーリ21に伝達
されると共に、V溝19bからVベルト31を介して他
方のコンプレッサ11の受動プーリ29に伝達され、両
方のコンプレッサ9,11が同時に駆動される。
【0044】このとき、駆動ユニット7とスタンバイ用
モータ15を連動連結するベルト伝導機構39に設けら
れたベルトテンション装置41の油圧シリンダ129の
作動油室135にエンジン1から油圧(ライン圧)が供
給され、このライン圧によってテンションプーリ123
の支持部材125をコイルスプリング147の付勢力に
抗して上動させる。これにともなってテンションプーリ
23がベルト弛緩方向に移動して、駆動ユニット7の駆
動プーリ19とスタンバイ用モータ15のモータプーリ
35との間に掛け回されたVベルト37を図2で鎖線図
示のように弛緩される。
【0045】このようにしてVベルト37を弛緩させる
ことにより、車両走行中に発生するエンジン1の振動に
よってエンジン1(駆動ユニット7)と車両フレーム1
3(スタンバイ用モータ15)との間に相対動が生じて
もVベルト37のねじれ等による異常を防止することが
できる。
【0046】従って、スタンバイ用モータ15をトラン
スミッション3付近の車両フレーム13上に配設するこ
とができる。
【0047】つぎに、エンジン1を停止してスタンバイ
用モータ15でコンプレッサ9,11を駆動する場合に
はエンジン1を停止するとベルトテンション装置41の
油圧シリンダ129の作動油室135の油圧(ライン
圧)が下がり、このライン圧が下がることによりテンシ
ョンプーリ123の支持部材125をコイルスプリング
147の付勢力によって下動させる。これにともなって
テンションプーリ123がベルト緊張方向に移動して、
駆動ユニット7の駆動プーリ19とスタンバイ用モータ
15のモータプーリ35との間に掛け回されたVベルト
37を図2で実線図示のように緊張し駆動ユニット7と
スタンバイ用モータ15とを連動連結させる。
【0048】そして、スタンバイ用モータ15の駆動力
は、モータプーリ35からVベルト37を介してV溝1
9cにより駆動プーリ19に伝達される。このとき、駆
動プーリ19と共に出力軸17が回転するが、ワンウエ
イクラッチ47の作用により、出力軸17と入力軸45
とは非係合状態となるため、出力軸17の回転を許容す
る。
【0049】そして、駆動プーリ19の回転力はV溝1
9aからVベルト25を介して一方のコンプレッサ9の
受動プーリ23に伝達されると共に、V溝19bからV
ベルト31を介して他方のコンプレッサ11の受動プー
リ35に伝達され、両方のコンプレッサ9,11が同時
に駆動される。
【0050】この実施例によれば、スタンバイ用モータ
15をトランスミッション3付近の車両フレーム13上
に配設することが可能となり、スタンバイ用モータ15
を配設することにより、エンジン1を停止したときにも
コンプレッサ9,11を駆動することができるため、エ
ンジン停止時でも保冷室を適温に保冷することができ
る。
【0051】また、駆動ユニット7により出力軸17の
回転数をエンジンの回転数に応じて2段に切換えること
ができるため、コンプレッサ9,11の過剰運転を防止
することができ負荷が減少することからエンジンの燃費
を向上することができる。
【0052】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではない。例えば、ベルトテンション装置のテンシ
ョンプーリの移動は、ソレノイドを用いて、イグニッシ
ョンのON/OFFにより前記ソレノイドをON/OF
Fし、ソレノイドONでテンションプーリをベルト弛緩
方向へ移動させてベルト伝導機構を非伝導状態とし、一
方、ソレノイドOFFでテンションプーリをベルト緊張
方向へ移動させてベルト伝導機構を伝導状態にするよう
に構成することもできる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば、スタンバイ用モータと駆動ユニット
を連動連結するベルト伝導機構を、ベルトテンション装
置によってエンジン始動時に非伝導状態にし、一方エン
ジン停止時に伝導状態にするため、車両走行中に発生す
るエンジンの振動によって駆動ユニットとスタンバイ用
モータとの間に相対動が生じてもベルトのねじれ等によ
る異常を防止することができる。
【0054】従って、スタンバイ用モータを車両フレー
ム上に設置することが可能となる。
【0055】請求項2の発明によれば、前記ベルトテン
ション装置のテンションプーリの移動を、エンジンのラ
イン圧によりベルト弛緩方向へ移動させるようにしたの
で、エンジンが運転中はスタンバイ用モータと駆動ユニ
ットとの間のベルト伝導機構を確実に非伝動状態にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンプレッサ駆動装
置の全体構成図である。
【図2】この発明の一実施例に係るコンプレッサ駆動装
置の全体の配置関係を示す正面図である。
【図3】駆動ユニットの内部構成を示す断面図である。
【図4】従来例に係るコンプレッサ駆動装置の正面図で
ある。
【図5】従来例に係るコンプレッサ駆動装置の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 7 駆動ユニット 9,11 コンプレッサ 13 車両フレーム 39 ベルト伝導機構 41 ベルトテンション装置 123 テンションプーリ 129 油圧シリンダ 147 コイルスプリング(付勢部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02K 7/14 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサの駆動力を駆動ユニットを
    介して走行用エンジンから得るようにした冷凍車のコン
    プレッサ駆動装置であって、前記走行用エンジン付近の
    車両フレーム上にスタンバイ用モータを配置し、該スタ
    ンバイ用モータを前記駆動ユニットにベルト伝導機構を
    介して連動連結し、前記ベルト伝導機構をエンジン始動
    時に非伝導状態にさせ、一方エンジン停止時に伝導状態
    にさせるベルトテンション装置を設けたことを特徴とす
    るコンプレッサ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンプレッサ駆動装置に
    おいて、前記ベルトテンション装置は、エンジン始動時
    には該エンジンのライン圧により油圧シリンダを介して
    テンションプーリをベルト弛緩方向へ移動させてベルト
    伝導機構を非伝導状態とし、一方エンジン停止時には付
    勢部材の付勢力によりテンションプーリをベルト緊張方
    向へ移動させてベルト伝導機構を伝導状態にすることを
    特徴とするコンプレッサ駆動装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122217A (ja) * 2000-08-10 2002-04-26 Nsk Ltd 自動車用補機駆動装置
JP2013108633A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Isuzu Shatai Kk 保冷車
KR102003040B1 (ko) * 2019-02-27 2019-07-24 써멀마스터 주식회사 냉동 탑차용 듀얼 압축기

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