JPH0892381A - 芳香族ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法 - Google Patents

芳香族ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法

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JPH0892381A
JPH0892381A JP22616194A JP22616194A JPH0892381A JP H0892381 A JPH0892381 A JP H0892381A JP 22616194 A JP22616194 A JP 22616194A JP 22616194 A JP22616194 A JP 22616194A JP H0892381 A JPH0892381 A JP H0892381A
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JP
Japan
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aromatic polycarbonate
dichloromethane
water slurry
temperature
bis
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Application number
JP22616194A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuroki
貴志 黒木
Kenichi Goto
謙一 後藤
Yukiko Mori
ゆきこ 森
Seiji Obuchi
省二 大淵
Masahiro Ota
正博 太田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 45〜150℃の温度に保持されたポリマー
濃度40〜90重量%の芳香族ポリカーボネート−ジク
ロロメタン溶液を、芳香族ポリカーボネート粒状体を含
有し湿式粉砕処理を受けつつ循環している水スラリー中
に細孔より供給して分散し、水スラリーの温度をジクロ
ロメタンの沸点より5℃高い温度以上沸点より25℃高
い温度未満に保持しながらジクロロメタンを蒸発させ、
平均滞留時間1〜30分で芳香族ポリカーボネート粒状
体を生成する製造方法。 【効果】 短い滞留時間すなわち高い処理能力で安定し
て高品質の芳香族ポリカーボネート粒状体を製造するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芳香族ポリカーボネート
粒状体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】芳香族
ポリカーボネートを有機溶媒溶液と水の存在下で製造す
る方法は種々知られているが、いずれの方法においても
反応終了時には芳香族ポリカーボネートは有機溶媒溶液
として得られる。芳香族ポリカーボネートは押出成形、
射出成形、回転成形等の成形に用いるためにも、また、
キャスティングフィルムとして用いるためにも、その運
搬、貯蔵面から粒状体が望ましいので、上記溶液から粒
状体として回収する必要がある。
【0003】この回収法として、常温〜200℃の芳香
族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を、50〜7
5℃に保持されている温水中に供給して粒状芳香族ポリ
カーボネートを製造する方法(特公昭46−37424
号公報)が知られている。しかしながら、この方法によ
って得られる粒状芳香族ポリカーボネートは嵩密度が充
分大きいとは言えず、また、粒子の付着凝集を防ぐため
に非常な低スラリー濃度で運転されており工業的に不満
足なものであった。上記方法の欠点を補うために、37
〜150℃に予熱した芳香族ポリカーボネート−ジクロ
ロメタン溶液を芳香族ポリカーボネート粒状体を含有し
て循環している水スラリー中に導入し、水温を40℃以
上50℃未満に保持しながらジクロロメタンを蒸発さ
せ、芳香族ポリカーボネート粒状体を生成させる方法
(特公平2−46054号公報)が考案されている。し
かしながら、この方法は系中にポリマー濃度3〜35重
量%の芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を
導入するために、低い温度で大量のジクロロメタンを蒸
発させる事になり、そのために長い滞留時間を必要と
し、工業的に満足のいくものではなかった。したがっ
て、滞留時間の少ない、すなわち処理能力の高い芳香族
ポリカーボネート粒状体の製造方法が求められていた。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、上記課題を解
決するために鋭意検討した結果、驚くべきことに、芳香
族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を加圧状態で
45〜150℃の温度で濃縮することによりこれまで安
定的に得ることのできなかったポリマー濃度40重量%
以上の芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液が
得られること、ポリマー濃度の高い芳香族ポリカーボネ
ート−ジクロロメタン溶液を芳香族ポリカーボネート粒
状体を含有し湿式粉砕処理を受けつつ循環している水ス
ラリー中に細孔より供給して分散し、特定の温度でジク
ロロメタンを蒸発させるときは、短い滞留時間すなわち
高い処理能力で安定して高品質の芳香族ポリカーボネー
ト粒状体を製造することができることを見いだし、本発
明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、高嵩密度の芳香族ポリ
カーボネート粒状体を工業的に有利に製造することを目
的とし、45〜150℃の温度に保持されたポリマー濃
度40〜90重量%の芳香族ポリカーボネート−ジクロ
ロメタン溶液を、芳香族ポリカーボネート粒状体を含有
し湿式粉砕処理を受けつつ循環している水スラリー中に
細孔より供給して分散し、水スラリーの温度をジクロロ
メタンの沸点より5℃高い温度以上沸点より25℃高い
温度未満に保持しながらジクロロメタンを蒸発させ、平
均滞留時間1〜30分で芳香族ポリカーボネート粒状体
を生成することを特徴とする芳香族ポリカーボネート粒
状体の製造方法にである。
【0006】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
で使用する芳香族ポリカーボネートは通常よく知られた
方法、たとえば、二価フェノール塩化カルボニル又は二
価フェノールのビスクロロホーメートから製造される。
【0007】本発明において用いられる二価フェノール
は、一般式(1)で表される化合物である。 HO−R−OH (1) (式中Rは、2〜12個、好ましくは2〜6個の炭素原
子を有する2価の脂肪族もしくは脂環族の残基又は、6
〜18個の炭素原子を有する1個又は2個以上の芳香族
核から成り、これらが互いに直接結合しているか又は場
合により2価の架橋員子を経て互いに結合している2価
の芳香族基を意味するものである。) 本発明において、二価フェノールは好ましくは一般式
(2)又は(3)で表される。 HO−Ar1−X−Ar2−OH (2) HO−Ar3−OH (3) (式中、Ar1、Ar2、Ar3は各々単環の無置換あ
るいはハロゲン原子、ニトロ基、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基又
はアルコキシ基等の置換基をもつ二価芳香族基であり、
XはAr1とAr2を結び付ける基である。)
【0008】上記式において、Ar1,Ar2およびA
r3は、各々単環の二価芳香族基、即ち、フェニレン基
もしくは置換基を有する置換フェニレン基であり、置換
基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、アルキル基、シ
クロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリー
ル基又はアルコキシ基等が挙げられる。Ar1とAr2
の両方がp−フェニレン基、m−フェニレン基又はo−
フェニレン基、あるいは、一方がp−フェニレン基であ
り、他方がm−フェニレン基又はo−フェニレン基であ
ることが好ましく、特にAr1とAr2の両方がp−フ
ェニレン基であることが好ましい。
【0009】XはAr1とAr2を結び付ける基であ
り、単結合もしくは二価の炭化水素基、更には−O−、
−S−、−SO−、−SO2−、−CO−等の炭素と水
素以外の原子を含む基であっても良い。二価の炭化水素
基とは、飽和の炭化水素基、例えば、メチレン、エチレ
ン、2,2−プロピリデン、シクロヘキシリデン等のア
ルキリデン基が挙げられるが、アリール基等で置換され
た基も包含され、また、芳香族基やその他の不飽和の炭
化水素基を含有する炭化水素基であっても良い。
【0010】二価フェノールの具体例としては、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
´−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス(4´
−ヒドロキシフェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−ナフチルメタン、1,1−ビス(4´−ヒド
ロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス
(4´−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノー
ルA]、2−(4´−ヒドロキシフェニル)−2−(3
´−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
´−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4´
−ヒドロキシフェニル)イソブタン、2,2−ビス(4
´−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2−ビス(3
´−メチル−4´−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3´−エチル−4´−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3´−n−プロピル−4
´−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3
´−イソプロピル−4´−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3´−sec−ブチル−4´−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3´−te
rt−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3´−シクロヘキシル−4´−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(3´−アリル−
4´−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3´−メトキシ−4´−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3´,5´−ジメチル−4´−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(2´,3
´,5´,6´−テトラメチル−4´−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−(3´−クロロ−4´−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3´,5´
−ジクロロ−4´−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3´−ブロモ−4´−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3´,5´−ジブロモ−
4´−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(2´,6´−ジブロモ−3´,5´−ジメチル−4´
−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シアノメタン、1−シアノ−3,3−ビス
(4´−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス
(4´−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン
等のビス(ヒドロキシアリ−ル)アルカン類、1,1−
ビス(4´−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、
1,1−ビス(4´−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン、1,1−ビス(4´−ヒドロキシフェニル)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス
(4´−ヒドロキシフェニル)シクロヘプタン、2,2
−ビス(4´−ヒドロキシフェニル)アダマンタン等の
ビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4
´−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4´−ジヒ
ドロキシ−3,3´−ジメチルジフェニルエーテル、エ
チレングリコールビス(4−ヒドロキシフェニル)エー
テル等のビス(ヒドロキシアリール)エーテル類、4,
4´−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4´−
ジヒドロキシ−3,3´−ジメチルジフェニルスルフィ
ド等のビス(ヒドロキシアリール)スルフィド類、4,
4´−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4´
−ジヒドロキシ−3,3´−ジメチルジフェニルスルホ
キシド等のビス(ヒドロキシアリール)スルホキシド
類、4,4´−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,
4´−ジヒドロキシ−3,3´−ジメチルジフェニルス
ルホン等のビス(ヒドロキシアリール)スルホン類、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒド
ロキシ−3−メチルフェニル)ケトン等のビス(ヒドロ
キシアリール)ケトン類、更には、6,6´−ジヒドロ
キシ−3,3,3´,3´−テトラメチルスピロ(ビ
ス)インダン[スピロインダンビスフェノール],トラ
ンス−2,3−ビス(4´−ヒドロキシフェニル)−2
−ブテン、9,9−ビス(4´−ヒドロキシフェニル)
フルオレン、3,3−ビス(4´−ヒドロキシフェニ
ル)−2−ブタノン、1,6−ビス(4´−ヒドロキシ
フェニル)−1,6−ヘキサンジオン、1,1−ジクロ
ロ−2,2−ビス(4´−ヒドロキシフェニル)エチレ
ン、1,1−ジブロモ−2,2−ビス(4´−ヒドロキ
シフェニル)エチレン、1,1−ジクロロ−2,2−ビ
ス(5´−フェノキシ−4´−ヒドロキシフェニル)エ
チレン、α,α,α´,α´−テトラメチル−α,α´
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−キシレン、
α,α,α´,α´−テトラメチル−α,α´−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−m−キシレン、4,4´
−ジヒドロキシジフェニル等が挙げられる。上記の二価
フェノールの他にもハイドロキノン、レゾルシン等も同
様に使用される。これらは単独で、あるいは2種以上混
合して使用してもよい。本発明において、特に好ましく
使用される二価フェノールは、ビスフェノールAであ
る。更に、例えば、ビスフェノールA2モルとイソフタ
ロイルクロライドまたはテレフタロイルクロライド1モ
ルとを反応させることにより製造することができるエス
テル結合を含むビスフェノール類も有用である。
【0011】本発明において、芳香族ポリカーボネート
−ジクロロメタン溶液とは、従来の芳香族ポリカーボネ
ートの製法、すなわち界面重合法[インターサイエンス
パブリッシング、”インサイクロピーディア オブ
ポリマー サイエンス アンド テクノロジー”10、
710(1969)、ケミストリー アンド フィジッ
クス オブ 芳香族ポリカーボネート”33(196
4) 〔Interscience Publishi
ng,“Encyclopedia of Polym
er Science and Technolog
y”10,710(1969),“Chemistry
and Pysics of Polycarbon
ate”33(1964)〕]により、ジクロロメタン
の存在下、少量の分子量調節剤、及び所望により分岐剤
等を用いて、二価フェノールを塩化カルボニル又は二価
フェノールのビスクロロホーメート組成物と反応させて
得られる芳香族ポリカーボネートのホモポリマーもしく
はコポリマーの溶液またはこれを適宜希釈もしくは濃縮
したものでも良く、これ以外の方法で調製したものでも
良い。
【0012】本発明において溶媒として用いられるジク
ロロメタンは10重量%以下の他の溶媒、例えばクロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,2
−ジクロロエチレン、1,1,2−トリクロロエタン、
テトラクロロエタン、モノクロルベンゼン、ジクロロベ
ンゼン等を含有していてもよい。
【0013】本発明で用いられる芳香族ポリカーボネー
ト−ジクロロメタン溶液中のポリマー濃度は40〜90
重量%、好ましくは55〜80重量%である。ポリマー
濃度がこの範囲より低いとジクロロメタンの蒸発のため
に長い滞留時間を必要とするため処理能力が低下するた
め好ましくない。また、ポリマー濃度がこの範囲より高
い芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を得る
ためには濃縮時の溶液温度を非常に高くする必要があ
り、そのような温度ではジクロロメタンが分解してしま
うため好ましくない。
【0014】ポリマー濃度40〜90重量%の芳香族ポ
リカーボネート−ジクロロメタン溶液は芳香族ポリカー
ボネート−ジクロロメタン溶液を加圧状態で45〜15
0℃の温度で濃縮することにより得ることができる。加
圧方法に得に指定はなく、例えば溶媒の蒸気圧による加
圧や不活性ガスの吹き込みによる加圧等が可能である。
加圧状態とは芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン
溶液および/もしくは蒸発装置内の圧力が常圧より高い
圧力、好ましくは2kg/cm2以上、更に好ましくは
5kg/cm2以上、最も好ましくは10kg/cm2
以上である。加圧状態とすることにより溶液の沸点が上
昇し、芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を
常圧における溶液の沸点より高い温度に加熱することが
可能となり、その結果、溶液の流動性を向上すること、
溶液中の芳香族ポリカーボネートの析出または溶液のゲ
ル化を抑制することが可能となる。なお、本発明におけ
る常圧とは、特に加圧操作を施さない場合の圧力を言
う。また、濃縮時の溶液温度は45〜150℃、好まし
くは80〜150℃、更に好ましくは100〜150
℃、最も好ましくは120〜150℃である。芳香族ポ
リカーボネート−ジクロロメタン溶液の温度が高いほ
ど、溶液の流動性が向上し、さらに、高濃度まで溶液中
の芳香族ポリカーボネートの析出を抑制することが可能
となる。ただし、溶液の温度が150℃を越えると溶媒
であるジクロロメタンが分解を起こし好ましくない。芳
香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液の加熱方法
に特に制限はなく、例えば、容器ジャケット部に熱媒を
通し加熱する方法、熱交換器により加熱する方法、熱水
および/もしくは蒸気と接触および/または混合する方
法、加熱した不活性ガスを通風する方法等がある。芳香
族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を濃縮する装
置は、芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液を
加圧状態で加熱できる装置であれば特に限定はなく、回
分式であっても連続式であっても良い。使用できる装置
としては例えばジャケット付き圧力容器、耐圧型遠心薄
膜蒸発機、耐圧型熱交換器付き圧力容器、耐圧型高粘度
反応機、耐圧型横型二軸混練機等がある。
【0015】なお、ポリマー濃度40重量%以上の濃度
の芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液は長時
間を要する濃縮、長時間にわたる保存の際および強い剪
断力を施した際は加熱状態であっても増粘、固体化する
傾向があるため、芳香族ポリカーボネートは短時間で濃
縮し、速やかに造粒槽へ供給する事が好ましい。
【0016】本発明において、上記芳香族ポリカーボネ
ート−ジクロロメタン溶液は加圧状態で45〜150℃
の温度に保持したまま水スラリー中に細孔より供給され
る。ポリマー濃度40重量%以上の芳香族ポリカーボネ
ート−ジクロロメタン溶液は温度の低下と共に増粘また
はゲル化するため、温度の保持を行わない場合には安定
した供給が困難となる。また、上記溶液は細孔より供給
した場合にのみ、塊状物を生成することなく水スラリー
中に分散することが可能となる。高濃度の芳香族ポリカ
ーボネート−ジクロロメタン溶液は溶液粘度および粘着
性が高く、低濃度の溶液に比べ水スラリー中での分散性
が悪く、細孔を用いない場合には水スラリー中に塊状物
を生じやすい。高濃度の芳香族ポリカーボネート−ジク
ロロメタン溶液は細孔より供給される際、強い剪断力を
受け結晶化が促進され、溶液の粘着性が低下するため塊
状物となりにくくなり、さらに、結晶化が促進されるこ
とにより、溶液が短時間に粒状体となるため、滞留時間
の短縮が可能となる。溶液を供給する細孔は孔径2mm
以下0.01mm以上、特に好ましくは1mm以下0.
01mm以上であり、細孔の個数については特に規定は
ない。なお、細孔としてロータリーアトマイザーを使用
することが特に好ましい。
【0017】本発明において、芳香族ポリカーボネート
−ジクロロメタン溶液は造粒槽内または湿式粉砕処理を
施す装置より排出された水スラリー中に供給することが
好ましい。芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶
液を湿式粉砕を施す装置の直前で水スラリー中に供給す
ると、供給された芳香族ポリカーボネート−ジクロロメ
タン溶液が水スラリー中の芳香族ポリカーボネート粒状
体表面でなく湿式粉砕処理を施す装置に付着するために
安定した運転が困難となる。
【0018】ジクロロメタンを蒸発し芳香族ポリカーボ
ネート粒状体を生成させるための造粒槽は内容液を加熱
及び撹拌できる装置であれば任意に使用でき、通常撹拌
槽で充分である。また、造粒槽内を加圧状態とすること
も可能である。加圧状態でジクロロメタンの沸点を上げ
ることにより造粒槽内の水の温度を上げることが可能と
なり、その結果、供給される芳香族ポリカーボネート−
ジクロロメタン溶液の分散性が向上する。
【0019】本発明において、循環している水スラリー
中の芳香族ポリカーボネート粒状体は新たに供給された
芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液の付着に
よる成長と湿式粉砕処理による粉砕を繰り返しつつ濃縮
される。湿式粉砕処理を施す装置は液体中の芳香族ポリ
カーボネート粒状体を粉砕することができるものであれ
ばいずれも使用できるが、粉砕とともに水スラリーの移
送作用を併せ有するものが好ましい。湿式粉砕処理を施
す装置としてはたとえば、ホモジナイザー、ホモミキサ
ー、湿式粉砕ポンプ等が使用でき、粉砕機の種類や粉砕
翼の種類により任意の粒径の芳香族ポリカーボネート粒
状体を得ることができる。
【0020】本発明における造粒槽中の水スラリーの温
度はジクロロメタンの沸点より5℃高い温度以上沸点よ
り25℃高い温度未満、好ましくはジクロロメタンの沸
点より10℃高い温度以上沸点より20℃高い温度未満
である。水スラリーの温度がこの範囲より低い場合には
ジクロロメタンの蒸発が遅くなり、長い滞留時間が必要
となり、高い場合には供給される芳香族ポリカーボネー
ト−ジクロロメタン溶液が発泡するために気泡を含む嵩
密度の低い粉体しか得られなくなる。
【0021】本発明においては、供給する芳香族ポリカ
ーボネート−ジクロロメタン溶液の量、補給水の量及び
抜き出す水スラリーの量を調節することにより、循環し
ている水スラリー中の粒状体量を5〜50重量%、さら
には15〜40重量%の範囲内に保持することが好まし
い。水スラリー中の粒状体量がこの範囲より多い場合に
は水スラリーの循環や粒状体の粉砕が困難となり、この
範囲より少ない場合には容積効率が低いために工業的に
不利である。
【0022】本発明において、循環している水スラリー
中の粒状体の平均滞留時間は1〜30分、好ましくは5
〜25分である。滞留時間をこの範囲内に抑えることは
供給する芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン溶液
中のポリマー濃度を40重量%以上とし、さらに溶液に
セン断力を加えて結晶化を促進することで初めて可能と
なる。平均滞留時間がこの範囲より長いと、処理能力が
低くなり、容積効率が悪くなるため設備が大きくなり、
工業的に不利である。また、平均滞留時間をこの範囲よ
り短くするためには造粒槽中の水の温度をジクロロメタ
ンの沸点より25℃以上高くする必要があり、その結果
得られる粒状体の嵩密度が低下するため好ましくない。
なお、本発明においては、ジクロロメタンの蒸発を促進
し、滞留時間を短縮するために、造粒槽内の水スラリー
に不活性ガスをバブリングしたり、循環している水スラ
リーを造粒槽内の液面より上部から降らせるといった操
作も有効である。
【0023】本発明において、芳香族ポリカーボネート
粒状体は循環している水スラリーの一部または全部を抜
き出し、傾斜、濾過、円心分離等の手段により水スラリ
ー中から分離することにより得ることができ、分離後の
水は再び造粒槽内に戻すことが可能である。なお、得ら
れた粒状体は多くの溶媒や水を含んでいるのでその後乾
燥操作を施すことが望ましい。
【0024】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明
するが、本発明はその主旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。なお、実施例中の数平均分
子量、重量平均分子量はGPC(ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー)を用い、ポリスチレン換算で測定
した。芳香族ポリカーボネート有機溶媒溶液中の芳香族
ポリカーボネートの濃度は濃縮前の溶液濃度と濃縮時に
回収された溶媒量から計算した。循環している水スラリ
ー中の粒状体の平均滞留時間は(造粒槽内水スラリー
量)/(抜き出したスラリー量)により計算した。
【0025】実施例1 図1の装置を用い、芳香族ポリカーボネート粒状体の製
造を行った。ここで、芳香族ポリカーボネート−ジクロ
ロメタン溶液としては、ビスフェノールAをジクロロメ
タンの存在下でホスゲンと反応させ、充分に精製して得
た数平均分子量20,000、重量平均分子量52,0
00の芳香族ポリカーボネート10.0重量%−ジクロ
ロメタン溶液を用いた。上記芳香族ポリカーボネート1
0重量%−ジクロロメタン溶液300kg/hを濃縮槽
に供給し、加圧加熱下で濃縮することにより、芳香族ポ
リカーボネート40重量%−ジクロロメタン溶液75k
g/hを得た。なお、濃縮槽として内容量0.2m3
ジャケット付き耐圧型撹拌槽を使用し、ジャケットに8
0℃の熱媒を通して内容液の温度を加熱し、加圧した窒
素ガスの通風により内圧を3.5kg/cm2に維持し
た。濃縮槽より抜き出した芳香族ポリカーボネート40
重量%−ジクロロメタン溶液はプランジャーポンプによ
り、80℃の熱媒を通したジャケット付きの配管を通
じ、直径1.0mmの細孔より造粒槽内に供給した。造
粒槽としてはイカリ型パドルの撹拌機を備えた0.1m
2ジャケット付撹拌槽を用い、ジャケットに通じた温水
により造粒槽内の水スラリーの温度を45℃に保ち、常
圧下でジクロロメタンの蒸発を行った。造粒槽内の水ス
ラリー25m 3/hを造粒槽より抜き出し、湿式粉砕機
(東商株式会社製ゴラトールポンプ)による粉砕処理を
施し、100kg/hは製品として抜き出し、残りを造
粒槽に戻した。また、造粒槽内の水スラリー量を50k
g、水スラリー中の芳香族ポリカーボネート粒状体濃度
を30重量%に保つため、造粒槽に補給水58kg/h
を供給した。製品として抜き出した水スラリーを80℃
まで昇温し、ジクロロメタンを蒸発した後、濾過、14
0℃6時間乾燥することにより、嵩密度0.57g/m
lの芳香族ポリカーボネート粒状体30kg/hを得
た。なお、水スラリー中の粒状体の平均滞留時間は30
分であった。
【0026】実施例2 実施例1において、濃縮槽ジャケット部に100℃の熱
媒を通し、濃縮槽内圧を5.6kg/cm2とする事に
より芳香族ポリカーボネート50重量%−ジクロロメタ
ン溶液60kg/hを得、本濃縮液を100℃の熱媒を
通したジャケット付きの配管を通じ、直径1.0mmの
細孔より造粒槽内に供給した。造粒槽内の水スラリー量
を40kgとした以外は実施例1に従い、嵩密度0.5
8g/mlの芳香族ポリカーボネート粒状体30kg/
hを得た。なお、水スラリー中の粒状体の平均滞留時間
は24分であった。
【0027】実施例3 実施例1において、濃縮槽ジャケット部に120℃の熱
媒を通し、濃縮槽内圧を8.8kg/cm2とする事に
より芳香族ポリカーボネート60重量%−ジクロロメタ
ン溶液50kg/hを得、本濃縮液を120℃の熱媒を
通したジャケット付きの配管を通じ、直径1.0mmの
細孔より造粒槽内に供給した。造粒槽内の水スラリー量
を25kgとした以外は実施例1に従い、嵩密度0.5
7g/mlの芳香族ポリカーボネート粒状体30kg/
hを得た。なお、水スラリー中の粒状体の平均滞留時間
は15分であった。
【0028】比較例1 実施例1において、濃縮槽ジャケット部に50℃の熱媒
を通し、濃縮槽内圧を常圧とする事により芳香族ポリカ
ーボネート30重量%−ジクロロメタン溶液100kg
/hを得、本濃縮液を50℃の熱媒を通したジャケット
付きの配管を通じ、直径1.0mmの細孔より造粒槽内
に供給した。造粒槽内の水スラリー量を80kgとした
以外は実施例1に従い、芳香族ポリカーボネート粒状体
の製造を行ったが、濃縮液を造粒槽に供給し始めて50
分後に配管が詰まり運転不能となった。各部を開けてみ
たところ、撹拌翼や湿式粉砕機内、配管内等に高粘度で
粘着性の高い芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン
もち状物が付着していた。
【0029】実施例4 造粒槽内の水スラリーの温度を60℃とし、細孔の直径
を0.3mm、造粒槽内の水スラリー量を35kgとし
た以外は実施例2に従い、嵩密度0.52g/mlの芳
香族ポリカーボネート粒状体30kg/hを得た。な
お、水スラリー中の粒状体の平均滞留時間は21分であ
った。
【0030】実施例5 造粒槽内の水スラリーの温度を60℃とし、細孔の直径
を0.3mm、造粒槽内の水スラリー量を10kgとし
た以外は実施例3に従い、嵩密度0.56g/mlの芳
香族ポリカーボネート粒状体30kg/hを得た。な
お、水スラリー中の粒状体の平均滞留時間は6分であっ
た。
【0031】比較例2 造粒槽内の水スラリーの温度を60℃とし、細孔の直径
を0.3mmとした以外は比較例1に従い、嵩密度0.
36g/mlの芳香族ポリカーボネート粒状体30kg
/hを得た。なお、水スラリー中の粒状体の平均滞留時
間は51分であった。
【0032】実施例6 図2の装置を用い、芳香族ポリカーボネート粒状体の製
造を行った。ここで、芳香族ポリカーボネート−ジクロ
ロメタン溶液としては、ビスフェノールAをジクロロメ
タンの存在下でホスゲンと反応させ、充分に精製して得
た数平均分子量20,000、重量平均分子量48,0
00の芳香族ポリカーボネート20.0重量%−ジクロ
ロメタン溶液を用いた。上記芳香族ポリカーボネート2
0重量%−ジクロロメタン溶液25kg/hを薄膜蒸発
機に供給し、加圧加熱下で濃縮することにより、芳香族
ポリカーボネート50重量%−ジクロロメタン溶液10
kg/hを得た。なお、薄膜蒸発機として伝熱面積0.
38m2のジャケット付き耐圧型薄膜蒸発機(桜製作所
製ハイエバオレーター)を使用し、ジャケットに80℃
の熱媒を通し、加圧した窒素ガスの通風により内圧を
4.1kg/cm2に維持した。薄膜蒸発機より排出さ
れた芳香族ポリカーボネート50重量%−ジクロロメタ
ン溶液はプランジャーポンプにより、80℃の熱媒を通
したジャケット付きの配管を通じ、直径1.0mmの細
孔より造粒槽内に供給した。造粒槽としては実施例1に
おいて使用したジャケット付撹拌槽を用い、水スラリー
の温度を50℃とした。造粒槽内の水スラリー4.3m
3/hを造粒槽より抜き出し、湿式粉砕機(特殊機化工
業株式会社製パイプラインホモミクサー)による粉砕処
理を施し、100kg/hは製品として抜き出し、残り
を造粒槽に戻した。また、造粒槽内の水スラリー量を4
0kg、水スラリー中の芳香族ポリカーボネート粒状体
濃度を5重量%に保つため、造粒槽に補給水94kg/
hを供給した。製品として抜き出した水スラリーを80
℃まで昇温し、ジクロロメタンを蒸発した後、濾過、1
40℃6時間乾燥することにより、嵩密度0.56g/
mlの芳香族ポリカーボネート粒状体5kg/hを得
た。なお、水スラリー中の粒状体の平均滞留時間は24
分であった。
【0033】比較例3 細孔の直径を10.0mmとした以外は実施例6に従い
芳香族ポリカーボネート粒状体の製造を行ったが、撹拌
翼や湿式粉砕機内、配管内等に芳香族ポリカーボネート
−ジクロロメタンもち状物が付着し、また、造粒槽内の
水スラリー中に塊状物が生成し、運転不能となった。
【0034】実施例7 薄膜蒸発機より排出された芳香族ポリカーボネート50
重量%−ジクロロメタン溶液を、直径0.3mmの細孔
より、湿式粉砕機排出口の後方の水スラリー中に供給し
た以外は実施例6に従い、嵩密度0.56g/mlの芳
香族ポリカーボネート粒状体5kg/hを得た。なお、
水スラリー中の粒状体の平均滞留時間は24分であっ
た。
【0035】実施例8 造粒槽内圧を3.0kg/cm2の加圧状態とし、水ス
ラリーの温度を80℃とした以外は実施例3に従い、嵩
密度0.62g/mlの芳香族ポリカーボネート粒状体
30kg/hを得た。
【0036】
【発明の効果】本発明により短い滞留時間すなわち高い
処理能力で安定して高品質の芳香族ポリカーボネート粒
状体を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の芳香族ポリカーボネート粉状体の製
造に用いた装置の模式図
【図2】実施例6の芳香族ポリカーボネート粉状体の製
造に用いた装置の模式図
【符号の説明】
11 加圧用窒素ガス 12 低濃度芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン
溶液 13 濃縮槽 14 ジクロロメタン−窒素ガス 15 造粒槽 16 湿式粉砕機 17 芳香族ポリカーボネート粒状体含有水スラリー
(製品) 18 ジクロロメタン 19 補給水 21 低濃度芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン
溶液 22 薄膜蒸発器 23 造粒槽 24 湿式粉砕機 25 芳香族ポリカーボネート粒状体含有水スラリー
(製品) 26 ジクロロメタン 27 補給水 28 加圧用窒素ガス 29 ジクロロメタン−窒素ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大淵 省二 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 太田 正博 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井東圧 化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 45〜150℃の温度に保持されたポリ
    マー濃度40〜90重量%の芳香族ポリカーボネート−
    ジクロロメタン溶液を、芳香族ポリカーボネート粒状体
    を含有し湿式粉砕処理を受けつつ循環している水スラリ
    ー中に細孔より供給して分散し、水スラリーの温度をジ
    クロロメタンの沸点より5℃高い温度以上沸点より25
    ℃高い温度未満に保持しながらジクロロメタンを蒸発さ
    せ、平均滞留時間1〜30分で芳香族ポリカーボネート
    粒状体を生成することを特徴とする芳香族ポリカーボネ
    ート粒状体の製造方法。
  2. 【請求項2】 加圧状態で45〜150℃の温度で濃縮
    して得られた芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタン
    溶液を用いる請求項1記載の芳香族ポリカーボネート粒
    状体の製造方法。
  3. 【請求項3】 芳香族ポリカーボネート−ジクロロメタ
    ン溶液を造粒槽内の水スラリー中または湿式粉砕処理を
    施す装置より排出された水スラリー中に供給することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の芳香族ポリカ
    ーボネート粒状体の製造方法。
JP22616194A 1994-09-21 1994-09-21 芳香族ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法 Pending JPH0892381A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102457A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Mitsubishi Chemicals Corp ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法
JP2009120699A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Mitsubishi Chemicals Corp ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法

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JP2009102457A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Mitsubishi Chemicals Corp ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法
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