JPH089229Y2 - 擁壁ブロック - Google Patents

擁壁ブロック

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Publication number
JPH089229Y2
JPH089229Y2 JP1992044069U JP4406992U JPH089229Y2 JP H089229 Y2 JPH089229 Y2 JP H089229Y2 JP 1992044069 U JP1992044069 U JP 1992044069U JP 4406992 U JP4406992 U JP 4406992U JP H089229 Y2 JPH089229 Y2 JP H089229Y2
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JP
Japan
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retaining wall
block
wall block
vertical wall
flexible band
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Application number
JP1992044069U
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English (en)
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JPH0596142U (ja
Inventor
泉 武井
Original Assignee
株式会社豊栄
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、垂直壁部と底版部とを
有するL字状、コ字状、乙字状等の擁壁ブロック、特
に、コーナー部分のように折れ曲がった部分に用いて好
適な擁壁ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、垂直壁部と底版部とを有する
L字状またはコ字状または乙字状の擁壁ブロックを多数
連続して敷設することにより擁壁が構築されている。こ
のような工法は、ブロックを工場生産するので、現場作
業が著しく軽減され、作業能率に優れ、コストもかから
ないとされている。カーブに沿って折れ曲がって施工し
なければならないときや、コーナー部分においては、ブ
ロックを直線状にまっすぐに連結するのではなく、角度
をつけて連結しなければならない。90度に折れ曲がっ
たコーナーの場合には、特別のコーナー用のブロックを
製造して対処することも行われているが、むしろ90度
に折れ曲がるのはまれであり、ほとんどの場合は90度
以外の角度である。このような場合、現場で折れ曲がり
角度を測定してその角度にあった連結金具を製造してブ
ロックを連結するか、連結金具を用いずに施工してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のごとく、現場で
折れ曲がり角度を測定してその角度にあった連結金具を
製造するのは、きわめて煩雑で、特に、カーブ施工のよ
うに、種々の角度のものを多数製造しなければならない
場合は、作業能率やコストに著しく影響する。連結金具
を用いない場合は、当然ながら強度が弱くなり、施工後
に土圧や不等沈下により連結部分にずれ、目違いを生
じ、見苦しくなることが多い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、垂直壁部と底
版部とを有するL字状、コ字状、乙字状等の擁壁ブロッ
クにおいて、2個のブロックピースを垂直壁部に埋設し
た可撓帯で接続一体化し折り曲げ自在に形成したことを
特徴とする擁壁ブロックである。可撓帯は、ゴム、金属
等の容易に変形し折れ曲がることのできる材料でなる帯
状のもので、垂直壁部の全長に亘ってまたは一部に埋設
される。
【0005】
【作用】本考案擁壁ブロックは、2個のブロックピース
を垂直壁部に埋設した可撓帯で接続一体化したので、可
撓帯部分を折り曲げることにより各ブロックピースを相
互に任意の角度で折り曲げることができる。したがっ
て、現場の折れ曲がり角度を測定して連結金具を製造す
る必要はなく、現場の角度に応じてブロックを折り曲げ
て敷設することができる。
【0006】
【実施例】以下実施例を表した図面により本考案を詳細
に説明する。図1は本考案の1実施例たる擁壁ブロック
1の斜視図、図2は擁壁ブロック1の中央縦断面図、図
3は擁壁ブロック1の施工例を示す説明図、図4は他の
実施例の擁壁ブロックの10中央縦断面図、図5はさら
に他の実施例の擁壁ブロック20の中央縦断面図であ
る。
【0007】擁壁ブロック1は、図1に示すように、2
個のブロックピース1a、1bを可撓帯4で接続一体化
した構成となっている。ブロックピース1a、1bは垂
直壁部2と底版部3でL字状に形成され、垂直壁部に埋
設された可撓帯4で接続一体化されている。垂直壁部の
外端面には連結金具5が片側2個合計4個設けられてい
る。可撓板で接続された接続部分付近には、切欠面6が
形成され、上方から見るとV字状に切り欠かかれた形状
をなし、可撓帯での折り曲げに支障ないようになってい
る。このような切欠は、ブロックの使用目的、必要折り
曲げ角度により適宜行われる。可撓帯4は、擁壁ブロッ
ク1の製造の際にコンクリートが硬化する前にブロック
に埋設されたもので、ステンレスの薄板でなり、両端を
鉤状に折り曲げて、引張り力が作用してもコンクリート
から抜けにくいようになっている。本実施例において
は、図2に示すように、可撓帯4が垂直壁部2の全長に
亘って埋設されているが、必ずしも全長である必要はな
く、1部分であってもよい。
【0008】擁壁ブロック1をカーブ施工に用いた場
合、図3に示すように、可撓帯4において現場に合った
折り曲げ角度で折り曲げて敷設する。連結部分7では直
線状に密着して連結できるので、連結金具は特殊なもの
とする必要がなく、通常の直線施工時に用いるものを使
用できる。
【0009】図4に示すのは、乙字状擁壁ブロックに本
考案を適用したものである。擁壁ブロック10は垂直壁
部11、底版部12および床板部13で乙字状をなす。
このような形状の2個のブロックピースが垂直壁部に埋
設された可撓帯14で接続一体化されている。図5に示
すのは、コ字状擁壁ブロックに本考案を適用したもので
ある。擁壁ブロック20は垂直壁部21、底版部22お
よび床板部23でコ字状をなす。このような形状の2個
のブロックピースが垂直壁部に埋設された可撓帯24で
接続一体化されている。
【0010】
【考案の効果】本考案擁壁ブロックは、可撓帯で折り曲
げることにより自由な角度で折り曲げることができるか
ら、現場の曲がり角度に合わせて特殊なブロックや連結
金具を製作する必要がなく、敷設作業も容易である。連
結は、直線部分とまったく同様に連結金具を用いて堅固
に連結できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】擁壁ブロック1の斜視図である。
【図2】擁壁ブロック1の中央縦断面図である。
【図3】擁壁ブロック1の施工例を示す説明図である。
【図4】擁壁ブロック10の中央縦断面図である。
【図5】擁壁ブロック20の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 擁壁ブロック 1a ブロックピース 1b ブロックピース 2 垂直壁部 3 底版部 4 可撓帯 5 連結金具 6 切欠面 7 連結部分 10 擁壁ブロック 11 垂直壁部 12 底版部 13 床板部 14 可撓帯 20 擁壁ブロック 21 垂直壁部 22 底版部 23 床板部 24 可撓帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直壁部と底版部とを有する2個のブロ
    ックピースを垂直壁部に埋設した可撓帯で接続一体化し
    折り曲げ自在に形成したことを特徴とする擁壁ブロック
JP1992044069U 1992-06-03 1992-06-03 擁壁ブロック Expired - Lifetime JPH089229Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992044069U JPH089229Y2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 擁壁ブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992044069U JPH089229Y2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 擁壁ブロック

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Publication Number Publication Date
JPH0596142U JPH0596142U (ja) 1993-12-27
JPH089229Y2 true JPH089229Y2 (ja) 1996-03-13

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ID=12681345

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JP1992044069U Expired - Lifetime JPH089229Y2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 擁壁ブロック

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4696084B2 (ja) * 2006-02-15 2011-06-08 株式会社オーイケ 擁壁の施工方法、コンクリート製品およびその製造方法
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4219861Y1 (ja) * 1964-07-31 1967-11-17
JPS53110432A (en) * 1977-03-09 1978-09-27 Hitachi Ltd Correction and utilization system for diagram information
JPS5750374Y2 (ja) * 1978-08-14 1982-11-04

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JPH0596142U (ja) 1993-12-27

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