JPH0892278A - 含フッ素ステロイドの製造方法 - Google Patents
含フッ素ステロイドの製造方法Info
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- JPH0892278A JPH0892278A JP22353994A JP22353994A JPH0892278A JP H0892278 A JPH0892278 A JP H0892278A JP 22353994 A JP22353994 A JP 22353994A JP 22353994 A JP22353994 A JP 22353994A JP H0892278 A JPH0892278 A JP H0892278A
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Abstract
子型フッ素化剤とを反応させることにより、含フッ素ス
テロイドを製造する方法において、反応系に酸を添加す
る。 【効果】 ステロイドの6位に良好な収率でフッ素を導
入することができる。
Description
造方法に関するものである。さらに詳しくは本発明は、
次の一般式〔I〕
基、アリール基、アシル基、トリアルキルシリル基であ
り、ステロイドの骨格に置換基、ヘテロ原子、二重結
合、三重結合が入っていてもよい。)で表される3,5
共役エノール構造を持つステロイドに対して、その6位
にフッ素原子を導入する方法に関するものである。含フ
ッ素ステロイドは医薬品あるいはその合成中間体として
有用である。(例えば、Ullmanns Encyklopedie der Te
chnischen Chemie, Band 13, pp.1〜71、または Advanc
es in Fluorine Chemistry, Vol.4, pp.113〜141, 1965
等を参照。)
エノール構造を持つステロイドの6位のフッ素化は、親
電子型のフッ素化剤を用いて行われている。親電子型の
フッ素化剤としては、FClO3(パークロリルフルオ
ライド)(例えば、J. Org. Chem., 29, 2982-2986(196
4)、Oraganic Reactions, chapter 2, Modern Method t
oPrepare Monofluoro aliphatic compounds, pp.225-23
6 等参照。)が用いられている。また、酢酸と酢酸ナト
リウムの存在下低温でフッ素ガスを作用させる方法(特
開昭59−139398号、特開昭60−6700号公
報)などがあるが、収率、毒性、爆発性等の取り扱いの
困難なガスを使用しなければならないといった欠点があ
った。本発明者らはこれらの欠点を解消するため、次式
〔III〕で示すN−フルオロピリジニウム塩
〔I〕で表される3,5共役エノール構造を持つステロ
イドの6位のフッ素化に用いることができることを先に
示した(特公平5−86768号公報)。しかし収率が
低く、反応時間が長いという欠点があった。
欠点を克服すべく鋭意研究を重ねた結果、窒素−フッ素
結合を有する親電子型フッ素化剤を、一般式〔I〕で表
される3,5共役エノール構造を持ったステロイドと反
応させる際に、酸を添加すると、6位がフッ素化された
ステロイドの収率が向上し、かつ必要とする反応時間が
短縮できることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
式〔I〕
基、アリール基、アシル基、トリアルキルシリル基であ
り、ステロイドの骨格に置換基、ヘテロ原子、二重結
合、三重結合が入っていてもよい。)で表される3,5
共役エノール構造を持つステロイドと、窒素−フッ素結
合を有する親電子型フッ素化剤とを反応させることによ
り、一般式〔II〕の6位がフッ素化された含フッ素ステ
ロイドを製造する方法において、反応系に酸を添加する
ことを特徴とする、含フッ素ステロイドの製造方法であ
る。
ロ原子、二重結合、三重結合が入っていてもよい。)
結合)を有する親電子型フッ素化剤としては、一般式
〔III〕で示されるN−フルオロピリジニウム塩(特公
平5−86768号公報)、
ロピリジニウム ピリジン ヘプタフルオロジボラート
(特表平4−501424号公報)、
ルオロトリエチレンジアミン類(USP 5,086,178)を挙
げることができる。
erman, S.Zemskov編集 "New Fluorinating Agents in O
rganic Synthesis, Springer-Verlag, Berlin (198
9)")にまとめている、上記以外の親電子型フッ素化剤
も、本発明方法において当然使用することができる。
R5は水素原子、アルキル基、ハロアルキル基、アリー
ル基、ハロゲン原子、アシル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ
基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アリールオキシ基、
アシルオキシ基、アシルチオ基、スルホニルオキシ基、
アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルコ
キシスルホニル基、アリールオキシスルホニル基、カル
バモイル基またはアミド基であり、X-はブレンステッ
ド酸の共役塩基(ただしハロゲン化水素の共役塩基
F-、Cl-、Br-およびI-は除く)である;R1、
R2、R3、R4およびR5は種々の組み合わせでヘテロ原
子を介在して又は非介在で環状構造をしていてもよい;
またX-はR1、R2、R3、R4およびR5と種々の組み合
わせでヘテロ原子を介在してまたは非介在で結合してい
てもよい;またR6はアルキル基、CH2Cl基またはC
H2CF3基であり、Y-またはZ-はそれぞれBF4 -、C
F3SO3 -、F-または
する。 (N−フルオロピリジニウム塩)本発明で使用する窒素
−フッ素結合を有する親電子型フッ素化剤のうちの1つ
である、一般式〔III〕のN−フルオロピリジニウム塩
は、例えば特公平2−33707号公報に記載されてい
るように、ピリジン化合物をブレンステッド酸またはル
イス酸の存在下に、フッ素ガスと反応させることによっ
て得られる。これを製造するための反応としては、例え
ば、次のようなものがある。
スルホン酸を、アセトニトリル中に加え−20℃に冷却
する。その後撹拌しながら、フッ素と窒素の混合ガスを
導入し反応させる。反応後、溶媒を溜去し、エーテルで
結晶化しN−フルオロピリジニウム トリフルオロメタ
ンスルホナートを得ることができる。
プタフルオロジボラート)また本発明で使用する親電子
型フッ素化剤の1つである、一般式〔IV〕のN−フル
オロピリジニウム ピリジン ヘプタフルオロジボラート
は、例えば特表平4−501424号公報に記載されて
いるように、フッ素を溶剤に溶解したピリジン−3フッ
化ホウ素と反応させることによって得ることができる。
また本発明で使用する親電子型フッ素化剤の1つであ
る、一般式〔V〕のN−フルオロトリエチレンジアミン
類は、例えばUSP 5,086,178 に記載されているように、
トリエチレンジアミンのモノ4級アンモニウム塩をホウ
フッ化ナトリウム(NaBF4)の存在下フッ素ガスと
反応させることによって得ることができる。
で表されるステロイドは、3,5共役エノール構造を持
っており、工業的に入手容易なまたは容易に製造するこ
とのできる化合物であり、例えば次のような構造式のも
のが例示できる。
は、塩酸、硝酸、硫酸などの鉱酸、有機スルホン酸、有
機酸カルボン酸などのいずれの酸でもよいが、有機スル
ホン酸、有機酸カルボン酸が好ましく、就中、酢酸、蟻
酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスル
ホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等がより
好ましい。酸の添加量は特に限定されるものではない
が、収率、経済性等を考慮すると、ステロイドに対して
0.3〜3.0倍モルが好ましく、さらに好ましくは0.
5〜2.0倍モルである。
に限定されるものではないが、ジクロロメタン、1,2
−ジクロロエタン、1,1,3−トリクロロエタン、1,
1,2,2−テトラクロロエタン、ヘキサフルオロベンゼ
ン等のハロゲン系溶媒や、アセトニトリル等を用いるの
が好ましい。
の温度で、一般的な有機合成の装置、手法を用いて行う
ことができる。またステロイドとフッ素化剤のモル比、
溶媒量は、それぞれの反応の条件等によって設定するこ
とが必要である。
−ジアセトキシ−3,5−アンドロスタジエン 372.
5mg(1.00mmol)と、N−フルオロピリジニ
ウムトリフレート 247.2mg(1.00mmol)
と、酢酸67.1mg(1.12mmol)を、1,2−
ジクロロエタン4ml中に加え、アルゴン雰囲気下で7
7℃、3時間反応させた。反応後、19F−NMRにより
定量したところ、6α−フルオロ−17β−アセトキシ
テストステロン、6β−フルオロ−17β−アセトキシ
テストステロンが、それぞれ27.5%、53.4%の収
率(トータル収率=80.9%)であることがわかっ
た。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムトリフレー
ト 247.2mg(1.00mmol)とを、1,2−ジ
クロロエタン4ml中に加え、アルゴン雰囲気下で77
℃、3時間反応させた。反応後、19F−NMRにより定
量したところ、6α−フルオロ−17β−アセトキシテ
ストステロン、6β−フルオロ−17β−アセトキシテ
ストステロンが、それぞれ13.6%、32.1%の収率
(トータル収率=45.7%)であることがわかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムトリフレー
ト 247.2mg(1.00mmol)と、酢酸67.1
mg(1.12mmol)を、アセトニトリル4ml中
に加え、アルゴン雰囲気下で77℃、6時間反応させ
た。反応後、19F−NMRにより定量したところ、6α
−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン、6β
−フルオロ−17β−アセトキシテストステロンが、そ
れぞれ29.8%、54.6%の収率(トータル収率=8
4.4%)であることがわかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムトリフレー
ト 247.2mg(1.00mmol)と、酢酸24.4
mg(0.41mmol)を、1,2−ジクロロエタン4
ml中に加え、アルゴン雰囲気下で77℃、3時間反応
させた。反応後、19F−NMRにより定量したところ、
6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン、
6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン
が、それぞれ23.0%、39.9%の収率(トータル収
率=62.3%)であることがわかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムトリフレー
ト 247.2mg(1.00mmol)と、酢酸189.
7mg(3.15mmol)を、1,2−ジクロロエタン
4ml中に加え、アルゴン雰囲気下で77℃、3時間反
応させた。反応後、19F−NMRにより定量したとこ
ろ、6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロ
ン、6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロ
ンが、それぞれ26.5%、40.0%の収率(トータル
収率=66.5%)であることがわかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロ−2,4,6−トリメチル
ピリジニウムトリフレート 289.1mg(1.00m
mol)と、酢酸64.0mg(1.07mmol)を、
1,2−ジクロロエタン4ml中に加え、アルゴン雰囲
気下で77℃、3時間反応させた。反応後、19F−NM
Rにより定量したところ、6α−フルオロ−17β−ア
セトキシテストステロン、6β−フルオロ−17β−ア
セトキシテストステロンが、それぞれ12.9%、52.
5%の収率(トータル収率=65.4%)であることが
わかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロ−2,4,6−トリメチル
ピリジニウムトリフレート 289.1mg(1.00m
mol)とを、1,2−ジクロロエタン4ml中に加
え、アルゴン雰囲気下で77℃、3時間反応させた。反
応後、19F−NMRにより定量したところ、6α−フル
オロ−17β−アセトキシテストステロン、6β−フル
オロ−17β−アセトキシテストステロンが、それぞれ
7.9%、43.4%の収率(トータル収率=51.3
%)であることがわかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムテトラフル
オロボレート185mg(1.00mmol)と、酢酸
67.1mg(1.12mmol)を、アセトニトリル4
ml中に加え、アルゴン雰囲気下で50℃、15時間反
応させた。反応後、19F−NMRにより定量したとこ
ろ、6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロ
ン、6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロ
ンが、それぞれ24.8%、50.6%の収率(トータル
収率=75.4%)であることがわかった。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムテトラフル
オロボレート185mg(1.00mmol)とを、ア
セトニトリル4ml中に加え、アルゴン雰囲気下で50
℃、15時間反応させた。反応後、19F−NMRにより
定量したところ、6α−フルオロ−17β−アセトキシ
テストステロン、6β−フルオロ−17β−アセトキシ
テストステロンが、それぞれ12.6%、30.6%の収
率(トータル収率=43.2%)であることがわかっ
た。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
シ−3,5−アンドロスタジエン 372.5mg(1.0
0mmol)と、N−フルオロピリジニウムピリジンヘ
プタフルオロジボレート332mg(1.00mmo
l)と、酢酸65.3mg(1.09mmol)を、アセ
トニトリル4ml中に加え、アルゴン雰囲気下で50
℃、15時間反応させた。反応後、19F−NMRにより
定量したところ、6α−フルオロ−17β−アセトキシ
テストステロン、6β−フルオロ−17β−アセトキシ
テストステロンが、それぞれ23.5%、48.9%の収
率(トータル収率=72.4%)であることがわかっ
た。 物性値(19F−NMR、CFCl3内部基準) 6α−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 183ppm(d,j=50Hz) 6β−フルオロ−17β−アセトキシテストステロン 166ppm(t,j=50Hz)
収率に、かつ短時間の反応でフッ素を導入することがで
きる。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、置換基Aは水素原子、アルキル基、アリール
基、アシル基、トリアルキルシリル基であり、ステロイ
ドの骨格に置換基、ヘテロ原子、二重結合、三重結合が
入っていてもよい。)で表される3,5共役エノール構
造を持つステロイドと、窒素−フッ素結合を有する親電
子型フッ素化剤とを反応させることにより、一般式〔I
I〕 【化2】 (式中、ステロイドの骨格に置換基、ヘテロ原子、二重
結合、三重結合が入っていてもよい。)の含フッ素ステ
ロイドを製造する方法において、反応系に酸を添加する
ことを特徴とする、含フッ素ステロイドの製造方法。 - 【請求項2】 窒素−フッ素結合を有する親電子型フッ
素化剤が、一般式〔III〕で表される N−フルオロピリ
ジニウム塩、 【化3】 または一般式〔IV〕で表されるN−フルオロピリジニ
ウム ピリジン ヘプタフルオロボラート、 【化4】 または一般式〔V〕で表されるN−フルオロトリエチレ
ンジアミン類、 【化5】 であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法:
〔式中、R1、R2、R3、R4およびR5は水素原子、ア
ルキル基、ハロアルキル基、アリール基、ハロゲン原
子、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、
ヒドロキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、ア
シルチオ基、スルホニルオキシ基、アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基、アルコキシスルホニル基、
アリールオキシスルホニル基、カルバモイル基、または
アミド基であり、X-はブレンステッド酸の共役塩基
(ただしハロゲン化水素の共役塩基F-、Cl-、Br-
およびI-は除く)である;R1、R2、R3、R4および
R5は種々の組み合わせでヘテロ原子を介在してまたは
非介在で環状構造をしていてもよい;またX-はR1、R
2、R3、R4およびR5と種々の組み合わせでヘテロ原子
を介在してまたは非介在で結合していてもよい;またR
6はアルキル基、CH2Cl基またはCH2CF3基であ
り、Y-またはZ-はそれぞれBF4 -、CF3SO3 -、F-
または 【化6】 である〕。 - 【請求項3】 3,5共役エノール構造を持つステロイ
ドに対して、酸を0.2〜3.0倍モル添加することを特
徴とする、請求項1または2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 酸が、有機スルホン酸または有機カルボ
ン酸であることを特徴とする、請求項1から3までのい
ずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項5】 酸が、酢酸、蟻酸、パラトルエンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホン
酸またはトリフルオロ酢酸であることを特徴とする、請
求項4記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22353994A JP3764920B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 含フッ素ステロイドの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892278A true JPH0892278A (ja) | 1996-04-09 |
JP3764920B2 JP3764920B2 (ja) | 2006-04-12 |
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- 1994-09-19 JP JP22353994A patent/JP3764920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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