JPH0892250A - 新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体及びその製造方法 - Google Patents

新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体及びその製造方法

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JPH0892250A
JPH0892250A JP6251641A JP25164194A JPH0892250A JP H0892250 A JPH0892250 A JP H0892250A JP 6251641 A JP6251641 A JP 6251641A JP 25164194 A JP25164194 A JP 25164194A JP H0892250 A JPH0892250 A JP H0892250A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 活性酸素に起因する症状を改善する医薬化合
物として有用な、新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジン
誘導体を提供する。 【構成】 一般式(1)で示されるピリド〔2,3−
d〕ピリミジン誘導体およびその薬学的に許容される
塩、それらの製造方法ならびに当該化合物またはその薬
学的に許容される塩を含む医薬組成物。 (式中、Rはピロリジノ、ピぺリジノまたはピペラジノ
基を表わし、Zはメチレン基またはイミノ基を表わ
す) 【効果】 活性酸素およびラジカルを消去する作用があ
るため、活性酸素やラジカルが関与すると考えられる疾
病に有効な医薬品として利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性酸素に起因する症
状を改善する医薬化合物として有用な、新規ピリド
〔2,3−d〕ピリミジン誘導体、およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体
やプテリン誘導体は古くから数多くの化合物が合成さ
れ、それらの有用性が検討されてきた。特にそれらの2
位が置換された化合物は、例えばUS-2940972に記載のプ
テリン誘導体には冠拡張効果、鎮静、解熱および鎮痛効
果、US-3159627に記載のプテリン誘導体には利尿作用お
よび抗高血圧作用、特開昭60-25991および61-140585 に
記載のプテリン誘導体には抗血栓、転移阻害効果および
腫瘍生育の阻害効果、英国特許774095に記載のピリド
〔2,3−d〕ピリミジン誘導体には抗菌作用、特開昭
47-3634 およびヨーロピアン・ジャーナル・オブ・メデ
ィシナル・ケミストリー(Eur. J. Med. Chem)24巻、20
9 ページ(1989年)に記載のピリド〔2,3−d〕ピリ
ミジン誘導体には利尿作用が報告されている。
【0003】ところが、2位が置換されたピリド〔2,
3−d〕ピリミジン誘導体およびプテリン誘導体には活
性酸素消去作用があるとの報告はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、活性酸素によっ
て生じる障害が各種疾患の発症・進展に深く関与してい
ることが明らかにされつつある。そこで虚血性心疾患後
遺症、脳梗塞後遺症、ストレス潰瘍などの虚血障害、慢
性リュウマチ、腎炎、喘息などの炎症性疾患、さらには
癌、糖尿病、白内障、動脈硬化、薬物および農薬中毒、
未熟児網膜症、光線過敏症、放射線障害などの活性酸素
やラジカルが関与すると考えられる疾病が数多く知られ
ているため、活性酸素やラジカルを消去する化合物はこ
れらに対して効果的な治療を期待することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは鋭意検討を重
ねた結果、新規2位置換ピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン誘導体には、活性酸素およびラジカルを消去する作用
があることを見出し、本発明を完成した。さらにその活
性は、従来より抗酸化物質として用いられているアスコ
ルビン酸(ビタミンC)と同等以上の活性を示した。
【0006】従って、本発明はピリド〔2,3−d〕ピ
リミジン誘導体及びその製造方法である。本発明の化合
物は、一般式(1)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Rはピロリジノ、ピぺリジノまた
はピペラジノ基を表し、Z1 はメチレン基またはイミノ
基を表わす)で示されるピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン誘導体およびその薬学的に許容される塩である。本発
明の化合物(1)は医薬として用いる場合、遊離の形で
用いることができる他、薬学的に許容される塩の形で使
用することもできる。薬学的に許容される塩としては、
例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の
ごとき無機酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、マレイン酸
塩、フマール酸塩、メタンスルホン酸塩等のごとき有機
酸塩が挙げられる。これらの塩は、通常の手段で生成さ
せることができ、例えば、塩が不溶な溶媒又は媒質中
で、あるいは真空乾燥又は凍結乾燥によって除去できる
水のような溶媒中で、遊離の酸の形にある化合物を1等
量又はそれ以上の適当な塩基と反応させるか、適当なイ
オン交換樹脂にて、現存の塩のイオンを他のイオンに交
換することにより生成させることができる。
【0009】本発明によれば、一般式(1)の新規な2
位置換ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体は、一般
式(2)
【0010】
【化5】
【0011】(式中、Xは求核的に置換しうる基、好ま
しくは塩素、臭素、沃素などのハロゲン原子を表わし、
2 はCHまたは窒素原子を表わす)で示される既に公
知の化合物と、ピロリジン、ピペリジンまたはピペラジ
ンとそれ自体公知の方法で反応させ、次いで接触還元に
よりB環のみを還元することにより得られる。また、一
般式(1)で示される化合物は、一般式(3)
【0012】
【化6】
【0013】(式中、Xは前記と同じであり、Z3 はメ
チレン基またはイミノ基を表わす)で示される既に公知
の化合物とピロリジン、ピペリジンまたはピペラジンと
それ自体公知の方法で反応させることでも得られる。以
下、上記反応を詳しく説明する。一般式(2)の化合物
とピロリジン、ピペリジンまたはピペラジンと、必要な
らば塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化バリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属
の水酸化物、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム等の炭酸塩又はトリエチルアミン、ピリジ
ン、N−エチルモルホリン等の有機塩基の存在下に反応
させて、最終生成物(1)の中間体が得られる。使用す
る溶媒は、例えばクロロホルム、テトラヒドロフラン、
ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキサン、アセトニ
トリル、ピリジン及び/又はプロトン型溶媒、例えばメ
タノール及びエタノールが適当な溶媒として使用され
る。反応温度は、−20℃〜120℃程度が好ましく、原料
ないしは生成化合物の性質により適宜選択される。さら
にこの中間体をパラジウム黒、パラジウム−炭素、酸化
白金等の金属触媒を使用した接触還元をはじめとする公
知の手法によって希望する生成物を得ることができる。
【0014】また化合物(1)は、化合物(3)から前
記化合物(2)と同様な反応でも製造することができ
る。かくして得られる縮合物は、反応混合物から通常の
分離生成手段、例えば抽出、濃縮、中和、濾過、再結
晶、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィ
ー等の手段を用いることによって単離、精製することが
できる。
【0015】本発明の新規な2位置換ピリド〔2,3−
d〕ピリミジン誘導体またはその塩は、医薬中の活性化
合物として使用される。本化合物は、活性酸素消去作
用、ラジカル消去作用を示す。この新規な活性化合物
は、通常の方法で、不活性な無毒性で薬学的に適当な賦
形剤または溶剤を用いて、通常の配合剤、例えば錠剤、
カプセル、糖衣剤、丸薬、細粒剤、顆粒剤、エアロゾ
ル、シロップ、乳化液、懸濁剤および液剤にすることが
できる。治療に有効な化合物は、それぞれの場合、配合
剤全体に対して約0.5 ないし90重量%の濃度、即ち上述
した治療を達成するのに十分な量を含むよう存在させる
ことができる。配合剤は、例えば活性化合物を溶媒およ
び/または賦形剤で、もし適当ならば乳化剤および/ま
たは懸濁剤を用いて増量して製造される。希釈剤として
水を使用する場合は、もし適当ならば補助溶剤として有
機溶剤を使用することもできる。補助剤として、例えば
水、非毒性有機溶剤、例えばパラフィン(例えば石油溜
粉)、植物油(例えば落花生油、胡麻油)およびアルコ
ール類(例えばエタノールおよびグリセリン) 、賦形
剤、例えば粉末にした天然鉱物(例えばクレー、アルミ
ナ、タルクおよびチョーク)、粉末状合成鉱物(例えば
高度分散性シリカおよび珪酸塩)、糖類(例えばショ
糖、ラクトースおよびデキストロース)、乳化剤(例え
ばポリオキシエチレン脂肪酸エステルおよびポリオキシ
エチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホン酸
塩、アリールスルホン酸塩)、懸濁剤(例えばリグニン
亜硫酸廃棄液、メチルセルロース、澱粉およびポリビニ
ルピロリドン)および滑剤(例えばステアリン酸マグネ
シウム、タルク、ステアリン酸およびラウリル酸ナトリ
ウム)が挙げられる。
【0016】投与は通常の方法、好ましくは経口で用い
られるが、または非経口的にも投与される。その特別な
場合、経舌的にまたは静脈内に行うこともできる。注射
用媒体としては、特に水を使用し、これは注射溶液で常
用の安定化剤、溶解補助剤および/または緩衝液を含有
する。このような添加剤は、例えば酒石酸塩緩衝液、ホ
ウ酸塩緩衝液、エタノール、ジメチルスルホキシド、錯
化剤(例えばエチレンジアミンテトラ酢酸)、粘稠調整
のための高分子ポリマー(例えば液状ポリエチレンオキ
シド)または水素化ソルビタンのポリエチレン誘導体で
ある。経口投与の場合、特に水性懸濁剤の場合、矯味矯
臭剤あるいは着色剤を先にあげた補助剤とともに活性化
合物に添加することができる。
【0017】投与量は受容者の年令、健康状態および体
重、病気の程度、同時に、場合により実施される他の治
療の種類、治療の頻度および所望の作用の種類に依存す
る。通例、1日用量は活性化合物0.01〜50mg/体重kgで
ある。所望の結果を得るためには、通例0.05〜40および
殊に0.1 〜20mg/kgが1日当り1回または数回の使用で
有効である。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はかかる実施例にのみ制限されるもので
はない。 実施例1 2−ピロリジノ−4−ヒドロキシ−5,6,
7,8−テトラヒドロピリド〔2,3−d〕ピリミジン 2−クロロ−4−ヒドロキシピリド〔2,3−d〕ピリ
ミジン(1.0g)〔J. Am. Chem. Soc., 77, 2256 (1955)
〕およびピロリジン(1.8ml) のエタノール(20ml)混
合液を2.5時間、加熱還流した。反応混合液を冷却後、
減圧濃縮した。得られた残渣をジオキサンより再結晶
し、2−ピロリジノ−4−ヒドロキシ−ピリド〔2,3
−d〕ピリミジン(670mg, 56%)を得た。13 C−NMR(270Mz, DMSO-d6) δ(ppm): 165, 159, 1
55, 152, 135, 117,111, 47, 25 FT−IR νmax (KBr) cm-1: 2970, 1696, 1673, 15
92, 1563, 1510,1456, 1400, 1358, 1318, 1237, 884,
801 次いで、この結晶を1N塩酸水溶液(40ml)に溶解し、
酸化白金(300mg)を加え、4kg/cm2の水素圧で接触還
元した。触媒をろ過後、エタノール(40ml)を加え、減
圧濃縮した。残渣をエタノールから再結晶し、2−ピロ
リジノ−4−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒド
ロピリド〔2,3−d〕ピリミジン(820mg, 90%)を
得た。13 C−NMR(270Mz, DMSO-D2O)δ(ppm): 165, 160, 1
52, 87, 50, 44, 28,23, 21 FT−IR νmax (KBr) cm-1: 3212, 2800, 1650, 15
76, 1510, 1449,1364, 1304, 1266, 1225, 1194, 1156,
885, 749 実施例2 2−ピペリジノ−4−ヒドロキシ−5,6,
7,8−テトラヒドロピリド〔2,3−d〕ピリミジン 2−クロロ−4−ヒドロキシピリド〔2,3−d〕ピリ
ミジン(1.0g)およびピペリジン(2.2ml) のジオキサ
ン(20ml)混合液を3時間、加熱還流した。反応混合液
を冷却後、減圧濃縮した。得られた残渣を1N塩酸水溶
液(40ml)に溶解し、酸化白金(350mg)を加え、4kg/
cm2の水素圧で接触還元した。触媒をろ過後、エタノー
ル(40ml)を加え、減圧濃縮した。残渣をエタノールか
ら再結晶し、2−ピペリジノ−4−ヒドロキシ−5,
6,7,8−テトラヒドロピリド〔2,3−d〕ピリミ
ジン(900mg, 53%)を無色結晶として得た。13 C−NMR(270Mz, D2O) δ(ppm): 165, 159, 154,
87, 50, 44, 2826, 23, 21 FT−IR νmax (KBr) cm-1: 3106, 2950, 2741, 16
69, 1581, 1505,1460, 1289, 1256, 1200, 1140, 1032,
862, 747 実施例3 2−ピペラジノ−4−ヒドロキシ−5,6,
7,8−テトラヒドロピリド〔2,3−d〕ピリミジン ピロリジンの代わりにピペラジン(1.8ml) を用いた以
外は、実施例1と同様に反応と処理を行い、2−ピペラ
ジノ−4−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ
ピリド〔2,3−d〕ピリミジン(930mg, 69%)を無
色結晶として得た。13 C−NMR(270Mz, D2O) δ(ppm): 165, 163, 155,
88, 46, 45, 4323, 21 FT−IR νmax (KBr) cm-1: 3252, 3000, 1649, 16
20, 1559, 1435,1416, 1321, 1281, 1196, 1084, 1061,
934, 868 実施例4 2−ピペラジノ−4−ヒドロキシ−5,6,
7,8−テトラヒドロプテリジン 2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロプテ
リジン(1.0g)〔J. Am. Chem. Soc.,88, 2464 (1959)
〕およびピペラジン(2.1g) のエタノール(20ml)混
合液を6時間、加熱還流した。反応混合液を冷却後、減
圧濃縮した。得られた残渣をピリジン(40ml)に溶解
し、無水酢酸(6.0ml)を加え一晩攪拌した。反応液を
減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで粗精製した。
得られた残渣をジオキサン(20ml)および4N塩酸水溶
液(20ml)に溶解し、3時間、加熱還流後、減圧濃縮し
た。残渣を水から再結晶し、2−ピペラジノ−4−ヒド
ロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン(10
0mg,6%)を無色結晶として得た。13 C−NMR(270Mz, D2O) δ(ppm): 163, 154, 151,
88, 45, 44, 43, 41 FT−IR νmax (KBr) cm-1: 3281, 3000, 1707, 16
40, 1572, 1443,1348, 1163, 1014, 777, 721 実施例5 DPPH(1,1−ジフェニル−2−ピクリ
ルヒドラジル)ラジカル消去活性 測定方法は、ブロイスの方法(N. S. Blois. Nature,18
1, 1199 (1958)) に従った。すなわち、DPPHの100
μMのエタノール溶液(4ml) に試験試料の各種濃度の
エタノール溶液(0.2ml) を加え、室温で10分間放置し
た後、517nmでの吸光度を測定した。吸光度を半減させ
る試験試料の最終濃度(IC50)を求め、これを抗酸化活
性の指標とした。
【0019】その結果を下記表に示す。 試験試料 DPPHラジカル消去活性(IC50: μM) 実施例1 40 実施例2 56 実施例3 100 実施例4 9.6 アスコルビン酸 33 中間体1* >300 *:実施例1記載の2−ピロリジノ−4−ヒドロキシ−ピリド〔2,3−d〕 ピリミジン
【0020】
【発明の効果】本発明のピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン誘導体およびその薬学的に許容される塩は活性酸素お
よびラジカルを消去する作用があるため、活性酸素やラ
ジカルが関与すると考えられる疾病に有効な医薬品とし
て利用することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、Rはピロリジノ、ピぺリジノまたはピペラジノ
    基を表わし、Z1 はメチレン基またはイミノ基を表わ
    す)で示されるピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体
    およびその薬学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 一般式(2): 【化2】 (式中、Xは求核的に置換しうる基を表わし、Z2 はC
    Hまたは窒素原子を表わす)で示される化合物とピロリ
    ジン、ピペリジンまたはピペラジンと反応させ、次いで
    接触還元によりB環のみを還元することを特徴とする請
    求項1記載のピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(3): 【化3】 (式中、Xは求核的に置換しうる基を表わし、Z3 はメ
    チレン基またはイミノ基を表わす)で示される化合物と
    ピロリジン、ピペリジンまたはピペラジンと反応させる
    ことを特徴とする請求項1記載のピリド〔2,3−d〕
    ピリミジン誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】活性物質として請求項1記載のピリド
    〔2,3−d〕ピリミジン誘導体または、その薬学的に
    許容される塩を含む医薬組成物。
  5. 【請求項5】活性物質として請求項1記載のピリド
    〔2,3−d〕ピリミジン誘導体または、その薬学的に
    許容される塩を1種またはそれ以上の不活性担体および
    /または希釈剤とともに含む医薬組成物。
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