JPH0892244A - 4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1h−アゼピン−4−イル)−1(2h)−フタラジノン及びその酸付加塩の製造方法 - Google Patents

4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1h−アゼピン−4−イル)−1(2h)−フタラジノン及びその酸付加塩の製造方法

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JPH0892244A
JPH0892244A JP24883094A JP24883094A JPH0892244A JP H0892244 A JPH0892244 A JP H0892244A JP 24883094 A JP24883094 A JP 24883094A JP 24883094 A JP24883094 A JP 24883094A JP H0892244 A JPH0892244 A JP H0892244A
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Yutaka Ueda
裕 上田
Masatoshi Ishikura
正俊 石倉
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
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TOYO PHARMA KK
TOYO PHARMA- KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記式(I)で表される2−(4−クロロフ
ェニル)1,3−ジオキソインダン−2−カルボン酸
と、下記式(II)で表される1−(ヘキサヒドロ−1
−メチル−1H−アゼピン−4−イル)ヒドラジンとを
反応させることを特徴とする下記式(III)で表され
る4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキ
サヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−
1(2H)−フタラジノン又はその酸付加塩の製造方法
を提供する。 【効果】 安価で容易に入手できる工業原料を用い、高
収率で目的物を得ることができる。しかも、式(II)
で表される化合物を用いることにより、副生成物は全く
生成せず、そのため精製が容易でかつ高収率となる効果
もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗アレルギー剤として
優れた治療効果を有する下記式(III)で表される4
−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒ
ドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1
(2H)−フタラジノン及びその酸付加塩の製造方法に
関するものである。
【0002】
【化10】
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
上記式(III)で表される4−[(4−クロロフェニ
ル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H
−アゼピン−4−イル)−1(2H)−フタラジノン及
びその酸付加塩の製造方法としては特公昭55−311
54号公報の実施例10に開示された以下の方法が知ら
れている。
【0004】
【化11】
【0005】しかしながら、上記方法は、上記式に示す
ような副生成物が生じるため、目的物の収率が非常に悪
く、精製が煩雑であるという欠点があった。
【0006】なお、上記公報には、その実施例38に下
記反応による式(III)の化合物の別の製造法が示さ
れている。
【0007】
【化12】
【0008】しかし、この方法は、原料である4−
[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒド
ロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1(2
H)−フタラジノンを得るために用いる1−(ヘキサヒ
ドロ−1H−アゼピン−4−イル)ヒドラジンを合成す
る方法の開示もなく、上記原料は工業原料として入手し
難いため、工業上の利用性で問題があった。
【0009】従って、上記4−[(4−クロロフェニ
ル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H
−アゼピン−4−イル)−1(2H)−フタラジノン及
びその酸付加塩を入手が容易な原料を用い、効率よく高
収率で得られる工業的に有利な製造方法の開発が望まれ
ていた。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記要望に応えるため鋭意検討を重ねた結果、無水フタル
酸とp−クロロフェニル酢酸とを無水酢酸中トリエチル
アミンの存在下に反応させることにより、下記式(I)
で示される2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオ
キソインダン−2−カルボン酸と下記式(I’)で示さ
れるp−クロロフェニルフタリデン酢酸とを含む反応混
合物が得られること、そしてこの反応混合物から単離し
て得た式(I)の化合物と下記式(II)で表される1
−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−
イル)ヒドラジンとを反応させることにより、下記式
(III)で表される4−[(4−クロロフェニル)メ
チル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼ
ピン−4−イル)−1(2H)−フタラジノン又はその
酸付加塩を効率よく高収率で製造できることを知見し
た。またこの場合、このように式(I)の化合物を単離
せず、式(I)の化合物と式(I’)の化合物との混合
物、とりわけ上記無水フタル酸とp−クロロフェニル酢
酸との反応混合物をそのまま式(II)の化合物と反応
させることにより、式(I)の化合物の単離工程が省略
されてより低コストで工業的有利に生産性よく式(II
I)の目的物質を得ることができることを知見した。
【0011】
【化13】
【0012】
【化14】
【0013】
【化15】
【0014】
【化16】
【0015】即ち、本発明によれば、式(III)の4
−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒ
ドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1
(2H)−フタラジノンを副生成物を全く生じることな
く高収率で得ることができ、それ故、反応生成物の精製
も非常に容易であり、本発明の製造方法は、本目的物質
の工業的製法として非常に有利であることを知見したも
のである。
【0016】ここで、上述した特公昭55−31154
号公報において、その実施例10で上記式(III)の
目的物質を得るために使用する下記原料(A),(B)
は構造異性体であるため、上述したように公知の方法で
は目的物質に加えて副生成物が必然的に生成するもので
ある。
【0017】
【化17】
【0018】これに対して、本発明で用いる上記式(I
I)の化合物は、このような構造異性体がなく、それ故
副生成物を生じることなく目的物質を得ることができ、
しかもこの場合反応はスムーズに進行し、高収率化も計
られるもので、このことは後述する実施例に示す通りで
ある。
【0019】従って、本発明は、上記式(I)の化合物
又は上記式(I)の化合物と式(I’)の化合物との混
合物もしくは無水フタル酸とp−クロロフェニル酢酸と
を無水酢酸中トリエチルアミンの存在下に反応させるこ
とにより得られた反応混合物と、上記式(II)の化合
物とを反応させることを特徴とする上記式(III)の
4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサ
ヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1
(2H)−フタラジノン又はその酸付加塩の製造方法を
提供する。
【0020】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の上記式(III)の目的化合物の第一の製造方法
は、下記式(I)の化合物と下記式(II)の化合物と
を反応させるものである。
【0021】
【化18】
【0022】
【化19】
【0023】ここで、本発明に使用される式(I)で表
される2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソ
インダン−2−カルボン酸は、V.Oshaja an
dG.Vanags.Latvijas PRS Zi
natnu Aked.Vestis 1961
(3),76−76に記載されている方法に準じ、無水
酢酸中トリエチルアミン存在下に無水フタル酸とp−ク
ロルフェニル酢酸とを反応させることにより、容易に合
成することができる。
【0024】具体的には、無水フタル酸とp−クロロフ
ェニル酢酸とを無水酢酸中トリエチルアミンの存在下に
反応させることにより、式(I)の化合物を得ることが
できる。この場合、無水フタル酸とp−クロロフェニル
酢酸とは前者1モルに対し後者0.8〜1.5モルを用
いることが好ましく、また無水酢酸の使用量は3モル程
度、トリエチルアミンの使用量は1モル程度とすること
が好ましい。反応温度は0〜50℃が好ましく、反応時
間は通常48〜72時間である。
【0025】このようにして得られた反応混合物中に
は、通常式(I)の2−(4−クロロフェニル)−1,
3−ジオキソインダン−2−カルボン酸と下記式
(I’)のp−クロロフェニルフタリデン酢酸とが含ま
れており、この反応混合物から式(I)の化合物を単離
する場合は、例えば反応混合物をクロロホルムで洗浄し
た後、エタノールを用いて再結晶する方法を採用するこ
とができる。
【0026】
【化20】
【0027】一方、式(II)で表される1−(ヘキサ
ヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)ヒド
ラジンは、先に本出願人が提案した特願平6−1352
03号に示されているように、1−(ヘキサヒドロ−1
−メチル−1H−アゼピン−4−イル)ヒドラジンのア
シル化物を加水分解することによって容易に得ることが
できる。
【0028】上記式(I)の化合物と上記式(II)の
化合物を反応させる場合、式(I)の化合物と式(I
I)の化合物の鉱酸塩をアルコール性溶媒に溶解し、塩
基を加えて反応液を中性〜弱塩基性に調製して反応させ
る。この場合、式(II)の化合物の鉱酸塩は粗製のま
まであってもよい、式(I)の化合物と式(II)の化
合物の鉱酸塩との反応割合は、好ましくは前者1モルに
対して後者を0.8〜1.5モル、より好ましくは0.
8〜1.1モルとする。
【0029】アルコール性溶媒としては、メチルアルコ
ール,エチルアルコール,イソプロピルアルコール等の
低級アルコールが好適であり、塩基としてはNaOHな
どのアルカリ溶液、アルカリ金属のアルコラート等が好
ましい。
【0030】反応条件は適宜選定し得るが、反応温度は
室温〜溶媒の還流温度であることが好ましく、反応時間
は通常6〜72時間、好ましくは12〜24時間であ
る。
【0031】以上のようにして得られる式(III)の
4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサ
ヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1
(2H)−フタラジノンは、常法に従って精製でき、ま
た必要により公知の方法で塩酸塩等の酸付加塩を得るこ
とができる。
【0032】本発明は、第2の製造方法は、式(I)の
2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソインダ
ン−2−カルボン酸と式(I’)のp−クロロフェニル
フタリデン酢酸との混合物、特に無水フタル酸とp−ク
ロロフェニル酢酸とを無水酢酸中トリエチルアミンの存
在下に反応させることにより得られた上記反応混合物を
一方の原料として用い、これと上記式(II)の1−
(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イ
ル)ヒドラジンとを反応させて、式(III)の化合物
を得るものである。
【0033】この場合、式(I)の化合物と式(I’)
の化合物との混合割合は、重量比で3/7以上、より好
ましくは4/6以上、更に好ましくは5/5〜9/1の
範囲とすることがよく、また、式(I)の化合物と式
(I’)の化合物との混合物と式(II)の化合物との
反応割合は前者1モルに対して後者0.8〜1.5モ
ル、特に0.9〜1.1モルとすることが好ましい。な
お、その他の反応条件等は、第1の製造方法の場合と同
様である。
【0034】この第2の方法によれば、上記式(I)の
化合物の単離精製を行なわなくてもよいので、工業上有
利である。
【0035】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、安価で容易
に入手できる工業原料を用い、高収率で目的物を得るこ
とができる。しかも、式(II)で表される化合物を用
いることにより、副生成物は全く生成せず、そのため精
製が容易でかつ高収率となる効果もある。
【0036】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0037】[実施例1]無水フタル酸4.44g及び
p−クロロフェニル酢酸5.13gを無水酢酸9mlに
懸濁し、氷冷下にトリエチルアミン4.2mlを滴下し
た。以後72時間室温で撹拌した後、反応液を濃塩酸1
5ml及び氷60gの混合液に注入し、析出した結晶物
を濾取した。この結晶物を水でよく洗浄した後、乾燥
し、更にジクロロメタンで洗浄して、p−クロロフェニ
ルフタリデン酢酸及び2−(4−クロロフェニル)−
1,3−ジオキソインダン−2−カルボン酸の混合物
6.67g(混合割合:重量比で約4:6)からなる反
応混合物を得た。
【0038】次に、この反応混合物をクロロホルムで洗
浄後、エタノールで再結晶して、2−(4−クロロフェ
ニル)−1,3−ジオキソインダン−2−カルボン酸
3.92gを単離した。
【0039】一方、窒素気流下にヘキサヒドロ−1−メ
チル−1H−アゼピン−4−オン2.54g及びアセチ
ルヒドラジン1.51gをトルエン50mlに溶解し、
共沸させながら水を除去し、18時間反応させた。反応
終了後、減圧下に溶媒を留去し、粗製の1−アセチル−
2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4
−イリデン)ヒドラジンを得た。
【0040】次に、上記生成物を水15mlに溶解し
て、氷冷下に水素化ホウ素ナトリウム1.51gを加
え、2時間還流した。一夜撹拌放置した後、氷冷下に1
8%塩酸40mlを滴下し、7時間窒素気流下に還流し
た。加水分解終了後、減圧下に溶媒を留去して、粗製の
1−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4
−イル)ヒドラジン・2塩酸塩4.20gを得た。この
ものの塩基の特性値は下記の通りであった。
【0041】沸点:80〜85℃/0.25〜0.35
mmHg NMR:2.31(s)N−CH3 マススペクトル:M/e=143
【0042】上記で得られた粗製の1−(ヘキサヒドロ
−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)ヒドラジン
・2塩酸塩4.20gをメチルアルコール60mlに溶
解し、上記2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオ
キソインダン−2−カルボン酸6.0gを加え、窒素気
流下に撹拌しながら加温し、50〜60℃で5%水酸化
ナトリウム水溶液を反応液が中性になるまで約15ml
滴下した。そのまま20時間還流して反応を終了した。
【0043】反応液を減圧下に濃縮して、得られた残渣
に水とクロロホルムを加えて溶解し、有機層を分離し
て、10%塩酸で十分に洗浄後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。得られた粘稠な油
状物に酢酸エチルを加え、撹拌、還流し、得られた結晶
物を濾取し、エチルアルコールから再結晶して、4−
[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒド
ロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1(2
H)−フタラジノン・塩酸塩の結晶物2.56gを得
た。このものの分解温度は225℃であった。
【0044】[実施例2]実施例1で得られた粗製の1
−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−
イル)ヒドラジン・2塩酸塩4.20gをメチルアルコ
ール60mlに溶解し、2−(4−クロロフェニル)−
1,3−ジオキソインダン−2−カルボン酸6.0gを
加え、窒素気流下に撹拌しながら加温し、50〜60℃
でナトリウムメトキシド/メチルアルコール溶液(0.
002モル/ml)を反応液が中性になるまで約10m
l滴下した。そのまま24時間還流して反応を終了し
た。
【0045】反応液を減圧下に濃縮し、得られた残渣に
水とクロロホルムを加えて溶解し、有機層を分離し、1
0%塩酸で十分に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に溶媒を留去した。得られた粘稠な油状物に
酢酸エチルを加え、撹拌、還流し、得られた結晶物を濾
取し、エチルアルコールから再結晶して、4−[(4−
クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−
メチル−1H−アゼピン−4−イル)−1(2H)−フ
タラジノン・塩酸塩の結晶物1.85gを得た。このも
のの分解温度は225℃であった。
【0046】[実施例3]実施例1で得たp−クロロフ
ェニルフタリデン酢酸及び2−(4−クロロフェニル)
−1,3−ジオキソインダン−2−カルボン酸の混合物
6.0gを実施例1で得られた粗製の1−(ヘキサヒド
ロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−イル)ヒドラジ
ン・2塩酸塩4.2gの溶解したメチルアルコール60
mlの溶液に加え、窒素気流下に撹拌しながら加温し
て、50〜60℃で5%水酸化ナトリウム水溶液を反応
液が中性になるまで約15ml滴下した。そのまま24
時間還流して反応を終了した。
【0047】反応液を減圧下に濃縮し、得られた残渣に
水とクロロホルムを加えて溶解し、有機層を分離し、1
0%塩酸で十分に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に溶媒を留去した。得られた粘稠な油状物に
酢酸エチルを加え、析出した結晶物を濾取し、エチルア
ルコールから再結晶して、4−[(4−クロロフェニ
ル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H
−アゼピン−4−イル)−1(2H)−フタラジノン・
塩酸塩の結晶物1.34gを得た。このものの分解温度
は225℃であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 で表される2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオ
    キソインダン−2−カルボン酸と、下記式(II) 【化2】 で表される1−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−ア
    ゼピン−4−イル)ヒドラジンとを反応させることを特
    徴とする下記式(III) 【化3】 で表される4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2
    −(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−
    イル)−1(2H)−フタラジノン又はその酸付加塩の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 下記式(I) 【化4】 で表される2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオ
    キソインダン−2−カルボン酸と下記式(I’) 【化5】 で表されるp−クロロフェニルフタリデン酢酸との混合
    物と、下記式(II) 【化6】 で表される1−ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼ
    ピン−4−イル)ヒドラジンとを反応させることを特徴
    とする下記式(III) 【化7】 で表される4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2
    −(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−
    イル)−1(2H)−フタラジノン又はその酸付加塩の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 無水フタル酸とp−クロロフェニル酢酸
    とを無水酢酸中トリエチルアミンの存在下に反応させる
    ことにより得られた反応混合物に下記式(II) 【化8】 で表される1−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−ア
    ゼピン−4−イル)ヒドラジンを反応させることを特徴
    とする下記式(III) 【化9】 で表される4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2
    −(ヘキサヒドロ−1−メチル−1H−アゼピン−4−
    イル)−1(2H)−フタラジノン又はその酸付加塩の
    製造方法。
JP24883094A 1994-09-16 1994-09-16 4−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(ヘキサヒドロ−1−メチル−1h−アゼピン−4−イル)−1(2h)−フタラジノン及びその酸付加塩の製造方法 Pending JPH0892244A (ja)

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