JPH0892157A - プルプロガリン誘導体 - Google Patents

プルプロガリン誘導体

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JPH0892157A
JPH0892157A JP7102245A JP10224595A JPH0892157A JP H0892157 A JPH0892157 A JP H0892157A JP 7102245 A JP7102245 A JP 7102245A JP 10224595 A JP10224595 A JP 10224595A JP H0892157 A JPH0892157 A JP H0892157A
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JP
Japan
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formula
acid
methylpurpurogallincarboxylic
absidia
compound
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Application number
JP7102245A
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Takayuki Unno
孝之 海野
Kazuo Nakamura
和雄 中村
Arinori Takehana
有紀 竹花
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F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C62/00Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of rings other than six—membered aromatic rings and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups
    • C07C62/30Unsaturated compounds
    • C07C62/38Unsaturated compounds containing keto groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/40Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a carboxyl group including Peroxycarboxylic acids
    • C12P7/42Hydroxy-carboxylic acids

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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規な、カテコールアミン−O−メチルトラン
スフェラーゼ阻害化合物を見い出すこと。 【構成】 式(I): 【化5】 で示される8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸又
はそのエステル又はその塩、及びそれの産生能を有する
アブシディア(Absidia )属に属する微生物を、好気性
条件下、培養培地中で培養し、該培養培地より該8−O
−メチルプルプロガリンカルボン酸を分離し、必要であ
れば、得られた化合物をそのエステル又はその塩に変換
するその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規プルプロガリン誘
導体に関し、より詳細には、式(I):
【0002】
【化4】
【0003】で示される8−O−メチルプルプロガリン
カルボン酸、並びにそのエステル及びその塩に関する。
本発明は、又、式(I)の8−O−メチルプルプロガリ
ンカルボン酸又はそのエステル又はその塩を含有する、
カテコ−ルアミン−O−メチルトランスフェラーゼ(以
降COMTと記載する)の阻害に有用な医薬組成物並び
に式(I)の8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸
又はそのエステル又はその塩を製造する方法に関する。
【0004】
【従来の技術】COMTは、S−アデノシル−L−メチ
オニンから、メチル基の、カテコールアミン伝達物質、
その代謝物及びL−ド−パのm−ヒドロキシ基への転移
を触媒し、それによりこれらを非活性化する酵素であ
る。COMTは、すべての哺乳類の各種の脳及び末梢組
織に広く分布する。細胞内では、少なくとも2種類の異
なるCOMT異性体が存在することが証明されており、
そのうち1種類は可溶性であり、もう1種類は、膜−結
合性である。両方の形のCOMTもカテコールアミンの
O−メチル化を触媒するが、その相対的量は、各種の組
織及び種により異なる。
【0005】L−ドーパと結合した選択的COMT阻害
物質、及び末梢ドーパデカルボキシラーゼ阻害物質は、
パーキンソン病のL−ドーパ療法においては、L−ドー
パの3−O−メチルドーパへの変換を妨げることによっ
て、L−ドーパのアベイラビリティーと有効性を改善す
ると予想されている。これまで数種のCOMT阻害物質
が報告されているが、これらはいずれも無効であるか、
毒性を有するか、又はCOMTに対してほとんど選択性
を示さないものであった。最近、数種の新規な強力かつ
選択的COMT阻害物質が開発され、現在はパーキンソ
ン氏病の治療のための臨床試験が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況で、本
発明者らは、更なる新規COMT阻害物質の探究を進め
てきた。このような新規化合物を発見する目的で本発明
者らは、土壌、生物などから多数の微生物を分離し、そ
れにより産生される化合物を精製し、研究を行った。そ
の結果、本発明者らは、ある種の特定の微生物が、強力
かつ選択的COMT阻害活性を有する新規化合物を産生
することを発見し、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下に述べる実施例1に
おいて記載したように、得られた式(I)の8−O−メ
チルプルプロガリンカルボン酸の物理化学的性状は、以
下のとおりである: 外観 褐色粉末 融点 276−284℃(分解) 分子式 C13107 HERI-MS(m/s) M+ 計算値 278.0426 測定値 278.0430 UV λmax (ε) MeOH中 216(17200),285(24200,SH),299(24900), 398(7400) MeOH+HCl中 219(16900),287(23200),299(23600,SH) 400(5700) MeOH+NaOH中 230(14600),326(36600),404(4900) IR νmax (KBr)cm-1 3360,1720,1695,1605,1480,1405,1380 1255,1010 溶解性 DMSO、MeOHに可溶 H2 Oにわずかに溶ける 1H NMR(400MHz、DMSO−d6 、内部標準としてTMSを使用) δ 3.87(3H,s),7.05(1H,s),7.51(1H,d,J=1.5H z) 8.11(1H,d,J=1.5Hz),9.75(1H,br), 11.0(1H,br),15.23(1H,s) 13 C NMR(100MHz、DMSO−d6 、内部標準としてTMSを使用) δ 59.7,113.1,113.5,11
5.2,126.4,134.1, 13
6.9,137.3,154.1,156.0,158.8,167.5, 18
3.2
【0008】本発明により提供される方法によると、式
(I)の8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸又は
そのエステル又はその塩は、式(I)の8−O−メチル
プルプロガリンカルボン酸の産生能を有するアブシディ
ア(Absidia )属に属する微生物を、好気性条
件下、培養培地中で培養し、該培養培地より式(I)の
該8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸を分離し、
必要であれば、得られた化合物をそのエステル又はその
塩に変換することによって製造することができる。
【0009】本発明の微生物は、式(I)の8−O−メ
チルプルプロガリンカルボン酸の産生能を有する、Absi
dia 属に属するいかなる菌株(変種を含む)であっても
よい。特に好ましい菌株は、アブシディア種(Absidia
sp. )NR7184及びその変種である。Absidia sp. NR7184
は、米国カリフォルニア、マリポーサで採取された土壌
試料より分離され、Absidia 属に属する菌株であると同
定された。
【0010】Absidia sp.NR7184 と命名された菌株は、
ブダペスト条約に基づき、1994年3月10日に日本
の工業技術院生命工学工業技術研究所に、以下のように
寄託された。 Absidia sp. NR7184 (FERM BP-4599)
【0011】Absidia sp. NR7184(FERM BP-4599)の培養
特性、分類学的特性及び形態学的特性は、以下のとおり
である。
【0012】分類学的特性 分類学的特性に関する研究は、Zycha et al. "Mucorale
s, eine Beschreibungaller Gattungen und Arten dies
e Pilzgruppe. Verlag von J. Cramer, Lehre, pp 355
(1969)" 、O'Donnel "Zygomycetes in culture. Univ
ersity of Georgian, Athens, pp257 (1979)"及び Gams
et al. "Compendium of soil fungi,Vol. 1, Academic
Press, London, pp 7-15 )1980"に従って行った。
【0013】コロニーは白色であり、麦芽エキス寒天培
地で速やかに成長し、絨毛状の外観を呈した。匍伏糸
は、仮根から生じた。胞子嚢柄は、匍伏糸に沿って形成
されたが、仮根の基部からは形成されなかった。多数の
胞子嚢胞子を有する西洋梨型の胞子嚢が、柱軸を伴った
ロート形のアポフィシスにより支持されており、胞子嚢
壁は、成熟後も短い杯状構造のカラーのままでいた。胞
子嚢胞子は、微細で、滑らかな壁を有し、球状から卵状
であった。
【0014】胞子嚢は、異なるアポフィシスを有する西
洋梨の形状をしており、末端が、匍伏糸に沿って生じた
胞子嚢柄上に支持されていた。これらの際立った特徴に
基づき、本菌株は、ZygomycotinaのMucoraceae中、Absi
dia 属に含まれることが容易に認められた。従って、本
株は、Absidia sp. NR7184であると同定された。
【0015】本発明により提供される方法による培養
は、培養される微生物によって利用可能な通常の栄養素
を含む培養培地中で行う。炭素源としては、例えばグル
コース、ショ糖、デンプン、グリセロール、糖蜜、デキ
ストリン及びその混合物が挙げられる。窒素源として
は、例えば、大豆ミール、綿実ミール、肉エキス、ペプ
トン、乾燥酵母、酵母エキス、コーンスティープリカ
ー、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム及びその混合物
が挙げられる。更に又、本培養培地には、微生物の成長
を促進し、8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸の
産生を増大させるために、その他の有機又は無機物質を
加えることができ、このような物質の例としては、例え
ば炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、リン酸塩などの無
機塩が挙げられる。
【0016】培養は、好気性条件下、水性培地中、好ま
しくは液内発酵により行う。培養は、20℃から35℃
の温度で適切に行われ、最適温度は、27℃である。培
養は、好ましくはpH3〜9で行う。培養時間は、培養を
行う条件によって異なる。一般的には、50〜200時
間培養を行えば十分である。
【0017】8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸
は、それ自体公知の方法によって、発酵ブロスから分離
することができる。例えば、菌糸体は、遠心分離又はろ
過により、発酵ブロスから分離することができ、8−O
−メチルプルプロガリンカルボン酸は、アルカノール、
例えばn−ブタノール、及びエステル、例えば酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどの水非混和性有機溶媒によるろ液か
ら抽出することができる。一方、分離された菌糸体に含
まれる8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸は、例
えば、水性アセトン又は水性メタノールなどの溶媒によ
り菌糸体を抽出し、溶媒を除去し、そして残渣を水非混
和性有機溶媒により更に抽出することによって得ること
ができる。このようにして得られた溶媒相を、硫酸ナト
リウムなどの脱水剤により乾燥し、減圧下で濃縮する。
得られる8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸粗生
成物は、抽出法、分配法、沈降法、カラムクロマトグラ
フィー法(吸着剤としてシリカゲル、逆相シリカゲル、
酸化アルミニウム、DiaionHP-21などを使用)又は分子
ふるい法を用いて精製することができる。それぞれの活
性物質は、分離用HPLC法により得ることができる。
【0018】8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸
は、遊離酸として分離されるが、遊離8−O−メチルプ
ルプロガリンカルボン酸は必要であれば、ナトリウム
塩、カリウム塩及びカルシウム塩などの各種の製薬学的
に許容しうる塩に従来の方法により変換することができ
る。8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸は、又、
必要であれば、低級アルキルエステルなどのエステル、
例えばエチル又はメチルエステルに、従来の方法で変換
することもできる。
【0019】式(I)の8−O−メチルプルプロガリン
カルボン酸のCOMT阻害活性は、以下のように測定し
た。
【0020】ミニシンチレーションバイアル中の測定用
混合物(120μl )にはK−PO4 緩衝液68mM(pH
8.0)、MgCl2 10mM、ジチオトレイトール2.
2mM、アデノシンデアミナーゼ7.8U/ml、EGTA5
mM、1,2−ジヒドロキシベンゼン100μM 、S−ア
デノシル−L−〔メチル−3 H〕メチオニン183μM
(73Ci/mol、Amersham社製)及びヒト肝酵素を含ませ
た。
【0021】標準測定においては、阻害物質5μl を保
温混合物に加え、ヒト肝より調製した粗酵素(8.3μ
g タンパク質)の補給により、反応を開始させた。37
℃で30分間保温した後、バイアルを氷水中に浸して反
応を停止させた。1M グアイアコールHClの100μ
l を加え、試料を、ヘキサン/トルエン(4:1)のシ
ンチレーションカクテル2mlにより抽出した。O−3
−メチル化物の放射活性を、液体シンチレーションカウ
ンター(LSC1100, Aloka)により測定した。
【0022】8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸
及び参考化合物の阻害活性を、以下の表に示した。
【0023】
【表1】
【0024】8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸
の急性毒性は、観察されなかった。
【0025】本発明により提供される新規8−O−メチ
ルプルプロガリンカルボン酸並びにその塩及びそのエス
テルは、これらを、例えばゼラチン、アラビアゴム、乳
糖、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、植
物油、ポリアルキレングリコールなどの、経口投与に適
した有機又は無機非活性担体物質と混合して含む単位投
与量医薬製剤の形の薬物として有用である。単位投与量
医薬製剤は、固剤の形、例えば錠剤、被覆錠、糖衣錠又
はハードゼラチン若しくはソフトゼラチンカプセル、又
は液剤の形、例えば溶液、シロップ若しくは懸濁剤とす
ることができる。
【0026】投与単位は、活性成分10〜200mgを含
むことができる。成人の1日当たりの投与量は、10〜
400mgとすることができ、当業界の通常の技術者によ
って決定されるそれぞれの要件に応じて変動することが
できる。
【0027】
【実施例】以下の実施例により、本発明を更に説明す
る。
【0028】実施例1 −80℃で保存されていたAbsidia sp. NR7184 (FERM-B
P No. 4599) の保存培養液の一部(100μl )を、グ
ルコース2%、馬鈴薯デンプン2%、トーストソヤ2
%、酵母エキス0.5%、NaCl 0.25%、Zn
SO4 ・7H2 O0.005%、CuSO4 ・5H2
0.0005%、MnSO4 ・4H2O 0.000
5、CaCO3 0.32%及びNissan disfoam CA-115
0.03%からなる培地100mlを含む500ml三角フ
ラスコに接種した。重炭酸カルシウムの添加前に、培地
のpHを7.0に調節した。この種培養液をロータリー振
盪機で220rpm 、27℃で3日間振盪した。次に2ml
ずつを、同じ培地を含む500mlフラスコ50個に移
し、更に6日間同一条件でインキュベートした。
【0029】培養ブロス(10リットル)をろ過により
分離してろ液とし、菌糸体を遠心分離により分離した。
培養ろ液(6.1リットル)をpH2のブタノール(6.
1リットル)により抽出した。菌糸体のケーキをエタノ
ール2.5リットルにより抽出した。菌糸体ケーキの除
去後、エタノール抽出物を減圧下で濃縮乾固し、水(2
リットル)に溶解した。水溶液をpH2のブタノール(2
リットル)により抽出した。両方のブタノール抽出液を
合わせ、減圧下で濃縮した。濃縮物を(32.0g)を
水(1リットル)に溶解し、溶離剤として水とアセトン
を用い、DiaionHP-21(100ml)によるカラムクロマ
トグラフィー(Mitsubishi Chemical Industries Ltd.
)に付した。活性分画を合わせ、減圧下で濃縮した。
濃縮物を、溶離剤としてメタノールを用い、Sephadex L
H-20(1リットル)(Pharmacia )によるカラムクロマ
トグラフィーに付した。活性分画を合わせ、減圧下で濃
縮した。濃縮物を水に(30ml)に溶解し、溶離剤とし
て水及びメタノールを用い、Bond elute C18(Varian S
ample Preparation Products)によるカラムクロマトグ
ラフィーに付した。活性分画を合わせ、減圧下で濃縮乾
固した。8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸を、
以下の条件下で分離用HPLCにより精製し、次にpH2
の酢酸エチルによる抽出を行った;カラム:Capcellpak
C18(20×250mm)、溶媒:メタノール−0.1M
水性NaH2 PO4 =1:1(pH2.2);流速:10
ml/ 分;検出:UV260nm。8−O−メチルプルプロ
ガリンカルボン酸(14mg)が、褐色非晶定形粉末とし
て得た。以下の実施例は、本発明によって提供される8
−O−メチルプルプロガリンカルボン酸を含む医薬製剤
を示すものである。
【0030】実施例2 以下の成分をそれぞれ含む錠剤を、それ自体公知の方法
により製造した。 8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸 100mg デンプン 26mg カルボキシメチルセルロースカルシウム 15mg 結晶セルロース 20mg ステアリン酸マグネシウム 4mg 165mg
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12P 7/42 C12R 1:65) (72)発明者 竹花 有紀 神奈川県藤沢市大鋸1001−9 加賀ハイツ C−101

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 で示される8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸又
    はそのエステル又はその塩。
  2. 【請求項2】 治療上有効量の式(I): 【化2】 で示される8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸又
    はそのエステル又はその塩及び治療的に非活性である担
    体からなる医薬組成物。
  3. 【請求項3】 式(I): 【化3】 で示される8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸を
    製造する方法であって、式(I)の8−O−メチルプル
    プロガリンカルボン酸の産生能を有するアブシディア
    (Absidia )属に属する微生物を、好気性条件下、培養
    培地中で培養し、該培養培地より該8−O−メチルプル
    プロガリンカルボン酸を分離し、必要であれば、得られ
    た化合物をそのエステル又はその塩に変換することを特
    徴とする方法。
  4. 【請求項4】 微生物が、アブシディア種(Absidia s
    p. )NR7184(FERM-BP 4599)である請求項3記載の式
    (I)の8−O−メチルプルプロガリンカルボン酸を製
    造する方法。
  5. 【請求項5】 アブシディア種(Absidia sp. )NR7184
    (FERM BP-4599)。
JP7102245A 1994-05-02 1995-04-26 プルプロガリン誘導体 Pending JPH0892157A (ja)

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EP94106823 1994-05-02
CH94106823.1 1994-05-02

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FI20002044A0 (fi) 2000-09-15 2000-09-15 Orion Yhtymae Oyj Comt-entsyymiä estäviä naftaleenijohdannaisia
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ITMI950865A0 (it) 1995-04-28
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