JPH0892118A - 狼毒に含まれる抗癌および抗ウィルス性成分の採取法および使用法 - Google Patents

狼毒に含まれる抗癌および抗ウィルス性成分の採取法および使用法

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JPH0892118A
JPH0892118A JP6256052A JP25605294A JPH0892118A JP H0892118 A JPH0892118 A JP H0892118A JP 6256052 A JP6256052 A JP 6256052A JP 25605294 A JP25605294 A JP 25605294A JP H0892118 A JPH0892118 A JP H0892118A
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methanol
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methanol water
antiviral
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JP6256052A
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Tetsuo Ikegawa
哲郎 池川
Akiko Ikegawa
昭子 池川
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SEIMEI KAGAKU KENKYUSHO KK
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SEIMEI KAGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 漢方生薬狼毒の地上部または地下部の低級ア
ルコール抽出エキスをシリカゲルを用い、ヘキサン−酢
酸エチル混合溶媒及びメタノール水での溶離を組合せて
効率よくグニデイマクリン、ステレラマクリン、オイデ
スミン、280±3nm、292±3nm、及び325
±3nmに夫々吸収極大を有する成分及びC15223
を分離する。 【効果】 得られた成分は従来の抗ウィルス性成分に比
し著しく強い活性を示し、特にエイズウィルスに対し、
AZTに比し著しく活性が強い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漢方生薬狼毒の地上部お
よび/または地下部より抗癌および抗ウィルス、特に抗
エイズウィルス、作用を有する成分の改良された採取法
およびその使用法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】漢方生薬狼毒中に存在するグニデイマイ
シン及びステレラマイシンに強い抗癌作用のあることが
発見され、その採取法及び化学構造が出願されている。
(特願平2−58126号及び特願平3−285396
号)。然しながら、その採取法は複雑で、収率が低い。
【0003】一方、抗ウィルス剤、抗癌剤は数多く開発
されているが、エイズウィルスなどレトロウィルスに有
効な薬剤は開発されていない。特に抗エイズ剤について
は広く研究されているが、エイズウィルスそのものに有
効なものが数少なく、それに有効な新しい薬剤の開発が
生命科学に携わる世界の研究者の急務である。抗エイズ
剤としてAZTなど核酸誘導体が臨床に使用されている
が、必ずしも有効性が十分ではない。我々は漢方生薬に
ついて広く抗癌剤及び抗ウィルス作用の有無についてス
クリーニングを行って狼毒の地上部およびまたは地下部
に強力な抗ウィルス成分、特に抗エイズウィルス成分が
存在することを認めた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は抗癌作用を示
し、エイズウィルスなどレトロウィルスに有効な成分を
狼毒から提供するものである。また先に狼毒より初めて
分離したグニディマクリン及びステレラマクリン(特願
平3−285390号)に強い抗ウィルス作用があるこ
とを認めた。さらに狼毒からグニディマクリン及びステ
レラマクリンの採取法を改良することにより、それら以
外に強い抗ウィルス作用を有する成分があることを認
め、その採取方法及び使用法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来、狼毒よりの抗癌性
成分グニディマクリン及びステレラマクリンの採取は、
狼毒の低級アルコールまたは酸性低級アルコール抽出エ
キスを水または希アルカリ水溶液に溶解し、水に混和し
ない有機溶媒で振盪した後有機溶媒層を採出し、有機溶
媒を留去して活性物質区分を採取、これをクロマトなど
の常法により精製することが行われて来た(特願平2−
58126号)。然しながらこの採取法は工程が長く、
従って収率も低い。本発明者は狼毒よりのそれら成分の
簡単で効率のよい採取法を種々検討した結果、狼毒の低
級アルコール抽出エキスをヘキサン−酢酸エチル混合溶
剤、メタノール水を組合せて使用する逆相シリカゲルク
ロマトを採用することにより、簡単に、純度よく高収率
で目的とするグニディマクリン及びステレラマクリンが
得られることに加え、更にオイデスミン(Aust.
J.Chem.23 133(1970),J.Che
m.Soc.1967,2228)、及びC15223
なる成分、新規ビスフラボン並びに280±3nmに吸
収極大を有する成分、325±3nmに吸収極大を持つ
成分及び292±3nmに吸収極大を持つ成分を分離採
取できることを認めた。
【0006】一方、グニディマクリン、ステレラマクリ
ンを含めこれら採取された成分はいずれも強い抗ウィル
ス作用、特に抗エイズ作用があることが認められ、それ
らの効果は、従来存在する抗ウィルス剤特にAZTに、
比し著しく強く、抗エイズ剤としての使用が期待できる
ものであることを知った。なお、本発明の漢方生薬は狼
毒(Stellera chamaejasme
L., Euphorbia fischeriana
Steud., E. ebiacteolaHay
ata)の地上部または地下部を用いるものであり、そ
れから得られた物質の制癌活性はマウス白血病細胞L−
1210を用いてMTT法を行い、強い制癌活性が確認
された。また、抗エイズ活性は、エイズウィルスを用い
た試験法(J.National. Cancer I
nstitute,81 巻(No.8)577〜58
6,1989年)によって行い、有効性が確認された。
【0007】狼毒の低級アルコール抽出物について、水
とヘキサン−酢酸エルチ(1:4)の分配によって抽出
を行い、有機溶媒抽出物を分離すると、活性物質の抽出
効率が従来法と比べて約4倍以上に上がる。しかしなが
ら、この方法により、活性物質の収率上昇のみならず、
フラボノイドなど一連のより極性の低い物質の収率もそ
れ以上に上昇した。つまりグニディマクリンの抽出物全
体に対する割合は約5%から約0.2%に減少した。そ
のため薄層クロマトや高速液体クロマトなどだけでは、
両化合物を完全に分離することが困難であり、以下のよ
うに改良した。
【0008】前述のヘキサン−酢酸エチル(1:4)で
分配抽出した活性物質をメタノールに溶解し、逆層充填
剤C18(例えば、ウォーターズ社製 No.2059
4)に混ぜ、40%メタノール水で平衡化したC18の
カラムに上層した。上層したカラムを55%、70%の
メタノール水で順次溶出した。最後にメタノール対水
(10:1)で溶出することにより、フラボノイド系化
合物が除去され、グニディマクリン及びステレラマクリ
ンを効率良く得ることができた。
【0009】この粗活性分画ではグニディマクリンは約
50%に濃縮されて、その全体に対する割合は従来法
(特開平3−261723号)より凡そ10倍まで上昇
した。この分画をさらに分取カラム(Inertsil
ODS,22×250nm)を用いたHPLCにかけ
ることにより90%以上純粋なグニディマクリン及びス
テレラマクリンを得ることが可能になった。
【0010】この改良の結果、より短時間で、より少な
いステップで分離精製が可能になっただけでなく、より
多量の物質を同時に抽出することも可能にした。しか
も、グニディマクリンの損失が少ないため高い収率でグ
ニディマクリン及びステレラマクリンが得られるように
なった。さらにこの方法の最大の利点は、すべての抽出
の過程がガラス器具およびカラムのなかで処置されるた
め抽出の過程で生ずる強い炎症を引き起こす揮発性の化
合物などに暴露されることもなく取り扱い易さおよび安
全性が増した事である。
【0011】一方狼毒の低級アルコール又は酸性低級ア
ルコール抽出エキスを水とヘキサン−酢酸エチル(1:
2)の分配によって抽出し、有機溶媒抽出部をシリカゲ
ルC−18逆相カラムで処理し、55%メタノール水で
溶出させるとオイデスミン及び分子量250、FAB−
MSによりC15223 を主として含むフラクション
を、70%メタノール水で溶出させると280±3nm
に吸収極大を有する成分を含むフラクションを、更に9
0%メタノール水で溶出させると292±3nm及び3
25±3nmに夫々吸収極大を有する成分を含むフラク
ションが得られる。これらの成分は、グニディマクリ
ン、ステレラマクリンと共にいずれも強い抗ウィルス、
特に抗エイズウィルス活性を有し抗エイズ剤としての使
用が可能である。
【0012】本発明による成分を含む薬剤の投与形態と
しては、特に限定がなく、必要に応じて適宜選択するこ
とが可能である。例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
細粒剤、散剤等の経口剤としてもよく、あるいは注射
剤、坐剤等の非経口剤としてもよい。
【0013】経口剤として使用する場合、所期の効果を
発揮するためには、患者の年齢、体重、疾患の程度にも
より異なるが、例えば、ステレラマクリンの場合、成人
に対し1日当り1mg〜20mgを数回に分けて投与す
ることが適当であり、グニディマクリンの場合、成人1
日あたり1mg〜10mgを投与することが適当であ
る。経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニッ
ト、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無
機塩類等を賦形剤として用い、常法に従って製造すれば
よい。経口剤として調整するには、前記賦形剤の他に、
適宜、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促
進剤、矯味剤、着色剤、香料等を配合することができ、
それぞれの具体例は以下に示す如くである。
【0014】結合剤としては例えば、デンプン、デキス
トリン、アラビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結
晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、マクロゴール等を挙げることができる。崩壊剤とし
ては、例えばデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロー
ス、低置換ヒドロキシプロピルセルロース等を挙げるこ
とができる。界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸
ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポ
リソルベート80等を挙げることができる。滑沢剤とし
ては、例えばタルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖
脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチ
レングリコール等を挙げることができる。流動性促進剤
としては、例えば軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニ
ウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム等を挙げることができる。また本発明化合物類は、懸
濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤とし
ても投与することができ、これらの各種剤形には、矯味
矯臭剤、着色剤等を含有してもよい。
【0015】本発明化合物類を非経口剤として用いる場
合、所期の効果を発揮するためには、患者の年齢、体
重、疾患の程度により異なるが、通常、成人で本発明化
合物類の重量として1日0.5mg〜5mg程度の量を
静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射すればよい。これ
らの非経口剤は、常法に従って製造され、希釈剤として
一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注
射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモ
ロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール等を用いることが可能である。さらに必要に応じ
て、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、こ
の非経口剤は、安定性の点から好ましい方法として、バ
イアル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水
分を除去して凍結乾燥物とした後、使用直前に液剤とし
て再調整することも可能である。さらに必要に応じて適
宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等を加えても
よい。その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の
塗布剤、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、常法に
従って製造することが可能である。次に実施例を挙げ、
本発明を更に詳しく説明する。
【0016】(実施例1)中国四川省成都で入手したチ
ベット産瑞香狼毒3kgの乾燥根茎をよく粉砕し、メタ
ノール10リットルにて加熱還流しながら5時間抽出す
る。抽出物を濾紙で濾過した後、溶媒を減圧下で留去
し、メタノール抽出物約450gを得た。このうち50
gを水500mlに懸濁し、石油ベンヂン500mlで
分液ロートで抽出する。石油ベンヂン抽出を3回繰り返
した後、溶媒を減圧下留去して活性物質を得た。これを
シリカゲルカラム(カラム、5cm×20cm)にかけ
て、ヘキサン:酢酸エチル(1:2)で溶出し、溶媒を
留去して活性物質MMB−I,2.7gを得る。さらに
シリカゲルカラムをヘキサン:酢酸エチル(1:4)で
溶出してMMB−II,1.7gを得た。MMB−II,5
00mgをメタノールに溶解し、水を加え55%メタノ
ール水になるようにする。一方、ウォータース社製分取
用C−18(No.20594)25gを55%メタノ
ール水でよく撹拌して膨潤させ、ガラスカラム(直径5
cm)に充填しておく。これに上記試料をのせてから、
70%メタノール水で溶出する。その後10%メタノー
ル水約700mlで溶出するとグニディマクリンとステ
レラマクリンが溶出する。これを分取用ODSカラム
(直径2cm×20cm、Shim Pack pre
p)にかけメタノール:水(10:1)で展開して分取
すると、純粋なグニディマクリンおよびステレラマクリ
ンを約0.001%の収率で得ることができる。この収
量は従来法(特開平3−261723号)の凡そ10倍
近い効率である。
【0017】(実施例2)実施例1で得たMMB−I,
500mgをメタノールに溶解し、水を加え55%メタ
ノール水になるようにする。一方、ウォータース社製分
取用C−18担体(No.20594)25gを55%
メタノール水によく撹拌して膨潤されてから、ガラスカ
ラム(直径5cm)に充填しておく。これに上記試料を
のせて、55%メタノール水約1リットルで溶出する。
溶出物は溶媒を留去してMMB−I−1 110mgを
得る。さらに70%メタノール水で溶出した後10%メ
タノール水で溶出すると、MMB−I−2 130mg
を得る。ここに得られたMMB−I−2はUV吸収スペ
クトルにおいて279nm(実際的には280±3n
m)に極大吸収をもつ。次に90%メタノール水で上記
のカラムを溶出するとMMB−I−3 210mgを得
る。これをさらに分取用ODSカラム(直径2cm×2
0cm、Shim Pack prep)にかけてメタ
ノール:水(10:1)で溶出すると、UV吸収で29
2±3nmに極大吸収をもつMMB−I−31と325
±3nmに極大吸収をもつMMB−I−32を得ること
ができる。MMB−I−31およびMMB−I−32は
狼毒の地上部からも得られる。
【0018】(実施例3)実施例2によって得られるM
MB−I−1 300mgを分取用逆相薄層クロマト板
(メルク社製 No.15389)にチャージして、7
0%メタノール水で展開すると、Rf約0.8に青色の
強い蛍光をもつ物質が得られる。これをかき取り抽出し
て、更に分取用順相薄層クロマト板、クロロホルム:メ
タノール(10:1)で精製して、SC#1−1(ハイ
ドロオキシクマリン)13mgを得た。上記の逆相TL
CでRf約0.6の物質を同様に抽出し、順相TLC、
クロロホルム:メタノール(20:3)で精製すると、
蛍光はないがUVのあるSC#2 10mgを得る。S
C#2は新規のビスフラボンである。またこの逆相TL
CでRf約0.25の物質を更に順相TLC、クロロホ
ルム:エチルエーテル(2:1)で精製すると、2つの
物質SC#4−1 12mg、SC#4−2 6mgを
得た。なおここで得られたSC#4−1は、FAB−M
SよりC22266 の化学式が与えられ、UV吸収の極
大は231,278nmにあり、プロトン及びC−13
NMR等よりオイデスミン(eudesmin,Au
st.J.Chem.23,133(1970),J.
Chem.Soc.1967,2228)であることが
決定された。SC#4−2は、FAB−MSより、分子
量250であり、C15223 であることがわかった。
オイデスミン、SC#1−1、SC#2、SC#4−1
およびSC#4−2は狼毒の地上部からも得られる。
【0019】(実施例4)成人病T細胞白血病の培養株
MT−2を5000乃至10000個づつを96穴培養
プレートに入れ、一群にはエイズウィルス感染細胞40
0個を他の群には非感染細胞400個をそれぞれ加え
る。それぞれの群に各試料0.0001mcg/ml、
0.00001mcg/mlを添加したものと添加しな
いコントロール群とをつくり、7日間5%炭酸ガス孵卵
器で37℃に保って培養する。7日間後MMT法によっ
て、各群の生細胞数を測定する。そして各試料の一定濃
度におけるウィルス感染細胞と非感染細胞の生細胞数を
求めて、試料の抗ウィルス活性を測定し、 によって評価し、表1にその結果を示した。比較のた
め、AZTの試験結果を表示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明の方法により、狼毒中に存在する
抗癌性成分グニディマクリン及びステレラマクリンが比
較的簡単に高収量で得られることに加え、オイデスミ
ン、新規のビスフラボン、C15223 、280±3n
m、292±3nm及び325±3nmに夫々吸収極大
を有する成分が得られる。抗癌性成分を含むこれらの成
分全てが従来にない強い抗ウィルス作用、特に抗エイズ
ウィルス作用を有するので抗エイズ剤としての利用が期
待できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07G 17/00 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狼毒の低級アルコール抽出物をシリカゲ
    ルクロマト処理し、ヘキサン−酢酸エチル1:4(V/
    V)混合溶媒での溶離部を逆相クロマト及びメタノール
    水処理する抗癌性を有する成分であるグニデイマクリン
    及びステレラマクリンの採取法。
  2. 【請求項2】 狼毒の地上部およびまたは地下部低級ア
    ルコール抽出物をシリカゲルクロマト処理し、ヘキサン
    −酢酸エチル1:2(V/V)混合溶媒での溶離部を逆
    相クロマト及びメタノール水処理し、抗ウィルス性を有
    する区分を採取することを特徴とする抗ウィルス性成分
    の採取法。
  3. 【請求項3】 メタノール水が55%メタノール水であ
    る請求項2の採取法。
  4. 【請求項4】 メタノール水が70%メタノール水であ
    る請求項2の採取法。
  5. 【請求項5】 メタノール水が90%メタノール水であ
    る請求項2の採取法。
  6. 【請求項6】 抗ウィルス性成分が、狼毒に存在する2
    92±3nmに吸収極大をもつ成分、280±3nmに
    吸収極大をもつ成分、325±3nmに吸収極大をもつ
    成分、及びC15223 で示される成分並びにグニディ
    マクリン、ステレラマクリンおよびオイデスミンおよび
    新規のビスフラボンからなる群から選ばれた少くとも1
    つである抗ウィルス剤としての使用法。
  7. 【請求項7】 抗ウィルス剤が抗エイズウィルス剤であ
    る請求項6の使用法。
JP6256052A 1994-09-27 1994-09-27 狼毒に含まれる抗癌および抗ウィルス性成分の採取法および使用法 Pending JPH0892118A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003066556A1 (en) * 2002-02-05 2003-08-14 Hormos Medical Corporation Lignan derivatives
CN102603765A (zh) * 2012-02-02 2012-07-25 齐齐哈尔医学院 狼毒大戟有效成分提取方法及由该成分制备的二萜类药物

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