JPH08919Y2 - 乳幼児用椅子 - Google Patents

乳幼児用椅子

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JPH08919Y2
JPH08919Y2 JP1993002535U JP253593U JPH08919Y2 JP H08919 Y2 JPH08919 Y2 JP H08919Y2 JP 1993002535 U JP1993002535 U JP 1993002535U JP 253593 U JP253593 U JP 253593U JP H08919 Y2 JPH08919 Y2 JP H08919Y2
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JP
Japan
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seat
main body
safety circle
stopper
infant
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JP1993002535U
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JPH0652628U (ja
Inventor
清 池田
英義 武田
Original Assignee
株式会社アビーロード
瀬古 尚志
塩飽 治雄
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洗面所、トイレ、電話
ボックス、フイッティングルームの壁面等に取り付けて
使用する乳幼児用椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乳幼児用椅子には、従来から種々のもの
が提供されている。例えば、4本の脚部を備えた椅子本
体にシートと安全サークルとを設け、床面上に置いた状
態で安全サークルの上方から乳幼児をシート上に乗せて
座らせるようにした乳幼児用椅子がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のこの種の乳幼児
用椅子は、椅子本体が4本の脚部を備え、これにシート
と安全サークルとを固定しているため、椅子全体が大型
化であり、公衆の出入りが頻繁な公共施設、ショツピン
グセンター、駅等において、その洗面所等の限られた空
間に設置して使用することは、他の利用者の邪魔になる
等の問題があって、事実上、非常に困難である。
【0004】即ち、乳幼児を連れた母親等の保護者が洗
面所等で用を足す場合、その間、乳幼児を待たせておく
必要がある。この時、その場所に椅子があれば、そこに
一時的に乳幼児を座らせて待たせておくことができるの
で、安全であり、保護者も安心して用を足すことができ
る。
【0005】しかし、従来の椅子は、何れも大型であ
り、洗面所その他の狭い空間に設置して使用するように
はなっていない。また、仮に従来の椅子を洗面所等に置
いて使用するとしても、椅子本体が4本の脚部を介して
床面に置くだけであるため、保護者が目を離した場合
に、乳幼児が動いて転倒する恐れがあり、安全上も問題
がある。
【0006】本考案は、かかる従来の課題に鑑み、小型
で狭い空間での使用に適し、しかも乳幼児が落下する等
の恐れもなく、乳幼児を安全に座らせることができる乳
幼児用椅子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本考案
は、壁面1 等に固定される偏平な上下方向の本体3 の前
側に、乳幼児が座るシート6 と、このシート6 の上方に
配置され且つ該シート6 上に座った乳幼児を取り囲む安
全サークル11とを備え、シート6 と安全サークル11との
基部側を枢軸8,12により、本体3 から前方に突出する突
出姿勢と、本体3 に近接して上方に略平行に折り畳んだ
折り畳み姿勢とに姿勢変更可能に枢支し、シート6 上に
座った乳幼児が頭を当てるためのヘッドレスト13を、折
り畳み姿勢の安全サークル11内に収まるように該安全サ
ークル11の上側で本体3 の前側に設け、シート6 の上面
にストッパー収納凹部24を形成し、起立時にシート6 上
に座った乳幼児の股間に位置するストッパー9 を、スト
ッパー収納凹部24の前端部側に、シート6 の上方に起立
する起立姿勢と、ストッパー収納凹部24内でシート6 に
沿って後方側に倒れる倒伏姿勢とに姿勢変更可能に枢軸
10により枢着したものである。
【0008】請求項2に記載の本考案は、請求項1に記
載の考案において、本体3 が上下方向に長い偏平矩形状
であり、この本体3 の後側に、壁面1 等に固定された取
付板20に上側から係合する係合板19を設けたものであ
る。請求項3に記載の本考案は、請求項1又は2に記載
の考案において、本体3 の下部両側に、下端が床面2 に
接地する脚部4 を設けたものである。
【0009】請求項4に記載の本考案は、請求項1、2
又は3に記載の考案において、安全サークル11を折り畳
み姿勢にした時に、この安全サークル11から前側に突出
しないようにヘッドレスト13を偏平状に構成したもので
ある。請求項5に記載の本考案は、請求項1、2、3又
は4に記載の考案において、ヘッドレスト13の正面視形
状を略円形に構成し、折り畳み姿勢のシート6 の正面視
形状を角形に構成し、このシート6 の下側で本体3 の前
側に正面視形状が略三角形の偏平な装飾体14を設けたも
のである。
【0010】
【作用】この椅子を洗面所等に設置する場合には、壁面
1 等の取付板20に本体3 の係合板19を上方から係合さ
せ、且つ本体3 下端の脚部4 を床面2 に接地させる。そ
して、荷重を壁面1 側と床面2 とで支持する。従って、
何れの場合でも、取り付けが簡単且つ確実であり、しか
も壁面1 等に固定しているので、使用時に乳幼児が動い
ても転倒する恐れがない。
【0011】使用時には本体3 の前面側のシート6 と安
全サークル11とを前方に倒し、ストッパー9 を起こした
後、安全サークル11の上側からシート6 上に乳幼児を乗
せてシート6 上に座らせる。この状態では、乳幼児は安
全サークル11で取り囲まれており、しかも股間にストッ
パー9 があるので、乳幼児が動いてもシート6 上から落
下する恐れはなく安全である。使用後にはシート6 、安
全サークル11、ストッパー9 を上方に折り畳む。これに
よって全体が小型になるので、洗面所等の狭い空間に設
置しても邪魔になることがない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図4において、1 は洗面所等の壁面、2
はその床面である。3 は上下方向に長い偏平矩形状の本
体で、下端部の左右両側にL字状の脚部4 が取り付けら
れている。そして、この本体3 は脚部4 を床面2 上に接
地させてタッピングネジ5 等により固定した状態で壁面
1 に取り付けられている。
【0013】6 は乳幼児が座らせる略正方形状のシート
で、基部側が本体3 の前面側の左右一対の取付ブラケッ
ト7 に左右方向の枢軸8 により枢着され、本体3 から前
方に略水平状に突出する突出姿勢と、本体3 に近接して
略平行に上方に折り畳んだ折り畳み姿勢との間で、枢軸
8 廻りに姿勢変更可能に枢支されている。9 は起立時に
シート6 上の乳幼児の股間に位置するストッパーで、シ
ート6 に形成されたストッパー収納凹部24内に設けら
れ、且つストッパー収納凹部24の前端部側に、シート6
の上方に起立する起立姿勢と、ストッパー収納凹部24内
でシート6 に沿って後方側に倒れる倒伏姿勢との間で左
右方向の枢軸10により姿勢変更可能に枢着されている。
【0014】11はシート6 上に座った乳幼児の胴部分を
取り囲むU字状の安全サークルで、シート6 の上方で本
体3 の前面側に配置され、且つ本体3 から前方に略水平
状に突出する突出姿勢と、本体3 に近接して略平行に上
方に折り畳んだ折り畳み姿勢との間で左右方向の枢軸12
廻りに姿勢変更可能に枢支されている。13はシート6 上
に座った乳幼児が頭を当てるためのヘッドレストで、正
面視形状が円形となるように偏平に構成されると共に、
折り畳み姿勢の安全サークル11内に収まるように、安全
サークル11の上方で本体3 の前面に取り付けられてい
る。14は装飾体で、シート6 の下方で本体3 の前面に取
り付けられている。この装飾体14は正面視形状が略正三
角形となるように偏平に構成され、シート6 、安全サー
クル11を夫々上方に折り畳んだ時に、円形のヘッドレス
ト13及び正方形のシート6 と共に丸、四角、三角の配列
で上下に並ぶようになっている。
【0015】本体3 は、図5の(A)(B)に示すように、支
持枠15と、この支持枠15を前面から覆うように装着され
た板金製のカバー16とから構成されている。支持枠15は
左右一対の縦部材17と、この縦部材17間をその前面側で
連結する上下3枚の連結板18と、縦部材17間をその背面
側で連結する上下一対の係合板19とから構成されてい
る。一対の係合板19は、図4に示すように、壁面1 に固
定された上下一対の取付板20に上側から挿脱自在に挿入
して係止されている。取付板20は複数本のタッピングネ
ジ21により壁面1 に固定されている。
【0016】シート6 は合成樹脂製であって、図6乃至
図8に示すように、上シート部材22と下シート部材23と
が上下に接合されている。上シート部材22にはストッパ
ー収納凹部24が角孔状に形成され、このストッパー収納
凹部24の前端部側内で枢軸10によりストッパー9 の下端
部が枢支されている。ストッパー9 は起立姿勢ではスト
ッパー収納凹部24の前端部に当接し、起立姿勢から前側
には回動し得ないようになっている。ストッパー収納凹
部24は折り畳み時にストッパー9 が収まり、且つその先
端側に指を挿入し得るだけの大きさであって、下シート
部材23により下側から塞がれている。
【0017】シート6 の左右両側には左右一対の補強材
25が取り付けられている。補強材25は折り曲げ部25a を
有する断面L字状であって、その折り曲げ部25a がネジ
26で上シート部材22の下面側に固着され、且つ上シート
部材22と下シート部材23とにより上下から挟まれてい
る。そして、この一対の補強材25を貫通するようにシー
ト6 に枢軸8 が挿通され、この枢軸8 の両端が左右一対
の取付ブラケット7 に回動自在に挿支されている。
【0018】取付ブラケット7 は、図5及び図8に示す
ように、支持枠15の縦部材17に固着されると共に、カバ
ー16の孔を経て前面側に突出しており、その先端にはス
トッパー部27が設けられている。ストッパー部27はシー
ト6 が水平状態の時に補強材25の突起28が係合して、シ
ート6 の下方への回動を規制するようになっている。
【0019】安全サークル11は、図8及び図9に示すよ
うに、合成樹脂材、木材等から成るU字状のサークル部
材29と、このサークル部材29の内側に装着されたU字状
の補強板30とにより構成されている。補強板30の両端は
サークル部材29よりも本体3側に突出しており、その突
出端の上側に取付部31が設けられている。そして、各取
付部31はカバー16の長孔32を経て支持枠15側に突出し、
左右一対の縦部材17間に架設された枢軸12により枢支さ
れている。
【0020】従って、安全サークル11は枢軸12廻りに上
方に折り畳み自在であり、また水平に倒した時には、サ
ークル部材29の端面29a がカバー16の前面に当接して、
下方への回動が規制されるようになっている。なお、サ
ークル部材29と補強板30はネジ33により固着されてい
る。
【0021】上記構成の乳幼児用椅子を取り付ける際に
は、先ず上下一対の取付板20を所定間隔で壁面1 にタッ
ピングネジ21により固定しておく。次に、本体3 の背面
側の上下一対の係合板19を各取付板20に引っ掛けると共
に、一対の脚部4 を床面2 に接地させ、その各脚部4 を
タッピングネジ5 で床面2 に固定すれば良い。
【0022】従って、取付板20を取り付け得るだけの壁
面1 等があれば、そこに簡単に取り付けることが可能で
あり、また取り付け状態では完全に固定することができ
るため、使用時に転倒する等の惧れもない。しかも、取
り付け状態では、扉本体3 の左右の脚部4 を床面2 に設
置させているので、係合板19、各取付板20の負担を軽減
して、本体3 を壁面1 に確実且つ安全に固定できる。
【0023】乳幼児を座らせる場合には、シート6 を枢
軸8 廻りに倒して前方に突出させた後、ストッパー9 を
枢軸10廻りに起立させ、更に安全サークル11を枢軸12廻
りに倒して前方に突出させる。すると図1乃至図4に示
すように、シート6 、安全サークル11が本体3 から前方
に水平状に突出し、且つストッパー9 がシート6 から上
に起立した状態になる。そこで、次に乳幼児を上側から
安全サークル11内に入れ、図10に示すようにシート6
上に座らせる。
【0024】このようにすれば、シート6 上の乳幼児は
安全サークル11で胴部分が取り囲まれており、また股間
にストッパー9 があるので、乳幼児が動いてもシート6
から落下することがなく安全である。特にストッパー9
はシート6 から上に突出しているので、シート6 と安全
サークル11とが別々になっているにも拘わらず、ストッ
パー9 と安全サークル11との間から乳幼児が落下するよ
うなことがなく、安全性が向上する。
【0025】使用後は、安全サークル11を枢軸12廻りに
上方に折り畳むと共に、ストッパー9 を枢軸10廻りにス
トッパー収納凹部24内に折り畳んで収めた後、シート6
を枢軸8 廻りに上方に折り畳む。
【0026】これで図11及び図12に示すように、シ
ート6 、安全サークル11が本体3 に近接して略平行にな
った状態に収まり、しかも本体3 自体が偏平な矩形状で
あるため、椅子全体が小型になって壁面1 からの突出量
を最小限にでき、しかも狭い空間等でも壁面1 側に極く
僅かの専有面積を確保できれば取り付けることができる
ので、壁面1 側に取り付けた椅子が他の利用者の邪魔に
なることもない。またヘッドレスト13は折り畳み姿勢の
安全サークル11内に収まるので、安全サークル11とヘッ
ドレスト13との重なりがなく、安全サークル11をコンパ
クトに折り畳むことができる。
【0027】シート6 のみを水平に倒せば、その上に荷
物を載せて置くこともできる。従って、椅子の他に荷物
置き用としても利用することができる。この時、ストッ
パー9 はシート6 のストッパー収納凹部24内に収まって
いるので、シート6 にストッパー9 があるにも拘わら
ず、このストッパー9 が邪魔になることもない。
【0028】
【考案の効果】請求項1に記載の本考案によれば、壁面
1 等に固定される偏平な上下方向の本体3 の前側に、乳
幼児が座るシート6 と、このシート6 の上方に配置され
且つ該シート6 上に座った乳幼児を取り囲む安全サーク
ル11とを備え、シート6 と安全サークル11との基部側を
枢軸8,12により、本体3 から前方に突出する突出姿勢
と、本体3 に近接して上方に略平行に折り畳んだ折り畳
み姿勢とに姿勢変更可能に枢支し、シート6 上に座った
乳幼児が頭を当てるためのヘッドレスト13を、折り畳み
姿勢の安全サークル11内に収まるように該安全サークル
11の上側で本体3 の前側に設け、シート6 の上面にスト
ッパー収納凹部24を形成し、起立時にシート6 上に座っ
た乳幼児の股間に位置するストッパー9 を、ストッパー
収納凹部24の前端部側に、シート6 の上方に起立する起
立姿勢と、ストッパー収納凹部24内でシート6 に沿って
後方側に倒れる倒伏姿勢とに姿勢変更可能に枢軸10によ
り枢着しているので、次のような顕著な効果を奏する。
【0029】 壁面1 等に固定される偏平な上下方向
の本体3 の前側にシート6 、安全サークル11を突出姿勢
と折り畳み姿勢とに姿勢変更可能に備えているので、壁
面1 等に沿って僅かの空間があれば十分に設置でき、狭
い空間での使用に非常に便利である。 シート6 、安全サークル11は、折り畳み姿勢では、
基部側の枢軸8,12廻りに上方に回動して本体3 に近接し
た状態で略平行になっているので、本体3が偏平である
ことと相まって、折り畳み姿勢でのシート6 、安全サー
クル11の前方への突出量を非常に小さくできる。このた
め、狭い場所で壁面1 等に沿って設置した場合でも、シ
ート6 、安全サークル11を折り畳み姿勢にしておけば、
この椅子が邪魔になることは殆どない。
【0030】 安全サークル11の上方で本体3 の前側
にヘッドレスト13があるが、このヘッドレスト13は、折
り畳み姿勢の安全サークル11内に収まるように設けてい
るので、安全サークル11とヘッドレスト13とが前後に重
なる場合に比較して、折り畳み姿勢の安全サークル11を
本体3 に十分近接させて小型化することができる。 シート6 に、このシート6 から起立するストッパー
9 を設けているので、このストッパー9 と安全サークル
11とによって、シート6 上に座った乳幼児の落下等を確
実に防止できる。従って、乳幼児が落下する等の恐れも
なく、乳幼児を安全に座らせることができる。
【0031】 ストッパー9 はシート6 から上側に起
立するので、ストッパー9 と安全サークル11との間に多
少の間隔があっても、シート6 上の乳幼児が落下する等
の恐れがない。このため、シート6 と安全サークル11と
を可撓性を有するベルト等で連結する必要がなくなるの
で、ベルト等を使用する椅子に比較して、水分の付着に
よる濡れ等の問題がなく、長期に亘って常に清潔な状態
を維持することができ、維持、管理が容易であると共
に、シート6 と安全サークル11を個別に回動操作できる
ので、シート6 のみを突出姿勢に倒して、その上に一時
的に荷物を載せることも可能である。
【0032】 シート6 の上面にストッパー収納凹部
24を形成し、このストッパー収納凹部24の前端部側にス
トッパー9 を枢軸10により姿勢変更可能に枢着している
ので、ストッパー収納凹部24の前端側でストッパー9 の
前側の回動を阻止する等、簡単な構造でストッパー9 を
前側に倒伏不能にできる。従って、ストッパー9 を安全
サークル11に連結しなくても、ストッパー9 による落下
防止効果が向上する。 ストッパー9 はストッパー収納凹部24内でシート6
に沿って後方に倒れるようになっているので、シート6
にストッパー9 があるにも拘わらず、不要な時にストッ
パー9 がシート6 の上面に大きく突出することがない。
このため、シート6 の上に荷物を置く場合に、ストッパ
ー9 が邪魔になるようなことがなく、またシート6 を本
体3 に沿って折り畳む際にも、ストッパー9 が邪魔にな
らず、折り畳み姿勢のシート6 を本体3 に十分接近させ
て小型化することができる。
【0033】 シート6 の上面のストッパー収納凹部
24内にストッパー9 を設けており、折り畳み時にはシー
ト6 を基部の枢軸8 廻りに上方に回動させて折り畳むよ
うにしているので、シート6 の折り畳み状態ではストッ
パー9 が前側からは見えなくなる。従って、シート6 、
安全サークル11が本体3 に近接した状態で略平行になっ
ていることと相まって、折り畳み状態での外観が非常に
シンプルになり、シート6 と安全サークル11とをベルト
等で連結するものに比較して意匠性が向上し、常に清潔
感を維持し持続できる。
【0034】請求項2に記載の本考案によれば、請求項
1に記載の考案において、本体3 が上下方向に長い偏平
矩形状であり、この本体3 の後側に、壁面1 等に固定さ
れた取付板20に上側から係合する係合板19を設けている
ので、次のような顕著な効果を奏する。 本体3 の係合板19を壁面1 等の取付板20に係合させ
ることによって、本体3 を容易に壁面1 等に固定でき、
設置時の作業が容易である。
【0035】請求項3に記載の本考案によれば、請求項
1又は2に記載の考案において、本体3 の下部両側に、
下端が床面2 に接地する脚部4 を設けているので、次の
ような顕著な効果を奏する。 両側の脚部4 が床面2 に設置するので、他の取付部
分の負担を軽減でき、安定性が良好である。
【0036】請求項4に記載の本考案によれば、請求項
1、2又は3に記載の考案において、安全サークル11を
折り畳み姿勢にした時に、この安全サークル11から前側
に突出しないようにヘッドレスト13を偏平状に構成して
いるので、次のような顕著な効果を奏する。 ヘッドレスト13が偏平状であって、折り畳み姿勢の
安全サークル11から前に突出しないので、全体を薄く構
成できる。
【0037】請求項5に記載の本考案によれば、請求項
1、2、3又は4に記載の考案において、ヘッドレスト
13の正面視形状を略円形に構成し、折り畳み姿勢のシー
ト6の正面視形状を角形に構成し、このシート6 の下側
で本体3 の前側に正面視形状が略三角形の偏平な装飾体
14を設けているので、次のような顕著な効果を奏する。 略円形のヘッドレスト13と、角形のシート6 と、略
三角形の装飾体14とが上下に並んでいるので、これらに
よって丸、四角、三角の概念が生じることになり、適当
な着色等を施すことによって乳幼児の注意を喚起させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体の側面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す全体の正面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す全体の平面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す全体の断面図である。
【図5】(A)は本考案の一実施例を示す支持枠の正面
図、(B)はそのa−a線矢視図である。
【図6】本考案の一実施例を示すシート部分の平面断面
図である。
【図7】図6のb−b線矢視図である。
【図8】本考案の一実施例を示すシート及び安全サーク
ル部分の側面断面図である。
【図9】本考案の一実施例を示すシート部分の平面断面
図である。
【図10】本考案の一実施例を示す使用状態の斜視図で
ある。
【図11】本考案の一実施例を示す折り畳み状態の側面
図である。
【図12】本考案の一実施例を示す折り畳み状態の正面
図である。
【符号の説明】
1 壁面 2 床面 3 本体 4 脚部 6 シート 8,10,12 枢軸 9 ストッパー 11 安全サークル 19 係合板 20 取付板 24 ストッパー収納凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 武田 英義 兵庫県芦屋市楠町15番7号 M3ビル 株 式会社アビーロード内 (56)参考文献 実開 昭61−100743(JP,U) 実開 昭50−99057(JP,U) 実開 昭63−103388(JP,U) 実公 昭33−15684(JP,Y1)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面(1) 等に固定される偏平な上下方向
    の本体(3) の前側に、乳幼児が座るシート(6) と、この
    シート(6) の上方に配置され且つ該シート(6) 上に座っ
    た乳幼児を取り囲む安全サークル(11)とを備え、シート
    (6) と安全サークル(11)との基部側を枢軸(8)(12) によ
    り、本体(3) から前方に突出する突出姿勢と、本体(3)
    に近接して上方に略平行に折り畳んだ折り畳み姿勢とに
    姿勢変更可能に枢支し、シート(6) 上に座った乳幼児が
    頭を当てるためのヘッドレスト(13)を、折り畳み姿勢の
    安全サークル(11)内に収まるように該安全サークル(11)
    の上側で本体(3) の前側に設け、シート(6) の上面にス
    トッパー収納凹部(24)を形成し、起立時にシート(6) 上
    に座った乳幼児の股間に位置するストッパー(9) を、ス
    トッパー収納凹部(24)の前端部側に、シート(6) の上方
    に起立する起立姿勢と、ストッパー収納凹部(24)内でシ
    ート(6) に沿って後方側に倒れる倒伏姿勢とに姿勢変更
    可能に枢軸(10)により枢着したことを特徴とする乳幼児
    用椅子。
  2. 【請求項2】 本体(3) が上下方向に長い偏平矩形状で
    あり、この本体(3) の後側に、壁面(1) 等に固定された
    取付板(20)に上側から係合する係合板(19)を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の乳幼児用椅子。
  3. 【請求項3】 本体(3) の下部両側に、下端が床面(2)
    に接地する脚部(4) を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の乳幼児用椅子。
  4. 【請求項4】 安全サークル(11)を折り畳み姿勢にした
    時に、この安全サークル(11)から前側に突出しないよう
    にヘッドレスト(13)を偏平状に構成したことを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載の乳幼児用椅子。
  5. 【請求項5】 ヘッドレスト(13)の正面視形状を略円形
    に構成し、折り畳み姿勢のシート(6) の正面視形状を角
    形に構成し、このシート(6) の下側で本体(3) の前側に
    正面視形状が略三角形の偏平な装飾体(14)を設けたこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の乳幼児用
    椅子。
JP1993002535U 1993-01-05 1993-01-05 乳幼児用椅子 Expired - Lifetime JPH08919Y2 (ja)

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JP1993002535U JPH08919Y2 (ja) 1993-01-05 1993-01-05 乳幼児用椅子

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