JPH0891727A - 油圧エレベータの非常止め性能試験装置 - Google Patents

油圧エレベータの非常止め性能試験装置

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JPH0891727A
JPH0891727A JP22487394A JP22487394A JPH0891727A JP H0891727 A JPH0891727 A JP H0891727A JP 22487394 A JP22487394 A JP 22487394A JP 22487394 A JP22487394 A JP 22487394A JP H0891727 A JPH0891727 A JP H0891727A
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JP
Japan
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bracket
wall surface
emergency stop
vertical
guide rail
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Pending
Application number
JP22487394A
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English (en)
Inventor
Masao Yamamoto
雅雄 山本
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト締結や万力締結の代わりに楔方式を採
用することで、ガイドレールへの取付時に穴あけ加工等
の煩雑な準備作業が不要で簡単に着脱でき、しかも部品
点数が少ない、油圧エレベータの非常止め性能試験装置
を提供する。 【構成】 ブラケット20に、垂直内壁面21と傾斜内
壁面22とを対向させてなる上すぼまりの切欠23を設
けるとともに、このブラケット20に、垂直摩擦面31
と傾斜平滑面32とを有する楔体30を、傾斜内壁面2
2に沿って摺動自在となるように取着し、垂直内壁面2
1と垂直摩擦面31との間にガイドレール7の側板部7
bを挿入させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベータの非常止
め性能試験装置に係り、より詳しくは、ロープに緩みが
生じたときに作動させるべく間接式油圧エレベータに設
置されている非常止め装置の作動性能を確認するために
用いられる非常止め性能試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】間接式油圧エレベータは、図3に示すよ
うに、乗りかご1の下部にロープ2を接続するためのロ
ープ吊り部3が設けられていて、シリンダ4から突出す
るプランジャ5を上下動させると、乗りかご1がガイド
ローラ6を回転させながらガイドレール7に沿って昇降
するようになっている。また、かかる油圧エレベータに
は、ロープ2に緩みが生じたときに、ばね8の変化に連
動して作動して乗りかご1を非常停止させるための非常
止め装置9が設置されているので、乗客の安全を確保す
るために、この非常止め装置9の作動性能を定期的に確
認することが望ましい。
【0003】そこで従来、特開平2−38286号公報
に記載されているような非常止め性能試験装置が提案さ
れている。すなわち、この従来技術は、図4に示すよう
に、固定板10とボルト11を締結することによりガイ
ドレール7の底板部7aに仮固定されるベース(ブラケ
ット)12と、このベース12に螺着されるねじジャッ
キ13とを用い、ベース12をガイドレール7に仮固定
した後、ねじジャッキ13で乗りかご1を支えてロープ
2に緩みを生じさせ、次に該ジャッキ13を逆ねじ方向
に回して乗りかご1を下降させることにより、非常止め
装置9を意図的に作動させてその作動性能を確認すると
いうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の非常止め性能試験装置を既設エレベータに取り付け
るためには、ガイドレール7の底板部7aにボルト貫通
用の穴が開設されている必要があり、この穴は2回目以
降の性能試験時には繰り返し利用することができるもの
の、最初の性能試験時には穴あけ加工を行って形成しな
ければならない。すなわち、かかる従来装置は、それま
で適用していない既設エレベータに新たに適用するにあ
たって、取付時に煩雑な穴あけ作業を行わなければなら
ないという不具合があった。そこで、ボルト締結方式の
代わりに、穴あけ加工が不要な万力締結方式を採用する
ことも考えられるが、その場合、部品点数の増加を伴う
ため着脱作業や携帯に支障をきたすという問題が発生す
る。
【0005】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、ガイドレールへの取付時に
穴あけ加工等の煩雑な準備作業が不要で簡単に着脱で
き、しかも部品点数が少ない、油圧エレベータの非常止
め性能試験装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、下部にロープを接続した乗りかごをガイ
ドレールに沿って上下動させ、上記ロープに緩みが生じ
たときには非常止め装置を作動させるようにした間接式
油圧エレベータに対し、上記非常止め装置の作動性能を
確認するために用いられる装置であって、上記ガイドレ
ールに仮固定されるブラケットと、このブラケットに支
持された状態で上記乗りかごを支えることにより上記ロ
ープに緩みを生じさせるジャッキとを備えた非常止め性
能試験装置において、上記ブラケットに、傾斜内壁面と
垂直内壁面とを対向させてなる上すぼまりの切欠を設け
るとともに、このブラケットに、上記傾斜内壁面と傾き
角が同じ傾斜平滑面と上記垂直内壁面に対向する垂直摩
擦面とを有する楔体を、該傾斜内壁面に沿って摺動自在
となるように取着し、上記垂直内壁面と上記垂直摩擦面
との間に上記ガイドレールの側板部を挿入させるように
した。
【0007】
【作用】上述した解決手段によれば、ブラケットの垂直
内壁面と楔体の垂直摩擦面との間にガイドレールの側板
部を挿入させた状態で、ブラケットを下降させて相対的
に楔体を上昇させると、上記垂直内壁面と上記垂直摩擦
面との間隔が狭まってガイドレールの側板部を両側から
挟みつけるようになるので、ジャッキが乗りかごを支え
てブラケットに下向きの荷重が加わると、該側板部に対
する圧接力が増して装置の取付強度が高まり、よって安
全に性能試験を行うことができる。また、この装置はブ
ラケットを上昇させて相対的に楔体を下降させれば、上
記垂直内壁面と上記垂直摩擦面との間隔が広がるので、
容易にガイドレールから取り外すことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による非常止め性能試験装置の
一実施例を図1および図2に基づいて説明する。ここ
で、図1は本実施例の使用時の状態を示す説明図、図2
は同実施例の詳細図であり、図3,4と対応する部分に
は同一符号が付してある。
【0009】図1,2に示す非常止め性能試験装置は、
間接式油圧エレベータの非常止め装置9の作動性能を確
認するために用いられる装置であって、ガイドレール7
の側板部7bに仮固定されるブラケット20と、このブ
ラケット20に摺動自在に取着された楔体30と、ブラ
ケット20上に搭載された油圧ジャッキ40とにより概
略構成されている。そして、上記ブラケット20には、
垂直内壁面21と傾斜内壁面22とを対向させてなる上
すぼまりの切欠23が設けてあるとともに、上記楔体3
0の摺動を案内するためのガイド部材24が付設してあ
る。また、この楔体30は、上記垂直内壁面21に対向
する垂直摩擦面31と、上記傾斜内壁面22と傾き角が
同じで該内壁面22に摺接する傾斜平滑面32という2
つの外壁面によって、上向きの鋭角を形づくっており、
ガイド部材24を介して、この楔体30は傾斜内壁面2
2に沿って摺動自在となるようにブラケット20に取着
されている。なお、図中の符号41は、油圧ジャッキ4
0を作動させるためのポンプである。
【0010】かかる構成の装置を使用して非常止め装置
9の性能試験を行う際には、まず、試験に適する所望の
高さ位置において、ガイドレール7の側板部7bをブラ
ケット20の垂直内壁面21と楔体30の垂直摩擦面3
1との間に挿入させるべく本装置をセットし、この状態
でブラケット20を下降させて相対的に楔体30を上昇
させることにより、垂直内壁面21と垂直摩擦面31と
の間隔を狭めていき、互いに平行な両面21,31でガ
イドレール7の側板部7bを両側から挟みつけた状態に
して、該側板部7bにブラケット20を仮固定する。し
かる後、乗りかご1を徐々に下げていき、図1に示すよ
うに、ブラケット20上に固定されている油圧ジャッキ
40にて該乗りかご1を支えることにより、ロープ2に
緩みを生じさせる。このとき、ブラケット20には油圧
ジャッキ40を介して乗りかご1の重みが加わるが、ブ
ラケット20に下向きの荷重が加わると、ガイドレール
7の側板部7bに対する垂直内壁面21および垂直摩擦
面31の圧接力が増して取付強度が高まるので、本装置
がガイドレール7から脱落する虞はない。
【0011】こうして本装置で乗りかご1を支えてロー
プ2を緩ませたなら、油圧ジャッキ40を下方へ後退さ
せて乗りかご1を下降させることにより、非常止め装置
9を意図的に作動させて、その作動性能、すなわち乗り
かご1が間違いなく非常停止されたかどうかを確認す
る。
【0012】そして、性能試験終了後は、ブラケット2
0を上昇させて相対的に楔体30を下降させれば、垂直
内壁面21と垂直摩擦面31との間隔が広がって楔効果
が解除されるので、本装置はガイドレール7から簡単に
取り外すことができる。
【0013】このように上記実施例は、ブラケット20
にガイド部材24を介して楔体30を取着し、その楔効
果でブラケット20がガイドレール7に圧着固定される
ようになっているので、前記従来例のようにガイドレー
ルへの取付時に穴あけ加工等の煩雑な準備作業を行う必
要がなく、また、取付作業や取外し作業自体も極めて簡
単であり、しかも、少数の部品を一体化してなる簡素な
構成で携帯にも便利であり、よって間接式油圧エレベー
タに対する非常止め性能の確認作業を効率良く短時間に
行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による非常
止め性能試験装置は、ブラケットと該ブラケットに摺動
自在に取着した楔体との相対位置を変化させるだけで、
ガイドレールの側板部に対し簡単に着脱できて、穴あけ
加工等の煩雑な準備作業も不要であるという優れた効果
を奏し、また、部品点数が少なくて携帯にも便利である
という効果を奏する。そのため、本発明装置を使用する
ことにより、間接式油圧エレベータの非常止め装置の作
動性能確認作業を効率良く短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用時の状態を示す説明図である。
【図2】同実施例の詳細図である。
【図3】間接式油圧エレベータの概略構成図である。
【図4】従来例の使用時の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 ロープ 7 ガイドレール 7b 側板部 9 非常止め装置 20 ブラケット 21 垂直内壁面 22 傾斜内壁面 23 切欠 24 ガイド部材 30 楔体 31 垂直摩擦面 32 傾斜平滑面 40 油圧ジャッキ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にロープを接続した乗りかごをガイ
    ドレールに沿って上下動させ、上記ロープに緩みが生じ
    たときには非常止め装置を作動させるようにした間接式
    油圧エレベータに対し、上記非常止め装置の作動性能を
    確認するために用いられる装置であって、上記ガイドレ
    ールに仮固定されるブラケットと、このブラケットに支
    持された状態で上記乗りかごを支えることにより上記ロ
    ープに緩みを生じさせるジャッキとを備えた非常止め性
    能試験装置において、 上記ブラケットに、傾斜内壁面と垂直内壁面とを対向さ
    せてなる上すぼまりの切欠を設けるとともに、このブラ
    ケットに、上記傾斜内壁面と傾き角が同じ傾斜平滑面と
    上記垂直内壁面に対向する垂直摩擦面とを有する楔体
    を、該傾斜内壁面に沿って摺動自在となるように取着
    し、上記垂直内壁面と上記垂直摩擦面との間に上記ガイ
    ドレールの側板部を挿入させるようにしたことを特徴と
    する油圧エレベータの非常止め性能試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 上記ブラケットに、上記楔体の摺動を案内するガイド部
    材を付設したことを特徴とする油圧エレベータの非常止
    め性能試験装置。
JP22487394A 1994-09-20 1994-09-20 油圧エレベータの非常止め性能試験装置 Pending JPH0891727A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016090881A1 (zh) * 2014-12-11 2016-06-16 中国矿业大学 一种超深立井罐道钢丝绳张紧装置及张紧方法

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