JPH0891655A - 定着装置のクリーニング装置 - Google Patents

定着装置のクリーニング装置

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JPH0891655A
JPH0891655A JP22910794A JP22910794A JPH0891655A JP H0891655 A JPH0891655 A JP H0891655A JP 22910794 A JP22910794 A JP 22910794A JP 22910794 A JP22910794 A JP 22910794A JP H0891655 A JPH0891655 A JP H0891655A
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JP
Japan
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cleaning member
roller
take
cleaning
drive motor
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JP22910794A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Funakoshi
達也 船越
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、クリーニング部材の使用量又は残
量を正確に把握でき信頼性に優れた定着装置のクリーニ
ング装置を提供する。 【構成】 本発明の定着装置80のクリーニング装置1
00は、定着ローラ82に付着する付着物をクリーニン
グする帯状で有限長のクリーニング部材101と、繰出
しローラ102及び巻き取りローラ103と、巻き取り
ローラ103による前記クリーニング部材101の巻き
取り量の変化に応じて巻き取りトルクが線形に変化する
駆動モータ104と、この駆動モータ104の巻き取り
トルクの変化をモータ駆動電流の変化により検知する電
流検知部と、この電流検知部の検知電流が所定値を越え
たとき前記繰出しローラ102におけるクリーニング部
材101の残量少と判別するクリーニング部材監視手段
106と、このクリーニング部材監視手段106の判別
結果を基にクリーニング部材101の交換を促す警報を
出す警報手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機等の定着装
置に用いられるクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子複写機等の定着装置における
定着ローラに付着するトナー等の付着物をクリーニング
する手段として、帯状で有限長のクリーニング部材(ウ
ェブ)を繰出しローラ、巻き取りローラに巻き付け、前
記クリーニング部材を定着ローラに接触させつつ巻き取
りローラで巻き取るようにしたものが知られている。
【0003】そして、クリーニング部材は有限長である
ため、定着装置の円滑な動作を維持する上でその残量検
知手段が不可欠となるが、従来においては残量検知手段
として、巻き取りローラに巻き取られたクリーニング部
材の外径を検知したり、クリーニング部材の終端をセン
サにより検知する方法が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例の場合には、機構的に複雑になるとともに、クリーニ
ング部材の残量の検知誤差が大きいため、クリーニング
部材の使用量又は残量を正確に把握できず、この結果、
コストが高く信頼性にも問題があった。
【0005】そこで、本発明は、簡略かつ低コストに構
成できるとともに、クリーニング部材の使用量又は残量
を正確に把握でき信頼性に優れた定着装置のクリーニン
グ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の定着装置
のクリーニング装置は、トナー画像を用紙に定着させる
定着ローラに接触してこの定着ローラに付着する付着物
をクリーニングする帯状で有限長のクリーニング部材
と、このクリーニング部材の繰出し及び巻き取りを行う
繰出しローラ及び巻き取りローラと、この巻き取りロー
ラを駆動するとともに巻き取りローラによる前記クリー
ニング部材の巻き取り量の変化に応じて巻き取りトルク
が線形に変化する駆動モータと、この駆動モータの巻き
取りトルクの変化をモータ駆動電流の変化により検知す
る電流検知部と、この電流検知部の検知電流が所定値を
越えたとき前記繰出しローラにおけるクリーニング部材
の残量少と判別するクリーニング部材監視手段と、この
クリーニング部材監視手段の判別結果を基にクリーニン
グ部材の交換を促す警報を出す警報手段とを有するもの
である。
【0007】請求項2記載の定着装置のクリーニング装
置は、トナー画像を用紙に定着させる定着ローラに接触
してこの定着ローラに付着する付着物をクリーニングす
る帯状で有限長のクリーニング部材と、このクリーニン
グ部材の繰出し及び巻き取りを行う繰出しローラ及び巻
き取りローラと、この巻き取りローラを駆動するととも
に巻き取りローラによる前記クリーニング部材の巻き取
り量の変化に応じて巻き取りトルクが線形に変化する駆
動モータと、この駆動モータの巻き取りトルクの変化を
モータ駆動電流の変化により検知する電流検知部と、こ
の電流検知部の検知電流が所定値を越えたとき前記繰出
しローラにおけるクリーニング部材の残量少と判別する
とともに検知電流が前記巻き取りローラの巻き終わりト
ルクに相当する電流値に至ったとき前記駆動モータを停
止させるクリーニング部材監視手段と、このクリーニン
グ部材監視手段の判別結果を基にクリーニング部材の交
換を促す警報を出す警報手段とを有するものである。
【0008】請求項3記載の定着装置のクリーニング装
置は、トナー画像を用紙に定着させる定着ローラに接触
してこの定着ローラに付着する付着物をクリーニングす
る帯状で有限長のクリーニング部材と、このクリーニン
グ部材の繰出し及び巻き取りを行う繰出しローラ及び巻
き取りローラと、この巻き取りローラを駆動するととも
に巻き取りローラによる前記クリーニング部材の巻き取
り量の変化に応じて巻き取りトルクが線形に変化する駆
動モータと、この駆動モータの巻き取りトルクの変化情
報をこの駆動モータの線形な回転数の変化情報として記
憶した記憶手段と、前記駆動モータの回転数を検知する
回転数検知部と、この回転数検知部による検知結果と前
記記憶手段に記憶した線形な回転数の変化情報とを照合
し、回転数検知部による検知結果が所定回転数以下とな
ったとき前記繰出しローラにおけるクリーニング部材の
残量少と判別するとともに前記検知結果が前記巻き取り
ローラの巻き終わりトルクに相当する回転数値に至った
とき前記駆動モータを停止させるクリーニング部材監視
手段と、このクリーニング部材監視手段の判別結果を基
にクリーニング部材の交換を促す警報を出す警報手段と
を有するものである。
【0009】
【作用】以下に、本発明の作用を説明する。
【0010】請求項1記載の定着装置のクリーニング装
置における帯状で有限長のクリーニング部材は、繰出し
ローラから繰り出されトナー画像を用紙に定着させる定
着ローラに接触し、駆動モータにより駆動される巻き取
りローラにより巻き取られつつ、前記定着ローラに付着
する付着物をクリーニングする。
【0011】このとき、電流検知部は、駆動モータの線
形な巻き取りトルクの変化を線形なモータ駆動電流の変
化として検知する。
【0012】クリーニング部材監視手段は、電流検知部
の検知電流が所定値を越えたとき前記繰出しローラにお
けるクリーニング部材の残量少と判別する。
【0013】警報手段は、クリーニング部材監視手段の
判別結果を基にクリーニング部材の交換を促す警報を出
す。
【0014】この結果、簡略かつ低コストの構成であり
ながら、クリーニング部材の使用量又は残量を正確に把
握でき定着装置の動作の信頼性を維持することができ
る。
【0015】請求項2記載の定着装置のクリーニング装
置における帯状で有限長のクリーニング部材は、繰出し
ローラから繰り出されトナー画像を用紙に定着させる定
着ローラに接触し、駆動モータにより駆動される巻き取
りローラにより巻き取られつつ、前記定着ローラに付着
する付着物をクリーニングする。
【0016】このとき、電流検知部は、駆動モータの線
形な巻き取りトルクの変化を線形なモータ駆動電流の変
化として検知する。
【0017】クリーニング部材監視手段は、電流検知部
の検知電流が所定値を越えたとき前記繰出しローラにお
けるクリーニング部材の残量少と判別するとともに前記
検知電流が前記巻き取りローラの巻き終わりトルクに相
当する電流値に至ったとき前記駆動モータを停止させ
る。
【0018】警報手段は、クリーニング部材監視手段の
判別結果を基にクリーニング部材の交換を促す警報を出
す。
【0019】この結果、簡略かつ低コストの構成であり
ながら、クリーニング部材の使用量又は残量を正確に把
握でき、かつ、駆動モータの過負荷、クリーニング部材
の破損をも防止できて定着装置の動作の信頼性を維持す
ることができる。
【0020】請求項3記載の定着装置のクリーニング装
置における帯状で有限長のクリーニング部材は、繰出し
ローラから繰り出されトナー画像を用紙に定着させる定
着ローラに接触し、駆動モータにより駆動される巻き取
りローラにより巻き取られつつ、前記定着ローラに付着
する付着物をクリーニングする。
【0021】このとき、回転数検知部は前記駆動モータ
の回転数を検知する。
【0022】クリーニング部材監視手段は、回転数検知
部による検知結果と前記記憶手段に記憶した線形な回転
数の変化情報とを照合し、回転数検知部による検知結果
が所定回転数以下となったとき前記繰出しローラにおけ
るクリーニング部材の残量少と判別するとともに前記検
知結果が前記巻き取りローラの巻き終わりトルクに相当
する回転数値に至ったとき前記駆動モータを停止させ
る。
【0023】警報手段は、クリーニング部材監視手段の
判別結果を基にクリーニング部材の交換を促す警報を出
す。
【0024】この結果、駆動モータの回転数の変化を利
用する簡略かつ低コストの構成でありながら、クリーニ
ング部材の使用量又は残量を正確に把握でき、かつ、駆
動モータの過負荷、クリーニング部材の破損をも防止で
きて定着装置の動作の信頼性を維持することができる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0026】図1は本実施例のクリーニング装置100
を含むデジタル電子複写機を構成する画像形成装置2の
概略を示すものである。
【0027】この画像形成装置2は、箱型状の装置本体
3内に画像読取部4と画像形成部6とを搭載した構成と
なっている。
【0028】画像読取部4は、原稿画像が付された原稿
Dが載置される原稿台10と、この原稿台10の一端に
配置され、原稿Dが載置されるべき位置を示すサイズ板
10aと、前記原稿台10に対して開閉可能に形成さ
れ、原稿台10に載置された原稿Dを原稿台10に密着
させる原稿押さえ板12とを有している。尚、図1中、
10aは原稿ストッパーである。
【0029】前記原稿台10の内側(下方)には、原稿
台10に載置された原稿Dを照明する照明ランプ22、
照明ランプ22から放射される照明光を原稿Dに集光す
る反射板24、及び、原稿Dからの反射光を後述する第
2キャリッジ30に向かって反射させる第1ミラー26
を含む第1キャリッジ20が配置されている。
【0030】この第1キャリッジ20は、原稿台10と
平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルトな
どを介して図示しないパルスモータによって、原稿台1
0に沿って平行に駆動されるようになっている。
【0031】第1キャリッジ20の側方に配置した第2
キャリッジ30には、第1キャリッジ20の第1ミラー
26を介して折曲げられた原稿Dからの反射光を順に折
曲げる第2ミラー32及び第3ミラー34が反斜面を対
向させて配置されている。この第2キャリッジ30は、
第1キャリッジ20を駆動する図示しない歯付きベルト
などによって、第1キャリッジ20に従動して駆動され
るとともに、第1キャリッジ20に対し、1/2の速度
で原稿台10に沿って平行に駆動されるようになってい
る。
【0032】前記第1キャリッジ20の下方であって、
第2キャリッジ30を介して折返された反射光の光軸を
含む領域には、図示しない駆動機構を介して移動可能に
構成され、第2キャリッジ30からの反射光に集束性を
与えるとともに、反射光を所望の倍率で結像させる結像
レンズ36と、結像レンズ36を介して集束された前記
反射光を光電変換し、後述する画像メモリ78に対して
原稿Dの原稿画像に応じた電気信号を出力するCCDセ
ンサ38とを配置している。
【0033】前記画像形成部6は、光源即ち半導体レー
ザ発振器42を含み、画像読取部4を介して読み取られ
た原稿Dの画像情報に対応して半導体レーザ発振器42
からのレーザビームLBを強度変化させるとともに、後
述する像担持体としての感光体ドラム50に対する露光
走査を行う露光装置40を有している。
【0034】この露光装置40は、前記半導体レーザ発
振器42から発生されたレーザビームLBに集束性を与
え、概ね円形の断面形状を有するレーザビームLBに変
換する図示しない第1レンズと、この第1レンズを介し
て円形の断面形状を有するレーザビームLBに変換され
た光を後述する感光体ドラム50の軸方向に沿って偏向
させる光偏向手段としてのポリゴンモータ44Aを駆動
源とするポリゴンミラー44と、偏向されたレーザビー
ムLBを感光体ドラム50上の所望の位置に順次走査さ
せるために、レーザビームLBの偏向角と感光体ドラム
50上における光軸からビームが結像されるべき位置ま
での距離を一致させる第2レンズ46と、第2レンズ4
6を経たレーザビームLBを感光体ドラム50に向かっ
て反射するミラー48とを含んでいる。
【0035】また、画像形成部6の略中央には、導電性
支持体、光導電性層及び絶縁層を基本構成とした像担持
体としての感光体ドラム50が配置されている。
【0036】この感光体ドラム50の周囲には、その回
転方向(矢印方向)に沿って、感光体ドラム50に光を
照射して残留電荷を除去する残留電荷除去手段としての
前露光装置51、感光体ドラム50の表面を一様に帯電
する帯電手段としての帯電装置52、前記露光装置40
によりレーザビームLBが照射されることで感光体ドラ
ム50の表面に形成された静電潜像をトナーとキャリア
からなる二成分現像剤を用いて現像する現像手段として
の現像ローラ54aを含む現像装置54、感光体ドラム
50に形成されたトナー像を用紙カセット55から給送
される画像形成媒体としての用紙(普通紙、OHPシー
ト等)Pに対して転写する転写手段としてのコロナ放電
装置を用いた転写チャージャ56、トナー像が転写され
た用紙Pを感光体ドラム50から剥離する剥離手段とし
てのコロナ放電装置を用いた剥離チャージャ57、及
び、感光体ドラム50に残存するトナーを掻き落とすク
リーニング手段としてのクリーナ58が順に配置されて
いる。
【0037】また、転写チャージャ56の入口側には、
案内部材としての転写ガイド75が設けられ、また、剥
離チャージャ57のシールドーケース57bの上面開口
部に位置してガイド手段である剥離サポータ76が設け
られており、用紙Pが感光体ドラム50に密着し得るよ
うにガイドしている。
【0038】また、装置本体3内には、用紙カセット5
5から給紙ローラ59を介して給紙された用紙Pあるい
は手差給紙トレイ60から手差され給紙ローラ61を介
して給紙された用紙Pを、感光体ドラム50と転写チャ
ージャ56との間に形成された画像転写ポイント62を
経て装置本体3の左側面に装着された排紙トレイ63に
導く用紙搬送路64が形成されている。
【0039】用紙搬送路64の前記画像転写ポイント6
2の上流側には、用紙Pの先端整位を行うとともに、感
光体ドラム50の画像形成タイミングに合わせて用紙P
を前記画像転写ポイント62に送り込むレジストローラ
対65およびレジストローラ対65の上流位置近傍に設
けられ給紙された用紙Pを検知するレジストローラ前ス
イッチ66が設けられている。
【0040】また、用紙搬送路64の前記画像転写ポイ
ント62の下流側には、剥離チャージャ57により感光
体ドラム50から剥離された用紙Pを搬送する搬送装置
67、用紙Pに転写された静電的に付着している状態の
トナー像を加熱することで溶融させ、用紙Pに定着させ
る定着装置80、及び、トナー像が定着された用紙Pを
排紙トレイ63上に排出させる排出ローラ対69が配設
されている。
【0041】そして、前記レジストローラ対65、転写
ガイド75、剥離サポータ76、搬送装置67等によ
り、用紙Pを転写部としての画像転写ポイント62を通
過すべく搬送する搬送手段を構成している。
【0042】前記定着装置80は、ヒータランプ81に
より加熱され、トナー画像を用紙Pに定着させる定着ロ
ーラ(ヒートローラ)82と、この定着ローラ81に用
紙Pを圧接させるプレスローラ83とを具備している。
【0043】また、前記定着装置80は、クーリニング
装置100を備えている。
【0044】以下に、クーリニング装置100について
図2乃至図5を参照して詳述する。
【0045】このクーリニング装置100は、図2,図
3に示すように、定着ローラ82に接触してこの定着ロ
ーラ82に付着するトナーや紙かす等の付着物をクリー
ニングする帯状でシリコン油を含浸させた有限長のクリ
ーニング部材(ウェブ)101と、このクリーニング部
材101の繰出し及び巻き取り行う繰出しローラ102
及び巻き取りローラ103と、クリーニング部材101
を定着ローラ82に押圧する図示しないばねにより50
0gfの力で付勢されている押圧ローラ109と、この
巻き取りローラ103を回転駆動するとともに巻き取り
ローラ103による前記クリーニング部材101の巻き
取り量の変化に応じて巻き取りトルクT(g・cm)−
駆動電流Iの特性、巻き取りトルクT(g・cm)−回
転数N(rpm)の特性が図4に示すように線形に変化
する駆動モータ(ブラシモータ)104と、この駆動モ
ータ104の巻き取りトルクTの変化をモータ駆動電流
の変化により検知する電流検知部105と、この電流検
知部105の検知電流が所定値を越えたとき前記繰出し
ローラ102におけるクリーニング部材101の残量少
と判別するとともに検知電流が前記巻き取りローラ10
3の巻き終わりトルク(図4に示す例では300(g・
cm))に相当する電流値に至ったとき前記駆動モータ
104を停止させるクリーニング部材監視手段106
と、このクリーニング部材監視手段106の判別結果を
基にクリーニング部材101の交換を促す警報、例えば
「クリーニング部材を交換してください」のメッセージ
を出す警報手段としての表示パネル107とを具備して
いる。
【0046】前記繰出しローラ102、押圧ローラ10
9、巻き取りローラ103は交換可能なユニットになっ
ており、クリーニング部材101が最後まで巻取られる
と、再度ユニットを交換することで常に定着ローラ82
のクリーニング性能が保たれるようになっている。
【0047】前記電流検出部105は、図3に示すよう
に、駆動モータ104の駆動回路に接続した駆動トラン
ジスタ110のコレクタ抵抗111に流れる駆動電流I
を電圧変化として検知しクリーニング部材監視手段10
6に送るようになっている。
【0048】以下に上述したクーリニング装置100の
作用を図5をも参照して説明する。
【0049】尚、図5は、前記駆動モータ104の巻き
取りトルクTの変化と駆動電流Iとの関係をクリーニン
グ部材101の残量(%)と駆動電流Iとの関係に置き
換えて示すものである。例えば駆動電流Iが1.1
(A)なら残量50%となる。
【0050】上述したクーリニング装置100の作用を
以下に説明する。
【0051】前記定着ローラ81が用紙Pを1枚定着す
る毎に、前記巻き取りローラ103は駆動モータ104
により一定時間(0.5秒)駆動され、クリーニング部
材101をa方向に巻き取っていく。これにより、繰り
出しローラ102におけるクリーニング部材101の残
量は徐々に減少するとともに、巻き取りローラ103の
巻き取り量は徐々に増加し、その巻き取りトルクTの増
加と駆動電流Iの増加は図4に示すような線形の関係と
なる。そして、繰り出しローラ102におけるクリーニ
ング部材101の残量(%)と駆動電流Iの関係は図5
に示す関係となる。
【0052】具体的には、巻き取りトルクTは巻き始め
で10(g・cm)、巻き終りで300(g・cm)な
ので、それに対応した駆動電流値は、図4より0.2
(A)乃至2.0(A)となる。このような駆動電流I
の変化を前記クリーニング部材監視手段106が監視
し、駆動電流が1.82Aになった時点でクリーニング
部材101の残量少と判別する。これにより、表示パネ
ル107にクリーニング部材101の交換を促す警報、
例えば「クリーニング部材を交換してください」のメッ
セージが出される。
【0053】また、クリーニング部材101を巻き取り
終わったとき、前記クリーニング部材監視手段106は
駆動電流Iが2.0Aになった時点で駆動モータ104
の動作を停止し、駆動モータ104のロック、焼損を防
止するとともに、クリーニング部材101の切損も防
ぐ。
【0054】次に、図6,図7を参照して駆動モータ1
04の回転数Nの変化を利用したクリーニング部材10
1の残量検知について説明する。
【0055】上述したように、駆動モータ104の巻き
取りトルクT(g・cm)−回転数N(rpm)の特性
は図4に示す如くであり、この場合の回転数Nの変化と
クリーニング部材101の残量との関係は図7に示すよ
うに線形な関係に置き換える事ができる。
【0056】そこで、図6に示すように前記駆動モータ
104の巻き取りトルクTと回転数Nとの関係式を記憶
手段121に記憶するとともに、駆動モータ104の実
際の回転数Nを回転センサ122で検出しクリーニング
部材監視手段106により上述した場合と同様なクリー
ニング部材101の残量検知、駆動モータ104の回転
停止、表示パネル107にクリーニング部材101の交
換を促す警報、例えば「クリーニング部材を交換してく
ださい」のメッセージの送出を行うことができる。
【0057】例えば、前記の巻き取りローラ104の巻
き取りトルクの10乃至300(g・cm)に対応する
回転数Nは、図4より9000乃至3000(rpm)
となり、検知回転数が6000(rpm)なら残量50
%となる。また、10%以下つまり3600(rpm)
以下になると警告を発し、0%つまり3000(rp
m)で駆動モータ104を停止させればよい。
【0058】したがって、クリーニン部材101の残量
検知の手段として、機械的、付加的な検知手段を用い
ず、電気的制御だけで行う安価で確実な清掃効果をもた
らす定着装置80のクリーニング装置100を提供で
き、保守性も高めることもできる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、簡略かつ
低コストの構成でありながら、クリーニング部材の使用
量又は残量を正確に把握でき定着装置の動作の信頼性を
維持することができるクリーニング装置を提供すること
ができる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、簡略かつ低
コストの構成でありながら、クリーニング部材の使用量
又は残量を正確に把握でき、かつ、駆動モータの過負
荷、クリーニング部材の破損をも防止できて定着装置の
動作の信頼性を維持することができるクリーニング装置
を提供することができる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、駆動モータ
の回転数の変化を利用する簡略かつ低コストの構成であ
りながら、クリーニング部材の使用量又は残量を正確に
把握でき、かつ、駆動モータの過負荷、クリーニング部
材の破損をも防止できて定着装置の動作の信頼性を維持
することができるクリーニング装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置を含む画像形成装置を示す
概略断面図である。
【図2】本発明の実施例装置の概略構成図である。
【図3】本発明の実施例装置の制御系を示す概略配線図
である。
【図4】本発明の実施例装置に用いる駆動モータのトル
ク−駆動電流、トルク−回転数特性を示す特性図であ
る。
【図5】本発明の実施例装置における駆動モータの駆動
電流とクリーニング部材残量との関係を示す特性図であ
る。
【図6】本発明の実施例装置における他の制御系を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の実施例装置における駆動モータの回転
数とクリーニング部材残量との関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
80 82 定着ローラ 100 クリーニング装置 101 クリーニング部材 103 巻き取りローラ 104 駆動モータ 105 電流検知部 106 クリーニング部材監視手段 107 表示パネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー画像を用紙に定着させる定着ロー
    ラに接触してこの定着ローラに付着する付着物をクリー
    ニングする帯状で有限長のクリーニング部材と、このク
    リーニング部材の繰出し及び巻き取りを行う繰出しロー
    ラ及び巻き取りローラと、この巻き取りローラを駆動す
    るとともに巻き取りローラによる前記クリーニング部材
    の巻き取り量の変化に応じて巻き取りトルクが線形に変
    化する駆動モータと、この駆動モータの巻き取りトルク
    の変化をモータ駆動電流の変化により検知する電流検知
    部と、この電流検知部の検知電流が所定値を越えたとき
    前記繰出しローラにおけるクリーニング部材の残量少と
    判別するクリーニング部材監視手段と、このクリーニン
    グ部材監視手段の判別結果を基にクリーニング部材の交
    換を促す警報を出す警報手段とを有することを特徴とす
    る定着装置のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 トナー画像を用紙に定着させる定着ロー
    ラに接触してこの定着ローラに付着する付着物をクリー
    ニングする帯状で有限長のクリーニング部材と、このク
    リーニング部材の繰出し及び巻き取りを行う繰出しロー
    ラ及び巻き取りローラと、この巻き取りローラを駆動す
    るとともに巻き取りローラによる前記クリーニング部材
    の巻き取り量の変化に応じて巻き取りトルクが線形に変
    化する駆動モータと、この駆動モータの巻き取りトルク
    の変化をモータ駆動電流の変化により検知する電流検知
    部と、この電流検知部の検知電流が所定値を越えたとき
    前記繰出しローラにおけるクリーニング部材の残量少と
    判別するとともに検知電流が前記巻き取りローラの巻き
    終わりトルクに相当する電流値に至ったとき前記駆動モ
    ータを停止させるクリーニング部材監視手段と、このク
    リーニング部材監視手段の判別結果を基にクリーニング
    部材の交換を促す警報を出す警報手段とを有することを
    特徴とする定着装置のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 トナー画像を用紙に定着させる定着ロー
    ラに接触してこの定着ローラに付着する付着物をクリー
    ニングする帯状で有限長のクリーニング部材と、このク
    リーニング部材の繰出し及び巻き取りを行う繰出しロー
    ラ及び巻き取りローラと、この巻き取りローラを駆動す
    るとともに巻き取りローラによる前記クリーニング部材
    の巻き取り量の変化に応じて巻き取りトルクが線形に変
    化する駆動モータと、この駆動モータの巻き取りトルク
    の変化情報をこの駆動モータの線形な回転数の変化情報
    として記憶した記憶手段と、前記駆動モータの回転数を
    検知する回転数検知部と、この回転数検知部による検知
    結果と前記記憶手段に記憶した線形な回転数の変化情報
    とを照合し、回転数検知部による検知結果が所定回転数
    以下となったとき前記繰出しローラにおけるクリーニン
    グ部材の残量少と判別するとともに前記検知結果が前記
    巻き取りローラの巻き終わりトルクに相当する回転数値
    に至ったとき前記駆動モータを停止させるクリーニング
    部材監視手段と、このクリーニング部材監視手段の判別
    結果を基にクリーニング部材の交換を促す警報を出す警
    報手段とを有することを特徴とする定着装置のクリーニ
    ング装置。
JP22910794A 1994-09-26 1994-09-26 定着装置のクリーニング装置 Pending JPH0891655A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6305636B1 (en) 1998-10-23 2001-10-23 Ricoh Company, Ltd. Web driving device
JP2016170384A (ja) * 2015-03-09 2016-09-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016222286A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 グローリー株式会社 硬貨包装機および硬貨包装方法

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JP2016170384A (ja) * 2015-03-09 2016-09-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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