JPH0891323A - 個別物品の合流装置 - Google Patents

個別物品の合流装置

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JPH0891323A
JPH0891323A JP22997594A JP22997594A JPH0891323A JP H0891323 A JPH0891323 A JP H0891323A JP 22997594 A JP22997594 A JP 22997594A JP 22997594 A JP22997594 A JP 22997594A JP H0891323 A JPH0891323 A JP H0891323A
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JP22997594A
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Inventor
Akihiko Onishi
明彦 大西
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ISHIZU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ISHIZU SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の個別コンベアによってそれぞれ搬送さ
れてくる各列の個別物品Yを順次確実に一列状態で後送
し得るようにし、さらに一部の個別コンベアからの個別
物品Yの供給が停止しても連続運転が可能となるように
する。 【構成】 複数の個別コンベアの各終端部にそれぞれ対
応した位置にそれぞれリフター装置31A〜31Cを設
け、各リフター装置の載せ台315A〜315Cをコン
トローラ13により順次時間差をもって上下動させて、
高位置に上動させた載せ台上の個別物品Yを送出し装置
35によって順次受台上に送り出し、該受台上に送り出
した個別物品Yを順次変向ガイドにより一列に合流させ
ながら移送装置35により後送するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、複数の個別コンベア
によってそれぞれ搬送されてくる複数列の個別物品を順
次一列に合流させた状態で後送するための合流装置に関
し、例えば、複数台の個別物品製造機からそれぞれ連続
して送り出されてくる各列の個別物品を順次一列に合流
させた状態で後送し、その一列状態で搬送される各個別
物品を順次複数のレーンに振分けて、その振分けた各列
の個別物品を先頭側から所定個数づつまとめて包装する
ようにした集約包装物品製造ラインに使用される合流装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばタオルペーパーやティッシュペー
パーのようなウエブ積層体(例えば図18の(A)に示す
ウエブ積層体X)は、ウエブ折畳機で順次連続して製造
され、続いてその製品単位のウエブ積層体Xを順次包装
機側に搬送し、そこで個別に包装して製品とされる(例
えば図18の(B)に示す個別物品Y)。又、このように
して製造された個別物品Yは、従来では、一般にダンボ
ール箱に順次手作業で所定個数(例えば30〜40個程
度)づつ箱詰めして出荷されている。ところで、この種
の包装機では、通常、毎分70個程度とかなりの高速で
包装され、しかも連続運転されているので、製造された
個別物品を手作業で箱詰めする場合には、作業員が包装
機に付きっきりで作業を行う必要がある。
【0003】又、この種の個別物品を大量生産するよう
にした大規模製造工場においては、ウエブ折畳機及び包
装機をそれぞれ複数台づつ使用して行われている。尚、
この場合、各包装機ごとに、順次製造される個別物品を
ダンボール箱に集約して包装するための作業員が必要と
なる。
【0004】又、箱入りティッシュペーパーでは、従来
から複数個(5個程度)づつ一まとめにしてビニール袋
のような包装材で包装した商品(集約包装物品という)
が市販されている。この集約包装物品は、集約包装物品
製造ラインを使用して連続製造されるようになっている
が、この集約包装物品製造ラインでは、製品単位のウエ
ブ積層体を順次個別包装機(箱詰め機)で箱詰めして後
送し、その順次移送されてくる個別物品を集約包装機で
複数個づつまとめて包装材で包装するようにしている。
尚、この種の集約包装物品製造ラインにおいて、集約包
装機は1回の包装行程で個別物品を5個程度づつまとめ
て処理するので、該集約包装機の処理能力は個別包装機
からの供給能力より大きくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに個別包装機で製造される個別物品を順次手作業で所
定個数づつ箱詰めする場合には、その箱詰めのための作
業員が必要となるとともに、その作業員が常時包装機に
付きっきりで(長時間連続して)箱詰め作業を行わなけ
ればならず、労働条件の悪い作業となっていた。
【0006】又、箱入りティッシュペーパーのような個
別物品を複数個(5個程度)づつまとめて包装し得るよ
うにした、従来の集約包装物品製造ラインでは、集約包
装機の処理能力が個別包装機の処理能力より大きいにも
かかわらず該集約包装機の能力を十分に生かしきれてい
ないという問題があるほか、もし何らかの理由で個別包
装機からの個別物品の供給がストップすると、当然に集
約包装機での包装作業も中断してしまい、時間のロスが
生じるという問題があった。
【0007】本願発明者等は、上記した従来の問題点を
改善するために、個別物品を所定の複数個づつ包装した
集約包装物品を自動でしかも効率よく製造し得るように
した集約包装物品製造ラインを開発している。この集約
包装物品製造ラインは、複数台の個別物品製造機でそれ
ぞれ連続して製造される個別物品をそれぞれ個別コンベ
アで後送し、その各個別コンベアによって搬送されてく
る各列の個別物品を合流装置で順次一列に合流させた状
態で後送し、さらにその一列状態で搬送される各個別物
品を分配装置によって順次複数のレーンに振分け、その
振分けた各列の個別物品を集約包装機でそれぞれ先頭側
から順次所定個数づつまとめて包装するようにしたもの
である。
【0008】そして、本願発明は、例えば、上記のよう
な集約包装物品製造ラインにおいて、複数の個別コンベ
アによって搬送されてくる各列の個別物品を順次確実に
一列状態で後送し得るようにするとともに、もし複数の
個別コンベアのうちの一部の個別コンベアからの個別物
品の供給が停止しても残りの個別コンベアから供給され
る個別物品を順次連続して一列状態で後送し得るように
した個別物品の合流装置を提供することを目的としてな
されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明の合流装置は、
例えば、複数台の個別物品製造機からそれぞれ連続して
送り出されてくる個別物品をそれぞれ個別コンベアで後
送し、さらに該各個別コンベアによって搬送される各列
の個別物品を順次一列に合流させた状態で後送し、その
一列状態で搬送される各個別物品を順次複数のレーンに
振分けて、その振分けた各列の個別物品を集約包装機で
それぞれ先頭側から順次所定個数づつまとめて包装する
ようにした集約包装物品製造ラインにおける、上記各列
の個別物品を順次一列に合流させるために使用されるも
のである。
【0010】本願発明で対象とする物品としては、主と
してタオルペーパーやティッシュペーパーのようなウエ
ブ積層体を個別に包装した個別物品が適用されるが、製
造ライン中において、複数列状態から一列に整列させる
必要のあるものであれば、適宜の物品に適用できる。
【0011】本願の合流装置は、複数(例えば3列)の
個別コンベアの終端部にそれぞれ対応した位置にあって
個別物品を載せる各載せ台を上下2位置間でそれぞれ個
別に上下動させる複数(個別コンベアと同数)のリフタ
ー装置と、各載せ台上に載せられた個別物品を移乗せし
め得る受台と、各載せ台上の個別物品を受台上に送り出
す送出し装置と、該受台上に送り出された各列の個別物
品を一列に合流させるように案内する変向ガイドと、該
変向ガイドに案内される個別物品を変向ガイドの終端か
ら排出させるまで移送する移送装置とを備えている。
【0012】複数の個別コンベアの各終端部は、水平面
内で相互に近接させた状態で位置せしめている。
【0013】各リフター装置の載せ台は、各個別コンベ
アの終端部から搬出される個別物品をそれぞれ1個づつ
載せることができる構造になっている。そして、該各リ
フター装置は、その各載せ台を、それぞれ個別コンベア
の終端部において該各個別コンベアの終端部と同高さと
なる低位置と、それより所定高さだけ高い高位置である
前記受台との間で個別に上下動せしめ得るようになって
いる。
【0014】上記受台は、各載せ台側からそれぞれ個別
物品を移乗せしめ得る程度の左右幅を有した一体の面状
のものが使用されている。この受台としては、例えば上
面を平滑にした金属板が使用可能である。
【0015】上記送出し装置としては、各載せ台が上動
して高位置にあるときに、該各載せ台上の個別物品を受
台上に送り出し得る構成のものであれば適宜のものが採
用可能である。例えば、該送出し装置として、各載せ台
及び受台の上方位置において、押板をベルトで循環走行
せしめることによって載せ台上の個別物品を受台上に移
乗せしめ得るようにしたものを使用できる。
【0016】上記変向ガイドとしては、入口側が広く出
口側が狭くなるような先細状のガイド部を有するものが
使用可能である。このような先細状のガイド部を有する
変向ガイドでは、各リフター装置の載せ台から受台上に
移乗せしめられる各列の個別物品が受台上を進行するの
にしたがって、該各個別物品を順次中心方向(出口部分
の延長線上)に移動させるようにガイドする。そして、
該変向ガイドの出口部分においては各個別物品を順次一
列状態に合流させ得るようになっている。
【0017】上記移送装置は、個別物品を載せ台側から
受台側に移乗せしめる上記送出し装置を共用してもく、
あるいは別のコンベアを使用してもよい。
【0018】又、上記各リフター装置は、コントローラ
により、各載せ台を順次所定時間差をもって上下動せし
める如く制御するようにしている。
【0019】
【作用】本願発明の個別物品の合流装置では、複数の個
別コンベアの各終端部にそれぞれリフター装置の各載せ
台を対応させており、該各載せ台がそれぞれ個別に上下
動せしめられるようになっている。そして、該載せ台が
低位置にあるときに、その載せ台上に当該個別コンベア
の終端部からそれぞれ1個の個別物品が移乗せしめられ
る。又、個別物品を載せた載せ台が所定高位置まで上動
したときには、送出し装置により、高位置にある載せ台
上の個別物品を該載せ台上から受台上に送り出すように
なっている。
【0020】受台上に送り出された個別物品は、移送装
置によって受台上を後送されるが、そのとき、該個別物
品は、変向ガイドにより、その先細の出口側に向けて変
位され(前進しながら左右方向の中心側に寄せられ
る)、該変向ガイドの出口から一列状態で排出されるよ
うになる。
【0021】ところで、各載せ台は、コントローラによ
り順次所定時間差をもって上下動せしめられるようにな
っており、複数の載せ台が同時に上動することがない。
従って、各載せ台から受台側に送り出される個別物品
は、順次時間差をもつことにより移送方向の前後に位置
ずれした状態でそれぞれ移送されるようになる。このよ
うに、受台上において各個別物品を移送方向の前後に位
置ずれさせた状態で移送させるようにすると、各個別物
品を一列に合流させたときに該各個別物品が相互に衝突
することがなくなる。
【0022】又、運転中において、複数の個別コンベア
のうちの一部の個別コンベアからの個別物品の供給が停
止することがあるが(例えば個別包装機の運転が中断し
たとき)、その場合でも残りの個別コンベアから供給さ
れる個別物品を順次連続して一列状態で後送し得るよう
になる。
【0023】尚、このように、この合流装置により、変
向ガイドの終端部から一列状態で搬出される各個別物品
は、後方において分配装置で複数のレーンに振分けられ
た後、その振分けた各列の個別物品を集約包装機でそれ
ぞれ先頭側から順次所定個数づつまとめて包装される。
【0024】
【発明の効果】このように、本願発明の合流装置では、
複数の個別コンベアの各終端部にそれぞれリフター装置
を対応させ、コントローラにより各リフター装置の載せ
台を順次所定時間差をもって上下動させる如く制御して
いるので、各載せ台上に載せられた個別物品が順次時間
差をもって受台側に送り出されるようになる。そして、
受台側に送り出された各個別物品は、それぞれ変向ガイ
ドに案内されて順次一列状態に並べられるようになる。
従って、この合流装置によれば、複数列で搬送される各
個別物品を、順次自動で且つ正確に一列に整列させた状
態で変向ガイドの終端部から搬出させることができると
いう効果がある。
【0025】又、本願発明の合流装置によれば、運転中
において、複数の個別コンベアのうちの一部の個別コン
ベアからの個別物品の供給が停止しても、残りの個別コ
ンベアから供給される個別物品を順次連続して一列状態
で後送でき、従って後工程の装置(例えば集約包装機)
の運転が中断することなく連続して行われ、運転効率が
良好となるという効果もある。
【0026】
【実施例】以下、図1〜図18を参照して本願発明の実
施例を説明すると、この実施例の合流装置は、図18の
(A)に示すように例えばタオルペーパーやティッシュペ
ーパーのようなウエブ積層体Xを、図18の(B)に示す
ようにビニール袋のような包装材で包装して包装物品
(以下、個別物品という)Yとし、その個別物品Yを図
18の(C)に示すように所定個数(図示例で8個)づつ
まとめて袋詰めして集約包装物品Zを製造するまでの全
工程を連続して自動で行えるようにした集約包装物品製
造ライン中に使用されている。尚、この実施例で対象と
している個別物品Yは、幅及び高さがそれぞれ100mm
程度で長さが240mm程度の略直方体形状となってい
る。
【0027】図1には、この実施例の合流装置が使用さ
れている集約包装物品製造ラインの全体概略図が示され
ており、又図2には、図1の集約包装物品製造ラインの
ブロック図が示されている。まず、この図1及び図2を
参照して、集約包装物品製造ラインの概略を説明する。
尚、この実施例において、左右方向とは、この製造ライ
ンの流れ方向に対して水平直交方向を指すものである。
【0028】この集約包装物品製造ラインでは、複数台
(図示例では3台ある)のウエブ折畳機10,10,1
0により、それぞれウエブ積層体X(図18の(A)参
照)が連続して製造される。各ウエブ折畳機10で製造
されたウエブ積層体Xは、分配装置11で順次各個別コ
ンベア(3列)12A〜12C上に振分けられて後送さ
れる。尚、分配装置11は、ウエブ積層体Xのストック
量の少ない個別コンベア12A〜12C上に優先して供
給し、且つ個別コンベア上に所定個数以上のウエブ積層
体Xがストックされているとその個別コンベアには次の
ウエブ積層体Xが供給されないように制御される。各個
別コンベア12A〜12Cの後端部には、それぞれ個別
包装機(3台ある)1A〜1Cが設置されている。この
各個別包装機1A〜1Cは、各個別コンベア12A〜1
2Cによって搬送されてくる各レーンのウエブ積層体X
をそれぞれ1個づつ包装して、図18の(B)に示すよう
な個別物品Yを連続して製造するようになっている。
尚、個別包装機1A〜1Cとしては、従来の汎用機が使
用可能である。
【0029】個別包装機1A〜1Cは、相互に独立して
運転されるようになっており、例えば1台が運転停止し
てもその他の個別包装機はそのまま連続運転される。
尚、この個別包装機1A〜1Cは、最大処理能力が毎分
80個程度であるが、常用は毎分70個程度のスピード
で運転される。
【0030】各個別包装機1A〜1Cで製造された各個
別物品Y,Y・・は、それぞれ個別コンベア2A〜2C
によって次に説明する合流装置3側に搬送される。
【0031】合流装置3の詳細は後述するが、この合流
装置3は、各個別コンベア2A〜2Cによって搬送され
てきた各個別物品Y,Y・・を順次一列に合流させるた
めのものである。合流装置3の出口には、単レーンコン
ベア4が接続されており、該合流装置3から送り出され
てくる各個別物品Yを順次一列状態で単レーンコンベア
4上に移乗せしめ得るようになっている。
【0032】単レーンコンベア4の終端部には、該単レ
ーンコンベア4の終端から搬出される各個別物品Yを順
次分配レーン6の各レーン(図示例では4つのレーンが
ある)6A〜6Dに振分ける分配装置5が接続されてい
る。この分配装置5の詳細は後述するが、該分配装置5
は、単レーンコンベア4の終端部から一列状態で搬出さ
れてくる個別物品Y,Y・・を順次分配レーン6の各レ
ーン6A〜6Dに振分けるためのものである。
【0033】分配レーン6の各レーン6A〜6Dの終端
部には、集約包装機8に連続する並列コンベア7の各レ
ーン7A〜7Dが接続されており、分配レーンの各レー
ン6A〜6Dに振分けられた個別物品Yがそれぞれ該当
する並列コンベアのレーン7A〜7D上に移乗するよう
になっている。
【0034】並列コンベア7の終端部には、集約包装機
8が設置されており、該集約包装機8で並列コンベアの
各レーン7A〜7D上の個別物品Yをその先頭側から順
次所定個数づつまとめて並列状態で包装し得るようにな
っている。尚、集約包装機8は、個別物品を所定個数づ
つ包装材(例えばビニール袋)で包装し得るようにした
汎用機が使用されている。
【0035】そして、図示実施例の集約包装物品製造ラ
インでは、次の〜の順序で作動する。 各ウエブ折畳機10で製造されたウエブ積層体X
(図18の(A)参照)が、順次分配装置11で各個別コ
ンベア12A〜12C上に振分けられる。 各ウエブ積層体Xがそれぞれ個別包装機1A〜1C
で包装されて個別物品Y(図18の(B)参照)とされ
る。 各個別包装機1A〜1Cで製造された各個別物品
Y,Y・・が、それぞれ個別コンベア2A〜2Cによっ
て合流装置3部分に搬送される。 該合流装置3において各列の個別物品Y,Y・・が
順次一列に並べられながら単レーンコンベア4上に送り
出される。 該各個別物品Y,Y・・が単レーンコンベア4上を
一列状態で順次後送される。 単レーンコンベア4の終端部から一列状態で搬出さ
れる各個別物品Y,Y・・が分配装置5により分配レー
ン6の各レーン6A〜6Dに振分けられる。 分配レーン6の各レーン6A〜6Dに振分けられた
各列の個別物品Y,Y・・がそれぞれ並列コンベア7の
当該レーン7A〜7D上に移乗する。 そして、並列コンベア7の終端部において、各レー
ン7A〜7D上の個別物品Y,Y・・がそれぞれ先頭側
から順次所定個数づつ包装されて集約包装物品Z(図1
8の(C)参照)が製造される。
【0036】尚、この集約包装物品製造ラインでは、上
記〜の動作が自動で且つ連続して行われ、図18の
(C)に示すような集約包装物品Zを連続して製造し得る
ようになっている。
【0037】次に、図3〜図17を併用して、この集約
包装物品製造ラインの個別装置の詳細を説明する。
【0038】各個別包装機1A〜1Cにおいては、それ
ぞれ図18の(A)に示すようなウエブ積層体Xを包装材
で包装して、図18の(B)に示すような包装物品(個別
物品)Yを連続して製造するようになっている。そし
て、各個別包装機1A〜1Cで製造された各個別物品
Y,Y・・は、それぞれ個別コンベア2A〜2Cによっ
て後送される。尚、これらの個別包装機1A〜1Cで
は、包装材の補充作業や保守点検作業時等に個別に運転
が中断されるが、その間は残りの個別包装機のみで運転
される。
【0039】各個別コンベア2A〜2Cは、4〜5m程
度の長さを有している。又、該各個別コンベア2A〜2
Cの終端側は、水平面内で相互に近接させた状態で並列
させている。
【0040】各個別コンベア2A〜2Cには、図1及び
図3に示すように、その始端寄り位置と終端寄り位置の
2箇所に個別物品Yが存在するか否かを検出するための
検出器(光電管)21A〜21C、22A〜22Cがそ
れぞれ設けられている。始端寄り側の各検出器21A〜
21Cは、当該個別コンベア2A〜2C上に個別物品Y
が所定個数以上、滞留したとき(例えば図3における符
号2Bの個別コンベアの状態)に、コントローラ9に向
けて検出信号が発信されて、該コントローラ9により当
該個別コンベアに対応する個別包装機(例えば符号1B
の個別包装機)からの個別物品Yの供給を一時的に停止
させる作用をする。これは、各個別コンベア2A〜2C
上に満杯状態を越えて個別物品Yが供給されるのを防止
するためのものである。他方、終端寄り側の各検出器2
2A〜22Cは、当該個別コンベア2A〜2Cの終端寄
りにストックされている個別物品Yが所定個数より少な
くなったとき(例えば図3における符号2Aの個別コン
ベアの状態)に、合流装置制御用のコントローラ13に
向けて検出信号が発信されて、該コントローラ13によ
り当該個別コンベアに対応する後述のリフター装置(例
えば符号31Aのリフター装置)の作動を禁止するよう
に作用する。これは、各個別コンベア2A〜2Cの終端
部に常時所定個数(例えば5個程度)の個別物品Yがス
トックされるようにするためのものである。
【0041】合流装置3は、図3〜図7に示すように、
前記各個別コンベア2A〜2Cの終端部にそれぞれ個別
に接続する合計3つのリフター装置31A〜31Cと、
該各リフター装置31A〜31C側の各個別物品Y,
Y,Yをそれぞれ載置し得る広幅の受台32と、該受台
32の後端部に連続して設置されている広幅のコンベア
33と、該受台32及びコンベア33上を移送される各
個別物品Y,Y・・を一列状態に変向させる変向ガイド
34と、個別物品Yをリフター装置31A〜31C上か
ら受台32上を経てコンベア33上に移動させる送出し
装置35と、リフター装置31A〜31C、コンベア3
3及び送出し装置35をそれぞれ駆動するモータ30と
を有して構成されている。又、この実施例では、後述す
るように上記コンベア33と送出し装置35とで、特許
請求の範囲中の移送装置を構成している。
【0042】合流装置3のモータ30は、図5に示すよ
うに各種スプロケット(又はプーリ)及びチエン(又は
ベルト)を介して、リフター装置31A〜31Cの共通
軸311(後述する)と、コンベア33と、送出し装置
35の軸350(後述する)とをそれぞれ駆動するよう
になっている。
【0043】各リフター装置31A〜31Cは、図5〜
図7に示すように、それぞれ個別物品Yを載せる載せ台
315A〜315Cをカム312A〜312Cによって
レバー314を介して所定高さ範囲で昇降せしめ得るよ
うになっている。各カム312A〜312Cは、ベース
フレーム300上に横設された共通軸311に対してそ
れぞれ遊嵌されている。そして、該各カム312A〜3
12Cは、それぞれクラッチ(例えば電磁クラッチ)3
13A〜313CがONになったときに共通軸311に
連結されて共回りするようになっている。又、各クラッ
チ313A〜313Cは、後述する条件が整ったときに
発せられるコントローラ13からの信号によりON動作
し、共通軸311が1回転したときにそれを検出する検
出器318(図6)からの信号で直ちにOFF動作する
ようになっている。
【0044】又、クラッチ313A〜313CがOFF
状態にあるときは、レバー314に設けたカムフロワ3
19が常にカム312A〜312Cの底部に位置してい
て、各載せ台315A〜315Cを図6〜図7において
実線図示する低位置に位置せしめるようになっている。
そして、コントローラ13からの信号により何れかのク
ラッチ(例えば符号313Aのクラッチ)がON操作さ
れると、当該カム(例えば符号312Aのカム)が共通
軸311と共回りして、図7に符号312A′で示すよ
うにカム頂部(かなりの長さ範囲ある)がカムフロワ3
19に対応したときに、レバーが符号314′で示す位
置まで変位せしめられることにより載せ台(例えば符号
315Aの載せ台)を符号315A′で示す位置まで押
上げ、さらにカムが回動して載せ台315Aを元の低位
置まで降下させ、共通軸311が正確に1回転した時点
で検出器318からの信号で当該クラッチ313AがO
FF操作されるようになっている。尚、各レバー314
は、それぞれスプリング317でカム側に付勢させてお
り、載せ台315A〜315C(レバー314)がカム
面形状に対して確実に応答するようにしている。
【0045】各載せ台315A〜315Cが低位置にあ
るときには、図7に示すように載せ台上面が各個別コン
ベア2A〜2Cの終端部上面と同高さとなって、各個別
コンベア2A〜2C上を搬送されてくる各列の個別物品
Y,Y・・の先頭の1個が該載せ台上に自動で押し込ま
れるようになっている。尚、載せ台315A〜315C
上に押し込まれた個別物品Yは、その前面が受台32の
前端垂下壁321に衝合して、そこで位置保持される。
他方、載せ台が符号315A′で示すように高位置にあ
るときには、該載せ台の上面が受台32の上面とほぼ同
高さとなって、該載せ台315A′上の個別物品Y′を
受台32上に移乗せしめ得るようになっている。尚、載
せ台が符号315A′で示すように高位置にあるときに
は、該載せ台の後端垂下壁315a′で当該個別コンベ
ア2A側の後続個別物品Yをストップさせるようになっ
ている。
【0046】各載せ台315A〜315Cの前方には、
低位置にある載せ台上にそれぞれ個別物品Yが正常に載
置されているか否かを検出する検出器316A〜316
Cが設置されている。この各検出器316A〜316C
は、受台32の前端垂下壁321に形成した穴を通して
各載せ台315A〜315C上の個別物品Yを検出する
ようになっている。この各検出器316A〜316Cの
作用は後述する。
【0047】各リフター装置31A〜31Cは、通常は
順次順番通りに作動させるように設定しているが、作動
順番が到来した場合であっても例えば当該載せ台(31
5A〜315C)上に個別物品Yがないとき(当該検出
器316A〜316CがONにならない)、あるいは当
該個別コンベア(2A〜2C)の終端寄り検出器(22
A〜22C)が個別物品Yを検出していないときなどに
は、順番を飛ばして次のリフター装置を作動させるよう
にコントローラ13にセッティングしている。尚、図4
の例では、通常は、各載せ台は符号315A→315B
→315C→315A・・・の順序で作動するようにな
っている。
【0048】受台32は、上面を平滑とした薄鋼板を使
用している。この受台32は、図4に示すように、各リ
フター装置の載せ台315A〜315Cからそれぞれ個
別物品Yを移乗せしめ得る幅(例えば600〜700m
m)で適宜の長さ(例えば900〜1000mm)を有し
ている。尚、受台32の前縁部分は適宜小長さ範囲だけ
下方傾斜させており、載せ台315A〜315C側から
の個別物品Yが受台32側に移乗し易くなるようにして
いる。
【0049】コンベア33は、例えば500mm程度の幅
で1600mm程度の長さを有している。又、このコンベ
ア33の始端部は、受台32の終端部に近接させてお
り、個別物品Yが受台32側からコンベア33側にスム
ーズに移乗し得るようにしている。
【0050】受台32及びコンベア33の上面直近位置
には、小高さ(30mm程度)の薄板からなる変向ガイド
34が設置されている。この変向ガイド34は、図3〜
図4に示すように、前側部分に各リフター装置の載せ台
315A〜315Cから供給される各列の個別物品Yを
それぞれ案内する個別ガイド部341A〜341Cと、
中間部分に各列の個別物品Yを中央寄りの1箇所に合流
させる先細状の合流ガイド部342と、後側部分に個別
物品Yを一列状態で通過せしめる一列ガイド部343と
が連続して形成されている。
【0051】送出し装置35は、前記モータ30によっ
て循環走行せしめられるタイミングベルト352(3本
ある)の外周に、所定等間隔(480mm間隔)をもって
多数個(13個)の押板353,353・・を取付けて
構成している。各タイミングベルト352,352,3
52は、軸間距離が前後に2800mm程度の間隔を隔て
て配置された前後2箇所のプーリ351,351間に巻
掛けている。又、各押板353,353・・は、左右長
さが590mm程度で上下幅が80〜90mm程度の板材が
使用されている。そして、該各押板353は、それぞれ
各タイミングベルト352,352,352に跨がって
外方に向けた姿勢で取付けられている。尚、プーリ35
1の外周長さは、各押板353,353間の間隔と同じ
に設計しており、プーリ軸350が1回転する度に各押
板353が1ピッチ(480mmで個別物品Yの長さのほ
ぼ2倍)つづ循環移動するようになっている。
【0052】そして、この送出し装置35は、リフター
装置31A〜31Cの載せ台315A〜315Cの上方
位置からコンベア33の終端部上方に達する範囲に亘っ
て、しかも下面側を走行する押板353の先端側で上動
位置にある載せ台315A〜315C上、受台32上及
びコンベア33上にある各個別物品Y,Y・・を後方側
に押圧移動せしめ得るようにして設置されている。尚、
この送出し装置35のタイミングベルト352は、その
下方にあるコンベア33と等速度で連続して循環せしめ
られる。
【0053】リフター装置の載せ台315A〜315C
は、1つの押板353が載せ台の直上方位置を通過した
後、次の押板353が載せ台の直上方位置に達するまで
に上動位置まで上昇させる必要があるが、この実施例で
はプーリ軸350にリフター装置31A〜31Cの作動
開始タイミングを設定するための位置検出器355(図
3、図4)が設けられている。即ち、この実施例では、
プーリ軸350が1回転するごとに、各押板353を正
確に前後押板間隔長さだけ移動させるようになってお
り、従ってプーリ軸350に取付けた被検出体354の
位置を位置検出器355で検出し、その検出信号発信時
点を調節することによってリフター装置31A〜31C
の作動開始タイミングを正確にセッティングすることが
できる。
【0054】この合流装置3は、次のように作動する。
モータ30が作動すると、コンベア33と送出し装置3
5の押板353がそれぞれ循環走行するとともに、リフ
ター装置31A〜31Cの共通軸311も回転せしめら
れる。尚、このとき、リフター装置31A〜31Cの各
カム312A〜312Cは、カムフロワ319がカム底
部に当接する位置にあり、従って各載せ台315A〜3
15Cは全て低位置に維持されている。
【0055】そして、各リフター装置31A〜31C
は、他の関連装置が正常運転されている状態(各終端寄
り検出器22A〜22C及び載せ台315A〜315C
上の個別物品Yを検出する各検出器316A〜316C
がそれぞれONになっている)では、順次順番通りに作
動せしめられて、送出し装置35の各押板353が1ピ
ッチ移動する(軸350が1回転する)ごとに各載せ台
315A〜315Cが順次1つづつ上下動するようにな
っている。例えば、符号31Aのリフター装置が作動す
る順番であって、符号22A及び符号316Aの検出器
がそれぞれON状態にあるときに、送出し装置35の軸
350に設けた被検出体354を検出器355で検出し
た時点において、コントローラ13からの信号で当該リ
フター装置31Aのクラッチ313AをON作動させ
る。すると、カム312Aが回動して載せ台315Aを
図6又は図7において符号315A′で示す高位置まで
上動させ、そのとき上動位置にある載せ台315A′上
の個別物品Y′(図6又は図7)を、その上方で循環し
ている送出し装置35の押板353により受台32上に
送り出すようになる。その後、上動位置にある載せ台3
15A′は、カム312Aが回動していることによって
下動せしめられた後、当該クラッチ313AがOFFと
なる。他方、次の順番のリフター装置が例えば符号31
Bであるとすると、送出し装置35側の検出器355が
次に回動してくる被検出体354を検出したときに、コ
ントローラ13からの信号で次順のリフター装置31B
のクラッチ313BをON作動させて、当該リフター装
置31Bの載せ台315Bを同様に上動せしめ、該載せ
台315B上の個別物品Yを次に巡ってくる押板353
によって受台32上に送り出すようになる。そして、順
次同様にして各リフター装置31A〜31Cが作動され
ることにより、各個別コンベア2A〜2C上の個別物品
Yを順次時間差をもって1個づつ受台32上に送り出す
ようになる。尚、何らかの理由(例えば何れかの個別包
装機が停止した場合)で終端寄り検出器22A〜22C
がOFFになったり、あるいは載せ台315A〜315
C上に個別物品Yを検出する検出器316A〜316C
がOFFになったりする(例えば個別物品Yが載せ台上
に正常に載っていないとき)と、当該OFFになった検
出器が対応するリフター装置(31A〜31C)のクラ
ッチにはコントローラ13からのON作動信号は発せら
れず、それを飛ばして次の順番のリフター装置のクラッ
チにON作動信号が発せられる。従って、例えば3列の
うちのいずれか1列にトラブルが発生したときには、残
りの2列で交互に個別物品Yの送り出し動作が行われる
ようになっている。
【0056】各載せ台315A〜315Cから受台32
上に送り出された各個別物品Y,Y・・は、送出し装置
35の各押板353,353・・によって順次各押板間
隔を保持した状態で受台32上を後送されるが、そのと
き該各個別物品Y,Y・・は、それぞれ変向ガイド34
の各個別ガイド部341A〜341Cに案内されて合流
ガイド部342側に移送され、そこで両サイド側を移送
される各個別物品Y,Yが中心寄りに移動された後、順
次一列ガイド部343に所定時間差をもって搬送され
る。そして、該一列ガイド部343からは、各個別物品
Y,Y・・が一列状態で後続の単レーンコンベア4上に
移乗されるようになっている。尚、個別物品Yは、受台
32上においては送出し装置35のみで移送されるが、
コンベア33上に移乗した後は、該送出し装置35とコ
ンベア33の両方で移送されるようになっており、この
実施例では、コンベア33と送出し装置35とで特許請
求の範囲中の移送装置を構成している。
【0057】このように、この実施例の合流装置3で
は、3台の個別包装機1A〜1Cからそれぞれ供給され
る個別物品Y,Y・・を、各リフター装置31A〜31
Cで順次1つづつ上動させて順次送出し装置35により
受台32側に送り出し、続いてその受台32側に送り出
した各個別物品Y,Y・・を変向ガイド34により一列
状態に整列させ得るようになっているので、複数台(3
台)の個別包装機1A〜1Cからそれぞれ製造されてく
る各個別物品Y,Y・・を自動で且つ連続して一列に整
列させた状態で後送することができる。又、この実施例
の合流装置3では、例えば3台の個別包装機1A〜1C
のうちの一部の運転が中断した場合でも、残りの個別包
装機から供給される個別物品Y(2列又は1列)を順次
変向ガイド34側に供給し得るようになっており、ライ
ン全体が連続運転される。
【0058】合流装置3の出口(コンベア33の終端)
には、該出口から搬出される各個別物品Y,Y・・を一
列状態で後送する単レーンコンベア4が接続されてい
る。この単レーンコンベア4は、例えば10m程度とか
なりの長さを有しており、該単レーンコンベア4上にか
なりの個数の個別物品Y,Y・・をストックし得るよう
にしている。又、この単レーンコンベア4には、図1に
示すように、その終端部から適宜距離(例えば5〜6m
程度)だけ手前側位置まで個別物品Yが連続して貯溜さ
れたときに、その個別物品Yを検出する検出器41が設
けられている。この検出器41は、個別物品Yを検出し
たときにその検出信号がコントローラ13に向けて出力
されて、該コントローラ13により合流装置3の各クラ
ッチ313A〜313Cに対して作動開始信号を発信さ
せないようにする(即ち、単レーンコンベア4への個別
物品Yの供給を一時的に中断する)ものである。尚、図
示例では、単レーンコンベア4としてベルトコンベアが
記載されているが、各個別物品Yを吹き出しエアによっ
て移送させるようにしたエア式のコンベアを採用するこ
とができる。この場合、エアは、個別物品Yの送り方向
上手側の斜め下方から吹き出させるようにし、該個別物
品Yを若干浮揚させた状態で移送させるようにするとよ
い。このようなエア式のコンベアを採用すると、後述す
るように単レーンコンベア4上において個別物品Yの搬
送が一時的に中断されたときでも、ベルトコンベアの場
合のように該ベルトと個別物品下面との摩擦による擦り
傷が発生しなくなる。
【0059】単レーンコンベア4の終端部には、該単レ
ーンコンベア4の終端部から一列状態で搬出される各個
別物品Y,Y・・を複数のレーンに分配する分配装置5
が設けられている。この分配装置5は、図8〜図17に
示すように、単レーンコンベア4の終端部に連続する広
幅のコンベア51と、該コンベア51の始端部において
後続の個別物品Yを一時的に停止させるストッパー52
と、コンベア51上で左右方向に揺動して個別物品Yを
複数のレーンに振分ける振分け装置54と、該振分け装
置54で振分けられた各個別物品Yをそれぞれ案内する
分配レーン6(複数のレーン6A〜6D)とを有してい
る。
【0060】広幅のコンベア51は、幅が800mm程度
で4500mm程度の長さを有している。又、このコンベ
ア51は、図9に示すようにモータ50によって走行せ
しめられる。
【0061】ストッパー52は、図8に示すようにコン
ベア51の始端部上において左右一対有している。この
各ストッパー52,52は、それぞれ伸縮シリンダ(エ
アシリンダ)522で押板523を押し引き操作する形
式のものが採用されている。この各ストッパー52,5
2は、図8又は図10に示すように、単レーンコンベア
4の終端部延長線上の左右各側において、各押板52
3,523が相互に近接・離間方向に出没する姿勢で設
置されている。又、各ストッパー52,52の伸縮シリ
ンダ522,522は、ソレノイドバルブ521の切換
えによって同時に伸縮操作される。そして、該各伸縮シ
リンダ522,522の縮小状態(図10〜図11)で
は、両押板523,523間が開放されてその間に個別
物品Yの通行を許容するようになり、逆に各伸縮シリン
ダ522,522の伸長状態(図15)では、両押板5
23,523により個別物品Yを左右両側から挟圧して
該挟圧した個別物品Y以降の各個別物品の進行を阻止す
るようになっている。このストッパー52,52用のソ
レノイドバルブ521の切換え操作は、この分配装置制
御用のコントローラ15からの信号で制御される。尚、
このストッパー52,52の開閉タイミングは後述す
る。
【0062】振分け装置54は、左右一対の可撓ガイド
材551,551を有する揺動ガイド55と、該揺動ガ
イド55の長さ方向中間部(3箇所)をガイドする各中
間スライドガイド58A〜58Cと、揺動ガイド55の
後端部にあって左右方向にスライドするスライド体56
と、該スライド体56を押し引き操作する伸縮シリンダ
(エアシリンダ)57とを有している。
【0063】揺動ガイド55の各可撓ガイド材551,
551は、図12及び図13に示すように、適宜高さ
(120〜130mm程度)を有する小幅の小片を順次チ
エーン状に連結したものが使用されており、それぞれ連
結部分で撓曲自在となっている。又、各可撓ガイド材5
51,551は、それぞれ1300〜1400mm程度の
長さを有し、該各可撓ガイド材551,551間にかな
りの長さの通路が形成されるようになっている。
【0064】他方、この分配装置5における左右両サイ
ドフレーム501,501間には、前記ストッパー5
2,52の設置位置から所定距離(例えば500〜60
0mm)だけ後方に離間した位置に、ステー552が架設
されている(図10、図12参照)。このステー552
は、図12に示すように、コンベア51の上面から25
0mm程度離間した高さに設置されている。又、このステ
ー552の下面側には、単レーンコンベア4の終端部延
長線上の左右両側にそれぞれブラケット553,553
によって支持された回転軸554,554が回転自在に
取付けられている。この各回転軸554,554には、
それぞれスプロケット555,555が取付けられてい
る。
【0065】そして、前記各可撓ガイド材551,55
1の基端部551a,551aは、図12及び図13に
示すように、それぞれスプロケット555,555に内
側から外側に向けて半周程度だけ巻付けた後、ピン55
6,556でそれぞれスプロケット555,555に固
定されている。尚、この各可撓ガイド材551,551
の基端部551a,551aは、それぞれ宙吊り状態で
支持されていて、下方のコンベア51からは若干高さだ
け離間している。
【0066】又、各回転軸554,554は、それぞれ
ブラケット553,553に対してネジリバネ557
A,557Bによって各可撓ガイド材の基端部551
a,551aを巻き込む方向に付勢している。即ち、図
13において、右側の回転軸554は右ネジリバネ55
7Aによって右回転方向に付勢され、他方左側の回転軸
554は左ネジリバネ557Bによって左回転方向に付
勢されている。
【0067】各可撓ガイド材551,551の先端部5
51b,551bは、図10又は図16に示すように、
それぞれスライド体56に固定されている。このスライ
ド体56は、両サイドフレーム501,501間に架設
された前後2本のガイドレール561,561によって
コンベア51の走行方向とは水平直交方向(直線状)に
スライド自在に支持されている。従って、各可撓ガイド
材551,551は、その各基端部551a,551a
をそれぞれネジリバネ557A,557Bで巻き込み方
向に付勢していることにより、それぞれ常時緊張状態
(直線状態)となる。
【0068】スライド体56は、かなりの伸縮ストロー
ク(例えばストロークが550mm)を有する伸縮シリン
ダ57によってガイドレール561,561に沿ってス
ライドせしめられる。この伸縮シリンダ57は、図16
及び図17に示すように、ソレノイドバルブ571の切
換え操作により所定等長さL(例えば170mm)づつ3
段階に分けて伸縮し得るようになっている。従って、ス
ライド体56は、左右方向の4位置でそれぞれ停止せし
め得るようになっている。
【0069】ところで、スライド体56が左右直線状に
スライドすると、揺動ガイド55の基端部(回転軸55
4,554部分)からスライド体56までの直線距離が
変化するようになる。即ち、スライド体56は、図16
において実線図示する左端部の位置から符号56″で示
す右端部の位置までの約510mmの範囲で直線移動する
ようになっている(このとき揺動ガイド55は図13に
おいて符号55の位置から符号55′の位置を経て符号
55″の位置まで変位する)が、該スライド体56が左
右揺動範囲中の中間点(図10における符号56′の位
置)に位置するときに揺動ガイド55の基端部からスラ
イド体56まで直線距離が最も短くなる(図示例のもの
では25mm程度短くなる)。そして、各可撓ガイド材5
51,551の基端部551a,551aの位置がその
ままであるとすると、上記直線距離が短くなった分だけ
各可撓ガイド材551,551に弛みが生じるようにな
る。ところが、この振分け装置54では、各可撓ガイド
材551,551の基端部551a,551aがそれぞ
れネジリバネ557A,557Bで巻き込み方向に付勢
されているので、各可撓ガイド材551,551の弛み
発生分は、その各基端部551a,551aが符号55
1a′(図13参照)で示すようにそれぞれ巻き込まれ
ることにより吸収されるようになる。又、スライド体5
6が揺動範囲の中間点(図10の符号56′の位置)か
ら左右各側にスライドする場合には、逆に揺動ガイド5
5の基端部からスライド体56まで直線距離が長くなる
が、そのときには巻き込まれた各可撓ガイド材551,
551の基端部551a′,551a′がネジリバネ5
57A,557Bの付勢力に抗して巻き解かれるように
なる。従って、各可撓ガイド材551,551は常に直
線状態に維持された状態で左右に揺動する。
【0070】各中間スライドガイド58A〜58Cは、
図10に示すように、揺動ガイド55の長さ方向に所定
間隔をもって合計3箇所に設置されている。この各中間
スライドガイド58A〜58Cは、両サイドフレーム5
01,501間に架設された各ステー581,581,
581の下面側に支持されている。この各中間スライド
ガイド58A〜58Cは、相互に同構造となっており、
その基端側の中間スライドガイド58Aについて説明す
る。この基端側中間スライドガイド58Aは、図14に
示すように、ステー581の下面に設けたガイド溝58
2内で左右方向にスライドし得るスライド体583の下
方に間隔保持バー586を設けて、該間隔保持バー58
6の両端部にそれぞれピン584,584で各可撓ガイ
ド材551,551の各小片を連結することにより、該
各可撓ガイド材551,551を間隔保持した状態で吊
り持ち支持している。又、間隔保持バー586は、スラ
イド体583に対して若干長さだけスライド可能となっ
ている。
【0071】そして、この各中間スライドガイド58A
〜58Cは、前記伸縮シリンダ57によりスライド体5
6がスライドされたときに、各可撓ガイド材551,5
51の中間部を間隔保持した状態で追随させて、該各可
撓ガイド材551,551をそれぞれ直線状態のままで
揺動させるように作用する。
【0072】3つの中間スライドガイド58A〜58C
のうち、最も入口側に位置する中間スライドガイド58
Aには、個別物品Yの振分け時において、揺動ガイド5
5内に所定個数以上の個別物品Yが貯溜されているか否
かを検出する検出器585が設けられている。尚、この
検出器585の作用については後述する。
【0073】揺動ガイド55の先端部にあるスライド体
56には、図17に示すように左右2つの垂下片56
2,562が形成されている。この両垂下片562,5
62間は、個別物品Yの通路となる。又、各垂下片56
2,562には、図16に示すように、前後に離間した
位置にそれぞれ左右一対のストッパー59A,59A,
59B,59Bが設けられている。この前後の各ストッ
パー59A,59A,59B,59Bは、振分け装置5
4を左右に揺動させる際に、個別物品Yの進行を阻止し
て振分け装置54内に所定個数の個別物品Yを保持させ
るためのものである。手前側に位置する各前ストッパー
59A,59Aと奥側に位置する各後ストッパー59
B,59Bは、それぞれ左右一対の伸縮シリンダ(エア
シリンダ)591,591でそれぞれ押板592,59
2を押し引き操作する形式のものが採用されている。各
前ストッパー59A,59Aの伸縮シリンダ591,5
91は、図8、図10及び図15に示すようにソレノイ
ドバルブ564の切換えによって同時に伸縮操作され、
又、各後ストッパー59B,59Bの伸縮シリンダ59
1,591はソレノイドバルブ567の切換えによって
同時に伸縮操作される。そして、前後各ストッパー59
A,59Bでは、各伸縮シリンダ591,591の縮小
状態(図16及び図17の実線図示状態)では、両押板
592,592間が開放されてその間に個別物品Yの通
行を許容し、逆に各伸縮シリンダ591,591の伸長
状態(図16及び図17の鎖線図示状態)では、両押板
が符号592′,592′で示すように個別物品Yを左
右両側から挟圧して該個別物品Yの進行を阻止するよう
になっている。この前後各ストッパー59A,59B用
の各ソレノイドバルブ564,567の切換え操作は、
この分配装置制御用のコントローラ15からの信号で制
御される。
【0074】スライド体56の前後各側には、図10、
図15、図16に示すようにそれぞれ個別物品Yを検出
するための検出器565,568が設けられている。前
側検出器565は、前ストッパー59A,59Aが作動
したときに(図16において一対の押板が592′の位
置まで突出する)、両押板で個別物品Yを挟持している
か否かを検出するものであり、該前側検出器565が個
別物品Yを検出しているときにのみ、その信号がコント
ローラ15に入力されて振分け装置54の揺動動作を許
容するようになっている。又、後側検出器568は、振
分け装置54の出口部分に個別物品Yが詰まった場合に
それを検出するためのもので、該後側検出器568が個
別物品Yを検出しているときには伸縮シリンダ57の伸
縮動作(スライド体56のスライド)を禁止するように
なっている。
【0075】分配装置5におけるコンベア51の始端部
側には、ストッパー52,52の設置部と揺動ガイド5
5の基端部との間に、通常よりかなり嵩高の個別物品Y
1が通過したときに、それを排除するための強制排出装
置53が設けられている(図8及び図11)。尚、通常
より嵩高の個別物品Y1が集約包装機8側に供給される
と、該集約包装機8での包装ができない場合があり(製
品が詰まる)、そのために予めこの強制排出装置53で
嵩高の個別物品Y1を排除するものである。この強制排
出装置53は、図8及び図11に示すように両ストッパ
ー52,52間を通過する個別物品Yの高さを検出する
検出器531A,531Bと、該検出器531A,53
1Bが大高さの個別物品Y1を検出したときにその直後
に高圧エアを吹き出すエアノズル532を有している。
そして、この強制排出装置53は、例えば図11に示す
ように、ストッパー52,52間の通路を通常高さの個
別物品Yより大高さの個別物品Y1が通過すると、それ
を検出器531A,531Bで検出して、図8に示すよ
うに、該検出器からの検出信号を受けてコントローラ1
5からの信号でソレノイドバルブ533を切換操作し、
エアノズル532の前部に当該大高さの個別物品Y1
差しかかったときに該エアノズル532から高圧エアを
吹き付けて該個別物品Y1を退避スペース534に強制
的に移動・排除するようになっている。
【0076】振分け装置54のスライド体56の後方に
は、図8に示すように、合計4つのレーン6A〜6Dを
有する分配レーン6が設けられている。この分配レーン
6の各レーン6A〜6Dは、分配ガイド60によって所
定間隔L(図16)をもって区画されている。尚、分配
ガイド60は、コンベア51の上面から若干離間して設
置されている。又、この各レーン6A〜6Dの入口は、
振分け装置54の出口がそれぞれ停止する位置に対応し
ており、該振分け装置54の出口から送り出される個別
物品Yを当該位置に対応するレーン(6A〜6D)に通
すことができるようになっている。
【0077】又、分配レーン6の各レーン6A〜6Dに
は、前後に間隔をもった2位置にそれぞれ検出器61A
〜61D、62A〜62Dが設けられている。前側(手
前側)の各検出器61A〜61Dは、各レーン6A〜6
Dの入口部分に個別物品Yの詰りによるトラブルが発生
していないかどうかを検出するものであり、後側(奥
側)の各検出器62A〜62Dは、レーン上に個別物品
Yが所定個数以上、貯溜されているかどうかを検出する
満杯検出器となるものである。そして、これらの検出器
61A〜61D、62A〜62Dは、個別物品Yを検出
すると、その信号をコントローラ15に出力して、該コ
ントローラ15により当該検出器で検出したレーンに振
分け装置54からの個別物品Yが供給されないように作
用する。又、振分け装置54の伸縮シリンダ57は、通
常はスライド体56を順次1ピッチLづつスライドさせ
るように作動するが、もし上記検出器(61A〜61
D、62A〜62D)が個別物品Yを検出しているレー
ン(6A〜6D)があると、そのレーンを飛ばして次の
レーンにスライド体56を対応させるようにセッティン
グされている。
【0078】この分配装置5は、コントローラ15から
の信号で順次、次のように作動するようになっている。
尚、単レーンコンベア4の終端部からは個別物品Y,Y
・・が順次一列状態で搬出される。又、分配装置5側の
コンベア51は連続して走行している。
【0079】最初は、始端部のストッパー52,52が
閉状態で、スライド体56部分の各ストッパー59A,
59Bがそれぞれ開状態となっている。そして、例え
ば、図8又は図10に示すように符号6Dのレーンに個
別物品Y,Y・・を供給する場合には、まず後ストッパ
ー59B,59Bが閉動作し、始端部のストッパー5
2,52が開動作する。すると、単レーンコンベア4側
からコンベア51上に移乗した各個別物品Y,Y・・が
揺動ガイド55内の通路を進行し、先頭の個別物品Yが
図16に示すように該閉動作した後ストッパーの押板5
92′,592′に突き当たって停止する。続いて、前
ストッパー59A,59Aが閉動作して、後ストッパー
59B,59Bの押板に突き当たっている先頭の個別物
品Yを左右両側から挟持する。そして、最基端部側の中
間スライドガイド58Aに設けている検出器585が揺
動ガイド55内に貯溜された個別物品Yを検出すると、
その信号を受けて始端部のストッパー52,52が閉動
作する。この状態では、前ストッパー59A,59Aで
挟持されている個別物品Yを先頭にして複数個(図示例
では9個)の個別物品Y,Y・・が振分け装置54部分
に貯溜されている。そして、当該対応するレーン6Dの
前後各検出器61D,62DがOFFであるときに、ス
ライド体56部分にある前後各ストッパー59A,59
Bがそれぞれ開動作され、振分け装置54部分に貯溜さ
れている各個別物品Y,Y・・がコンベア51により当
該レーン6Dに進入するようになる。
【0080】次に、振分け装置54内の個別物品Yが空
になる(但し、符号568の検出器がOFF)と、スラ
イド体56用の伸縮シリンダ57が1ピッチ分だけ縮小
されて、振分け装置54の出口を次順のレーン(例えば
符号6Cのレーン)に対応させる(その場合、符号61
C,62Cの各検出器がOFFである)。このとき、振
分け装置54が、その揺動範囲の中間点側に変位する際
には、揺動ガイド55の基端部からスライド体56まで
の直線距離が若干短くなるが、各可撓ガイド材551,
551は図12及び図13に示すようにネジリバネ55
7A,557Bで巻き込み方向に付勢しているので、該
各可撓ガイド材551,551の弛み分を吸収できる。
従って、揺動ガイド55は、常に直線状態に維持され
る。
【0081】そして、上記同様に、後ストッパー59
B,59Bを閉動作→始端部のストッパー52,52を
開動作(振分け装置54側に個別物品Yが進入する)→
前ストッパー59A,59Aを閉動作(先頭の個別物品
Yが後ストッパー59B,59Bに突き当たった後)→
始端部のストッパー52,52を閉動作(符号585の
検出器がONになった後)させた後、前後各ストッパー
59A,59Bをそれぞれ開動作させることによって、
振分け装置54部分に貯溜していた所定個数の個別物品
Y,Y・・が当該レーン6Cに供給されるようになる。
【0082】順次同様に、振分け装置54が1ピッチL
づつ変位して、分配レーン6の各レーン6A〜6Dに個
別物品Yを均等個数づつ振分けることができるようにな
っている。尚、何らかの理由で、各レーン6A〜6D上
の個別物品Yの個数に過不足が生じて、何れかのレーン
上に個別物品Yが満杯状態になったとき(検出器62A
〜62DがONになる)には、その満杯状態になったレ
ーンに供給順番がきても、そこを飛ばして次のレーンに
振分け装置54の出口を対応させるようになっている。
【0083】分配レーン6の各レーン6A〜6Dの終端
部には、並列コンベア7の各レーン7A〜7Dがそれぞ
れ接続されており、上記のように振分け装置54によっ
て各レーン6A〜6Dに供給された個別物品Yはそれぞ
れ並列コンベア7のレーン7A〜7Dに移乗されるよう
になる。尚、他の実施例では、分配レーン6の各レーン
6A〜6Dと並列コンベア7の各レーン7A〜7Dとを
それぞれ一体に連続したものを使用することができる。
【0084】並列コンベア7の終端部には、集約包装機
8が設置されており、該集約包装機8で、並列コンベア
7の各レーン7A〜7Dを通行する各列の個別物品Y,
Y・・を順次先頭側から所定個数(例えば2段×4列の
8個)づつまとめて包装し得るようになっている。尚、
図示の集約包装物品製造ラインでは、分配レーン6は、
4つのレーン6A〜6Dを有しているが、かならずしも
4つのレーンを使用しなくてもよく、製造すべき集約包
装物品Z(図18)の形態に応じて適数レーン(例えば
2〜3レーン)で運転することができる(その場合、振
分け装置54の振分け範囲を少なくすればよい)。
【0085】この実施例の集約包装物品製造ラインで
は、複数台の個別包装機1A〜1Cからそれぞれ製造さ
れる個別物品Y,Y・・を、合流装置3で一旦、一列に
合流させた後、その一列状態の各個別物品Y,Y・・を
分配装置5により複数のレーン6A〜6Dに振分けて集
約包装機8側に供給し得るようになっているので、もし
各個別包装機1A〜1Cのうちの一部が運転を中断して
も、集約包装機8部分には、常に所定列数の個別物品Y
が供給されるようになり、従って集約包装機8の連続運
転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる集約包装物品製造ラ
インの概略平面図である。
【図2】図1の集約包装物品製造ラインのブロック図で
ある。
【図3】図1における、個別包装機と合流装置との接続
部分を示す平面図である。
【図4】図1の合流装置部分の平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図5のVI−VI拡大矢視図である。
【図7】図5の一部拡大図である。
【図8】図1の分配装置部分の平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】図8の一部拡大図である。
【図11】図10のXI−XI拡大矢視図である。
【図12】図10のXII−XII拡大断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII断面図である。
【図14】図10のXIV−XIV拡大断面図である。
【図15】図8の分配装置部分の作用説明図である。
【図16】図15の一部拡大図である。
【図17】図16のXVII−XVII矢視図である。
【図18】本願発明の実施例で行われる各製造段階での
物品の状態変化図である。
【符号の説明】
1A〜1Cは個別物品製造機(個別包装機)、2A〜2
Cは個別コンベア、3は合流装置、4は単レーンコンベ
ア、5は分配装置、6は分配レーン、6A〜6Dは各レ
ーン、7は並列コンベア、8は集約包装機、31A〜3
1Cはリフター装置、33はコンベア、34は変向ガイ
ド、35は送出し装置、51はコンベア、52はストッ
パー、54は振分け装置、55は揺動ガイド、56はス
ライド体、57は伸縮シリンダ、59A及び59Bはそ
れぞれストッパー、Yは個別物品、Zは集約包装物品で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の個別コンベア(2A〜2C)によ
    ってそれぞれ搬送されてくる各列の個別物品(Y,Y・
    ・)を順次一列に合流させた状態で後送するための合流
    装置であって、 前記各個別コンベア(2A〜2C)の終端部にそれぞれ
    対応した位置にあって該各個別コンベア(2A〜2C)
    の終端部と同高さとなる低位置とそれより所定高さだけ
    高い高位置との間で上下動でき且つ各個別コンベア(2
    A〜2C)の終端部から搬出される各列の個別物品
    (Y,Y・・)をそれぞれ1個づつ載せることができる
    複数の載せ台(315A〜315C)を有し、該各載せ
    台(315A〜315C)を前記上下2位置間でそれぞ
    れ個別に上下動させることができるようにした複数のリ
    フター装置(31A〜31C)と、 該各リフター装置(31A〜31C)の載せ台(315
    A〜315C)が前記高位置にあるときに該各載せ台
    (315A〜315C)上の個別物品(Y)を移乗せし
    め得る受台(32)と、 前記高位置にある各載せ台(315A〜315C)上の
    各個別物品(Y)を前記受台(32)上に送り出す送出
    し装置(35)と、 前記受台(32)上に送り出された各列の個別物品
    (Y,Y・・)を一列に合流させるように案内する変向
    ガイド(34)と、 該変向ガイド(34)に案内される個別物品(Y)を変
    向ガイド(34)の終端から排出させるまで移送する移
    送装置(33,35)、 とを備えるとともに、 前記各リフター装置(31A〜31C)は、コントロー
    ラ(13)により、各載せ台(315A〜315C)を
    順次所定時間差をもって上下動せしめる如く制御するよ
    うにした、 ことを特徴とする個別物品の合流装置。
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Cited By (2)

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KR20190027330A (ko) * 2017-09-06 2019-03-14 가부시키가이샤 야스카와덴키 식품 배깅 시스템, 포개어 쌓기 장치, 이송 장치

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