JPH089127Y2 - ミシン針用糸通し器具 - Google Patents

ミシン針用糸通し器具

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JPH089127Y2
JPH089127Y2 JP1986015816U JP1581686U JPH089127Y2 JP H089127 Y2 JPH089127 Y2 JP H089127Y2 JP 1986015816 U JP1986015816 U JP 1986015816U JP 1581686 U JP1581686 U JP 1581686U JP H089127 Y2 JPH089127 Y2 JP H089127Y2
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熊夫 新野
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熊夫 新野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はミシン針の針穴にミシン糸を通すミシン針用
糸通し器具の改良に関する。
〔従来の技術〕 従来のこの種の糸通し器具に、第4図に示すように、
器具本体1の前方に垂直方向のミシン針案内溝2をあけ
ると共に該ミシン針案内溝2の奥方にミシン糸の入る糸
案内溝3を設けたものがある。4は糸挟み糸である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このものは、器具本体1に広い巾があるの
で、ミシンの種類、例えば、オーバーロック用ミシンの
ようなものでは、ミシン針の周辺に広いスペースがない
ため、使用することができない。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてこれ
を解決するためになされたもので、ミシン針の周辺が狭
いスペースしかない種類のミシンにも円滑かつ迅速に使
用することのできる汎用性の高いミシン針用糸通し器具
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、糸押芯金を進
退自在に保持し、かつ、該糸押芯金を進退作動さす押し
板を装備している器具本体と、該器具本体の前記糸押芯
金が進出する端部両側に各基端が固定され各先端側がそ
の進出する糸押芯金を挟むよう合掌する状態でその進出
方向に延びる剛性板とばね性板とからなる糸挟み板と、
該糸挟み板の剛性板とばね性板との合掌接合する部位に
形成され、前記糸押芯金の進出方向と略直交する方向に
ミシン針を嵌挿するミシン針案内通路と、該ミシン針案
内通路の手前の部位における前記剛性板とばね性板に夫
々形成され、前記糸押芯金の進退通路に交叉する方向の
ミシン糸案内溝と、各ミシン糸案内溝の外側溝口に開閉
自在に圧接するよう設けられ、該糸案内溝に案内される
ミシン糸を前記進出する糸押芯金の先端に係止させるべ
く緊張状態に保持する糸安定板と、前記ミシン糸案内溝
の手前の部位における前記剛性板から上方に延長して設
けられ、前記ミシン針の針穴に前記糸押芯金の先端を貫
通さすようミシン針取付部下端に当接して規制する定規
板と、前記ばね性板の先端部上縁から横方向である前記
剛性板の先端上方側へ延びるよう形成され、前記糸押芯
金の先端が前記針穴に通して前記ばね性板および剛性板
の先端が挟持しているミシン糸を下方後部への引き出し
時に係止するミシン糸掛用フックとで構成したことを特
徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳述する。
なお、従来のものと共通する構成部分については、同一
符号を使用するものとする。
第1図は、本考案の糸通し器具Aの斜視図を示す。同
第1図において、該糸通し器具Aは、操作部aとミシン
針係合部bとで構成されている。
その操作部aは、器具本体1や押し板5などからな
り、第2図に示すように、その器具本体1は糸押芯金6
を進退自在に保持し、かつ、該糸押芯金6を進退作動さ
す駒7をスライド自在に収容し、該駒7をアーム8を介
してスライドさすよう前記押し板5を軸支している。該
押し板5は前記器具本体1内部に一端が軸支され他端が
戻しばね9を介して外部に突出し、内部への押圧が可能
となっている。10は前記駒7の収容室、11は上方に開放
する前記押し板5の収容室、12は糸押芯金6の進退作動
を案内するガイド溝、13は該押し板5の枢軸、14は前記
駒7と前記アーム8下端との連結ピン、15は前記押し板
5の内部で下方に開放する前記アーム8の作動室、16は
該アーム3上端の枢軸、17は前記器具本体1の前端側方
に形成する糸挟み板4を嵌着する溝、18はその糸挟み板
4を固定するリベットである。
前記ミシン針係合部bは、前記糸挟み板4や糸安定板
19、定規板20などからなる。
その糸挟み板4は、第2図に示すように、左右に対4
a、4bをなし、前記器具本体1の前記糸押芯金6が進出
する左右端部各両側に各々基端41a、41bが固定され、各
先端側がその進出する糸押芯金6を挟むよう合掌する状
態でその進出方向に延びる。そして、これら糸挟み板4
a、4bの合掌接合する部位におけるそれら糸挟み板42a、
42bの間に、前記糸押芯金6の進出方向と略直交する方
向にミシン針21(第1図参照)を嵌挿する針案内通路2
を形成し、かつ、それら糸挟み板4a、4bにおける該針案
内通路2の手前の部位に前記糸押芯金6の進退通路に臨
むミシン糸案内溝3が設けられている。
このミシン糸案内溝3には、両端にミシン糸安定板19
がそのミシン糸案内溝3を塞ぎ、かつ、第1図に示すよ
うに、通されたミシン糸22を前記糸挟み板4の両側に圧
接するよう装設される。23は該糸安定板19の装着部で、
一方の糸挟み板4aに固定されるようになっている。
この糸挟み板4aは、他の糸挟み板4bよりも肉厚の部材
からなり、ばね性よりも剛性に富む。そして、この糸挟
み板4aの前記糸安定板19を固定する部分は上方に延びて
針取付部24の下端に当接し、かつ、ミシン針21の上端部
を挟む定規板20を構成し、第3図に示すように、ミシン
針21の針穴25に前記糸押芯金6の先端を貫通さすよう位
置を規制するようになっている。26は定規板20の当接挟
持部である。前記他の糸挟み板4bは剛性よりもばね性に
富み、それの基端41bが器具本体1に固定されたときに
は、先端側が相手の糸挟み板4aの先端側に合掌接合して
付勢するようになっており、かつ、その先端上方には相
手の糸挟み板4aの先端上方に位置するよう横方向に延び
る糸掛け用フック27が形成されている。
次に、上述のように構成された糸通し器具Aの作用を
説明する。
先ず、糸通し器具Aの糸安定板19の付勢に抗してミシ
ン糸22を糸案内溝3の底につかえるまで引下げて嵌込
む。その際、該ミシン糸22は進出してくる糸押芯金の先
端前方に緊張状態に保持される。
続いて、この糸通し器具Aの定規板20の当接挟持部26
をミシン針21に嵌合せ、そのミシン針21先を針案内通路
2の上方に位置させ、前記当接挟持部26が、第1図に示
すように針取付部24の下端に突き当るまで、該糸通し器
具Aを上昇させる。
すると、第3図に示すように、ミシン針21の針穴25が
糸押芯金6の進退する通路に当る位置に設定される。
次に、押し板5を戻しばね9に抗して下方に押圧する
とアーム8は駒7を前方にスライドさせ、従って、糸押
芯金6は糸挟み板4a、4bの合掌方向への付勢に抗して前
方へ進出し、その前端の凹部6aに糸22を受けて針穴25を
貫通し、さらに、その針21より前方の糸挟み板4a、4bの
合掌接合部分43a、43bの付勢に抗して前方へ進出し外部
へ突出する。
なお、この場合、ミシン針21の種類によっては、針穴
25が糸押芯金6の移動軌跡の下方に位置することもある
が、そのようなミシン針21では、前記糸押芯金6の先端
が、針穴25の上方に通常設けられる縦方向の糸逃溝(図
示せず)内に嵌挿するので、当該糸通し器具自体を下方
に降すと、該糸押芯金6の先端が前記糸逃溝に沿って下
方に案内された後、前述同様、針穴25を貫通し前方に進
出し外部へ突出する。
ここで、押し板5の押圧を解除すると、戻しばね9の
付勢により、該押し板5は反時計廻りに回動して元位置
に復帰しこれを伴って、アーム8は駒7を後方にスライ
ドさせ、従って、糸押芯金6は後方に退却する。
このとき、外部へ突出された糸22は左右の糸挟み板4
a、4bに挟まれて突出された位置に残っている。従っ
て、このとき、糸通し器具Aを下方に下げて手前に引く
と、針案内通路2は針21先から抜け、また、定規板20の
当接挟持部26も針21から脱れ同時に、針穴25から前方外
部に突出された糸22は、その左右一対の糸挟み板4a、4b
の前端部合掌接合部分43a、43bに挟まれ、かつ糸掛用フ
ック27に引掛けられた状態で、その針穴25の前方からさ
らに長く引き出され、かくしてミシン針21の針穴25への
糸通しが終了する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のミシン針用糸通し器具で
は、糸押芯金を進退自在に保持し、かつ、該糸押芯金を
進退作動さす押し板を装備している器具本体と、該器具
本体の前記糸押芯金が進出する端部両側に各基端が固定
され各先端側がその進出する糸押芯金を挟むよう合掌す
る状態でその進出方向に延びる剛性板とばね性板とから
なる糸挟み板と、該糸挟み板の剛性板とばね性板との合
掌接合する部位に形成され、前記糸押芯金の進出方向と
略直交する方向にミシン針を嵌挿するミシン針案内通路
と、該ミシン針案内通路の手前の部位における前記剛性
板とばね性板に夫々形成され、前記糸押芯金の進退通路
に交叉する方向のミシン糸案内溝と、各ミシン糸案内溝
の外側溝口に開閉自在に圧接するよう設けられ、該糸案
内溝に案内されるミシン糸を前記進出する糸押芯金の先
端に係止させるべく緊張状態に保持する糸安定板と、前
記ミシン糸案内溝の手前の部位における前記剛性板から
上方に延長して設けられ、前記ミシン針の針穴に前記糸
押芯金の先端を貫通さすようミシン針取付部下端に当接
して規制する定規板と、前記ばね性板の先端部上縁から
横方向である前記剛性板の先端上方側へ延びるよう形成
され、前記糸押芯金の先端が前記針穴に通して前記ばね
性板および剛性板の先端が挟持しているミシン糸を下方
後部への引き出し時に係止するミシン糸掛用フックとで
構成したので、オーバーロックミシンのように、ミシン
針の周辺に狭いスペースしかないときにも、円滑・迅速
かつ容易にミシン針の針穴に糸を通すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の糸通し器具の斜視図、第2図は同上糸
通し器具の分解斜視図、第3図は同上糸通し器具の作用
を示す縦断面図、第4図は従来の糸通し器具の斜視図で
ある。 A……糸通し器具、1……器具本体 2……針案内溝、3……糸案内溝 4……糸挟み板、5……押し板 6……糸押芯金、7……駒 8……アーム、9……戻しばね 19……糸安定板、20……定規板 21……ミシン針、22……糸 25……針穴、27……糸掛用フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸押芯金を進退自在に保持し、かつ、該糸
    押芯金を進退作動さす押し板を装備している器具本体
    と、該器具本体の前記糸押芯金が進出する端部両側に各
    基端が固定され各先端側がその進出する糸押芯金を挟む
    よう合掌する状態でその進出方向に延びる剛性板とばね
    性板とからなる糸挟み板と、該糸挟み板の剛性板とばね
    性板との合掌接合する部位に形成され、前記糸押芯金の
    進出方向と略直交する方向にミシン針を嵌挿するミシン
    針案内通路と、該ミシン針案内通路の手前の部位におけ
    る前記剛性板とばね性板に夫々形成され、前記糸押芯金
    の進退通路に交叉する方向のミシン糸案内溝と、各ミシ
    ン糸案内溝の外側溝口に開閉自在に圧接するよう設けら
    れ、該糸案内溝に案内されるミシン糸を前記進出する糸
    押芯金の先端に係止させるべく緊張状態に保持する糸安
    定板と、前記ミシン糸案内溝の手前の部位における前記
    剛性板から上方に延長して設けられ、前記ミシン針の針
    穴に前記糸押芯金の先端を貫通さすようミシン針取付部
    下端に当接して規制する定規板と、前記ばね性板の先端
    部上縁から横方向である前記剛性板の先端上方側へ延び
    るよう形成され、前記糸押芯金の先端が前記針穴に通し
    て前記ばね性板および剛性板の先端が挟持しているミシ
    ン糸を下方後部への引き出し時に係止するミシン糸掛用
    フックとで構成したことを特徴とするミシン針用糸通し
    器具。
JP1986015816U 1986-02-07 1986-02-07 ミシン針用糸通し器具 Expired - Lifetime JPH089127Y2 (ja)

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JPS62130583U JPS62130583U (ja) 1987-08-18
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Families Citing this family (2)

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JP2542254Y2 (ja) * 1991-06-21 1997-07-23 通俊 酒井 裁縫針用糸通し器
KR20030037982A (ko) * 2001-11-08 2003-05-16 김상일 재봉틀의 휴대용 실 연결구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152279U (ja) * 1982-04-04 1983-10-12 海藤 清治 ミシンにおける縫糸通し器

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