JPH0891258A - 組付装置 - Google Patents
組付装置Info
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- JPH0891258A JPH0891258A JP25431994A JP25431994A JPH0891258A JP H0891258 A JPH0891258 A JP H0891258A JP 25431994 A JP25431994 A JP 25431994A JP 25431994 A JP25431994 A JP 25431994A JP H0891258 A JPH0891258 A JP H0891258A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接手段を支持するためのロボットを必要と
せず、構造および操作が簡単かつ安価な組付装置を提供
する。 【構成】 統一形状に形成されたフレーム26の仮付を行
うワークWに応じた箇所にブラケット30を介して溶接ガ
ン22が着脱可能に取付けられている。各溶接ガン22の電
源を供給する給電装置23は、フィックスチャーガン35の
電極に絶縁体33を間に介在された導電板34の受電部34a
が挟持され、受電部34a に接続された主導電板部34b に
各ガン22の近傍に突出するように枝導電板34c が接続さ
れ、この枝導電板34c の先端にそれぞれガン22のケーブ
ルが接続されている。ワークWの位置決め等の際には、
溶接ガン22のヨークはワークWに干渉しないように退避
している。
せず、構造および操作が簡単かつ安価な組付装置を提供
する。 【構成】 統一形状に形成されたフレーム26の仮付を行
うワークWに応じた箇所にブラケット30を介して溶接ガ
ン22が着脱可能に取付けられている。各溶接ガン22の電
源を供給する給電装置23は、フィックスチャーガン35の
電極に絶縁体33を間に介在された導電板34の受電部34a
が挟持され、受電部34a に接続された主導電板部34b に
各ガン22の近傍に突出するように枝導電板34c が接続さ
れ、この枝導電板34c の先端にそれぞれガン22のケーブ
ルが接続されている。ワークWの位置決め等の際には、
溶接ガン22のヨークはワークWに干渉しないように退避
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組付装置に関し、さら
に詳しくは、複数のワークを組付るための溶接手段を備
えた組付装置に関するものである。
に詳しくは、複数のワークを組付るための溶接手段を備
えた組付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の車体は、一般に、アン
ダボデー、左右のサイドメンバ、ルーフ、カウル、およ
びロアバック等の車体パネルによって構成され、これら
の車体パネル(以下、ワークという)を組付る際には、
ワークを相互に位置決め固定し、その位置決めされたワ
ークを相互にスポット溶接によって要求される精度内で
接合する仮付工程を行ってメインボデーを構成し、その
後メインボデーの強度を保証するため、増打ちを施して
いる。
ダボデー、左右のサイドメンバ、ルーフ、カウル、およ
びロアバック等の車体パネルによって構成され、これら
の車体パネル(以下、ワークという)を組付る際には、
ワークを相互に位置決め固定し、その位置決めされたワ
ークを相互にスポット溶接によって要求される精度内で
接合する仮付工程を行ってメインボデーを構成し、その
後メインボデーの強度を保証するため、増打ちを施して
いる。
【0003】従来、車体の仮付工程のように、複数のワ
ークを自動的に溶接によって組付るための装置は、特開
昭63−61689号公報に開示されているように、ワ
ークを台車上に載置するローディング工程部と、この台
車上に載置されたワークをロボットにより溶接を行う溶
接加工部とを有する溶接ライン装置が知られている。
ークを自動的に溶接によって組付るための装置は、特開
昭63−61689号公報に開示されているように、ワ
ークを台車上に載置するローディング工程部と、この台
車上に載置されたワークをロボットにより溶接を行う溶
接加工部とを有する溶接ライン装置が知られている。
【0004】また、特公平5−21795号公報に開示
されているように、統一形状のフレームの所定位置にワ
ークを保持するための治具駒を着脱可能に具備する治具
パレットと、この治具パレットを保持しかつ所定の組付
位置に位置させる位置決め手段およびワークの溶接を行
う溶接手段を固定的に配置したメインボデー組付装置
と、治具パレットをサブ工程と組付装置との間で移動さ
せ、かつ治具パレットを位置決め手段へ受渡す搬送手段
とを備えた組付装置も知られている。
されているように、統一形状のフレームの所定位置にワ
ークを保持するための治具駒を着脱可能に具備する治具
パレットと、この治具パレットを保持しかつ所定の組付
位置に位置させる位置決め手段およびワークの溶接を行
う溶接手段を固定的に配置したメインボデー組付装置
と、治具パレットをサブ工程と組付装置との間で移動さ
せ、かつ治具パレットを位置決め手段へ受渡す搬送手段
とを備えた組付装置も知られている。
【0005】従来の溶接によって組付を行う組付装置
は、いずれのものであっても、溶接手段としてロボット
の先端に溶接ガンが設けられたものを用い、このロボッ
トを組立ラインの所定ステージの位置に多数配置してな
るものであった。
は、いずれのものであっても、溶接手段としてロボット
の先端に溶接ガンが設けられたものを用い、このロボッ
トを組立ラインの所定ステージの位置に多数配置してな
るものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、仮付のための溶接手段をワークの溶接位置に移動
させるためのロボットは高価で大型かつ複雑であるた
め、ロボットが互いに干渉しないようにアームの振れを
考慮して配置する必要がある。また、組付る車種の切換
えや新規車種投入等の際には、ワークに応じて各ロボッ
トにティーチングをその都度行う必要があり、さらに、
ロボットの制御やティーチングは、煩雑で手間がかかる
ため熟練を要し、その保全技術も高度なものが要求され
るという問題があった。
ては、仮付のための溶接手段をワークの溶接位置に移動
させるためのロボットは高価で大型かつ複雑であるた
め、ロボットが互いに干渉しないようにアームの振れを
考慮して配置する必要がある。また、組付る車種の切換
えや新規車種投入等の際には、ワークに応じて各ロボッ
トにティーチングをその都度行う必要があり、さらに、
ロボットの制御やティーチングは、煩雑で手間がかかる
ため熟練を要し、その保全技術も高度なものが要求され
るという問題があった。
【0007】各溶接手段およびこれを溶接位置に移動さ
せるための各ロボットのそれぞれに電源を供給する必要
があり、そのため組付装置全体の設備が大型化するとい
う問題があった。
せるための各ロボットのそれぞれに電源を供給する必要
があり、そのため組付装置全体の設備が大型化するとい
う問題があった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、仮付工程において溶接手段を支持するためのロボッ
トを必要とせず、構造および操作が簡単かつ安価な組付
装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、
車種の切換えや新規車種投入に容易に対応することがで
き、保全が容易な組付装置を提供することを目的とす
る。
で、仮付工程において溶接手段を支持するためのロボッ
トを必要とせず、構造および操作が簡単かつ安価な組付
装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、
車種の切換えや新規車種投入に容易に対応することがで
き、保全が容易な組付装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る組付装置は、ワークを保持する保持手
段と、ワークを組付可能とするよう保持手段を移動させ
る移動手段と、組付可能に位置されたワークを溶接する
溶接手段とを備えた組付装置において、前記保持手段に
前記溶接手段を設けたことを特徴とするものである。
め、本発明に係る組付装置は、ワークを保持する保持手
段と、ワークを組付可能とするよう保持手段を移動させ
る移動手段と、組付可能に位置されたワークを溶接する
溶接手段とを備えた組付装置において、前記保持手段に
前記溶接手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の組付装置は、上述したように構成され
ているので以下のように作用する。すなわち、保持手段
にワークを保持させ、移動手段によってワークが組付可
能に位置するように保持手段を移動させて位置決めす
る。溶接手段は保持手段に保持されたワークに伴って移
動し、位置決めされたワークを溶接して組付る。
ているので以下のように作用する。すなわち、保持手段
にワークを保持させ、移動手段によってワークが組付可
能に位置するように保持手段を移動させて位置決めす
る。溶接手段は保持手段に保持されたワークに伴って移
動し、位置決めされたワークを溶接して組付る。
【0011】溶接手段に電源を供給するための給電装置
は保持手段ごとに設けられ、保持手段に設けられた各溶
接手段に接続される。
は保持手段ごとに設けられ、保持手段に設けられた各溶
接手段に接続される。
【0012】
【実施例】本発明に係る組付装置の一実施例を、自動車
のメインボデーの仮付工程を行う車体組付装置によっ
て、図に基づいて詳細に説明する。なお、図において同
一符号は同一部分または相当部分とする。
のメインボデーの仮付工程を行う車体組付装置によっ
て、図に基づいて詳細に説明する。なお、図において同
一符号は同一部分または相当部分とする。
【0013】自動車の車体は、図1に示すように、アン
ダボデーUB、左右サイドメンバSM、ルーフR、カウ
ルC、アッパバックU、ロアバックL等の車体パネルを
ワークとして溶接し、仮付工程を行ってメインボデーM
Bが構成される。
ダボデーUB、左右サイドメンバSM、ルーフR、カウ
ルC、アッパバックU、ロアバックL等の車体パネルを
ワークとして溶接し、仮付工程を行ってメインボデーM
Bが構成される。
【0014】車体組付装置は、保持手段として、アンダ
ボデーUBを保持するアンダボデー治具パレット 1と、
サイドメンバSMを保持するサイドメンバ治具パレット
2と、ルーフRとカウルCおよびアッパバックUを保持
するRCU治具パレット 3と、ロアバックLを保持する
ロアバック治具パレット 4とを備えている(詳しくは特
公平5−21795号公報参照)。
ボデーUBを保持するアンダボデー治具パレット 1と、
サイドメンバSMを保持するサイドメンバ治具パレット
2と、ルーフRとカウルCおよびアッパバックUを保持
するRCU治具パレット 3と、ロアバックLを保持する
ロアバック治具パレット 4とを備えている(詳しくは特
公平5−21795号公報参照)。
【0015】図2に示すように、アンダボデー治具パレ
ット 1は、移動手段として、その下面にローラとモータ
等によって駆動されるトランスファー装置とが設けられ
(図示を省略した)、床面に敷設された走行レール 7上
に載置され、アンダボデーを投入位置から定盤 5上の仮
付位置Kに搬送し、かつ仮付されたメインボデーMBを
搬出するために、図2において矢印X方向に移動する。
ット 1は、移動手段として、その下面にローラとモータ
等によって駆動されるトランスファー装置とが設けられ
(図示を省略した)、床面に敷設された走行レール 7上
に載置され、アンダボデーを投入位置から定盤 5上の仮
付位置Kに搬送し、かつ仮付されたメインボデーMBを
搬出するために、図2において矢印X方向に移動する。
【0016】サイドメンバ治具パレット 2は、移動手段
として、定盤 5上の基台 8に敷設されたレール 9に支持
され、サイドメンバ搬送装置(図示を省略した)によっ
て水平方向に寝かせた状態で投入されたサイドメンバS
Mを受取り、仮付位置Kに近接させるように図2におけ
る矢印Y方向に搬送する搬送手段と、仮付位置Kに水平
方向に寝かせた状態で近接されたサイドメンバを図2に
おいて矢印Z方向に反転させて溶接可能に位置させる反
転手段とを備えている(図示を省略した)。なお、レー
ル10は、組付る車種を変更する等の際にサイドメンバ治
具パレット 3を異なるものに入替えるために設けられて
いるものである。
として、定盤 5上の基台 8に敷設されたレール 9に支持
され、サイドメンバ搬送装置(図示を省略した)によっ
て水平方向に寝かせた状態で投入されたサイドメンバS
Mを受取り、仮付位置Kに近接させるように図2におけ
る矢印Y方向に搬送する搬送手段と、仮付位置Kに水平
方向に寝かせた状態で近接されたサイドメンバを図2に
おいて矢印Z方向に反転させて溶接可能に位置させる反
転手段とを備えている(図示を省略した)。なお、レー
ル10は、組付る車種を変更する等の際にサイドメンバ治
具パレット 3を異なるものに入替えるために設けられて
いるものである。
【0017】RCU治具パレット 3は、ワークとしてル
ーフRとカウルCとアッパバックUとを保持するもの
で、天井に設けられたレールに沿って移動する搬送機
(図示を省略した)によって昇降可能に支持されてい
る。
ーフRとカウルCとアッパバックUとを保持するもの
で、天井に設けられたレールに沿って移動する搬送機
(図示を省略した)によって昇降可能に支持されてい
る。
【0018】ロアバック治具パレット 4は、この実施例
の場合においては、投入されたロアバックLを仮付位置
Kに近接させるように搬送し、仮付位置Kに溶接可能に
位置させる移動反転手段11を備えている。なお、ロアバ
ックLは、RCU治具パレット 3によってルーフR、カ
ウルCおよびアッパバックUと共に移動させる場合もあ
る。
の場合においては、投入されたロアバックLを仮付位置
Kに近接させるように搬送し、仮付位置Kに溶接可能に
位置させる移動反転手段11を備えている。なお、ロアバ
ックLは、RCU治具パレット 3によってルーフR、カ
ウルCおよびアッパバックUと共に移動させる場合もあ
る。
【0019】定盤 5上の仮付位置Kのアンダボデー入口
には、走行レール 7に直交してこれを跨ぐように門形フ
レーム12が設けられている。門形フレーム12の梁12a と
左右のサイドメンバ治具パレット 2の上端部には、RC
U治具パレット位置決め手段が設けられている。この位
置決め手段は、図3に示すように、門形フレーム12の梁
12a の上部にブラケット13を介して位置決め基準ピン14
が立設され、左右のサイドメンバ治具パレット 2の上端
部にはブラケット15を介して位置決め基準受け部材16が
設けられ、RCU治具パレット 3の前端に基準穴17を有
する位置決め支持部材18が設けられると共に、左右に位
置決め基準受け部材16と対応するようにブラケット19を
介して位置決め基準部材20が設けられている。左右のサ
イドメンバ治具パレット 2が反転され、RCU治具パレ
ット 3が仮付位置Kに下降されると、位置決め基準ピン
14が位置決め基準穴17に嵌合し、位置決め基準部材20が
位置決め受け部材16に嵌り、各ワークの位置決めが行わ
れる(詳しくは特公平3−68784号公報参照)。
には、走行レール 7に直交してこれを跨ぐように門形フ
レーム12が設けられている。門形フレーム12の梁12a と
左右のサイドメンバ治具パレット 2の上端部には、RC
U治具パレット位置決め手段が設けられている。この位
置決め手段は、図3に示すように、門形フレーム12の梁
12a の上部にブラケット13を介して位置決め基準ピン14
が立設され、左右のサイドメンバ治具パレット 2の上端
部にはブラケット15を介して位置決め基準受け部材16が
設けられ、RCU治具パレット 3の前端に基準穴17を有
する位置決め支持部材18が設けられると共に、左右に位
置決め基準受け部材16と対応するようにブラケット19を
介して位置決め基準部材20が設けられている。左右のサ
イドメンバ治具パレット 2が反転され、RCU治具パレ
ット 3が仮付位置Kに下降されると、位置決め基準ピン
14が位置決め基準穴17に嵌合し、位置決め基準部材20が
位置決め受け部材16に嵌り、各ワークの位置決めが行わ
れる(詳しくは特公平3−68784号公報参照)。
【0020】以上のように構成された各治具パレット1,
2,3,4 は、それぞれフレーム1a,2a,3a,4a が統一形状に
形成され、このフレームにワークを保持するクランプ等
の治具駒1b,2b,3b,4b と、位置決めされたワークを溶接
する溶接手段22とが組付る車種に応じてフレーム1a,2a,
3a,4a の所定の位置に着脱可能に取付けられ、各ガン22
に電源を供給するための給電装置が設けられている。以
下、治具パレットの説明をRCU治具パレット 3を代表
例として図4乃至図6に基づいて説明する。
2,3,4 は、それぞれフレーム1a,2a,3a,4a が統一形状に
形成され、このフレームにワークを保持するクランプ等
の治具駒1b,2b,3b,4b と、位置決めされたワークを溶接
する溶接手段22とが組付る車種に応じてフレーム1a,2a,
3a,4a の所定の位置に着脱可能に取付けられ、各ガン22
に電源を供給するための給電装置が設けられている。以
下、治具パレットの説明をRCU治具パレット 3を代表
例として図4乃至図6に基づいて説明する。
【0021】RCU治具パレット 3は、搬送機に設けら
れたシリンダ等の昇降手段が取付けられるフレーム25
と、溶接手段22が取付けられるフレーム26とを備え、両
フレーム25,26 は連結部材27を介して連結されている
(図5)。スポット溶接を行うための溶接手段22は、こ
の実施例の場合、エコライジングガンがブラケット30を
介して曲面を有するワークWに対して直角に電極が当接
するようにフレーム26に設けられている。
れたシリンダ等の昇降手段が取付けられるフレーム25
と、溶接手段22が取付けられるフレーム26とを備え、両
フレーム25,26 は連結部材27を介して連結されている
(図5)。スポット溶接を行うための溶接手段22は、こ
の実施例の場合、エコライジングガンがブラケット30を
介して曲面を有するワークWに対して直角に電極が当接
するようにフレーム26に設けられている。
【0022】各ガン22に対して溶接電源を供給する給電
装置23は、絶縁体33を介して重合され、RCU治具パレ
ット 3に取付けられる導電板34と、固定部に取付けら
れ、RCU治具パレット 3が仮付位置Kに位置決めされ
たときに導電板34の受電部34aを電極によって挟持する
フィックスチャーガン35とからなるものである(図
4)。導電板34のフィックスチャーガン35に挟持される
受電部34a は、RCU治具パレット 3の位置決め支持部
材18の近傍に突出するように設けられ、RCU治具パレ
ット 3の略中央に延在する主導電板34b に電気的に接続
されている。主導電板34b には、図6に示すように、各
ガン22の近傍に突出するように枝導電板34c が接続さ
れ、この枝導電板34c の先端にそれぞれガン22のケーブ
ルが接続されている。この実施例の場合、フィックスチ
ャーガン35は、RCU治具パレット 3が仮付位置Kに位
置決めされたときに受電部34a に対応して挟持できるよ
うに、門形フレーム12に取付けられている。フィックス
チャーガン35の電極はトランスに接続されている。
装置23は、絶縁体33を介して重合され、RCU治具パレ
ット 3に取付けられる導電板34と、固定部に取付けら
れ、RCU治具パレット 3が仮付位置Kに位置決めされ
たときに導電板34の受電部34aを電極によって挟持する
フィックスチャーガン35とからなるものである(図
4)。導電板34のフィックスチャーガン35に挟持される
受電部34a は、RCU治具パレット 3の位置決め支持部
材18の近傍に突出するように設けられ、RCU治具パレ
ット 3の略中央に延在する主導電板34b に電気的に接続
されている。主導電板34b には、図6に示すように、各
ガン22の近傍に突出するように枝導電板34c が接続さ
れ、この枝導電板34c の先端にそれぞれガン22のケーブ
ルが接続されている。この実施例の場合、フィックスチ
ャーガン35は、RCU治具パレット 3が仮付位置Kに位
置決めされたときに受電部34a に対応して挟持できるよ
うに、門形フレーム12に取付けられている。フィックス
チャーガン35の電極はトランスに接続されている。
【0023】ブラケット30を介してフレーム26に取付け
られたガン22の動作を図7乃至図10に示す。通常の状
態においては、図7に示すように、シリンダ40のピスト
ンロッド40a が退縮し、ピストンロッド40a に突設され
たピン41がリアクションフィンガ42に当接し、スタビラ
イザスプリング43に抗してブラケット30に取付けられた
イコライジングベッド44に対してピン45を中心に傾斜す
るようにヨーク46が揺動し、かつ電極47,47 が解放して
おり、ワークに干渉しないように退避している。
られたガン22の動作を図7乃至図10に示す。通常の状
態においては、図7に示すように、シリンダ40のピスト
ンロッド40a が退縮し、ピストンロッド40a に突設され
たピン41がリアクションフィンガ42に当接し、スタビラ
イザスプリング43に抗してブラケット30に取付けられた
イコライジングベッド44に対してピン45を中心に傾斜す
るようにヨーク46が揺動し、かつ電極47,47 が解放して
おり、ワークに干渉しないように退避している。
【0024】ワークを溶接する際には、ピストンロッド
40a を伸長させるように、シリンダ40にエア等の作動流
体を供給する。図8に示すように、ヨーク46は、ピン45
を中心に揺動し、スタビライザスプリング43の引張り力
によって上スタビライザブロック48が下スタビライザブ
ロック49に着座する。さらにピストンロッド40a が伸長
すると、イコライジングベッド44に対してヨーク46が近
接し(図9参照)、最終的に電極47,47 が相互に位置決
めされたワークをはさむように加圧し、電極が通電され
てワークを溶接することとなる(図10参照)。溶接を
完了した後は、シリンダ40のピストンロッド40a を退縮
させ、電極47,47 を互いに離間するように解放する。ヨ
ーク46は、ピン41がリアクションフィンガ42に当接して
ピン45を中心に揺動し、図7に示すように、ワークに干
渉しないように退避することとなる。
40a を伸長させるように、シリンダ40にエア等の作動流
体を供給する。図8に示すように、ヨーク46は、ピン45
を中心に揺動し、スタビライザスプリング43の引張り力
によって上スタビライザブロック48が下スタビライザブ
ロック49に着座する。さらにピストンロッド40a が伸長
すると、イコライジングベッド44に対してヨーク46が近
接し(図9参照)、最終的に電極47,47 が相互に位置決
めされたワークをはさむように加圧し、電極が通電され
てワークを溶接することとなる(図10参照)。溶接を
完了した後は、シリンダ40のピストンロッド40a を退縮
させ、電極47,47 を互いに離間するように解放する。ヨ
ーク46は、ピン41がリアクションフィンガ42に当接して
ピン45を中心に揺動し、図7に示すように、ワークに干
渉しないように退避することとなる。
【0025】本発明に係る組付装置を定盤上 5の仮付位
置KにメインボデーMBを構成する各ワークを位置決め
して組付る例によって説明したが、この実施例に限定さ
れることなく、例えば車型専用の治具台車を備え、この
治具台車にボデー部品を搭載して循環させ、必要な治具
台車を適宜組付工程に投入する所謂治具循環タイプの組
付装置にも適用できることは勿論のこと、複数のワーク
を相互に位置決め固定し、その位置決めされたワークを
相互に溶接によって組付を行うものであれば、自動車の
ボデーの組付装置に限定されることはない。
置KにメインボデーMBを構成する各ワークを位置決め
して組付る例によって説明したが、この実施例に限定さ
れることなく、例えば車型専用の治具台車を備え、この
治具台車にボデー部品を搭載して循環させ、必要な治具
台車を適宜組付工程に投入する所謂治具循環タイプの組
付装置にも適用できることは勿論のこと、複数のワーク
を相互に位置決め固定し、その位置決めされたワークを
相互に溶接によって組付を行うものであれば、自動車の
ボデーの組付装置に限定されることはない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、保持手段に溶接手段を
設けたことによって、溶接手段を支持するためのロボッ
トを必要としないので、組付装置を安価でコンパクトか
つ簡単な構造とすることができる。
設けたことによって、溶接手段を支持するためのロボッ
トを必要としないので、組付装置を安価でコンパクトか
つ簡単な構造とすることができる。
【0027】また、組付る車種の切換えや新規車種投入
等の際に、ロボットのティーチング等煩雑な操作を不要
とすることができ、保全を容易なものとすることができ
る。
等の際に、ロボットのティーチング等煩雑な操作を不要
とすることができ、保全を容易なものとすることができ
る。
【0028】給電装置を治具パレットごとに設けたの
で、溶接ガン毎にトランス等を含む給電装置を設ける必
要がない。
で、溶接ガン毎にトランス等を含む給電装置を設ける必
要がない。
【図1】各治具パネルとメインボデーを示す斜視図であ
る。
る。
【図2】組付装置の概略斜視図である。
【図3】位置決め手段を示す要部斜視図である。
【図4】RCU治具パレットの平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】溶接ガンの解放状態を示す正面図である。
【図8】図7の状態から、ピストンロッドが伸長した状
態の溶接ガンを示す正面図である。
態の溶接ガンを示す正面図である。
【図9】図8の状態から、さらにピストンロッドが伸長
した状態の溶接ガンを示す正面図である。
した状態の溶接ガンを示す正面図である。
【図10】電極が閉じてワークを加圧する状態の溶接ガ
ンを示す正面図である。
ンを示す正面図である。
1 アンダボデー治具パレット 2 サイドメンバ治具パレット 3 RCU治具パレット 4 ロアバック治具パレット 22 溶接ガン 23 給電装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークを保持する保持手段と、ワークを
組付可能とするよう保持手段を移動させる移動手段と、
組付可能に位置されたワークを溶接する溶接手段とを備
えた組付装置において、 前記保持手段に前記溶接手段を設けたことを特徴とする
組付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06254319A JP3134680B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06254319A JP3134680B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 組付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891258A true JPH0891258A (ja) | 1996-04-09 |
JP3134680B2 JP3134680B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17263355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06254319A Expired - Fee Related JP3134680B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 組付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134680B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP06254319A patent/JP3134680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3134680B2 (ja) | 2001-02-13 |
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Legal Events
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FPAY | Renewal fee payment |
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