JPH089107B2 - スポット溶接装置の給電装置 - Google Patents

スポット溶接装置の給電装置

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JPH089107B2
JPH089107B2 JP1293805A JP29380589A JPH089107B2 JP H089107 B2 JPH089107 B2 JP H089107B2 JP 1293805 A JP1293805 A JP 1293805A JP 29380589 A JP29380589 A JP 29380589A JP H089107 B2 JPH089107 B2 JP H089107B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスポット溶接装置に効率良く溶接電源を給電
することができる給電装置に関するものである。
(従来の技術) スポット溶接装置の従来例としては、例えば第4図に
示すものがある(スポット溶接装置の詳細については実
開昭59−10981号公報等を参照のこと)。図中50はスポ
ット溶接ガンを示し、この従来例では4台のガンを使用
している。スポット溶接ガン50は図示しない溶接治具等
に支持されており、ワーク(溶接対象物)51の所定溶接
位置、すなわち所定打点位置に一対の電極52,53を押圧
してこのワークを挟持するための、加圧挟持手段として
の加圧シリンダ54を具えている。電極52,53は夫々対を
なす給電ケーブル55,56の一端に接続されており、給電
ケーブル55,56の他端は夫々給電用鍵盤57の、対応する
給電端子57a1,57a2に接続されている。
一方、前述したスポット溶接ガン50とは別に、スポッ
ト溶接ガン58が設けられている。このスポット溶接ガン
58は、給電ケーブル59,60を介してトランス61、次いで
図示しない溶接用タイマーに接続されており、作業者62
が携帯して操作するためポータブル型になっている(こ
の溶接ガンは単独でも使用可能である)。
このスポット溶接装置は、加圧シリンダ54の作動によ
り複数のスポット溶接ガン50の夫々が、ワーク51を前記
各所定打点位置において加圧挟持した後、作業者62が、
スポット溶接ガン58で何れか1個所の給電端子57a1,57
a2を加圧挟持することにより、トランス61を経た溶接電
源が給電ケーブル59,60、スポット溶接ガン58、給電端
子57a1,57a2、給電ケーブル55,56を順次経て当該スポッ
ト溶接ガン50に至り、このスポット溶接ガン50によって
当該打点位置にスポット溶接がなされるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来装置にあっては、作業者62が、
スポット溶接ガン58を携帯しつつ移動して給電端子5
7a1,57a2の全てについて順次加圧挟持する、給電のため
の作業が必要であり、多大な作業時間を必要とする。
なお上記作業を無くすため、作業者の代りにロボット
を用いることも考えられるが、この場合溶接ガンの位置
決めおよび給電のタイミングの制御を必要とし、かえっ
てコストアップを招いてしまう。
本発明は給電すべき給電端子を順次自動的に切換える
ようにして前記の作業者の作業を無くすことにより上述
した問題を解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため、本発明のスポット溶接装置の給電装
置は、ワークを加圧狭持する加圧狭持手段を有する複数
のスポット溶接ガンと、これらスポト溶接ガンに夫々給
電ケーブルを介して接続される複数の給電端子と、前記
スポット溶接ガンによるワークの加圧狭持後、何れか1
個所の給電端子に給電を行う給電手段とを具えるスポッ
ト溶接装置において、前記給電手段を、電源に一端を接
続される1個の溶接用タイマーと、該溶接用タイマーの
他端に1次側を接続される1個のトランスと、該トラン
スの2次側に給電ケーブルを介して接続される接触部材
と、該接触部材を移動させて前記複数の給電端子に順次
押圧接触させる移動押圧接触機構と、前記接触部材の前
記複数の給電端子の何れか1個所との押圧接触時にのみ
前記溶接用タイマーを作動させる同期作動手段とにより
構成したことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明によれば、スポット溶接ガンの夫々がその加圧
挟持手段によりワークを加圧挟持した後、各スポット溶
接ガンに夫々給電ケーブルを介して接続される複数の給
電端子の内の最初に給電すべき給電端子が、例えば左端
に位置する給電端子である場合、給電手段は、電源に一
端を接続される1個の溶接用タイマーの他端に1次側を
接続される1個のトランスの2次側に給電ケーブルを介
して接続される接触部材を、移動押圧接触機構により移
動させてその給電端子に押圧接触させることにより接点
を閉成し、この押圧接触時にのみ同期作動手段により前
記溶接タイマーを作動させる。これによりワークの当該
打点位置に溶接電源が供給されてスポット溶接がなされ
る。次に、給電手段は、上記と同様にして隣の給電端子
と前記接触部材との間の接点を閉成し、同様にして全て
の給電端子について順次溶接電源が供給されてスポット
溶接がなされる。
これにより作業者による給電のための作業を無くすこ
とができ、溶接作業時間の大幅な短縮、および省力化を
達成することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本発明のスポット溶接装置の給電装置の第1
実施例の構成を示す線図、第2図(a)および(b)は
同例の装置を夫々第1図のI−I線およびII−II線より
見た図である。
第1図中10は図示しない溶接治具等に支持されるスポ
ット溶接ガンを示す。スポット溶接ガン10にはワーク11
の所定打点位置に一対の電極12,13を押圧してこのワー
クを挟持するための、加圧挟持手段としての加圧シリン
ダ14が設けられており、電極12,13は夫々対をなす給電
ケーブル15,16の一端に接続されている。給電ケーブル1
5の他端は給電用鍵盤17の、対応する給電端子17aに接続
されている。
ここで複数(本例では6個)の給電端子17aおよびこ
れらと対向するブスバー18が、フレーム19上に、このフ
レーム19とは絶縁状態で固着されており、フレーム19上
にはさらに、エアシンダ20およびリミットスイッチ駆動
部材21が装着されている。
エアシリンダ20は、第2図(a)に示すように、フレ
ーム19上に固着された支持部材22にその一端を支持さ
れ、その他端は給電端子切換装置23に結合されている。
給電端子切換装置23は、同図(b)に示すように、本体
23aと、本体23aを貫通してエアシリンダ20に対し直交す
る方向に延材する軸23bと、軸23bの両端部に結合される
円板(接触部材)23c,23dとを具えて成り、さらに本体2
3aによりリミットスイッチ24を支持するブラケット25が
結合されている。ここで例えば銅製の円板23c,23dは、
エアシリンダ20の摺動につれて軸23bを中心にして回動
するものであり、第1図に示す状態で右から3番目の給
電端子17aと円板23cとが接触し、円板23cと円板23dとは
軸23bを介して導通し、円板23dとブスバー18とは常時接
触するから、前記給電端子17aとブスバー18、さらには
ブスバー18に接続される給電ケーブル26とは導通状態に
なる。この際、前記円板23c,23dの接触状態を確実にす
るため、図示しない加圧装置を設けて本体23aを上方よ
り押圧するようにしてあり、この加圧装置およびエアシ
リンダ20は円板23c,23dを移動させて給電端子17aに順次
押圧接触させる移動押圧接触機構を構成する。なお前述
した給電ケーブル16の他端は、図示しないブスバー(こ
れは省略してもよい)を介して給電ケーブル27に接続さ
れている。
リミットスイッチ24は、第2図(a)に示すように、
その可動アーム24aの先端の円板24bが、リミットスイッ
チ駆動部材21の山型部21aに当接してその山型部を乗り
越える際に制御信号を発生するもので、この制御信号は
後述する溶接用タイマーに供給される。なおこの制御信
号が発せられる期間と、給電端子17aと円板23cとが接触
して導通する期間はほぼ同一となるようにしてあり、リ
ミットスイッチ24は円板23c,23dの給電端子17aの何れか
1個所との押圧接触時にのみ溶接用タイマー29を作動さ
せる同期作動手段を構成する。
給電ケーブル26,27はトランス28に接続され、トラン
ス28は溶接用タイマー29に接続される。ここで溶接用タ
イマー29は溶接電流、給電時間等の溶接条件の制御を司
どるものである(溶接用タイマーの詳細については特開
昭61−150785号公報を参照のこと)。
エアシリンダ20の作動を制御するため、制御装置30を
設ける。制御装置30は、スポット溶接ガン10の、ワーク
に対する加圧挟持が完了して給電可能状態になったとき
作業者が図示しない起動スイッチをONすることによりエ
アシリンダ20の作動を開始させ、エアシリンダ20が伸長
を続けて全ての給電端子に対する給電が完了した後にス
トロークエンドに達すると、エアシリンダ20を自動的に
収縮させて初期状態に戻すものとする。
次にこの第1実施例の作用について詳細に説明する。
まず、全てのスポット溶接ガン10の加圧シリンダ14を作
動させて、ワーク11を全ての所定打点位置において加圧
挟持しておく。次に作業者は前記加圧挟持が完了して給
電可能になったことを確認し、OKであったならば制御装
置30の図示しない起動スイッチをONにする。これにより
エアシリンダ20は作動を開始して伸長し、エアシリンダ
の可動端部に連結された給電端子切換装置23の円板23c,
23dは回動しつつ第1図の矢印A方向に移動し、まず最
も左寄りに位置する第1番目の給電端子17aの上方に至
り、前記図示しない加圧装置の加圧により円板23cが給
電端子17cに押圧接触する。このとき給電端子切換装置2
3に連結されたリミットスイッチ24は、その可動アーム2
4aの先端の円板24bがリミットスイッチ駆動部材21の山
型部21aに当接して可動アーム24aが揺動することにより
制御信号を発生し、この制御信号は円板24bが完全に山
型部21aを乗り越えるまで発し続けられ、溶接用タイマ
ー29に入力される。
この制御信号を受けた溶接用タイマー29は、所定溶接
条件の下で溶接電源の給電を行い、この溶接電源は、ト
ランス28を経た後、給電ケーブル26側においてブスバー
18、円板23d、軸23b、円板23c、給電端子17aを順次経て
給電ケーブル15に至るとともに給電ケーブル27側におい
て図示しないブスバーを経て給電ケーブル16に至り、最
終的に当該スポット溶接ガン10に給電が行われて対応す
る所定打点位置にスポット溶接がなされる。
エアシリンダ20さらに伸長して給電端子切換装置23の
円板23cが移動して前述した第1番目の給電端子17aと接
触しなくなると、給電ケーブル15と給電ケーブル26との
導通が絶たれ、これと同時にリミットスイッチ24からの
制御信号の発生が無くなって溶接用タイマー29からの溶
接電源の給電が絶たれ、さらに円板23cが移動して第2
番目の給電端子17aの上方に至ると、同様にして対応す
る所定打点位置にスポット溶接がなされ、以下同様に順
次各給電端子17aについてエアシリンダ20の伸長速度に
応じた周期でスリット溶接がなされる。
これにより作業者による給電のための作業を無くすこ
とができ、溶接作業時間の大幅な短縮、および省力化を
達成することができる。
また本装置は、リミットスイッチのON、OFFにより給
電ケーブル15,26間の導通時以外は溶接電源の給電を行
わないから、安全性が高い。
さらに、リミットスイッチからの制御信号を給電端子
識別データとして用いるようにすれば、各打点位置毎に
溶接条件の異なるスポット溶接を行うことも可能であ
る。
なお第3図(a)およびそのIII−III線断面図である
同図(b)に示すように、第1図のエアシリンダ20およ
び給電端子切換装置23に代えてエアシリンダ40を給電端
子の所要数だけ設け、各エアシリンダ40の可動端部に接
触片41およびリミットスイッチ42を設け、各エアシリン
ダ40を図示しない制御装置によって所定周期で順次駆動
するようにすれば、前述した実施例と同様な作用効果を
得ることができる。
(発明の効果) かくして本発明のスポット溶接装置の給電装置は上述
の如く、給電すべき給電端子を順次自動的に切換えるよ
うにしたから、作業者による給電のための作業を無くす
ことができ、溶接作業時間の大幅な短縮、および省力化
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスポット溶接装置の給電装置の第1実
施例の構成を示す線図、 第2図(a)および(b)は同例の装置を夫々第1図の
I−I線およびII−II線より見た図、 第3図(a)および(b)は夫々本発明の他の実施例
の、第1実施例との相違点のみを示す図およびそのIII
−III線断面図、 第4図は従来例のスポット溶接装置の構成を示す斜視図
である。 10……スポット溶接ガン、11……ワーク 14……加圧シリンダ 15,16,26,27……給電ケーブル 17……給電用鍵盤、17a……給電端子 20……エアシリンダ 21……リミットスイッチ駆動部材 23……給電端子切換装置、24……リミットスイッチ 28……トランス、29……溶接用タイマー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを加圧狭持する加圧狭持手段を有す
    る複数のスポット溶接ガンと、これらスポット溶接ガン
    に夫々給電ケーブルを介して接続される複数の給電端子
    と、前記スポット溶接ガンによるワークの加圧狭持後、
    何れか1個所の給電端子に給電を行う給電手段とを具え
    るスポット溶接装置において、 前記給電手段を、電源に一端を接続される1個の溶接用
    タイマーと、該溶接用タイマーの他端に1次側を接続さ
    れる1個のトランスと、該トランスの2次側に給電ケー
    ブルを介して接続される接触部材と、該接触部材を移動
    させて前記複数の給電端子に順次押圧接触させる移動押
    圧接触機構と、前記接触部材の前記複数の給電端子の何
    れか1個所との押圧接触時にのみ前記溶接用タイマーを
    作動させる同期作動手段とにより構成したことを特徴と
    するスポット溶接装置の給電装置。
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