JPH088910A - 通信装置の障害検出方法 - Google Patents

通信装置の障害検出方法

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JPH088910A
JPH088910A JP14138594A JP14138594A JPH088910A JP H088910 A JPH088910 A JP H088910A JP 14138594 A JP14138594 A JP 14138594A JP 14138594 A JP14138594 A JP 14138594A JP H088910 A JPH088910 A JP H088910A
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JP14138594A
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Hirofumi Kira
廣文 吉良
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管理部が障害になっても速やかに障害検出で
きるようにし、また、管理部が自ら障害検出できない場
合でも、他の部分によって障害を検出できるようにす
る。 【構成】 通常時は、管理部101から各処理部T1,
Tn,103,102への同報通知による時刻同期が取
られ、各処理部が時刻同期に基づいて予め定められたタ
イミングで動作ステータスを管理部101に報告する。
また、当該処理部が異常を検出した場合は、異常検出し
た当該処理部が管理部101および他の各処理部に対し
て能動的に異常ステータスを同報通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パケット通信を行う
通信装置における障害を検出するための障害検出方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の通信装置の構成を示すブ
ロック図である。図7において、通信装置100は、図
示しない端末装置との間の通信を行う端末側通信処理部
T1〜Tn、図示しないパケット交換網側との間の通信
を行う網側通信処理部103、端末側通信処理部T1〜
Tnと網側通信処理部103との間で端末・網間の論理
的接続を行う接続処理部102、および上記各処理部等
の管理や監視を行う管理部101を備えている。
【0003】次に図7及び図8を参照して、この従来の
障害検出方法の動作を説明する。端末側通信処理部T
1,Tnは、端末装置(図示しない)と接続されて、端
末装置との通信を行う。一方、網側通信処理部103
は、パケット交換装置(図示しない)などの網側設備と
接続されて、パケット交換網側との通信を行う。接続処
理部102は、端末側通信処理部T1,Tnと網側通信
処理部103との間で端末・網間の論理的接続を行う。
管理部101は、これらの処理部の管理や監視を行うと
ともに、通信装置全体の障害検出をも司る。管理部10
1による障害検出は、図8のシーケンスによって行われ
る。即ち、管理部101は各処理部に向けたチェックパ
ケット(CHK)で順番に状態問合せを行い、各処理部
はこれに対して応答パケット(RSP)で状態を回答す
る方式により、管理部101は通信装置全体の障害検出
を行う。
【0004】従来の通信装置の参考例として、パケット
多重化装置のハードウェア構成を図9に示す。このパケ
ット多重化装置30は、パケット交換網へ接続するため
のインタフェース手順を行う網側通信処理部34、端末
装置側の種々の通信手順を行う端末側通信処理部31〜
33、装置全体を管理する管理部35、管理部35に接
続されたフロッピ・ディスク装置36及びキーパネル3
7を備えている。43はCバス(コミュニケーションバ
ス)、38,39,40は端末側通信処理部31,3
2,33に接続された端末側回線を示す。41は網側通
信処理部34に接続された網側回線を示す。42は管理
部35に接続されたマンマシンへの回線を示す。
【0005】また、上記パケット多重化装置のソフトウ
ェア構成を図10に示す。このパケット多重化装置30
は、端末側通信処理部31と網側通信処理部34と管理
部35を備えている。端末側通信処理部31は、タスク
間のスイッチング機能、タイマ機能、バッファ管理機能
などを有するモニタ部51と、管理部35からの命令の
実行及び自処理部内のステータスを管理するKEY−C
OM(キーコム)54と、内部交換網を実現し、X.2
5CALLの制御を行うPRC(パケットルーチングコ
ントロール)55と、各処理部間の通信を行うためにC
バス43へのデータの送受信を行うCバスハンドラ56
と、SNA/SDLC,BSC−P,X.28をX.2
5手順に変換するPADタスク群52と、X.25手順
の端末装置を収容するためにフレームレベルの通信を制
御するタスクであるLAPB53とを備えている。網側
通信処理部34は、上記と同様なモニタ部57とKEY
−COM59とPRC60とCバスハンドラ58とを備
えるとともに、パケット交換網とのフレームレベルの通
信を制御するLAPB62と、内部交換網とパケット交
換網とのゲートウェイ機能を実現するLCC(論理チャ
ネル変換タスク)61とを備えている。管理部35は、
上記と同様なモニタ部63とCバスハンドラ64を備え
るとともに、端末装置やパケット交換網からの発着呼に
対し、その相手の処理部と回線を指示するANS(応答
タスク)65と、各処理部へのソフトウェアローディン
グ,ステータス管理,I/Oタスク群からの命令の実行
などの装置管理を行う網管理部66と、フロッピーディ
スク装置やキーパネルの入出力の制御とマンマシン用R
S232Cのデータ送受信処理を行うI/Oタスク群6
7とを備えている。また、68で示す部分は内部交換網
(X.25+PRC)を示す。
【0006】ここで、図7に示す管理部101による故
障チェックの具体例を説明する。図7に示す端末側通信
処理部T1(図9では端末側通信処理部31)等および
網側通信処理部103(図9では網側通信処理部34)
は管理部101(図9では管理部35)に対して例えば
1秒毎に“ヘルス報告”を出す。これに対して管理部3
5は端末側通信処理部T1/網側通信処理部103から
例えば10秒間“ヘルス報告”が無かった時、そのカー
ドをヘルスアウトと見なす(図11参照)。そのヘルス
報告には各カードのカード状態(正常/イニシャル状態
など)及び各チャネルの回線状態(OPEN/LINE
/CLOSE)がのせられて送信される。
【0007】まず、管理部101が端末側通信処理部T
1の障害を検出した時の対処について説明する。管理部
101が端末側通信処理部T1のヘルスアウトを検出し
た時、このヘルスアウトしたカードをリセットする(動
作停止する)。次に障害データ(装置管理カード及びヘ
ルスアウトした端末インターフェースカードのメモリ上
データ)を装置管理カードのメモリ上に退避させ、ヘル
スアウトのカードに対してソフトウェアをスタートさせ
る指示(再起動)を行う。その後、管理部101のヘル
スチェックを再開し、当該回線をオープンする。
【0008】次に、管理部101が網側通信処理部10
3の障害を検出した時の対処について説明する。管理部
101が網側通信処理部103のヘルスアウトを検出し
た時、このヘルスアウトしたカードをリセットする(動
作停止する)。次に障害データ(装置管理カード及びヘ
ルスアウトした網側インターフェースカードのメモリ上
データ)を装置管理カードのメモリ上に退避させる。そ
の後、管理部101のヘルスチェックを再開する。但し
退避させた障害データはクリアされない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害検出方法は
以上のように行われるので、通信装置内の管理部が障害
になった場合は各処理部の障害検出ができなくなるとと
もに、各処理部が障害になった場合には順番に各処理部
に対して状態間合せを行っていき、このため障害検出が
遅れるという問題点があった。また、当該処理部自身が
把握した状態だけを管理部に応答することになり、当該
処理部が誤った処理を認識せずに正しいと思って実行す
るという状態については全く検出できないという問題点
があった。
【0010】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、管理部が障害になっても速やかに障
害検出をできるようにするとともに、管理部が自ら障害
検出できない場合でも、その周りの他の部分によって障
害を検出できるようにする障害検出方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、通常時
は、管理部から各処理部への同報通知による時刻同期を
取り、各処理部が時刻同期に基づいて各処理部毎に予め
定められたタイミングで各処理部の動作ステータスを管
理部に報告するようにし、また、当該処理部が異常を検
出した場合は、異常検出した当該処理部が管理部および
他の各処理部に対して能動的に異常ステータスを同報通
知するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】第2の発明は、端末装置の障害に基づく異
常を端末側通信処理部が検出した場合、該端末側通信処
理部が他の各処理部および管理部に異常ステータスを同
報通知するとともに、端末装置にも通知するようにした
ことを特徴とするものである。
【0013】第3の発明は、パケット交換網側の障害に
基づく異常を網側通信処理部が異常検出した場合、該網
側通信処理部が他の各処理部および管理部に異常ステー
タスを同報通知すると共に、パケット交換網側にも通知
するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】第4の発明は、通信装置の障害に基づく異
常を端末装置側またはパケット交換網側が異常検出した
場合、通信装置は端末装置側またはパケット交換網側か
らの異常ステータスの通知を受けて、この異常ステータ
スをトリガとして通信装置内の処理内容またはイベント
情報などのトレース情報の保存を行うようにしたことを
特徴とするものである。
【0015】第5の発明は、管理部から各処理部への時
刻同期に伴って管理部自身の動作ステータスを同報通知
し、かつ、各処理部が時刻同期に基づいて各処理部毎に
予め定められたタイミングで動作ステータスを管理部お
よび他の処理部へ同報通知するようにしたことを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】第1の発明によれば、通常時は、管理部から各
処理部への同報通知による時刻同期が取られ、各処理部
の動作ステータスは時刻同期に基づいて予め定められた
タイミングで管理部に報告される。また、当該処理部に
より異常が検出された場合は、当該処理部の異常ステー
タスは管理部および他の各処理部に対して同報通知され
る。
【0017】第2の発明によれば、端末装置の障害に基
づく異常が端末側通信処理部により検出された場合、異
常ステータスが端末側通信処理部により他の各処理部お
よび管理部に同報通知されると共に、端末装置にも通知
される。
【0018】第3の発明によれば、パケット交換網側の
障害に基づく異常が網側通信処理部により検出された場
合、異常ステータスが網側通信処理部により他の各処理
部および管理部に同報通知されると共に、パケット交換
網側にも通知される。
【0019】第4の発明によれば、通信装置の障害に基
づく異常が端末装置側またはパケット交換網側により検
出された場合、端末装置側またはパケット交換網側から
の異常ステータスの通知が通信装置で受けられ、この異
常ステータスをトリガとすることにより通信装置内の処
理内容またはイベント情報などのトレース情報の保存が
行われる。
【0020】第5の発明によれば、管理部から各処理部
への時刻同期に伴って管理部自身の動作ステータスが同
報通知され、かつ、動作ステータスが時刻同期に基づい
て予め定められたタイミングで管理部および他の処理部
へ同報通知される。
【0021】
【実施例】
実施例1(請求項1対応).図1は本発明の実施例1に
係る通信装置の構成(なお、実施例2〜5も同じ構成)
を示すブロック図である。図1において、通信装置10
0は、端末側回線L1を介して端末装置TM1との間の
通信を行う端末側通信処理部T1と、端末側回線Lnを
介して端末装置TMnとの間の通信を行う端末側通信処
理部Tnと、網側回線LKを介してパケット交換網Kと
の間の通信を行う網側通信処理部103と、端末側通信
処理部T1〜Tnと網側通信処理部103との間で端末
・網間の論理的接続を行う接続処理部102と、上記各
処理部等の管理や監視を行う管理部101とを備えてい
る。
【0022】次に本実施例1による通信装置100の障
害検出方法について図1および図2を参照して説明す
る。通常時は、管理部101から各処理部(端末側通信
処理部T1〜Tn、網側通信処理部103、接続処理部
102)への同報通知による時刻同期が取られ、各処理
部が時刻同期に基づいて各処理部毎に予め定められたタ
イミングで各処理部の動作ステータスを管理部101に
報告する。また、通信装置100内で障害が発生した場
合は、その障害による異常を検出した処理部が能動的に
管理部101および他の処理部に異常ステータスを同報
通知する。
【0023】例えば、端末側通信処理部T1が障害にな
り、端末側通信処理部T1自らその障害による異常が検
出できない場合、端末側通信処理部T1とデータの授受
を行いながら処理を進めている接続処理部102がその
異常をいち速く検出することになる。この異常検出によ
り、接続処理部102は、その異常ステータスを異常検
出時刻を伴って、他の処理部および管理部101に同報
通知することができる。さらに、この接続処理部102
が発した異常ステータスは、端末側通信処理部T1でも
受信することが可能であり、(但し、障害部位が内部バ
スデータの受信部であればこの限りでない)、これをト
リガとして内部処理内容またはイベント情報などのトレ
ース情報の保存が可能になる。
【0024】なお、従来の障害検出方法は、管理部が各
処理部のヘルス状態を集中的にチェックしていたが、本
発明の障害検出方法は、従来の管理部が行なう“ヘルス
チェック”を行なうのではなく、ある処理部が、他の処
理部に対して、“指示”、“依頼”、“応答/報告”、
“データ転送”など相互間で授受する信号/情報が、決
められた手順で、決められた時間に正しく行なわれてい
ることをチェックさせようとしたものである。このよう
なチェック方法を情報授受シーケンスチェック(または
情報授受正当性チェック)と呼ぶことができ、本発明で
は、このようなチェック方法を各処理部の機能(情報授
受する機能)に応じて各処理部に持たせるものとしてい
る。したがって、各処理部は、上記トレース情報として
の例えば情報授受状態の履歴およびソフトウェアプログ
ラムの進行履歴を、情報授受シーケンスチェックにて異
常検出した時、当該処理部のメモリに退避させるように
なっている。なお、各処理部にはソフトウェアプログラ
ムの処理手段、即ちCPUを持ったインテリジェンシー
が備えられている。
【0025】実施例2(請求項2対応).上記実施例1
では障害原因が通信装置内部にあり、その内部の処理部
が異常検出する方法を述べたが、障害原因が通信装置外
の端末装置にあった場合で、その異常を通信装置が検出
する場合については本実施例2の障害検出方法によって
対処可能である。本実施例2の障害検出方法を図1及び
図3に基づいて説明する。例えば、端末装置TM1の障
害による異常を端末側通信処理部T1が検出し、この検
出した異常により通信装置100内の他の処理部および
管理部101に異常ステータスを同報通知すると共に、
端末装置TM1にも通知する。端末装置TM1は、この
異常ステータスの受信をトリガとして端末装置TM1内
の処理内容またはイベント情報などのトレース情報の保
存が可能となる。
【0026】実施例3(請求項3対応).また、上記実
施例1,2では、各々、障害原因が通信装置内および端
末装置にあった場合を示したが、障害原因が通信装置外
のパケット交換網側にあった場合は、本実施例3の障害
検出方法によって対処可能である。本実施例3の障害検
出方法を図1及び図4に基づいて説明する。パケット交
換網K側が障害になった場合、パケット交換網K側に対
応する通信装置100内の網側通信処理部103が異常
検出する。異常検出した網側通信処理部103は、通信
装置100内の他の処理部および管理部101に異常ス
テータスを同報通知すると共に、パケット交換網K側に
も通知する。パケット交換網側設備の交換装置等は、こ
の異常ステータスをトリガとして交換装置等内の処理内
容またはイベント情報などのトレース情報の保存が可能
となる。
【0027】実施例4(請求項4対応).本実施例4
は、障害原因が通信装置の内部にあった場合で、これに
よる異常を端末装置および交換網側で検出した場合の障
害検出方法を示す。本実施例4の障害検出方法を図1及
び図5に基づいて説明する。通信装置100内の例えば
端末通信処理部T1の障害により端末装置TM1および
パケット交換網K側が異常を検出した場合、端末装置T
M1およびパケット交換網K側から異常ステータスを通
信装置100に通知する。通信装置100の端末通信処
理部T1または網側通信処理部103はこの異常ステー
タスをトリガとして通信装置100内の処理内容または
イベント情報などのトレース情報の保存をすることがで
きる。
【0028】実施例5(請求項5対応).上記実施例1
では、時刻同期を受けた後の動作ステータスの報告を管
理部のみに通知する方法を示したが、本実施例5では図
1に示す管理部101から各処理部への時刻同期に伴っ
て管理部自身の動作ステータスを同報通知し、かつ、各
処理部が時刻同期に基づいて各処理部毎に予め定められ
たタイミングで動作ステータスを管理部101および他
の処理部へ同報通知するようになっている。したがっ
て、本実施例5は図6に示すように他の処理部にも同報
通知することができる。また、管理部自身の動作ステー
タスを時刻同期情報に伴って通知することができる。
【0029】以上説明したように実施例1では、管理部
と各処理部との間で時刻同期を取り、これに従って各処
理部に予め定められたタイミングで動作ステータスを管
理部へ報告するようにしたので、毎回各処理部対応に動
作ステータスの問合せを行う必要がなく、処理量の削
減、内部バス上のトラフィックの削減が可能となる。ま
た、障害発生時の異常検出を各処理部および管理部で行
い、この異常ステータスを他の各処理部および管理部に
能動的に同報通知するようにしたので、各部が速やかに
異常を検知することができると共に、管理部以外にも通
知されるため、管理部が障害になっても他の部分で検知
する事ができる。
【0030】実施例2では、実施例1の効果に加え、端
末装置側の障害を通信装置で検出し、その異常ステータ
スを通信装置内と端末装置とに通知するようにしたの
で、端末装置側での障害の認識を早める事ができ、障害
への対処を速やかに実施できる。
【0031】実施例3では、実施例1および実施例2の
効果に加え、網側の障害を通信装置で検出し、その異常
ステータスを通信装置内とパケット交換網側とに通知す
るようにしたので、パケット交換網側での障害の認識を
早める事ができ、障害への対処を速やかに実施できる。
【0032】実施例4では、実施例1,2および実施例
3に加え、通信装置自身で認識しにくい通信装置内の障
害を端末装置側またはパケット交換網側で検出し、その
異常ステータスを通信装置に通知してもらい、この異常
ステータスをトリガとして通信装置内の処理内容やイベ
ント情報などのトレース情報を保存することにより、通
信装置自身の障害認識を早める事ができ、障害への対処
を速やかに実施できる。
【0033】実施例5では実施例1において、管理部か
らの時刻同期に管理部自身の動作ステータスを加えて通
知すると共に、各処理部の動作ステータスを管理部だけ
でなく他の処理部にも同報通知するようにしたので、通
信装置内の各部が同一の認識を持つ事ができ、状態認識
レベルの向上による保守性の向上が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、通常
時は、管理部から各処理部への同報通知による時刻同期
を取り、各処理部が時刻同期に基づいて各処理部毎に予
め定められたタイミングで各処理部の動作ステータスを
管理部に報告するようにし、また、当該処理部が異常を
検出した場合は、異常検出した当該処理部が管理部およ
び他の各処理部に対して能動的に異常ステータスを同報
通知するようにしたので、動作ステータスを予め定めら
れたタイミングで管理部へ報告することができ、これに
より毎回各処理部対応に動作ステータスの間合せを行う
必要がなく、処理量の削減、内部バス上のトラフィック
の削減が可能となるという効果が得られ、また、異常ス
テータスを管理部および他の各処理部に能動的に同報通
知でき、これにより各部が速やかに異常を検知すること
ができると共に、管理部以外にも通知されるため、管理
部が障害になっても他の部分で検知することができると
いう効果が得られる。
【0035】第2の発明によれば、端末装置の障害に基
づく異常を端末側通信処理部が検出した場合、該端末側
通信処理部が他の各処理部および管理部に異常ステータ
スを同報通知すると共に、端末装置にも通知するように
したので、異常ステータスを通信装置内と端末装置に通
知でき、これにより端末装置側での障害の認識を早める
ことができ、障害への対処を速やかに実施できるという
効果が得られる。
【0036】第3の発明によれば、パケット交換網側の
障害に基づく異常を網側通信処理部が異常検出した場
合、該網側通信処理部が他の各処理部および管理部に異
常ステータスを同報通知すると共に、パケット交換網側
にも通知するようにしたので、異常ステータスを通信装
置内とパケット交換網側に通知でき、これによりパケッ
ト交換網側での障害の認識を早めることができ、障害へ
の対処を速やかに実施できるという効果が得られる。
【0037】第4の発明によれば、通信装置の障害に基
づく異常を端末装置側またはパケット交換網側が異常検
出した場合、通信装置は端末装置側またはパケット交換
側からの異常ステータスの通知を受けて、この異常ステ
ータスをトリガとして通信装置内の処理内容またはイベ
ント情報などのトレース情報の保存を行うようにしたの
で、通信装置自身で認識しにくい通信装置内の障害を端
末装置側またはパケット交換網側で検出でき、また、異
常ステータスをトリガとして通信装置内の処理内容やイ
ベント情報などのトレース情報を保存でき、これにより
通信装置自身の障害認識を早めることができ、障害への
対処を速やかに実施できるという効果が得られる。
【0038】第5の発明によれば、管理部から各処理部
への時刻同期に伴って管理部自身の動作ステータスを同
報通知し、かつ、各処理部が時刻同期に基づいて各処理
部毎に予め定められたタイミングで動作ステータスを管
理部および他の処理部へ同報通知するようにしたので、
管理部からの時刻同期に管理部自身の動作ステータスを
加えて通知できると共に、各処理部の動作ステータスを
管理部だけでなく他の処理部にも同報通知でき、これに
より通信装置内の各部が同一の認識を持つことができ、
状態認識レベルの向上による保守性の向上が図れるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1に係る障害検出方法を説明
するためのシーケンス図である。
【図3】 本発明の実施例2に係る障害検出方法を説明
するためのシーケンス図である。
【図4】 本発明の実施例3に係る障害検出方法を説明
するためのシーケンス図である。
【図5】 本発明の実施例4に係る障害検出方法を説明
するためのシーケンス図である。
【図6】 本発明の実施例5に係る障害検出方法を説明
するためのシーケンス図である。
【図7】 従来の通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 従来の障害検出方法を説明するためのシーケ
ンス図である。
【図9】 従来の通信装置としてのパケット多重化装置
のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図10】 上記パケット多重化装置のソフトウェア構
成を示すブロック図である。
【図11】 従来例においてヘルス報告を説明するため
の図である。
【符号の説明】
100 通信装置、101 管理部、102 接続処理
部、103 網側通信処理部、T1,Tn 端末側通信
処理部、TM1,TMn 端末装置、K パケット交換
網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/56 9466−5K H04L 11/20 102 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置との間の通信を行う端末側通信
    処理部と、パケット交換網側との間の通信を行う網側通
    信処理部と、上記端末側通信処理部と上記網側通信処理
    部との間で端末・網間の論理的接続を行う接続処理部
    と、上記各処理部の管理や監視を行う管理部とから構成
    され、パケット通信を行う通信装置において、通常時
    は、上記管理部から上記各処理部への同報通知による時
    刻同期を取り、上記各処理部が上記時刻同期に基づいて
    各処理部毎に予め定められたタイミングで各処理部の動
    作ステータスを上記管理部に報告するようにし、また、
    当該処理部が異常を検出した場合は、異常検出した当該
    処理部が上記管理部および他の上記各処理部に対して能
    動的に異常ステータスを同報通知するようにしたことを
    特徴とする通信装置の障害検出方法。
  2. 【請求項2】 上記端末装置の障害に基づく異常を上記
    端末側通信処理部が検出した場合、該端末側通信処理部
    が他の上記各処理部および上記管理部に異常ステータス
    を同報通知すると共に、上記端末装置にも通知するよう
    にしたことを特徴とする請求項第1項記載の通信装置の
    障害検出方法。
  3. 【請求項3】 上記パケット交換網側の障害に基づく異
    常を上記網側通信処理部が異常検出した場合、該網側通
    信処理部が他の上記各処理部および上記管理部に異常ス
    テータスを同報通知すると共に、上記パケット交換網側
    にも通知するようにしたことを特徴とする請求項第1項
    または第2項記載の通信装置の障害検出方法。
  4. 【請求項4】 上記通信装置の障害に基づく異常を上記
    端末装置側または上記パケット交換網側が異常検出した
    場合、上記通信装置は上記端末装置側または上記パケッ
    ト交換網側からの異常ステータスの通知を受けて、この
    異常ステータスをトリガとして上記通信装置内の処理内
    容またはイベント情報などのトレース情報の保存を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項第1項または第2項
    または第3項記載の通信装置の障害検出方法。
  5. 【請求項5】 上記管理部から上記各処理部への時刻同
    期に伴って管理部自身の動作ステータスを同報通知し、
    かつ、上記各処理部が上記時刻同期に基づいて各処理部
    毎に予め定められたタイミングで動作ステータスを上記
    管理部および他の処理部へ同報通知するようにしたこと
    を特徴とする請求項第1項記載の通信装置の障害検出方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102255760A (zh) * 2011-08-17 2011-11-23 杭州依赛通信有限公司 一种业务卡之间互为备份的快速保护倒换方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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