JPH0889078A - 緑化マット - Google Patents

緑化マット

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Publication number
JPH0889078A
JPH0889078A JP6226617A JP22661794A JPH0889078A JP H0889078 A JPH0889078 A JP H0889078A JP 6226617 A JP6226617 A JP 6226617A JP 22661794 A JP22661794 A JP 22661794A JP H0889078 A JPH0889078 A JP H0889078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
willow
greening
branches
genus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6226617A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Sakuma
護 佐久間
Takashi Miwa
三輪  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP6226617A priority Critical patent/JPH0889078A/ja
Publication of JPH0889078A publication Critical patent/JPH0889078A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミとして取り扱われるヤナギの枝を有効
に活用し、また、護岸等を簡単に緑地化する。 【構成】 ヤナギの枝12をメッシュ状に編み込み、コ
ンクリート床14の上に敷き詰められた培土16で発芽
発根させる。発根の根絡みによって緑化マット10を形
成する。この緑化マット10を裁断し緑地対象域に運搬
して、敷き詰めるだけで、容易に緑化を図ることがで
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親水護岸や街路地等を
緑化する緑化マットに関する。
【0002】
【従来の技術】街路樹として多用されるヤナギは、秋口
に定期的な剪定が行われる。ヤナギは萌芽力が強く、幹
さえ傷つけなければ、新しく生えてきた枝をいくら切り
取っても枯れないという習性をもっているので、殆どの
枝が切り取られる。
【0003】このように剪定された大量のヤナギの枝
は、生ゴミとして取り扱われるので、その処理が問題と
なっている。
【0004】一方、護岸工事等では、ヤナギの生育の速
さを利用して、ヤナギの枝を挿し木、あるいは取り木し
て、護岸、法面に緑地が形成されている。
【0005】しかしながら、挿し木、あるいは取り木は
人手を介して行われ、植栽地盤の土壌改良、植穴施工等
が必要であるので、施工に手間を要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、生ゴミとして取り扱われるヤナギの枝を有効に活
用し、また、護岸等を簡単に緑地化できる緑化マットを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の緑化マ
ットは、発芽したヤナギ科ヤナギ属に属する植物の根絡
みによってマットが形成されたことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の緑化マットは、メッシュ
状に編み込まれたヤナギ科ヤナギ属に属する植物の枝を
床面に置かれた繊維質の培土で発芽させ、発根の根絡み
によってマットが形成されたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の緑化マットは、ヤナギ科ヤナ
ギ属に属する植物を発芽させ、その根絡みによってマッ
トが形成される。従って、街路樹を剪定した際に発生す
るヤナギの枝を利用してマットを形成し、このマットを
裁断し巻き取って緑地対象域に敷詰めるだけで、容易に
緑化を図ることができる。
【0010】請求項2に記載の緑化マットでは、ヤナギ
科ヤナギ属に属する植物の枝をメッシュ状に編み込むこ
とで、マットのフレーム部が構成され強度的に優れたも
のとなる。このメッシュ状に編み込れた枝は、コンクリ
ート床等のように、根が食い込まない床面に置かれた培
土で発芽発根させられる。このため、緑化マットの剥ぎ
取りが容易となる。また、培土には繊維質のものが用い
られ、根絡みを促進させている。
【0011】
【実施例】図1には、本実施例に係る緑化マット10が
示されている。
【0012】この緑化マット10に用いられるヤナギの
枝12は、一例として、街路樹や川辺の並木として広く
栽培されているシダレヤナギの枝が適用されている。
【0013】このヤナギの枝12は、メッシュ状に編み
込まれており、コンクリート床14の上に敷かれた薄層
状の培土16の上に載せられ、さらに、この上から培土
16が被土され、発芽発根が促進されている。
【0014】このように、ヤナギの枝12を配置した
後、図1に示すように、根絡みしてマット状となるま
で、灌水、施肥して管理する。この根絡みは、培土16
に繊維質のものを用いることにより、より強く絡み合
う。また、ヤナギの枝12を、メッシュ状に編み込むこ
とで、マット自体の強度も大きくなる。
【0015】次に、ヤナギの枝12から新たな枝18が
発芽し、発根20が充分に絡み合った時点で、運搬可能
な大きさに裁断して、ロール状に巻き取り緑化マット1
0として出荷できる商品とする。このとき、新たな枝1
8は、軟質であるので、巻き取っても折れるようなこと
がない。
【0016】次に、この緑化マット10で緑地化された
護岸の一例を説明する。図2に示されるように、緑化マ
ット10は、河川敷の法面部22と平坦部24に目串2
6を用いて張り付けられる。このとき、法面部22に張
り付けられる緑化マット10は、予め、傾斜したコンク
リート床で発芽発根させ、新たな枝18が法面部22で
真上に向くように考慮した方が好ましい。
【0017】このように張り付けられた緑化マット10
は、護岸の表面を覆うので、雨が降ったとき、土砂の流
出を防止することができる。また、ヤナギの根は、暫く
すると土壌に食い込んで強固に張り付く。また、ヤナギ
は湿地を好むので、河川敷の緑化に最適である。
【0018】また、メッシュ状に編み込まれたヤナギの
枝12は、弾力性に富み、ヤナギ自体も耐踏圧性に優れ
ているので、歩道等に緑化マット10を施工してもよ
い。
【0019】なお、本実施例では、ヤナギ科ヤナギ属に
属する植物として、シダレヤナギを用いたが、これに限
定されるものではない。
【0020】例えば、緑化対象を全国的に考えれば、ネ
コヤナギやカワヤナギが最適であり、外国、特に朝鮮や
中国大陸を緑化対象に考えれば、アカメヤナギやコウリ
ヤナギが好ましい。
【0021】また、東京近郊の低山地ではシバヤナギ
が、関西以西の丘陵地で日当たりのよい傾斜面ではヤマ
ヤナギが、関東以北の丘陵地で日当たりのよい傾斜面で
はキツネヤナギが、高山の砂れき地ではミヤマヤナギ
が、好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、生ゴミと
して取り扱われるヤナギの枝を有効に活用でき、護岸等
を簡単に緑地化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る緑化マットの育成状態を示した
概略斜視図である。
【図2】本実施例に係る緑化マットを護岸に施工した状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ヤナギの枝 16 培土

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発芽したヤナギ科ヤナギ属に属する植物
    の根絡みによってマットが形成されたことを特徴とする
    緑化マット。
  2. 【請求項2】 メッシュ状に編み込まれたヤナギ科ヤナ
    ギ属に属する植物の枝を床面に置かれた繊維質の培土で
    発芽させ、発根の根絡みによってマットが形成されたこ
    とを特徴とする緑化マット。
JP6226617A 1994-09-21 1994-09-21 緑化マット Pending JPH0889078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6226617A JPH0889078A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 緑化マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6226617A JPH0889078A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 緑化マット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0889078A true JPH0889078A (ja) 1996-04-09

Family

ID=16848016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6226617A Pending JPH0889078A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 緑化マット

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JP (1) JPH0889078A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197927A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Nichigi Crown Kk ベチバーの育苗/増殖方法
CN104996112A (zh) * 2015-06-09 2015-10-28 安徽省阜南志峰工艺品有限公司 一种杞柳的种植方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197927A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Nichigi Crown Kk ベチバーの育苗/増殖方法
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