JP3484098B2 - 緑化用野草マット及び緑化方法 - Google Patents

緑化用野草マット及び緑化方法

Info

Publication number
JP3484098B2
JP3484098B2 JP11581099A JP11581099A JP3484098B2 JP 3484098 B2 JP3484098 B2 JP 3484098B2 JP 11581099 A JP11581099 A JP 11581099A JP 11581099 A JP11581099 A JP 11581099A JP 3484098 B2 JP3484098 B2 JP 3484098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
greening
mat
seed
grass mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11581099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000303472A (ja
Inventor
裕隆 佐藤
浩志 石垣
茂樹 三木
真一 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP11581099A priority Critical patent/JP3484098B2/ja
Publication of JP2000303472A publication Critical patent/JP2000303472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3484098B2 publication Critical patent/JP3484098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然公園や河川等
の緑化対象地に、草本を中心とする在来の自然植生を効
率的に形成させ得る、緑化用野草マット及びそれを利用
した緑化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然環境への関心が高まるにつれ
て失われた自然環境の復元や環境学習等を目的とした自
然公園が多く作られるようになっている。また、河川で
は、治水や利水を目的とし、コンクリートを用いた護岸
整備が行われてきたが、これにより河川流域の植物、昆
虫、魚類等の生息環境が破壊され、多様な生物相が失わ
れつつある。近年では、この反省に基づき、生物の生息
を可能とし自然を回復させることのできる自然型護岸工
法が採られるようになっている。
【0003】このような自然公園や河川では、自然環境
の復元を目的とした施工が行われることになるが、この
とき多様な生物相、特に植物相を再現する必要がある。
しかし、現在流通している植物材料は、園芸的に価値の
高いものや品種改良されたもの、野生植物であっても利
用価値が高く、種苗の大量生産が可能なものなどに限ら
れ、多様な自然の植物相を再現するためには適当ではな
い。このため、外来イネ科草本であるケンタッキーブル
ーグラス、トールフェスクなどや外来のワイルドフラワ
ー種子が播種されたり、在来であってもヨモギやイタド
リなどの入手可能な少数種類の種子が播種されたりして
いる。また、自然に植物が導入されるのを期待し、植物
を植えない方法が採られることもあるが、概してセイタ
カアワダチソウやブタクサなどの帰化植物が侵入し、こ
れらの植物が群落を形成する。このように自然植生とか
け離れた植物が繁茂する群落になると、本来そこに形成
するべき、あるいは形成させたい植物相を有する群落へ
と遷移させることは極めて困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、自然公園や河川等の緑化対象地に、在来の自然植生
を効率的に形成させ得る、緑化用野草マット及びそれを
利用した緑化方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自然植生を有
する場所から採取した、土壌中に種子が含有されている
種子含有土壌を、容器に充填するか又は不通根性のシー
ト上に敷設し、該種子含有土壌中の種子を発芽成長させ
て得られる複数種類の植物を、該容器又は該シートか
ら、土壌と共に一体的に分離して得られる緑化用野草マ
ットであって、前記種子含有土壌は、冬季である12月
〜2月に採取した、土壌表面から深さ10cmまでに存
在する表面土壌である緑化用野草マットを提供すること
により、上記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の緑化用野草マット
及びその製造方法について説明する。本発明の緑化用野
草マットは、自然植生を有する場所から採取した、土壌
中に種子が含有されている種子含有土壌を、容器に充填
するか又はシート上に敷設し、該種子含有土壌中の種子
を発芽成長させて得られる複数の植物を、該容器又は該
シートから、土壌と共に一体的に分離して得られる。
【0007】自然植生を有する場所とは、天然あるいは
通常の人の生活下で管理された状態で存在する種類の植
物が、その天然にあるいは通常の生活下で管理された状
態で存在する頻度で存在す植物相を有する場所をい
い、造園や修景目的に特定の植物が植えられた場所(例
えば、花壇や花木園など)や、一部の木本植物を優先的
に成育させ、頻繁に除草管理が施される場所(例えば、
果樹園など)を除く場所であり、自然公園等の緑化対象
地に在来の自然植生を形成する観点から、在来の自然植
生を有する場所であることが好ましい。在来の自然植生
を有する場所とは、在来の本格的な開発が行われておら
ず、在来の自然植生が観察される場所であれば如何なる
場所でも良く、前記種子含有土壌としては、例えば、良
く管理された里山の林床や林緑の土壌、もしくは表面土
壌の採取地点付近及びその上流部で大規模なコンクリー
ト護岸が行われていない河川の河畔林や草原内の土砂、
土手の土壌、もしくは中山間地域の水田の畦道や湿地周
辺の土壌などを用いることができる。
【0008】自然植生を有する場所から採取した土壌
は、植物の種子、通常、複数種類の植物の種子を含有し
ており、本発明においては、かかる種子含有土壌を利用
する。種子含有土壌は、緑化対象地に実現しようとする
植生と同様の自然植生を有する場所から採取する。採取
場所は、緑化用野草マットを施工する緑化対象地の存す
る場所と、特に地域性、気象条件、地形、水辺からの距
離の点において条件が類似した場所を選択することが好
ましい。このとき、周辺にセイタカアワダチソウやブタ
クサ、セイヨウタンポポなどの帰化植物の大きな群落が
あると、在来の自然植生が損なわれていることが予測さ
れ、また、これらの植物の種子が混入している可能性が
あるので好ましくない。また、種子含有土壌を採取する
場所は、緑化用野草マットを施工する緑化対象地にでき
るだけ近い場所が好ましく、例えば、緑化対象地と同じ
河川の流域にある場所や、緑化対象地との間に大きな山
脈や海域等を挟まない場所が好ましい。
【0009】種子含有土壌としては、自然植生を構成す
る植物を効率的且つ確実に発生させる観点から、自然植
生を有する場所における土壌表面から深さ30cmまで
に存在する表面土壌を用いる採取する表面土壌の深さ
は、採取する場所の植物相や土壌状態によって適宜決め
ることができ、本発明では、種子の分布や宿根草の発根
状況から、土壌表面から深さ10cmまでの土壌を用い
。土壌表面から30cm以上の深さの土壌は、埋土種
子が少なく、発生する草本類の数が少なくなるため好ま
しくない。
【0010】種子含有土壌を採取する時期は、一般的な
一年生草本が枯死し発芽するまでの期間、即ち冬季が好
ましく、本発明では、冬季である12月〜2月に採取す
。この期間であれば、多くの種子が休眠状態であり、
採取後栽培を開始してから順次発芽し、充実した野草の
緑化用野草マットを形成させることができる。また、既
にロゼット化して越冬中である宿根草や2年草について
も表面土壌の採取による移植の影響で枯死する可能性が
少ない。表面土壌を採取する場所は表面土壌を採取する
迄に枯れ草を搬出除去しておくことが好ましく、特に焼
入れを行うことが好ましい。焼入れを行うことによっ
て、発生する種子の種類と発芽数が増加し、発芽速度と
発芽勢を向上させることができる。焼入れを行った表面
土壌を用いて発芽勢を揃えることによって、栽培開始直
後に発芽した少ない種類の植物が緑化用野草マット内で
優先することを防ぎ、高い多様性を有する緑化用野草マ
ットを早期に作成することができる。焼入れの方法は通
常野焼き等で行われる方法を特に制限なく用いることが
できる。既に、植物が繁茂している春から秋にかけて、
表面土壌を採取する場合、大きく成長した植物体を除去
してから表面土壌の採取を行うことが好ましい。
【0011】表面土壌の採取は、被採取場所の植生を損
なわない程度に行うことが望まれるが、大量に土壌を採
取する場合には、採取した土壌の替わりの土壌、特に被
採取地の植生を損なう可能性の低い土壌を補填すること
が好ましい。
【0012】在来の自然植生を有する場所は多様な植物
が高密度で存在しており、その一部を採取し、自然公園
など、在来の自然植生を復元しようとする場所に移すこ
とは、多様な生物を有する環境の拡大につながり、生物
の多様性の維持・拡大、希少植物の保護・維持の観点か
ら有意義である。また、土壌の一部を採取される自然植
生を有する場所では、残った宿根草や埋土種子が再び成
育し、元の多様な植物相が回復することから、被採取場
所の自然破壊にはならない。それだけではなく、表面土
壌の採取という小規模な攪乱によって、土壌中に存在す
る埋土種子が発芽するなど生物の多様性が高まる可能性
がある。
【0013】自然植生を有する場所から採取した表面土
壌は、篩にかけてから、容器に充填するか又はシート上
に敷設することが好ましい。採取した種子含有土壌を篩
にかけることによって、石や異物を除去できるのみなら
ず、土壌の採取時に既に植物体が大きくなっている株を
取り除くことができ、それにより、それらの植物が緑化
用野草マット内で著しく優先することを防ぐことができ
る。また、地下茎で群落を拡大する植物の地下茎の一部
あるいは大部分を取り除き、それらの植物が容器内で著
しく優先することを防ぐことができる。
【0014】また、一般に表面土壌に同一種類の植物種
子が高密度で分布していることがあるが、篩によって土
壌を攪乱することによって、種子が適度に分散し、一つ
の容器に少ない種類の草本類が高密度で発生することを
防ぐことができる。さらに、篩によって土壌を攪乱する
ことによって、土壌中に存在する種子が露出し、また、
種子周囲の土壌を膨軟化することによって、発芽する植
物の種類と発芽数を多くすることができる。尚、篩は、
網目1目における1辺の長さが5〜50mmが好まし
く、特に10〜30mmが好ましい。
【0015】また、本発明では、採取した種子含有土壌
は、該種子含有土壌の厚さが2〜10cm、特に4〜7
cmとなるように、容器に充填するか又は該シート上に
敷設することが好ましい。種子含有土壌の厚さが2cm
未満であると、土壌の水分条件が採取場所あるいは緑化
用野草マットを敷設する場所と著しく異なり、乾燥湿潤
が繰り返す環境に適応した植物が優先して目的とする植
物相を有する緑化用野草マットが得られず、また、多様
な植物相が得られない。また、栽培中に乾燥しやすく、
灌水の手間が多くなるだけでなく、成育する植物のうち
タンポポなど直根性を有する根が正常に伸びることがで
きず、施工後現地土壌に馴染みにくいなどの支障が生じ
易い。種子含有土壌の厚さが10cmを超える場合、重
量が多くなり栽培管理や施工に手間を要するだけでな
く、根が十分に絡み合い難くなり、取り扱い性が悪化す
る。尚、緑化用野草マットの植物の地上部を除く厚さT
(図2参照)の好ましい範囲は、種子含有土壌の厚さの
好ましい範囲と同じである。
【0016】種子含有土壌を充填する容器としては、灌
水による過剰水の排水が十分に確保されたものであれば
特に制限はなく、例えば、農業生産、園芸などで通常使
われる底がメッシュ状に加工されたプラスチック製の播
種箱や、木箱、底に穴を開けた発泡スチロール容器など
を用いることができる。容器の形状は、矩形、円形、楕
円形等、特に制限されないが、栽培管理のし易さや、面
積効率、生産後の運搬の容易等から正方形や長方形が好
ましい。また、容器の平面積(平面視した面積,緑化用
野草マットの平面積に同じ)は、緑化用野草マットの運
搬性や敷設の作業性等の観点から、100〜10,00
0cm2 、特に500〜2500cm2 であることが好
ましい。
【0017】種子含有土壌を敷設するシートとしては、
透水性があり、かつ不通根性を有するシートを用いる。
このようなシートとしては、例えば、農業生産用に通常
用いられる各種の防根シートや不織布等を好ましく用い
ることができる。本発明においては、このように容器に
代えてシートを用いても良い。即ち、畑地や水田などを
除草、耕耘した平坦地の土壌表面に、不通根性を有する
透水シートを敷き、その上に表面土壌を、所定の土壌厚
を有するように敷き詰めながら充填し、栽培することも
できる。種子含有土壌をシート上に敷設する場合には、
該シート上において植物を栽培し、マット状の根系を形
成させたものを、運搬や、施工現場への植栽に適した形
状に切り取り、それを緑化用野草マットとすれば良い。
シートを用いて緑化用野草マットを製造する場合におけ
る緑化用野草マット(切断後)の好ましい平面積は、容
器を用いて製造する場合と同じである。
【0018】本発明においては、種子含有土壌を前記容
器内に充填するか又は前記シート上に敷設する際に、該
種子含有土壌と共に、目的植生に応じて特定の植物の種
子や苗を植え付けても良い。例えば、春の七草であるセ
リ、ナズナ、ハハコグサ、ハコベ、タビラコなどの種子
や苗を植え付けても良い。これにより、多様な植物を有
すると同時に、目的とする特定植物(春の七草)が確実
に成育している緑化用野草マットを得ることができる。
【0019】本発明においては、採取した種子含有土壌
を、容器に充填するか又はシート上に敷設する前に、該
容器又は該シート上に予め別の土壌(以下、マット栽培
土壌という)を充填又は敷設しておいても良い。マット
栽培土壌としては、野草の種子が混入していない土壌が
好ましく、例えば、赤土、黒土、真砂土、砂、植物の成
育に適するように配合した培養土などを用いることがで
きる。
【0020】マット栽培土壌を充填等することによっ
て、種子含有土壌に、植物の成育に対して何らかの障害
等の問題を生じる物理的又は化学的な性質がある場合に
おいても、野草の栽培に最適な土壌環境を得ることがで
きる。例えば、表面土壌が礫を含む荒い砂質土壌である
場合、粒径の細かい砂や真砂土をマット栽培土壌として
用いることによって、灌水等の栽培管理を省力化するこ
とができる。このとき、表面土壌と著しく性質の異なる
土壌を用いると、本来発芽、成長すべき植物によって不
適な土壌環境となり易い好ましくない。
【0021】また、マット栽培土壌を充填等すれば、緑
化用野草マットを製造するために必要な種子含有土壌の
量を少なくすることができ、表面土壌の採取が困難な場
合や、自然環境の保全上貴重な場所で、その場所の表面
土壌を多く採取できないような場所等から表面土壌を採
取する場合などにおいても、効率的に緑化用野草マット
を生産することが可能となる。マット栽培土壌の量は、
本発明の緑化用野草マット中に含まれる土壌全量100
容量部に対して、30容量部〜90容量部が好ましく、
特に50容量部〜80容量部が好ましい。
【0022】本発明では、種子含有土壌(及びマット栽
培土壌)を充填等する前に、前記容器内又は前記シート
上に、通根性の補助マットを配設しておくことが好まし
い。通根性の補助マットとしては、合成繊維からなるマ
ット等を用いることもできるが、環境保護等の観点か
ら、ヤシ繊維マット、麻製マット、菰などの天然素材か
らなるもの、あるいは、生分解性を有する素材からなる
ものが好ましい。特に難分解性を有すること、マット内
に土壌が入り込む充分な空隙が確保されることから、ヤ
シ繊維マットが好ましく、その厚さは0.5〜3cm、
特に1〜2cmが好ましい。
【0023】補助マットを配設しておくと、図3に示す
ように、該補助マット12内の空隙に土壌粒子が充填さ
れ、植物の根が絡まることにより、緑化用野草マットの
マット状の形態を早期に形成させることができる。ま
た、補助マット12を用いて得られる緑化用野草マット
を緑化対象地に敷設した場合、土壌の連続性が保たれ、
マット内に絡まり合った根が速やかに敷設した地盤に侵
入し、活着率が高まるだけでなく、土壌が降雨などで侵
食されるのを防ぐことができる。
【0024】本発明では、種子含有土壌中の種子を、前
記容器内又は前記シート上において、栽培して、発芽成
長させる。種子含有土壌中の種子を発芽成長させるため
の栽培管理は、植物が発芽し成長し得るように水分を供
給すれば十分であり、降雨等により充分な水が供給され
るのであれば人為的な水分の補給はしなくても良い。但
し、一般的な植物の栽培管理と同様に、基本的には植物
の成育や土壌の乾燥程度を観察し、適宜灌水をしながら
栽培することが好ましい。成育を促進するために施肥を
行っても良いが、元来自然の貧栄養の土壌で成育してい
る植物であるため、施肥量は少な目が好ましく、例え
ば、施肥量は添加量が緑化用野草マットの培地1リット
ルあたり窒素、リン酸、加里成分でそれぞれ10〜50
mg施肥することが好ましい。施肥する肥料は通常市販
されているものであればいずれのものでもよいが、保証
成分の合計量が15〜30%の普通化成肥料や30%以
上の高度化成肥料を用いるのが好ましい。
【0025】本発明では、種子含有土壌中の種子から発
芽した植物を、適宜に刈り込みを行いながら栽培するこ
とが好ましい。刈込みは、好ましくは草高(植物の地上
部1Aの高さ)が3cm〜10cmになるように実施す
る。刈込みを行うことによって一部の草丈の高い草本が
優先することを防ぎ、植物の高い多様性を有する緑化用
野草マットを作成することができる。また、地上部の植
物を除去することによって植物による水分の吸収量が抑
制され、灌水の手間が軽減され、効率的な緑化用野草マ
ットの生産が可能となる。また、過繁茂により下葉が枯
れあがったり、病害が発生することを防ぐことができ
る。更に、刈込みを行うことによって、地下部の成長を
促進することができ、根部の絡合状態が密な緑化用野草
マットを形成することができる。
【0026】本発明においては、種子含有土壌中の種子
が発芽・発根し、発根した複数の植物の根が互いに絡み
合うことによって、複数の植物が一体化されるようにな
るまで栽培する。そして、根の絡合により一体化された
複数の植物を、前記容器又は前記シートから、土壌と共
に一体的に分離すれば、複数の植物と土壌とからなる緑
化用野草マットが得られる。
【0027】本発明の緑化用野草マットは、上述のよう
にして得られるものであり、目的植生を構成する植物が
予め密な状態で一体化されているため、これを緑化対象
地に敷設することにより、侵入させたくない植物の侵
入、例えばセイタカアワダチソウやブタクサ等の帰化植
物の侵入を防止しながら、緑化対象地に、在来の自然植
生等、目標とする植生を形成させることができる。尚、
緑化用野草マット間に隙間にある程度の間隔を設けて敷
設した場合においても、緑化用野草マット内の植物の地
下茎の伸長や種子の散布等の方法による繁殖等によっ
て、同種の植物が周辺に拡大し、在来植生で構成される
植物群落を形成することができる。
【0028】次に、本発明の緑化方法について説明す
る。本発明の緑化方法においては、上述のようにして得
られた緑化用野草マットの複数を、自然公園や河川敷等
の緑化対象地に互いに近接させて敷設する。複数の緑化
用野草マットを互いに近接させて敷設する場合には、隣
接する緑化用野草マット間に多少の間隙が形成されるよ
うに配設しても良いが、隣接する緑化用野草マットの端
部同士間に実質的に隙間が生じないように密に配設する
ことが好ましい。このように配設すれば、目標とする植
生を構成しない植物の侵入を効果的に防止することがで
きる。
【0029】また、緑化対象地に緑化用野草マットを敷
設する際には、敷設された緑化用野草マットにおけるマ
ット上の根部の表面が、周囲の土壌表面と同じ高さにな
るように埋設することが好ましい。具体的には、緑化用
野草マットの厚さ分だけ土壌を堀り取り、そこに緑化用
野草マットを設置する方法が特に好ましい。好ましく
は、緑化用野草マットと現場土壌との隙間がなくなるよ
うに土を充填し、設置後には十分灌水する。
【0030】本発明の緑化方法においては、上述した、
目的植生を構成する植物が予め密な状態で一体化されて
いる緑化用野草マットの多数を、互いに近接させるよう
にして緑化対象地に敷設するため、侵入させたくない帰
化植物等の植物の侵入を防止しながら、緑化対象地に、
在来の自然植生等の目的とする植生を形成させることが
できる。尚、本発明の緑化用野草マットについて上述し
た説明は、本発明の緑化方法における緑化用野草マット
にも、そのまま適用される。
【0031】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何等制限さ
れるものではない。
【0032】〔試験例1〕 <緑化用野草マットの製造> 種子含有土壌(表面土壌)の採取を和歌山県有田郡清水
町で行った。採取場所は、自然植生を有し帰化植物の侵
入が少ない場所として、畑地周辺の野草地帯と水田周辺
の野草地帯とを選択し、両場所において、それぞれ表面
土壌を採取した。採取は平成9年7月に行った。採取場
所には、既に草本類が繁茂していたが、採取前に地上部
を刈り取ったのちに表面土壌を採取した。
【0033】採取した表面土壌を、篩いにかけた後、底
部に排水孔を有する寸法36.5cm×55.5cm×
4cmのプラスチックトレーに充填し、露地において適
度に灌水しながら2ヶ月間管理し、該表面土壌中の種子
を発芽成長させて緑化用野草マットを作成した。その
間、2週間に1回、草丈が5cmとなるように草本の刈
取りを行った。各表面土壌あたり、100枚のトレイず
つ行った。尚、表面土壌は、厚さ4cmに充填し、植物
の地上部を除く厚さT(図2参照)がそれと同じ厚さの
緑化用野草マットを得た。2ヶ月後に発生していた草本
類の種類と出現頻度を表1に示した。また、2ヶ月後の
トレイの状態の一例を図1に、該トレイから分離して得
た緑化用野草マットの一例を図2に示した。得られた緑
化用野草マットにおいては、表1に示す複数種類の植物
が、緑化用野草マットの表面全体に亘って混在してい
た。尚、本発明の緑化用野草マットは、三種類以上の植
物を有することが好ましい。
【0034】
【表1】
【0035】<緑化用野草マットの施工>兵庫県内の自
然公園において、作成した緑化用野草マットを用いて施
工した。自然公園内の車輌通行用の中央部分に幅40c
m、深さ5cmの溝を設け、畑周辺表面土壌から作成し
た緑化用野草マットを、互いに近接させて一列をなすよ
うに設置した。緑化用野草マットを設置したのちに、緑
化用野草マット間及び道路土壌との間の隙間を真砂土に
より充填し、十分灌水を行って施工した。また、造成し
た小川の脇の盛り土による土手に水田周辺表面土壌から
作成した緑化用野草マットを敷き詰めた。緑化用野草マ
ットを設置したのちに、緑化用野草マット間の隙間を真
砂土により充填し、十分灌水を行って施工した。施工後
約半年後の4月に、土壌調査ハンドブック(日本ペドロ
ジー学会編、博友社)p153〜154記載のコドラー
ト簡便調査法により、発生した野草の種類と発生頻度を
調査した。調査結果を表2に示した。
【0036】植栽時に発生していた種類はいずれも施工
半年後で確認された。また、施工時に見られなかった種
類の発生が確認された。また、一部の草本が高い割合で
占有しているものは見られなかった。また、一部にナガ
ハグサ、オランダミミナグサ、アメリカセンダングサ等
の外来草本が見られたが、高い割合で占有しているもの
は見られず、在来草本を主体とした多様性の高い植物相
を有する草地を再現することができた。
【0037】
【表2】
【0038】〔実施例2〜9〕種子含有土壌(表面土
壌)の採取を、平成10年1月に茨城県つくば市で行っ
た。採取場所は、自然植生を有し、且つ帰化植物の侵入
が少ない水田周辺の野草地帯を選択し、表面土壌から深
さ30cmまでに存在する土壌を採取した。採取方法
は、枯れ草を除去してから採取する方法(以下、第1方
法という)と、枯れ草を焼入れ後採取する方法(以下、
第2方法という)との二種類の方法とした。採取した表
面土壌は、篩いにかけ、成長した植物体を除去してから
用いた。
【0039】<実施例2>底部に排水孔を有する寸法2
0cm×30cm×5cmのプラスチックトレイに、火
山灰土壌の心土である赤土(茨城県つくば市産)を3c
mの深さに充填し、その上に、第1方法により採取した
表面土壌を厚さ2cmに敷き詰め、合計5cmとした。
表面土壌の充填後(栽培開始後)は、遮光率50%の寒
冷紗で被覆し、温室内で最低温度15℃で管理した。栽
培中は、毎日適度に灌水し、2週間に1回程度草丈5c
mとなるように草本の刈取りを行い、3ヶ月間栽培して
緑化用野草マットを得た。栽培は、3トレイ行った。 <実施例3>実施例2において、赤土(茨城県つくば市
産)をトレイに充填する前に、該トレイの底に、前記補
助マットとして厚さ1cmのヤシマット(ヤシ繊維をシ
ート状に加工したもので、繊維間に土壌粒子が容易に入
り込む空間を有する点において毛繊維や化学繊維で加工
された布や不織布と異なる。)を敷き詰め、該ヤシマッ
ト上に、前記赤土を厚さ2cmに充填した以外は、実施
例2と同様にして緑化用野草マットを得た。 <実施例4>実施例3において、ヤシマットに代えて厚
さ0.5cmの不織布を用い、該不織布上に、前記赤土
を厚さ2.5cmに充填した以外は、実施例3と同様に
して緑化用野草マットを得た。
【0040】<実施例5>また、容器を用いない方法と
して、温室内土壌を耕耘、静置後、防根シート(“根切
りシート”日本バイリーン株式会社)を敷設し、防根シ
ート上に90×180cm、高さ5cmの木枠を設け、
該木枠内に、先ず火山灰土壌の心土である赤土(茨城県
つくば市産)を3cmまで充填し、その上に表面土壌を
厚さ2cmに敷き詰め、合計5cmとした。栽培は、2
枠行った。
【0041】表面土壌の充填後は、遮光率50%の寒冷
紗で被覆し、温室内で最低温度15℃で管理した。栽培
中は、毎日適度に灌水し、2週間に1回程度草丈5cm
となるように草本の刈取りを行い、3ヶ月間栽培して緑
化用野草マットを得た。
【0042】<実施例6〜9>実施例2〜5のそれぞれ
において、第1方法により得た表面土壌に代えて第2方
法により得た表面土壌を用いた以外は、実施例2〜5の
それぞれと同様にして緑化用野草マットを得た。
【0043】各実施例について、栽培開始1ヶ月後に、
発生する草本類の種類と発生頻度を調査した。
【0044】表面土壌の採取方法が同じ実施例2〜5
(又は実施例6〜9)では同様の種類の草本類が同様の
頻度で出現していたため、採取方法毎に総てのトレイ及
び木枠の平均をとり、各採取方法毎の、草本類の種類と
発生頻度を表3に示した。また、栽培開始後一ヶ月にお
ける1週間毎の全発芽数を表4に示した。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】表3及び表4に示されるように、表面土壌
を採取する際の焼入れの実施の有無によって、発生する
野草の種類や発生数に著しい変化は見られなかったが、
焼入れを実施した表面土壌で栽培したものについて、自
然状態では水田に多く見られ、4〜5月に発芽するアゼ
ナ、カヤツリグサ、トキンソウなどが見られた。全発芽
数の推移では、焼入れを行うことによって、栽培開始1
〜2週間目の発芽数が焼入れを行っていないものに比べ
て増加した。表面土壌を採取する際に焼入れを行うこと
によって、多様性の高い緑化用野草マットを早期に得る
ことができる可能性が示唆された。
【0048】また、土壌の採取・栽培方法(トレイの種
類)が異なる各実施例について、1月毎に、根の絡合に
よるマットの形成の程度を調査した。容器あるいは木枠
から根圈を持ち挙げ、容易に崩れないものを良好、崩れ
るものの取り出し可能な程度を普通、崩れて取り出せな
い程度を不良とした。結果を表5に示した。
【0049】また、実施例2〜7において得られた緑化
用野草マットを同年4月下旬に1トレイずつ傾斜20度
の整地した斜面に設置した。設置直後に十分灌水を行
い、その後は放置した。そして設置から1ヶ月経過後
に、各緑化用野草マットについて、各マットの底部から
地盤への根の伸長程度と地上部の成育状況を観察した。
その観察結果を表5に併せて示した。
【0050】
【表5】
【0051】表5に示されるように、マット形成程度に
ついては、ヤシマットを底に敷くことによって、マット
形成程度が向上した。これは、草本類の種子がヤシシー
トに絡み根系が堅持されることによることが観察され
た。また、焼入れを行うことによってもマット形成程度
が向上する傾向が見られた。
【0052】不織布を底に敷くことによってマット形成
程度が若干向上する傾向が見られたが、ヤシマットに比
べるとマット形成程度が悪かった。斜面へ設置後1ヶ月
後の様子では、不織布を底に敷いたものは、他のシート
を敷設しなかったものやヤシマットを敷設したものに比
べて、地上部の成育がやや抑制され、緑化用野草マット
底部から地盤への根の伸長が著しく抑制された。これ
は、不織布を敷いたものは緑化用野草マット内の土壌と
設置土壌が該不織布によって分断され不連続であったの
に対し、他のシートを敷設しなかったものやヤシマット
を敷設したものは設置土壌と緑化用野草マット内の土壌
の連続性が保たれたためと思われる。
【0053】
【発明の効果】本発明の緑化用野草マットによれば、自
然公園、河川等の緑化対象地に敷設することによって、
該緑化対象地に、自然植生を効率的且つ早期に形成させ
ることができる。また、運搬時や施工時等における取り
扱い性に優れており、例えば、運搬時には、多数を積み
重ねて効率的に運搬でき、施工時には、その形状や柔軟
性等から、容易且つ迅速に敷設可能である。また、本発
明の緑化用野草マットの製造方法によれば、斯かる緑化
用野草マットを容易且つ経済的に製造することができ
る。また、本発明の緑化方法によれば、目標植生を構成
しない植物、例えば帰化植物等が、植生に混入すること
を効果的に防止しつつ、緑化対象地に、草本を中心とす
る在来の自然植生を効率的且つ早期に形成させることが
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、緑化用野草マットを容器から分離する
前の状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、緑化用野草マットを容器から分離した
状態を示す側面図である。
【図3】図3は、他の実施形態の緑化用野草マットを示
す側面図である。
【符号の説明】
1,1’緑化用野草マット 10 植物(複数種類) 1A 地上部 1B 地下部(根圏) 11 土壌 12 補助マット 2 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 茂樹 東京都新宿区西新宿一丁目26番2号 住 友林業緑化株式会社内 (72)発明者 杉本 真一 和歌山県那賀郡桃山町調月1193番地の2 (56)参考文献 特開 昭59−31626(JP,A) 特開 平10−219693(JP,A) 特開 平8−308390(JP,A) 特開 平6−237606(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 102 A01G 1/00 303

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然植生を有する場所から採取した、土
    壌中に種子が含有されている種子含有土壌を、容器に充
    填するか又は不通根性のシート上に敷設し、該種子含有
    土壌中の種子を発芽成長させて得られる複数種類の植物
    を、該容器又は該シートから、土壌と共に一体的に分離
    して得られる緑化用野草マットであって、 前記種子含有土壌は、冬季である12月〜2月に採取し
    た、土壌表面から深さ10cmまでに存在する表面土壌
    である緑化用野草マット
  2. 【請求項2】 前記緑化用野草マットは、植物の地上部
    を除く厚さが2〜10cmである請求項記載の緑化用
    野草マット。
  3. 【請求項3】 前記緑化用野草マットは、平面積が10
    〜10000cm2である請求項1又は2記載の緑化用
    野草マット。
  4. 【請求項4】 複数種類の植物が、緑化用野草マットの
    表面全体に亘って混在している請求項1〜3の何れかに
    記載の緑化用野草マット。
  5. 【請求項5】 緑化対象地に敷設する緑化用野草マット
    を製造する方法であって、冬季である12月〜2月に、
    自然植生を有する場所における土壌表面から深さ10c
    mまでに存在する表面土壌を採取し、これを土壌中に種
    子が含有されている種子含有土壌として、容器に充填す
    るか又は不通根性のシート上に敷設し、該種子含有土壌
    中の種子を発芽成長させて得られる複数種類の植物を、
    該容器又は該シートから、土壌と共に一体的に分離する
    ことを特徴とする緑化用野草マットの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記表面土壌を採取する前に、該表面土
    壌を採取する場所に焼入れを行う請求項記載の緑化用
    野草マットの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜の何れかに記載の緑化用野
    草マットの複数を、緑化対象地に互いに近接させて敷設
    する緑化方法。
JP11581099A 1999-04-23 1999-04-23 緑化用野草マット及び緑化方法 Expired - Fee Related JP3484098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11581099A JP3484098B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 緑化用野草マット及び緑化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11581099A JP3484098B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 緑化用野草マット及び緑化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000303472A JP2000303472A (ja) 2000-10-31
JP3484098B2 true JP3484098B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=14671666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11581099A Expired - Fee Related JP3484098B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 緑化用野草マット及び緑化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3484098B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2178578B1 (es) * 2000-11-27 2004-04-16 Valentin Corominas Guito Procedimiento para la obtencion de un manto vegetal de cesped o similares y manto vegetal obtenido con el mismo.
JP2006333708A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Oide Takehisa 植栽用マットの形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000303472A (ja) 2000-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108834462B (zh) 一种防治干热河谷冲沟发育区水土流失的植被配置方法
CN105926533B (zh) 一种植入型生态固滩方法
CN104541844A (zh) 一种野生金铁锁的露天栽培方法
US20150132060A1 (en) Rapid deployment erosion control grass strip with integrated hydration, nutrition, and mulch systems
KR100654174B1 (ko) 녹화용 씨줄 네트
JP2009062758A (ja) 自然植生誘導ネット及び斜面の自然植生誘導構造
CN106797864A (zh) 一种南方红豆杉不同生长期与相应作物套种的栽培方法
CN106034692A (zh) 一种园林景观草坪建植方法
KR100580927B1 (ko) 다공질 필름을 이용한 식생매트 제조방법
RU2556993C2 (ru) Вегетационный элемент для озеленения искусственных или естественных поверхностей низкими и/или высокими растениями, а также способ изготовления вегетационного элемента
Hendrix Post-eruption succession on Isla Fernandina, Galapagos
JP6205547B2 (ja) 草コモ緑化シート、及び施工方法
JP3484098B2 (ja) 緑化用野草マット及び緑化方法
Horton Trees and shrubs for erosion control in southern California mountains
KR100443700B1 (ko) 매트형 초본식물 재배장치 및 그 재배방법
JP2004159652A (ja) 植生マットとその製造方法
JP2997447B2 (ja) 植生用芝シート
JP2783756B2 (ja) 植生用芝シートの製造方法
JPH07173837A (ja) 緑化工法
JP2003055972A (ja) 埋土種子による植物導入方法と植栽棚
Coppin et al. Ecological principles for vegetation establishment and maintenance
JP3236210B2 (ja) 法面緑化のための植生決定方法及び植栽方法
JP5414554B2 (ja) 緑化シートの製作方法および法面緑化方法
CN104982214A (zh) 一种适应于沙木蓼扦插育苗的方法
JP2717368B2 (ja) 法面植栽工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151017

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees