JPH08887A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH08887A
JPH08887A JP6158227A JP15822794A JPH08887A JP H08887 A JPH08887 A JP H08887A JP 6158227 A JP6158227 A JP 6158227A JP 15822794 A JP15822794 A JP 15822794A JP H08887 A JPH08887 A JP H08887A
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Kenji Nakagawa
謙治 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱水槽に着脱自在に取り付けられた洗剤収納
容器が外れないようにすることができると共に、この洗
剤収納容器内の粉洗剤を簡単に溶かすことができる洗濯
機を提供する提供する。 【構成】 粉洗剤を収納する通水性の袋21を有した洗
剤収納容器3を洗濯水槽の内側壁に設けられた容器保持
部2に上方から差し込むことにより、洗剤収納容器3を
回転翼により発生する水流及び水流にて回流する衣類に
て揉まれる位置に着脱自在に保持する。また、洗剤収納
容器3を差し込む際、容器保持部2に形成された係止部
27に、洗剤収納容器3に設けられたフック25の下端
部に形成された係止爪26を弾性的に係止させることに
より、洗剤収納容器3の抜け止めを行なう。なお、この
係止爪26の係止は、フック25の上部の押圧操作によ
り解除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉洗剤を使用する洗濯
機に関し、特に粉洗剤を短時間で溶かすことのできる洗
濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、合成洗剤による燐公害や人体への
安全性の問題が社会的にクローズアップされるようにな
り、これに伴い衣類の洗濯にはヤシ油等の天然油脂を主
材とする粉洗剤が用いられる傾向にある。
【0003】ところが、この粉洗剤は溶解性が悪いた
め、従来の洗濯機においては、例えば洗濯槽の上部付近
にヒータにて加熱される椀状の小容器を設け、粉洗剤を
一旦この容器内のぬるま湯で溶かしてから洗濯槽に入れ
るようにしたり、給水源に接続される給水受け口と洗濯
槽とを結ぶ給水経路を有する洗剤溶解装置に粉洗剤を収
納し、この洗剤溶解装置を給水経路を通過する水にて回
転させることにより粉洗剤を溶した後、洗濯槽に入れる
ようにしている。
【0004】しかし、このように粉洗剤をぬるま湯で溶
かすようにしたものの場合には、ぬるま湯を用意するの
に時間と手間がかかるばかりでなく、使用電力が増える
と共に構造が複雑となり、また洗剤溶解装置にて粉洗剤
を溶かすようにしたものの場合には、給水量が少ない場
合には洗剤溶解装置が回転せず溶剤が溶け残るという不
具合があった。
【0005】そこで、従来は、本願出願人が先に提出し
た特願平5−251028号明細書に示すもののよう
に、粉洗剤を収納する通水性の袋を有した洗剤収納容器
を機枠内に設けた洗濯水槽の内側壁に着脱自在に設け、
この袋を水流及び水流にて回流する衣類によって揉むよ
うにすることにより粉洗剤を確実に溶解させるようにし
たものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような洗
濯機において、洗剤収納容器を洗濯水槽に取り付ける場
合は、図10に示すように洗濯水槽1の内側壁1aに設
けられた容器保持部2の両側部に形成された保持溝2a
に洗剤収納容器3を矢印で示すように上方から差し込む
ようにしているが、このように洗剤収納容器3を取り付
けた場合、洗濯時の水流及び水流にて回流する衣類によ
ってこの洗剤収納容器3が上方に押し上げられて外れて
しまうという問題点がある。
【0007】一方、通常洗濯が開始されるのは洗濯水の
水位が衣類の量に応じて定められる設定水位となってか
らであるので設定水位となるまでは水流は生じない。そ
して、この流れない洗濯水に洗剤収納容器の粉洗剤が触
れると粉洗剤が溶けて固まり、このように一旦固まって
しまうと、洗濯を開始しても粉洗剤は溶けにくくなると
いう問題点がある。
【0008】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、脱水槽に着脱自在に取
り付けられた洗剤収納容器が外れないようにすることが
できると共に、この洗剤収納容器内の粉洗剤を簡単に溶
かすことができる洗濯機を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、機枠
内に設けた洗濯水槽と、この洗濯水槽の内底部に設けら
れ、水流を発生する回転翼とを備えた洗濯機において、
粉洗剤を収納する通水性の袋を有した洗剤収納容器と、
前記洗濯水槽の内側壁に設けられ、上方から差し込まれ
る前記洗剤収納容器を前記水流及び該水流にて回流する
衣類にて揉まれる位置に着脱自在に保持する容器保持部
と、前記洗剤収納容器を取付け保持するために前記容器
保持部に形成された係止部と、前記洗剤収納容器に設け
られ、該洗剤収納容器が差し込まれた際に前記係止部に
弾性的に係止して該洗剤収納容器の抜け止めを行なう係
止爪が下端部に形成される一方、上部が押圧操作される
ことで係止が解除されるよう構成されたフックとを備え
たものである。
【0010】請求項2の発明は、前記洗剤収納容器には
前記フックの押圧操作用の取外し孔が形成される一方、
洗濯時、前記取外し孔は係止状態の該フックの上部部分
にて塞がれるようになっているものである。
【0011】請求項3の発明は、機枠内に設けた洗濯水
槽と、この洗濯水槽の内底部に設けられ、水流を発生す
る回転翼とを備えた洗濯機において、粉洗剤を収納する
通水性の袋を有した洗剤収納容器と、前記洗剤収納容器
を前記洗濯水槽の内側壁に前記水流及び該水流にて回流
する衣類にて揉まれる位置に着脱自在に保持する容器保
持部と、洗濯水の水位を検出する水位検出装置と、前記
水位検出装置からの水位情報に基づき、前記洗濯水の水
位が前記袋内の洗剤に到達した際に前記回転翼を所定時
間回転させる制御装置とを備えたものである。
【0012】請求項4の発明は、前記洗濯水槽の内側壁
には、前記水流及び該水流にて回流する衣類にて揉まれ
る前記袋が当たり、前記粉洗剤を砕くための複数の凸部
が形成されているものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、粉洗剤を収納する通水性
の袋を有した洗剤収納容器を洗濯水槽の内側壁に設けら
れた容器保持部に上方から差し込むことにより、洗剤収
納容器を回転翼により発生する水流及び水流にて回流す
る衣類にて揉まれる位置に着脱自在に保持することがで
きる。また、洗剤収納容器を差し込む際、容器保持部に
形成された係止部に、洗剤収納容器に設けられたフック
の下端部に形成された係止爪を弾性的に係止させること
により、洗剤収納容器の抜け止めを行なうことができ
る。なお、この係止爪の係止は、フックの上部の押圧操
作により解除することができる。
【0014】請求項2の発明では、洗剤収納容器に形成
されたフックの押圧操作用の取外し孔を、洗濯時には係
止状態のフックの上部部分にて塞ぐことができる。
【0015】請求項3の発明では、水位検出装置からの
水位情報に基づいて洗濯水の水位を検出することによ
り、制御装置は洗濯水の水位が洗剤収納容器の袋内の洗
剤に到達した際に回転翼を所定時間回転させることがで
きる。
【0016】請求項4の発明は、洗濯水槽の内側壁に複
数の凸部を形成し、この凸部に水流及び該水流にて回流
する衣類にて揉まれる袋を当てるようにすることによ
り、粉洗剤を砕くことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る洗濯機の
一例である全自動洗濯機の側面断面図である。なお、同
図において、図10と同一符号は、同一又は相当部分を
示している。
【0019】同図において、4は全自動洗濯機の機枠で
あり、この機枠4の上面4aには図示しない衣類投入取
出口が形成されている。そして、この機枠4の内部には
衣類投入取出口に臨む上面開口5aが形成された外槽5
が設けられ、さらにこの外槽5の内部には衣類投入取出
口に臨む上面開口1bが形成されると共に、円周状の内
側壁1aに多数の脱水孔6が形成された洗濯水槽である
脱水槽1が回転自在に取り付けられている。
【0020】ここで、この脱水槽1の内底部には水流を
発生させて衣類を回流させるための大径山型の回転翼7
が設けられており、さらにこの回転翼7は脱水槽1の下
方に配されたモータ8により回転するようになってい
る。なお、このモータ8は正逆転可能となっており、後
ほど図示する制御装置である洗濯制御装置からの駆動信
号に応じて所定のタイミングで正逆転を繰り返して回転
翼7を回転させることにより、水流の方向を反転させる
ようにしている。
【0021】ところで、同図において、9はモータ8の
回転軸8aに取り付けられた小プーリ、10はモータ8
の回転を小プーリ9、ファンベルト等の伝達部材11を
介して動力伝達機構12に伝えるための大プーリであ
る。ここで、この動力伝達機構12は、洗濯時には回転
翼7のみにモータ8の回転を伝え、脱水時には脱水槽1
及び回転翼7にモータ8の回転を伝えて高速回転させる
ためのものである。
【0022】これにより、洗濯時には回転翼7のみが回
転し、この回転翼7の回転により脱水槽1の図示しない
洗濯水に水流が生じ、この水流に伴って脱水槽1内の衣
類が回流するようになる。また、脱水時には回転翼7及
び脱水槽1が高速回転し、衣類の脱水が行なわれるよう
になっている。なお、この脱水の際、外槽5の底面に形
成された排水孔5bの下方に設けられた排水電磁弁11
が開放され、これにより脱水された水は排水孔5bと、
排水電磁弁13を介して連通する排水ホース14から外
部に排水されるようになっている。
【0023】一方、洗濯の際の洗濯水の供給は、機枠4
の上部に設けられた操作部15の図示しないスタートボ
タンが押されると、操作部15に配設されている洗濯制
御装置が給水管路16の途中に配設された給水電磁弁1
7を開放することにより開始されるようになっている。
【0024】そして、洗濯水の水位が設定水位に到達し
て外槽5の下端部の一角に設けられたエアートラップ1
8の圧力が所定圧力になり、これに伴って操作部15内
に設けられた圧力スイッチ19が作動すると、このエア
ートラップ18及び圧力スイッチ19から構成される水
位検出装置からの水位情報に基づいて洗濯制御装置が給
水電磁弁17を閉鎖し、洗濯水の供給が停止されるよう
になっている。なお、20は、圧力スイッチ19とエア
ートラップ18とを連通させる圧力ホースである。
【0025】ところで、脱水槽1の内側壁1aに設けら
れた容器保持部2には、図2に示すように洗剤収納容器
3が着脱自在に取付けられている。ここで、この洗剤収
納容器3は、通水性を有する材料、本実施例においては
ネットにて形成されて粉洗剤を収納する袋21と、容器
保持部2の保持溝2aに係止される枠部22及び容器保
持部2に着脱自在に装着された洗剤収納容器3を固定す
る固定部23を備えた本体24とから構成されるもので
ある。なお、この本体24の枠部22の中央部には、図
3に示すように、袋21を、その口部を開放した状態で
取付固定し、粉洗剤Sを投入するための洗剤投入口を形
成する開口部22aが形成されている。
【0026】ところで、この固定部23には、図4に示
すように洗剤収納容器3を容器保持部2に固定するため
のフック25が回動自在に設けられており、さらにこの
フック25の下端の中央部からは係止爪26(図3参
照)が下方に延在形成されている。そして、このフック
25の係止爪26を容器保持部2の壁面2bに形成され
た係止部である角孔27に係止させることにより、洗濯
時の水流及び水流にて回流する衣類によって洗剤収納容
器3が上方に押し上げられることを防ぐことができ、こ
れにより容器保持部2から洗剤収納容器3が抜け落ちる
ことがないようにしている。
【0027】なお、同図において、28はフック25の
下端の両端部から下方に延在形成されると共に、その下
端部を本体24の前板24aに当接させることによりフ
ック25を係止爪26が角孔27に弾性的に係止する方
向、本実施例においては反時計回りの方向に付勢してい
るバネ部である。ここで、このようにバネ部28をフッ
ク25の下端から下方に延在形成することにより、洗剤
収納容器3を薄くすることができ、これにより洗剤収納
容器3に衣類が引っ掛からないようにすることができ
る。
【0028】また、29は本体24の前板24aに形成
された取外し孔である指差し込み孔であり、洗剤収納容
器3を取り外す場合は、この指差し込み孔29に指を差
し込んでフック25を係止爪26の係止が解除される方
向、本実施例においては時計回りの方向に押圧操作した
後、洗剤収納容器3を上方に引き抜いて取り外すように
している。
【0029】なお、この指差し込み孔29は、洗濯時係
止爪26を係止する方向に付勢回動しているフック25
の上部部分により塞がれるようになっており、これによ
り指差し込み孔29から洗剤や、糸屑等が侵入しないよ
うにしている。そして、このように洗濯時指差し込み孔
29から洗剤や、糸屑等が侵入しないようにすることに
より、図示しないフック25の軸支部に洗剤や糸屑等が
付着してフック25の動作が固くなるのを防ぐことがで
きると共に、指差し込み孔29に衣類がひっかかるのを
防ぐことができるようになっている。
【0030】一方、この洗剤収納容器3を容器保持部2
に装着する場合は、枠部22を容器保持部2の保持溝2
aに係止させながら洗剤収納容器3を上方から容器保持
部2に差し込むようにしているが、このように洗剤収納
容器3を差し込んだ場合、まず容器保持部2の上端部に
折曲形成されたガイド部2cにフック25の係止爪26
が当たり、このガイド部2cに案内されてフック25
が、図5に示すようにバネ部28のバネ力に抗して時計
回りの方向に回動するようになる。
【0031】この後、さらに洗剤収納容器3を差し込む
と、フック25の係止爪26が容器保持部2の壁面2b
を、バネ部28のバネ力により圧接しながら下方に移動
して行くようになる。そして、最後に洗剤収納容器3が
所定位置まで差し込まれると、フック25の係止爪26
が容器保持部2の角孔27に臨んでフック25がバネ部
28のバネ力により反時計方向に回動し、これにより係
止爪26が角孔27に係止して洗剤収納容器3が固定さ
れる。
【0032】ここで、このように係止爪26が角孔27
に弾性的に係止することにより、洗剤収納容器3が容器
保持部2に固定保持されるようになる。なお、洗剤収納
容器3を取り外す場合は、指差し込み孔29に指を差し
込んでフック25を時計回りの方向に押圧操作した後、
洗剤収納容器3を上方に引き抜いて取り外す。
【0033】このように、洗剤収納容器3をフック25
にて容器保持部2に固定することにより、容器保持部2
から洗剤収納容器3が水流等により外れるのを防ぐこと
ができると共に、洗剤収納容器3の取付け取り外しも簡
単になる。また、洗濯時、フック25により指差し込み
孔29を塞ぐことにより、指差し込み孔29から洗剤や
糸屑等が侵入しないようにすることができると共に指差
し込み孔29に衣類が引っ掛かるのを防ぐことができ
る。
【0034】ところで、この容器保持部2は、脱水孔6
にかかることがないような位置に取り付けられており、
これにより溶けていない粉洗剤が脱水孔6を通過して脱
水槽1の外方に流れ出ることがないようになっている。
さらに、この容器保持部2は、保持している洗剤収納容
器3の袋21が、洗濯可能な最低水位でも、最高水位で
も水流及び衣類にて揉まれるような位置に設けられてい
る。
【0035】ところが、このような容器保持部2に洗剤
収納容器3を取り付けても、水流が生じる前に洗濯水が
洗剤収納容器3内の粉洗剤に触れると粉洗剤が固まるよ
うになる。このことから、図6に示すように洗濯制御装
置30にタイマー31を接続し(又は内蔵させ)、操作
部15のスタートボタンが押された後、エアートラップ
18の圧力情報に基づき洗濯水の水位が設定水位となる
前に洗濯水の水位が洗剤収納容器3内の粉洗剤に触れる
水位(以下接触水位という)に到達したことを検知する
と、このタイマー31を作動させて所定時間、本実施例
においては30秒間だけモータ8に通電して回転翼7を
回転させるようにしている。
【0036】そして、このように接触水位となると、3
0秒だけ水流を発生させる洗剤溶かし行程を洗い行程の
前に設定することにより、粉洗剤が固まるのを防ぐこと
ができ、粉洗剤の使用量も少なくできる。なお、30秒
間が経過した後は、設定水位となるまでは通電を停止す
るようにしている。
【0037】次に、このように構成された洗濯機の洗い
行程の前に行われる洗剤溶かし動作を図7に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0038】洗剤収納容器3が取り付けられた後、操作
部15のスタートボタンが押されてONとなると(判断
50のY)、洗濯制御装置30は給水電磁弁17を開き
(処理51)、給水動作を開始する。この後、エアート
ラップ18の圧力情報により洗濯水の水位が接触水位に
到達したことを検知すると(判断52のY)、モータ8
に通電して回転翼7を回転させて洗剤溶かし行程をスタ
ートさせる(処理53)。
【0039】そして、30秒間が経過するまでは(判断
54のN)回転翼7を回転させて洗剤を溶かす一方、3
0秒間が経過すると(判断54のY)、洗剤溶かし行程
を終了させる(処理55)。なお、洗剤溶かし行程を終
了させた後も給水動作を続け、やがて水位が設定水位に
到達すると(判断56のY)、給水電磁弁17を閉じ
(処理57)、給水動作を終了すると共に、洗い行程を
スタートさせる(処理58)。そして、このように設定
水位となる前に30秒だけ水流を発生させることにより
粉洗剤が固まるのを防ぐことができる。
【0040】なお、洗い行程がスタートすると洗濯制御
装置30からの駆動信号によりモータ8が回転を始め、
これにより回転翼7のみが回転し、この回転翼7の回転
により脱水槽1の洗濯水に水流が生じ、この水流に伴っ
て脱水槽1内の衣類が動くようになる。そして、このよ
うに衣類が動くと、袋21は図8に矢印のように反転し
て流れる衣類C及び水流により揉まれるようになり、こ
れにより袋21内の粉洗剤が溶け出すようになる。
【0041】ところで、このように袋21を衣類C及び
水流により揉むことにより袋21内の粉洗剤を溶かすこ
とができるが、同図及び図9に示すように袋21の移動
範囲である、例えばに容器保持部2の両側及び下方に複
数の凸部32を上下方向に延在形成し、この凸部32に
袋21を当てるようにすることにより、より確実に粉洗
剤を溶かすことができると共に、固まった粉洗剤も砕く
ことができる。
【0042】なお、これまでの説明においては、全自動
洗濯機の脱水槽に洗剤収納容器を取り付けるようにした
ものについて述べてきたが、本発明はこれに限らず2槽
式の洗濯機においては、この洗剤収納容器を洗濯槽の内
側壁の穴のない箇所に取り付けるようにすることにより
粉洗剤を溶かすことができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗剤収納
容器にフックを設けることにより、洗剤収納容器の取付
け取り外しが簡単になると共に、容器保持部に装着され
た洗剤収納容器が水流等により外れるのを防ぐことがで
きる。また、洗濯水の水位が設定水位となる前に所定時
間だけ回転翼を回転させることにより、洗剤収納容器内
の粉洗剤を簡単に溶かすことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る洗濯機の一例である全
自動洗濯機の側面断面図。
【図2】上記全自動洗濯機の脱水槽の内側壁の一部を示
す図。
【図3】上記全自動洗濯機に設けられる洗剤収納容器に
洗剤を投入する様子を示す。
【図4】上記脱水槽の内側壁に洗剤収納容器を取り付け
た様子を示す側面断面図。
【図5】上記脱水槽の内側壁に洗剤収納容器を取り付け
る様子を示す側面断面図。
【図6】上記全自動洗濯機の洗濯制御装置の構成を示す
図。
【図7】上記洗濯制御装置の洗い行程前に行われる洗剤
溶かし動作を示すフローチャート。
【図8】上記洗剤収納容器が水流及び衣類にて揉まれる
様子を示す図。
【図9】凸部が形成された上記脱水槽の内側壁の一部を
示す図。
【図10】従来の全自動洗濯機の脱水槽の内側壁の一部
を示す図。
【符号の説明】
1 洗濯水槽 2 容器保持部 3 洗剤収納容器 18 エアートラップ 21 袋 25 フック 26 係止爪 30 洗濯制御装置 32 凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠内に設けた洗濯水槽と、この洗濯水
    槽の内底部に設けられ、水流を発生する回転翼とを備え
    た洗濯機において、 粉洗剤を収納する通水性の袋を有した洗剤収納容器と、 前記洗濯水槽の内側壁に設けられ、上方から差し込まれ
    る前記洗剤収納容器を前記水流及び該水流にて回流する
    衣類にて揉まれる位置に着脱自在に保持する容器保持部
    と、 前記洗剤収納容器を取付け保持するために前記容器保持
    部に形成された係止部と、 前記洗剤収納容器に設けられ、該洗剤収納容器が差し込
    まれた際に前記係止部に弾性的に係止して該洗剤収納容
    器の抜け止めを行なう係止爪が下端部に形成される一
    方、上部が押圧操作されることで係止が解除されるよう
    構成されたフックとを備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記洗剤収納容器には前記フックの押圧
    操作用の取外し孔が形成される一方、洗濯時、前記取外
    し孔は係止状態の該フックの上部部分にて塞がれるよう
    になっていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 機枠内に設けた洗濯水槽と、この洗濯水
    槽の内底部に設けられ、水流を発生する回転翼とを備え
    た洗濯機において、 粉洗剤を収納する通水性の袋を有した洗剤収納容器と、 前記洗剤収納容器を前記洗濯水槽の内側壁に前記水流及
    び該水流にて回流する衣類にて揉まれる位置に着脱自在
    に保持する容器保持部と、 洗濯水の水位を検出する水位検出装置と、 前記水位検出装置からの水位情報に基づき、前記洗濯水
    の水位が前記袋内の洗剤に到達した際に前記回転翼を所
    定時間回転させる制御装置とを備えたことを特徴とする
    洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記洗濯水槽の内側壁には、前記水流及
    び該水流にて回流する衣類にて揉まれる前記袋が当た
    り、前記粉洗剤を砕くための複数の凸部が形成されてい
    ることを特徴とする洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5787819A (en) * 1996-07-30 1998-08-04 M.I.B. Elettronica S.R.L. Anti-effraction device, in particular for automatic dispensers of banknotes and valuables
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