JPH0888748A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH0888748A
JPH0888748A JP6224398A JP22439894A JPH0888748A JP H0888748 A JPH0888748 A JP H0888748A JP 6224398 A JP6224398 A JP 6224398A JP 22439894 A JP22439894 A JP 22439894A JP H0888748 A JPH0888748 A JP H0888748A
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JP
Japan
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scanning
image forming
signal
ratio
cycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6224398A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Tagawa
浩三 田川
Mamoru Kido
衛 城戸
Susumu Kobayashi
進 木林
Masakazu Kobayashi
正和 小林
Kimito Omori
公人 大森
Junichi Murakami
村上  順一
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光走査周期と像形成体回転周期の整数
倍比の精度を高め、カラーレジストレーションの崩れに
よる画質低下を抑える。また、記録条件の変化による整
数倍比の崩れに対応して新たな整数倍比を設定する。更
に、整数倍比が実現されているにもかかわらず、レーザ
光走査位相の像形成体回転位相の限られた位相関係によ
って発生するカラーレジストレーションのずれを防ぐ。 【構成】 レーザ光走査周期と像形成体回転周期の測定
を基準クロック発生回路113から出力される共通のク
ロック信号によって行う。整数倍比の設定を設計値によ
らないで測定値で行い、測定結果に基づいて駆動モータ
制御回路120あるいは104によりポリゴンミラー駆
動モータ32あるいはベルト駆動モータ103を駆動し
て両周期の整数倍化を図る。また、機内温度等の記録条
件が変化したとき、両周期の整数倍比の再設定を行う。
更に、像形成体回転信号をディレイ回路106によって
遅延させることにより上述した位相関係を所定の位相関
係にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等のカ
ラー画像形成装置に関し、特に、多色カラーの色ずれを
防止して画質の向上を図るカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置として、種々
の型のものがあるが、カラー画像信号に応じて変調され
た光信号(レーザ光)で感光体ドラムあるいは感光体ベ
ルト等を露光してその上に静電潜像を形成し、これを対
応するカラートナーで現像し、得られたカラートナー像
を直接あるいは中間転写体を介して記録紙に転写する構
成で共通している。
【0003】このカラー画像形成装置の型として、例え
ば、以下のものがある。その第1の装置は像形成体に第
1色の静電潜像を形成した後現像し、次に、第2色より
第n色の静電潜像および現像を順に行ってn色の色重ね
を行ったトナー像を形成し、このトナー像を記録紙に一
度に転写する構成を有し、第2の装置は感光体ドラムあ
るいは感光体ベルト等に各色のトナー像を形成する毎に
中間転写ベルト等の中間転写体に転写して中間転写体上
にn色の色重ねを行ったトナー像を形成し、このトナー
像を記録紙に一度に転写する構成を有し、第3の装置は
感光体ドラムあるいは感光体ベルト等に第1色の静電潜
像を形成した後現像して得たトナー像を転写体に巻き付
けられた記録紙に転写し、次に同じように感光体ドラム
あるいは感光体ベルト等に第2色より第n色のトナー像
を順に形成する毎に記録紙に転写して記録紙上にn色の
色重ねを行ったトナー像を得る構成を有する。これらの
カラー画像形成装置において、記録紙上のトナー像は、
最終的に定着処理を受け、カラー画像として排出トレイ
へ排出される。
【0004】従来のカラー画像形成装置において、カラ
ー画像の画質を決定する要因の中で、特に重要なもの
は、色重ねをされるn色のカラートナー像のレジストレ
ーションである。高いカラーレジストレーションを得る
ために、換言すれば、各色の色ずれを防ぐためにいくつ
かの提案が行われている。
【0005】その1つは、特開平4−340562号に
よって提案されたカラー画像形成装置であり、感光体ベ
ルトの所定の位置にマークを設け、このマークを検出す
るマークセンサを感光体ベルトの近傍に配置し、マーク
センサの検出信号によって感光体ベルトの回転周期を測
定し、この回転周期が露光用光信号の主走査方向の走査
周期の整数倍になるように感光体ベルトの回転速度を制
御する構成を有している。
【0006】他のカラー画像形成装置は、特開平4−3
40563号によって提案されたものであり、感光体ベ
ルトの所定の位置にマークを設け、このマークを検出す
るマークセンサを感光体ベルトの近傍に配置し、マーク
センサの検出信号によって感光体ベルトの回転周期を測
定し、露光用光信号の主走査方向の走査周期が感光体ベ
ルトの回転周期の整数分の1になるように露光用信号の
走査速度を制御する構成を有している。
【0007】更に、他のカラー画像形成装置は、特開平
5−35059号によって提案されたものであり、技術
思想的には、特開平4−340562号によって提案さ
れたものとほぼ同じである。
【0008】ここで、従来のカラー画像形成装置におい
て、感光体ベルトの回転周期を露光用光信号の走査周期
の整数倍にするために、関係する設計値を以下のように
設定することができる。 (イ)感光体ベルトの周長LBB =600mm (ロ)感光体ベルトの速度VBB =160mm/s (ハ)感光体ベルトの回転周期TBB =LB /VB =600/160=3.75s (ニ)露光用光信号の走査周期TEE =400μs (ホ)整数倍比N N=TB /TE =3.75/400×10-6=9375
【0009】このように、各パラメータを設定すること
によって像形成体上に形成される各カラーのトナー像が
精度の高いレジストレーションで重ねられ、色ずれのな
いすぐれた画質のカラー画像記録を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラー
画像形成装置によると、感光体ドラムあるいは感光体ベ
ルトあるいは中間転写ベルト等の像形成体の回転周期を
露光用光信号の走査周期の整数倍にすることは理論的に
は可能であるが、実際には、設計値を装置へ設定すると
きの分解能に基づく誤差、測定時のバラツキ、記録動作
時の環境,条件等(以下、記録条件という)、例えば、
機内温度の変化に基づく熱伸縮等は避け難いため、高い
精度で両周期を整数倍に設定し、これを維持することが
困難であり、それによって副走査方向のカラーレジスト
レーションが崩れ、カラー画像の画質が低下する。例え
ば、前述したパラメータの中で、感光体ベルトの周長L
B が実際は600mmでなく600.16mmであると
すると、整数倍比Nが9375から9377.5(=9
377+0.5)となり、また、露光用光信号の走査周
期が実際は400μsではなく400.02μsである
とすると、整数倍比Nが9375から9377.531
273(≒9377+0.53)となって何れも走査周
期の約半周期のずれが生じる。この約半周期のずれは、
後述するが、例えば400dpiの場合、約32μmの
色ずれとなる。多色画像の形成においては、この色ずれ
量が累積することになる。また、発明者の検討結果によ
ると、前述した両周期の間に整数倍の関係が成立してい
る場合であっても、像形成体の回転速度に応じた回転信
号と露光用光信号の走査速度に応じた走査信号の位相関
係によっては、カラーレジストレーションが崩れること
があることを確認している(その理由は後述する)。
【0011】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、設計値に依存
しないことにより分解能による誤差を排して高い精度で
像形成体の回転周期を露光用光信号の走査周期の整数倍
に設定することができるカラー画像形成装置を提供する
ことである。
【0012】本発明の他の目的は、測定時のバラツキ要
因を減らすことにより、高い精度で回転周期を走査周期
の整数倍に設定することができるカラー画像形成装置を
提供することである。
【0013】本発明の更に他の目的は、高い精度の両周
期の整数倍比を記録動作中いつも得ることができるカラ
ー画像形成装置を提供することである。
【0014】本発明の更に他の目的は、像形成体の回転
周期が露光用光信号の走査周期の整数倍に設定されてい
るにもかかわらず回転信号と走査信号の位相関係によっ
て発生するカラーレジストレーションの崩れを防ぐこと
ができるカラー画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は高い精度で像形
成体の回転周期を露光用光信号の走査周期の整数倍に設
定し、記録動作中いつも整数倍の関係を保持し、測定時
のバラツキを減らすため、設計値に依存しないで測定値
によって整数倍比を図り、両周期の測定を共通のクロッ
ク信号で行い、かつ、記録条件が変わる度に両周期の整
数倍比の再設定を行うことによって副走査方向のカラー
レジストレーションの崩れを防止してカラー画像の画質
劣化を抑えるものであり、カラー画像を形成する複数カ
ラーの画像信号から順に選択される1つのカラー画像信
号によって光信号を変調し、この光信号を主走査方向に
走査する光信号走査手段と、副走査方向に回転し、前記
光信号によって形成される静電潜像に基づいて形成され
たカラートナー像を前記複数カラーにわたって担持して
前記カラー画像を形成する像形成体と、前記光信号走査
手段の主走査方向の走査速度に応じた走査信号の走査周
期と、前記像形成体の副走査方向の回転速度に応じた回
転信号の回転周期を所定の周波数の基準クロック信号を
使用して検出し、前記走査周期と前記回転周期の比を算
出する検出手段と、前記比が整数値であるとき予め定め
た記録条件が変化するまで前記光信号走査手段と前記像
形成体を制御して前記走査周期と前記回転周期によって
前記像形成体上に前記カラー画像を形成させる記録動作
を実行させ、前記比が整数値でないとき前記光信号走査
手段の走査速度および前記像形成体の回転速度の少なく
とも1つを増減して前記比が整数になる新たな走査周期
と回転周期を設定し、前記記録条件が変化するまでこの
新たな走査周期と回転周期によって以後の記録動作を実
行させ、前記記録条件が変化したとき前記光信号走査手
段と前記像形成体を制御して前記少なくとも1つを増減
してそれ以後の記録動作を実行させる更に新たな整数比
の走査周期と回転周期を設定する制御手段を備えたこと
を特徴とするカラー画像形成装置を提供する。
【0016】以上のカラー画像形成装置において、前記
検出手段は、前記走査信号を所定の分周比で分周する分
周手段と、分周された前記走査信号の周期にわたって前
記基準クロック信号を計数する第1のカウンタと、前記
回転信号の周期にわたって前記基準クロック信号を計数
して前記回転周期を検出する第2のカウンタと、前記第
1のカウンタの計数値を前記分周比で除算して前記走査
周期を検出する除算手段と、前記走査周期と前記回転周
期に基づいて前記比を演算する演算手段を備えているこ
とが好ましい。また、前記制御手段は、前記比の小数点
以下の値に応じた速度制御信号を記憶したメモリと、前
記速度制御信号に基づいて前記少なくとも1つを制御す
る速度制御手段を備えても良く、前記比の小数点以下の
値に応じた基準クロック信号の第1の分周比と速度制御
用クロック信号の第2の分周比を記憶したメモリと、加
えられた電圧に応じた周波数の前記速度制御用クロック
信号を出力する電圧制御発振器と、前記基準クロック信
号を第1の分周比で分周した第1のクロック信号と前記
速度制御用クロック信号を第2の分周比で分周した第2
のクロック信号の位相を比較して位相差を検出する比較
手段と、前記位相差に応じた電圧を前記電圧制御発振器
に加える電圧印加手段と、前記速度制御用クロック信号
に基づいて前記少なくとも1つを制御する速度制御手段
を備えても良く、前記整数値が成立したときの前記走査
速度と前記回転速度を記憶したメモリと、前記メモリに
記憶された前記走査速度と前記回転速度に基づいて前記
少なくとも1つを制御する速度制御手段を備えても良
い。また、前記像形成体は、前記複数カラーのカラート
ナー像を記録媒体に転写する感光体ドラムあるいは感光
体ベルトであっても良く、感光体ドラムあるいは感光体
ベルト上に形成された前記複数カラーの前記カラートナ
ー像を転写され、その転写後前記複数カラーの前記カラ
ートナー像を前記記録媒体に転写する中間転写ベルトで
あっても良く、記録媒体を把持して回転する転写体であ
っても良い。更に、前記制御手段は、機内温度が所定の
温度変化したとき、前記記録条件が変化したとして前記
少なくとも1つを制御して、前記新たな整数比を設定し
ても良く、前記カラー画像の記録量が所定の値に達した
とき、前記記録条件が変化したとして前記少なくとも1
つを制御して、前記新たな整数比を設定しても良く、新
たな記録動作に入るとき、前記記録条件が変化したとし
て前記少なくとも1つを制御して、前記新たな整数比を
設定しても良く、電源投入されたとき、前記記録条件が
変化したとして前記少なくとも1つを制御して、前記新
たな整数比を設定しても良い。
【0017】本発明は、また、像形成体の回転速度に応
じた回転信号と露光用光信号の走査速度に応じた走査信
号の位相関係によって回転周期と走査周期の間に整数倍
比が成立していても発生する副走査方向のカラーレジス
トレーションの崩れを防止するため、回転信号を遅延さ
せてその位相関係を所望の位相関係にするものであり、
カラー画像を形成する複数カラーの画像信号から順に選
択される1つのカラー画像信号によって光信号を変調
し、この光信号を主走査方向に走査する光信号走査手段
と、副走査方向に回転し、前記光信号によって形成され
る静電潜像に基づいて形成されたカラートナー像を前記
複数カラーにわたって担持して前記カラー画像を形成す
る像形成体と、前記光信号走査手段の主走査方向の走査
速度に応じた走査信号の走査周期と、前記像形成体の副
走査方向の回転速度に応じた回転信号の回転周期を所定
の周波数の基準クロック信号を使用して検出し、前記走
査周期と前記鑑定周期の比を算出する第1の検出手段
と、前記回転信号とこの回転信号の直後に発生する前記
走査信号の時間差を検出する第2の検出手段と、前記時
間差が前記走査周期の所定の分割比で分割された分割時
間と相違するとき前記回転信号を遅延させて前記時間差
を前記分割時間に等しくする遅延手段と、前記比が整数
値であるとき予め定めた記録条件が変化するまで前記光
信号走査手段と前記像形成体を制御して前記走査周期と
前記回転周期によって前記像形成体上に前記カラー画像
を形成させる記録動作を実行させ、この記録動作におい
て第1色の記録を開始するとき前記時間差を検出し、前
記時間差を前記分割時間に等しくさせて第2色以降の記
録を行わせ、前記比が整数値でないとき前記光信号走査
手段の走査速度および前記像形成体の回転速度の少なく
とも1つを増減して前記比が整数になる新たな走査周期
と回転周期を設定し、前記記録条件が変化するまでこの
新たな走査周期と回転周期によって以後の記録動作を実
行させ、この記録動作において第1色の記録を開始する
とき前記時間差を検出し、前記時間差を前記分割時間に
等しくさせて第2色以降の記録を行わせ、前記記録条件
が変化したとき前記光信号走査手段と前記像形成体を制
御して前記少なくとも1つを増減してそれ以降の記録動
作を実行させる更に新たな整数比の走査周期と回転周期
を設定する制御手段を備えたことを特徴とするカラー画
像形成装置を提供する。
【0018】以上のカラー画像形成装置において、前記
遅延手段は、前記時間差を前記走査周期の1/2に相当
する前記分割時間に等しくさせる遅延量を前記回転信号
に与えることが好ましい。また、前記遅延手段におい
て、前記分割比はある幅を有しても良い。例えば、走査
周期を400μsとしたとき、分割比を1/2としたと
きは分割時間は200μsとなるが、この分割時間を1
80μsから220μsとしても良い。
【0019】
【作用】光信号走査手段の主走査方向の走査速度に応じ
た走査信号と、像形成体の副走査方向の回転速度に応じ
た回転信号が検出手段に入力する。検出手段はこの走査
信号の走査周期と回転信号の回転周期を所定の周波数を
有した共通の基準クロック信号の計数によって検出し、
走査周期に対する回転周期の比が整数倍かどうかを判定
する。その比が整数倍でないとき、その比の小数点以下
の値に基づいて回転速度あるいは走査速度の少なくとも
1つを制御して整数倍にする。この検出,判定および整
数倍化の制御はカラー画像のプリントサイクルに入る前
に行われる。走査周期と回転周期の比が整数倍に設定さ
れると、それに応じた走査速度と回転速度でカラー画像
のプリントサイクルが実行される。このようにして設定
された走査速度と回転速度は記録条件が変化するまで維
持される。記録条件の変化としては、機内温度が、例え
ば、3℃変化したとき、記録枚数が100枚に達したと
き、電源が投入されたとき、あるいは記録サイクルが変
わるとき、等から状況に応じて選択することができる。
記録条件が変化したときは、カラー画像の次のプリント
サイクルに入る前に前述した検出,判定および整数倍化
の制御が行われる。
【0020】他の作用として、第1色の記録動作を開始
したとき、検出手段が回転信号とこの回転信号の直後に
発生する走査信号の時間差を検出する。この時間差は走
査周期を所定の分割比で分割した分割時間、例えば、走
査周期の1/2の時間と比較され、比較時間差が算出さ
れる。その比較時間差は遅延量として遅延手段に設定さ
れ、第2色以降の記録動作で発生した回転信号を遅延さ
せ、第2色以降の記録動作のタイミングはこの遅延した
回転信号に基づいて制御される。
【0021】
【実施例】以下、本発明のカラー画像形成装置を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明のカラー画像形
成装置の第1の実施例を示し、カラー画像形成部1と、
画像読み取り部2と、画像書き込み部3と、信号演算処
理制御部100より構成されている。
【0022】カラー画像形成部1は画像書き込み部3よ
り出射される各カラー画像信号によって変調されたレー
ザ光を反射ミラー9の反射により受けて露光される感光
体ドラム4を有し、この感光体ドラム4の周囲に帯電器
6、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、
K(ブラック)の各カラーの現像機を備えた現像機ユニ
ット5、後述する中間転写ベルト60、およびクリーナ
ー7が配置されている。中間転写ベルト60は一次転写
点を形成する感光体ドラム4との間に転写器64を有
し、その上流点にクリーナー63を有する。
【0023】図2を併せて参照すると、中間転写ベルト
60は駆動ロール61によって駆動され、支持ロール6
5,66によって支持され、画像形成に影響を与えない
側縁に基準位置検出用マーク601が設けられ、その側
縁が、このマーク601を検出する基準位置検出センサ
62と対向している。中間転写ベルト60の下方には、
給紙トレイを含んだ給紙部8が配置されており、ここよ
り供給される記録紙に中間転写ベルト60上のトナー像
を転写するために転写ロール67が設けられている。転
写ロール67は支持ロール66との間に形成されるニッ
プによって2次転写点を提供し、また、記録紙通路の下
流には転写されたトナー像を定着する定着器10が設け
られている。
【0024】画像読み取り部2はプラテン上に置かれた
原稿30を照射する照射ランプ21と、原稿30からの
反射光を所定の光路に誘導する反射ミラー22,23
と、反射ミラー23が反射した原稿反射光を集束するレ
ンズ系24と、レンズ系24によって集束された原稿反
射光を入力してR(レッド),G(グリーン),B(ブ
ルー)のカラー信号を出力するCCD25を有する。
【0025】画像書き込み部3は各カラーの画像信号に
よって変調されたレーザ光を出射する半導体レーザ(レ
ーザ光発生部125として後述する)と、このレーザ光
をレンズ系(図示せず)を介して受けて偏向するポリゴ
ンミラー31と、ポリゴンミラー31を回転駆動する駆
動モータ32と、レーザ光に基づいて主走査方向の各周
期の走査開始を検出して露光ビーム走査開始(SOS)
信号を出力するSOSセンサ33を有する。
【0026】信号演算処理制御部100はSOSセンサ
33のSOS信号の周期と、基準位置検出センサ62の
ベルト基準信号の周期を基準クロック発生回路113
の、例えば、10MHzの基準信号(約100ppmの
誤差)で測定し、SOS信号とベルト基準信号の周期の
比を演算する測定回路110と、各制御のプログラム
や、速度制御用基準クロックFREF のテーブル、例え
ば、 FREF ×(0.999700, 0.999705, ─── 1.000005, 1.0
00010) に応じた制御値(後述するXおよびYの分周値)や、整
数倍化された走査速度、回転速度を記憶したメモリ11
1と、SOS信号とベルト基準信号の周期の比に基づい
て前記分周値XおよびYを速度制御信号として出力する
速度制御回路112を有する。
【0027】測定回路110はSOS信号を、例えば、
1/10000で分周する分周回路110aと、分周信
号の周期を10MHzの基準クロック信号で計数する第
1のカウンタ110bと、ベルト基準信号の周期を共通
の10MHzの基準クロック信号で計数する第2のカウ
ンタ110cと、第1のカウンタ110bの計数値に1
/10000の除算を施してSOS信号の周期を検出す
る除算回路110dと、SOS信号の周期(走査周期)
とベルト基準信号の周期(回転周期)の比を演算する演
算回路110eと、ベルト基準信号の立ち上がりとこの
ベルト基準信号の立ち上がりの直後に発生するSOS信
号の立ち下がりの時間差を検出する時間差検出回路11
0fを有する。
【0028】信号演算処理制御部100は、更に、CC
D25からのR,G,Bの画像信号を画像入力装置10
2によって入力されるメモリ122と、メモリ122の
画像信号に、必要に応じて、拡大,縮小,回転等の処理
を施す画像データ処理装置123と、メモリ122から
読み出されたR,G,Bの画像信号を入力してレーザ制
御信号を出力するレーザ制御部124と、レーザ制御信
号を入力してR,G,Bの画像信号によって変調された
レーザ光をポリゴンミラー31へ出射するレーザ光発生
部(半導体レーザ)125と、ポリゴンミラー用駆動モ
ータ32の駆動を制御する駆動モータ制御回路120を
有する。
【0029】信号演算処理制御部100は、更に、入力
電圧に応じた周波数の速度制御用クロック信号を出力す
るVCO(電圧制御発振器)105と、速度制御用クロ
ック信号を入力して駆動モータ制御信号を出力する駆動
モータ制御回路104と、駆動モータ制御信号を入力し
て駆動ロール61を介して中間転写ベルト60を制御さ
れた速度で駆動するベルト駆動モータ(例えば、ステッ
ピングモータ)103と、基準クロック発生回路113
からの、例えば、前述した基準クロックFREFとしての
5MHzの基準クロック信号を速度制御回路112から
の速度制御信号に応じた分周比1/Xで分周する分周回
路115と、VCO105のクロック周波数を速度制御
回路112からの速度制御信号に応じた分周比1/Yで
分周する分周回路116と、分周回路115,116の
分周信号の位相差を検出する位相比較回路117と、そ
の位相差に応じた直流電圧信号を出力してVCO105
のクロック周波数を制御するローパスフィルタ118を
有する。以上述べた信号演算処理制御部100の主要回
路は制御回路114によって制御される。
【0030】以上の構成において、以下動作を説明す
る。まず、プリントサイクルの前に、ベルト駆動モータ
103を駆動して中間転写ベルト60を回転させ、ポリ
ゴンミラー駆動モータ32を駆動してポリゴンミラー3
1を回転させる。この駆動によって、図4,図5に示す
ように、基準位置検出センサ62が中間転写ベルト60
のマーク601を検出して回転信号としてのベルト基準
信号を出力し、SOSセンサ33がレーザ光の走査開始
を検出して走査信号としてのSOS信号を出力し、これ
らの両信号はそれぞれ測定回路110に入力する。測定
回路110では、図3および図6(フローチャート)に
示すように、分周回路110aがSOS信号を1/10
000で分周した分周信号を出力すると、第1のカウン
タ110bは基準クロック回路113から出力される1
0MHzの基準クロックで分周信号の周期を測定する。
この分周信号の周期は除算回路110dで1/1000
0の演算を施され、SOS信号の周期TE が検出され
る。検出した周期TE は400μsである。同じよう
に、第2のカウンタ110cは10MHzの基準クロッ
クでベルト基準信号の周期TB を測定し、演算回路11
0eはTB /TE の比を求める。検出した周期TB
3.751sであり、TB /TE の比は9377.5で
ある。
【0031】TB /TE の比が整数値でないので、この
まま放置すると、図4のように、1色目のベルト基準信
号の立ち上がりと次に来るSOS信号の立ち下がりの時
間差t0 が2色目にはt1 に拡大して1色目と2色目に
色ずれが生じる。TB /TE=9377.5の演算結果
は制御回路114を介して速度制御回路112に入力さ
れ、5MHzの基準クロック周波数FREF に対して、 5×9375/9377.5=5×0.999733=
4.9986MHz の演算が行われてVCO105の速度制御用クロックの
周波数が求まる。この演算結果に応じたXおよびYの値
をメモリ111から読み出して分周回路115,116
に設定すると、VCO105から4.9986MHzの
基準クロック信号が駆動モータ制御回路104に出力さ
れ、駆動モータ制御回路104はその基準クロック信号
に基づいて減速されることによりベルト駆動モータ10
3の速度を減速する。上記演算式において、整数値93
75はそのまま使用されても良いが、これに代えて(9
375−m)の整数値が使用されても良い(m=1,
2,───の整数値)。ただし、mは画像の倍率に影響
を与えないように最大値が制限される。
【0032】メモリ111にストアされているテーブル
の一部を示すと、次の通りである。
【表1】
【0033】その結果、駆動ロール61によって駆動さ
れる中間転写ベルト60の回転速度VB は設定値の16
0mm/sより減速され、図5に示すようにベルト基準
信号の周期はSOS信号の周期の整数倍となる。
【0034】次に、プリントサイクルに入ると、プラテ
ン上の原稿30の走査が行われ、CCD25を介してメ
モリ122にR,G,Bの画像信号がストアされる。
【0035】次に、第1色のRの画像信号がメモリ12
2から読み出され、図5でベルト基準信号が立ち上がっ
てから時間t2 が経過し、SOS信号が立ち下がると同
時に、それ以降は、それに続くSOS信号が立ち下がり
に同期してRの画像信号によって変調されたレーザ光が
レーザ光発生部125から出射され、ポリゴンミラー3
1,反射ミラー9を介して感光体ドラム4上にRの画像
信号に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は現
像機ユニット5のCのトナーによって現像され、中間転
写ベルト60に転写される。
【0036】次に、図5の時間t3 で示されるベルト基
準信号とSOS信号のタイミングに基づいて第2色であ
るGのレーザ光が感光体ドラム4を露光走査し、Mのト
ナーによる現像、次に、中間転写ベルト60への転写が
行われる。以降、同じようにして、YおよびKのトナー
による第3色および第4色に対する処理を経て中間転写
ベルト60上に各カラーのトナー像が重ねられる。この
ようにして形成されたカラー画像は転写ロール67によ
って記録紙上に転写され、定着器10によって定着され
る。定着されたカラー画像を有した記録紙は排出トレイ
(図示せず)へ排出される。
【0037】以上の実施例において、測定用基準クロッ
ク周波数を10MHzとして、 TB =3.75 TE =400μs が得られたとする。一方、この周波数が仮に9.99M
Hzであったとしても、 T’B =3.74625s T’E =399.6μs が得られる。ともに、 TB /TE =T’B /T’E =9375 となって同じ測定結果が得られることになる。言うまで
もなく、これが共通の基準クロック信号を使用する利点
である。
【0038】図5において、TB /TE の比が整数値に
なっていれば、理論的には、 t2 =t3 で色ずれが全く生じないことになる。しかし、実際に
は、誤差が原因となって、最大値にして、 t3 −t2 =40μs 程度の時間差が発生する場合がある。
【0039】このときの1色目と2色目の色ずれ量は、
以下のようになる。SOS信号の周期TE を、 TE =400μs 中間転写ベルト60の速度VB を、 VB =160mm/s とすると、副走査方向のドット間隔は、 TE ・VB =400×10-6×160=64μm となる。これに基づく色ずれ量は、 64×40/400=6.4μm となる。この色ずれ量は視認性から言って問題はなく、
非常に精度の高い値である。
【0040】以上の実施例から明らかな通り、ベルト基
準信号の周期とSOS信号の周期の比が整数値でないと
き、その比に応じて、中間転写ベルト60(あるいはポ
リゴンミラー31)の回転速度を増減してその比を整数
倍にしてカラーレジストレーションの精度を向上させ
る。この整数倍比は以下のように記録条件が変化すると
きに再設定される。 (1)機内温度が、例えば、3℃変化したとき (2)コピー枚数が、例えば、100枚に達したとき (3)パワーオンしたとき (4)コピーサイクルが変わったとき (5)湿度が所定値変化したとき
【0041】以上の実施例において、測定回路110に
温度補償手段を設け、SOS信号とベルト基準信号の周
期の測定において温度変動によって生じる誤差ができる
だけ少なくすると、更に、カラーレジストレーションの
精度が向上する。
【0042】図7は本発明のカラー画像形成装置の第2
の実施例を示し、第1の実施例における測定回路11
0、メモリ111、速度制御回路112、基準クロック
発生回路113等はブロック600として示されてお
り、メモリ122、画像データ処理装置123、レーザ
制御部124、レーザ光発生部125はブロック101
として示されている。一方、VCO105に関連する位
相ロックループ回路(PLL)は図示上省略されてい
る。また、同一の部分は同一の引用数字に示されてい
る。第2の実施例において、第1の実施例に新たに付加
された構成はベルト基準信号ディレイ回路106であ
り、この回路106はべルト基準信号に、 x=t4 (あるいはt6 )−TE /2 によって定まる遅延時間を与える。この遅延を受けたベ
ルト基準信号は図1のレーザ制御部124に相当する回
路に供給される。ここで、t4 (あるいはt6 )は図9
において、ベルト基準信号と第1色の書き出しタイミン
グの時間差であり、TE はSOS信号の周期である。
【0043】図9は遅延時間xを示しており、xが正で
あると、第2色のベルト基準信号を疑似的に時間xだけ
遅延させ、xが負であると、ベルト基準信号を疑似的に
時間xだけ進め、x=0であるとベルト基準信号の進遅
は行わない。
【0044】以下、図8,図9のタイミングチャートお
よび図10のフローチャートによって動作を説明する。
ベルト基準信号の周期をSOS信号の周期の整数倍にす
る制御は第1の実施例と共通するのでここでは説明を省
略する。この整数倍の制御が終了した後、換言すると、
ベルト基準信号の周期がSOS信号の周期の整数倍にな
ったとしても、図8に示すように、第1色の書き出しに
おいて、 t4 ≒TE (例えば、380μs) の位相差時間が検出されることがある。これが、第2色
の書き出しにおいて、時間差t5 で示されるように、ベ
ルト基準信号とSOS信号の位相関係が反転し、その位
相時間差が、 t5 ≒0(例えば、20μs) となる。これが大きな色ずれの原因となるので図9に示
すように、ベルト基準信号の立ち上がりを遅延時間xだ
け疑似的に遅延させてこの色ずれを防ぐ。
【0045】以下、この制御をより具体的に説明する。
図8,図9において、1色目、2色目のSOS信号とベ
ルト基準信号の位相は、ほぼ同じ(即ち、整数倍化され
ている)にもかかわらず、ベルト基準信号がハイになっ
てSOS信号が立ち下がるまでの時間t4 、t5 は、前
述したように大きく異なっている。これは、1色目でベ
ルト基準信号がハイになってSOS信号が立ち下がるま
での時間が非常に長く(この場合SOS信号の周期TE
の1周期弱、例えば380μs)、2色目でベルト基準
信号が40μsの誤差より早くなったためベルト基準信
号がハイになって基準より1周期前のSOS信号が立ち
下がったところで、2色目が書き出されてしまう。この
場合40μsの誤差にもかかわらず、 t4 =380μs t5 =380+40−400(1周期前分)=20μs となり、両者の色ずれは、 64μm×(380μs−20μs)÷400μs=5
7.6μm となってしまう。
【0046】第2の実施例では、前述したように、これ
を防ぐためにディレイ回路106を有する。まず、回路
101、即ち、図3の時間差検出回路110fにおい
て、 t4 (あるいはt6 )=380μs を測定する。次に、図3の制御回路114において、こ
の時間を、 TE /2=200μs にするのに必要な遅延時間180μsを算出し、この時
間をディレイ回路106に設定する、この結果、2色目
のベルト基準信号が40μsの誤差をもったとしても、
ベルト基準信号がハイになって基準より1周期前のSO
S信号が立ち下ったところで、2色目が書き出されてし
まうということはなく、 t7 =380+40=420μs となり、両者の色ずれは、 64μm×(420μs−380μs)÷400μs=
6.4μm で、実際1色目と2色目の誤差分が色ずれとして残る。
以上の説明で、1色目と2色目で説明したが、当然1色
目とn色目でも同様である。
【0047】以上の実施例では、x>0としてベルト基
準信号をディレイさせているが、前述したように、x<
0のときは負のディレイ(ベルト基準信号を疑似的に早
める)を行う。両者に対応するため、ベルト基準信号デ
ィレイ回路106は、あらかじめディレイさせておき、
その大きさを調節することで、疑似的に信号を早めた
り、遅くしたりすることを可能とする。前述したよう
に、ベルト基準信号がハイになってSOS信号が立ち下
がるまでの時間はSOS信号の周期TE の1/2の時が
一番安定するので、基本的にはディレイ値の大きさは、
1周期分以上(所望の分解能で可変できる)持つのが望
ましいが、少なくとも色ずれ仕様(補正後に残る誤差
分)の2倍以上の大きさを持てばよい。
【0048】以上述べた第1および第2の実施例では、
複写機を例にとって説明したが、本発明は当然プリンタ
にも適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明のカラー画像形
成装置によると、記録動作に入る前に光信号走査手段の
走査周期と像形成体の回転周期を共通のクロック信号に
よって検出するようにしたので、両周期の比を高い精度
で整数値に設定することができ、また、整数値の設定を
設計値によらないで測定値により行うようにしたので、
製造時の分解能誤差を排することができ、更に、記録条
件が変化するまで設定された整数値の関係を使用し、記
録条件が変化したとき両周期の間に新たな整数値の関係
を設定して、次に記録条件が変化するまでそれを使用す
るので、記録動作中常に整数倍比を得ることができ、こ
れによって副走査方向のカラーレジストレーションの崩
れを防ぎ、カラー画像の画質劣化を抑えることができ
る。また、本発明のカラー画像形成装置によると、像形
成体の回転速度に応じた回転信号に所定の遅延時間を付
加して回転信号を疑似的に所望のタイミングで発生させ
るようにしたので、上述した効果に加えて、走査周期と
回転周期の間に整数値の関係があっても限られた位相関
係において発生するカラーレジストレーションの崩れを
的確に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例における中間転写ベルト
を示す斜視図。
【図3】本発明の第1の実施例における測定回路を示す
ブロック図。
【図4】本発明の第1の実施例の動作を説明するタイミ
ングチャート図。
【図5】本発明の第1の実施例の動作を説明するタイミ
ングチャート図。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロー
チャート図。
【図7】本発明の第2の実施例を説明するブロック図。
【図8】本発明の第2の実施例の動作を説明するタイミ
ングチャート図。
【図9】本発明の第2の実施例の動作を説明するタイミ
ングチャート図。
【図10】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロ
ーチャート図。
【符号の説明】
1 カラー画像形成部 2 画像読み取り部 3 画像書き込み部 4 感光体ドラム 5 現像機ユニット 6 帯電器 7 クリーナー 8 給紙部 9 反射ミラー 10 定着器 21 照射ランプ 22,23 反射ミラー 24 レンズ系 25 CCD 31 ポリゴンミラー 32 ポリゴンミラー駆動モータ 33 SOSセンサ 60 中間転写ベルト 61 駆動ロール 62 基準位置検出センサ 63 クリーナー 64 転写器 65,66 支持ロール 67 転写ロール 100 信号演算処理制御部 101 走査ユニット制御部 102 画像入力装置 103 ベルト駆動モータ 104 駆動モータ制御回路 105 VCO 110 測定回路 110a 分周回路 110b 第1のカウンタ 110c 第2のカウンタ 110d 除算回路 110e 演算回路 110f 時間差検出回路 111 メモリ 112 速度制御回路 113 基準クロック発生回路 114 制御回路 115,116 分周回路 117 位相比較回路 118 ローパスフィルタ 120 駆動モータ制御回路 122 メモリ 123 画像データ処理装置 124 レーザ制御部 125 レーザ光発生部 601 基準位置検出マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 大森 公人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 村上 順一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を形成する複数カラーの画像
    信号から順に選択される1つのカラー画像信号によって
    光信号を変調し、この光信号を主走査方向に走査する光
    信号走査手段と、 副走査方向に回転し、前記光信号によって形成される静
    電潜像に基づいて形成されたカラートナー像を前記複数
    カラーにわたって担持して前記カラー画像を形成する像
    形成体と、 前記光信号走査手段の主走査方向の走査速度に応じた走
    査信号の走査周期と、前記像形成体の副走査方向の回転
    速度に応じた回転信号の回転周期を所定の周波数の基準
    クロック信号を使用して検出し、前記走査周期と前記回
    転周期の比を算出する検出手段と、 前記比が整数値であるとき予め定めた記録条件が変化す
    るまで前記光信号走査手段と前記像形成体を制御して前
    記走査周期と前記回転周期によって前記像形成体上に前
    記カラー画像を形成させる記録動作を実行させ、前記比
    が整数値でないとき前記光信号走査手段と前記像形成体
    を制御して前記光信号走査手段の走査速度および前記像
    形成体の回転速度の少なくとも1つを増減して前記比が
    整数になる新たな走査周期と回転周期を設定し、前記記
    録条件が変化するまでこの新たな走査周期と回転周期に
    よって以後の記録動作を実行させ、前記記録条件が変化
    したとき前記光信号走査手段と前記像形成体を制御して
    前記少なくとも1つを増減してそれ以後の記録動作を実
    行させる更に新たな整数比の走査周期と回転周期を設定
    する制御手段を備えたことを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記走査信号を所定の
    分周比で分周する分周手段と、分周された前記走査信号
    の周期にわたって前記基準クロック信号を計数する第1
    のカウンタと、前記回転信号の周期にわたって前記基準
    クロック信号を計数して前記回転周期を検出する第2の
    カウンタと、前記第1のカウンタの計数値を前記分周比
    で除算して前記走査周期を検出する除算手段と、前記走
    査周期と前記回転周期に基づいて前記比を演算する演算
    手段を備えた構成の請求項1のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記比の小数点以下の
    値に応じた速度制御信号を記憶したメモリと、前記速度
    制御信号に基づいて前記光信号走査手段と前記像形成体
    を制御して前記少なくとも1つを増減する速度制御手段
    を備えた構成の請求項1のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記比の小数点以下の
    値に応じた基準クロック信号の第1の分周比と速度制御
    用クロック信号の第2の分周比を記憶したメモリと、加
    えられた電圧に応じた周波数の前記速度制御用クロック
    信号を出力する電圧制御発振器と、前記基準クロック信
    号を第1の分周比で分周した第1のクロック信号と前記
    速度制御用クロック信号を第2の分周比で分周した第2
    のクロック信号の位相を比較して位相差を検出する比較
    手段と、前記位相差に応じた電圧を前記電圧制御発振器
    に加える電圧印加手段と、前記速度制御用クロック信号
    に基づいて前記光信号走査手段と前記像形成体を制御し
    て前記少なくとも1つを増減する速度制御手段を備えた
    構成の請求項1のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記整数値が成立した
    ときの前記走査速度と前記回転速度を記憶したメモリ
    と、前記メモリに記憶された前記走査速度と前記回転速
    度に基づいて前記光信号走査手段と前記像形成体を制御
    して前記少なくとも1つを増減する速度制御手段を備え
    た構成の請求項1のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、機内温度が所定の温度
    変化したとき、前記記録条件が変化したとして前記光信
    号走査手段と前記像形成体を制御して前記少なくとも1
    つを増減して、前記新たな整数比を設定する構成の請求
    項1のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記カラー画像の記録
    量が所定の値に達したとき、前記記録条件が変化したと
    して前記光信号走査手段と前記像形成体を制御して前記
    少なくとも1つを増減して、前記新たな整数比を設定す
    る構成の請求項1のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、新たな記録動作に入る
    とき、前記記録条件が変化したとして前記光信号走査手
    段と前記像形成体を制御して前記少なくとも1つを増減
    して、前記新たな整数比を設定する構成の請求項1のカ
    ラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、電源投入されたとき、
    前記記録条件が変化したとして前記光信号走査手段と前
    記像形成体を制御して前記少なくとも1つを増減して、
    前記新たな整数比を設定する構成の請求項1のカラー画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 カラー画像を形成する複数カラーの画
    像信号から順に選択される1つのカラー画像信号によっ
    て光信号を変調し、この光信号を主走査方向に走査する
    光信号走査手段と、 副走査方向に回転し、前記光信号によって形成される静
    電潜像に基づいて形成されたカラートナー像を前記複数
    カラーにわたって担持して前記カラー画像を形成する像
    形成体と、 前記光信号走査手段の主走査方向の走査速度に応じた走
    査信号の走査周期と、前記像形成体の副走査方向の回転
    速度に応じた回転信号の回転周期を所定の周波数の基準
    クロック信号を使用して検出し、前記走査周期と前記回
    転周期の比を算出する第1の検出手段と、 前記回転信号とこの回転信号の直後に発生する前記走査
    信号の時間差を検出する第2の検出手段と、 前記時間差が前記走査周期の所定の分割比で分割された
    分割時間と相違するとき前記回転信号を遅延させて前記
    時間差を前記分割時間に等しくする遅延手段と、 前記比が整数値であるとき予め定めた記録条件が変化す
    るまで前記光信号走査手段と前記像形成体を制御して前
    記走査周期と前記回転周期によって前記像形成体上に前
    記カラー画像を形成させる記録動作を実行させ、この記
    録動作において第1色の記録を開始するとき前記時間差
    を検出し、前記時間差を前記分割時間に等しくさせて第
    2色以降の記録を行わせ、前記比が整数値でないとき前
    記光信号走査手段と前記像形成体を制御して前記光信号
    走査手段の走査速度および前記像形成体の回転速度の少
    なくとも1つを増減して前記比が整数になる新たな走査
    周期と回転周期を設定し、前記記録条件が変化するまで
    この新たな走査周期と回転周期によって以後の記録動作
    を実行させ、この記録動作において第1色の記録を開始
    するとき前記時間差を検出し、前記時間差を前記分割時
    間に等しくさせて第2色以降の記録を行わせ、前記記録
    条件が変化したとき前記光信号走査手段と前記像形成体
    を制御して前記少なくとも1つを増減してそれ以降の記
    録動作を実行させる更に新たな整数比の走査周期と回転
    周期を設定する制御手段を備えたことを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記遅延手段は、前記時間差を前記走
    査周期の1/2に相当する前記分割時間に等しくさせる
    遅延量を前記回転信号に与える構成の請求項10のカラ
    ー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の検出手段は、前記走査信号
    を所定の分周比で分周する分周手段と、分周された前記
    走査信号の周期にわたって前記基準クロック信号を計数
    する第1のカウンタと、前記回転信号の周期にわたって
    前記基準クロック信号を計数して前記回転周期を検出す
    る第2のカウンタと、前記第1のカウンタの計数値を前
    記分周比で除算して前記走査周期を検出する除算手段
    と、前記走査周期と前記回転周期に基づいて前記比を演
    算する演算手段を備えた構成の請求項10のカラー画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記比の小数点以下
    の値に応じた速度制御信号を記憶したメモリと、前記速
    度制御信号に基づいて前記光信号走査手段と前記像形成
    体を制御して前記少なくとも1つを増減する速度制御手
    段を備えた構成の請求項10のカラー画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記比の小数点以下
    の値に応じた基準クロック信号の第1の分周比と速度制
    御用クロック信号の第2の分周比を記憶したメモリと、
    加えられた電圧に応じた周波数の前記速度制御用クロッ
    ク信号を出力する電圧制御発振器と、前記基準クロック
    信号を第1の分周比で分周した第1のクロック信号と前
    記速度制御用クロック信号を第2の分周比で分周した第
    2のクロック信号の位相を比較して位相差を検出する比
    較手段と、前記位相差に応じた電圧を前記電圧制御発振
    器に加える電圧印加手段と、前記速度制御用クロック信
    号に基づいて前記光信号走査手段と前記像形成体を制御
    して前記少なくとも1つを増減する速度制御手段を備え
    た構成の請求項10のカラー画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記整数値が成立し
    たときの前記走査速度と前記回転速度を記憶したメモリ
    と、前記メモリに記憶された前記走査速度と前記回転速
    度に基づいて前記光信号走査手段と前記像形成体を制御
    して前記少なくとも1つを増減する速度制御手段を備え
    た構成の請求項10のカラー画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、機内温度が所定の温
    度変化したとき、前記記録条件が変化したとして前記光
    信号走査手段と前記像形成体を制御して前記少なくとも
    1つを増減して前記新たな整数比を設定する構成の請求
    項10のカラー画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、前記カラー画像の記
    録量が所定の値に達したとき、前記記録条件が変化した
    として前記光信号走査手段と前記像形成体を制御して前
    記少なくとも1つを増減して前記新たな整数比を設定す
    る構成の請求項10のカラー画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、新たな記録動作に入
    るとき、前記記録条件が変化したとして前記光信号走査
    手段と前記像形成体を制御して前記少なくとも1つを増
    減して前記新たな整数比を設定する構成の請求項10の
    カラー画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、電源投入されたと
    き、前記記録条件が変化したとして前記光信号走査手段
    と前記像形成体を制御して前記少なくとも1つを増減し
    て前記新たな整数比を設定する構成の請求項10のカラ
    ー画像形成装置。
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