JPH1016307A - 画像形成装置及び該装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び該装置の制御方法

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JPH1016307A
JPH1016307A JP17038596A JP17038596A JPH1016307A JP H1016307 A JPH1016307 A JP H1016307A JP 17038596 A JP17038596 A JP 17038596A JP 17038596 A JP17038596 A JP 17038596A JP H1016307 A JPH1016307 A JP H1016307A
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image
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Masaru Tanaka
勝 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像を形成する際に、装置に制約され
ることなく色ずれを防ぐことができる画像形成装置及び
該装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 画像データに基づいて像但持体上に対
し、光ビームを走査するポリゴンミラー7と、走査され
る光ビームによって、像但持体上に形成される潜像を現
像して得られる可視像の転写先である転写ドラムを駆動
するパルスモータ28を備え、ポリゴンミラー7によっ
て走査される光ビームの所定の走査位置を光検出器11
で検出し、パルスモータ28によって駆動される転写ド
ラム14の所定の駆動位置を紙先端検出器5で検出す
る。そして、光検出器11と紙先端検出器5よりそれぞ
れ出力される検出信号の位相差を位相差検出部24を測
定する。更に、その測定された位相差に基づいて、パル
スモータ28の駆動をモータ制御部27を介してCPU
23によって制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに基づ
いて画像を形成する画像形成装置及び該装置の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタがカラー化されユーザー
の様々な表現手段として利用されるようになってきてい
る。特に、カラーレーザプリンタは静粛性、高い記録品
質を有し、記録が高速であることから注目されている。
一般にレーザプリンタは、感光体上に画像信号に応じて
変調されたレーザビームが水平走査され、同時に感光体
を回転させて感光体上の周方向に垂直走査されることで
静電潜像が形成される。そして、現像器によりトナーの
可視像に現像され、給紙カセットより供給された転写体
上の転写材に現像されたトナー像を転写することにより
所望の画像が形成されている。
【0003】また、カラーの画像形成装置として用いら
れるカラーレーザプリンタでは、上記の動作をマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの各色について行うた
め、感光体、転写体等の像但持体上に現像器によりトナ
ーの面像が各色毎に重畳されカラー画像が形成される。
【0004】カラー画像を形成する画像形成装置におい
て、現像された各色のトナーの可視像を同一の転写材に
転写する方法としては、中間転写体に多重転写された各
色のトナーの可視像を一括して転写材に転写することで
各色のトナーの可視像を同一の転写材に転写する方法
や、転写体に静電吸着された転写材に順次、各色のトナ
ーの可視像を転写することで各色のトナーの可視像を同
一の転写材に転写する方法等がある。
【0005】上述のように、面画像を重畳する際には、
中間転写体あるいは転写体を駆動するパルスモータのパ
ルスモータ駆動信号と垂直走査を行うための垂直同期信
号VSYNCとの間では、常に整数比の関係を持ってい
ることが理想とされている。例えば、中間転写体に多重
転写された各色のトナーの可視像を一括して転写材に転
写する方法を用いて説明すると、図17の(a)に示す
ように、中間転写体を駆動するパルスモータのパルスモ
ータ駆動信号DRMCLKと、中間転写体が1回転する
毎に発生する画像書き出しの垂直同期信号VSYNCで
あるTOP信号は、常に整数比の関係を持っていれば、
図18に示すような位相差t1〜t4が生じることもな
く、図19に示すようなΔW分の色ずれ等の発生するこ
とはないので良好なカラー画像を形成することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の例のように、中間転写体に多重転写され、実際の画
像形成動作を行う場合においては中間転写体を駆動する
パルスモータに対するさまざまな負荷変動が発生してい
るので、図17の(b)や(c)に示すt1〜t8のよ
うに、中間転写体の所定位置を示すTOP信号と中間転
写体の駆動クロックであるDRMCLK信号の位相差は
ばらつき、整数比の関係は成り立っていない。そのた
め、中間転写体の回転動作が不安定になってしまい、中
間転写体に転写される各色のトナーの可視像が一定の位
置に転写されなくなってしまう。その結果、形成される
画像に色ずれが発生してしまうという問題点があった。
【0007】また、一般に従来例のような面画像の重畳
を行う際には、走査光学系、感光/転写ドラム系の周長
の関係が整数比である必要があり、各系の装置を精密に
構成しなければならずコストがかかってしまう。しか
し、走査光学系、感光/転写ドラム系の周長の関係が整
数比でなければ、色ずれが発生し記録品質を著しく低下
させてしまうという問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、カラー画像を形成する際、装置構成に制約さ
れることなく色ずれ防ぐことができる画像形成装置及び
該装置の制御方法を提供することを目的としている。ま
た、カラー画像を形成する際に、装置構成に制約される
ことなく色ずれを防ぐ制御を行うことができ、かつこの
制御を短時間で精度良く実現できる画像形成装置及び該
装置の制御方法を提供することを別の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像形成装置は以下の構成を備える。
即ち、像但持体を駆動する駆動手段と、前記像但持体の
主走査方向と同方向に露光する露光手段と、前記駆動手
段により前記像但持体を駆動することにより、面画像を
重畳する重畳手段と、前記露光手段による露光タイミン
グを検知する第1検知手段と、前記駆動手段の所定位置
を検知する第2検知手段と、前記露光タイミングと前記
所定位置に基づいて、前記駆動手段による駆動を制御す
る制御手段とを有し、前記制御手段は、前記複数の面画
像の第1面目に対応する前記露光タイミングと前記所定
位置の位相のずれに基づいて、第2面以降に対応する前
記駆動手段による駆動を制御し、前記像但持体を駆動す
る駆動クロック信号を周期Mの駆動クロック信号と周期
N(M>N)の駆動クロック信号を切り換えて用いるこ
とにより制御する。
【0010】上記の目的を達成するための本発明による
画像形成装置は以下の構成を備える。即ち、像但持体を
駆動する駆動手段と、前記像但持体の主走査方向と同方
向に露光する露光手段と、前記駆動手段により前記像但
持体を駆動することにより、面画像を重畳する重畳手段
と、前記露光手段による露光タイミングを検知する第1
検知手段と、前記駆動手段の所定位置を検知する第2検
知手段と、前記露光タイミングと前記所定位置に基づい
て、前記駆動手段による駆動を制御する駆動クロック信
号の位相を変化させる位相制御手段とを有し、前記位相
制御手段による駆動クロック信号の位相の変化の大きさ
は、段階的に大から小へ切り換える。
【0011】また、好ましくは、 更に、前記位相制御
手段により位相の変化させる方法を複数有し、該方法を
選択的に用いる画像データに基づいて画像を形成する。
【0012】上記の別の目的を達成するための本発明に
よる画像形成装置は以下の構成を備える。即ち、画像デ
ータに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像データに基づいて像但持体上に対し、光ビーム
を走査する走査手段と、前記走査手段によって走査され
る光ビームによって、前記像但持体上に形成される潜像
を複数の記録剤で現像して得られる複数の可視像の転写
先である転写材を搬送する搬送手段と、前記走査手段に
よって走査される光ビームの所定の走査位置を検出する
第1検出手段と、前記搬送手段によって搬送される転写
材の所定の搬送位置を検出する第2検出手段と、前記第
1検出手段と前記第2検出手段よりそれぞれ出力される
検出信号の位相差を測定する測定手段と、前記測定手段
で測定される位相差に基づいて予め決定されている補正
値を複数記憶する記憶手段と、前記測定手段で測定され
る位相差に対応する補正値を前記記憶手段より獲得し、
獲得された補正値に基づいて前記搬送手段の搬送を制御
する制御手段とを備える。
【0013】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
搬送手段を搬送するための駆動パルス信号を出力する出
力手段を備え、前記記憶手段より獲得された補正値に基
づいて、前記出力手段によって出力される駆動パルス信
号のパルス幅を補正し、その補正されたパルス幅を用い
て前記搬送手段の搬送を制御する。補正値に基づいた制
御を行うことで、補正を短時間でかつ精度良く行うこと
ができるからである。
【0014】また、好ましくは、前記補正値は、少なく
とも2種類以上のパルス幅を示す値を出力できる関数に
よって表される。また、好ましくは、前記補正値は、少
なくとも2種類以上のパルス幅を示す値を持つデータ列
からなる。上記の目的を達成するための本発明による画
像形成装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、像
但持体を駆動する駆動工程と、前記像但持体の主走査方
向と同方向に露光する露光工程と、前記駆動工程により
前記像但持体を駆動することにより、面画像を重畳する
重畳工程と、前記露光工程による露光タイミングを検知
する第1検知工程と、前記駆動工程の所定位置を検知す
る第2検知工程と、前記露光タイミングと前記所定位置
に基づいて、前記駆動工程による駆動を制御する制御工
程とを有し、前記制御工程は、前記複数の面画像の第1
面目に対応する前記露光タイミングと前記所定位置の位
相のずれに基づいて、第2面以降に対応する前記駆動工
程による駆動を制御し、前記像但持体を駆動する駆動ク
ロック信号を周期Mの駆動クロック信号と周期N(M>
N)の駆動クロック信号を切り換えて用いることにより
制御する。
【0015】上記の目的を達成するための本発明による
画像形成装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
像但持体を駆動する駆動工程と、前記像但持体の主走査
方向と同方向に露光する露光工程と、前記駆動工程によ
り前記像但持体を駆動することにより、面画像を重畳す
る重畳工程と、前記露光工程による露光タイミングを検
知する第1検知工程と、前記駆動工程の所定位置を検知
する第2検知工程と、前記露光タイミングと前記所定位
置に基づいて、前記駆動工程による駆動を制御する駆動
クロック信号の位相を変化させる位相制御工程とを有
し、前記位相制御工程による駆動クロック信号の位相の
変化の大きさは、段階的に大から小へ切り換える。
【0016】また、好ましくは、 更に、前記位相制御
工程により位相の変化させる方法を複数有し、該方法を
選択的に用いる画像データに基づいて画像を形成する。
上記の目的を達成するための本発明による画像形成装置
の制御方法は以下の構成を備える。即ち、画像データに
基づいて画像を形成する画像形成装置の制御方法であっ
て、前記画像データに基づいて像但持体上に対し、光ビ
ームを走査する走査工程と、前記走査工程によって走査
される光ビームによって、前記像但持体上に形成される
潜像を現像して得られる可視像の転写先である転写媒体
を駆動する駆動工程と、前記走査工程によって走査され
る光ビームの所定の走査位置を検出する第1検出工程
と、前記駆動工程によって駆動される転写媒体の所定の
駆動位置を検出する第2検出工程と、前記第1検出工程
と前記第2検出工程よりそれぞれ出力される検出信号の
位相差を測定する測定工程と、前記測定工程で測定され
る位相差に基づいて、前記駆動工程の駆動を制御する制
御工程とを備える。
【0017】上記の別の目的を達成するための本発明に
よる画像形成装置の制御方法は以下の構成を備える。即
ち、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置
の制御方法であって、前記画像データに基づいて像但持
体上に対し、光ビームを走査する走査工程と、前記走査
工程によって走査される光ビームによって、前記像但持
体上に形成される潜像を複数の記録剤で現像して得られ
る複数の可視像の転写先である転写材を搬送する搬送工
程と、前記走査工程によって走査される光ビームの所定
の走査位置を検出する第1検出工程と、前記搬送工程に
よって搬送される転写材の所定の搬送位置を検出する第
2検出工程と、前記第1検出工程と前記第2検出工程よ
りそれぞれ出力される検出信号の位相差を測定する測定
工程と、前記測定工程で測定される位相差に基づいて予
め決定されている補正値を記憶媒体に複数記憶する記憶
工程と、前記測定工程で測定される位相差に対応する補
正値を前記記憶工程で記憶された記憶媒体より獲得し、
獲得された補正値に基づいて前記搬送工程の搬送を制御
する制御工程とを備える。
【0018】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
画像形成装置の制御のプログラムコードが格納されたコ
ンピュータ可読メモリであって、像但持体を駆動する駆
動工程のコードと、前記像但持体の主走査方向と同方向
に露光する露光工程のコードと、前記駆動工程により前
記像但持体を駆動することにより、面画像を重畳する重
畳工程のコードと、前記露光工程による露光タイミング
を検知する第1検知工程のコードと、前記駆動工程の所
定位置を検知する第2検知工程のコードと、前記露光タ
イミングと前記所定位置に基づいて、前記駆動工程によ
る駆動を制御する制御工程のコードとを有し、前記制御
工程のコードは、前記複数の面画像の第1面目に対応す
る前記露光タイミングと前記所定位置の位相のずれに基
づいて、第2面以降に対応する前記駆動工程による駆動
を制御し、前記像但持体を駆動する駆動クロック信号を
周期Mの駆動クロック信号N(M>N)の駆動クロック
信号を切り換えて用いることにより制御する。
【0019】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
画像形成装置の制御のプログラムコードが格納されたコ
ンピュータ可読メモリであって、像但持体を駆動する駆
動工程のコードと、前記像但持体の主走査方向と同方向
に露光する露光工程のコードと、前記駆動工程により前
記像但持体を駆動することにより、面画像を重畳する重
畳工程のコードと、前記露光工程による露光タイミング
を検知する第1検知工程のコードと、前記駆動工程の所
定位置を検知する第2検知工程のコードと、前記露光タ
イミングと前記所定位置に基づいて、前記駆動工程によ
る駆動を制御する駆動クロック信号の位相を変化させる
位相制御工程のコードとを有し、前記位相制御工程のコ
ードによる駆動クロック信号の位相の変化の大きさは、
段階的に大から小へ切り換える。
【0020】上記の別の目的を達成するための本発明に
よるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即
ち、画像形成装置の制御のプログラムコードが格納され
たコンピュータ可読メモリであって、前記画像データに
基づいて像但持体上に対し、光ビームを走査する走査工
程のコードと、前記走査工程によって走査される光ビー
ムによって、前記像但持体上に形成される潜像を複数の
記録剤で現像して得られる複数の可視像の転写先である
転写材を搬送する搬送工程のコードと、前記走査工程に
よって走査される光ビームの所定の走査位置を検出する
第1検出工程のコードと、前記搬送工程によって搬送さ
れる転写材の所定の搬送位置を検出する第2検出工程の
コードと、前記第1検出工程と前記第2検出工程よりそ
れぞれ出力される検出信号の位相差を測定する測定工程
のコードと、前記測定工程で測定される位相差に基づい
て予め決定されている補正値を記憶媒体に複数記憶する
記憶工程のコードと、前記測定工程で測定される位相差
に対応する補正値を前記記憶工程で記憶された記憶媒体
より獲得し、獲得された補正値に基づいて前記搬送工程
の搬送を制御する制御工程のコードとを備える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。 <実施形態1>図1は本発明の実施形態1に係るカラー
画像形成装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、10は半導体レーザダイオ
ード、20はレーザビーム、30はレーザビーム20の
偏向を行うポリゴンミラー、40はポリゴンミラー30
を駆動するスキャナモータ、50はfθレンズ、60は
レーザビーム20の水平走査の開始点を検出し、その検
出によってBD(ビームディテクト)信号を出力する光
検出器、70はレーザビーム20を感光体に導くミラ
ー、80は感光ドラム、90は画像書き出し位置を検出
する画像先端検出器、100は中間転写体、110は転
写ローラ、120は給紙ローラ、130は給紙カセッ
ト、140、170、180は転写材搬送ローラ、15
M〜15Yは感光ドラム80に形成された潜像を可視像
に現像する現像器、160は定着器、190は排紙トレ
ーである。
【0023】以下に図示のカラー画像形成装置の画像形
成動作について説明する。不図示の帯電器により感光ド
ラム80が所定の極性、所定の電圧に帯電され、カセッ
ト130に収納されている転写材が給紙ローラ120に
より所定のタイミングで1枚ずつ給紙される。中間転写
体100で画像先端検出器90が画像書き出し位置を検
出すると、1ページ分の画像信号VDOが半導体レーザ
ダイオード10に出力され、画像信号VDOにより制御
されたレーザ光20はスキャナモータ40により回転駆
動しているポリゴンミラー30に向けて出射される。出
射されたレーザ光20はポリゴンミラー30、fθレン
ズ50、ミラー70により感光ドラム80上に水平走査
される。また、レーザビーム20が出射されると、走査
軸上に配置された光検出器60により検出された信号
が、水平同期信号となるBD信号として出力される。そ
の結果、BD信号に同期してレーザビーム20が感光ド
ラム80を走査露光し、第1の静電潜像が形成される。
次に、現像器15Yにより第1の静電潜像が現像され、
感光ドラム80上にイエローの第1のトナー像が形成さ
れる。
【0024】感光ドラム80上に形成された第1のトナ
ー像は中間転写体100に2次転写され、感光ドラム8
0上に残った未転写のトナー像は不図示のクリーナによ
り掻き落とされる。次に、感光ドラム80上にレーザビ
ーム20により第2の静電潜像が形成され、形成された
第2の静電潜像が現像器15Mにより現像され、感光ド
ラム80上にマゼンタの第2のトナー像が形成される。
この第2のトナー像は、先に中間転写体100に転写さ
れている第1のトナー像の位置に合わせて多重転写され
る。同様にして、感光ドラム80上に第3の静電潜像が
形成され、シアンの第3のトナー像が位置に合わせされ
て中間転写体100に転写される。
【0025】その後、4色のトナー像の多重転写が終了
すると、トナー像は転写ローラ110により、給紙カセ
ット130より予め搬送された転写材に一括転写され
る。一括転写された転写材は搬送ローラ140を通過し
た後、定着器160で定着されトナー像が転写材に定着
される。定着した転写材は搬送ローラ170、180を
通過した後、排紙トレー190に排出される。
【0026】次に図2を参照してレーザビーム20の走
査を行うレーザビーム走査装置の動作を説明する。ま
ず、基準発振器19からの基準クロックは分周器200
により分周され、分周クロックとスキャナモータ40か
らのフィードバック信号との位相差を所定位相差とする
ように、スキャナモータ40がモータ制御回路210
(不図示の公知の位相制御回路を内蔵)により等速回転
される。
【0027】次に図3を参照して画像書き出しのタイミ
ングについて説明する。まず、中間転写体100がパル
スモータ280(図4参照)により等速回転され、中間
転写体100上の画像先端検出器90により検出され、
垂直同期信号VSYNCとなるTOP信号が画像発生装
置220に出力される。垂直同期信号VSYNCとなる
TOP信号以降の光検出器60により検出された水平同
期信号HSYNCとなるBD信号に、画像信号VDOが
同期して順次、半導体レーザダイオード10に送出され
る。
【0028】以下、実施形態1の画像形成装置における
画像形成動作を制御する制御部の特徴的な構成及びその
動作について説明していく。図4は実施形態1の制御部
の構成を示すブロック図である。図において、230は
基準クロックを発振する発振回路、240は発振回路2
30の出力を分周して、パルスモータ280を駆動する
ためのパルスモータ駆動信号DRMCLKを発生させる
分周比設定部、280は中間転写体100を駆動するパ
ルスモータ、270はパルスモータ280の駆動を制御
するモータ制御部、260は画像先端検出器90から出
力されるTOP信号と分周比設定部240から出力され
るDRMCLK信号の位相差を検出する位相差検出部、
250は位相差検出部260から出力される位相差を記
憶する記憶部である。
【0029】次に分周比設定部240の詳細な構成につ
いて、図5を用いて説明する。図5は実施形態1の分周
比設定部の詳細な構成を示すブロック図である。分周比
設定部240は、発振回路230の出力を分周してパル
スモータ280のパルスモータ駆動信号DRMCLKを
発生させるが、通常の画像形成動作では発振回路230
の出力はm分周器29により出力されるm分周された信
号を使用する。一方、位相差検出部260から位相差情
報が入力されると、その位相差情報に応じてセレクタ3
1がm分周器29の出力からn分周器30により出力さ
れるn分周された信号に切り換える制御を行う。位相差
に応じた時間の切り換え制御が終了すると再び、m分周
器29により出力されるm分周された信号を使用する。
【0030】次に実施形態1の画像形成装置によって実
行される画像形成動作について説明する。第1色目の画
像形成動作を開始するとポリゴンミラー30、中間転写
体100が回転を開始し、給紙カセット130より給紙
された転写材が給紙ローラ120により搬送を開始す
る。画像先端検出器90が画像書き出し位置を検知する
とTOP信号を発生し、それに同期して画像信号VDO
が半導体レーザダイオード10に送られポリゴンミラー
30により偏向された光が、感光ドラム80上を水平走
査する。TOP信号を検知した後の光検出器60からの
出力信号であるBD信号を数百回カウントした後から画
像信号VDOに応じた水平走査を行う。
【0031】そして、第1色目の上述の処理が終了する
と、第1色目のTOP信号と第1色目で用いたDRMC
LK信号の位相差を位相差検出部260で検知し、記憶
部250に記憶しておく。更に、第2色目以降のTOP
信号とDRMCLK信号の位相差を計測すると記憶部2
50に記憶していた位相差との差を計算し、第1色目の
位相差と同じ位相差になるようにDRMCLK信号のパ
ルス幅(周期)を調整する。以下、第2色目以降と同様
の動作を第3色目、第4色目にも行うことにより、各色
毎にTOP信号とDRMCLK信号の位相差を一定に戻
すことができる。
【0032】ここで、図6の(a)に画像形成動作にお
けるTOP信号とDRMCLK信号、及び位相差カウン
トクロックのタイミングチャートを示す。尚、位相差の
計測方法は、周期tの位相差カウントクロックをクロッ
クとして位相差検知部260により位相差を計算する。
例えば、カウント値をkとすると計測された位相差はk
*tである。図6の(a)に示すタイミングチャートの
場合、位相差検出の開始点はA点である、終了点はB点
である。そして、計測された位相差k*tの内、カウン
ト値kが位相差情報として記憶部25に記憶される。
【0033】次に、第1色目のDRMCLK信号と2色
目のDRMCLK信号のタイミングチャートの一例を図
6の(b)に示す。図6の(b)では、第1色目、及び
第2色目のDRMCLK信号のタイミングチャートを示
しているが、この例の場合、TOP信号と第1色目のD
RMCLK信号との位相差は0であり、第1色目のDR
MCLK信号と第2色目のDRMCLK信号との位相差
はC点からD点までの期間であることがわかる。そし
て、位相差検出部260は第1色目のDRMCLK信号
と第2色目のDRMCLK信号との位相差より位相差情
報を計測し、分周比設定部240に送る。分周比設定部
240は、入力された位相差情報に基づいて、制御開始
点Eからパルス幅をn分周器30からの出力に切り換え
る。制御終了点Fにくると両信号の位相差は一致し、再
びm分周器29の出力に切り換えて制御を終了する。
【0034】以上の動作を、第3色目、第4色目に対し
同様に行うことで、TOP信号と各色の画像形成動作に
おけるDRMCLK信号の位相差を一定に保つことがで
き、第1色目の形成位置に第2〜4色目を合わせること
ができる。即ち、中間転写体100が負荷変動により衝
撃を受けてTOP信号と各色の画像形成動作におけるD
RMCLK信号の位相差にばらつきが生じたとしても、
画像書き出し位置の直前で中間転写体100の回転を安
定することができ、色ずれを防止することが可能とな
る。
【0035】次に、実施形態1で実行される処理の処理
フローについて、図7を用いて説明する。図7は実施形
態1で実行される処理の処理フローを示すフローチャー
トである。まず、ステップS1601で、位相差検出部
24は、画像先端検出器90からTOP信号が入力され
た否かを検知する。TOP信号が入力されたことを検知
した場合(ステップS1601でYES)、ステップS
1602に進む。一方、TOP信号が入力されたことを
検知しない場合(ステップS1601でNO)、検知す
るまで待機する。
【0036】ステップS1602で、位相差検出部24
は、分周比設定部240からDRAMCLK信号の位相
差情報が入力された否かを検知する。DRAMCLK信
号の位相差情報が入力されたことを検知した場合(ステ
ップS1602でYES)、ステップS1604に進
む。一方、DRAMCLK信号の位相差情報が入力され
たことを検知しない場合(ステップS1602でN
O)、ステップS1603に進む。ステップS1603
で、位相差検知カウンタで、DRAMCLK信号の位相
差情報が位相差検出部260で検知されるまでカウント
し、DRAMCLK信号の位相差情報が位相差検出部2
60で検知されたら、ステップS1604に進む。
【0037】ステップS1604で、位相差検出部24
は、DRAMCLK信号の位相差情報が第1色目のTO
P信号とDRAMCLK信号の位相差情報であるか否か
を判定する。第1色目のTOP信号とDRAMCLK信
号の位相差情報である場合(ステップS1604でYE
S)、ステップS1605に進む。ステップS1605
で、一方、第1色目のTOP信号とDRAMCLK信号
の位相差情報を記憶部250に記憶し、ステップS16
01に戻る。一方、第1色目のTOP信号とDRAMC
LK信号の位相差情報でない場合(ステップS1604
でNO)、ステップS1606に進む。
【0038】ステップS1606で、記憶部に記憶され
る第1色目のTOP信号とDRAMCLK信号の位相差
情報の値を読み出す。ステップS1607で、第1色目
のTOP信号とDRAMCLK信号の位相差情報と、第
1色目のDRAMCLK信号と第2色目以降のDRAM
CLK信号の位相差情報を順次比較する。ステップS6
08で、比較の結果、位相差情報が異なっているか否か
を判定する。位相差情報が異なっている場合(ステップ
S1608でYES)、ステップS1609に進む。一
方、位相差情報が異なっていない場合(ステップS16
08でNO)、ステップS1601に戻る。
【0039】ステップS1609で、位相差情報に基づ
いて、DRAMCLK信号のパルス幅をm分周器29か
らn分周器30からの出力に切り換える。ステップS1
610で、位相差情報である位相差検知カウンタのカウ
ント値kを周期tでカウントダウンする。ステップS1
611で、位相差検知カウンタのカウント値がゼロにな
ったか否かを判定する。カウント値がゼロの場合(ステ
ップS1611でYES)、ステップS1612に進
む。一方、カウント値がゼロでない場合(ステップS1
611でNO)、ゼロになるまでカウントダウンを続け
る。つまり、この間は、n分周器30からの出力が継続
されている。
【0040】ステップS1612で、DRAMCLK信
号のパルス幅をn分周器30からm分周器29からの出
力に切り換える。つまり、通常の画像形成動作時に用い
るm分周器29からの出力に戻す。以上説明したよう
に、実施形態1によれば、第1色目のTOP信号とDR
MCLK信号の位相差を記憶しておき、第2色目以降の
位相差を各画像形成動作前に、第1色目の位相差と同じ
位相差になるようにDRMCLK信号のパルス幅を調整
する。この結果、負荷変動によりTOP信号とDRMC
LK信号の位相差関係が不安定になっても、すぐにTO
P信号とDRMCLK信号の位相差を一定に戻すことが
できる。これによって、各色の画像信号VDOの書き出
し開始位置が揃い、各色間で発生する色ずれを防ぐこと
が可能である。
【0041】尚、実施形態1では、中間転写体に多重転
写された各色のトナーの可視像を一括して転写材に転写
することで各色のトナーの可視像を同一の転写材に転写
する画像形成装置を用いて説明したが、同様の効果を転
写体に静電吸着された転写材に順次、各色のトナーの可
視像を転写することで各色のトナーの可視像を同一の転
写材に重畳する画像形成装置に対しても得ることができ
る。この場合、転写体を駆動するパルスモータ駆動信号
に対し、実施形態1で説明した制御を実行することで容
易に実現することができる。同様に、感光体上に直接各
色トナー像を重畳する場合にも適用でき、転写体、中間
転写体と同様に上述の制御を行えば良い。
【0042】<実施形態2>実施形態1では、各色のト
ナーの可視像を転写する際に発生するTOP信号とパル
スモータを各色のトナーの可視像を転写する前に駆動す
るパルスモータ駆動信号の位相差を一定に戻すことで、
画像形成時に発生する色ずれを防ぐことが可能であっ
た。しかしながら、実施形態1のように位相差を一定に
戻すために、通常の転写時に用いるパルスモータ駆動信
号のパルス幅を異なるパルス幅に切り換えて位相差を補
正する方法では、補正に用いるパルス幅が一定であるた
め、位相差が大きいと補正する時間が長くなったり、精
度良く補正できないという問題があった。そこで、実施
形態2では、各色のトナーの可視像を転写する際に発生
するTOP信号とパルスモータを駆動するパルスモータ
駆動信号の位相差を、実施形態1よりもより短時間でか
つ精度良く、各色のトナーの可視像を転写する前に一定
に戻すことができる構成を実現する。
【0043】図8は本発明の実施形態2に係るカラー画
像形成装置の主要部の構成を示すブロック図である。図
8において、1は感光ドラムを所定の電圧に帯電する帯
電器、2は感光ドラム、3は給紙カセット、4は給紙ロ
ーラ、5は紙先端検出器、6は半導体レーザダイオー
ド、7はレーザ光の偏向を行うポリゴンミラー、8はポ
リゴンミラー7を駆動するスキャナモータ、9はfθレ
ンズ、10はレーザ光を感光体ドラム2に導くミラー、
11はレーザ光の水平走査の開始点を検出し、その検出
によってBD(ビームディテクト)信号を出力する光検
出器、12M〜12Bkは感光ドラム2に形成された潜
像を可視像に現像する現像器、13は感光ドラム2に残
った未転写トナーを掻き落とすクリーナ、14は転写ド
ラム、15は転写ドラム14に吸着された転写材を分離
する分離爪、16は分離帯電器、17は定着器、18は
排紙トレーである。
【0044】以下に本実施形態のカラー画像形成装置の
画像形成動作について説明する。帯電器1によって感光
ドラム2が所定の極性、所定の電圧に帯電され、カセッ
ト3に収納されている記録紙Pが給紙ローラ4により所
定のタイミングで1枚ずつ給紙される。そして、記録紙
Pの先端が紙先端検出器5に検出された信号が、垂直同
期信号VSYNCとなるTOP信号として出力される。
これによって、1ページ分の画像信号VDOが半導体レ
ーザダイオード6に出力され、画像信号VDOにより制
御されたレーザビームLはスキャナモータ8により回転
駆動しているポリゴンミラー7に向けて出射される。出
射されたレーザビームLはポリゴンミラー7、fθレン
ズ9、ミラー10により感光ドラム2上に水平走査され
る。また、レーザビームLが出射されると、走査軸上に
配置された光検出器11により検出された信号が、水平
同期信号HSYNCとなるBD信号として出力される。
その結果、BD信号に同期してレーザビームLが感光ド
ラム2を走査露光し、第1の静電潜像が形成される。次
に、現像器12Mにより第1の静電潜像が現像され、感
光ドラム2上にマゼンタの第1のトナー像が形成され
る。
【0045】一方、記録紙Pが転写開始位置に到達する
直前に、トナーと反対極性の所定の転写バイアス電圧が
転写ドラム14に印加され、第1のトナー像が記録紙P
に転写され、同時に記録紙Pが転写ドラム14に静電吸
着される。尚、転写終了後、感光ドラム2に残った未転
写トナー像はクリーナ13により掻き落とされる。次
に、感光ドラム2上にレーザビームLにより第2の静電
潜像が形成され、形成された第2の静電潜像が現像器1
2Cにより現像され、感光ドラム2上にシアンの第2の
トナー像が形成される。この第2のトナー像は、先に記
録紙Pに転写されている第1のトナー像の位置に合わせ
て記録紙Pに転写される。
【0046】同様にして、感光ドラム2上に第3の静電
潜像が形成され、形成された静電潜像が現像器12Yに
より現像され、イエローのトナー像が同様に位置合わせ
されて記録紙Pに転写される。第4色目のブラックも同
様である。その後、4色のトナー像が転写された記録紙
Pは、分離爪15による記録紙Pの分離を容易にすると
ともに、分離時の気中放電を減少させるため、その上の
蓄積電荷が帯電器16により除電される。そして、記録
紙Pの先端が分離爪15位置に近付くと、所定のタイミ
ングで分離爪15が転写ドラム14に接近してその表面
に接触し、接触状態を保つ。その結果、記録紙Pがその
先端から分離されていく。そして、記録紙Pの後端が分
離されると、分離爪15が転写ドラム14から離れ、元
の位置に退避する。そして、分離された記録紙Pは定着
器17により定着され、排紙トレー18に排出される。
【0047】次に図9を参照してレーザビームLの走査
を行うレーザビーム走査装置の動作を説明する。まず、
基準発振器19からの基準クロックは分周器20により
分周され、分周クロックとスキャナモータ8からのフィ
ードバック信号との位相差を所定位相差とするように、
スキャナモータ8がモータ制御回路21(不図示の公知
の位相制御回路を内蔵)により等速回転される。
【0048】次に図10を参照して画像書き出しのタイ
ミングについて説明する。まず、転写ドラム14がパル
スモータ28(図11参照)により等速回転され、転写
ドラム14上の記録紙Pの先端が紙先端検出器5により
検出され、垂直同期信号VSYNCとなるTOP信号が
画像発生装置22に出力される。垂直同期信号VSYN
CとなるTOP信号以降の光検出器11により検出され
た水平同期信号HSYNCとなるBD信号に、画像信号
VDOが同期して順次、半導体レーザーダイオード6に
送出される。この時のマゼンタ、シアン、イエロー、ブ
ラックの各色の画像形成時における垂直同期信号VSY
NCとなるTOP信号、水平同期信号HSYNCとなる
BD信号、及び画像信号VDOのタイミングチャート
は、図18に示すようなタイミングチャートになってい
る。
【0049】そして、このような構成では、従来の技術
で説明したように、例えば、図18に示すような位相差
t1〜t4がマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの
各色の画像形成時に発生してしまう。そこで、実施形態
2では、各色の画像形成時に発生する位相差をなくすた
めに、図11に示すような画像形成装置の駆動系を制御
する駆動系制御コントローラを構成する。
【0050】以下、実施形態2の特徴的な構成及びその
動作について説明していく。図11は実施形態2の駆動
系制御コントローラの構成を示すブロック図である。2
3は発振回路26の出力を分周して、パルスモータ28
を駆動するためのパルスモータ駆動信号を発生させるC
PU(中央演算装置)、24はTOP信号とBD信号の
位相差を検出する位相差検出部、25は位相差検出部2
4からの出力に応じて、CPU23で行う分周の分周比
の値(以下、この値をパルス幅補正値と呼ぶ)をCPU
23に返す補正曲線記憶部、26は発振回路、27はパ
ルスモータ28を駆動するモータ制御部である。
【0051】次に実施形態2の画像形成装置によって実
行される画像形成動作について説明する。画像形成動作
を開始するとポリゴンミラー7、転写ドラム14が回転
を開始し、給紙カセット3より給紙された転写材が転写
ドラム14に吸着される。紙先端検出器5が転写ドラム
14上の紙先端を検知すると、TOP信号を発生し、そ
れに同期して画像信号VDOが半導体レーザダイオード
6に送られポリゴンミラー7により偏向された光が、感
光ドラム2上を水平走査する。TOP信号を検知した後
の光検出器11からの出力信号であるBD信号を所定回
数カウントした後から画像信号VDOに応じた水平走査
を行う。
【0052】そして、実施形態2の駆動系制御コントロ
ーラの制御では、TOP信号とBD信号の位相差を位相
差検出部24で検出し、CPU23に送る。ここで、位
相差検出部24の出力は、発振回路26の出力をクロッ
クにした位相差検知カウンタ(不図示)によりカウント
したカウント値である。発振回路26の出力の周期をt
1、位相差検出部24によりカウントした値をnとする
と、位相差はt1*nで求められる。CPU23へはカ
ウント値nが送られる。
【0053】また、CPU23は発振回路26の出力を
分周し、パルスモータ28を駆動するためのパルスモー
タ駆動信号を発生しモータ制御部27に送っているが、
位相差検出部24により位相差情報を受け取ると、モー
タ制御部27に送るパルスモータ駆動信号のパルス幅を
拡げ、モータの回転速度を遅くすることによりTOP信
号がBD信号より進んだ位相分を遅らせ、位相差を縮め
る。
【0054】従来、パルス幅を拡げる時の拡げる幅は一
定であったため、位相差を縮めるための補正の回数を多
く必要とし補正する時間が長くかかってしまっていた。
そこで、実施形態2では、位相差検出部24からの出力
に応じて位相差の補正する回数を短時間でかつ精度良く
行えるような最適なパルス幅を各補正毎に出力すること
で、位相差の補正を最小限の時間でかつ精度良く実現す
るものである。これを実現するために、各補正の最適な
パルス幅であるパルス幅補正値からなる補正曲線を補正
曲線記憶部25に記憶しておき、補正の際には、その補
正曲線に基づいて補正を行うことで、位相差の補正を最
小限の時間でかつ精度良く実現できる。特に、実施形態
2のパルス幅補正値は、パルス幅の可変量を2段階以上
持っている位相差毎の関数あるいはデータ列で構成する
ことを特徴とする。
【0055】次に実施形態2の補正曲線記憶部25に記
憶される補正曲線の一例と、その補正曲線によって補正
されるパルスモータ駆動信号と、TOP信号とBD信号
のタイミングチャートを図12〜15に示す。図12は
実施形態2の補正曲線記憶部に記憶される補正曲線の一
例を示す図であり、図13はその補正曲線によって補正
されるパルスモータ駆動信号と、TOP信号とBD信号
のタイミングチャートである。
【0056】尚、図12に示される補正曲線は、TOP
信号とBD信号の位相差Δt(図13参照)が10μs
ecの場合に用いられる補正曲線であり、2種類の補正
曲線A、Bが記憶されている。また、横軸がCPU23
が補正を行うための制御の制御回数であり、縦軸が各制
御によって補正する補正量であるパルス幅補正値であ
る。
【0057】図12に示されるように、補正曲線Aに従
う補正を行うための制御回数は3回である。そして、こ
の補正曲線Aに従う補正を行うための制御によって出力
されるパルスモータ駆動信号は図13のパルスモータ駆
動信号Aであり、この制御の終了点はパルスモータ駆動
信号AのH点となる。このように、補正曲線Aに従うパ
ルス幅補正値で補正を行う場合は、補正を行う制御回数
が3回で終了する。また、同様に、補正曲線Bに従う補
正を行うための制御回数は4回である。この補正曲線B
に従う補正を行うための制御によって出力されるパルス
モータ駆動信号は図13のパルスモータ駆動信号Bであ
り、この制御の終了点はパルスモータ駆動信号BのI点
となる。このように、補正曲線Bに従うパルス幅補正値
で補正を行う場合は、補正を行う制御回数が4回で終了
する。
【0058】ここで、パルスモータ駆動信号の周期をt
とすると、補正曲線Aに従う補正を行うための制御時間
は、2*(t+4)+t+2=3t+10であり、補正
曲線Bに従う補正を行うための制御時間は、3*(t+
3)+t+1=4t+10であるので、補正曲線Aの方
がtだけ制御時間が短くて済むことがわかる。次に、T
OP信号とBD信号の位相差Δtが20μsecの場合
の補正曲線記憶部25に記憶される補正曲線の一例と、
その補正曲線によって補正されるパルスモータ駆動信号
と、TOP信号とBD信号のタイミングチャートを図1
4、15に示す。
【0059】図14は実施形態2の補正曲線記憶部に記
憶される補正曲線の一例を示す図であり、図15はその
補正曲線によって補正されるパルスモータ駆動信号と、
TOP信号とBD信号のタイミングチャートである。
尚、図14に示される補正曲線は、TOP信号とBD信
号の位相差Δt(図15参照)が20μsecの場合に
用いられる補正曲線であり、3種類の補正曲線C、D、
Eが記憶されている。また、図12と同様に、横軸がC
PU23が補正を行うための制御の制御回数であり、縦
軸が各制御によって補正する補正量であるパルス幅補正
値である。
【0060】図14に示されるように、補正曲線Cに従
う補正を行うための制御回数は5回と決まる。そして、
この補正曲線Cに従う補正を行うための制御によって出
力されるパルスモータ駆動信号は図15のパルスモータ
駆動信号Cであり、この制御の終了点はパルスモータ駆
動信号CのL点となる。このように、補正曲線Cに従う
パルス幅補正値で補正を行う場合は、補正を行う制御回
数が5回で終了する。また、同様に、補正曲線Dに従う
補正を行うための制御回数は7回と決まる。そして、こ
の補正曲線Dに従う補正を行うための制御によって出力
されるパルスモータ駆動信号は図15のパルスモータ駆
動信号Dであり、この制御の終了点はパルスモータ駆動
信号DのM点となる。このように、補正曲線Dに従うパ
ルス幅補正値で補正を行う場合は、補正を行う制御回数
が7回で終了する。更に、同様に、補正曲線Eに従う補
正を行うための制御回数は10回と決まる。そして、こ
の補正曲線Eに従う補正を行うための制御によって出力
されるパルスモータ駆動信号は図15のパルスモータ駆
動信号Eであり、この制御の終了点はパルスモータ駆動
信号EのN点となる。このように、補正曲線Eに従うパ
ルス幅補正値で補正を行う場合は、補正を行う制御回数
が10回で終了する。
【0061】ここで、パルスモータ駆動信号の周期をt
とすると、補正曲線Cに従う補正を行うための制御時間
は、5*(t+4)=5t+20であり、補正曲線Dに
従う補正を行うための制御時間は、6*(t+3)+t
+2=7t+20、補正曲線Eに従う補正を行うための
制御時間は、10*(t+2)=10t+20であるの
で、補正曲線Dに従う補正を行うための制御時間がこの
場合は最短になる。
【0062】以上、図12〜図15で説明したように、
補正曲線に従うパルス幅補正値で補正を行う場合は、そ
のパルス幅補正値が示すパルス幅の変化が大きいほど、
補正を行うための制御時間が短くなることがわかる。但
し、パルスモータ28の特性からパルス幅の変化を大き
くするとパルスモータ28自身が停止してしまうので、
停止しない範囲で補正曲線を選ぶ必要があり、このこと
を考慮してTOP信号とBD信号の位相差と各画像形成
装置に備わるパルスモータの特性に応じた最適な補正曲
線を補正曲線記憶部25に記憶しておく。
【0063】次に、実施形態2で実行される処理の処理
フローについて、図16を用いて説明する。図16は実
施形態2で実行される処理の処理フローを示すフローチ
ャートである。まず、ステップS901で、位相差検出
部24は、紙選択検出器5からTOP信号が入力された
否かを検知する。TOP信号が入力されたことを検知し
た場合(ステップS901でYES)、ステップS90
2に進む。一方、TOP信号が入力されたことを検知し
ない場合(ステップS901でNO)、検知するまで待
機する。
【0064】ステップS902で、位相差検出部24
は、光検出器11から所定回数のBD信号が入力された
否かを検知する。所定回数のBD信号が入力されたこと
を検知した場合(ステップS902でYES)、ステッ
プS904に進む。一方、所定回数のBD信号が入力さ
れたことを検知しない場合(ステップS902でN
O)、ステップS903に進む。ステップS903で、
発振回路26の出力をクロックにした位相差検知カウン
タで、所定回数のBD信号が位相差検出部24で検知さ
れるまでカウントし、所定回数のBD信号が位相差検出
部24で検知されたら、ステップS904に進む。
【0065】ステップS904で、位相差検出部24
は、所定回数のBD信号を検知した時の位相差検知カウ
ンタのカウント値を読み出す。ステップS905で、読
み出したカウント値をCPU23に出力する。ステップ
S906で、CPU23は、位相差検出部24より入力
されたカウント値をもとに補正曲線記憶部25より最適
な補正曲線を選択する。ステップS907で、選択され
た補正曲線よりCPU23はパルスモータ駆動信号を発
生させるために、発振回路26からの出力の分周比の設
定値(パルス幅補正値)を決定する。ステップS908
で、決定された設定値(パルス幅補正値)によりパルス
モータ駆動信号のパルス幅を決定する。ステップS90
9で、決定されたパルス幅でパルスモータ駆動信号をモ
ータ制御部27に出力し、モータ制御部27は入力され
たパルスモータ駆動信号によってパルスモータ28を駆
動する。
【0066】以上説明したように、実施形態2によれ
ば、各色の画像形成時に発生するTOP信号とBD信号
の位相差をなくすために行うパルスモータ駆動信号のパ
ルス幅の補正を、上述の補正曲線に従って行うことで、
装置構成に依存することなく、各色の画像形成時に発生
するTOP信号とBD信号の位相差を実施形態1に比べ
て短時間でかつ精度良くなくすことができる。これによ
って、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の
画像形成時におけるTOP信号とBD信号の位相差がな
くなるため、画像信号VDOの書き出し開始位置が揃
い、各色間で発生する色ずれを防ぐことが可能である。
【0067】尚、実施形態2では、転写体に静電吸着さ
れた転写材に順次、各色のトナーの可視像を転写するこ
とで各色のトナーの可視像を同一の転写材に転写する画
像形成装置を用いて説明したが、同様の効果を中間転写
体に多重転写された各色のトナーの可視像を一括して転
写材に転写することで各色のトナーの可視像を同一の転
写材に転写する画像形成装置に対しても得ることができ
る。この場合、中間転写体を駆動するパルスモータ駆動
信号に対し、実施形態2で説明した制御を実行すること
で容易に実現することができる。
【0068】尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(ま
たはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読出し実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。
【0069】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0070】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0071】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0072】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図20〜22のメモリマップ例に示す各モジ
ュールを記憶媒体に格納することになる。すなわち、本
発明では、図20に示すように、少なくとも「駆動モジ
ュール」、「露光モジュール」、「重畳モジュール」、
「第1検知モジュール」、「第2検知モジュール」、お
よび「制御モジュール」の各モジュールのプログラムコ
ードを記憶媒体に格納すればよい。
【0073】尚、「駆動モジュール」は、像但持体を駆
動する。「露光モジュール」は、像但持体の主走査方向
と同方向に露光する。「重畳モジュール」は、像但持体
を駆動することにより、面画像を重畳する。「第1検知
モジュール」は、露光タイミングを検知する。「第2検
知モジュール」は、所定位置を検知する。「制御モジュ
ール」は、露光タイミングと所定位置に基づいて駆動を
制御する。
【0074】また、実施形態1では、少なくとも「駆動
モジュール」、「露光モジュール」、「重畳モジュー
ル」、「第1検知モジュール」、「第2検知モジュー
ル」、および「位相制御モジュール」の各モジュールの
プログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0075】尚、「駆動モジュール」は、像但持体を駆
動する。「露光モジュール」は、像但持体の主走査方向
と同方向に露光する。「重畳モジュール」は、像但持体
を駆動することにより、面画像を重畳する。「第1検知
モジュール」は、露光タイミングを検知する。「第2検
知モジュール」は、所定位置を検知する。「位相制御モ
ジュール」は、露光タイミングと所定位置に基づいて駆
動を制御する駆動クロック信号の位相を変化させる。
【0076】また、実施形態2では、図22に示すよう
に、少なくとも「走査モジュール」、「搬送モジュー
ル」、「第1検出モジュール」、「第2検出モジュー
ル」、「測定モジュール」、「記憶モジュール」および
「制御モジュール」の各モジュールのプログラムコード
を記憶媒体に格納すればよい。尚、「走査モジュール」
は、画像データに基づいて像但持体上に対し、光ビーム
を走査する。「搬送モジュール」は、走査される光ビー
ムによって、像但持体上に形成される潜像を複数の記録
剤で現像して得られる複数の可視像の転写先である転写
材を搬送する。「第1検出モジュール」は、走査される
光ビームの所定の走査位置を検出する。「第2検出モジ
ュール」は、搬送される転写材の所定の搬送位置を検出
する。「則的モジュール」は、それぞれ出力される検出
信号の位相差を測定する。「記憶モジュール」は、測定
される位相差に基づいて予め決定されている補正値を記
憶媒体に複数記憶する。「制御モジュール」は、測定さ
れる位相差に対応する補正値を記憶媒体より獲得し、獲
得された補正値に基づいて搬送を制御する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー画像を形成する際に、装置構成に制約されること
なく色ずれを防ぐことができる画像形成装置及び該装置
の制御方法を提供できる。また、別の発明によれば、カ
ラー画像を形成する際に、装置構成に制約されることな
く色ずれ防ぐ制御を行うことができ、かつこの制御をな
くすための補正を短時間で精度良く実現できる画像形成
装置及び該装置の制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るカラー画像形成装置
の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態1のレーザビーム発生装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】実施形態1の画像書き出しのタイミングを説明
するための図である。
【図4】実施形態1の制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】実施形態1の分周比設定部のの詳細な構成を示
すブロック図である。
【図6】実施形態1の画像形成動作における各信号のタ
イミングチャートである。
【図7】実施形態1で実行される処理の処理フローを示
すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態2に係るカラー画像形成装置
の主要部の構成を示すブロック図である。
【図9】実施形態2のレーザビーム発生装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】実施形態2の画像書き出しのタイミングを説
明するための図である。
【図11】実施形態1の駆動系制御コントローラの構成
を示すブロック図である。
【図12】実施形態2の補正曲線記憶部に記憶される補
正曲線の一例を示す図である。
【図13】実施形態2の図12の補正曲線によって補正
されるパルスモータ駆動信号と、TOP信号とBD信号
のタイミングチャートである。
【図14】実施形態2の補正曲線記憶部に記憶される補
正曲線の一例を示す図である。
【図15】実施形態2の図14の補正曲線によって補正
されるパルスモータ駆動信号と、TOP信号とBD信号
のタイミングチャートである。
【図16】実施形態2で実行される処理の処理フローを
示すフローチャートである。
【図17】従来のTOP信号と駆動クロック信号DRA
MCLKのタイミングチャートである。
【図18】従来の画像形成装置で用いられるVSYNC
信号とHSYNC信号のタイミングチャートである。
【図19】従来の画像形成装置における色ずれを説明す
るための図である。
【図20】本発明を実現するプログラムコードを格納し
た記憶媒体のメモリマップの構造を示す図である。
【図21】本発明の実施形態1を実現するプログラムコ
ードを格納した記憶媒体のメモリマップの構造を示す図
である。
【図22】本発明の実施形態2を実現するプログラムコ
ードを格納した記憶媒体のメモリマップの構造を示す図
である。
【符号の説明】
5 紙先端検出器 6 半導体レーザダイオード 7 ポリゴンミラー 11 光検出器 14 転写ドラム 23 CPU 24 位相差検出部 25 補正曲線記憶部 26 発振回路 27 モータ制御部 28 パルスモータ 90 画像先端検出器 100 中間転写体 230 発振回路 240 分周比設定部 250 記憶部 260 位相差検出部 270 モータ制御部 280 パルスモータ 290 m分周器 300 n分周器 310 セレクタ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像但持体を駆動する駆動手段と、 前記像但持体の主走査方向と同方向に露光する露光手段
    と、 前記駆動手段により前記像但持体を駆動することによ
    り、面画像を重畳する重畳手段と、 前記露光手段による露光タイミングを検知する第1検知
    手段と、 前記駆動手段の所定位置を検知する第2検知手段と、 前記露光タイミングと前記所定位置に基づいて、前記駆
    動手段による駆動を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記複数の面画像の第1面目に対応す
    る前記露光タイミングと前記所定位置の位相のずれに基
    づいて、第2面以降に対応する前記駆動手段による駆動
    を制御し、 前記像但持体を駆動する駆動クロック信号を周期Mの駆
    動クロック信号と周期N(M>N)の駆動クロック信号
    を切り換えて用いることにより制御することを特徴とす
    る画像画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像但持体を駆動する駆動手段と、 前記像但持体の主走査方向と同方向に露光する露光手段
    と、 前記駆動手段により前記像但持体を駆動することによ
    り、面画像を重畳する重畳手段と、 前記露光手段による露光タイミングを検知する第1検知
    手段と、 前記駆動手段の所定位置を検知する第2検知手段と、 前記露光タイミングと前記所定位置に基づいて、前記駆
    動手段による駆動を制御する駆動クロック信号の位相を
    変化させる位相制御手段とを有し、 前記位相制御手段による駆動クロック信号の位相の変化
    の大きさは、段階的に大から小へ切り換えることを特徴
    とする画像画像形成装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記位相制御手段により位相の変
    化させる方法を複数有し、該方法を選択的に用いること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像データに基づいて画像を形成する画
    像形成装置であって、 前記画像データに基づいて像但持体上に対し、光ビーム
    を走査する走査手段と、 前記走査手段によって走査される光ビームによって、前
    記像但持体上に形成される潜像を複数の記録剤で現像し
    て得られる複数の可視像の転写先である転写材を搬送す
    る搬送手段と、 前記走査手段によって走査される光ビームの所定の走査
    位置を検出する第1検出手段と、 前記搬送手段によって搬送される転写材の所定の搬送位
    置を検出する第2検出手段と、 前記第1検出手段と前記第2検出手段よりそれぞれ出力
    される検出信号の位相差を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定される位相差に基づいて予め決定さ
    れている補正値を複数記憶する記憶手段と、 前記測定手段で測定される位相差に対応する補正値を前
    記記憶手段より獲得し、獲得された補正値に基づいて前
    記搬送手段の搬送を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記搬送手段を搬送す
    るための駆動パルス信号を出力する出力手段を備え、 前記記憶手段より獲得された補正値に基づいて、前記出
    力手段によって出力される駆動パルス信号のパルス幅を
    補正し、その補正されたパルス幅を用いて前記搬送手段
    の搬送を制御することを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記補正値は、少なくとも2種類以上の
    パルス幅を示す値を出力できる関数によって表されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記補正値は、少なくとも2種類以上の
    パルス幅を示す値を持つデータ列からなることを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像但持体を駆動する駆動工程と、 前記像但持体の主走査方向と同方向に露光する露光工程
    と、 前記駆動工程により前記像但持体を駆動することによ
    り、面画像を重畳する重畳工程と、 前記露光工程による露光タイミングを検知する第1検知
    工程と、 前記駆動工程の所定位置を検知する第2検知工程と、 前記露光タイミングと前記所定位置に基づいて、前記駆
    動工程による駆動を制御する制御工程とを有し、 前記制御工程は、前記複数の面画像の第1面目に対応す
    る前記露光タイミングと前記所定位置の位相のずれに基
    づいて、第2面以降に対応する前記駆動工程による駆動
    を制御し、 前記像但持体を駆動する駆動クロック信号を周期Mの駆
    動クロック信号と周期N(M>N)の駆動クロック信号
    を切り換えて用いることにより制御することを特徴とす
    る画像画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 像但持体を駆動する駆動工程と、 前記像但持体の主走査方向と同方向に露光する露光工程
    と、 前記駆動工程により前記像但持体を駆動することによ
    り、面画像を重畳する重畳工程と、 前記露光工程による露光タイミングを検知する第1検知
    工程と、 前記駆動工程の所定位置を検知する第2検知工程と、 前記露光タイミングと前記所定位置に基づいて、前記駆
    動工程による駆動を制御する駆動クロック信号の位相を
    変化させる位相制御工程とを有し、 前記位相制御工程による駆動クロック信号の位相の変化
    の大きさは、段階的に大から小へ切り換えることを特徴
    とする画像画像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 更に、前記位相制御工程により位相の
    変化させる方法を複数有し、該方法を選択的に用いるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 画像データに基づいて画像を形成する
    画像形成装置の制御方法であって、 前記画像データに基づいて像但持体上に対し、光ビーム
    を走査する走査工程と、 前記走査工程によって走査される光ビームによって、前
    記像但持体上に形成される潜像を複数の記録剤で現像し
    て得られる複数の可視像の転写先である転写材を搬送す
    る搬送工程と、 前記走査工程によって走査される光ビームの所定の走査
    位置を検出する第1検出工程と、 前記搬送工程によって搬送される転写材の所定の搬送位
    置を検出する第2検出工程と、 前記第1検出工程と前記第2検出工程よりそれぞれ出力
    される検出信号の位相差を測定する測定工程と、 前記測定工程で測定される位相差に基づいて予め決定さ
    れている補正値を記憶媒体に複数記憶する記憶工程と、 前記測定工程で測定される位相差に対応する補正値を前
    記記憶工程で記憶された記憶媒体より獲得し、獲得され
    た補正値に基づいて前記搬送工程の搬送を制御する制御
    工程とを備えることを特徴とする画像形成の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程は、前記搬送工程を搬送
    するための駆動パルス信号を出力する出力工程を備え、 前記記憶工程で記憶された記憶媒体より獲得された補正
    値に基づいて、前記出力工程によって出力される駆動パ
    ルス信号のパルス幅を補正し、その補正されたパルス幅
    を用いて前記搬送工程の搬送を制御することを特徴とす
    る請求項11に記載の画像形成の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記補正値は、少なくとも2種類以上
    のパルス幅を示す値を出力できる関数によって表される
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成の制御方
    法。
  14. 【請求項14】 前記補正値は、少なくとも2種類以上
    のパルス幅を示す値を持つデータ列からなることを特徴
    とする請求項12に記載の画像形成の制御方法。
  15. 【請求項15】 画像形成装置の制御のプログラムコー
    ドが格納されたコンピュータ可読メモリであって、 像但持体を駆動する駆動工程のコードと、 前記像但持体の主走査方向と同方向に露光する露光工程
    のコードと、 前記駆動工程により前記像但持体を駆動することによ
    り、面画像を重畳する重畳工程のコードと、 前記露光工程による露光タイミングを検知する第1検知
    工程のコードと、 前記駆動工程の所定位置を検知する第2検知工程のコー
    ドと、 前記露光タイミングと前記所定位置に基づいて、前記駆
    動工程による駆動を制御する制御工程のコードとを有
    し、 前記制御工程のコードは、前記複数の面画像の第1面目
    に対応する前記露光タイミングと前記所定位置の位相の
    ずれに基づいて、第2面以降に対応する前記駆動工程に
    よる駆動を制御し、 前記像但持体を駆動する駆動クロック信号を周期Mの駆
    動クロック信号と周期N(M>N)の駆動クロック信号
    を切り換えて用いることにより制御することを特徴とす
    るコンピュータ可読メモリ。
  16. 【請求項16】 画像形成装置の制御のプログラムコー
    ドが格納されたコンピュータ可読メモリであって、像但
    持体を駆動する駆動工程のコードと、 前記像但持体の主走査方向と同方向に露光する露光工程
    のコードと、 前記駆動工程により前記像但持体を駆動することによ
    り、面画像を重畳する重畳工程のコードと、 前記露光工程による露光タイミングを検知する第1検知
    工程のコードと、 前記駆動工程の所定位置を検知する第2検知工程のコー
    ドと、 前記露光タイミングと前記所定位置に基づいて、前記駆
    動工程による駆動を制御する駆動クロック信号の位相を
    変化させる位相制御工程のコードとを有し、 前記位相制御工程のコードによる駆動クロック信号の位
    相の変化の大きさは、段階的に大から小へ切り換えるこ
    とを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  17. 【請求項17】 画像形成装置の制御のプログラムコー
    ドが格納されたコンピュータ可読メモリであって、 前記画像データに基づいて像但持体上に対し、光ビーム
    を走査する走査工程のコードと、 前記走査工程によって走査される光ビームによって、前
    記像但持体上に形成される潜像を複数の記録剤で現像し
    て得られる複数の可視像の転写先である転写材を搬送す
    る搬送工程のコードと、 前記走査工程によって走査される光ビームの所定の走査
    位置を検出する第1検出工程のコードと、 前記搬送工程によって搬送される転写材の所定の搬送位
    置を検出する第2検出工程のコードと、 前記第1検出工程と前記第2検出工程よりそれぞれ出力
    される検出信号の位相差を測定する測定工程のコード
    と、 前記測定工程で測定される位相差に基づいて予め決定さ
    れている補正値を記憶媒体に複数記憶する記憶工程のコ
    ードと、 前記測定工程で測定される位相差に対応する補正値を前
    記記憶工程で記憶された記憶媒体より獲得し、獲得され
    た補正値に基づいて前記搬送工程の搬送を制御する制御
    工程のコードとを備えることを特徴とするコンピュータ
    可読メモリ。
JP17038596A 1996-06-28 1996-06-28 画像形成装置及び該装置の制御方法 Withdrawn JPH1016307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000347518A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2005179066A (ja) * 2003-12-20 2005-07-07 Rexroth Indramat Gmbh 搬送物の位置偏差を補正する方法および装置
DE102008033964A1 (de) 2007-07-25 2009-02-19 Ricoh Printing Systems, Ltd. Elektrofotografische Endlosbogenvorrichtung und Schreibstartpunktsteuerverfahren hiervon
JP2009128407A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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