JPH088861Y2 - ボールペンチップの取出し装置 - Google Patents

ボールペンチップの取出し装置

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JPH088861Y2
JPH088861Y2 JP1166290U JP1166290U JPH088861Y2 JP H088861 Y2 JPH088861 Y2 JP H088861Y2 JP 1166290 U JP1166290 U JP 1166290U JP 1166290 U JP1166290 U JP 1166290U JP H088861 Y2 JPH088861 Y2 JP H088861Y2
Authority
JP
Japan
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tip
chuck
ball
chip
take
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1166290U
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English (en)
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JPH03103779U (ja
Inventor
信介 駒藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、チップの先端に装填されたボールの有無を
検出可能なボールペンチップの取出し装置に関する。
「従来の技術」 従来、この種のボールペンチップの取出し装置として
は、例えば、第6図および第7図に示すようなものがあ
る。
すなわち、装置本体1にセンターリング機構2が備え
られ、センターリング機構2に検出ロッド3が内装さ
れ、検出ロッド3の基端部側にはマイクロスイッチ4が
設けられているものである。
センターリング機構2がチップ5の位置出しをすると
ともに、検出ロッド3がチップ5の先端に当接し、チッ
プ5の先端に装填されたボールが付勢力に抗して検出ロ
ッド3を相対的に押し込んで、検出ロッド3の変位をマ
イクロスイッチ4が検知することにより、ボールの有無
を検出するようになっている。
第8図から第10図に示すように、チップ5は前記検出
工程後に所定の場所から取り出される。チップ5の取出
工程においては、チャック6が把持位置に移動してチッ
プ5を把持し、その後、取出位置に戻る。チャック6が
取出位置に戻った際にチャック6内に収容された突き出
しロッド7が相対的に突出してチャック6からチップ5
を離脱するようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のボールペンチップの
取出し装置では、ボール検知工程を特別に設けているた
め工数が多くなったりしてコスト低減の支障になり、ま
た、チップ5の先端に装填されたボールが検出ロッド3
にかかる付勢力により押し込まれるため、ボールの受座
にボール跡が残って品質が低下するという問題点があっ
た。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、ボール検知工程とチップ取出工程とを同時に
行なうようにして、工数を削減してコストを低減すると
ともに、付勢力をかけないで検出ロッドがボールに当接
するようにしてボールを検知可能にしたことにより、ボ
ールの受座にボール跡が残らないで品質をよいもの維持
することができるボールペンチップの取出し装置を提供
することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするとこ
ろは、 チップの先端にボールが装填され、前記チップを所定
の場所から取出し可能なボールペンチップの取出し装置
において、 前記チップの外周部を把持可能な把持位置と、該チップ
を所定の場所から取出し可能な取出位置とに移動可能な
チャックと、 該チャックで囲まれた内部に相対的に出没可能に装着
され、前記チャックが前記取出位置に移動した際に相対
的に突出し、前記チップの先端部を突き出して前記チャ
ックから前記チップを離脱可能な突き出し用の中空ロッ
ドと、 該中空ロッドの中空孔に移動可能に嵌合し、前記チャ
ックが前記把持位置に移動した際に、前記チップの先端
に当接して前記ボールの有無を検出可能な検出ロッドと
を備えたことを特徴とするボールペンチップの取出し装
置に存する。
「作用」 チャックが取出位置にあるとき、突き出し用の中空ロ
ッドは相対的に突出している。
チャックを取出位置から把持位置へ移動していくと、
チャックの移動にともなって中空ロッドがチャック内に
没入していく。このとき、チャックの移動にともなって
検出ロッドが移動する。
やがて、チャックが把持位置に移動すると、チャック
がチップの外周部を把持するとともに、中空ロッドがチ
ップの先端部に当接する。
このとき、検出ロッドはチップの先端に当接して、そ
れ以上移動不能になる。それにより、検出ロッドの移動
量の多少により、チップの先端にボールが装填されてい
るか否かを判断することができる。
チャックを把持位置から取出位置に移動していくと、
それにともなってチップが移動し、チャックが取出位置
に移動すると、突き出し用の中空ロッドがチャックに対
して突出して、チップの先端部を突き出す。それによ
り、チップがチャックから離脱し、チップが取出され
る。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第5図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、チップ10は、その
先を上方へ向けた状態で所定位置に配される。チップ10
の先端部11は円錐状に成形され、その先端12にはボール
13が装填されている。
装置本体20は、チップ10を取出し可能かつボール13の
有無を検出可能なものである。装置本体20のアーム部21
には、チャック部材30がチップ10の筒状の外周部14を把
持可能な把持位置と、チップ10を把持して上方へ取出し
可能な取出し位置とに上下移動可能に貫通して支持され
ている。
チャック部材30は円筒形状のチャック本体31の下端部
に複数の爪部材32を装着したものである。チャック本体
31の上端部にはフランジ部33が形成され、フランジ部33
とアーム部21との間にはばね部材25が介装され、ばね部
材25によりチャック本体31が上方へ付勢されている。
円筒形状のチャック本体31の筒内部には中空ロッド40
が挿着されている。中空ロッド40の上端部にはフランジ
部41が形成され、フランジ部41とチャック本体31との間
にばね部材45が介装され、ばね部材45により中空ロッド
40が上方へ付勢されている。ばね部材45により中空ロッ
ド40の下端部43が通常はチャック本体31の筒内部に没入
している。
中空ロッド40の上方位置には装置本体20の水平部材26
が固設され、水平部材26には、フランジ部41が当接して
ばね部材45の付勢力に抗して中空ロッド40を下方へ押し
込み、中空ロッド40の下端部43を相対的に爪部材32から
下方へ押出し可能なストリッパ部材46が固設されてい
る。
中空ロッド40の下端部43は、チップ10の円錐状の先端
部11に沿うようにテーパ形状に成形されている。
中空ロッド40の中空孔42には検出ロッド50が内挿さ
れ、検出ロッド50の上端部が中空ロッド40からストリッ
パ部材46を貫通して上方へ突出している。検出ロッド50
の上端部には、拡径して中空孔42の周縁部に当接して中
空孔42に挿通不能な拡径部51が形成されている。
検出ロッド50の上端部には被検出部材55が水平方向に
延設されている。装置本体20には、チャック本体31が把
持位置に移動して検出ロッド50の下端部52がチップ10の
先端12に当接した際に、被検出部材55との間の隙間の大
きさから、チップ10の先端12に装填されたボール13の有
無を検出可能な近接スイッチ60が装着されている。
次に作用を説明する。
チャック本体31が上方の取出位置にあるとき、突き出
し用の中空ロッド40のフランジ部41がストリッパ部材46
に当接していて、ばね部材45の付勢力に抗して中空ロッ
ド40が下方へ押し込まれ、中空ロッド40の下端部43が爪
部材32から突出している。
ばね部材25の付勢力に抗してチャック本体31を取出位
置から下方の把持位置へ移動すると、チャック本体31の
移動にともなって、ばね部材45の付勢力により中空ロッ
ド40が相対的に上昇する。それにより、中空ロッド40の
下端部43が爪部材32内に相対的に没入していく。
このときは、依然として、フランジ部材41がストリッ
パ部材46に当接したままの状態である。
さらに、チャック本体31が下方へ移動すると、フラン
ジ部材41がストリッパ部材46から離れ、ばね部材45が復
元して、中空ロッド40の下端部43が爪部材32内に完全に
没入する。
この間、検出ロッド50は中空ロッド40の移動にともな
って自重により下降する。それにより、被検出部材55が
近接スイッチ60に近づく。
さらに、チャック本体31が下方へ移動すると、爪部材
32がチップ10の外周部14を把持する。
このとき、中空ロッド40の下端部43がチップ10の先端
部11に当接する。また、検出ロッド50の下端部52がチッ
プ10の先端12に当接し、検出ロッド50の下降が停止す
る。中空ロッド40は自重により下降するため、チップ10
の先端部に当接したときの衝撃は極めて小さく、ボール
13に当接した際にボール13の受座に跡が残らない。
チップ10の先端12にボール13が装填されている場合
と、装填されていない場合とを比べると、ボール13が上
方へ出っ張っている分だけ検出ロッド50の下降量にわず
かな差が生じる。
検出ロッド50の下降量の差を近接スイッチ60が検知し
て、チップ10の先端12にボール13が装填されているか否
かを判断することができる。
チャック本体31を把持位置から上方へ移動していく
と、爪部材32がチップ10の外周部14を把持していること
から、チップ10も上方へ移動する。
さらに、チャック本体31が上方へ移動すると、フラン
ジ部41がストリッパ部材46に当接し、ばね部材45の付勢
力に抗して中空ロッド40をチャック本体31に対して下方
へ移動する。
チャック本体31が取出位置に移動すると、中空ロッド
40が爪部材32から相対的に突出して、チップ10の先端部
11を突き出す。
それにより、チップ10がチャック部材30から離脱し、
チップ10が取出される。
「考案の効果」 本考案に係るボールペンチップの取出し装置によれ
ば、ボール検知工程とチップ取出工程とを同時に行なう
ようにして、工数を削減してコストを低減するととも
に、検出ロッドがボールに衝撃を与えることなく当接す
るようにしてボールを検知可能にしたので、当接した際
にチップのボールの受座にボール跡が残らないで品質を
よいもの維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の一実施例を示しており、第
1図はボールペンチップの取出し装置の全体断面図、第
2図は同じく要部断面図、第3図は同じく要部断面図、
第4図および第5図はそれぞれ作用説明図、第6図から
第10図は従来例を示しており、第6図は検出装置の全体
断面図、第7図は同じく要部断面図、第8図はボールペ
ンチップの取出し装置の全体断面図、第9図は同じく要
部断面図、第10図は同じく要部断面図である。 10…チップ 11…先端部 12…先端 13…ボール 20…ボールペンチップの取出し装置 30…チャック部材 31…チャック本体 32…爪部材 40…中空ロッド 42…中空孔 50…検出ロッド 60…近接スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップの先端にボールが装填され、前記チ
    ップを所定の場所から取出し可能なボールペンチップの
    取出し装置において、 前記チップの外周部を把持可能な把持位置と、該チップ
    を所定の場所から取出し可能な取出位置とに移動可能な
    チャックと、 該チャックで囲まれた内部に相対的に出没可能に装着さ
    れ、前記チャックが前記取出位置に移動した際に相対的
    に突出し、前記チップの先端部を突き出して前記チャッ
    クから前記チップを離脱可能な突き出し用の中空ロッド
    と、 該中空ロッドの中空孔に移動可能に嵌合し、前記チャッ
    クが前記把持位置に移動した際に、前記チップの先端に
    当接して前記ボールの有無を検出可能な検出ロッドとを
    備えたことを特徴とするボールペンチップの取出し装
    置。
JP1166290U 1990-02-08 1990-02-08 ボールペンチップの取出し装置 Expired - Lifetime JPH088861Y2 (ja)

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JPH03103779U JPH03103779U (ja) 1991-10-28
JPH088861Y2 true JPH088861Y2 (ja) 1996-03-13

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