JPH088807Y2 - 超硬質材使用の耐火れんが金型 - Google Patents

超硬質材使用の耐火れんが金型

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JPH088807Y2
JPH088807Y2 JP1989125929U JP12592989U JPH088807Y2 JP H088807 Y2 JPH088807 Y2 JP H088807Y2 JP 1989125929 U JP1989125929 U JP 1989125929U JP 12592989 U JP12592989 U JP 12592989U JP H088807 Y2 JPH088807 Y2 JP H088807Y2
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和明 牧
寿郎 谷
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川崎炉材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、セラミックス、特に耐火れんが成形金型に
関し、高品質の耐火れんがが要求される超硬質材使用の
耐火れんが金型に関する。
従来の技術 耐火れんがは、坏土を金型に投入してプレス成形して
おり、その金型は成形するれんがの外形にそってライナ
ーを箱状に組み合わせ、外枠に固定して形成している。
この金型のライナーは合金工具鋼等の耐摩耗鋼を使用
し、熱処理して研磨仕上げを行っている。そして、ライ
ナーが摩耗するとライナーを適宜再研磨仕上げし、再使
用しているものであった。
考案が解決しようとする課題 しかし、非常に高い品質が要求される耐火れんがを成
形する場合、耐火れんがを500〜600個成形するとライナ
ーの摩耗限界となって、ライナーを再研磨しなければな
らないものであった。
そのため、考案者らは金型のライナーホルダーに超硬
質ライナーを貼着した耐火れんがの金型を考案したが、
約10,000〜15,000個成形すると、超硬質ライナーを貼り
付けた接着剤の剥離が発生して超硬質ライナーとライナ
ーホルダーとの間に空隙ができ、超硬質ライナーに亀裂
が生じたり、耐火れんがの品質に悪影響を及ぼすもので
あった。
そして、接着剤の剥離が進行すると、超硬質ライナー
をライナーホルダーから取りはずして超硬質ライナー、
ライナーホルダーを再研磨して歪みを除去しなければな
らず、この修理に多大の時間と手間がかかるものであっ
た。
課題を解決するための手段 本考案は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題
を解決するために、超硬質ライナーの裏面側にナット状
の接合金具嵌装用の凹部を凹設して、この凹部に上記超
硬質ライナーと同一またはほぼ同一材質のナット状の接
合金具を間隙が生じることなく嵌合して固着し、耐火れ
んが成形の金型の外枠の内側に配設のライナーホルダー
に上記超硬質ライナーの裏面の接続金具を気密状態に嵌
入して、この接続金具を介して締め付け具で一体的にラ
イナーホルダーに超硬質ライナーを取着したことを特徴
とする超硬質材使用の耐火れんが金型を提供するにあ
る。
作用 本考案によれば、金型のライナーホルダーに超硬質ラ
イナーを裏面に取着の接合金具を介して締め付け具で一
体的に固着することによって、超硬質ライナーを長時間
にわたって亀裂の発生がなく、ライナーホルダーにしっ
かりと固着でき、高品質の耐火れんがを量産できる。
実施例 以下、本考案を実施例にもとづて説明する。
第1図以下は、本考案の一実施例である。耐火れんが
を成形する金型1は、第1図のように所定の大きさの矩
形状に形成した外枠2の内側に側面側と端面側のライナ
ーホルダー3、4をボルト等の固定具(図示せず)で着
脱可能に固定して形成している。ライナーホルダー3、
4は図のようにそれぞれ相対向して箱状に構成してい
て、ライナーホルダー3、4の内面にその側面側を中央
部分を所定量へこませて超硬質ライナー5、6をそれぞ
れ取着している。
超硬質ライナー5、6は、それぞれチタン合金鋼やタ
ングステン・カーバイト合金鋼などの超硬金属材を全面
研磨仕上げして矩形形状としていて、第2図〜第5図の
ように上下の両端部をそれぞれ楔状の先端部としている
とともに裏面の中央部をややへこませ、その凹部7、8
に超硬質ライナー5、6と同一またはほぼ同じ材質で全
面研磨仕上げした接合金具9、10を間隙が生じることな
く嵌合して銀ロー付けや固相拡散接合で一体的に取着し
ている。
ライナーホルダー3、4は、機械構造用炭素鋼や高炭
素クロム軸受鋼を熱処理した後、全面研磨仕上げしてい
る。そして、第3図、第5図のように中央部にライナー
固定孔11、12を接合金具9、10が気密状態で嵌合できる
口径でそれぞれ開孔してボルトのような締め付け具13、
14で接合金具9、10を締め付けるようにしているととも
に、上下部に端面を斜め状に切欠した押え金具15、16、
17、18をそれぞれ取付ボルト19で脱着可能に取着するよ
うにしている。押え金具15、16、17、18も、合金工具鋼
を熱処理した後、全面研磨仕上げしていて、超硬質ライ
ナー5、6の端面に楔接合するようにし、超硬質ライナ
ー5、6をライナーホルダー3、4に強固に固定できる
ようにしている。
このように形成したライナーホルダー3、4の下部に
第3図、第5図のように押え金具16、18をそれぞれ固着
し、第2図、第4図のように超硬質ライナー5、6の下
端部を下部の押え金具16、18とそれぞれ楔係合して接合
金具7、9をライナー固定孔11、12に嵌入し、超硬質ラ
イナー5、6の裏面やライナーホルダー3、4の表面に
引張りせん断強度が強い非嫌気性速硬型アクリル系接着
剤等の接着剤20を塗布して接合して、接合金具7、9に
締め付け具13、14でしっかりと締め付けて超硬質ライナ
ー5、6をライナーホルダー3、4に固着するようにし
ているものである。そして、超硬質ライナー5、6の上
端に上部の押え金具15、17をそれぞれ楔係合して押え金
具15、17をライナーホルダー3、4にそれぞれ固着し、
第1図のように外枠2に装着している。
上記した金型を使用した結果、従来では10,000〜15,0
00個の耐火れんがをプレス成形すると、ライナーホルダ
ーと超硬質ライナーの接合修理を行っていたが、本考案
ではライナーホルダーと超硬質ライナーの接合状態が非
常に強固となったため、50,000個の耐火れんがを成形し
た時点でも超硬質ライナー等の修理を行う必要が生じな
かったもので、十分な耐久性と耐火れんがの品質を向上
することができた。
特に、上記実施例では、接合金具の材質を超硬質ライ
ナーと同一ないしほぼ同一のものとしているため、両者
の線膨張率、収縮率が同一ないしほぼ同じで接合面の歪
みや割れが生じるのを防止でき、強固に固定できるもの
である。また、超硬質ライナーの裏面に凹設して凹部に
嵌合して接合金具を接合しているため、接合部にかかる
せん断力に十分対応でき、超硬質ライナーを一層強固に
保持できるものである。
上記実施例では、ライナーホルダーに超硬質ライナー
を接着剤を介して貼付するようにしたが、接合金具のみ
の固着でも十分にライナーホルダーに固着できて耐久性
を高められる。
なお、実施例では、接合金具を側面側と端面側の超硬
質ライナーの中央部にそれぞれ1個ずつ配設したが、せ
ん断強度に対応して四隅側等にも適宜に軸対称状等に配
設することもでき、また接合金具をボルト付き等とする
こともできる。
考案の効果 以上のように本考案にあっては、超硬質ライナーの裏
側に設けた凹部にナット状の接続金具を嵌合することに
よって、接合部にかかるせん断力に強固に対応できると
ともに、超硬質ライナーと接続金具との材質が同一また
はほぼ同一なので、これらの線膨張率、収縮率の差で接
続面に歪みが生じたり、割れが生じたりするのを防止で
きて、強固に固定できるものである。そして、耐火れん
が成形の金型の外枠の内側に配設のライナーホルダーに
上記超硬質ライナーの裏面に接続金具を気密状態に嵌入
して、この接続金具を介して締め付け具で一体的に取着
したので、ライナーホルダーと超硬質ライナーの接続状
態が非常に強固になり、50,000個の耐火れんがの成形に
対しても超硬質ライナー等に亀裂が生じず、修理を行う
必要がなくなり、耐火れんがの品質を向上することがで
きる。また、長期間金型を使用できるので、金型交換回
数を大幅に減少できるとともにプレス装置の停止時間を
削減でき、金型の原単価も格段に低減できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の金型の平断面図、第2図、
第3図は同上の側面側ライナーホルダー部の正面図およ
び分解側断面図、第4図、第5図は同上の端面側ライナ
ーホルダー部の正面図および分解側断面図である。 1…金型、2…外枠、3、4…ライナーホルダー、5、
6…超硬質ライナー、7、8…接合金具、13、14…締め
付け具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超硬質ライナーの裏面側にナット状の接合
    金具嵌装用の凹部を凹設して、この凹部に上記超硬質ラ
    イナーと同一またはほぼ同一材質のナット状の接合金具
    を間隙が生じることなく嵌合して固着し、 耐火れんが成形の金型の外枠の内側に配設のライナーホ
    ルダーに上記超硬質ライナーの裏面の接続金具を気密状
    態に嵌入して、この接続金具を介して締め付け具で一体
    的にライナーホルダーに超硬質ライナーを取着したこと
    を特徴とする超硬質材使用の耐火れんが金型。
JP1989125929U 1989-10-26 1989-10-26 超硬質材使用の耐火れんが金型 Expired - Lifetime JPH088807Y2 (ja)

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JP1989125929U JPH088807Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 超硬質材使用の耐火れんが金型

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Publication Number Publication Date
JPH0364710U JPH0364710U (ja) 1991-06-24
JPH088807Y2 true JPH088807Y2 (ja) 1996-03-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054964Y2 (ja) * 1987-12-26 1993-02-09
JPH0444333Y2 (ja) * 1987-12-26 1992-10-20

Also Published As

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JPH0364710U (ja) 1991-06-24

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